JP2002363149A - N−置換ニトロアニリン誘導体の製造法 - Google Patents

N−置換ニトロアニリン誘導体の製造法

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JP2002363149A
JP2002363149A JP2001166195A JP2001166195A JP2002363149A JP 2002363149 A JP2002363149 A JP 2002363149A JP 2001166195 A JP2001166195 A JP 2001166195A JP 2001166195 A JP2001166195 A JP 2001166195A JP 2002363149 A JP2002363149 A JP 2002363149A
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nitroaniline
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JP2001166195A
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Hiroyasu Yoshida
大泰 吉田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 N−置換ニトロアニリン誘導体の製造法を提
供すること。 【解決手段】 一般式(1) (式中、Xは、同一または相異なり、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基等)で示されるニトロアニリン化合
物と一般式(2) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基等)で示さ
れる酸無水物または一般式(3) で示される酸ハロゲン化物とを、アルカリ金属化合物ま
たはアルカリ土類金属化合物の存在下に反応させること
を特徴とする一般式(4) (式中、X、nおよびR1は前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、農薬などの
中間体として有用な下記一般式(4)および一般式
(6)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般式(6)で示されるN−置換
ニトロアニリン誘導体の一般的な製造法は、トリメチル
シリルエステルとp−トリフルオロメチル安息香酸酸無
水物から調整した混合酸酸無水物をアシル化剤とし、触
媒としてTiCl4および銀塩存在下合成する方法(Ch
em. Lett., 1993, 6, 1053.)や、固体酸触媒存在下過
剰量の酸酸無水物を用いてアシル化する方法(J. Chem.
Soc. Perkin Trans. 1, 1998, 1913.)、さらには、ピ
リジン存在下過剰量の酸塩化物を用い、70℃でアシル
化する方法などが知られている(J. Am. Chem. Soc., 1
937, 59, 2003.)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、シリルエステル、p−トリフルオロメチル安息香酸
無水物、及び、銀塩など高価な反応剤を使用することに
よる価格面での問題や、過剰量のアシル化剤を使用する
ことによる精製負荷の増大と価格面での問題、高温条件
では不安定な基質は分解する可能性があるなどの大きな
問題があり、一般的なN−置換ニトロアニリン誘導体の
工業的製造法としては必ずしも充分なものとは言い難い
ものであった。
【0004】このため、一般式(4)および(6)で示
されるN−置換ニトロアニリン誘導体の工業的に有利な
製造法の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、ニトロアニリン化
合物に対し約1.6当量以上のアルカリ金属水素化物を
塩基として用いることにより、室温以下の穏やかな条件
で当モルのアシル化剤を用いても収率良くN−置換ニト
ロアニリン誘導体を合成できることを見いだし、本発明
を完成するに至った。すなわち、一般式(1) (式中、Xは、同一または相異なり、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、
フェニルアルキル基、(ハロゲン、アミノ、ニトロ、ア
ルキルで置換されていてもよい)ベンゾイル基、アルコ
キシカルボニル基、フェニルアルコキシ基、(ハロゲ
ン、アミノ、ニトロ、アルキルで置換されていてもよ
い)フェニル基、N−アルキルアシルアミノ基、N−ア
ラルキルアシルアミノ基、アルキルチオ基、アラルキル
チオ基、アリールチオ基、ホルミル基、N,N−ジアル
キルアミノ基、置換されていてもよいアルケニル基、置
換されていてもよいアルキニル基または、ピペリジル基
を示し、nは0〜4の整数を示す。あるいは、ベンゼン
環とXn全体で、キノリン、フルオレン、ナフタレン環
を表わしてもよい。)で示されるニトロアニリン化合物
と一般式(2) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜15のアリール基、炭素数7〜15のアラルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基(ただし、t−ブトキシ基
を除く。)、炭素数6〜15のアリールオキシ基、また
は炭素数7〜15のアラルキルオキシ基を示す。)で示
される酸無水物または一般式(3) (式中、R1は前記と同じ意味を表わし、Yはハロゲン
原子を示す。)で示される酸ハロゲン化物とを、アルカ
リ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物の存在下に
反応させることを特徴とする一般式(4) (式中、X、nおよびR1は前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法;および、得られた該誘導体と一般式(5) R2−Z (式中、R2は水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル基、置換されていてもよいアルケニル基、または置換
されていてもよいアルキニル基を示し、Zはヒドロキシ
基、ハロゲン原子またはOSO23基(ここでR3はア
ルコキシ基、(ハロゲン原子で置換されていてもよい)
アルキル基、または(アルキル基もしくはハロゲン原子
で置換されていてもよい)アリール基を示す。)で示さ
れる化合物とを反応させることを特徴とする一般式
(6) (式中、R1、R2、Xおよびnは前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の製造法は、上記したとおりであるが、一般式
(4)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体は、単
離して、次工程に用いてもよいが、N−ジ置換体である
一般式(6)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体
を製造する場合には、単離せずに、続いて一般式(5)
で示される化合物と反応させることが工業的には通常、
好ましい。
【0007】まず、一般式(4)で示されるN−置換ニ
トロアニリン誘導体を得る製造法について説明する。
【0008】一般式(1)、(4)、(6)で示される
化合物において、Xのハロゲン原子としては、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素原子が挙げられ、アルキル基、ハロ
アルキル基、アルコキシ基、フェニルアルキル基、アル
コキシカルボニル基、フェニルアルコキシ基、N−アル
キルアシルアミノ基、N,N−ジアルキルアミノ基また
はアルキルチオ基のアルキル部位としては、炭素数1〜
10のアルキル基が挙げられる。N−アラルキルアシル
アミノ基、アラルキルチオ基のアルキル部位としては、
炭素数1〜6のアルキル基等が挙げられ、アリール部位
としてはフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。アリ
ールチオ基としてはフェニルチオ基、ナフチルチオ基等
が挙げられる。N−アルキルアシルアミノ基、N−アラ
ルキルアシルアミノ基のアシル基としてはホルミル基、
アセチル基、ベンゾイル基、ピバロイル基、トリフルオ
ロアセチル基、トリクロロアセチル基等が挙げられ、
「置換されていてもよいアルケニル基」としてはたとえ
ば、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素
数6〜10のアリール、炭素数6〜10のハロゲノアリ
ールなどから選ばれた置換基で置換されていてもよい炭
素数2〜10のアルケニル基が、「置換されていてもよ
いアルキニル基」としてはたとえば、ハロゲン原子、炭
素数1〜6のアルコキシ基、炭素数6〜10のアリー
ル、炭素数6〜10のハロゲノアリール、トリアルキル
シリル基などから選ばれた置換基で置換されていてもよ
い炭素数2〜10のアルキニル基等が、挙げられる。置
換されていてもよいアルケニル基としてはビニル基、
2,2−ジメチルビニル基、1−プロペニル基、1−ブ
テニル基、シクロヘキセニル基等が挙げられ、置換され
ていてもよいアルキニル基としてはトリメチルシリルエ
チニル基、1−プロピニル基、1−ブチリル基等が挙げ
られる。
【0009】本発明に用いられるニトロアニリン化合物
(1)を具体的に例示すると、2−ニトロアニリン、2
−ブロモ−4,6−ジニトロアニリン、6−クロロ−
2,4−ジニトロアニリン、2,4−ジニトロアニリ
ン、2,6−ジニトロアニリン、2,4−ジニトロ−5
−フルオロアニリン、4−メトキシ−2−ニトロアニリ
ン、4−エトキシ−2−ニトロアニリン、4−アミノ−
3−ニトロベンゾフェノン、4−アミノ−3−ニトロベ
ンゾフルオリド、2,6−ジニトロ−4−メチルアニリ
ン、2,4−ジクロロ−6−ニトロアニリン、4,6−
ジメチル−2−ニトロアニリン、2−メチル−6−ニト
ロアニリン、4,5−ジクロロ−2−ニトロアニリン、
5−クロロ−2−ニトロアニリン、4,5−ジメチル−
2−ニトロアニリン、5−メチル−2−ニトロアニリ
ン、4−フルオロ−2−ニトロアニリン、4−クロロ−
2−ニトロアニリン、4−メチル−2−ニトロアニリ
ン、4,5−ジフルオロ−2−ニトロアニリン、2,4
−ジブロモ−6−ニトロアニリン、4−アミノ−3−ニ
トロベンゾニトリル、メチル4−アミノ−3−ニトロベ
ンゾエート、2−アミノ−3−ニトロ−9−フルオレ
ン、4−ベンジルオキシ−2−ニトロアニリン、3,3
´−ジニトロベンジジン、2,4−ジメチル−3,6−
ジニトロアニリン、2,4−ジニトロ−6−フェニルア
ニリン、4−メトキシ−3−メチル−6−ニトロアニリ
ン、3−ブロモ−4−メトキシ−6−ニトロアニリン、
3−アミノ−2−ニトロフルオレン、5−エトキシ−4
−フルオロ−2−ニトロアニリン、2,4−ジフルオロ
−6−ニトロアニリン、5−クロロ−4−メチル−2−
ニトロアニリン、4−エチル−2−ニトロアニリン、4
−ニトロアニリン、2−ブロモ−4,6−ジニトロアニ
リン、6−クロロ−2,4−ジニトロアニリン、2,5
−ジメトキシ−4−ニトロアニリン、2−シアノ−4−
ニトロアニリン、2−メトキシ−4−ニトロアニリン、
2−アミノ−5−ニトロベンゾフェノン、2−アミノ−
5−ニトロベンゾトリフルオリド、2,6−ジブロモ−
4−ニトロアニリン、2−クロロ−4−ニトロアニリ
ン、2,6−ジクロロ−4−ニトロアニリン、2−メチ
ル−4−ニトロアニリン、5−メトキシ−2−メチル−
4−ニトロアニリン、5−アミノ−2−ニトロベンゾト
リフルオリド、2−ブロモ−6−クロロ−4−ニトロア
ニリン、2−エトキシ−4−ニトロアニリン、2−ブロ
モ−4−ニトロアニリン、2,5−ジクロロ−4−ニト
ロアニリン、2,5−ジメチル−4−ニトロアニリン、
5−ニトロ−2−ビフェニルアミン、5−メチル−4−
ニトロ−o−アニシジン、3−クロロ−6−メチル−4
−ニトロアニリン、2−アミノ−3,5−ジニトロベン
ゾニトリル、6−ブロモ−2−シアノ−4−ニトロアニ
リン、3−クロロ−4−ニトロアニリン、3−メチル−
4−ニトロアニリン、4,5−ジニトロ−2−メチルア
ニリン、5−クロロ−2−メトキシ−4−ニトロアニリ
ン、6−クロロ−2−シアノ−4−ニトロアニリン、
3,5−ジメチル−4−ニトロアニリン、2−クロロ−
4−ニトロ−5−ピペリジン−1−イル−フェニルアミ
ン、2,6−ジメチル−4−ニトロアニリン、エチル
2−アミノ−4−クロロ−5−ニトロベンゾエート、2
−(ベンジルオキシ)−4−ニトロアニリン、メチル
2−アミノ−5−ニトロベンゾエート、4,6−ジニト
ロ−o−トルイジン、3,5−ジクロロ−4−ニトロア
ニリン、2−sec−ブチル−4,6−ジニトロ−フェ
ニルアミン、2−アミノ−5−ニトロ−2´−クロロベ
ンゾフェノン、2−クロロ−6−メチル−4−ニトロア
ニリン、4−ニトロ−2,5−ジエトキシアニリン、N
−メチル−(2−アミノ−3−ニトロ)−アセトアニリ
ド、2−アミノ−5−ニトロ−4−(p−トルイルチ
オ)−アニソール、5−アミノ−6−ニトロキノリン、
2−アミノ−1−ニトロナフタレン、2−ニトロ−1−
ナフチルアミン、1−アミノ−4−ニトロナフタレン、
2−ブロモ−4−ニトロ−1−ナフチルアミン等が挙げ
られる。
【0010】本発明に用いられるアルカリ金属化合物ま
たはアルカリ土類金属化合物としては、例えば、アルカ
リ金属水素化物またはアルカリ土類金属水素化物が好ま
しく、特にアルカリ金属水素化物が好ましく、その中で
も特に水素化ナトリウムがより好ましい。アルカリ金属
化合物またはアルカリ土類金属化合物の使用量は、通
常、ニトロアニリン化合物(1)に対して通常、約1.
6モル倍以上、好ましくは1.8〜5モル倍程度であ
り、さらに好ましくは、1.8〜3モル倍程度であり、
単独で使用しても、また、必要に応じて2種類以上を混
合して使用しても良い。
【0011】本発明に用いられる酸無水物(2)を具体
的に例示すると、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪
酸、無水イソ酪酸、無水ピバル酸、無水アクリル酸等の
炭素数2−10の脂肪族カルボン酸無水物や、安息香酸
無水物、o−メチル安息香酸無水物、p−t−ブチル安
息香酸無水物、o−クロロ安息香酸無水物、m−クロロ
安息香酸無水物、p−クロロ安息香酸無水物、p−ニト
ロ安息香酸無水物等の芳香環がハロゲン原子、ニトロ
基、炭素数1−4のアルキル基、炭素数1−4のアルコ
キシ基等の置換基で置換されていても良い芳香族カルボ
ン酸無水物や、ジメチルジカーボネート、ジエチルジカ
ーボネート等のジアルキルジカーボネート類などが挙げ
られる。
【0012】本発明に用いられる酸ハロゲン化物(3)
のYで表されるハロゲン原子には、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素が含まれ、その中でも塩素および臭素原子が
好ましく、特に塩素原子が好ましい。酸ハロゲン化物
(3)を具体的に例示すると、酢酸クロリド、酢酸ブロ
ミド、酢酸アイオダイド、プロピオン酸クロリド、プロ
ピオン酸ブロミド、プロピオン酸アイオダイド、酪酸ク
ロリド、イソ酪酸クロリド、ペンタン酸クロリド、ピバ
ル酸クロリド、アクリル酸クロリド等の炭素数2−10
の脂肪族カルボン酸ハライドや、安息香酸クロリド、安
息香酸ブロミド、安息香酸アイオダイド、o−メチル安
息香酸クロリド、p−t−ブチル安息香酸クロリド、o
−クロロ安息香酸クロリド、m−クロロ安息香酸クロリ
ド、p−クロロ安息香酸クロリド、p−ニトロ安息香酸
クロリド、ナフトイルクロリド等の芳香環がハロゲン原
子、ニトロ基、炭素数1−4のアルキル基、炭素数1−
4のアルコキシ基等の置換基で置換されていてもよい芳
香族カルボン酸ハライドや、メチルオキシカルボニルク
ロリド、エチルオキシカルボニルクロリド、プロピルオ
キシカルボニルクロリド、イソプロピルオキシカルボニ
ルクロリド、イソブチルオキシカルボニルクロリド、ベ
ンジルオキシカルボニルクロリド等のハロゲン化炭酸ア
ルキル類などが挙げられる。
【0013】本発明に用いられる酸無水物(2)または
酸塩化物(3)の使用量としては、ニトロアニリン化合
物(1)に対して通常、0.8〜1.5モル倍程度、好
ましくは0.9〜1.3モル倍程度である。
【0014】本反応には、通常、溶媒が用いられ、かか
る溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒や、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等
の極性溶媒や、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香
族炭化水素類や、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素溶媒や、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素溶媒が挙げ
られる。好ましくはテトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、
ジオキサン等のエーテル系溶媒や、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等
の極性溶媒が使用される。これらの溶媒は、単独で使用
しても必要に応じて2種類以上混合して用いてもよい。
【0015】これらの溶媒中の、生成物であるN−置換
ニトロアニリン誘導体(4)の濃度としては、特に制限
はないが、通常、0.1〜50重量%、その中でも1〜
20重量%の範囲になるように調節して反応させるのが
工業的には好ましい。
【0016】反応温度としては特に制限されないが、通
常、系の凝固点より高い温度から還流温度の範囲、好ま
しくは−10℃〜還流温度の範囲から選択することがで
きる。
【0017】反応時間としては、特に制限されないが、
通常0.1〜60時間の範囲で充分目的を達することが
できる。
【0018】反応終了後は、通常反応液を水に加え抽
出、濃縮等の方法を行うことにより、目的物を得ること
ができ、必要に応じて、カラムクロマトグラフィー、結
晶化等の方法により精製することもできる。また、反応
終了後の反応液をそのまま次工程に用いることもでき
る。
【0019】つぎに、一般式(6)で示されるN−置換
ニトロアニリン誘導体を得る製造法について説明する。
一般式(5)で示される化合物のR2において、「置換
されていてもよいアルキル基」としてはたとえば、ハロ
ゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ、炭素数1〜6の
アルコキシカルボニル、炭素数6〜10のアリール、炭
素数6〜10のハロゲノアリール、などから選ばれた置
換基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル
基が挙げられ、「置換されていてもよいアルケニル基」
としてはたとえば、ハロゲン原子、炭素数1〜6のアル
コキシ基、炭素数6〜10のアリール、炭素数6〜10
のハロゲノアリールなどから選ばれた置換基で置換され
ていてもよい炭素数2〜10のアルケニル基が、「置換
されていてもよいアルキニル基」としてはたとえば、ハ
ロゲン原子、炭素数1〜6のアルコキシ、炭素数6〜1
0のアリール、炭素数6〜10のハロゲノアリールなど
から選ばれた置換基で置換されていてもよい炭素数2〜
10のアルキニル基が挙げられる。
【0020】一般式(5)で示される化合物のZにおい
て、ハロゲン原子としては、塩素、臭素、沃素が挙げら
れ、「OSO23基」のR3のアルコキシ基としては炭
素数1〜10のアルコキシ基が挙げられ、アルキル基と
してはハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜
10のアルキル基が挙げられ、アリール基としてはアル
キル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい炭
素数6〜10のアリール基が挙げられる。
【0021】本発明に用いられる一般式(5)で示され
る化合物を具体的に例示すると、ハロゲン化アルキルと
しては、塩化メチル、塩化プロピル、塩化ブチル、塩化
アリル、塩化ベンジル、臭化メチル、臭化エチル、臭化
プロピル、臭化ブチル、臭化イソブチル、臭化イソプロ
ピル、臭化ペンチル、臭化ベンジル、ブロモ酢酸メチ
ル、ブロモ酢酸エチル、ブロモ酢酸t−ブチル、ブロモ
酢酸ベンジル、ヨード酢酸エチル、沃化メチル、沃化エ
チル、沃化ペンチル、沃化アリル、沃化イソブチル、沃
化イソプロピル、沃化イソペンチル、沃化シクロヘキシ
ル、沃化ブチル、沃化プロピル、沃化ヘプチル、メトキ
シメチルクロリド、ベンジルオキシメチルクロリド等が
挙げられ、スルホン酸エステルとしては、メタンスルホ
ン酸アルキルエステル、クロロメタンスルホン酸アルキ
ルエステル、p−トルエンスルホン酸アルキルエステ
ル、トリフルオロメタンスルホン酸アルキルエステル、
ノナフルオロブタンスルホン酸アルキルエステル、硫酸
ジアルキル(該アルキル基としてはメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチ
ル基、アリル基、ベンジル基等が挙げられる)等が挙げ
られる。
【0022】反応に用いられる一般式(5)で示される
化合物の量としては、特に制限されるものではないが、
あまり使用量が多いと経済的でなく、精製も困難となる
ため、通常、0.8〜3モル倍程度、好ましくは0.9
〜2モル倍程度である。
【0023】本反応には、通常、溶媒が用いられ、かか
る溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテ
ル、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒や、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等
の極性溶媒や、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香
族炭化水素類や、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素溶媒や、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素溶媒が挙げ
られる。好ましくはテトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、t−ブチルメチルエーテル、ジメトキシエタン、
ジオキサン等のエーテル系溶媒や、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルフォキシド等
の極性溶媒が使用される。これらの溶媒は、単独で使用
しても2種類以上混合してもよい。
【0024】反応温度としては、特に制限されないが、
通常、系の凝固点より高い温度から還流温度の範囲、好
ましくは−10℃〜還流温度の範囲から選択することが
できる。
【0025】反応時間としては、特に制限されないが、
通常0.1〜60時間の範囲で充分目的を達することが
できる。
【0026】反応終了後は、通常の後処理操作である抽
出、濃縮等の方法を行うことにより、目的物を得ること
ができ、必要に応じて、カラムクロマトグラフィー、結
晶化等の方法により精製することもできる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、N−置換ニトロアニリ
ン誘導体を工業的に有利に製造することができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0029】実施例1 「N−アセチル−2−ニトロアニリン」水素化ナトリウ
ム(60%含有)1.89gをテトラヒドロフラン2
3.76gに懸濁させ、氷冷した。この懸濁液に、2−
ニトロアニリン3.00gのテトラヒドロフラン溶液2
3.79gを1時間かけて滴下し、10分撹拌し、次い
で室温まで昇温して30分撹拌した。この混合物に無水
酢酸2.41gを室温で1時間かけて滴下し、2時間撹
拌した。反応混合物に水を加え、抽出、分液し、有機層
を高速液体クロマトグラフィーにて分析したところ目的
物の収率は84%であった。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) : d 10.33 (1H, brs), 8.76
(1H, dd), 8.21 (1H, dd), 7.65 (1H, dt), 7.18 (1H,
dt), 2.30 (3H, s). ; 13C-NMR (75MHz, CDCl3): d 16
9.06, 136.34, 135.98, 134.87, 125.73, 123.23, 122.
19, 25.63.
【0030】実施例2 「N−ベンゾイル−2−ニトロアニリン」水素化ナトリ
ウム(60%含有)1.58gをテトラヒドロフラン1
9.80gに懸濁させ、氷冷した。この懸濁液に、2−
ニトロアニリン2.50gのテトラヒドロフラン溶液1
9.83gを1時間かけて滴下し、10分撹拌し、次い
で室温まで昇温して30分撹拌した。この混合物に安息
香酸クロリド2.77gを室温で0.5時間かけて滴下
し、2時間撹拌した。反応混合物を水に加えて分液し、
有機層を水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄した。
得られた有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析
したところ目的物の収率は92%であった。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) : d 11.36 (1H, brs), 9.01
(1H, dd), 8.28 (1H, dd), 8.10-7.96 (2H, m), 7.80-
7.67 (1H, m), 7.67-7.50 (3H, m), 7.31-7.15 (1H,
m). ; 13C-NMR (75MHz, CDCl3) : d 166.11, 136.83, 1
36.59, 135.74, 134.41, 133.03, 129.43, 127.75, 12
6.30, 123.69, 122.49.
【0031】実施例3 「N−ベンジルオキシカルボニル−2−ニトロアニリ
ン」水素化ナトリウム(60%含有)1.89gをテト
ラヒドロフラン23.76gに懸濁させ、氷冷した。こ
の懸濁液に、2−ニトロアニリン3.00gのテトラヒ
ドロフラン溶液23.1gを1時間かけて滴下し、10
分撹拌し、次いで室温まで昇温して30分撹拌した。こ
の混合物にベンジルオキシカルボニルクロリドの33%
トルエン溶液11.12gを室温で1時間かけて滴下
し、2時間撹拌した。反応混合物に水に加え、トルエン
で抽出、分液し、有機層をさらに水で洗浄した。得られ
た有機層を高速液体クロマトグラフィーにて分析したと
ころ目的物の収率は90%であった。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) : d 9.91(1H, brs), 8.57 (1
H, dd), 8.18 (1H, dd),7.66-7.59 (1H, m), 7.48-7.30
(5H, m), 5.24 (3H, s). ; 13C-NMR (75MHz, CDCl3) :
d 152.96, 136.10, 135.89, 135.49, 135.31, 128.67,
128.56, 128.43,125.88, 120.73, 67.62.
【0032】実施例4 「N−メチル−N−アセチル−2−ニトロアニリン」水
素化ナトリウム(60%含有)1.58gをテトラヒド
ロフラン19.8gに懸濁させ、氷冷した。この懸濁液
に、2−ニトロアニリン2.50gのテトラヒドロフラ
ン溶液19.8gを1時間かけて滴下し、10分撹拌
し、次いで室温まで昇温して30分撹拌した。この混合
物に無水酢酸2.01gを室温で1時間かけて滴下し、
2時間撹拌した。続いて、この混合物にジメチル硫酸
2.49gを室温で加え、1時間撹拌した。反応混合物
を水に加えて分液し、有機層を水酸化ナトリウム水溶
液、食塩水で洗浄した。得られた有機層を高速液体クロ
マトグラフィーにて分析したところ目的物の収率は78
%であった。1 H-NMR (300MHz, CDCl3) : d 8.00 (1H, dd), 7.70 (1
H, dd), 7.65 (1H, dt),7.62-7.53 (1H, m), 7.50-7.37
(1H, m), 3.22 (3H, s), 1.83(3H, s).
【0033】製造例 「N−アセチル−2−ニトロアニリン」水素化ナトリウ
ム(60%含有)の仕込量を0.95g(ニトロアニリ
ン化合物に対して1.1モル倍)に変更した以外は実施
例1と同様の操作を行った。その結果、目的物の収率は
49%であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月18日(2001.7.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
を解決すべく鋭意研究を行った結果、収率良くN−置換
ニトロアニリン誘導体を合成できることを見いだし、本
発明に至った。すなわち、本発明は、一般式(1) (式中、Xは、同一または相異なり、水素原子、ハロゲ
ン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、
フェニルアルキル基、(ハロゲン、アミノ、ニトロ、ア
ルキルで置換されていてもよい)ベンゾイル基、アルコ
キシカルボニル基、フェニルアルコキシ基、(ハロゲ
ン、アミノ、ニトロ、アルキルで置換されていてもよ
い)フェニル基、N−アルキルアシルアミノ基、N−ア
ラルキルアシルアミノ基、アルキルチオ基、アラルキル
チオ基、アリールチオ基、ホルミル基、N,N−ジアル
キルアミノ基、置換されていてもよいアルケニル基、置
換されていてもよいアルキニル基または、ピペリジル基
を示し、nは0〜4の整数を示す。あるいは、ベンゼン
環とXn全体で、キノリン、フルオレン、ナフタレン環
を表わしてもよい。)で示されるニトロアニリン化合物
と一般式(2) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
〜15のアリール基、炭素数7〜15のアラルキル基、
炭素数1〜4のアルコキシ基(ただし、t−ブトキシ基
を除く。)、炭素数6〜15のアリールオキシ基、また
は炭素数7〜15のアラルキルオキシ基を示す。)で示
される酸無水物または一般式(3) (式中、R1は前記と同じ意味を表わし、Yはハロゲン
原子を示す。)で示される酸ハロゲン化物とを、アルカ
リ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物の存在下に
反応させることを特徴とする一般式(4) (式中、X、nおよびR1は前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法;および、得られた該誘導体と一般式(5) R2−Z (式中、R2は水素原子、置換されていてもよいアルキ
ル基、置換されていてもよいアルケニル基、または置換
されていてもよいアルキニル基を示し、Zはヒドロキシ
基、ハロゲン原子またはOSO23基(ここでR3はア
ルコキシ基、(ハロゲン原子で置換されていてもよい)
アルキル基、または(アルキル基もしくはハロゲン原子
で置換されていてもよい)アリール基を示す。)で示さ
れる化合物とを反応させることを特徴とする一般式
(6) (式中、R1、R2、Xおよびnは前記と同じ意味を表わ
す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
法を提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 271/28 C07C 271/28 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) (式中、Xは、同一または相異なり、水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、
    フェニルアルキル基、(ハロゲン、アミノ、ニトロ、ア
    ルキルで置換されていてもよい)ベンゾイル基、アルコ
    キシカルボニル基、フェニルアルコキシ基、(ハロゲ
    ン、アミノ、ニトロ、アルキルで置換されていてもよ
    い)フェニル基、N−アルキルアシルアミノ基、N−ア
    ラルキルアシルアミノ基、アルキルチオ基、アラルキル
    チオ基、アリールチオ基、ホルミル基、N,N−ジアル
    キルアミノ基、置換されていてもよいアルケニル基、置
    換されていてもよいアルキニル基または、ピペリジル基
    を示し、nは0〜4の整数を示す。あるいは、ベンゼン
    環とXn全体で、キノリン、フルオレン、ナフタレン環
    を表わしてもよい。)で示されるニトロアニリン化合物
    と一般式(2) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
    〜15のアリール基、炭素数7〜15のアラルキル基、
    炭素数1〜4のアルコキシ基(ただし、t−ブトキシ基
    を除く。)、炭素数6〜15のアリールオキシ基、また
    は炭素数7〜15のアラルキルオキシ基を示す。)で示
    される酸無水物または一般式(3) (式中、R1は前記と同じ意味を表わし、Yはハロゲン
    原子を示す。)で示される酸ハロゲン化物とを、アルカ
    リ金属化合物またはアルカリ土類金属化合物の存在下に
    反応させることを特徴とする一般式(4) (式中、X、nおよびR1は前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
    法。
  2. 【請求項2】一般式(1) (式中、Xは、同一または相異なり、水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アルコキシ基、
    フェニルアルキル基、(ハロゲン、アミノ、ニトロ、ア
    ルキルで置換されていてもよい)ベンゾイル基、アルコ
    キシカルボニル基、フェニルアルコキシ基、(ハロゲ
    ン、アミノ、ニトロ、アルキルで置換されていてもよ
    い)フェニル基、N−アルキルアシルアミノ基、N−ア
    ラルキルアシルアミノ基、アルキルチオ基、アラルキル
    チオ基、アリールチオ基、ホルミル基、N,N−ジアル
    キルアミノ基、置換されていてもよいアルケニル基、置
    換されていてもよいアルキニル基、またはピペリジル基
    を示し、nは0〜4の整数を示す。あるいは、ベンゼン
    環とXn全体で、キノリン、フルオレン、ナフタレン環
    を表わしてもよい。)で示されるニトロアニリン化合物
    と一般式(2) (式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6
    〜15のアリール基、炭素数7〜15のアラルキル基、
    炭素数1〜4のアルコキシ基(ただし、t−ブトキシ基
    を除く。)、炭素数6〜15のアリールオキシ基、また
    は炭素数7〜15のアラルキルオキシ基を示す。)で示
    される酸無水物または一般式(3) (式中、R1は前記と同じ意味を示し、Yはハロゲン原
    子を示す。)で示される酸ハロゲン化物とを、アルカリ
    金属化合物またはアルカリ土類金属化合物の存在下に反
    応させ一般式(4) (式中、X、nおよびR1は前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体を得、
    次いで該誘導体と一般式(5) R2−Z (式中、R2は水素原子、置換されていてもよいアルキ
    ル基、置換されていてもよいアルケニル基、または置換
    されていてもよいアルキニル基を示し、Zはヒドロキシ
    基、ハロゲン原子またはOSO23基(ここでR3はア
    ルコキシ基、(ハロゲン原子で置換されていてもよい)
    アルキル基、または(アルキル基もしくはハロゲン原子
    で置換されていてもよい)アリール基を示す。)で示さ
    れる化合物とを反応させることを特徴とする一般式
    (6) (式中、R1、R2、Xおよびnは前記と同じ意味を表わ
    す。)で示されるN−置換ニトロアニリン誘導体の製造
    法。
  3. 【請求項3】アルカリまたはアルカリ土類金属化合物が
    アルカリまたはアルカリ土類金属水素化物である請求項
    1または2記載の製造法。
  4. 【請求項4】アルカリまたはアルカリ土類金属化合物の
    使用量がニトロアニリン化合物に対し、1.6モル倍〜
    5モル倍である請求項1、2または3記載の製造法。
  5. 【請求項5】アルカリまたはアルカリ土類金属化合物の
    使用量がニトロアニリン化合物に対し、1.8モル倍〜
    3モル倍である請求項1、2または3記載の製造法。
  6. 【請求項6】一般式(1)、(4)、(6)で示される
    化合物において、ニトロ基がアミノ基のo−位またはp
    −位に存在する化合物である請求項1〜5のいずれかに
    記載の製造法。
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