JP2013082349A - 容器敷きパッド及びカップホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、ペットボトル等の容器のキャップを片手で開栓させることができる容器敷きパッド及びカップホルダを提供する。
【解決手段】容器16を上方から押圧し載置部18を弾性変形させることで、発生した反力が容器16を回転させようとする回転力に対する抵抗力となる。そして、載置部18に外周リブ20及び内周リブ22を設けたことによって、外周リブ20及び内周リブ22の弾性変形により、載置部18に発生する反力が増大し、容器16に作用する回転力に対する抵抗力をさらに増大させることができる。つまり、容器16を上方から押圧した状態で容器16を回転させようとすると、容器16は回転が抑制され、片手で簡単に容器16のキャップ40を開栓することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車室内に配置されたカップホルダ内に装着される容器敷きパッド及びカップホルダに関する。
車室内にはカップホルダが設けられており、当該カップホルダ内にはペットボトル等の容器が収容可能とされている。例えば、特許文献1では、ペットボトルが収容された状態で、当該ペットボトルのキャップを開栓可能とするカップホルダの構成が開示されている。
具体的には、このカップホルダにはアウタ部材とインナ部材とが設けられており、インナ部材とアウタ部材との間にはばねが設けられ、インナ部材がアウタ部材に対して上下方向に相対移動可能とされている。また、インナ部材はペットボトルが載置される載置板を有しており、載置板の縁部にはインテグラルヒンジを介して複数の係止爪が周方向に形成されている。
一方、アウタ部材の内面には突部が設けられており、アウタ部材が下降したとき係止爪を押圧し、当該係止爪を介して、アウタ部材の内部に設けられすべり止め処理が施された円筒シートによってペットボトルが回転しないように保持される。このため、ペットボトルのキャップを片手で開栓させることができる。なお、この他にも特許文献2〜5にカップホルダに関する発明が開示されている。
特開2005−047438号公報 特開2010−162928号公報 特開平07−315104号公報 登録実用新案第302434号公報 特開2010−052571号公報
しかしながら、この先行技術では部品点数が多く、カップホルダの構成が複雑である。
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成で、ペットボトル等の容器のキャップを片手で開栓させることができる容器敷きパッド及びカップホルダを得ることが目的である。
請求項1記載の本発明の容器敷きパッドは、弾性部材で形成され、容器を載置可能とし、予め設定された荷重以上の押圧力が作用すると弾性変形する載置部と、前記載置部の裏面に設けられ、当該載置部の下方に空間を設け、載置部を介して容器を支持すると共に、前記押圧力が前記載置部に作用すると弾性変形し、当該載置部を介して前記押圧力に対して反力を発生させる環状のリブと、平面視で前記載置部の外形から突出する突起と、を有する。
請求項1記載の本発明の容器敷きパッドでは、容器を載置可能な載置部が弾性部材で形成されており、予め設定された荷重以上の押圧力(容器を上方から押圧する力)が作用すると載置部が弾性変形する。この載置部の弾性変形によって、当該載置部による復元力が発生する。つまり、載置部において容器との接触部では、容器を押圧する押圧力に対する反力が発生することとなる。
また、載置部の裏面にはリブが設けられている。このリブを設けたことにより当該載置部の下方に空間が形成され、載置部が嵩上げされた状態で容器が支持される。そして、予め設定された荷重以上の押圧力が載置部に作用するとリブは弾性変形し、当該リブを介して載置部には容器への押圧力に対する反力が発生する。
このように載置部に発生した反力が、容器に作用する回転力に対する抵抗力となる。容器を上方から押圧すると、リブCの先端部は当該リブの先端部が接触している被接触部に対して圧接された状態となる。つまり、リブを介して容器敷きパッドは滑り止めされる。一方、載置部では、上記のように、予め設定された荷重以上の押圧力が作用すると弾性変形し、容器に作用する回転力に対する抵抗力(反力)が発生する。
このため、容器を上方から押圧し、予め設定された荷重以上の押圧力で載置部を押圧し、当該載置部及びリブを弾性変形させた状態で、容器の開口に設けられたキャップを回転させると、載置部を介して発生する抵抗力によって、容器は回転が抑制されキャップが片手で簡単に開栓される。
ところで、例えば、容器を収容するカップホルダの底部に容器敷きパッドを敷いたとする。本発明では、平面視で載置部の外形から突出する突起が設けられているため、カップホルダの底部に容器敷きパッドを敷いた状態で、当該突起はカップホルダの内壁面に密着される。突起がカップホルダの内壁面に密着(圧着)した状態で、容器敷きパッドには突起とカップホルダの内壁面との間で摺動抵抗が得られる。
このため、カップホルダの天地を逆にした状態で当該容器敷きパッドの脱落を抑制することができる。これにより、物流時における容器敷きパッドの紛失を防止することができる。また、容器の開口に設けられたキャップを回転させる際、突起とカップホルダの内壁面との間で得られる摺動抵抗によって容器敷きパッドの回転を抑制することができる。
請求項2記載の本発明の容器敷きパッドは、請求項1記載の本発明の容器敷きパッドにおいて、前記リブが、前記載置部の外縁側から垂下され、平面視で、前記載置部に載置された容器の外周の外側に位置する外周リブと、前記外周リブの内側に設けられ、平面視で、前記容器の底部に設けられた底面凹部の外縁部の内側に設けられた内周リブと、を含んで構成されている。
請求項2記載の本発明の容器敷きパッドでは、載置部の外縁側から外周リブが垂下されている。この外周リブの内側には内周リブが設けられ、当該内周リブ及び外周リブによって、容器が支持される。また、平面視で、容器の外周の外側に外周リブが設けられ、容器の底部に設けられた底面凹部の外縁部の内側に内周リブが設けられている。
これにより、容器を上方から押圧すると、載置部において、内周リブと外周リブの間の領域が下方へ向かって撓み、内周リブが設けられた領域に容器の底面凹部が入り込み当該領域と面接触する。また、載置部において、外周リブが設けられた領域は、容器の底面外縁部から迫り上がった状態となって当該底面外縁部に面接触する。このように、載置部は容器の底面の形状に沿って凹凸状となり容器の底面と面接触する。このため、当該容器の底面と載置部との接触面積が増大し、載置部に作用する押圧力に対する反力を増大させることができる。
また、載置部の外縁側から外周リブが垂下されているため、平面視で載置部の外形は載置部及び外周リブによって形成されることとなる。このため、突起は載置部以外に外周リブに形成されても良い。
請求項3に記載の本発明の容器敷きパッドは、請求項1又は2に記載の容器敷きパッドにおいて、前記突起が複数設けられている。
例えば、カップホルダの底部に容器敷きパッドを敷いた場合、突起がカップホルダの内壁面に密着することで、容器の開口に設けられたキャップを回転させる際、突起とカップホルダの内壁面との間で得られる摺動抵抗によって容器敷きパッドの回転を抑制することができる。
ここで、突起が環状である(連続して形成されている)場合、当該突起とカップホルダの内壁面との密着力が高くなると、載置部側において歪みが生じ載置部の外縁側の全周が当該載置部の径方向内側へ向かって倒れ込んでしまう可能性がある。このような場合、カップホルダの内壁面からの反力が小さくなってしまう。一方、突起が複数設けられることで、当該突起とカップホルダの内壁面との密着力が高くなり載置部側において歪みが生じたとしても、当該歪みは載置部の外縁側において突起が設けられていない部分が変形することで吸収される。
したがって、突起が複数設けられることで、当該突起とカップホルダの内壁面との密着力が高くなったとしても、当該密着力は略維持される。換言すると、突起が複数設けられることで、突起が環状の場合と比較して、カップホルダの内壁面との間で得られる抵抗力を増大させることができる。これにより、カップホルダ内における容器敷きパッドの回転をさらに抑制することができる。
請求項4記載の本発明の容器敷きパッドは、請求項2又は3記載の本発明の容器敷きパッドにおいて、前記内周リブの内側に貫通孔が形成されている。
請求項4記載の本発明の容器敷きパッドでは、内周リブの内側に貫通孔が形成されているため、当該貫通孔内へ指を入れ、内周リブを弾性変形させた状態で、貫通孔の内縁部に指を引っ掛けることができる。これにより、カップホルダ内に容器敷きパッドが挿入されても、貫通孔の内縁部に指を引っ掛けた状態で、当該容器敷きパッドをカップホルダから容易に取出すことができる。
請求項5に記載の本発明のカップホルダは、容器が収容される収容部が設けられ、前記収容部の内壁面に請求項1〜4の何れか1項に記載の容器敷きパッドに設けられた前記突起が密着している。
請求項5に記載の本発明のカップホルダでは、本発明の容器敷きパッドが設けられていないカップホルダであっても、カップホルダの収容部の内壁面に容器敷きパッドの突起が密着するように当該収容部内に容器敷きパッドを装着させることで、請求項1〜4の何れか1項に記載の効果と同一の効果を得ることができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る容器敷きパッドは、簡易な構成で、容器敷きパッド上に載置させたペットボトル等の容器のキャップを片手で開栓させることができる、という優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る容器敷きパッドは、容器に作用する回転力に対する抵抗力を増大させることができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る容器敷きパッドは、突起が環状の場合と比較して、カップホルダの内壁面との間で得られる抵抗力を増大させることができる、という優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る容器敷きパッドは、例えば、カップホルダに対して容易に取り外しができる、という優れた効果を有する。
請求項5記載の本発明に係るカップホルダは、物流時における容器敷きパッドの紛失を防止することができる、という優れた効果を有する。
(A)は、本実施形態に係るカップホルダの中敷きパッド上に容器が載置された状態を示す概略断面図であり、(B)は、容器が上方から押圧された状態を示す概略断面図である。 (A)、(B)は、それぞれ図1(A)、(B)に対応し要部が拡大された断面図である。 本実施形態に係る中敷きパッドを示す、(A)は斜め上方から見た斜視図であり、(B)は中敷きパッドの一部が中心線を通る線で切断された部分断面図である。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る容器敷きパッドとしての中敷きパッド10の一実施形態について説明する。図1(A)には、本実施形態に係るカップホルダ12の中敷きパッド10上に容器16が載置された状態が示されており、図1(B)には、当該容器16が上方から押圧された状態が示されている。
例えば、図示しない車体フロアの中央部に配置されるコンソールボックスの車両前方側には、図1(A)に示されるように、カップホルダ12が設けられている。このカップホルダ12には、一例として上部に開口を有する略円柱状の収容部14が設けられており、この収容部14の底部に中敷きパッド10が装着されている(敷かれている)。
(中敷きパッドの構成)
ここで、図3(A)、(B)に示される中敷きパッド10の構成について説明する。なお、図3(A)は中敷きパッド10を斜め上方から見た斜視図であり、図3(B)は中敷きパッド10の一部が中心線を通る線で切断された部分断面図である。
この中敷きパッド10は環状(ドーナツ板形状)を成しており、載置部18、外周リブ20及び内周リブ22を備え、内周リブ22の内側に貫通孔42が形成されている。載置部18の外周面からは、当該載置部18の周方向に沿って複数(ここでは120°間隔で3個)の略円柱状の突起44が、載置部18の径方向外側へ向かって突出している(平面視で載置部18の外形から突出している)。
載置部18には容器16(図1(A)参照)が載置可能とされており、載置部18は例えば天然ゴムよりも表面摩擦係数が小さいエラストマーで形成されている。この場合、載置部18の表面のみをコーティングして表面摩擦係数を小さくしても良い。
図1(A)に示されるように、載置部18の外径は、カップホルダ12の収容部14の内径よりも若干小さくなるように設定されており、容器16の外周16Aよりも大きくなるように設定されている。載置部18の外周部からは環状の外周リブ20が垂下されており、外周リブ20の内側には載置部18の中央側に同心円上に位置して環状の内周リブ22が垂下されている。
これらの外周リブ20及び内周リブ22によって、載置部18を介して容器16が支持されるが、容器16は、500ml程度までの飲料用のキャップ40付きペットボトルや缶等とされる。なお、外周リブ20と内周リブ22は、ここでは略同一の肉厚となるように設定されている。
図1(A)及び図2(A)に示されるように、容器16が載置部18の中央に載置された状態で、外周リブ20は、載置部18に載置される容器16の外周16Aの径方向外側に位置するように設定されている。また、内周リブ22は、当該容器16の外周16Aの径方向内側に位置するように設定されている。ペットボトル等の容器16では、一般的に底部に底面凹部24が形成されているが、内周リブ22は、底面凹部24の外縁部よりも内側に位置するように設定されている。なお、底面凹部24の形状については特に規定されるものではない。
また、内周リブ22の内側には、当該内周リブ22の内径よりも小さくなるように設定された貫通孔42が形成されている。このため、貫通孔42の内縁部からは、内周リブ22の内周壁との寸法差により形成されたフランジ46が当該内周リブ22の全周に亘って張り出している。
(中敷きパッドの作用・効果)
図1(A)及び図2(A)に示されるように、中敷きパッド10の載置部18の裏面には、外周リブ20及び内周リブ22が垂下されている。このため、載置部18の下方には空間28が設けられ、載置部18は嵩上げされた状態で保持される。
容器16が載置部18に載置された状態では、載置部18は略水平の状態を維持して容器16を支持する。ここで、載置部18は、天然ゴムよりも表面摩擦係数が小さいエラストマーで形成されている。このため、車両走行時に車両の振動に追従して載置部18に載置された容器16を当該載置部18上で滑らせることができる。これにより、容器16の転倒を抑制することができる。
また、中敷きパッド10は弾性部材で形成され、載置部18の下方には空間28が設けられている。このため、予め設定された荷重以上の押圧力が載置部18に作用すると、当該載置部18は下方へ向かって撓むこととなる。ここで、図2(A)に示されるように、中敷きパッド10は、容器16の外周16Aの外側に位置するように外周リブ20が配置され、容器16の外周16Aの内側に位置するように内周リブ22が配置されている。
このため、容器16を上方から押圧すると、外周リブ20及び内周リブ22の先端部は、これらが接触しているカップホルダ12の収容部14の底面(被接触部)14Aに対して圧接された状態となる。つまり、外周リブ20及び内周リブ22を介して中敷きパッド10は滑り止めされる。
ところで、容器16の底部には、底面凹部24が形成されているため、予め設定された荷重以上の押圧力で容器16を押圧したとき、図2(B)に示されるように、容器16は下方へ沈み込み、載置部18は容器16の底面の形状に沿って弾性変形する。そして、内周リブ22又は外周リブ20が設けられた領域にはそれぞれ凸部30、32が形成され、外周リブ20と内周リブ22の間の領域には凹部34が形成される。
このように、容器16の沈み込みに伴って、載置部18には凹部34が形成されると共に、容器16の底面凹部24が凸部30と面接触し、凸部32は容器16の底面外縁部から迫り上がった状態となって当該底面外縁部を覆うようして底面外縁部と面接触する。なお、載置部18の凹部34は容器16の底面凹部24以外の底面と面接触する。
一方、載置部18の外周面からは突起44が径方向外側に突出し、当該突起44が収容部14の内壁面14Bに密着している。このため、容器16の押圧により載置部18が弾性変形して凸部32が形成される際、当該凸部32には、突起44を介して収容部14の内壁面14Bからの反力Nが発生する。このため、外周リブ20の下端部側は外側へ押し広げられ収容部14の内壁(被接触部)14Bに当接して突っ張った状態で底面(被接触部)14Aに圧接された状態となる。このため、容器16の押圧力が大きくなると、凸部32が迫り上がる量も大きくなる。
以上のように、載置部18が弾性変形して底面凹部24を含む容器16の底面と面接触するが、その際に載置部18において容器16の底面との接触部で容器16への押圧力に対する反力が発生することとなる。この反力が容器16を回転させようとする回転力に対する抵抗力となる。
具体的には、容器16の底面は載置部18の凹部34と面接触しているため、当該凹部34では、容器16を押圧する押圧力(矢印A方向)に対して逆向きの反力(矢印B)が発生する。また、容器16の底面凹部24は内周リブ22を介して載置部18の凸部30及び凸部30と凹部34との境界部36と面接触しているため、当該境界部36では、容器16を押圧する押圧力(矢印A方向)に対して外側斜め上方へ向かう反力(矢印C)が発生する。また、容器16の底面外縁部は外周リブ20を介して載置部18の凸部32と凹部34との境界部38と面接触しているため、当該境界部38では、容器16を押圧する押圧力(矢印A方向)に対して内側斜め上方へ向かう反力(矢印D方向)が発生する。
このように、容器16を上方から押圧し載置部18を弾性変形させることで、発生した反力(矢印B、C、D)が、容器16に作用する回転力に対する抵抗力となる。そして、載置部18に外周リブ20及び内周リブ22を設けたことによって、外周リブ20及び内周リブ22の弾性変形により、載置部18に発生する反力が増大し、容器16に作用する回転力に対する抵抗力をさらに増大させることができる。
図1(B)に示されるように、一般的に、容器16の開口に設けられたキャップ40を開栓方向へ回転させると、当該キャップ40を介して容器16には開栓方向への回転力(矢印E方向)が作用する。しかし、本実施形態では、予め設定された荷重以上の押圧力(矢印A方向)で容器16を上方から押圧した状態で、容器16を回転させようとすると、容器16に作用する回転力に対して抵抗力(矢印F方向)が発生する。このため、容器16は回転が抑制され、キャップ40は片手で簡単に開栓される。
ここで、容器16を上方から押圧し載置部18が弾性変形して中敷きパッド10の外周リブ20が収容部14の内壁面14Bに当接することで、収容部14の内壁面14Bを介して矢印D方向の反力を高めることができる。但し、この反力については、外周リブ20の肉厚を厚くし、収容部14の底面(被接触部)14Aとの接触力を高めることでも得られる。
ところで、本実施形態では、図3(A)に示されるように、載置部18の外周面からは、当該載置部18の周方向に沿って複数の突起44が突出している。このため、収容部14内に中敷きパッド10を装着させた状態で、当該突起44が収容部14の内壁面14Bに密着する(圧着される)ように設定されている。これにより、中敷きパッド10の位置ずれを防止し、カップホルダ12の天地を逆にした状態で当該中敷きパッド10の脱落を抑制することができる。つまり、物流時における中敷きパッド10の紛失を防止することができる。
また、容器16の開口に設けられたキャップ40を回転させる際、突起44とカップホルダ12の収容部14の内壁面14Bとの間で得られる摺動抵抗によって中敷きパッド10の回転を抑制することができる。ここで、図示はしないが載置部18の外周面に環状の突起を設けた場合、当該突起と収容部14の内壁面14Bとの密着力が高くなると、載置部18側において歪みが生じ載置部18の外縁側の全周が当該載置部18の径方向内側へ向かって倒れ込んでしまう可能性がある。このような場合、収容部14の内壁面14Bからの反力が小さくなってしまう。一方、図3(A)に示されるように、載置部18の外周面から突起44を複数突出させることで、当該突起44と収容部14の内壁面14Bとの密着力が高くなり載置部18側において歪みが生じたとしても、当該歪みは載置部18の外縁側において突起44が設けられていない部分が変形することで吸収される。
したがって、載置部18の外周面から突起44を複数突出させることで、当該突起44と収容部14の内壁面14Bとの密着力が高くなったとしても、当該密着力は略維持される。換言すると、載置部18の外周面から突起44を複数突出させることで、突起が環状の場合と比較して、収容部14の内壁面14Bとの間で得られる抵抗力を増大させることができる。これにより、収容部14内における中敷きパッド10の回転をさらに抑制することができる。なお、載置部18の外周面に環状の突起を設けても良いのは勿論のことである。
また、図3(B)に示されるように、中敷きパッド10の中央部には貫通孔42が設けられており、指が挿入可能とされている。この貫通孔42内へ指を挿入し、内周リブ22を弾性変形させた状態で、貫通孔42の内縁部に指を引っ掛けることができる。このため、カップホルダ12の収容部14内に中敷きパッド10が装着されても、貫通孔42の内縁部に指を引っ掛けた状態で、中敷きパッド10を持ち上げることで、カップホルダ12の収容部14から中敷きパッド10を取出すことができる。
また、本実施形態では、貫通孔42の内縁部にフランジ46が設けられている。このため、貫通孔42内へ指を挿入した状態で、当該フランジ46に指を引っ掛けることができ、カップホルダ12の収容部14からさらに容易に中敷きパッド10を取出すことができる。なお、このフランジ46は貫通孔42の内縁部の全周に亘って設けられていなくも良い。また、このフランジ46は必ずしも必要ではない。
また、ここでは、中敷きパッド10が設けられていない既存のカップホルダ12に対しても、カップホルダ12の収容部14内に中敷きパッド10を装着させることで、上記のような効果を得ることができる。
(本実施形態の補足説明)
図2(B)では、載置部18が弾性変形することで、載置部18の凸部30が容器16の底面凹部24の略全面に面接触しているが、内周リブ22の高さによって載置部18の弾性変形量は異なってくる。このため、内周リブ22の高さは、載置部18の凸部30が容器16の底面凹部24の略全面に面接触可能な長さに設定することが好ましい。但し、載置部18の凸部30が容器16の底面凹部24と面接触している部分が一部であっても勿論良い。
また、図2(A)、(B)に示されるように、この中敷きパッド10では、外周リブ20及び内周リブ22によって容器16の荷重を支持すると共に、容器16のキャップ40(図1(B)参照)を開栓するとき、外周リブ20及び内周リブ22を弾性変形させて容器16に作用する回転力(矢印E方向)に対する抵抗力(矢印F方向)を得るため、適切な硬度が必要とされる。このため、外周リブ20及び内周リブ22の肉厚によっても中敷きパッド10の硬度は変わってくるが、容器16の荷重を支持する支持力及び外周リブ20及び内周リブ22を弾性変形させるために必要な押圧力等を考慮すると、中敷きパッド10は60〜80度程度の硬度が好ましい。
さらに、本実施形態では、カップホルダ12の収容部14を略円柱状としたが、収容部は略角柱状であっても良い。ここで、中敷きパッド10は収容部14内に装着可能であれば良いため、必ずしも収容部の形状に合わせる必要はないが、収容部が角状であれば中敷きパッドも角状のものを用いた方が好ましい。図示はしないが、中敷きパッドを角状に形成した場合、外周リブは中敷きパッドの外形に沿って角筒状に形成されても良いし、円筒状に形成されても良い。
また、本実施形態では、中敷きパッド10の裏面側に設けられた外周リブ20及び内周リブ22を環状に形成したが、外周リブ20及び内周リブ22は必ずしも連続的に形成する必要はなく、途中に切欠きが形成されていても良い。また、中敷きパッド10の裏面側に外周リブ20及び内周リブ22を設けたが、必ずしも両方設ける必要はなく、外周リブ20のみであっても良い。また、この場合、載置部18の外周面の内側から外周リブ20を垂下させても良い。
さらに、ここでは、突起44が複数設けられているが、1個でも良く、突起44の形状も略円柱状に限るものではない。例えば、図示はしないが、載置部18の外周面の周方向に沿って形成された凸状のリブであっても良いし、この凸状のリブが載置部18の外周面の全周に亘って設けられても良い。また、載置部18の外周面から外周リブ20の外周面へ延びるようにして載置部18の軸線方向に沿ってリブが形成されても良い。この場合、カップホルダ12の収容部14の内壁面14Bとの間で接触面積が増え、摺動抵抗をより増大させることができる。
さらに、この中敷きパッド10は、カップホルダ12内以外にもテーブル上に配置した状態で、片手で容器16のキャップ40を開栓させる際に利用することもできる。
10 中敷きパッド(容器敷きパッド)
12 カップホルダ
14 収容部
16 容器
18 載置部
20 外周リブ(リブ)
22 内周リブ(リブ)
24 底面凹部
42 貫通孔
44 突起

Claims (5)

  1. 弾性部材で形成され、容器を載置可能とし、予め設定された荷重以上の押圧力が作用すると弾性変形する載置部と、
    前記載置部の裏面に設けられ、当該載置部の下方に空間を設け、載置部を介して容器を支持すると共に、前記押圧力が前記載置部に作用すると弾性変形し、当該載置部を介して前記押圧力に対して反力を発生させる環状のリブと、
    平面視で前記載置部の外形から突出する突起と、
    を有する容器敷きパッド。
  2. 前記リブが
    前記載置部の外縁側から垂下され、平面視で、前記載置部に載置された容器の外周の外側に位置する外周リブと、
    前記外周リブの内側に設けられ、平面視で、前記容器の底部に設けられた底面凹部の外縁部の内側に設けられた内周リブと、
    を含んで構成された請求項1に記載の容器敷きパッド。
  3. 前記突起が複数設けられた請求項1又は2に記載の容器敷きパッド。
  4. 前記内周リブの内側に貫通孔が形成された請求項2又は3に記載の容器敷きパッド。
  5. 容器が収容される収容部が設けられ、前記収容部の内壁面に請求項1〜4の何れか1項に記載の容器敷きパッドに設けられた前記突起が密着しているカップホルダ。
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