JP2002362212A - 車載用のカップホルダー - Google Patents
車載用のカップホルダーInfo
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Abstract
なくとも二位置にロックすることができるようにしたも
のである。 【解決手段】 車載用のカップホルダー10には、ホル
ダー本体30と、トレイ40と、昇降装置50とを備え
る。昇降装置50には、ピストン51と、シリンダー5
2とを備える。ホルダー本体30と昇降装置50との間
には、シリンダー52とピストン51との間で圧縮さ
れ、トレイ40を上昇させるための付勢手段53と、付
勢手段53の付勢力に抗して、トレイ40を下降位置、
及び上昇位置の少なくとも二位置にロックするためのも
のロック装置60とを備える。
Description
ホルダーに関し、トレイを少なくとも二位置にロックす
ることができるようにしたものである。
の昇降式カップホルダー装置(実開昭63-94049号公報)
が知られている。上記カップホルダー装置は、凹部と、
この凹部内にプッシュロックシリンダーを介して昇降可
能に取り付けられたカップホルダとを備えていた。
プホルダーに連結させたロッドと、このロッドを上昇さ
せるためのばねと、このばねのばね力に抗してロッドを
下降位置にロックするためのハートカム構造とを備えて
いた。
のカップホルダー装置では、ハートカム構造を使用して
カップホルダーを単に下降位置にのみロックしていたの
で、上昇位置においてカップホルダが不安定であるとい
う問題点があった。そこで、各請求項にそれぞれ記載さ
れた各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、次
の点にある。(請求項1)すなわち、請求項1に記載の
発明は、トレイを少なくとも二位置にロックすることが
できるようにしたものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
の簡便なロック装置を提供することができるようにした
ものである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。
点数を減少することができるようにしたものである。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
により、ロック装置のロック状態を簡便に解除すること
ができるようにしたものである。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
の復帰と、ロック爪の突出とに1本のスプリングに併用
することができるようにしたものである。
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。 (請求項1)請求項1に記載の発明は、次の点を特徴と
する。第一に、車載用のカップホルダー(10)には、例え
ば図1〜4に示すように、次の(1)〜(3)の構成を
備える。
面が開放した中空なものである。 (2)トレイ(40) トレイ(40)は、例えば図1〜4に示すように、ホルダー
本体(30)の中空内部に昇降可能に取り付けられ、ホルダ
ー本体(30)の開放上面から挿入されたカップ(図示せ
ず)を保持するものである。
る。第二に、昇降装置(50)には、例えば図5〜7に示す
ように、次の(4)及び(5)の構成を備える。 (4)ピストン(51) ピストン(51)は、例えば図5及び図7に示すように、ホ
ルダー本体(30)とトレイ(40)とのいずれか一方、例えば
ホルダー本体(30)に固定されるものである。
固定したが、逆にトレイ(40)に固定しても良い。 (5)シリンダー(52) シリンダー(52)は、例えば図5及び図7に示すように、
ホルダー本体(30)とトレイ(40)とのいずれか他方、例え
ばトレイ(40)に固定され、ピストン(51)をスライド可能
に保持するものである。
たが、逆にホルダー本体(30)に固定しても良い。第三
に、ホルダー本体(30)と昇降装置(50)との間には、例え
ば図5〜7に示すように、次の(6)及び(7)の構成
を備える。 (6)付勢手段(53) 付勢手段(53)は、例えば図7に示すように、シリンダー
(52)とピストン(51)との間で圧縮され、トレイ(40)を上
昇させるためのものである。
レイ(40)を下降位置(例えば図5参照)、及び上昇位置
(例えば図7参照)の少なくとも二位置にロックするた
めのものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
5〜7に示すように、次の構成を備える。 (1)ロック爪(80) ロック爪(80)は、昇降装置(50)に横向きにスライド可能
に取り付けられるものである。
ホルダー本体(30)の下方に設けられ、トレイ(40)の下降
位置において、ロック爪(80)がはまり込むものである。 (3)上昇位置用ロック溝(91) 上昇位置用ロック溝(91)は、例えば図7に示すように、
ホルダー本体(30)の上方に設けられ、トレイ(40)の上昇
位置において、ロック爪(80)がはまり込むものである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。
示すように、ホルダー本体(30)に一体的に形成されてい
る。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
すように、ホルダー本体(30)に固定されている。第二
に、シリンダー(52)は、例えば図7に示すように、トレ
イ(40)に固定されている。第三に、シリンダー(52)に
は、例えば図7に示すように、押釦(70)が設けられてい
る。
状態を解除するためのものである。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、ロック装置(60)と押釦(70)との間には、例え
ば図5〜7に示すように、復帰手段(100)を設けてい
る。
すように、下降位置用ロック溝(90)及び上昇位置用ロッ
ク溝(91)に向かってロック爪(80)を突出させるととも
に、押釦(70)を復帰させるためのものである。
明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。図1
は、カップホルダーの断面図を示すものである。図2〜
5は、トレイの下降状態をそれぞれ示し、図2はカップ
ホルダーの平面図、図3は図2のIII-III線に沿う断面
図、図4は図2のIV-IV線に沿う断面図、図5は昇降装
置の拡大図をそれぞれ示すものである。
である。図7は、トレイの上昇位置における昇降装置の
拡大図を示すものである。 (カップホルダー10)図1〜4中、10は、カップホルダ
ーを示すものである。上記カップホルダー10は、図1に
示すように、車内のボディパネル20に固定されたセンタ
ーコンソール21に固定される。
ンターコンソール21に限定されず、インストルメントパ
ネルやアームレスト等でも良い。具体的には、カップホ
ルダー10には、図1〜4に示すように、大別すると、次
のパーツを備える。 (1)ホルダー本体30 (2)左右一対のトレイ40 (3)昇降装置50 なお、カップホルダー10のパーツは、上記した(1)〜
(3)に限定されない。 (ホルダー本体30)ホルダー本体30は、図1に示すよう
に、センターコンソール21に埋設状に固定されている。
ように、左右一対のトレイ昇降穴31,31を備える。各ト
レイ昇降穴31は、図2及び図4に示すように、上面が開
放した円筒形に形成されている。左右のトレイ昇降穴31
には、図2及び図4に示すように、各トレイ40が昇降可
能に収納されている。
が、1個でも良いし、或いは3個以上設けても良い。 (トレイ40)トレイ40は、図2及び図4に示すように、
左右一対使用する。なお、1個のトレイ40に、2個以上
のカップ挿入穴を設けても良い。
昇降穴31に昇降可能に取り付けられ、各トレイ昇降穴31
の開放上面から挿入されたカップ(図示せず)を保持す
るためのものである。上記カップは、コップのほか、缶
類、ペットボトル類、紙パック類等を含むものである。
イ昇降穴31と同様に、1個でも良いし、或いは3個以上
設けても良い。具体的には、各トレイ40は、図1に示す
ように、底部41を有し、上面が開放し、トレイ昇降穴31
より一回り小さい円筒形に形成されている。 (昇降装置50)昇降装置50は、図5〜7に示すように、
各トレイ40を昇降するためのものである。
通して1個設けたが、これに限定されず、左右のトレイ
40に個別に設けても良い。昇降装置50を左右のトレイ40
に個別に設けた場合には、左右のトレイ40をそれぞれ昇
降することができ、高さの異なる2個のカップを保持で
きる。具体的には、昇降装置50には、図6に示すよう
に、大別すると、次のパーツを備える。
に限定されない。 (ピストン51)ピストン51は、図7に示すように、ホル
ダー本体30とトレイ40とのいずれか一方に固定されるも
のである。
うに、トレイ40に固定している。なお、ピストン51を、
トレイ40に固定したが、逆にホルダー本体30に固定して
も良い。 (シリンダー52)シリンダー52は、図7に示すように、
ホルダー本体30とトレイ40とのいずれか他方に固定さ
れ、前記ピストンをスライド可能に保持するものであ
る。
ように、ホルダー本体30に一体的に形成している。な
お、シリンダー52は、ホルダー本体30に一体的に形成し
たが、これに限定されず、ホルダー本体30とは別体に形
成しても良い。また、シリンダー52は、ホルダー本体30
側に固定したが、これに限定されず、トレイ40に固定し
ても良い。 (付勢手段53)付勢手段53は、図7に示すように、シリ
ンダー52とピストン51との間で圧縮され、トレイ40を上
昇させるためのものである。
ように、スプリングを使用しているが、これに限定され
ず、ばねやゼンマイを使用しても良い。 (Oリング54)Oリング54は、図5〜7に示すように、
ピストン51の先端部、すなわち上端部にはまり込んでい
る。 (ロック装置60)ロック装置60は、付勢手段53の付勢力
に抗して、トレイ40を下降位置(図5参照)、及び上昇
位置(図7参照)の少なくとも二位置にロックするため
のものである。
に示すように、大別すると、次のパーツを備える。 (1)押釦70 (2)ロック爪80 (3)ロック溝90,91 (4)復帰手段100 なお、ロック装置60のパーツは、上記した(1)〜
(4)に限定されない。 (押釦70)押釦70は、ロック装置60のロック状態を解除
するためのものである。
うに、シリンダー52に上下動可能に支持されている。 (ロック爪80)ロック爪80は、図5〜7に示すように、
昇降装置50、すなわち押釦70に横向きにスライド可能に
取り付けられるものである。
は、図5〜7に示すように、次の部分を備える。 (1)長穴71 長穴71は、図6に示すように、押釦70に設けられ、斜め
に傾斜している。 (2)ピン81 ピン81は、図5〜7に示すように、ロック爪80から突出
し、長穴71に沿って相対的に移動する。
び図7に示すように、復帰手段100の付勢力により、ロ
ック爪80は横に向きに突出している。これに対し、復帰
手段100の付勢力に抗して、押釦70を押し下げると、図
示しないが、ピン81が長穴71に沿って相対的に移動する
ことで、押釦70が引っ込む。 (ロック溝90,91)ロック溝90,91は、図5及び図7に示
すように、ロック爪80がはまり込むものであり、大別す
ると、次の2種類にある。
されず、中間位置に設け、3個以上としても良い。 (1)下降位置用ロック溝90 下降位置用ロック溝90は、図5に示すように、ホルダー
本体30の下方に設けられ、トレイ40の下降位置におい
て、ロック爪80がはまり込むものである。
本体30の上方に設けられ、トレイ40の上昇位置におい
て、ロック爪80がはまり込むものである。 (復帰手段100)復帰手段100は、図5〜7に示すよう
に、ロック装置60、すなわちシリンダー52と押釦70との
間に位置し、下降位置用ロック溝90及び上昇位置用ロッ
ク溝91に向かってロック爪80を突出させるとともに、押
釦70を復帰させるためのものである。
すように、スプリングを使用しているが、これに限定さ
れず、ばねやゼンマイ、或いは押釦70に一体的に形成さ
れた樹脂ばね等を使用しても良い。復帰手段100として
のスプリングは、シリンダー52と押釦70との間で圧縮さ
れ、常時は、ロック爪80を横向きに突出させ、押釦70を
上昇させている。 (使用方法)上記した構成を備えるカップホルダー10の
使用方法について、以下に説明する。
は、図示しないが、高さの高いコップ、缶類、ペットボ
トル類、紙パック類等を保持できる。これに対し、比較
的、高さの低いコップ、缶類、ペットボトル類、紙パッ
ク類等を挿入する際には、押釦70を押せば良い。押釦70
が押されると、ロック装置60のロック状態が解除され
る。
に、付勢手段53の復元力により上昇する。このとき、ロ
ック爪80が、図7に示すように、上昇位置用ロック溝91
にはまり込むことで、トレイ40は上昇位置にロックされ
る。トレイ40が上昇位置にロックされると、図示しない
が、コップ、缶類、ペットボトル類、紙パック類等の底
が、上昇した底部41(図1参照)に載置される。
70を押した後、昇降装置50を付勢手段53の復元力に抗し
て押し上げれば良い。昇降装置50を押し上げると、ロッ
ク爪80が、図5に示すように、下降位置用ロック溝90に
はまり込むことで、トレイ40は下降位置にロックされ
る。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1に記載の発明によれば、次のよう
な効果を奏する。
ば、トレイを少なくとも二位置にロックすることができ
る。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
ば、構造の簡便なロック装置を提供することができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明によれば、上記した
請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
ば、部品点数を減少することができる。 (請求項4)請求項4に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
ば、押釦により、ロック装置のロック状態を簡便に解除
することができる。 (請求項5)請求項5に記載の発明によれば、上記した
請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
ば、押釦の復帰と、ロック爪の突出とに1本のスプリン
グに併用することができる。
ーの平面図である。
ある。
Claims (5)
- 【請求項1】 上面が開放した中空なホルダー本体と、 前記ホルダー本体の中空内部に昇降可能に取り付けら
れ、前記ホルダー本体の開放上面から挿入されたカップ
を保持するトレイと、 前記トレイを昇降するための昇降装置とを備える車載用
のカップホルダーにおいて、 前記昇降装置には、 前記ホルダー本体と前記トレイとのいずれか一方に固定
されるピストンと、 前記ホルダー本体と前記トレイとのいずれか他方に固定
され、前記ピストンをスライド可能に保持するシリンダ
ーとを備え、 前記ホルダー本体と前記昇降装置との間には、 前記シリンダーと前記ピストンとの間で圧縮され、前記
トレイを上昇させるための付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に抗して、前記トレイを下降位置
及び上昇位置の少なくとも二位置にロックするためのロ
ック装置とを備えていることを特徴とする車載用のカッ
プホルダー。 - 【請求項2】 前記ロック装置には、 前記昇降装置に横向きにスライド可能に取り付けられる
ロック爪と、 前記ホルダー本体の下方に設けられ、前記トレイの下降
位置において、ロック爪がはまり込む下降位置用ロック
溝と、 前記ホルダー本体の上方に設けられ、前記トレイの上昇
位置において、ロック爪がはまり込む上昇位置用ロック
溝とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の車
載用のカップホルダー。 - 【請求項3】 前記ピストンは、前記ホルダー本体に一
体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載の車載用のカップホルダー。 - 【請求項4】 前記ピストンは、前記ホルダー本体に固
定され、 前記シリンダーは、前記トレイに固定され、 前記シリンダーには、 前記ロック装置のロック状態を解除するための押釦が設
けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の車載用のカップホルダー。 - 【請求項5】 前記ロック装置と前記押釦との間には、 前記下降位置用ロック溝及び前記上昇位置用ロック溝に
向かってロック爪を突出させるとともに、前記押釦を復
帰させるための復帰手段を設けていることを特徴とする
請求項4に記載の車載用のカップホルダー。
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