JP2003048473A - カップホルダ装置 - Google Patents
カップホルダ装置Info
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- JP2003048473A JP2003048473A JP2001237574A JP2001237574A JP2003048473A JP 2003048473 A JP2003048473 A JP 2003048473A JP 2001237574 A JP2001237574 A JP 2001237574A JP 2001237574 A JP2001237574 A JP 2001237574A JP 2003048473 A JP2003048473 A JP 2003048473A
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- container
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- cup holder
- concave
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来装置に比べ、高さが極端に小さかったり
大きい飲料容器であっても、凹状内からの容器突出寸法
を最適な状態にして、使い勝手と安全性並びに安定保持
を維持できるようにする。 【構成】 飲料容器の底を支持する底受け部1と、前記
容器の側面を支持可能な側壁部16とを有した概略凹状
11からなるカップホルダ装置において、前記底受け部
1を凹状11内に高さ調節可能に設けることにより、例
えば、ペットボトルであっても凹状11内からの突出寸
法を抑えることを可能にした。
大きい飲料容器であっても、凹状内からの容器突出寸法
を最適な状態にして、使い勝手と安全性並びに安定保持
を維持できるようにする。 【構成】 飲料容器の底を支持する底受け部1と、前記
容器の側面を支持可能な側壁部16とを有した概略凹状
11からなるカップホルダ装置において、前記底受け部
1を凹状11内に高さ調節可能に設けることにより、例
えば、ペットボトルであっても凹状11内からの突出寸
法を抑えることを可能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の室内に
装備されて、缶,コップ,ペットボトル等の飲料容器を
倒れないように保持するカップホルダ装置に関するもの
である。
装備されて、缶,コップ,ペットボトル等の飲料容器を
倒れないように保持するカップホルダ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図7は従来カップホルダ装置の2例を示
している。同(a)のカップホルダ装置(特開平9−2
0166号)は、本体50が飲料容器(以下、容器と略
称する)A,Bに対応した大きさの凹状部51を形成
し、凹状部51の一側面52aに枢軸53を介し組み付
けられた回転体54を有している。この回転体54は切
り込み54a,54bを周囲に形成しており、枢軸53
を支点として矢印方向へ回動されると、切り込み54a
又は54bが一側面52aに設けられた開口から凹状部
51内へ配置される。即ち、この構造では、容器AやB
が上開口から凹状部51内へ挿入されて、該容器の底を
凹状部51の下面である底受け部で支持し、容器側面を
切り込み54aや54bと対向側面52bとの間に拘束
支持する。
している。同(a)のカップホルダ装置(特開平9−2
0166号)は、本体50が飲料容器(以下、容器と略
称する)A,Bに対応した大きさの凹状部51を形成
し、凹状部51の一側面52aに枢軸53を介し組み付
けられた回転体54を有している。この回転体54は切
り込み54a,54bを周囲に形成しており、枢軸53
を支点として矢印方向へ回動されると、切り込み54a
又は54bが一側面52aに設けられた開口から凹状部
51内へ配置される。即ち、この構造では、容器AやB
が上開口から凹状部51内へ挿入されて、該容器の底を
凹状部51の下面である底受け部で支持し、容器側面を
切り込み54aや54bと対向側面52bとの間に拘束
支持する。
【0003】同(b)のカップホルダ装置(実開平4−
57445号)は、本体60が大きな凹状部61を形成
し、又、一側面62aから凹状部61内に出入自在な押
え部材63を有している。この押え部材63は、ケース
64に対し不図示の付勢手段で突出する方向へ付勢され
ると共に、プッシュ・プッシュ係止機構(プッシュロッ
クオープン機構)65を介し凹状部61から退避した状
態で係止される。即ち、この構造では、容器A又はBが
上開口から凹状部61内へ挿入されて、該容器の底を凹
状部61の下面である底受け部61aで支持する。その
後、容器A又はBは、押え部材63を矢印方向へ押して
プッシュ・プッシュ係止機構65を係止解除すると、押
え部材63が前記付勢手段の付勢力で同図の如く凹状部
61内へ突出して、その先端と対向側面62bとの間に
拘束支持される。
57445号)は、本体60が大きな凹状部61を形成
し、又、一側面62aから凹状部61内に出入自在な押
え部材63を有している。この押え部材63は、ケース
64に対し不図示の付勢手段で突出する方向へ付勢され
ると共に、プッシュ・プッシュ係止機構(プッシュロッ
クオープン機構)65を介し凹状部61から退避した状
態で係止される。即ち、この構造では、容器A又はBが
上開口から凹状部61内へ挿入されて、該容器の底を凹
状部61の下面である底受け部61aで支持する。その
後、容器A又はBは、押え部材63を矢印方向へ押して
プッシュ・プッシュ係止機構65を係止解除すると、押
え部材63が前記付勢手段の付勢力で同図の如く凹状部
61内へ突出して、その先端と対向側面62bとの間に
拘束支持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来構造は、凹
状部51や61が外径の異なる容器A,Bでも挿入可能
にするため比較的大きく設定されると共に、回転体54
や押え部材63により各容器側面を倒れないよう支持可
能にしたものである。ところが、各構造では、多種の飲
料容器のうち、例えば、250〜350ミリリットル缶
やカップであっても同様に保持できるものの次のような
問題を有している。即ち、車室内に持ち込まれる飲料容
器には、高さ寸法が250ミリリットル以下の缶やコッ
プ類の如く極端に小さなものから、ペットボトル(50
0〜900ミリリット)等の如く極端に大きいものもあ
る。図6(b)は、250ミリリットル缶(容器D)
と、500ミリリットルのペットボトル(容器E)を凹
状部51(61)に入れた状態を模式的に示している。
この例において、容器Dは、凹状部51(61)から突
出する上部分が少ないため取り出しに難くなる。容器E
は、上部分が凹状部51(61)から大きく突出して安
定保持に欠けている。このように、従来構造では、凹状
部51(61)の深さが一定になっているため、容器高
さ寸法が平均よりも小さかったり大きくなると使い勝手
が悪くなる。また、カップホルダ装置は、図6の例の如
く車室内の中央トンネル部40を構成しているセンタコ
ンソール42付近のうち、チェンジレバー等の操作部4
1に接近して設けられることも多く、その場合、容器E
の上部分が大きく突出していると、操作部41を操作す
る際に当たる虞もあり操作性や安全性の阻害要因とな
る。
状部51や61が外径の異なる容器A,Bでも挿入可能
にするため比較的大きく設定されると共に、回転体54
や押え部材63により各容器側面を倒れないよう支持可
能にしたものである。ところが、各構造では、多種の飲
料容器のうち、例えば、250〜350ミリリットル缶
やカップであっても同様に保持できるものの次のような
問題を有している。即ち、車室内に持ち込まれる飲料容
器には、高さ寸法が250ミリリットル以下の缶やコッ
プ類の如く極端に小さなものから、ペットボトル(50
0〜900ミリリット)等の如く極端に大きいものもあ
る。図6(b)は、250ミリリットル缶(容器D)
と、500ミリリットルのペットボトル(容器E)を凹
状部51(61)に入れた状態を模式的に示している。
この例において、容器Dは、凹状部51(61)から突
出する上部分が少ないため取り出しに難くなる。容器E
は、上部分が凹状部51(61)から大きく突出して安
定保持に欠けている。このように、従来構造では、凹状
部51(61)の深さが一定になっているため、容器高
さ寸法が平均よりも小さかったり大きくなると使い勝手
が悪くなる。また、カップホルダ装置は、図6の例の如
く車室内の中央トンネル部40を構成しているセンタコ
ンソール42付近のうち、チェンジレバー等の操作部4
1に接近して設けられることも多く、その場合、容器E
の上部分が大きく突出していると、操作部41を操作す
る際に当たる虞もあり操作性や安全性の阻害要因とな
る。
【0005】本発明は上記したような課題を簡易に解消
することを目的としている。具体的には、市販品の全て
の飲料容器、特に、高さが極端に小さかったり大きい容
器であっても、凹状内からの容器突出寸法を最適な状態
にして、使い勝手と安全性並びに安定保持を良好に維持
できるようにする。
することを目的としている。具体的には、市販品の全て
の飲料容器、特に、高さが極端に小さかったり大きい容
器であっても、凹状内からの容器突出寸法を最適な状態
にして、使い勝手と安全性並びに安定保持を良好に維持
できるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1〜図5に示される各形態例の如く、飲料
容器の底を支持する底受け部と、前記容器の側面を支持
可能な側壁部とを有した概略凹状からなるカップホルダ
装置において、前記底受け部を前記凹状内に高さ調節可
能に設けたことを特徴としている。
本発明は、図1〜図5に示される各形態例の如く、飲料
容器の底を支持する底受け部と、前記容器の側面を支持
可能な側壁部とを有した概略凹状からなるカップホルダ
装置において、前記底受け部を前記凹状内に高さ調節可
能に設けたことを特徴としている。
【0007】以上の構造によれば、カップホルダ装置
が、容器を上開口から挿入する略凹状になっていると共
に、容器の底を受ける底受け部が高さ調節可能になって
いる。このため、この構造では、例えば、図6(a)の
如く250ミリリットル缶(容器D)を保持する際に対
応する底受け部を凹状内の上側にくるよう調節し、50
0ミリリットルのペットボトル(容器E)を保持する場
合に底受け部を凹状内の下側になるよう調節すると、容
器高さ寸法(容器の背丈)に関係なく凹状内から突出す
る上部分を適宜に調整できる。このため、本発明装置
は、図6(b)の従来装置に対し、高さ寸法の小さな容
器Dの場合に凹状内からの上突出部分を確保して出し入
れし易くでき、逆に、高さ寸法の大きな容器Eの場合に
上突出部分を抑えて安定に保持したり、操作部41の操
作性を損なうという虞も解消できる。
が、容器を上開口から挿入する略凹状になっていると共
に、容器の底を受ける底受け部が高さ調節可能になって
いる。このため、この構造では、例えば、図6(a)の
如く250ミリリットル缶(容器D)を保持する際に対
応する底受け部を凹状内の上側にくるよう調節し、50
0ミリリットルのペットボトル(容器E)を保持する場
合に底受け部を凹状内の下側になるよう調節すると、容
器高さ寸法(容器の背丈)に関係なく凹状内から突出す
る上部分を適宜に調整できる。このため、本発明装置
は、図6(b)の従来装置に対し、高さ寸法の小さな容
器Dの場合に凹状内からの上突出部分を確保して出し入
れし易くでき、逆に、高さ寸法の大きな容器Eの場合に
上突出部分を抑えて安定に保持したり、操作部41の操
作性を損なうという虞も解消できる。
【0008】以上の本発明は請求項2〜5の如く具体化
されることがより好ましい。即ち、 ・第1に、前記底受け部は前記凹状内に着脱可能に配置
される構成である。これは、底受け部の組込性を良好に
し易くすることに加え、既存のカップホルダ装置のう
ち、本体が上開口した凹状を形成しているタイプのもの
に底受け部を後付け方式で付設可能にする。 ・第2に、前記底受け部は、周縁付近から高さ方向に延
びた脚片を有し、前記凹状内に天地逆転して挿入される
ことにより異なる高さに配置される構成である。これ
は、第1形態を特定したもので、例えば、前記した底受
け部だけを追加して最少経費で採用可能にしたり、底受
け部のオプション化も実現容易にする。 ・第3に、前記底受け部は、前記側壁部に設けられた突
出部を逃げる縦溝を有し、前記突出部に前記縦溝を一致
させる態様と不一致となる態様とにより異なる高さに配
置される構成である。これは、第2形態を特定したもの
で、底受け部が突起部と縦溝とを一致させて凹状内に入
れられると、凹状の下側に配置されるため高さ寸法の大
きな容器に最適となり、底受け部が突起部と縦溝とを不
一致となるよう凹状内に入れられると、突起部上に支持
されて高さ寸法の小さな容器に最適となる。また、突起
部や縦溝が対応部の成形型で形成可能なため製造費増を
抑えることも容易である。 ・第4に、前記底受け部は、前記凹状内に設けられた付
勢手段により上へ付勢されると共に、前記側壁部との間
に設けられた保持手段により前記付勢手段の付勢力に抗
して異なる高さに係止される構成である。これは、第3
形態を特定したもので、前記した2例に対し底受け部を
3以上の高さ位置に調節する上で実現し易いという利点
がある。
されることがより好ましい。即ち、 ・第1に、前記底受け部は前記凹状内に着脱可能に配置
される構成である。これは、底受け部の組込性を良好に
し易くすることに加え、既存のカップホルダ装置のう
ち、本体が上開口した凹状を形成しているタイプのもの
に底受け部を後付け方式で付設可能にする。 ・第2に、前記底受け部は、周縁付近から高さ方向に延
びた脚片を有し、前記凹状内に天地逆転して挿入される
ことにより異なる高さに配置される構成である。これ
は、第1形態を特定したもので、例えば、前記した底受
け部だけを追加して最少経費で採用可能にしたり、底受
け部のオプション化も実現容易にする。 ・第3に、前記底受け部は、前記側壁部に設けられた突
出部を逃げる縦溝を有し、前記突出部に前記縦溝を一致
させる態様と不一致となる態様とにより異なる高さに配
置される構成である。これは、第2形態を特定したもの
で、底受け部が突起部と縦溝とを一致させて凹状内に入
れられると、凹状の下側に配置されるため高さ寸法の大
きな容器に最適となり、底受け部が突起部と縦溝とを不
一致となるよう凹状内に入れられると、突起部上に支持
されて高さ寸法の小さな容器に最適となる。また、突起
部や縦溝が対応部の成形型で形成可能なため製造費増を
抑えることも容易である。 ・第4に、前記底受け部は、前記凹状内に設けられた付
勢手段により上へ付勢されると共に、前記側壁部との間
に設けられた保持手段により前記付勢手段の付勢力に抗
して異なる高さに係止される構成である。これは、第3
形態を特定したもので、前記した2例に対し底受け部を
3以上の高さ位置に調節する上で実現し易いという利点
がある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した3例を図
面に基づいて説明する。図1と図2は第1形態であり、
図1(a)は装置要部を上から見た構成図、図1(b)
は同(a)のA−A線矢視断面図、図2は装置を模式的
に分解した外観構成図である。図3と図4は第2形態で
あり、図3(a)は装置要部を上から見た構成図、図3
(b)は同(a)のB−B線矢視断面図、図4は装置を
模式的に分解した外観構成図である。図5は第3形態で
あり、同(a)は装置要部を上から見た構成図、同
(b)は底受け部単品を示す上面図、同(c)は(a)
のC−C線矢視断面図である。以下の説明では、各形態
に共通する点を全体の概要で述べた後、各形態毎に要部
及び作用について言及する。
面に基づいて説明する。図1と図2は第1形態であり、
図1(a)は装置要部を上から見た構成図、図1(b)
は同(a)のA−A線矢視断面図、図2は装置を模式的
に分解した外観構成図である。図3と図4は第2形態で
あり、図3(a)は装置要部を上から見た構成図、図3
(b)は同(a)のB−B線矢視断面図、図4は装置を
模式的に分解した外観構成図である。図5は第3形態で
あり、同(a)は装置要部を上から見た構成図、同
(b)は底受け部単品を示す上面図、同(c)は(a)
のC−C線矢視断面図である。以下の説明では、各形態
に共通する点を全体の概要で述べた後、各形態毎に要部
及び作用について言及する。
【0010】(全体の概要)各形態のカップホルダ装置
は、本体10,20,30が上開口した概略凹状(以
下、凹状部11,21,31という)を形成しているボ
ックスタイプからなると共に、本体10,20,30と
異部材で形成されて凹状部11,21,22内に高さ調
節可能に組み込まれる底受け部(以下、底受け部材1,
4,7という)を有している。ここで、本体10,2
0,30と底受け部材1,4,7は共に樹脂成形品であ
るが、他の材質であってもよい。凹状部11,21,3
1は、例えば、開口面積が500〜900ミリリットル
のペットボトル(容器E)が2個だけ挿入される形状及
び大きさに設定され、又、深さが100〜160mm程
度に設定される。但し、凹状部11,21,31は、1
個の容器Eが出し入れされる形状及び大きさに形成され
たり、蓋体によって開閉されるタイプでも差し支えな
い。また、本体10,20,30は、図6(a)の如く
自動車室内の中央トンネル部40のうち、センタコンソ
ール42の手前に設置される例である。即ち、中央トン
ネル部40は、フロアから比較的高く立ち上げらた空洞
となっており、前側に設けられたシフトレバーやチェン
ジレバー等の操作部41と、後側に設けられたセンタコ
ンソール42との間に本体10,20,30を埋設した
状態(図2の如く中央トンネル部40に設けられた開口
44から内部に挿入され上開口を露出した状態)で装着
している。但し、本体10,20,30は、各種のコン
ソール自体として、又は、コンソールの一部を構成する
よう設けられることもある。また、本体10,20,3
0は車体前後方向に配置しているが、例えば、中央トン
ネル部40の幅寸法が許す場合には車体幅(左右)方向
に配置される。
は、本体10,20,30が上開口した概略凹状(以
下、凹状部11,21,31という)を形成しているボ
ックスタイプからなると共に、本体10,20,30と
異部材で形成されて凹状部11,21,22内に高さ調
節可能に組み込まれる底受け部(以下、底受け部材1,
4,7という)を有している。ここで、本体10,2
0,30と底受け部材1,4,7は共に樹脂成形品であ
るが、他の材質であってもよい。凹状部11,21,3
1は、例えば、開口面積が500〜900ミリリットル
のペットボトル(容器E)が2個だけ挿入される形状及
び大きさに設定され、又、深さが100〜160mm程
度に設定される。但し、凹状部11,21,31は、1
個の容器Eが出し入れされる形状及び大きさに形成され
たり、蓋体によって開閉されるタイプでも差し支えな
い。また、本体10,20,30は、図6(a)の如く
自動車室内の中央トンネル部40のうち、センタコンソ
ール42の手前に設置される例である。即ち、中央トン
ネル部40は、フロアから比較的高く立ち上げらた空洞
となっており、前側に設けられたシフトレバーやチェン
ジレバー等の操作部41と、後側に設けられたセンタコ
ンソール42との間に本体10,20,30を埋設した
状態(図2の如く中央トンネル部40に設けられた開口
44から内部に挿入され上開口を露出した状態)で装着
している。但し、本体10,20,30は、各種のコン
ソール自体として、又は、コンソールの一部を構成する
よう設けられることもある。また、本体10,20,3
0は車体前後方向に配置しているが、例えば、中央トン
ネル部40の幅寸法が許す場合には車体幅(左右)方向
に配置される。
【0011】(第1形態)このカップホルダ装置の本体
10は、板体12及び2個の有底筒部13からなり、各
筒部13に対応した上開口の凹状部11A,11B(1
1)を形成し、そこに組み込まれる底受け部材1A,1
B(1)を有している。板体12は筒部13の上周囲か
ら矩形鍔状に突設されている。各凹状部11A,11B
は略同じ大きさと深さになっており、間が縦壁14で区
画されている。凹状部11A,11Bの内面は、型抜き
テーパーが付けられて下側が上側よりも若干径小となっ
ている(なお、第2形態と第3形態では作図上分かり易
くするためこの型抜きテーパーを省略した)。縦壁14
の上端は、板体12よりも一段低い段差15に形成され
ている。即ち、この形態では、凹状部11A,11Bが
容器の側面を支持する側壁部16を筒部13と縦壁14
の内面で形成している。また、各側壁部16には4つの
縦溝17が設けられている。各縦溝17は、凹状部11
の周囲を等分した位置にあって、凹状部11の上端から
下面11cまで延びており、底受け部材1の位置規制用
として機能する。以上の本体10は、図1(b)の如く
上記した開口44に挿入されると共に、筒部13の外面
に突設された係止爪19を介し抜け止めされる。
10は、板体12及び2個の有底筒部13からなり、各
筒部13に対応した上開口の凹状部11A,11B(1
1)を形成し、そこに組み込まれる底受け部材1A,1
B(1)を有している。板体12は筒部13の上周囲か
ら矩形鍔状に突設されている。各凹状部11A,11B
は略同じ大きさと深さになっており、間が縦壁14で区
画されている。凹状部11A,11Bの内面は、型抜き
テーパーが付けられて下側が上側よりも若干径小となっ
ている(なお、第2形態と第3形態では作図上分かり易
くするためこの型抜きテーパーを省略した)。縦壁14
の上端は、板体12よりも一段低い段差15に形成され
ている。即ち、この形態では、凹状部11A,11Bが
容器の側面を支持する側壁部16を筒部13と縦壁14
の内面で形成している。また、各側壁部16には4つの
縦溝17が設けられている。各縦溝17は、凹状部11
の周囲を等分した位置にあって、凹状部11の上端から
下面11cまで延びており、底受け部材1の位置規制用
として機能する。以上の本体10は、図1(b)の如く
上記した開口44に挿入されると共に、筒部13の外面
に突設された係止爪19を介し抜け止めされる。
【0012】底受け部材1A,1B(1)は、容器受け
面となる板体2と、板体2の周囲に接合された4つの脚
片3とからなる。板体2は、凹状部11A,11Bの内
径よりも若干小さな外径の円形で、凹状部内に自在に挿
入される。中央部には貫通孔2aが形成されている。こ
の貫通孔2aは、摘み用の孔であり、指等を差し込んで
底受け部材1A,1Bを持ち上げることを可能にする。
脚片3は、前記した縦溝17に嵌合される板幅からな
り、長さが約60〜90mmに設定されている。そし
て、底受け部材1A,1Bは、各脚片3を対応する縦溝
17に合わせた状態で凹状部11A,11Bに着脱操作
される。
面となる板体2と、板体2の周囲に接合された4つの脚
片3とからなる。板体2は、凹状部11A,11Bの内
径よりも若干小さな外径の円形で、凹状部内に自在に挿
入される。中央部には貫通孔2aが形成されている。こ
の貫通孔2aは、摘み用の孔であり、指等を差し込んで
底受け部材1A,1Bを持ち上げることを可能にする。
脚片3は、前記した縦溝17に嵌合される板幅からな
り、長さが約60〜90mmに設定されている。そし
て、底受け部材1A,1Bは、各脚片3を対応する縦溝
17に合わせた状態で凹状部11A,11Bに着脱操作
される。
【0013】(作用)以上の底受け部材1A,1B
(1)は、使用態様として、脚片3を下向きにした状態
で対応する凹状部11A,11Bに挿入する場合と、脚
片3を上向きにした状態で対応する凹状部11A,11
Bに挿入する場合とを選択できる。図1と図2では右側
が前者の例であり、左側が後者の例を示している。前者
では、底受け部材1Bが下面11c上に脚片3を支持し
た状態で凹状部11Bに配置されているため、板体2が
脚片3の長さに応じた高い位置にあり、板体2の上面が
容器D(背丈の小さな缶やコップ等)の底を支持する受
け面となる。後者では、底受け部材1Aが下面11c上
に板体2を重ねた状態で凹状部11Aに配置されている
ため、板体2が低い位置にあり、板体2の裏面が容器E
(背丈の大きいペットボトルや缶等)の底を支持する受
け面となる。
(1)は、使用態様として、脚片3を下向きにした状態
で対応する凹状部11A,11Bに挿入する場合と、脚
片3を上向きにした状態で対応する凹状部11A,11
Bに挿入する場合とを選択できる。図1と図2では右側
が前者の例であり、左側が後者の例を示している。前者
では、底受け部材1Bが下面11c上に脚片3を支持し
た状態で凹状部11Bに配置されているため、板体2が
脚片3の長さに応じた高い位置にあり、板体2の上面が
容器D(背丈の小さな缶やコップ等)の底を支持する受
け面となる。後者では、底受け部材1Aが下面11c上
に板体2を重ねた状態で凹状部11Aに配置されている
ため、板体2が低い位置にあり、板体2の裏面が容器E
(背丈の大きいペットボトルや缶等)の底を支持する受
け面となる。
【0014】従って、この形態では、図6(a)の例か
ら分かる如く高さ寸法の異なる容器D,Eでも、凹状部
11A,11Bの上開口から突出する容器上部分を同程
度にすることができる。換言すると、背丈の小さな容器
Dは、該容器の底を脚部3によって嵩上げされた板体2
の上面で支持することにより、図6(b)の従来例に比
して凹状部11の上開口から突出する容器上部分を大き
くして掴み易くなる。逆に、背丈の大きな容器Eは、該
容器の底を脚部3を上向きにした板体2の裏面で支持す
ることにより、凹状部11の上開口から突出する容器上
部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪魔
にならないようにできる。また、カップホルダ装置を使
用しない場合は、底受け部材1が凹状部11内に常に収
容されているため邪魔にならず、しかも、底受け部材1
が脚片3と縦溝17との嵌合を介し凹状部11内に収容
されているため振動を受けても不用意にがたつかない。
ら分かる如く高さ寸法の異なる容器D,Eでも、凹状部
11A,11Bの上開口から突出する容器上部分を同程
度にすることができる。換言すると、背丈の小さな容器
Dは、該容器の底を脚部3によって嵩上げされた板体2
の上面で支持することにより、図6(b)の従来例に比
して凹状部11の上開口から突出する容器上部分を大き
くして掴み易くなる。逆に、背丈の大きな容器Eは、該
容器の底を脚部3を上向きにした板体2の裏面で支持す
ることにより、凹状部11の上開口から突出する容器上
部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪魔
にならないようにできる。また、カップホルダ装置を使
用しない場合は、底受け部材1が凹状部11内に常に収
容されているため邪魔にならず、しかも、底受け部材1
が脚片3と縦溝17との嵌合を介し凹状部11内に収容
されているため振動を受けても不用意にがたつかない。
【0015】(第2形態)このカップホルダ装置の本体
20は、板体22及び2個の有底筒部23からなり、各
筒部23に対応した上開口の凹状部21A,21B(2
1)を形成し、そこに組み込まれる底受け部材4を有し
ている。板体22は両側の筒部23の上周囲から矩形鍔
状に突設されている。各凹状部21A,21Bは略同じ
大きさと深さになっており、間が切り欠き部25で連通
されている。凹状部21A,21Bの各内面は、容器の
側面を支持する側壁部26であり、該側壁部26に異形
状の突起部27,28が設けられている。突起部27と
突起部28は、図3の如く周囲を等分する位置に設けら
れた3個を組としてそれぞれ構成され、対応側壁部26
の上下中間より少し上側から凹状部21A,21Bの下
面21cまで延びている。長さは約60〜90mmに設
定されている。突起部27は、突起部28の幅寸法より
大きく、突起部28の突出寸法より小さくなっている。
このため、この形態では、各側壁部26が突起部27,
28より上側においては容器の側面を直に支持するが、
それよりも下側においては容器の側面を対応突起部2
7,28を介し支持することになる。以上の本体20
は、図3(b)の如く上記した開口44に挿入されると
共に、筒部23の外面に突設された複数の係止爪29を
介し抜け止めされる。
20は、板体22及び2個の有底筒部23からなり、各
筒部23に対応した上開口の凹状部21A,21B(2
1)を形成し、そこに組み込まれる底受け部材4を有し
ている。板体22は両側の筒部23の上周囲から矩形鍔
状に突設されている。各凹状部21A,21Bは略同じ
大きさと深さになっており、間が切り欠き部25で連通
されている。凹状部21A,21Bの各内面は、容器の
側面を支持する側壁部26であり、該側壁部26に異形
状の突起部27,28が設けられている。突起部27と
突起部28は、図3の如く周囲を等分する位置に設けら
れた3個を組としてそれぞれ構成され、対応側壁部26
の上下中間より少し上側から凹状部21A,21Bの下
面21cまで延びている。長さは約60〜90mmに設
定されている。突起部27は、突起部28の幅寸法より
大きく、突起部28の突出寸法より小さくなっている。
このため、この形態では、各側壁部26が突起部27,
28より上側においては容器の側面を直に支持するが、
それよりも下側においては容器の側面を対応突起部2
7,28を介し支持することになる。以上の本体20
は、図3(b)の如く上記した開口44に挿入されると
共に、筒部23の外面に突設された複数の係止爪29を
介し抜け止めされる。
【0016】底受け部材4は、図4の如く凹状部21
A,21Bの容器受け面となる2つの板体5A,5B
と、それらを連結している接続部5cとからなる。板体
5Aの周囲には等分する位置に3つの縦溝6aが設けら
れ、板体5Bの周囲には同じく等分する位置に3つの縦
溝6bが設けられている。縦溝6aは突起部27を内側
に逃がす溝形状に形成され、縦溝6bは突起部28を内
側に逃がす溝形状に形成されている。接続部5cは、前
記した切り欠き部25に嵌合される箇所となり、上下面
にそれぞれ設けられた摘み用突起5dを有している。そ
して、この形態において、底受け部材4は、凹状部21
A,21B及び切り欠き部25に着脱されるが、図4の
実線で示した状態つまり縦溝6a,6bが突起部27,
28と一致する態様で凹状部21A,21B及び切り欠
き部25に挿入されると、図3(b)の下側の一点鎖線
で示した凹状部21A,21Bの下面21cまで落ち込
む。しかし、底受け部材4は、図4の実線の状態から天
地逆転した一点鎖線の状態で凹状部21A,21B及び
切り欠き部25に挿入されると、縦溝6a,6bが突起
部27,28と嵌合されないため、図3(b)の上側の
一点鎖線で示した突起部27,28の上端に支持され
る。
A,21Bの容器受け面となる2つの板体5A,5B
と、それらを連結している接続部5cとからなる。板体
5Aの周囲には等分する位置に3つの縦溝6aが設けら
れ、板体5Bの周囲には同じく等分する位置に3つの縦
溝6bが設けられている。縦溝6aは突起部27を内側
に逃がす溝形状に形成され、縦溝6bは突起部28を内
側に逃がす溝形状に形成されている。接続部5cは、前
記した切り欠き部25に嵌合される箇所となり、上下面
にそれぞれ設けられた摘み用突起5dを有している。そ
して、この形態において、底受け部材4は、凹状部21
A,21B及び切り欠き部25に着脱されるが、図4の
実線で示した状態つまり縦溝6a,6bが突起部27,
28と一致する態様で凹状部21A,21B及び切り欠
き部25に挿入されると、図3(b)の下側の一点鎖線
で示した凹状部21A,21Bの下面21cまで落ち込
む。しかし、底受け部材4は、図4の実線の状態から天
地逆転した一点鎖線の状態で凹状部21A,21B及び
切り欠き部25に挿入されると、縦溝6a,6bが突起
部27,28と嵌合されないため、図3(b)の上側の
一点鎖線で示した突起部27,28の上端に支持され
る。
【0017】(作用)従って、以上の底受け部材4は、
凹状部21(凹状部21A,21B及び切り欠き部2
5)に対し、縦溝6a,6bが突起部27,28と一致
する態様と、不一致の態様で挿入される場合とを選択で
きる。前者では、底受け部材4が下面21c上に各板体
5A,5Bを重ねた状態で凹状部21に配置されるた
め、突起部27,28に影響されずに低い位置にあり、
各板体5A,5Bの上面が容器E(背丈の大きいペット
ボトルや缶等)の底を支持する受け面となる。そして、
保持可能な容器は、容器外径が図3(a)のL1又はL2
寸法(突起部27同士又は突起部28同士で形成される
内径)までとなる。後者では、底受け部材4が突起部2
7,28の上端に支持された状態で凹状部21に配置さ
れるため、各板体5A,5Bが突起部27,28の長さ
に応じた高い位置にあり、各板体5A,5Bの裏面が容
器D(背丈の小さな缶やコップ等)の底を支持する受け
面となる。保持可能な容器は、容器外径が突起部27,
28に制約されないため前記態様に対し突起部27や突
起部28に相当する分だけ拡大される。
凹状部21(凹状部21A,21B及び切り欠き部2
5)に対し、縦溝6a,6bが突起部27,28と一致
する態様と、不一致の態様で挿入される場合とを選択で
きる。前者では、底受け部材4が下面21c上に各板体
5A,5Bを重ねた状態で凹状部21に配置されるた
め、突起部27,28に影響されずに低い位置にあり、
各板体5A,5Bの上面が容器E(背丈の大きいペット
ボトルや缶等)の底を支持する受け面となる。そして、
保持可能な容器は、容器外径が図3(a)のL1又はL2
寸法(突起部27同士又は突起部28同士で形成される
内径)までとなる。後者では、底受け部材4が突起部2
7,28の上端に支持された状態で凹状部21に配置さ
れるため、各板体5A,5Bが突起部27,28の長さ
に応じた高い位置にあり、各板体5A,5Bの裏面が容
器D(背丈の小さな缶やコップ等)の底を支持する受け
面となる。保持可能な容器は、容器外径が突起部27,
28に制約されないため前記態様に対し突起部27や突
起部28に相当する分だけ拡大される。
【0018】従って、この形態では、第1形態のように
高さ寸法の異なる容器D,Eを同時に図6(a)の状態
に保持することはできないが、同じ容器D又はE同士で
あれば凹状部21の上開口から突出する容器上部分を最
適な状態にすることができる。つまり、背丈の小さな容
器Dの場合は、前記した如く底受け部材4を突起部2
7,28の上端に支持されるように配置すると、凹状部
21の上開口から突出する容器上部分を大きくして掴み
易くなる。逆に、背丈の大きな容器Eの場合は、底受け
部材4を縦溝6a,6bと突起部27,28との嵌合を
介し配置すると、凹状部21の上開口から突出する容器
上部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪
魔にならないようにできる。また、カップホルダ装置を
使用しない場合は、底受け部材4が凹状部21内に常に
収容されているため邪魔になることがないこと、底受け
部材4が接続部5cと切り欠き部25との嵌合を介し、
或いは、縦溝6a,6bと突起部27,28との嵌合を
介し凹状部21内に収容されるため振動を受けても不用
意にがたつかないこと等の点は第1形態と同様である。
高さ寸法の異なる容器D,Eを同時に図6(a)の状態
に保持することはできないが、同じ容器D又はE同士で
あれば凹状部21の上開口から突出する容器上部分を最
適な状態にすることができる。つまり、背丈の小さな容
器Dの場合は、前記した如く底受け部材4を突起部2
7,28の上端に支持されるように配置すると、凹状部
21の上開口から突出する容器上部分を大きくして掴み
易くなる。逆に、背丈の大きな容器Eの場合は、底受け
部材4を縦溝6a,6bと突起部27,28との嵌合を
介し配置すると、凹状部21の上開口から突出する容器
上部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪
魔にならないようにできる。また、カップホルダ装置を
使用しない場合は、底受け部材4が凹状部21内に常に
収容されているため邪魔になることがないこと、底受け
部材4が接続部5cと切り欠き部25との嵌合を介し、
或いは、縦溝6a,6bと突起部27,28との嵌合を
介し凹状部21内に収容されるため振動を受けても不用
意にがたつかないこと等の点は第1形態と同様である。
【0019】なお、以上の第2形態は、底受け部材4の
構造として、両板体5A,5Bを接続部5cで連結した
例であるが、各板体5A,5Bを第1形態のように分割
(各板体5A,5B自体を底受け部材として)形成して
対応する凹状部21A,21Bにそれぞれ個々的に着脱
することも可能である。その場合の高さ調節は、例え
ば、板体5A(底受け部材)であれば、縦溝6aを突起
部27と一致した態様で凹状部21Aに配置したり、少
し回転して不一致となる態様で凹状部21Aに配置する
ことになる。これは、各形態が容器を2つ保持する例で
あるが、単一の容器を保持する構成であってよいことを
意味する。
構造として、両板体5A,5Bを接続部5cで連結した
例であるが、各板体5A,5Bを第1形態のように分割
(各板体5A,5B自体を底受け部材として)形成して
対応する凹状部21A,21Bにそれぞれ個々的に着脱
することも可能である。その場合の高さ調節は、例え
ば、板体5A(底受け部材)であれば、縦溝6aを突起
部27と一致した態様で凹状部21Aに配置したり、少
し回転して不一致となる態様で凹状部21Aに配置する
ことになる。これは、各形態が容器を2つ保持する例で
あるが、単一の容器を保持する構成であってよいことを
意味する。
【0020】(第3形態)この形態は、上記2例に対し
底受け部材の高さ調節をより細かに行えるようにした一
例である。即ち、カップホルダ装置の本体30は、板体
32及び2個の有底筒部33からなり、各筒部33に対
応した上開口の凹状部31A,31B(31)を形成
し、そこに組み込まれる底受け部材7A,7B(7)を
有している。板体32は筒部33の上周囲から矩形鍔状
に突設されている。各凹状部31A,31Bは略同じ大
きさと深さになっており、間が切り欠き部34で連通さ
れている。凹状部31A,31Bの下面31cには一段
低くなった窪み部35が設けられている。窪み部35の
中央には、付勢手段であるコイルばねSを配置する軸部
35aが突設されている。なお、コイルばねSは、窪み
部35に収まるコイル径をなし、一端が軸部35aの下
部に設けられた不図示の係合穴に係止されている。ま
た、凹状部31A,31Bの各内面は容器の側面を支持
する側壁部36となる。各側壁部36には、対の縦溝3
7がそれぞれ設けられている。各縦溝37は、図5
(c)の如く凹状部31A,31Bの上端から下面31
cまで延びていると共に、それぞれ3つの横溝38a,
38b,38c(38)と接続している。各横溝38
a,38b,38cは、縦溝37の上下中間より少し上
側位置と、それより20〜40mm下がった位置と、下
面31cに隣接した位置とに設けられている。以上の本
体30は、上記した2例と同様に上記開口44に挿入さ
れると共に、筒部33の外面に突設された係止爪39を
介し抜け止めされる。
底受け部材の高さ調節をより細かに行えるようにした一
例である。即ち、カップホルダ装置の本体30は、板体
32及び2個の有底筒部33からなり、各筒部33に対
応した上開口の凹状部31A,31B(31)を形成
し、そこに組み込まれる底受け部材7A,7B(7)を
有している。板体32は筒部33の上周囲から矩形鍔状
に突設されている。各凹状部31A,31Bは略同じ大
きさと深さになっており、間が切り欠き部34で連通さ
れている。凹状部31A,31Bの下面31cには一段
低くなった窪み部35が設けられている。窪み部35の
中央には、付勢手段であるコイルばねSを配置する軸部
35aが突設されている。なお、コイルばねSは、窪み
部35に収まるコイル径をなし、一端が軸部35aの下
部に設けられた不図示の係合穴に係止されている。ま
た、凹状部31A,31Bの各内面は容器の側面を支持
する側壁部36となる。各側壁部36には、対の縦溝3
7がそれぞれ設けられている。各縦溝37は、図5
(c)の如く凹状部31A,31Bの上端から下面31
cまで延びていると共に、それぞれ3つの横溝38a,
38b,38c(38)と接続している。各横溝38
a,38b,38cは、縦溝37の上下中間より少し上
側位置と、それより20〜40mm下がった位置と、下
面31cに隣接した位置とに設けられている。以上の本
体30は、上記した2例と同様に上記開口44に挿入さ
れると共に、筒部33の外面に突設された係止爪39を
介し抜け止めされる。
【0021】底受け部材7A,7B(7)は、容器受け
面となる板体8と、板体8の周囲に設けられた2つの突
起9とからなる。板体8は、凹状部31A,31Bの内
径よりも若干小さな外径の円形で、凹状部内に自在に挿
入される。突起9は、横溝8と共に本発明の保持手段を
構成しており、前記した縦溝37にガイトされながら任
意高さにある横溝38a,38b,38cに嵌合され
る。以上の底受け部材7A,7Bは、各突起9が縦溝3
7に入るようにして対応する凹状部31A,31Bに挿
入されるが、その際、コイルばねSの他端が裏面に係止
される。この操作では、例えば、コイルばねSの他端を
凹状部31A,31Bの上方へ引っ張りながら、底受け
部材7A,7Bの裏面に設けられた不図示の係合部に掛
止めした後、手を離す。すると、底受け部材7A,7B
は、コイルばねSに引っ張られながら、突起9と縦溝3
7との嵌合によるガイド作用により不用意に回転するこ
となく最上段の横溝38aより少し上側まで移動され
る。そして、底受け部材7A,7Bは、容器等を介して
コイルばねSの付勢力に抗して更に下側へ押されると、
図5(c)の左側の如く下面31cまで移動されるが、
その下移動の過程で横溝38a,38b,38cに嵌合
するよう容器等を介し回動されると、その嵌合した横溝
の高さに保持される。
面となる板体8と、板体8の周囲に設けられた2つの突
起9とからなる。板体8は、凹状部31A,31Bの内
径よりも若干小さな外径の円形で、凹状部内に自在に挿
入される。突起9は、横溝8と共に本発明の保持手段を
構成しており、前記した縦溝37にガイトされながら任
意高さにある横溝38a,38b,38cに嵌合され
る。以上の底受け部材7A,7Bは、各突起9が縦溝3
7に入るようにして対応する凹状部31A,31Bに挿
入されるが、その際、コイルばねSの他端が裏面に係止
される。この操作では、例えば、コイルばねSの他端を
凹状部31A,31Bの上方へ引っ張りながら、底受け
部材7A,7Bの裏面に設けられた不図示の係合部に掛
止めした後、手を離す。すると、底受け部材7A,7B
は、コイルばねSに引っ張られながら、突起9と縦溝3
7との嵌合によるガイド作用により不用意に回転するこ
となく最上段の横溝38aより少し上側まで移動され
る。そして、底受け部材7A,7Bは、容器等を介して
コイルばねSの付勢力に抗して更に下側へ押されると、
図5(c)の左側の如く下面31cまで移動されるが、
その下移動の過程で横溝38a,38b,38cに嵌合
するよう容器等を介し回動されると、その嵌合した横溝
の高さに保持される。
【0022】(作用)以上の底受け部材7A,7B
(7)は、使用態様として、突起9と嵌合する横溝38
a,38b,38cを選択することにより、凹状部31
A,31B(31)内にあって横溝38の数に応じた高
さ位置に調節される。即ち、図5(c)の例において、
右側の底受け部材7Bは突起9が最も上側の横溝38a
と嵌合しているため高い位置にあり、背丈の小さな缶や
コップ等の容器Dに適した状態となる。左側の底受け部
材7Aは突起9が最も下側の横溝38cと嵌合している
ため低い位置にあり、背丈の大きいペットボトルや缶等
の容器Eに適した状態となる。なお、背丈が容器DとE
の中間程度の容器の場合は、底受け部材7が突起9を横
溝38bに嵌合し高さ調節されることになる。
(7)は、使用態様として、突起9と嵌合する横溝38
a,38b,38cを選択することにより、凹状部31
A,31B(31)内にあって横溝38の数に応じた高
さ位置に調節される。即ち、図5(c)の例において、
右側の底受け部材7Bは突起9が最も上側の横溝38a
と嵌合しているため高い位置にあり、背丈の小さな缶や
コップ等の容器Dに適した状態となる。左側の底受け部
材7Aは突起9が最も下側の横溝38cと嵌合している
ため低い位置にあり、背丈の大きいペットボトルや缶等
の容器Eに適した状態となる。なお、背丈が容器DとE
の中間程度の容器の場合は、底受け部材7が突起9を横
溝38bに嵌合し高さ調節されることになる。
【0023】従って、この形態では、第1形態と同様
に、図6(a)の如く高さ寸法の異なる容器D,Eであ
っても、凹状部31A,31B(31)の上開口から突
出する容器上部分を同程度にすることができる。即ち、
背丈の小さな容器Dは、底受け部材7を突起9と横溝3
8aの嵌合を介し上側に配置して、該容器Dの底を板体
8に支持することにより、凹状部31の上開口から突出
する容器上部分を大きくして掴み易くなる。背丈の大き
な容器Eは、底受け部材7を突起9と横溝38cの嵌合
を介し下側に配置して、容器Eの底を板体8上に支持す
ることにより、凹状部31の上開口から突出する容器上
部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪魔
にならないようにできる。また、この形態では、カップ
ホルダ装置を使用しない場合、底受け部材7が凹状部3
1内に常に収容されているため邪魔になることがなく、
しかも、底受け部材7が突起9と横溝38との嵌合及び
コイルばねSで一方向へ付勢されているため振動を受け
ても不用意にがたつかない。
に、図6(a)の如く高さ寸法の異なる容器D,Eであ
っても、凹状部31A,31B(31)の上開口から突
出する容器上部分を同程度にすることができる。即ち、
背丈の小さな容器Dは、底受け部材7を突起9と横溝3
8aの嵌合を介し上側に配置して、該容器Dの底を板体
8に支持することにより、凹状部31の上開口から突出
する容器上部分を大きくして掴み易くなる。背丈の大き
な容器Eは、底受け部材7を突起9と横溝38cの嵌合
を介し下側に配置して、容器Eの底を板体8上に支持す
ることにより、凹状部31の上開口から突出する容器上
部分を抑えて安定に保持可能となり、操作部41の邪魔
にならないようにできる。また、この形態では、カップ
ホルダ装置を使用しない場合、底受け部材7が凹状部3
1内に常に収容されているため邪魔になることがなく、
しかも、底受け部材7が突起9と横溝38との嵌合及び
コイルばねSで一方向へ付勢されているため振動を受け
ても不用意にがたつかない。
【0024】なお、上記各形態は本発明の基本例であ
り、本体10,20,30の形状や仕様に応じて種々変
形可能なものである。その一例として、第1形態では、
縦溝17を省略したり脚片3の数を変更する。第2形態
では、突起部27,28と縦溝6a,6bの形状及び数
を変更する。第3形態では横溝38と突起9とからなる
保持手段を変更したり、底受け部材7に第1形態のよう
な摘み用部分を付設して底受け部材7を指等で高さ調節
可能にすることである。
り、本体10,20,30の形状や仕様に応じて種々変
形可能なものである。その一例として、第1形態では、
縦溝17を省略したり脚片3の数を変更する。第2形態
では、突起部27,28と縦溝6a,6bの形状及び数
を変更する。第3形態では横溝38と突起9とからなる
保持手段を変更したり、底受け部材7に第1形態のよう
な摘み用部分を付設して底受け部材7を指等で高さ調節
可能にすることである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のカップホ
ルダ装置は、底受け部を凹状内に高さ調節可能に設けた
ことから、背丈の小さな容器の場合に凹状内からの上突
出部分を確保して掴みやすくしたり、背丈の大きな容器
の場合に凹状内からの上突出部分を抑えて安定に保持で
きる。即ち、本発明は、各種の飲料容器のうち、高さが
極端に小さかったり大きい容器であっても、凹状内から
の容器突出寸法を常に最適な状態に高さ調節して、使い
勝手と安全性及び安定保持を向上できる。
ルダ装置は、底受け部を凹状内に高さ調節可能に設けた
ことから、背丈の小さな容器の場合に凹状内からの上突
出部分を確保して掴みやすくしたり、背丈の大きな容器
の場合に凹状内からの上突出部分を抑えて安定に保持で
きる。即ち、本発明は、各種の飲料容器のうち、高さが
極端に小さかったり大きい容器であっても、凹状内から
の容器突出寸法を常に最適な状態に高さ調節して、使い
勝手と安全性及び安定保持を向上できる。
【図1】 本発明を適用した第1形態の装置要部構成を
示す図である。
示す図である。
【図2】 図1の装置を分解して示す模式外観図であ
る。
る。
【図3】 本発明を適用した第2形態の装置要部構成を
示す図である。
示す図である。
【図4】 図2の装置を分解して示す模式外観図であ
る。
る。
【図5】 本発明を適用した第3形態の装置要部構成を
示す図である。
示す図である。
【図6】 本発明装置と従来装置との相違を説明するた
めの模式図である。
めの模式図である。
【図7】 従来カップホルダ装置の2例を示す図であ
る。
る。
1,4,7…底受け部材(底受け部)
3…脚片
6a,6b…縦溝
9…突起(保持手段)
10,20,30…本体
11,11A,11B…凹状部(凹状)
21,21A,21B…凹状部(凹状)
31,31A,31B…凹状部(凹状)
16,26,36…側壁部
17…縦溝
27,28…突起部
38,38a,38b,38c…横溝(保持手段)
S…コイルばね(付勢手段)
A,B,D,E…容器
Claims (5)
- 【請求項1】 飲料容器の底を支持する底受け部と、前
記容器の側面を支持可能な側壁部とを有した概略凹状か
らなるカップホルダ装置において、 前記底受け部を前記凹状内に高さ調節可能に設けたこと
を特徴とするカップホルダ装置。 - 【請求項2】 前記底受け部は、前記凹状内に着脱可能
に配置される請求項1に記載のカップホルダ装置。 - 【請求項3】 前記底受け部は、周縁付近から高さ方向
に延びた脚片を有し、前記凹状内に天地逆転して挿入さ
れることにより異なる高さに配置される請求項1又は2
に記載のカップホルダ装置。 - 【請求項4】 前記底受け部は、前記側壁部に設けられ
た突出部を逃げる縦溝を有し、前記突出部に前記縦溝を
一致させる態様と不一致となる態様とにより異なる高さ
に配置される請求項1又は2に記載のカップホルダ装
置。 - 【請求項5】 前記底受け部は、前記凹状内に設けられ
た付勢手段により上へ付勢されると共に、前記側壁部と
の間に設けられた保持手段により前記付勢手段の付勢力
に抗して異なる高さに係止される請求項1又は2に記載
のカップホルダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001237574A JP2003048473A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | カップホルダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001237574A JP2003048473A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | カップホルダ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003048473A true JP2003048473A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=19068639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001237574A Pending JP2003048473A (ja) | 2001-08-06 | 2001-08-06 | カップホルダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003048473A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012086776A (ja) * | 2010-10-22 | 2012-05-10 | Toyota Motor Corp | 容器敷きパッド及びカップホルダ |
JP2013082349A (ja) * | 2011-10-11 | 2013-05-09 | Toyota Motor Corp | 容器敷きパッド及びカップホルダ |
JP2015147433A (ja) * | 2014-02-04 | 2015-08-20 | 本田技研工業株式会社 | 車両用コンソールボックス |
KR20160043193A (ko) * | 2014-10-10 | 2016-04-21 | 주식회사 동양매직 | 컵 홀더 |
CN113492745A (zh) * | 2020-04-06 | 2021-10-12 | 现代自动车株式会社 | 高度可调杯架 |
-
2001
- 2001-08-06 JP JP2001237574A patent/JP2003048473A/ja active Pending
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KR102204326B1 (ko) * | 2014-10-10 | 2021-01-19 | 에스케이매직 주식회사 | 컵 홀더 |
CN113492745A (zh) * | 2020-04-06 | 2021-10-12 | 现代自动车株式会社 | 高度可调杯架 |
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