JP2002363411A - 金属粉含有シリコーンゴム組成物 - Google Patents

金属粉含有シリコーンゴム組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコーンゴムに粒子間接触が望める程度の
高充填が可能であり、経済的な高機能シリコーンゴム材
料を提供する。 【解決手段】 理論加水分解量の2〜10倍の水を用い
て加水分解させたシラン系カップリング剤を使い表面処
理されたアトマイズ法金属粉を含有する金属粉含有シリ
コーンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコーンゴムに
粒子間接触が望める程度に金属粉を高充填したシリコー
ンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコーンゴム組成物に、導電性、熱伝
導性、抗菌性、電磁波遮断性等の各種機能を付与する目
的で金属粉を配合することは広く行われている。
【0003】金属粉の製造方法には、電解法、ガス還元
法、ゾル−ゲル法、機械的粉砕法などがあり、更に配合
材料として好適である粒子径が10μm以下の微細金属
粉を製造する方法として、各種金属塩水溶液の還元法、
有機金属塩の熱分解法及び気相析出法、水素プラズマ
法、真空蒸発法、アトマイズ法などがある。
【0004】この内、アトマイズ法は、溶融させた金属
に水や空気、不活性ガスなどの噴霧媒体を高速で吹き付
けて急速に冷却させることで金属粉を得る方法である。
特殊なアトマイズ法として、遠心力で溶融金属を飛散さ
せる遠心アトマイズ法、スパークエロージョン法、メル
トエクスプロージョン法、ローラーアトマイズ法、プラ
ズマアーク法などがある。
【0005】これらアトマイズ法金属粉の特徴として、
得られる形状が球形に近いこと、粒子径制御が容易なこ
と、金属表面酸化膜を形成せずに製造ができること、経
済性に優れていることなどが挙げられる。
【0006】しかし、このアトマイズ粉は急速に固化さ
れるため、その表面の結晶構造が乱れ易く、それが原因
と考えられる水素結合力の発現が弱く、シリコーンゴム
に配合した場合、ゴム相との界面親和力に欠け、多量に
配合できないという問題を抱えていた。
【0007】一方、金属粉をシリコーンゴムに多量に配
合する公知技術として、界面活性剤を主成分とする各種
分散剤、カップリング剤などの添加あるいは表面処理が
知られている。しかし、それら公知技術をアトマイズ粉
に適用してもシリコーンゴムへの充填最大量はほとんど
増加しなかった。
【0008】このため、シリコーンゴム組成物内で、金
属粒子間の物理的接触が求められる導電性、熱伝導性、
電磁波遮蔽性といった特性付与剤として、アトマイズ粉
を用いることは困難を伴った。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、シリコーン
ゴムに粒子間接触が望める程度の高充填が可能なアトマ
イズ法金属粉含有シリコーンゴム組成物を提供し、経済
的な高機能シリコーンゴム材料を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記目的を達
成すべく鋭意検討した結果、アトマイズ法金属粉の表面
を、理論加水分解量の2〜10倍の水を加えて加水分解
させたシラン系カップリング剤で処理すると、粒子間接
触が望める水準の高充填が可能となることを見出し、本
発明を完成するに至った。
【0011】即ち本発明は、理論加水分解量の2〜10
倍の水を用いて加水分解させたシラン系カップリング剤
を使い表面処理されたアトマイズ法金属粉を含有してな
る金属粉含有シリコーンゴム組成物である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、本発明に用いるアトマイズ法金属粉は、その種類
は問わず、合金であることも問わない。特にアトマイズ
法は合金の微粉が他の方法に比べて簡便に得られること
が特徴の一つである。粒子径は0.1〜10μm程度が
望ましいが、求められるシリコーンゴム組成物の内容に
より粒子径は適宜選択され、上記範囲に何らの制約を受
けるものではない。
【0013】次に、本発明の特徴的成分である理論加水
分解量の2〜10倍の水を加えて加水分解させたシラン
系カップリング剤について説明する。
【0014】シランカップリング剤は、一般式YRSi
3で示され、Yは有機官能基、Xはケイ素原子に結合
する加水分解性基である。ここに水を反応させると YRSiX3+3H2O → YRSi(OH)3+3H
X となるのが一般的である。理論加水分解量とは、上記反
応に必要な水分量のことで、シランカップリング剤の分
子量を計算することによってモル比が分かり、容易に算
出することが可能である。
【0015】この様なシラン系カップリング剤として
は、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルト
リメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジクロロ
シラン、3−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、
3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロ
ロプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルト
リエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、
3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリ
ロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0016】加水分解時に加える水は特に問わないが、
脱イオン水や蒸留水がより好ましい。しかし、水道水
や、成分が特定されていない伏流水でも問題ない。
【0017】目的とする粉体表面にシランカップリング
剤で処理する方法として、乾式法、スプレー法、インテ
グラルブレンド法、湿式法が知られている。この内、湿
式法は金属粉を水の中に分散させねばならず、表面酸化
は避けられない。このため、金属の有する電気伝導性等
が著しく低下し、本発明には適用されない。
【0018】その他の3つの方法は、目的とする粉体に
対し、必要量のシランカップリング剤を計量し、添加す
る方法であり、金属粉の場合、表面酸化の可能性が低減
され、いずれも本発明に適用される手段である。
【0019】多くの場合、シランカップリング剤の量は
少量であるため、アルコール類や水を希釈増量剤として
用いていた。この場合、特に水を用いた場合は、理論加
水分解量の水分添加という概念は成立しない。
【0020】また、理論加水分解量を化学量論的に想定
した操作を行う場合、加水分解を受け始めたシランカッ
プリング剤同士が脱水縮合して新たな水を自己生成する
ことが多いので、添加水分量は理論量を超えることはほ
とんどなかった。
【0021】経験に基づく知見としては、理論量の60
%程度の添加水分があれば、シランカップリング剤は完
全に加水分解されるというのが業界通念であった。
【0022】しかし、アトマイズ法で製造された金属粉
は、先に述べた様に表面のシリコーン層に対する親和力
に乏しい。このため、理論量までの添加水分量では、そ
の表面が十分に処理されず、熱、圧力、攪拌所要動力、
その他の操作条件を如何様に変えても、シリコーンゴム
に高充填は不可能であった。
【0023】ところが、その添加水分量を理論加水分解
量の2〜10倍にした操作のみ、シリコーンゴムに好適
な充填剤としての表面性状に変化し、高充填が可能とな
り、金属の有する様々な特性が発揮されるシリコーンゴ
ム組成物の完成に到った。
【0024】なお、水分添加量が通常操作より多いた
め、水との反応性の高いクロロシラン系カップリング剤
の操作には注意が必要となるが、本発明の範囲を外れる
ものではない。
【0025】本発明において、アトマイズ法金属粉の表
面処理の手法は、先に述べた乾式法、スプレー法、イン
テグラルブレンド法の中から選択されるのが望ましい。
それぞれの処理方法は公知技術であるので詳述は省略す
る。
【0026】本発明において、シリコーンゴムに対する
金属粉の配合量は特に制限されるものではなく、配合設
計要求により適宜決定されるものであるが、シリコーン
ゴム100重量部に対して200重量部から3000重
量部の間で選択されると加工性が大きく阻害されず好ま
しい。
【0027】本発明に用いられるシリコーンゴムは、
(a) ポリオルガノシロキサンベースポリマーと、(b) 硬
化剤と、必要に応じて各種添加剤等を配合し、均一に分
散させたものである。このようなポリオルガノシロキサ
ン組成物に用いられる各種成分のうち、(a) シリコーン
ベースポリマーと(b) 硬化剤とは、ゴム状弾性体を得る
ための反応機構に応じて適宜選択されるものである。そ
の反応機構としては、(1) 有機過酸化物加硫剤による架
橋方法、(2) 縮合反応による方法、(3) 付加反応による
方法等が知られており、その反応機構によって、(a) 成
分と(b) 成分すなわち硬化用触媒もしくは架橋剤との好
ましい組合せが決まることは周知である。
【0028】本発明の場合、(1) 有機過酸化物加硫剤に
よる架橋機構または(3) 付加反応による機構によるシリ
コーンゴムが選択される。
【0029】ここで、上記(1) の架橋方法を適用する場
合において、通常、(a) 成分のベースポリマーとして
は、1分子中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少
なくとも2個がビニル基であるポリジオルガノシロキサ
ンが用いられる。また、(b) 成分の硬化剤としては、ベ
ンゾイルペルオキシド、2,4 −ジクロロベンゾイルペル
オキシド、p−クロロベンゾイルパーオキサイドなどの
アシル系パーオキサイドを用いる。なお、これらの有機
過酸化物加硫剤は、1種または2種以上の混合物として
用いられる。(b) 成分の硬化剤である有機過酸化物の配
合量は、(a) 成分のシリコーンベースポリマー 100重量
部に対し0.05〜15重量部の範囲が好ましい。有機過酸化
物の配合量が0.05重量部未満では加硫が十分に行われ
ず、15重量部を超えて配合してもそれ以上の格別の効果
がないばかりか、得られたシリコーンゴムの物性に悪影
響を与えることがあるからである。
【0030】上記(3) の付加反応を適用する場合の(a)
成分のベースポリマーとしては、上記(1) におけるベー
スポリマーと同様なものが用いられる。また、(b) 成分
の硬化剤としては、硬化用触媒として、塩化白金酸、白
金オレフィン錯体、白金ビニルシロキサン錯体、白金
黒、白金トリフェニルホスフィン錯体等の白金系触媒が
用いられ、架橋剤として、ケイ素原子に結合した水素原
子が1分子中に少なくとも平均2個を超える数を有する
ポリジオルガノシロキサンが用いられる。(b) 成分の硬
化剤のうち、硬化用触媒の配合量は、(a) 成分のベース
ポリマーに対し白金元素量で1〜1000ppm の範囲となる
量が好ましい。硬化用触媒の配合量が白金元素量として
1ppm 未満では、充分に硬化が進行せず、また1000ppm
を超えても特に硬化速度の向上等が期待できない。ま
た、架橋剤の配合量は、(a) 成分中のアルケニル基1個
に対し、架橋剤中のケイ素原子に結合した水素原子が、
0.5〜4.0 個となるような量が好ましく、さらに好まし
くは 1.0〜3.0 個となるような量である。水素原子の量
が 0.5個未満である場合は、組成物の硬化が充分に進行
せずに、硬化後の組成物の硬さが低くなり、また水素原
子の量が 4.0個を超えると硬化後の組成物の物理的性質
と耐熱性が低下する。以上のような各種の反応機構に於
いて用いられる(a) 成分のベースポリマーとしてのポリ
オルガノシロキサンにおける有機基は、1価の置換また
は非置換の炭化水素基であり、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基のような
アルキル基、フェニル基のようなアリール基、β−フェ
ニルエチル基、β−フェニルプロピル基のようなアラル
キル基等の非置換の炭化水素基や、クロロメチル基、3,
3,3−トリフルオロプロピル基等の置換炭化水素基が例
示される。なお、一般的にはメチル基が合成のしやすさ
等から多用される。
【0031】本発明のシリコーンゴムには、充填剤、顔
料、耐熱性向上剤、難燃剤等を随時付加的に配合しても
よく、本発明の効果を損なわない範囲で他のポリオルガ
ノシロキサンを併用してもよい。このようなものとして
は、通常、煙霧質シリカ、沈殿法シリカ、けいそう土等
の補強性充填剤、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化
亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、マイカ、クレイ、炭酸亜
鉛、炭酸マンガン、水酸化セリウム、ガラスビーズ、ポ
リジメチルシロキサン、アルケニル基含有ポリシロキサ
ン等が例示される。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。な
お、以下の文中における「部」は、全て「重量部」を示
すものとする。 製造例1(アトマイズ粉の処理) アトマイズ法で製造された平均粒子径2.3[μm]の
銀粉1kgに対し、10gのビニルトリメトキシシラン
「TSL8310」(商品名:ジーイー東芝シリコーン
(株)製)と、理論加水分解量の5倍量にあたる脱イオ
ン水18.2gをヘンシェルミキサーに投入し、攪拌し
た。
【0033】攪拌開始と共に昇温し、120℃×10分
間で分解されたアルコールと余剰水分を除去後、室温放
冷させた。
【0034】実施例1、比較例1〜3 メチルビニルシロキサン単位を0.13モル%含有する
ポリジメチルシロキサン(重合度約5500)100部
に、ニーダーを用い回転速度30rpmで、表面処理さ
れたアトマイズ法銀粉1000部を徐々に加えて混練
し、シリコーンゴムコンパウンドを調製した。架橋剤と
して2,5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチルパーオ
キシヘキサン1.0部を均一に混合してシリコーンゴム
組成物を得た。これをゴムシートとし、170℃×10
分間で1mmシートにプレス後、200℃×4時間の熱
空気加硫を行った。
【0035】このシートの導電性をデジタルマルチメー
タ「R−6871E」(商品名:(株)アドバンテスト
社製)を用い、定電流印加法にて測定した。
【0036】比較例1として、理論加水分解量となる
3.6[g]の脱イオン水を用いてシランカップリング
剤表面処理した他は実施例1と同様の操作を行って、シ
リコーンゴムシートを調製した。
【0037】比較例2として、理論加水分解量の11倍
量となる40.1[g]の脱イオン水を用いて表面処理
した他は実施例1と同様の操作を行ってシリコーンゴム
シートを調製した。
【0038】比較例3として、シランカップリング剤に
よる表面処理を行わないアトマイズ法銀粉を用いた他は
実施例1と同様の操作を行って、シリコーンゴムシート
を調製した。
【0039】これらの評価結果を表1に示す。
【0040】なお、比較例1〜3はいずれも銀粉を、実
施例1の1000部まで添加することが不可能であり、
ゴムコンパウンドとしてまとまる最大充填量にて混練を
終了した。
【0041】
【表1】
【0042】製造例2(アトマイズ粉の処理) アトマイズ法で製造された平均粒子径4.5[μm]の
Ni粉1kgに対し、20gのγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン「TSL8350」(商品名:ジ
ーイー東芝シリコーン(株)社製)と理論加水分解量の
3.5倍量にあたる群馬県太田市水道水16.0gをV
ブレンダーに投入し、攪拌した。攪拌開始と共に昇温
し、120℃×10分間で分解生成物及び余剰水分を除
去後、室温放冷させた。
【0043】実施例2、比較例4〜6、参考例1 25℃における粘度が3000cPの両末端がジメチル
ビニルシリル基で閉塞されたポリジメチルシロキサンベ
ースオイル100部に、上記表面処理されたアトマイズ
法Ni粉850部を徐々に加え混練し、シリコーンゴム
コンパウンドを調製した後、(CH32HSO1/2単位
とSiO2単位からなり、ケイ素原子に結合した水素原
子を1.02重量%含有し、25℃における粘度が21
cPのポリメチルハイドロジェンシロキサン2部、塩化
白金酸のイソプロピルアルコール溶液を白金原子の量と
してベースオイルに対して10ppmを混合し、均一に
分散させてシリコーンゴム組成物を得た。これを1mm
厚のゴムシートとし、150℃×1時間で加熱硬化さ
せ、導電性と熱伝導性を評価した。
【0044】熱伝導率は京都電子工業(株)製ホットデ
ィスク法熱物性測定装置「TPA−501」を用い測定
した。
【0045】比較例4として、理論加水分解量の1.5
倍量となる6.9[g]の水道水を用いて表面処理した
他は実施例2と同様の操作を行ってシリコーンゴムシー
トを作成した。
【0046】比較例5として、理論加水分解量の15倍
量となる68.6[g]の水道水を用いて表面処理した
他は実施例2と同様の操作を行ってシリコーンゴムシー
トを作成した。
【0047】比較例6として、シランカップリング剤に
よる表面処理を行わないアトマイズ法Ni粉を用いた他
は実施例2と同様の操作を行ってシリコーンゴムシート
を作成した。
【0048】参考例1として、機械的粉砕法を用いて平
均粒子径4.5[μm]に調整して、表面処理を行わな
いNi粉を用いた他は実施例2と同様の操作を行ってシ
リコーンゴムシートを作成した。
【0049】これらの評価結果を表2に示す。
【0050】なお、比較例4〜6、参考例1はいずれも
金属粉を、実施例2の850部まで添加することが不可
能であり、ゴムコンパウンドとしてまとまる最大充填量
にて混練を終了した。
【0051】
【表2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 理論加水分解量の2〜10倍の水を用い
    て加水分解させたシラン系カップリング剤を使い表面処
    理されたアトマイズ法金属粉を含有してなる金属粉含有
    シリコーンゴム組成物。
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