JP3024934U - ドリンクホルダー - Google Patents

ドリンクホルダー

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JP3024934U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車などの乗物内に設置される、缶やビン入
りのドリンク類を固定するためのドリンクホルダーに関
し、ドリンク類の容器サイズに影響されずに確実に固定
することができ、かつ、ホルダーや特別な押え金具など
を必要とせず、使用時以外は邪魔にならない小型のドリ
ンクホルダーを実現することを目的とする。 【構成】乗物用のドリンクホルダーにおいて、ドリンク
類(20)を吸盤効果により吸着固定できるようにした
ものであり、薄型円筒体(1)の天板面が滑らかな軟質
弾性材よりなる吸着面で構成され、該薄型円筒体(1)
の軸芯部に天板面(2)と底面(3)とに固着される支
持柱(4)が内設されており、気密性を有するように構
成されていることを特徴とするドリンクホルダーであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの乗物内に設置される、缶やビン入りのドリンク類を固 定するためのドリンクホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車内に取り付けて使用するドリンクホルダーとしては、図7に例示す るように、(1)缶入りまたはビン入りのドリンク類37を載せるトレイ30a を有する円筒状の容器31をフロントパネルの上面などに接着固定した据え置き タイプのもの、(2)円形のトレイ30bとリング状のホルダー32が設けられ 、ドア33の窓ガラス34の隙間に取付金具35を用いて引っ掛けて固定する窓 ガラス取付タイプのもの、(3)ホルダー部36が一体化されたトレイ30cを エアコン吹出し口38のフィン39に引っ掛けて固定するエアコン取付タイプの ものなどがある。
【0003】 これらのドリンクホルダーは、車内でドリンク類37を飲む時、手軽に置いて も倒れてこぼれることがないので、たいへん便利であり、広く普及しており、多 種のドリンクホルダーが開発されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の据え置きタイプの場合には、ドリンク類37の転倒防止 のために円筒容器状としたり、リング状のホルダーなどが設けられている。平坦 なフロントパネルの上面に不自然に突出しているので見苦しいため、苦肉の策と してインテリアデザインが施されている場合が多い。また、缶やビンの直径は大 小各種あるため、円筒容器31の側面周部との隙間が生じ、車の振動でカタカタ と騒音が出るため、押え金具などが設けられるが、取り出す時にこの押え金具が 邪魔になる。
【0005】 また、窓ガラス取付タイプは、窓の開閉時に外れたり、乗降時に引っ掛かけて 破損してしまうことも少なくない。また、エアコン取付タイプは、エアコン風の 妨げにもなる。また、いずれの場合にも、ドリンク類37を飲む時以外は邪魔に なるため、できる限り小さい方が良いが、大きなドリンク缶にも使用できるよう にするため、トレイやホルダーも大きくなってしまう。
【0006】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ドリンク類の缶 やビンのサイズに影響されずに確実に固定することができ、かつ、ホルダーや特 別な押え金具などを必要とせず、使用時以外は邪魔にならない小型のドリンクホ ルダーを実現するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1は、図1に例示するように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、薄 型円筒体1の天板面2が滑らかな軟質弾性材よりなる吸着面で構成され、該薄型 円筒体1の軸芯部に天板面2と底面3とに固着される支持柱4が内設されており 、気密性を有するように構成されているドリンクホルダーである。
【0008】 該薄型円筒体1は、天板面2の上面が滑らかで軟質の弾性を有する板体であり 、その内部の軸芯部に天板2と底板3とに固着される支持柱4が内設され、気密 性を有するように構成されているものならばいずれでも良く、例えば、図1(1 )に例示するように、内部が中空となった高さの低い円柱状の薄型円筒体1とし 、内部の中心部に支持柱4が固着されており、天板面2は、上表面が滑らかな弾 性板とし、気密性を有するように構成したものでも良い。
【0009】 また、図1(2)に例示するように、軟質で弾性を有する樹脂材を用い、天板 面2は薄いシート状とし、周部5は肉厚を厚くし、軸芯部6を円柱状として一体 形成し、底面は開放されており、周部5の下面7と軸芯部6の下面8を該ドリン クホルダーの取付面に接着することにより気密性を保つように構成したものでも 良い。
【0010】 請求項2は、図1(3)に例示するように、前記のドリンクホルダーにおいて 、天板面2の中心部に凹部9が設けられているドリンクホルダーである。
【0011】 該凹部9は、天板面2の中心部に凹部を形成したものならばいずれでも良く、 例えば、図1(3)に示すように、天板面2の中心部に逆円錐状の凹部9を設け たものでも良く、支持柱6を下端が密閉された円筒状とし、天板面2に穴を開け て凹部を形成したものでも良い。
【0012】 請求項3は、図3に例示するように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、ド リンク類を吸盤の吸着力を用いて吸着固定できるように、滑らかな吸着面10を 有する吸盤状の軟質弾性体11の中心部の底面に、円型の固定台12が設けられ ているドリンクホルダーである。
【0013】 該ドリンクホルダーは、例えば、図3(1)に示すように、上面が滑らかな吸 着面10となっている皿型の吸盤状の軟質弾性体11であり、底部に円柱状の固 定台12が設けられたものでも良い。また、図3(2)に示すように、該軟質弾 性体11の外周部の肉厚を厚くしたものでも良い。また、図4(1)、(2)に 示すように、該軟質弾性体11を軟質樹脂材11aとバネ材11b、11cとを 組合わせた構成としても良い。
【0014】 請求項4は、図5に例示するように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、気 密性を有する中空円盤体13の天板14の中心部にエアー抜き口15が設けられ ており、該天板は、上表面が平滑な軟質材により構成されており、該天板14の 下面に、難撓性板16が固着されており、該難撓性板16の外周部に、中空円盤 体13の底板17に対して難撓性板16を上方向に押し上げるように弾性材18 が設けられているドリンクホルダーである。
【0015】 例えば図5(1)に示すように、弾性を有する軟質の樹脂材により中空円盤体 13を形成し、周部は弾力性を有するように、蛇腹型に形成し、天板14の下面 に硬質板16を貼り付けたものでも良い。該エアー抜き口15は、中空円盤体1 3内部と外部が通気できるように、天板面14および難撓性板16を貫通して開 けられており、ドリンク類の直径より小さく開けられている。該難撓性板16は 、硬質で容易に撓むことがないものならばいずれでも良く、硬質樹脂板や金属板 でも良い。該弾性材18は、難撓性板16を押し上げる機能を有するように設け られた弾性材ならばいずれでも良く、例えば、側面部が上下方向に弾性を有する ように蛇腹型形状としたものでも良い。また、図5(2)に示すように、リング バネ19を設けたものでも良い。
【0016】
【作用】
請求項1のように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、薄型円筒体1の天板 面2が滑らかな軟質弾性材よりなる吸着面で構成され、該薄型円筒体1の軸芯部 に天板面2と底面3とに固着される支持柱4が内設されており、気密性を有する ように構成されていると、該ドリンクホルダーを車内のフロントパネルの上面な どに取り付け、ドリンク類の底部を天板面2に押し付けることにより、容易に天 板面2に固定することができる。
【0017】 ドリンク類20の底部は、図2(1)に示すように、内側に湾曲したり、スチ ール缶のように平らな底板の外周部が突出した構造などとなっており、底部に凹 部空間21が生じている。これらドリンク類20の底部を前記天板面2に押し付 けると、図のように、軟質弾性材のため、ドリンク類20底部の突出部20aに より天板2が凹む。しかしながら、天板2の中心部は、支持柱4が設けられてい るため、凹まないので、ドリンク類20底部の凹部空間21内の空気が周囲へ排 気される。この状態でドリンク類20の押し付けを止めると、天板2の弾性力と 薄型円筒体1内の空気圧により押し戻され、図2(2)に示すように、薄型円筒 体1は、元の形状に戻るが、排気された空気は、ドリンク類20底部の突出部2 0aにより密閉されるため、底部の凹部空間21内には戻らない。このため、ド リンク類20底部の凹部空間21内が負圧となり、ドリンク類20は、天板2上 面に吸着固定される。
【0018】 吸着固定を解除する場合には、ドリンク類20を横方向に摺動させて移動する か、または、ドリンク類20の周囲の天板面2を指で軽く押すことにより、周囲 の空気が該空間21内に吸気され、天板面2からドリンク類20を容易に外すこ とができる。
【0019】 請求項2のように、前記のドリンクホルダーにおいて、天板面2の中心部に凹 部9が設けられていると、該凹部9の吸盤作用により、吸着力を高めることがで きる。また、直径の小さなドリンク類でも該凹部9が吸盤として作用するため、 確実に吸着固定することができる。
【0020】 請求項3のように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、ドリンク類20を吸 盤の吸着力を用いて吸着固定できるように、滑らかな吸着面10を有する吸盤状 の軟質弾性体11の中心部の底面に、円型の固定台12が設けられていると、該 ドリンクホルダーを車内のフロントパネルの上面などに取り付け、ドリンク類2 0の底部を該吸着面10に押し付けることにより、容易にドリンク類20を吸盤 状の軟質弾性体11に固定することができる。
【0021】 この吸盤式のドリンクホルダーは、吸着面10にドリンク類20の底部を押し 付けることにより、吸盤状の軟質弾性体11の外周付近が広がり、円型の固定台 12に押されて、ドリンク類20の底部の空間21内の空気が排気され、吸盤状 の軟質弾性体11の弾性力により元の形状に戻るときに、図4(3)に示すよう に、ドリンク類20の底部の突出部20aにより該空間21が密閉され、空気が 吸気されないため、該空間21内が負圧となるために、ドリンク類20が吸着面 10に吸着固定される。
【0022】 請求項4のように、乗物用のドリンクホルダーにおいて、気密性を有する中空 円盤体の天板14の中心部にエアー抜き口15が設けられており、該天板14は 、上表面が平滑な軟質材により構成されており、該天板14の下面に、難撓性板 16が固着されており、該難撓性板16の外周部に、中空円盤体13の底板17 に対して難撓性板16を上方向に押し上げるように弾性材18が設けられている と、該ドリンクホルダーを車内のフロントパネルの上面などに取り付け、ドリン ク類20の底部を該中空円盤体13の天板面14に押し付けることにより、容易 にドリンク類20を中空円盤体13の天板面14に固定することができる。
【0023】 このドリンクホルダーは、ドリンク類20の底部を中空円盤体13の天板面1 4に押し付けると、図6(1)に示すように、中空円盤体13内の空気がエアー 抜き口15からドリンク類20の底部の空間21に押し出され、さらに、該空間 21からドリンク類20底部の周囲に排気され、該中空円盤体13は偏平となる 。この状態でドリンク類20の押し付けを止めると、中空円盤体20の周部18 の蛇腹形状による弾性力により中空円盤体13は元の形状に戻ろうとし、図6( 2)に示すように、中空円盤体13内にドリンク類20底部の空間21内の空気 が吸入される。このため、該空間21内が負圧となり、ドリンク類20は中空円 盤体13の天板面14に吸着固定される。
【0024】 なお、難撓性板16が設けられているため、ドリンク類20の押し付けの際に 、中空円盤体13の天板面14の一部が凹むことはなく、全体を均一に押し下げ ることができるため、確実にかつ効率良く、中空円盤体13内の空気を排気する ことができる。また、ドリンク類20の吸着時には、天板面14が滑らかな軟質 面なので、ドリンク類20の底部の突出部20aが良好なシール部となるので、 周囲の空気がドリンク類20底部の空間21に吸気されることはない。
【0025】
【実施例】
次に本考案によるドリンクホルダーが実際上どのように具体化されるかを実施 例で説明する。従来よりドリンクホルダーは、その取り付け方法については数多 く考案されているが、ドリンク類の固定方法については基本的に同じであり、ド リンク類を載せるためのトレーと、転倒防止用のホルダーとで構成されている。 本考案は、吸盤効果を利用したまったく新規な発想により、ドリンク類を固定で きるように考案されたものである。
【0026】 図1(1)は、本考案による平面吸盤式のドリンクホルダーの実施例である。こ の平面吸盤式のドリンクホルダーは、硬質樹脂材で薄型円筒体1を形成し、該薄 型円筒体1の天板面2は、弾力性を有する軟質のゴム系樹脂板による吸着面とし 、該薄型円筒体1の軸芯部に天板面2と底面3に固着される円柱状の支持柱4を 設けたものであり、内部の空気が外部に漏れないように、気密構造となっている 。
【0027】 このドリンクホルダーは、車内のフロントパネルの上面などにその底面を固着 して取り付け、図2(1)に示すように、吸着面(天板2上面)にドリンク類2 0の底部を押し付けることにより、吸着させてドリンク類20を吸着面に固定す るようになっている。このドリンクホルダーの吸着面は、平面であるが、ドリン ク類20の底部は、外周部20aが突出しており、凹部を形成しているため、ド リンク類20の底部を吸着面に押し付けることにより、この凹部の空間21内の 空気は、支持柱4に押されて排気される。押し付けを止めると、吸着面自身の弾 性力と薄型円筒体1内の空気圧により、ドリンク類20は押し戻され、図2(2 )に示すように、凹部の空間21内が負圧となり、吸着面にドリンク類20の底 部が吸着固定される。
【0028】 図1(2)は、上記の平面吸盤式のドリンクホルダーの他の実施例であり、薄 型円筒体および吸着面を弾性を有する軟質のゴム系樹脂材で一体成型したもので あり、底部は開放されている。このドリンクホルダーは、外周部5の底面7と支 持柱6の底面8を取り付け面に気密性を有するように接着固定して取り付けるこ とにより、気密空間22を形成し、吸着面の反発力を発揮させ、前記の図1(1 )と同様の吸着効果を発揮することができる。一体成型できるため、製作工程を 短縮でき、安価にせいさくすることが可能である。
【0029】 図1(3)は、吸着面の中心部に凹部が設けられた平面吸盤式のドリンクホル ダーの実施例であり、上記の平面吸盤機能に従来の吸盤機能をプラスしたもので ある。すなわち、該凹部9が小型の吸盤と同じ効果を発揮するため、吸着力が増 大する。また、直径の小さいものや底部の凹部空間21が小さいドリンク類では 、排気量が少なく、吸着力が低下するが、該凹部9が吸盤として作用するため、 吸着力を十分に確保できる。
【0030】 図3(1)は、本考案による皿状吸盤式のドリンクホルダーの実施例である。 このドリンクホルダーは、吸盤形状の軟質弾性体11の吸着面10の背面側に、 硬質樹脂材による円柱状の固定台12を設けたものである。該ドリンクホルダー の固定台12の底面部23を車内のフロントパネルの上面などに固着し、吸着面 10が上面となるように取り付ける。
【0031】 図4(3)に示すように、該吸着面10に、ドリンク類20の底部を押し付け ることにより、吸着面10の外周部が押し開かれ、円柱状の固定台12は硬質の ため、ドリンク類20の底部の凹部空間21内の空気が周囲に押し出されて排出 される。押し付けを止めると、図のように、吸着面10の弾性力により外周部が 元に戻ろうとするため、ドリンク類20の底部の凹部空間21内が負圧となり、 ドリンク類20の底部が吸着面10に吸着固定される。図3(2)に示す実施例 は、吸着面10の弾性力を高めるために、外周部の肉厚を厚くしたものである。 また、吸着後のドリンク類20の安定性を良くするために、吸着面の外周部に、 ガイドリング24が設けられている。図4(1)は、吸着面が2層構造となって おり、表面は軟質樹脂材11aとし、下層はバネ板11bで構成し、吸着面10 の弾性力を高め、吸着力を高めるようにした実施例であり、該バネ板11bは、 図4(2)の底面図に示すように、皿状ではなく、十字状に形成したものでも良 い。
【0032】 図5(1)は、本考案による吸引円盤式のドリンクホルダーの実施例である。 このドリンクホルダーは、天板14の中心部にエアー抜き口15が設けらた中空 円盤体13に形成されており、気密性を有するように、軟質弾性材で形成されて おり、該天板14が吸着面となっている。該天板14の下面内部に、硬質樹脂板 16が固着されており、該中空円盤体13の側面周部18は、上下方向の弾性力 を発揮するように、蛇腹状に形成されている。該ドリンクホルダーの中空円盤体 13の底面部を車内のフロントパネルの上面などに固着し、吸着面(天板14上 面)が上面となるように取り付ける。
【0033】 図6(1)に示すように、該吸着面(天板14上面)に、ドリンク類20の底 部を押し付けることにより、該中空円盤体13は、押し潰されて偏平になる。こ の時、中空円盤体13内部の空気がエアー抜き口15よりドリンク類20の底部 の凹部空間21内に押し出され、さらに、ドリンク類20底部の周囲に押し出さ れて排気される。硬質樹脂板16が設けられているため、均一にかつ効率良く排 気される。押し付けを止めると、側面周部18の蛇腹部の弾性力により、中空円 盤体13は元の形状に戻ろうとするため、図6(2)に示すように、ドリンク類 20の底部の凹部空間21内の空気は中空円盤体13内に吸引され、凹部空間2 1内が負圧になり、ドリンク類20の底部が吸着面(天板14上面)に吸着固定 される。
【0034】 吸着力は、ドリンク類20の底部の凹部空間21内の空気の排気量と、吸着面 の復元力により決まるため、この吸着力を高めるためには、吸着面の復元力を強 化するための弾性体を設けても良く、図5(2)に示すように、中空円盤体13 内の硬質樹脂板16の下部にコイルバネ19を設けて、吸着面の復元力を強化し たものでも良い。
【0035】 なお、これら本考案によるドリンクホルダーより、ドリンク類20を取り外す 場合には、ドリンク類20を水平方向に摺動させるか、または吸着面の吸着部周 辺を指で軽く押すことにより、ドリンク類20の底部の凹部空間21内に空気が 吸気されるため、片手で容易に取り外すことができる。
【0036】 また、従来のドリンクホルダーのトレイ部30a、30b、30c(図7)の 上面に固着して用いても良い。この場合には、転倒防止用のリング状のホルダー やがたつき防止用の押え金具を設ける必要がなくなり、ドリンク類20を置いた り取ったりする時に邪魔になるものがなく、使いやすくなる。また、本実施例で は、自動車の車内に取り付ける場合について説明したが、航空機や電車など乗物 ならばいずれの場合においても、それらの車内または、機内に取り付けて使用す ることができる。
【0037】
【考案の効果】
請求項1のように、薄型円筒体1の天板面2が滑らかな軟質弾性材よりなる吸 着面で構成され、該薄型円筒体1の軸芯部に天板面2と底面3とに固着される支 持柱4が内設されており、気密性を有するように構成されていることにより、該 ドリンクホルダーの吸着作用により、ドリンク類20を確実に固定することがで き、片手で容易に取り付け取り外しができる。また、転倒防止用のホルダーやが たつき防止用の押え金具などを設ける必要がないため、小型であり、突出部がな いため、引っ掛かりなどによる事故の心配もない安全で安価に製作できるドリン クホルダーを提供することができる。
【0038】 請求項2のように、前記のドリンクホルダーにおいて、天板面2の中心部に凹 部9が設けられていることにより、平面吸盤効果に従来の吸盤効果がプラスされ 、吸着力を高めることができる。また、直径の小さなドリンク類や底部の凹部空 間が小さいドリンク類でも、確実に吸着することができる。
【0039】 請求項3のように、ドリンク類20を吸盤の吸着力を用いて吸着固定できるよ うに、滑らかな吸着面10を有する吸盤状の軟質弾性体11の中心部の底面に、 円型の固定台12が設けられていることにより、ドリンク類20を吸着作用によ り、吸着面10に確実に固定することができ、片手で容易に取り付け取り外しが できる。また、転倒防止用のホルダーやがたつき防止用の押え金具などを設ける 必要がないので小型であり、突出部による引っ掛かりなどによる事故の心配もな く安全である。また、吸盤は市販品を使用することもできるため安価に製作でき る。
【0040】 請求項4のように、気密性を有する中空円盤体13の天板14の中心部にエア ー抜き口15が設けられており、該天板14は、上表面が平滑な軟質材により構 成されており、該天板14の下面に、難撓性板16が固着されており、該難撓性 板16の外周部に、中空円盤体13の底板17に対して難撓性板16を上方向に 押し上げるように弾性材18が設けられていることにより、中空円盤体13の吸 引作用により、ドリンク類20を吸着面(天板14上面)に確実に固定すること ができ、片手で容易に取り付け取り外しができる。また、転倒防止用のホルダー やがたつき防止用の押え金具などを設ける必要がないので小型であり、突出部に よる引っ掛かりなどによる事故の心配もなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による平面吸盤式のドリンクホルダーの
実施例を示す図である。
【図2】本考案による平面吸盤式のドリンクホルダーの
使用例を示す説明図である。
【図3】本考案による皿状吸盤式のドリンクホルダーの
実施例を示す図である。
【図4】本考案による皿状吸盤式のドリンクホルダーの
他の実施例及び使用例を示す図である。
【図5】本考案による吸引円盤式のドリンクホルダーの
実施例を示す図である。
【図6】本考案による吸引円盤式のドリンクホルダーの
使用例を示す説明図である。
【図7】従来のドリンクホルダーの実施例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 薄型円筒体 2 天板 3 底板 4 支持柱 5 周部 6 軸芯部 9 凹部 10 吸着面 11 皿状弾性体 12 固定台 13 中空円盤体 14 天板 15 エアー抜き口 16 難撓性板 18 弾性材 19 リングバネ 20 ドリンク類 20a 突出部 21 凹部空間 22 気密空間 24 ガイドリング
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗物用のドリンクホルダーにおいて、 薄型円筒体(1)の天板面が滑らかな軟質弾性材よりな
    る吸着面で構成され、該薄型円筒体(1)の軸芯部に天
    板面(2)と底面(3)とに固着される支持柱(4)が
    内設されており、気密性を有するように構成されている
    ことを特徴とするドリンクホルダー。
  2. 【請求項2】 前記のドリンクホルダーにおいて、天板
    面(2)の中心部に凹部(9)が設けられていることを
    特徴とするドリンクホルダー。
  3. 【請求項3】 乗物用のドリンクホルダーにおいて、 ドリンク類(20)を吸盤の吸着力を用いて吸着固定で
    きるように、滑らかな吸着面(10)を有する吸盤状の
    軟質弾性体(11)の中心部の底面に、円型の固定台
    (12)が設けられていることを特徴とするドリンクホ
    ルダー。
  4. 【請求項4】 乗物用のドリンクホルダーにおいて、 気密性を有する中空円盤体(13)の天板(14)の中
    心部にエアー抜き口(15)が設けられており、該天板
    (14)は、上表面が平滑な軟質材によりなる吸着面で
    構成されており、該天板(14)の下面に、難撓性板
    (16)が固着されており、該難撓性板(16)の外周
    部に、中空円盤体(13)の底板(17)に対して難撓
    性板(16)を上方向に押し上げるように弾性材(1
    8)が設けられていることを特徴とするドリンクホルダ
    ー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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