JP2002363363A - 複合樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル - Google Patents

複合樹脂組成物及びこれを用いた電線・ケーブル

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JP2002363363A JP2001172133A JP2001172133A JP2002363363A JP 2002363363 A JP2002363363 A JP 2002363363A JP 2001172133 A JP2001172133 A JP 2001172133A JP 2001172133 A JP2001172133 A JP 2001172133A JP 2002363363 A JP2002363363 A JP 2002363363A
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elongation
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Masayo Uenoyama
眞代 上野山
Hiroshi Hayami
宏 早味
Shinya Nishikawa
信也 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用済みの電線・ケーブルから回収されたP
VC系樹脂組成物とポリオレフィン系樹脂組成物との混
合物を、電線・ケーブルの被覆材料として再生利用す
る。 【解決手段】 ポリ塩化ビニル系樹脂組成物とポリオレ
フィン系樹脂組成物とが重量比で99/1〜70/30
の混合物100重量部に対して、アクリル系ポリマーと
水素添加ポリブタジエンとの重量比率が50/50〜1
0/90の範囲のアクリル系ポリマーと水素添加ポリブ
タジエンのブロック共重合体を1〜20重量部添加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの電線・
ケーブル等から回収したポリ塩化ビニル(PVC)とポ
リオレフィンとを主成分とする複合樹脂組成物、およ
び、これを被覆した電線・ケーブルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電線・ケーブルには、導体等の金属類と
被覆材料等の樹脂組成物が主に用いられている。この
内、使用済みの電線・ケーブルから回収された導体は、
ほぼ100%、ケーブルの導体として再利用されている。
【0003】これに対し、被覆材料等に用いられている
プラスチック類のリサイクル率は低い。電線・ケーブル
にはPVCが約25万トン/年、ポリエチレン(PE)
が約5万トン/年使用されている。これらPVCおよび
PEの回収量はそれぞれ約7万トン/年、2万トン/年
と見積もられているものの、何らかの用途に材料として
再利用されるのはPVC、PE両方あわせて2.5万ト
ン/年に過ぎない。
【0004】また、PVCを含んだ被覆材料は、燃焼時
に腐食性の塩化水素ガスを発生するため、サーマルリサ
イクルや焼却処分は困難である。また、ポリオレフィン
系被覆材料は燃焼時の有害ガス発生の可能性は少ない
が、一般のプラスチックと同様に焼却時の発熱量が高い
ため、焼却炉の劣化を促進する問題がある。
【0005】更に、また、使用済みの電線・ケーブルか
ら回収された被覆材料はPVC系樹脂組成物とポリオレ
フィン系樹脂組成物が混在する場合が多いが、両者は互
いに化学的性質が異なることから、単純に溶融混合した
だけでは電線・ケーブルの被覆材料に要求される引張強
さや伸びといった機械的物性を満足する樹脂組成物は得
られず、また、混在したPVC系樹脂組成物とポリオレ
フィン系樹脂組成物を分別するにもコストがかさむこと
から、大部分がシュレッダーダストとして埋立処分され
ているのが現状である。
【0006】上述の問題点を解決するため、発明者等は
種々検討し、特開2000−169639号公報に示さ
れているように、PVC系樹脂組成物とポリオレフィン
系樹脂組成物を溶融混合する際に、分子内に、PVCと
相溶性のある分子鎖と、ポリオレフィンと相溶性のある
分子鎖とを併せ持つポリマーを相容化剤として添加して
得られる複合樹脂組成物は、電線・ケーブルに要求され
る引張強さや伸びといった機械的物性を満足することを
見出している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】使用済みの電線・ケー
ブルから回収されたPVC系樹脂組成物とポリオレフィ
ン系樹脂組成物との混合物を、電線・ケーブルの被覆材
料として再利用する場合、電線・ケーブルには難燃性が
要求されるので、混合物中でのPVC系樹脂組成物の比
率を、70%以上、好ましくは80%以上にすることが
好まれる。このような混合物であっても、前記の相容化
剤を添加する方法で、電線・ケーブルに要求される引張
強さや伸びといった機械的物性を満足する複合樹脂組成
物が容易に得られるはずと考え、「PE樹脂組成物に比
べてPVC樹脂組成物の比率が高い混合物だから、相容
化剤として、PVCと相溶する分子鎖の組成比が高い方
が好ましいはず。」と予測し、試作したが、電線・ケー
ブルに要求される引張強さや伸びといった機械的物性を
満足する複合樹脂組成物は、なかなか得られなかった。
種々検討した結果、「PE樹脂組成物に比べてPVC樹
脂組成物の比率が高い混合物だから、相容化剤として、
PVCと相溶する分子鎖の組成比が高い方が好ましいは
ず。」と予測したことが間違っていたことがわかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、PVC系樹脂
組成物とポリオレフィン系樹脂組成物との混合物であっ
て、PVC系樹脂組成物が占める比率が大きい混合物
に、相容化剤として、PVCと相溶する分子鎖の組成比
が高くない相容化剤を添加することにより、電線・ケー
ブルに要求される引張強さや伸びといった機械的物性を
満足する複合樹脂組成物が得られることを特徴とするも
のである。ここで言う、PVCと相溶する分子鎖の組成
比が高くない相容化剤としては、アクリル系ポリマーと
水素添加ポリブタジエンとのブロック共重合体であっ
て、アクリル系ポリマーと水素添加ポリブタジエンとの
重量比率が50/50〜10/90の範囲のブロック共
重合体が好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いるPVCと相溶する
分子鎖の組成比が高くない相容化剤としては、前記の通
り、アクリル系ポリマーと水素添加ポリブタジエンとの
ブロック共重合体が好ましいが、該ブロック共重合体の
アクリル系ポリマー成分としては、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸
メチル、メタリル酸エチル、メタクリル酸プロピル単独
あるいはこれらから任意に選ばれる複数のモノマーの組
み合わせが挙げられる。また、該ブロック共重合体のア
クリル系ポリマーと水素添加ポリブタジエンの重量比率
は50/50〜10/90の範囲のものが好ましい。ア
クリル系ポリマーの比率が50重量%を越える場合、も
しくは10重量%未満の場合には、この相容化剤をPV
C系樹脂組成物とポリオレフィン系樹脂組成物との混合
物であって、PVC系樹脂組成物が占める比率が大きい
混合物に添加しても、複合樹脂組成物は、必要な引張強
さおよび伸びが得られない。
【0010】また、該相容化剤の添加量は、PVC系樹
脂組成物とポリオレフィン系樹脂組成物との混合物10
0重量部に対して1〜20重量部、より好ましくは1〜
10重量部とするのが良い。1重量部未満では、得られ
る複合樹脂組成物の機械的物性がPVC系樹脂組成物と
エチレン系樹脂組成物を単純に溶融混合した場合と変わ
らず、20重量部を越えて添加すると逆に機械的物性が
低下する。
【0011】該相容化剤であるブロック共重合体の数平
均分子量は30,000〜200,000の範囲が好ましい。200,000
を越える場合には、複合樹脂組成物の引張強さおよび伸
びが小さめになり、30,000未満の場合には、複合樹脂組
成物の加熱老化後の引張強さおよび伸びが低下する傾向
がある。
【0012】本発明に言うポリオレフィン系樹脂組成物
としては、ポリエチレン、エチレンと他のα−オレフィ
ンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルまたはエチレン
アクリレート等のアクリル酸エステルとの共重合体、α
オレフィンと共重合可能なビニルモノマーとの共重合体
等であり、具体的には、低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、超低密度ポリ
エチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピレンゴ
ムエラストマー、ポリプロピレン等が挙げられ、これら
を単独あるいは2種類以上が混合されたものを用いるこ
とができる。一方、PVC系樹脂組成物としては、PV
Cレジンに可塑剤を添加して軟質化した、いわゆる軟質
PVCであって、電線・ケーブルの被覆材料として汎用
されているものを用いることができる。
【0013】本発明の複合樹脂組成物は、使用済みの電
線から回収したPVCとポリオレフィンとを主成分とす
る樹脂組成物を、例えばオープンロール、加圧ニーダー
混合機、一軸混合機、二軸混合機、バンバリーミキサー
等で溶融混合する際に、前記のブロック共重合体を相容
化剤として添加することにより得ることができる。
【0014】本発明の複合樹脂組成物は、既知の方法に
より導体上に押出被覆すれば、電線・ケーブルの被覆材
料として利用することが可能である。その際、導体直上
の被覆層に利用するか、導体との間に中間層を有する被
覆層に利用するかは問わない。例えば、導体上に直接、
押出被覆することもできるし、導体上に他の絶縁体を被
覆し、その外周にこの複合樹脂組成物を押出被覆するこ
ともできる。その他、枕木、筐体、等種々の樹脂成型物
として利用することもできる。
【0015】
【実施例】以下、実施例、比較例を用いて、本発明の内
容を具体的に説明する。(PVC樹脂組成物「未使用P
VCコンパウンド」の調製)下記の配合割合のPVC樹
脂組成物を160℃に設定したオープンロールで溶融混練
し、PVC樹脂組成物を得た。
【0016】 PVCレジン(重合度1,100) 100重量部 三塩基酸硫酸鉛 5重量部 トリメリット酸オクチル 50重量部 三酸化アンチモン 5重量部
【0017】これを熱プレス装置で厚み1.0mmのシート
状成型物とし、JIS C3005に準拠して引張試験を行った
結果、引張強さ20MPa、伸びは300%であった。
【0018】(PE樹脂組成物「未使用PEコンパウン
ド」の調製)低密度ポリエチレン(密度0.921、融点110
℃、メルトインデックス1)のペレット100重量部と酸化
防止剤イルガノックス1010(商品名、チバガイギー製)
0.5重量部を、160℃に設定したオープンロールで溶融混
練し、PE樹脂組成物を得た。これを同様に熱プレス装
置で厚み1.0mmのシート状に成型し、引張試験を行った
結果、引張強さ19MPa、伸び650%であった。
【0019】先に調製したPVC樹脂組成物およびPE
樹脂組成物を被覆材料とし、0.6mmφ×7本撚り軟銅撚り
線に2層単軸溶融押出機(90mmφ、L/D=24および50mm
φ、L/D=20)を用いて、押出温度160℃の条件で溶融
押出成型して外径6.4mmφの電線を作製した。電線の絶
縁にはPE樹脂組成物用いて厚み0.8mmとし、シース材
料にはPVC樹脂組成物を用いて厚み1.5mmとした。
【0020】この電線を1年間屋外で曝露した後、回収
し、導体、絶縁、シース部分を分離し、絶縁およびシー
ス部分を各々粉砕した。
【0021】表1、表2に記載した比率で、前記の粉砕
回収した絶縁材料およびシース材料(回収PVC/PE
混合樹脂組成物)に、表1、表2に記載したブロック共
重合体あるいは水素添加ポリブタジエンをドライブレン
ドにて予備混合し、これをバレル温度160℃に設定した
二軸混合機(45mmφ、L/D=42)に投入して溶融混合
し、吐出ストランドを冷却カッティングする方法によ
り、PVCとPEからなる複合樹脂組成物のペレットを
得た。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】このPVCとPEからなる複合樹脂組成物
をシース材料に、屋外曝露していないPE樹脂組成物を
絶縁材料として、0.6mmφ×7本撚り軟銅撚り線に、二層
単軸溶融押出機(90mmφ、L/D=24および50mmφ、L/D
=20)を用いて押出温度180℃、線速50m/分で溶融押出
成型し、外径6.4mmφ、絶縁厚み0.8mm、シース厚み1.
5mmの電線を作製した。
【0025】この電線をJIS C3005に準拠して60度傾
斜燃焼試験により難燃性を調べ、被覆材料については引
張試験および熱老化試験(100℃のギヤオーブンに48時
間放置した試料の引張強さと伸びを測定)を行った。そ
の結果も表1、表2に示す。
【0026】<実施例1〜3、比較例1>表2の比較例
1のようにPVC樹脂組成物が70重量部に満たない場
合には60度傾斜燃焼試験に不合格となるのに対し、表
1の実施例1〜3に記載のように、PVC樹脂組成物が
70重量部以上の時は燃焼試験に合格となり、電線・ケ
ーブルに要求される難燃性を充分満たすものであった。
【0027】<実施例2、比較例2>表2の比較例2に
記載のように、相容化剤を添加しないPVC樹脂組成物
とPE樹脂組成物の単純ブレンド混合物は、引張強さ7M
Pa、伸び40%とシース材には使用できないものであっ
た。これに対し、表1の実施例2に記載のように、相容
化剤としてブロック共重合体A(ポリメチルメタクリレ
ート(PMMA)−水素添加ポリブタジエン(PBd)
ブロック共重合体:組成重量比30/70、数平均分子
量50,000)を用いた被覆材料では、引張強さ18MPa、伸
び280%と、電線・ケーブルの被覆材料として充分使用で
きるものであった。
【0028】<実施例4、比較例3>表2の比較例3に
記載のように、PVC樹脂組成物とPE樹脂組成物の混
合物に、PBdブロック成分を有するブロック共重合体
Fを用いた被覆材料では、引張強さ9MPa、伸び50%とシ
ース材には使用できないものであった。これに対し、表
1の実施例4に記載のように、相容化剤として水素添加
ポリブタジエンブロック成分を有するブロック共重合体
Bを用いた被覆材料では、引張強さ16MPa、伸び240%と
高い値を示し、電線・ケーブルの被覆材料として充分使
用できるものであった。
【0029】<実施例2、4、比較例4、5、6>PE
樹脂組成物に比べてPVC樹脂組成物の比率が高い混合
物において、ブロック共重合体にはPVCと相溶するP
MMAの組成比が高い方が好ましいと思われるのに反
し、表2の比較例4に記載のように、PMMAの組成分
率90wt%のブロック共重合体Cを用いた被覆材料
は、引張強さ7MPa、伸び30%と低く、電線・ケーブルの
被覆材料には全く適しないものであった。これに対し、
表1の実施例4のPMMA組成分率50wt%の場合で
は引張強さ16MPa、伸び240%を示し、これより更にPM
MAの組成分率が低い実施例2(PMMA組成分率70
wt%)の場合では引張強さ18MPa、伸び280%と更に良
好な物性を示すものであった。しかし、比較例5に記載
のように、アクリル系ポリマー成分を全く有しない水素
添加PBdを添加すると相溶化効果を示さず、引張強さ
6MPa、伸び60%と電線・ケーブルの被覆材料として全く
使用できないものであった。
【0030】<比較例6、7>表2の比較例6に記載の
ように、PVC樹脂組成物とPE樹脂組成物の混合物
に、数平均分子量が10,000のブロック共重合体Dを用い
た被覆材料は、常態における引張強さが12MPa、伸びが1
50%と良好であるが、100℃で48時間加熱老化させた後の
引張強さが9.5MPa、伸び60%と大きく低下するため、電
線・ケーブルの被覆材料には不適当なものであった。一
方比較例7に記載のように、数平均分子量が500,000の
ブロック共重合体Eを用いた被覆材料は、常態における
引張強さが13.5MPaであるが、伸びが90%と電線・ケーブ
ルの被覆材料に必要な特性を満足できないものであっ
た。
【0031】<比較例8、9>表2の比較例8に記載の
ように、PVC樹脂組成物とPE樹脂組成物の混合物
に、ブロック共重合体Aを0.5重量部添加した被覆材
料は、引張強さ7.5MPa、伸び50%と相容化剤の効果が十
分に発揮されておらず、逆に、比較例9に記載のよう
に、30重量部と多量に添加した被覆材料も引張強さ8M
Pa、伸び80%と被覆材料の必要特性を満足するものでな
かった。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合樹脂
組成物は高い引張強度と伸びを具えているため、電線の
被覆材料として使用することができる。また、本発明の
複合樹脂組成物は、PVC系樹脂組成物とポリオレフィ
ン系樹脂組成物の比率が大凡判れば、アクリル系ポリマ
ーと水素添加ポリブタジエンのブロック共重合体を添加
するだけで容易に得ることができる。特に、PVCとポ
リオレフィン重合体に回収材料を用いれば、これら材料
を再利用することができ、使用済みの電線・ケーブルな
どから回収されるPVCやPE等のブラスチック資源を
有効活用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 53:00) (72)発明者 西川 信也 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 Fターム(参考) 4J002 BB032 BB062 BB072 BB122 BB152 BD031 BP033 GQ00 5G305 AA02 AA14 AB15 AB35 BA12 BA22 BA24 CA01 CA03 CA07 CA08 CA51 DA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ塩化ビニル系樹脂組成物とポリオレ
    フィン系樹脂組成物とが重量比で99/1〜70/30
    の混合物100重量部に対して、アクリル系ポリマーと
    水素添加ポリブタジエンとの重量比率が50/50〜1
    0/90の範囲のアクリル系ポリマーと水素添加ポリブ
    タジエンのブロック共重合体を1〜20重量部添加した
    ことを特徴とする複合樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ブロック共重合体の数平均分子量が
    30,000〜200,000であることを特徴とする 請求項1に
    記載の複合樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の複合樹
    脂組成物を導体上に押出被覆したことを特徴とする電線
    ・ケーブル。
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