JP2002361783A - 電磁波シールド金属ゴム複合材 - Google Patents

電磁波シールド金属ゴム複合材

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JP2002361783A
JP2002361783A JP2001166638A JP2001166638A JP2002361783A JP 2002361783 A JP2002361783 A JP 2002361783A JP 2001166638 A JP2001166638 A JP 2001166638A JP 2001166638 A JP2001166638 A JP 2001166638A JP 2002361783 A JP2002361783 A JP 2002361783A
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Yuhei Kurata
雄平 倉田
Hidetoshi Furushima
英俊 古嶌
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TSUCHIYA RUBBER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシンの発生を抑え廃棄に特別のコス
トをかけることなく、建材として使用するにUL規格合格
範疇の十分な難燃性を持ち、広帯域の電磁波に対しての
高シールド効果が生じるような電磁波シールド金属ゴム
複合材を提供する。 【解決手段】 ゴムシート1の原料としてエチレンプロ
ピレンゴムを使用し塩素を含まないため、燃焼時にもダ
イオキシンが発生しない。またエチレンプロピレンゴム
をゴムシート1の原料として使用しているものの、その
ゴムシートと多孔を有する金属ボード2が積層し形成さ
れているので、金属の持つ良好な熱伝導によって熱が拡
散することにより難燃性を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁、床等で使用さ
れる部材に関し、特に電磁波をシールドするする電磁波
シールド金属ゴム複合材に関する。
【0002】
【従来技術】近年、電気産業及びその関連産業の発展に
より、電波、電気等を利用した数多くの電子機器が溢れ
ている。こうしたものの中に、人間、他の機器等に有害
な影響を与える電磁波を放出しているものがある。病院
の手術等で使用する医療機器など人命に係るものは当然
として、精密な実験などを行う実験室等などでも、電磁
波が万一影響を及ぼすことになれば、社会的な混乱を引
き起すため、その防止対策は至極重要な問題となってい
る。その問題を解決すべき手段の一つとして、電磁波を
シールドするゴムシートが挙げられる。建物などの壁を
ゴムシートで覆うことにより、電磁波を遮断することが
できる。具体的に、いくつかのゴムシートを下記する。
【0003】従来、この種ののゴムシートとしてはイソ
プレンのメチル基を塩素に置換したクロロプレンと呼ば
れるモノマーを付加重合して得られる合成ゴムであるク
ロロプレンゴムから形成されたものが一つとして挙げら
れる。このクロロプレンゴムからなるゴムシートは、ク
ロロプレンゴムのゴムの特性により広帯域の電磁波に対
しての高シールド効果があり、更に塩素を含み発火した
場合空気と反応し自己消却するために難燃性が高いの
で、電磁波から保護する必要性のある病院、放送スタジ
オ、ホール等の場所でUL(Underwriters Laboratorie
s)規格合格の難燃性の高い建材等として使用されてい
る。
【0004】また同様に、この種のゴムシートとしては
エチレンとプロピレンとを共重合して得られるエチレン
プロピレンゴムからなるものがある。このエチレンプロ
ピレンゴムからなるゴムシートは、広帯域の電磁波に対
しての高シールド効果があり更に太陽光線、紫外線等の
光線の影響に耐えうる耐候性に優れるため、野外で吹き
曝される電線を被覆するため等で利用されている。
【0005】また、前記エチレンプロピレンゴムからな
るゴムシートと金属ボードとを他の物質の粘着特性を利
用して接合させた金属ゴム複合材は、金属ボードの熱の
拡散効果よりエチレンプロピレンゴムのみからなるゴム
シートより難燃性が高く、建材として利用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塩化ビニル等
の塩素を含む化合物は、比較的低温度で燃焼するとダイ
オキシンが発生する可能性がある。そしてクロロプレン
ゴムも塩素を含む化合物の一つであり、前記クロロプレ
ンゴムからなるゴムシートは、低温で燃焼した場合ダイ
オキシンが発生する場合がある。ダイオキシンは、ポリ
塩化ジベンゾダイオキシンの略で、生体に対し皮膚障
害、内臓障害、発ガン性を引き起こす強い毒性をもつた
め、大気汚染防止法の指定物質に加えられている。その
ような危険な物質を発生させてはならず、ダイオキシン
を発生させる可能性がある前記クロロプレンゴムからな
るゴムシートを廃棄する場合には、特別な装置等で高温
で燃焼させねばならない等の処理をする必要性があり、
コストが過大にかかるという課題を有する。
【0007】また、エチレンプロピレンゴムからなるゴ
ムシートは、塩素を含まない化合物ではありダイオキシ
ンの発生はないが、難燃性に関しクロロプレンゴムから
なるゴムシートと比べUL規格合格の基準を満たさず、建
材にはクロロプレンゴム等のゴムシートと同等もしくは
それ以上の難燃性の高い特性が要求されるので、建材で
使用することが好ましくないという課題を有する。
【0008】また、エチレンプロピレンゴムからなるゴ
ムシートと金属ボードとを他の物質の粘着特性を利用し
て接着させた金属ゴム複合材は、金属ボードを用いずに
エチレンプロピレンゴムのみからなるゴムシートより難
燃性が高く、建材として利用できるものの、粘着特性を
持つ他の物質をエチレンプロピレンゴムからなるゴムシ
ートと金属ボードの間に挿入しているために、広帯域の
電磁波に対しての高シールド効果が弱まってしまうとい
う課題を有する。
【0009】本発明は、前記従来の技術が有していた課
題を解消するためになされたもので、ダイオキシンの発
生を抑え廃棄に特別のコストをかけることなく、建材と
して使用するにUL規格合格範疇の十分な難燃性を持ち、
広帯域の電磁波に対しての高シールド効果が生じるよう
な電磁波シールド金属ゴム複合材を提供することを目的
とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁波シー
ルド金属ゴム複合材は、ゴムシートと金属ボードとを接
合して形成される電磁波シールド金属ゴム複合材におい
て、前記ゴムシートをエチレンプロピレンゴムで形成す
ると共に、金属ボードを多孔質金属材で形成し、前記エ
チレンプロピレンゴムを軟化させた状態で前記多孔質金
属材に進入させて積層形成されるものである。このよう
に本発明においては、ゴムシートの原料としてエチレン
プロピレンゴムを使用し塩素を含まないため、燃焼時に
もダイオキシンが発生しない。
【0011】またエチレンプロピレンゴムをゴムシート
の原料として使用しているものの、そのゴムシートと多
孔を有する金属ボードが積層し形成されているので、金
属の持つ良好な熱伝導により熱が拡散することにより難
燃性を向上させる。また前記エチレンプロピレンゴムを
軟化させた状態で前記多孔質金属材に進入させて積層し
ているため、投錨効果が生じ接着した面には接着性をも
つ他物質が必要ないのでエチレンプロピレンゴムの特性
が保たれ、広帯域の電磁波に対しての高シールド効果が
低下しない。
【0012】また本発明に係る電磁波シールド金属ゴム
複合材は必要に応じて、前記金属ボードの両側面に前記
ゴムシートを積層形成されるものである。のように本発
明においては、前記金属ボードの両側面に前記ゴムシー
トを積層し、金属ボードがどちらの面からも露出してい
ないため、通常のゴムシートと同様な外見であり裏表も
なく使用する場合何ら特別の配慮もなく通常のゴムシー
トとして利用でき、加えて部屋等の内気の熱が内気に接
する側のゴムシートに伝わり次に金属ボードに伝導して
も金属ボード全体に拡散しもう片側のゴムシートにはゴ
ムは金属より熱伝導性が低いため伝わりにくいので熱が
金属ボードに留まり、断熱効果が発生し冷暖房の経費の
削減をすることができる。
【0013】また本発明に係る電磁波シールド金属ゴム
複合材は必要に応じて、前記金属ボードがアルミニウム
のメッシュ体により形成されるものである。このように
本発明においては、前記金属ボードはアルミニウムのメ
ッシュ体より形成されており、このアルミニウムの特性
により錆びにくくやぶれにくくて高寿命である。加えて
アルミニウムボードとゴムシートのどちらともやわらか
くて折り曲げ自在といった性質を持つので、取り扱いし
やすい。
【0014】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、本発明の第1の実施形態に係る電磁波シールド金属
ゴム複合材を図1及び図2に基づいて説明する。図1は
本実施形態に係る電磁波シールド金属ゴム複合材の積層
状態斜視図と積層前の斜視図、図2は本実施形態に係る
電磁波シールド金属ゴム複合材の拡大断面図を示す。
【0015】図1及び図2において本実施形態に係る電
磁波シールド金属ゴム複合材は、エチレンとプロピレン
を共重合して生成したエチレンプロピレンゴムからなる
ゴムシート1とアルミニウムをメッシュ体で生成した金
属ボード2とを積層し、このメッシュ体で形成された金
属ボード2のメッシュ空間にエチレンプロピレンゴムか
らなるゴムシート1の一部を進入させて一体化する構成
である。
【0016】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
電磁波シールド金属ゴム複合材の形式動作について説明
する。これら構成要素であるエチレンプロピレンゴムか
らなるゴムシート1とメッシュ体で形成された金属ボー
ド2を用いて、図1(a)に示すように積層して形成す
る。まず、加熱もしくは可塑剤等の薬品により前記エチ
レンプロピレンゴムからなるゴムシート1を軟化させ、
軟化したエチレンプロピレンゴムからなるゴムシート1
の片面側とメッシュ体で形成された金属ボード2の片面
側とを図1(b)が示すように両表面を重ね合わせるよ
うにして加熱圧着を行う。
【0017】この加熱圧着により、軟化したエチレンプ
ロピレンゴムが、メッシュ体で形成された金属ボード2
のメッシュの隙間に図2が示すように進入する。軟化し
たエチレンプロピレンゴムをメッシュ体で形成された金
属ボード2のメッシュの隙間に進入させ、加熱圧着によ
り硬化させる。エチレンプロピレンゴムからなるゴムシ
ート1のゴムがメッシュ体で形成された金属ボード2の
メッシュの隙間に進入した状態で硬化することで、直接
に貼着することができないゴムと金属という異種部材を
投錨効果で接着し積層形成できることとなる。
【0018】このように本実施形態に係る電磁波シール
ド金属ゴム複合材においては、壁などの建材等として用
いることで、エチレンプロピレンゴムの本来の特性をそ
のまま発揮させることにより建物等を外界からの広帯域
の電磁波から遮断できる。また本実施形態に係る電磁波
シールド金属ゴム複合材の構成物質であるエチレンプロ
ピレンゴムは、難燃性が低いという欠点を有するもの
の、メッシュ体からなる金属ボード2と積層一体化させ
ることにより、このメッシュ体で形成された金属ボード
2の持つ良好な熱伝導特性により熱が拡散することから
難燃性が補われUL規格を満たすほど特性が向上する。
【0019】また、廃棄する場合も本実施形態に係る電
磁波シールド金属ゴム複合材の構成物質にはダイオキシ
ンを発生するものが含まれていないために、環境に配慮
した安全なものである。また、本実施形態に係る電磁波
シールド金属ゴム複合材は、前記メッシュ体で形成され
た金属ボード2がアルミニウムより形成されているの
で、アルミニウム本来の特性により錆びにくくやぶれに
くて高寿命であり、加えてエチレンプロピレンゴムから
なるゴムシート1のゴムとメッシュ体で形成された金属
ボード2のアルミニウムどちらともやわらかくて折り曲
げ自在といった性質を持つので、搬送や取り扱いがしや
すい。
【0020】(本発明の第2の実施形態)以下、本発明
の第2の実施形態に係る電磁波シールド金属ゴム複合材
を図3及び図4に基づいて説明する。図3は本実施形態
に係る電磁波シールド金属ゴム複合材の積層状態斜視図
と積層前の斜視図、図4は本実施形態に係る電磁波シー
ルド金属ゴム複合材の拡大断面図を示す。
【0021】図3及び図4において本実施形態に係る電
磁波シールド金属ゴム複合材は、エチレンとプロピレン
を共重合して生成したエチレンプロピレンゴムからなる
ゴムシート10とアルミニウムをメッシュ体で生成した
金属ボード20と更にエチレンプロピレンゴムからなる
ゴムシート10とを積層し、このメッシュ体で形成され
た金属ボード20のメッシュ空間の両側面からエチレン
プロピレンゴムからなるゴムシート10の一部を進入さ
せて一体化する構成である。
【0022】次に、前記構成に基づく本実施形態に係る
電磁波シールド金属ゴム複合材の形式動作について説明
する。これら構成要素であるエチレンプロピレンゴムか
らなるゴムシート10とメッシュ体で形成された金属ボ
ード20を用いて、次のような方法で図3(a)が示す
ように積層して形成する。メッシュ体で形成された金属
ボード20の両面に熱もしくは可塑剤等の薬品により軟
化させた前記エチレンプロピレンゴムからなるゴムシー
ト10を、図3(b)が示すようにそれぞれ両表面を積
層状態で重ね合わせるようにして加熱圧着を行う。
【0023】この加熱圧着により、軟化したエチレンプ
ロピレンゴムが、メッシュ体で形成された金属ボード2
0のメッシュの隙間に図4が示すように進入する。軟化
したエチレンプロピレンゴムをメッシュ体で形成された
金属ボード20のメッシュの隙間に進入させ、加熱圧着
により硬化させる。エチレンプロピレンゴムからなるゴ
ムシート10のゴムがメッシュ体で形成された金属ボー
ド20のメッシュの隙間に進入した状態で硬化すること
で、直接に貼着することができないゴムと金属という異
種部材を投錨効果で接着し積層形成できることとなる。
【0024】このように本実施形態に係る電磁波シール
ド金属ゴム複合材においては、壁などの建材等として用
いることで、本発明の第1の実施形態に係る電磁波シー
ルド金属ゴム複合材と同様に、エチレンプロピレンゴム
の本来の特性をそのまま発揮させることにより建物等を
外界からの広帯域の電磁波から遮断できる。
【0025】また本実施形態に係る電磁波シールド金属
ゴム複合材の構成物質であるエチレンプロピレンゴム
は、難燃性が低いという欠点を有するものの、メッシュ
体からなる金属ボード20と積層一体化させることによ
り、メッシュ体で形成された金属ボード20の持つ良好
な熱伝導により熱が拡散することにより難燃性が補われ
UL規格を満たすほど特性が向上する。また、廃棄する
場合も本実施形態に係る電磁波シールド金属ゴム複合材
の構成物質にはダイオキシンを発生するものが含まれて
いないために、環境に配慮した安全なものである。
【0026】また、本実施形態に係る電磁波シールド金
属ゴム複合材は、メッシュ体で形成された金属ボード2
0の両側にエチレンプロピレンゴムからなるゴムシート
を積層した形成であるので、メッシュ体で形成された金
属ボード20が露出せず通常のゴムシートと同様な外見
であり裏表もないために、使用する場合何ら特別の配慮
もなく通常のゴムシートとして利用できる。
【0027】また、本実施形態に係る電磁波シールド金
属ゴム複合材は、メッシュ体で形成された金属ボード2
0がアルミニウムより形成されているので、アルミニウ
ムの特性により錆びにくくやぶれにくくて高寿命であ
り、加えてエチレンプロピレンゴムからなるゴムシート
10のゴムとメッシュ体で形成された金属ボード20の
アルミニウムのどちらともやわらかくて折り曲げ自在と
いった性質を持つので、搬送や取り扱いがしやすい。
【0028】更に、本実施形態に係る電磁波シールド金
属ゴム複合材は、部屋等の内気の熱が内気に接する側の
エチレンプロピレンゴムからなるゴムシート10に伝導
し次にメッシュ体で形成された金属ボード20に伝導し
てもメッシュ体で形成された金属ボード20全体に拡散
しもう片側のエチレンプロピレンゴムからなるゴムシー
ト10にはゴムは金属より熱伝導性が低いために伝わり
にくいので、メッシュ体で形成された金属ボード20に
熱が留まり部屋等に対し断熱効果が発生し冷暖房の経費
の削減をすることができる。
【0029】(本発明のその他の実施形態)なお、第1
の実施形態又は第2の実施形態に係る電磁波シールド金
属ゴム複合材においては、金属ボードをアルミニウムの
メッシュ体として形成されたとしているが、これに限ら
ず、メッシュ体を多数の円穴をようするパンチ体として
もかまわない。このように第1の実施形態又は第2の実
施形態におけるアルミニウムのメッシュ体をアルミニウ
ムのパンチ体で代用することでも、それぞれ第1の実施
形態第又は第2の実施形態の効果が同様に得られる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明においては、エチレ
ンプロピレンゴムからなるゴムシートと多孔質金属材か
らなる金属ボードとで形成し、軟化させたエチレンプロ
ピレンゴムからなるゴムシートを多孔質金属材からなる
金属ボードに進入させて積層形成したので、ゴムシート
の原料としてエチレンプロピレンゴムを使用し塩素を含
まないため、燃焼時にもダイオキシンが発生せず、また
エチレンプロピレンゴムをゴムシートの原料として使用
しているもののそのゴムシートと多孔を有する金属ボー
ドが積層し形成されているので、金属の持つ良好な熱伝
導により熱が拡散することにより難燃性を向上させるこ
とができ、また前記エチレンプロピレンゴムを軟化させ
た状態で前記多孔質金属材に進入させて積層しているた
め、投錨効果が生じ接着した面には接着性をもつ他物質
が必要ないのでエチレンプロピレンゴムの特性が保た
れ、広帯域の電磁波に対しての高シールド効果が低下し
ないという効果を奏する。
【0031】また、本発明においては、前記金属ボード
の両側面に前記ゴムシートを積層したので、金属ボード
がどちらの面からも露出していないため、通常のゴムシ
ートと同様な外見であり裏表もなく使用する場合何ら特
別の配慮もなく通常のゴムシートとして利用でき、加え
て部屋等の内気の熱がどちらか片面のゴムシートに伝わ
り次に金属ボードに伝導しても金属ボード全体に拡散し
熱伝導性が低いゴムシートには伝わりにくいので熱が金
属ボードに留まり、断熱効果が発生し冷暖房の経費の削
減をすることができるできるという効果を奏する。
【0032】また、本発明においては、金属ボードをア
ルミニウムのメッシュ体より形成したので、このアルミ
ニウムの特性により錆びにくくやぶれにくくて高寿命で
あり、加えてアルミニウムボードとゴムシートのどちら
ともやわらかくて折り曲げ自在といった性質を持つの
で、取り扱いしやすいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電磁波シールド
金属ゴム複合材の積層状態斜視図と積層前の斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電磁波シールド
金属ゴム複合材の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る電磁波シールド
金属ゴム複合材の積層状態斜視図と積層前の斜視図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る電磁波シールド
金属ゴム複合材の拡大断面図である。
【符号の説明】
1、10 エチレンプロピレンゴムからなるゴムシート 2、20 アルミニウムのメッシュ体で形成された金属
ボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01A AB10A AK64B AK64C AN02B AN02C BA03 BA06 BA10B BA10C BA13 DC16A DJ00A EJ17 JD08 JJ02 JK06 5E321 BB21 BB41 BB44 BB60 CC16 GG05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムシートと金属ボードとを接合して形
    成される電磁波シールド金属ゴム複合材において、前記
    ゴムシートをエチレンプロピレンゴムで形成すると共
    に、金属ボードを多孔質金属材で形成し、前記エチレン
    プロピレンゴムを軟化させた状態で前記多孔質金属材に
    進入させて積層形成することを特徴とする電磁波シール
    ド金属ゴム複合材。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の電磁波シールド金
    属ゴム複合材において、前記金属ボードの両側面に前記
    ゴムシートを積層形成することを特徴とする電磁波シー
    ルド金属ゴム複合材。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または前記請求項2に記載
    の電磁波シールド金属ゴム複合材において、前記金属ボ
    ードがアルミニウムのメッシュ体で形成されることを特
    徴とする電磁波シールド金属ゴム複合材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006005164A1 (fr) * 2004-07-08 2006-01-19 Soprema Inc. Membrane thermo-acoustique et isolante
KR100835658B1 (ko) 2006-09-05 2008-06-09 최재철 전자파 흡수체 및 그 시공방법
CN102003054B (zh) * 2009-09-02 2012-10-03 斯富迈材料科技(上海)有限公司 一种电磁屏蔽装饰板及其制备方法

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