JP2002360964A - ミシン - Google Patents
ミシンInfo
- Publication number
- JP2002360964A JP2002360964A JP2001172264A JP2001172264A JP2002360964A JP 2002360964 A JP2002360964 A JP 2002360964A JP 2001172264 A JP2001172264 A JP 2001172264A JP 2001172264 A JP2001172264 A JP 2001172264A JP 2002360964 A JP2002360964 A JP 2002360964A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threading
- slider
- shaft
- needle
- thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
構を操作できるようにする。 【解決手段】 一体的に上下動可能な糸通し軸60とス
ライダガイド軸61との両者の下端に糸通し機構を備
え、スライダガイド軸61を上下動自在に抱持する抱持
部75と、糸通し軸60を上下動可能、且つ所定角度だ
け位相回動させるため案内溝部79とを備えたスライダ
体74をスライダガイド軸60と糸通し軸60との上端
部側に配置して上向き付勢する一方、下降する糸通しス
ライダ作動部材75に設けた回動当接体104にて抱持
部75の上端面75aを下押しする。回動当接体104
は常時は前記上端面75aと対峙する方向に付勢され、
スライダガイド軸61の上向き突出動にて抱持部75の
側面に退避するように構成する。
Description
り、より詳しくは、上糸を、針棒の下端に取付けられた
縫針の目孔に糸通しする糸通し装置を備えたミシンの構
成に関するものである。
を頻繁に交換するため、上昇位置で停止させた針棒の下
端に取付けられた縫針の目孔に対して、自動的に糸通し
するための自動糸通し装置がミシン本体に設けられてい
た。
は、ミシンにおける針棒台には、針棒と、糸通し軸とが
各々独立的に上下動可能に支持されており、糸通し軸の
下端部にフック保持部材が固定され、このフック保持部
材の側部に水平方向に延出している糸通しフックとフッ
ク保護部材とが取付けられている。糸通し軸に対して上
下動可能に被嵌した円筒状のスライダには作業者の指で
上下動させる操作手段(操作摘み)が連結され、また、
糸通し軸に直角方向に固定突出させたピンを、前記スラ
イダに斜めらせん状に穿設されたスロットに挿通する。
このピンとスライダとの間に圧縮コイルばねを介挿し
て、糸通し軸に対してスライダを常時上方に持ち上げ付
勢する。また、針棒台の上端とスライダとの間に引張り
ばねを装架することにより、前記スライダと糸通し軸と
が上向き付勢されている。
作してスライダ及び糸通し軸を、前記引張りばねの付勢
力に抗して所定距離下降させるとき前記ピンが当接して
糸通し軸の下降を阻止するように構成されている。この
糸通し軸の下降限では糸通しフックの先端が縫針の目孔
に指向する高さ位置になる。
近接して配置した一対の糸係止部材を備え、また、針棒
台に垂直状に固定されたトラニオン状の支持枠には糸通
し軸と平行な支持棒が上下動可能に支持され、該支持棒
の下端と前記フック保持部材との間にリンク機構を介挿
してある。
ット及びピンを介して糸通し軸を所定角度回動させ、糸
通しフックが目孔に進する。次いで、前記操作摘みを離
す(下押し力を解除する)と、前記圧縮コイルバネの付
勢力にてスライダが糸通し軸に対して上昇し、糸通しが
前記と反対方向に回動することにより、糸通しフックを
前記目孔から退避させて糸通しができると共に、前記引
張りバネの付勢力にてスライダ及び糸通し軸が元の位置
に上昇復帰するものである。
来技術によれば、操作摘みを下押しする動作(操作)
と、その下降下限位置で一旦停止させて後、操作摘みの
下押しを解除するという2動作をしなければ、糸通し作
業が完了せず、且つ糸通し装置が元の位置に戻らないと
いうものであったから、作業者が糸通しのための作業量
が多くなり、面倒であるという問題があった。
べくなされたものであり、構成が簡単で且つコンパクト
で、さらに簡略化させた動作で糸通し作業から元の位置
への復帰ができる自動糸通し装置を備えたミシンを提供
することを目的とするものである。
め、請求項1に記載の発明のミシンは、ミシンの針棒下
端に固定された縫針の目孔に、上糸を挿通させる糸通し
装置を有してなるミシンにおいて、該ミシンの針棒に近
接させて針棒台に上下動自在且つ回動自在に支持された
鉛直状の糸通し軸と、この糸通し軸の下端部に固定され
且つ縫針の目孔に挿通可能な糸通しフックを有するフッ
ク機構と、前記糸通し軸をその下降限付近で糸通しフッ
クが縫針の目孔に挿通するように所定角度だけ回動させ
る回動機構と、から構成された糸通し機構と、前記糸通
し機構に前記糸通し軸を介して作動部材の作動力を伝達
する伝達機構とを備え、該伝達機構には、縫針の目孔へ
の前記糸通しフックの進入が完了した後に、前記作動部
材から糸通し機構への作動力の伝達を解除するための解
除機構を有する構成としたものである。
は、ミシン本体の針棒台に、下端に縫針が取付けられる
針棒と、糸通し軸と、スライダガイド軸とを各々平行状
に配置し、且つ該針棒と糸通し軸とスライダガイド軸と
をそれぞれ単独で昇降往復動可能に支持させ、前記糸通
し軸とスライダガイド軸との下端に設けられた糸通し手
段を、該両軸の協働作動にて針棒に取付けられた前記縫
針の目孔に糸通しするように構成してなる糸通し装置を
備えたミシンにおいて、前記スライダガイド軸をその軸
線に沿って上下動可能に抱持し、且つ前記糸通し軸をそ
の軸線に沿って上下動可能に軸支すると共に軸線回りに
所定角度だけ回動可能に軸支するスライダ体は、スライ
ダ体付勢手段により、前記スライダガイド軸の上端方向
に付勢され、前記スライダガイド軸にその上端から側面
にわたる傾斜面を形成する一方、前記スライダガイド軸
に沿って昇降動可能な作動体には、前記スライダ体にお
ける抱持部の上端面に当接する当接位置と、該当接位置
よりも前記抱持部側方に離れた離間位置との間を移動可
能な回動当接体を設け、前記回動当接体を、前記当接位
置に付勢する付勢手段を設け、糸通しするために、前記
作動体を所定量下降させたとき、前記スライダガイド軸
の傾斜面が前記スライダ体の抱持部上端より相対的に上
向き突出することにより、回動当接体が前記スライダガ
イド軸の傾斜面に案内されて付勢手段に抗して前記離間
位置に移動され、前記スライダ体を上昇限度位置まで復
帰させるように構成したものである。
のミシンにおいて、前記スライダ体には、前記糸通し軸
の側面に突設した係合ピンを介して当該糸通し軸を軸線
回りに所定角度だけ回動案内した後、所定量だけ直線状
に昇降させる案内溝部を備える一方前記糸通し軸とスラ
イダ体との間には、当該スライダ体を上向き付勢するた
めの前記スライダ体付勢手段を備えたものである。
または請求項3に記載のミシンにおいて、前記針棒に
は、前記糸通し軸が所定量下降したとき、当該糸通し軸
に設けた係合凸部に係合して前記縫針の目孔と糸通し手
段との上下位置合わせを行うための係合ブロックを設け
たものである。
1乃至請求項4のいずれかに記載のミシンにおいて、ミ
シン本体のアーム部には、上糸カセットが着脱可能に装
着されるカセット装着部を備え、該カセット装着部に
は、上糸カセットの装着動に連動して下降するように前
記作動体を配置したものである。
形態について説明する。図1は本発明に係る電子制御式
のミシンの正面図、図2(a)は上糸カセットの蓋カバ
ーを外した状態の正面図、図2(b)は図2(a)のII
a −IIa 線矢視断面図、図3は上糸カセットをカセット
装着部の中途高さまで挿入した状態の要部正面図、図4
は図1のIV−IV線矢視で示すカセット装着部の横断面
図、図6は糸通し動作中の要部正面図、図9は上糸カセ
ットをカセット装着部に完全にセットした状態の要部正
面図、図10は図9のX−X線矢視で示す側断面図、図
11は糸通し装置における操作部の正面図、図12
(a)は針棒台を省略して示す糸通し操作部の要部を示
す左側面図、図12(b)は図12(a)のXIIb−XIIb
線矢視で示す平面図、図12(c)は裏面図、図13
(a)〜図13(d)はスライダ体の4方斜視図であ
る。
部(アーム頭部)のカセット装着部3に、糸駒27が収
納された上糸カセット2を着脱可能に装着でき、その上
糸カセット2の装着動作に連動して、天秤25の糸掛け
部26と糸調子器9とに上糸24の糸掛けを実行し、さ
らに、自動糸通し装置としての自動糸通し機構10を介
して縫針12の針孔に上糸通しを安全に実行できるよう
に構成したものである。
図3及び図10等を参照しながら説明すると、ミシン1
は、ベッド部4と、その右端に立設する脚柱部5と、該
脚柱部5の上端から左方向に延びるアーム部6とからな
る。前記アーム部6には、針棒7を上下動させる針棒上
下動機構(図示せず)と、ミシン1の前面及び上面が開
放された平面視で略コ字状に凹み形成されたカセット装
着部3と、該カセット装着部3内で先端の糸掛け部26
が上下動する天秤機構8と、カセット装着部3の下端側
に配置された糸調子器9と、自動糸通し機構10とが設
けられている。
11は、図17(機能ブロック図)に示すミシンモータ
90にて、回転駆動し、前記針棒上下動機構や天秤機構
8を駆動させるものである。
るので、詳細な説明は省略する。この針棒上下動機構に
より昇降往復動する針棒7に隣接して天秤機構8が設け
られており、図10に示すように、主軸11の先端に設
けた天秤クランク20にクランクピン21が横向きに突
設し、これを介して針棒クランク22が連動回動するよ
う連結されている。針棒7の上下中途部に固定された針
棒抱き23が前記針棒クランク22を介して連結されて
おり、主軸11の回転に連動して天秤クランク20に設
けた天秤25が上下揺動すると共に、針棒7が上下往復
動する。針棒7の下端には縫針12が取付けられてい
る。
セット装着部3の縦方向の背板3a(図4参照)には、
前記天秤25の糸掛け部26が略円弧の軌跡を描いて上
下動し得る長溝孔13が穿設されている(図1、図3及
び図9参照)。アーム部6内の上部に設けたブラケット
14に基端を吊支した糸案内部材15は、棒材を側面視
略円弧状で且つ下端で上方に折り返してU字状に湾曲さ
せた形状であり、前後2つの棒材15a,15bの間に
は、上端が開放された糸案内隙間15cが形成される。
この糸案内部材15を、前記長溝孔13を介してアーム
部6の正面方向に突出させ、前記天秤25の糸掛け部2
6が前記糸案内部材15の前後2つの棒材15a,15
bの外側に摺動可能に被嵌されている。主軸11の駆動
力により回動する天秤クランク20を介して、前記天秤
25は、図10のように側面視略90度の円弧状で上下
に往復運動するように構成されている。
bの間の開閉操作は、後述するようにカセット装着部3
の下端まで上糸カセット2を押し込む動きに連動する一
方、図示しない押え足の上げレバーによっても可能に構
成されている。
すると、図1、図2(a)及び図2(b)に示すよう
に、正面視で縦長略矩形状のケース本体2aとその表面
側(前側)を覆う蓋体2bとからなり、蓋体2bをケー
ス本体2aに対して上向きに摺動させる等して開閉でき
るように構成されている。また蓋体2bは糸駒収納部2
8に収納された糸駒27における上糸24の糸色や消費
状態を外から観察できるように透明な部材(透明樹脂
材)にて形成されることが好ましい。
と、その下方の糸調子器収容部29と、正面から見て右
側で縦長の天秤移動領域30と、正面から見て左側で縦
長の糸経路31とが仕切り壁32a,32b,32c,
32dにて区切られている。そして、前記横方向の仕切
り壁32aの上面に図示しない糸縦棒を立設して、糸駒
27を着脱可能に収納できるように構成し、また、前記
横方向の仕切り壁32aの下方と左右の縦方向の仕切り
壁32b,32dで囲まれる糸調子器収容部29には、
ケース本体2aの下板及び背板に切欠き部34a,34
bを形成して、上糸カセット2をカセット装着部3に上
から押し込むときに、糸調子器収容部29が糸調子器9
に接近し、その切欠き部34a,34bを介して、前記
糸調子器9が糸調子器収容部29内に移動できるように
構成されている。ケース本体2aの天秤移動領域30に
おける背面板には、前記カセット装着部3から前方に突
出する糸案内部材15、天秤25、及び天秤25の糸掛
け部26が臨むように上下長手のスリット33が切欠き
形成されている。
駒収納部28上部と、縦長の糸経路31の下端であるケ
ース本体2aの左側下隅部、糸調子器収容部29の右下
端部及び天秤移動領域30の下端部(ケース本体2aの
右側下隅部)に丸棒状の糸案内35a,35b,35
c,35dが配置されており、糸駒27から引き出され
た上糸24が前記糸案内ピン35a,35b,35c,
35dを通してケース本体2aの右下隅部から外に導か
れる(図2(a)参照)。その場合、前記糸経路31に
は、図2(b)に示すように、上糸24の糸縒りによる
糸絡まりを防止するための第1糸挟持手段としての、上
向き開放の糸案内溝36aを有する押え板36とばね板
37とにより、通過する上糸24を挟持して、適度な通
過抵抗を付与させるように構成されている。
2糸挟持手段は次のように構成されている。即ち、前記
糸案内ピン35dが直交方向に取付けられた可動ピン3
8は、ケース本体2aの右側板39aとそれと平行な内
側板39bとの孔に摺動可能に支持されており、一端を
ケース本体2aに係合させた板バネ41にて前記可動ピ
ン38の先端が右側板39aから外向きに突出するよう
に付勢されている。可動ピン38にはスライダ(丸座金
形状)42が可動ピン38の軸線方向に移動可能に貫通
支持されており、スライダ42は図2(a)に示されて
いるように内側板39bと糸案内ピン35dとの間に配
置されている。従って、前記スライダ42と糸案内ピン
35dとの間で前記上糸24の通過に適度の抵抗を付与
できる。なお、上糸カセット2をカセット装着部3に押
し込むと、前記可動ピン38がカセット装着部3の壁部
に押されて板バネ39の付勢力に抗して後退し、上糸の
挟持力を解除する構成である。
背面板40aは、前記円柱状の糸駒27を収納できるよ
うに、横方向の仕切り壁32aまでの上部を平面視で後
向きに円弧状に膨出しており、糸調子器収容部29の箇
所の背面板40bは直線状であり、背面板40aと背面
板40bと間で後向きの段部40cが形成されている。
また、ケース本体2aの下端左端には下向きに突出した
被検出部43が設けられている(図2(b)参照)。さ
らに、ケース本体2aの背面側の左右両側には、上下長
手のガイド片44、44が一体的に設けられ、カセット
装着部3における上下長手のガイド溝50に沿って上下
方向にのみ上糸カセット2が着脱できる構成である。
ト装着部3の上方から挿入すると、当該上糸カセット2
の右側の天秤移動領域30の下端部が開放されているの
で、カセット装着部3の背面板から前方に突出する糸案
内部材15、天秤25、及び糸掛け部26が、スリット
33を介して上糸カセット2内に入る。その場合、可動
ピン38がカセット装着部3の側壁面に形成された凸部
3bに押されて後退し、糸案内ピン35dとスライダ4
2間の上糸24の挟持が緩むので、オペレータは上糸カ
セット2の下端から出でいる糸端を下方に大きく引き出
しておく。
ストッパー手段により挿入経路の中途部で一旦停止され
る。一方、上糸カセット2の挿入時に、可動ピン38が
凸部3bに押されない時は、上糸24は挟持されたまま
である。
にて左右の糸案内ピン35c、35dの間に糸掛けされ
た上糸24が糸掛け部26に係合する(図3参照)。ま
た、図6に示すように、上糸カセット2の下降動につれ
て、前記糸掛け部26は天秤移動領域30の上方に相対
的に移動することになる。他方、上糸カセット2の下端
左寄り部位では、糸調子器収容部29内に糸調子器9が
納まるとき、左右の糸案内ピン35b、35cの間に糸
掛けされた上糸24が糸調子器9に糸掛けできることに
なる(図6参照)。
部3にその上方から挿入するとき、その挿入経路の中途
部で当該上糸カセット2を一旦位置保持させる(挿入停
止させる)ためのストッパー手段について説明する。そ
の第1実施形態は、図3及び図4に示すように、アーム
部6の先端側から、前記カセット装着部3の空所(挿入
経路)に向かって図示しないばね(付勢手段の一例であ
る)にて横向き突出付勢させたストッパーピン57(係
合体の一例)であり、そのストッパーピン57を電気式
アクチュエータの一例としての電磁ソレノイド58にて
後退させる(引き込める)ように構成したものである。
また、前記ストッパーピン57を後退させて、上糸カセ
ット2の挿入動作を許容するための制御は、後述するよ
うに、自動糸通し機構10に上糸24をセットしたこと
を検知し、その検知信号により実行するものでる。
着部3に着脱可能であり、且つ自動糸通し機構10を備
えたミシン1においては、カセット装着部3の挿入経路
の中途位置まで上糸カセット2を挿入した準備位置にお
いて、上糸カセット2から引き出した上糸24の端部を
自動糸通し機構10の糸案内等に糸掛けするというセッ
ト状態にしておいてから、上糸カセット2をカセット装
着部3内に完全に押し込むという動作により、前記自動
糸通し機構10を作動させて縫針12に糸通しが実行さ
れるから、オペレータ(ユーザー)が誤って、先に上糸
カセット2をカセット装着部3内に完全に押し込んでし
まうと、前記上糸24の糸端がセット状態となっていな
いために、自動糸通し操作にミスが発生するのであっ
た。この操作ミスを防止するため、カセット装着部3の
挿入経路の中途位置(準備位置)において、確実に上糸
カセット2を位置保持させ、その状態で、当該上糸カセ
ット2の下端から引き出された上糸24を指で摘んで、
後述する自動糸通し機構10の所定箇所に上糸24を通
過させて糸準備位置にセットするという自動糸通しの準
備を確実に行わしめるようにすることを目的とするもの
である。
中途位置でストッパー手段により一旦停止させた後、自
動糸通し機構10に上糸24をセットしたことを検知す
れば、前記ストッパー手段のよる位置保持を解除し、上
糸カセット2の装着完了を許容するようにするものであ
る。
トしたことを検知するための第1検出手段の一例として
の第1リミットスイッチ53は、前記カセット装着部3
の下方であるアーム部6の下面等に設けられている。こ
のセットした上糸24の端部は、アーム部6の先端に設
けたフック状の糸掛け部56に一時的に係止される(図
3参照)。
の構成について説明する。自動糸通し機構10は従来か
ら公知の構成であるので、図3〜図12を参照しなが
ら、簡単に説明する。アーム部6の前記カセット装着部
3の裏面側に設けられた縦長の針棒台16には、その上
下支持部16a,16bの箇所で前記針棒7が上下動可
能に支持され、この針棒7に隣接配置された糸通し軸6
0とスライダガイド軸61とが、針棒台16の下端の支
持部16cと中途高さ位置の支持部16dとに互いに平
行状にて上下動可能に支持されている。また、スライダ
ガイド軸61の下端部には、上下の板バネ皿状の糸挟持
体70がピン止め等により固定配置されており、糸通し
すべき上糸24の中途部を弾力的に挟み付けて保持させ
る(図5、図6、図7(a)及び、図7(b)参照)。
図7(a)〜図7(c)に示すように、糸通し軸60は
その縦軸線回りに回動可能であり、糸通し軸60の下端
部には、合成樹脂製のフック保持部材62が上下の止め
輪により、上下方向に抜け不能に装着されるが固着され
ている。従って、スライダガイド軸61と糸通し軸60
とは一体的に上下動可能で、糸通し軸60は単独で回動
可能に構成されている。
と下側に対応する糸通し軸60の箇所に側面視コ字状の
第1糸案内部材63の上支持部、下支持部が回動可能に
支持されている。この第1糸案内部材63のうち、上支
持部と下支持部とを連結する鉛直状の連結壁64には上
糸を係合して案内する糸ガイド溝64aが切欠き状に形
成されている。また、フック保持部材62には、糸通し
フック65と、その両側に位置する2枚のガイドフック
(ガイド部)66a,66bと、これらを水平に貫通す
るワイヤ状のフックバネ67とからなるフック機構が固
定されている。前記フック保持部材62に固定された第
2糸案内部材68はその先端が下向きに屈曲形成され、
その屈曲部が糸案内部として機能し、第2糸案内部材6
8は糸通し軸60を挟んで前記フック機構と反対側に配
置されている。
結したリンク機構69が前記フック保持部材62の側方
(糸通し軸60側)に連結され(図7(a)及び、図7
(b)参照)、糸通し軸60が図7(a)において反時
計方向に所定角度回動すると、第1糸案内部材63や糸
通しフック65が図7(b)の位置に回動して、糸通し
フック65の先端部に形成されたフック部が、糸通しの
際に縫針12の目孔12aに挿通し(図7(c)及び図
8(a)参照)、前記2枚のガイドフック66a,66
bにより案内される上糸24が、前記目孔12aの直前
に位置するので、前記フック部にて上糸24を引っ掛け
て後、フック機構が後退すべく(図8(b)参照)、糸
通し軸60が図7(b)で時計方向に回動し、図7
(b)の状態から図7(a)の状態に戻ると、前記上糸
24は、目孔12aに通されたことになる。
めの、スライダガイド軸61及び糸通し軸60の下降・
上昇動や、糸通し軸60の旋回往復動等の作動を実行す
るための回動機構について、図11〜図15を参照しな
がら説明する。図13(a)〜図13(d)に示すよう
な合成樹脂製のスライダ体74は、略筒状の抱持部75
と、該抱持部75の一側から下向きに延びるガイド板7
6の下端に設けた下端軸受部74aとにより、丸棒状の
スライダガイド軸61の上部側を上下摺動可能に抱持す
るように構成されている。また、前記下端軸受部74a
と抱持部75の下端部との間で、前記ガイド板76に連
接して設けられた断面円弧状の壁体77の上下端部に
は、丸軸状の糸通し軸60の上部側を上下動自在且つ回
動可能に軸支する上下一対の軸受部78a,78bが設
けられている。なお、後述する回動当接体104におけ
る断面凸湾曲状の当接部104aがスライダ体74にお
ける抱持部75の上端面75aから切欠き傾斜部75b
をなぞり、ガイド板76の表面に沿って摺動できるよう
に設定されている。
9aで上半分が縦直線状溝部79bからなる案内溝79
が穿設されており、糸通し軸60に横向き貫通させ両側
面から突出する係合ピン100の一端が前記案内溝79
に嵌合している(図12(a)、図14(a)参照)。
そして、糸通し軸60に外装した圧縮コイルバネ102
の上端をスライダ体74の片面に当接させ、それより下
方に設けた係止ピン101に圧縮コイルバネ102の下
端を係止することにより、スライダたい74が圧縮コイ
ルバネ102に弾性支持されている。なお、係合ピン1
00が案内溝79に係合しているため、スライダ体74
が糸通し軸60から抜け出てしまうことはない。
示すごとく針棒台16の上端または図示しない機枠等と
の間に装架したスライダ体付勢手段の一例としての引張
りばね109により上向きに付勢されて吊り下げられて
おり、スライダガイド軸61と糸通し軸60とは、上記
したように両者の下端部で脱落不能に連結されているか
ら、前記スライダ体74に対して相対的に上下動可能に
吊支されていることになる。
ック107の側面には、隣接する糸通し軸60の側面方
向に開放された横断面コ字状の係合溝107aが形成さ
れており、針棒7が所定の上昇位置、例えば、上昇上限
位置で停止状態のとき、後述するようにスライダガイド
軸61と共にスライダ体74を介して下降する糸通し軸
60から突出する係合ピン100の他端が前記係合ブロ
ック107の係合溝107aに嵌まったまま横滑りでき
るように構成されている。なお、前記係合ブロック10
7は針棒抱き23と同じ部品であっても良い。
り上向き付勢された前記スライダガイド軸61及び糸通
し軸60のうち、スライダガイド軸61の下端の糸挟持
体70が針棒台16の下端面に当接するので、前記両軸
60、61は各々それ以上上昇できないように規制され
ている。
は上端面を一部のみ残し、軸側面にわたる傾斜面61a
が形成されている(図13(c)及び図15(b)参
照)。前記抱持部75には、その上端面75aの一部を
残し、前記ガイド板76の表面に接近する方向に傾斜す
る切欠き傾斜部75bを設ける。前記傾斜面61aと切
欠き傾斜部75bはスライダガイド軸61の同側に形成
されている。これにより、前記抱持部75の1側面のう
ち上側には前記スライダガイド軸61の通過する傾斜穴
75cが斜めに露出することになる(図13(c)及び
図13(d)参照)。
る傾斜面61aが抱持部75における切欠き傾斜部75
bと側面視で同じ方向に傾斜しているように、換言する
と、図13(c)や図14(d)に示すように、傾斜面
61aが傾斜穴75cと同じ方向で開放されるように、
スライダ体74とスライダガイド軸61との配置関係が
設定されるものである。
103には、作動体の一例としての断面コ字状の糸通し
スライダ作動部材73が上下動可能に支持され、糸通し
スライダ作動部材73は図示しない圧縮コイルバネ等の
上方付勢部材により上向き付勢されている。該糸通しス
ライダ作動部材73の当接部73aが、カセット装着部
3の背面板のスリット72から前向きに突出して、上糸
カセット2の装着時に下向きに押されて、糸通しスライ
ダ作動部材73全体が直線的に下降動するように構成さ
れている。なお、この当接部73aは請求項1の作動部
材に相当する。
は、前記スライダ体74における抱持部57の上端面7
5aに当接可能な当接位置と、当該当接位置よりも前記
抱持部57の側方に離れた離間位置との間を移動可能と
なるように、回動当接体104が横軸105を介して上
下回動可能に装着されている。即ち、回動当接体104
の配置方向は、図12(c)、図13(a)等に示すご
とく、前記切欠き傾斜部75bを含む平面と平行な平面
上に横軸105の軸線があり、且つ横軸105に被嵌し
た捩じりばね106にて、回動当接体104が図12
(c)において時計方向に回動付勢されている。そし
て、図11及び図12(c)のように、糸通しスライダ
作動部材73が上昇位置(上糸カセット2の未装着時の
ように)であって、スライダガイド軸61の上端や抱持
部75の上端面75aが前記回動当接体104における
断面凸湾曲状の当接部104aの下端縁より低い位置に
あるときには、当該当接部104aの下端と前記抱持部
75の上端面75aとが対峙する姿勢に保持されるよう
に、ストッパーピン108にて回動当接体104の回動
が規制されている。
に装着する動作により自動糸通し作業を実行するときの
前記各部品の作動について説明する。そのために、針棒
7を上昇位置(縫針12の下端が針板より大きく上昇し
て糸通しできる高さ位置)にセットしておく。糸通しス
ライダ作動部材73の当接部73aに下向きの外力が作
用していない状態(図11、図12(a)及び図12
(c)参照)では、その回動当接体104における当接
部104aはスライダ体74の抱持部75の上端面75
aとの間に隙間がある。この状態では、前記引張ばね1
09の上向き付勢力にてスライダ体74が上限位置まで
上昇させられており、且つ圧縮コイルバネ102の付勢
力にて係合ピン100が案内溝部79の下端縁に当接す
るまで押し下げられるから、スライダ体74における抱
持部75の上端面75aより下方にスライダガイド軸6
1の上端面が位置し、スライダガイド軸61及び糸通し
軸60の上昇上限位置まで上昇させられて高さ位置保持
される(図11、図12(a)及び図12(c)参
照)。
00は案内溝部79のうちらせん溝部79aの下端に位
置するので、平面視で図12(b)に示すごとく、前記
係合ピン100の他端が針棒7における係合ブロック1
07の係合溝107aの開放側で且つ突出した下片10
7bの上方に臨むような位相に糸通し軸60が回動させ
られて停止している。
出手段の一例としての第1リミットスイッチ53の下方
に接近させて固定した糸案内通路71は、前記糸通し軸
60とスライダガイド軸61とが上昇位置のときに、前
記糸挟持体70が接近して連通するように構成されてお
り、糸通しの準備のために上糸24を前記糸挟持体70
を介して糸案内通路71を通過させるとき(図3の状態
参照)、前記第1リミットスイッチ53にて上糸24が
存在すること、換言すると、上糸24が自動糸通しのた
めのセット完了状態にあることを検知できるように構成
されている。そのときの上糸24の糸端は、アーム部6
の先端の糸掛け部56内に設けられた切断刃により切断
される。
セット装着部3に下向きに押し込むと、当該上糸カセッ
ト2の段部40cが糸通しスライダ作動部材73の当接
部73aに当接して、糸通しスライダ作動部材73の下
降を開始させる。前記スライダ作動部材73の下降動に
つれて、回動当接体104の当接部104aが、引張り
ばね109の付勢力に抗してスライダ体74の抱持部7
5の上端面75aを下向きに押すので、スライダ体74
が前記スライダガイド軸61及び糸通し軸60と共に下
降する。該糸通し軸60における係合ピン100の他端
が針棒7における係合ブロック107の下片107bに
当接する高さ位置では、前記スライダガイド軸61及び
糸通し軸60が糸通し作業位置まで下降したことになり
(図6参照)、糸通しフック65の先端が縫針12の目
孔12aと同じ高さ位置となる。それ以後は糸通し軸6
0(及びスライダガイド軸61)は下降動が阻止される
が、係合ピン100の一端が案内溝部79におけるらせ
ん溝部79aに沿って案内されるから(図14(c)参
照)、スライダ体74は下降動を続行する一方、糸通し
軸60は図14(b)において時計方向に回動し、リン
ク機構69を回動させて、上記したように、糸通しフッ
ク65の先端が縫針12の目孔12aを通過して糸通し
作業が開始される(図7(a)〜図7(c)、図8
(a)〜図8(d)参照)。
降動につれて、回動当接体104の当接部104aが抱
持部75の上端面75aを下向きに押すから、スライダ
体74がさらに下降し、前記係合ピン100は案内溝部
79のうち縦方向の直線溝部79bを上向きに通過す
る。この係合ピン100の他端は針棒7における係合ブ
ロック107の係合溝107a内を水平に回動し、初期
位相から略60度回動したことになる(図15(c)参
照)。このときには糸通し機構10においては糸通し作
業が続行される。他方、スライダ体74の下降につれ
て、所定の高さ位置で静止しているスライダガイド軸6
1の上端(傾斜面61a)が抱持部75の上端面105
aから上に突出し(図15(a)参照)、糸通しスライ
ダ作動部材73の上端部に設けた回動当接体104の当
接部104aに前記傾斜面61aが摺接して、捩じりバ
ネ106の付勢力に抗して回動当接体104を図15
(b)の反時計方向に回動させて、抱持部75の切欠き
傾斜部75b側に引き寄せる。この状態は上糸カセット
2がカセット装着部3に完全に押し込んだ高さ位置に相
当し、糸通しスライダ作動部材73は最下降位置に保持
されたままである。次いで、回動当接体104における
当接部104aが抱持部75の切欠き傾斜部75bの傾
斜面に摺接した時には、当該抱持部75の上端面75a
は開放状態となり、スライダ体74は前記引張りばね1
09の付勢力にて上向きに引張られているから、図16
(a)から図16(b)に示す位置まで、瞬間的にスラ
イダ体74が上昇するのである。なお、このとき、高さ
位静止状の回動当接体104における当接部104a
が、前記切欠き傾斜部75bからその下部に連接する垂
直状のガイド板76を経てスライダ体74より下方まで
相対的に通過することになる(図16(b)参照。
に抜き出すと、糸通しスライダ作動部材73が図示しな
いバネ付勢力により上昇する。このとき、スライダ体7
4が引張りばね109の上向き付勢力にて引き上られる
から、図16(c)及び図12(c)に示すごとく元の
位置に戻ることになる。
して、収納状態(待機状態)(図7(a)参照)から糸
通しフック65の先端が縫針12の目孔12aに進入し
た状態(図7(b)参照)まで順方向に半回転した後、
カセット装着部3に対して上糸カセット2を完全に装着
する(押し下げ完了する)と、スライダ体74が上昇し
て糸通し軸60とスライダガイド軸61とが上昇待機位
置まで戻ることにより、糸通しフック65の先端が縫針
12の目孔12aから退出して目孔12aに糸通しして
上方に戻る糸通し動作を1サイクル実行するものであ
る。
板51の左側(前記糸調子器9の配置箇所より左側)に
は、前記上糸カセット2を完全に装着した状態のとき、
前記被検出部43が嵌まる検出孔52が設けられてお
り、該検出孔52の下方には、前記被検出部43が所定
の高さまで下降したこと(前記上糸カセット2の装着完
了、図9参照)を検知できる第2検出手段の一例として
の第2ミットスイッチ55が、前記カセット装着部3の
下方であるアーム部6の下面等に設けられている。
の側壁面の下方部位に形成された凸部3cにより付勢力
に抗して押し込まれ、糸案内ピン35dとスライダ42
(図2(a)参照)による上糸24の挟持が解除されて
縫製時の糸の通過を許容する。
完了を第2ミットスイッチ55が検知するまでは、縫針
12の作動を禁止もしくは阻止するように制御ことが可
能であるが、縫針12が針上位置(最も上昇している位
置)以外の箇所にあるときには、一旦針下位置まで下降
した後上昇して針上位置にて縫針12が停止するように
制御することが好ましい。前記第1検出手段及び第2検
出手段はリミットスイッチ以外に、光センサ等の非接触
式センサを使用しても良い。
ながら、制御手段について説明する。制御手段はマイク
ロコンピュータ等の電子制御式の制御装置80であり、
制御(演算)を実行するCPU81はバスを介して制御
プログラムが記憶されたROM(読み出し専用メモリ)
82と、種々のデータを一時的に記憶するRAM(随時
読み書き可能メモリ)83と入出力インターフェイスと
に接続されている。入力側インターフェイスには、図1
及び図3に示すようにアーム図6の前面に配置した起動
・停止用キースイッチ84と、返し縫いキースイッチ8
5と、針上下位置キースイッチ86と、前記第1検出手
段としての第1リミットスイッチ53と、第2検出手段
としての第2ミットスイッチ55と、下糸巻スイッチ8
7と、縫針12(針棒7)の上下位置を検知する針上下
位置センサ88とが接続されている。他方、出力用イン
ターフェイスには、送り歯による送り量調節用パルスモ
ータ89と、前記主軸11を回転駆動するためのミシン
モータ90と、縫針12を左右方向に振るための針振り
用パルスモータ91と、前記ストッパー手段の解除用の
電気式アクチュエータの一例としての電磁ソレノイド5
8と、制御状態等を表示するための液晶パネル等の表示
装置92とが接続されている。
ついて図18に示すメインフローチャートを参照しなが
ら説明する。
源スイッチ93を押下して制御装置80を起動させる
と、各種データの初期設定処理を実行する(S1)。次
に、電磁ソレノイド58をOFFにして、ストッパー手
段であるストッパーピン57をカセット装着部3内に突
出させる(S2)。これにより、ユーザー(オペレー
タ)がカセット装着部3に上方から上糸カセット2を挿
入した場合に、前記ストッパーピン57箇所に上糸カセ
ット2の下端が当接し、当該上糸カセット2の高さ位置
が一旦保持され、自動糸通し準備のためのセット動作を
実行しないでユーザーが誤って上糸カセット2を完全に
押し込むのを防止できる。
F状態を判別する(S3)。ボビンに下糸が巻回されて
いないときには(S3:yes )、糸巻処理のサブルーチ
ンに移って下糸の巻回動作を実行する(S4)。下糸巻
装置にてボビンに下糸が巻回されているときには(S
3:no)、次に、第2リミットスイッチ55がONか否
かを判別する(S5)。第2リミットスイッチ55がO
Nである時は(S5:yes )、自動糸通し動作が正常に
終了しているか否かは別として、カセット装着部3に上
糸カセット2が装着完了しているのであるから、ミシン
の通常の縫製作業を許容する(S6)。
である時は(S5:no)、カセット装着部3に上糸カセ
ット2が装着されていないか、または装着未完了であ
る。この状態で起動・停止キースイッチ84をオペレー
タが不用意に押したとき、縫針12が上下動し、また天
秤25が上下動すると、危険であるので、縫針12及び
天秤25の上下動を禁止する制御を実行する。その一例
は、起動・停止キースイッチ84を押下してもミシンモ
ータ90の駆動を禁止する。他の方法として主軸11と
針棒7との連動部に設けたクラッチを遮断して、針棒7
及び天秤25の駆動を阻止するものである。
ット2の未装着、または装着未完了であるときには、縫
針12に上糸24が糸通しされていないものと判断す
る。そこで、自動糸通し機構10により糸通しを実行す
るための準備を行う。糸通しを実行するには縫針12が
針上位置になければならないので、まず、第1段階とし
て、前記針上下位置センサ88により、縫針12が針上
位置にあるか否かを判別する(S7)。縫針12が針上
位置にないときには(S7:no)、オペレータ(ユーザ
ー)が針上下位置キースイッチ86を押したか否かを判
別する(S8)。針上下位置キースイッチ86が押され
ていないときには(S8:no)、オペレータにその処理
を実行することを促すため、表示装置92に催促文句を
表示する等の警告処理(S9)を実行する。針上下位置
キースイッチ86を押せば(S8:yes )、縫針12が
針上位置になるまでミシンモータ90が駆動して停止さ
せる(S10)。
る毎に、指令信号が出されてミシンモータ90を駆動
し、前記針上下位置センサ88から針上信号または針下
信号が出されたときに、ミシンモータ90を停止させ
て、縫針12を針上位置または針下位置で停止させるよ
うにしても良い。この場合、主軸11の回転位相により
針上下位置キースイッチ86を押した時の停止位置が針
上又は針下となる。このため、針上下位置キースイッチ
86を多くとも2回押すことにより、縫針12を針上で
停止させることができる。指令信号としては、このよう
にオペレータのマニュアル操作により出力される信号の
他に自動的に出力される信号も含む。例えば、上糸カセ
ット2が完全に装着された状態からオペレータが上糸カ
セット2を取外した時、第2リミットスイッチ55がそ
れを検出する。つまり、上糸カセット2の取外しを検出
した検出信号を前記指令信号とすることもできるのであ
る。こうすれば、上糸カセット2を取り外すだけで自動
的に縫針12が針上位置で停止するのである。また、上
糸カセット2をカセット装着部3から引き上げたとき、
即ち、被検出部43が第2リミットスイッチ55から離
れた時の信号を指令信号として、縫針12を針上位置で
停止させるようにしても良い。さらに他の形態として、
他のスイッチを設けて、そのスイッチの信号にて縫針1
2を針上位置で停止させるようにしても良い。
ると判断されたときには(S7:yes )、次に自動糸通
し機構10への上糸24のセット(糸通し準備状態にセ
ット)がされたか否かを第1リミットスイッチ53にて
判別する(S11)。第1リミットスイッチ53がO
N、つまり上糸24のセットが完了していれば(S1
1:yes )、制御装置80は電磁ソレノイド68をON
にして(S12)、ストッパーピン57を後退させて、
上糸カセット2の下降を許容するのである。これによ
り、以後はミシンの通常の縫製動作が実行可能となる。
F、つまり上糸24のセットが未完であれば(S11:
no)、警告処理(S13)を実行するのである。
は、起動・停止キースイッチ84がONのとき、通常、
ミシンモータ90の駆動により主軸11の中途部のクラ
ッチを切って、下糸巻装置のみが駆動するので、針棒7
や天秤25は駆動しない。下糸巻を完了すると、通常は
下糸巻スイッチ87はOFFとなる。オペレータが緊急
に下糸巻動作を停止したいときには、起動・停止キース
イッチ84、返し縫いキースイッチ85、または針上下
位置キースイッチ86のうちいずれかを押下すると、ミ
シンモータ90は停止し、糸巻動作の緊急停止ができる
のである。
る操作部の機構は、スライダガイド軸61を上下動自在
に抱持する抱持部75と、糸通し軸60を上下動可能、
且つ所定角度だけ位相回動させるため案内溝部79とを
備えたスライダ体74と、その抱持部75の上端面75
aを押すための糸通しスライダ作動部材75に設けた回
動当接体104とを基本構成とし、該回動当接体104
は常時は前記上端面75aと対峙する方向に付勢され、
スライダガイド軸61の上向き突出動にて抱持部75の
側面に退避するように構成されたものであるから、必要
な部品点数を極力少なくし、且つ小型化できる。特に、
スライダ体74をスライダガイド軸60と糸通し軸60
との上端部側に配置すれば、糸通しスライダ作動部材7
3と一体的に上下動する回動当接体104を小型化でき
る。
軸60と糸通し軸60との上端部側に配置し、前記抱持
部75の一側面を、上端面75aの一部を残して傾斜状
に切欠きした切欠き傾斜部75bを設けると共に、スラ
イダガイド軸61の上端から側面にわたって傾斜面61
aを形成し、スライダガイド軸61が上向き突出すると
き、この傾斜面61aと前記切欠き傾斜部75bとが略
同じ方向に傾いているように配置すれば、回動当接体1
04の当接部104aが、前記抱持部75の上端面75
aから切欠き傾斜部75bに滑り移動して、糸通しスラ
イダ作動部材73によるスライダ体74の下押しを円滑
且つ迅速に開放できると共に、元の押下げ可能状態への
回動当接体104の姿勢復帰も円滑に行えるという効果
を奏する。また、前記回動当接体104における当接部
104aの断面を凸湾曲状に形成すれば、前記抱持部7
5の上端面75aと切欠き傾斜部75bとの間の当接部
104aの滑り移動が至極円滑にできるという効果を奏
する。
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、
回動当接体104を枢支する横軸105が当接部104
aよりも上側にて糸通しスライダ作動部材73に配置さ
れるようにしても良い。また、カセット装着部3を有し
ないミシンであって、手動により、前記糸通しスライダ
作動部材73を下降動させるときには、当該糸通しスラ
イダ作動部材73から突出する操作部をミシン本体のア
ーム部6の前面もしくは側面に形成した縦長のスリット
を介して機枠より外に突出させ、その操作部を作業者が
指で下向きに押すことにより、スライダ体74を介して
スライダガイド軸61及び糸通し軸60を下押しして所
定の糸通し作業を実行させるように構成しても良いので
ある。
動)糸通し機構10は、針棒17に近接させて針棒台1
6に上下動自在且つ回動自在に支持された鉛直状の糸通
し軸60と、この糸通し軸60の下端部に固定され且つ
縫針の目孔に挿通可能な糸通しフック65等を有するフ
ック機構と、前記糸通し軸60をその下降限付近で糸通
しフック65が縫針12の目孔12aに挿通するように
所定角度だけ回動させるための回動機構と、から構成さ
れたものとして、把握できる。実施形態中のリンク機構
69及び、前記スライダ体74とそのらせん状案内溝7
9と糸通し軸60に横方向に突設した係合ピン100等
が回動機構に相当するのである。
し軸60を介して糸通しスライダ作動体等の作動部材の
作動力を伝達するための伝達機構としては、実施形態中
の抱持部75及び回動当接体104が相当する。
孔12aへの糸通し動作が完了した後に、前記作動部材
から糸通し機構10への作動力の伝達を解除するため、
実施形態中では、前記作動部材によりスライダ体74が
所定量下降したとき、スライダガイド軸61の上端の傾
斜面61aにて前記回動当接体104の当接部104a
を横方向に退避させて、抱持部74の側方に離間する構
成としているので、これらの構成の上位概念として解除
機構が該当する。つまり、糸通しフックの縫針の目孔か
らの退出動作が自動で行われるようになったのである。
の発明のミシンは、ミシンの針棒下端に固定された縫針
の目孔に、上糸を挿通させる糸通し装置を有してなるミ
シンにおいて、該ミシンの針棒に近接させて針棒台に上
下動自在且つ回動自在に支持された鉛直状の糸通し軸
と、この糸通し軸の下端部に固定され且つ縫針の目孔に
挿通可能な糸通しフックを有するフック機構と、前記糸
通し軸をその下降限付近で糸通しフックが縫針の目孔に
挿通するように所定角度だけ回動させる回動機構と、か
ら構成された糸通し機構と、前記糸通し機構に前記糸通
し軸を介して作動部材の作動力を伝達する伝達機構とを
備え、該伝達機構には、縫針の目孔への前記糸通しフッ
クの進入が完了した後に、前記作動部材から糸通し機構
への作動力の伝達を解除するための解除機構を有する構
成としたものである。
伝達機構を介して糸通し機構に伝達すると、糸通しフッ
クの縫針の目孔への進入が完了すると共に、その作業の
完了後には、前記作動部材の作動力が解除機構により解
除されて、糸通し軸及び糸通し機構が元の位置に復元す
るから、作業者は1つの作動力を加えるだけの簡単な操
作を行えば良く、糸通し作業が至極簡単になるという効
果を奏する。
ミシン本体の針棒台に、下端に縫針が取付けられる針棒
と、糸通し軸と、スライダガイド軸とを各々平行状に配
置し、且つ該針棒と糸通し軸とスライダガイド軸とをそ
れぞれ単独で昇降往復動可能に支持させ、前記糸通し軸
とスライダガイド軸との下端に設けられた糸通し手段
を、該両軸の協働作動にて針棒に取付けられた前記縫針
の目孔に糸通しするように構成してなる糸通し装置を備
えたミシンにおいて、前記スライダガイド軸をその軸線
に沿って上下動可能に抱持し、且つ前記糸通し軸をその
軸線に沿って上下動可能に軸支すると共に軸線回りに所
定角度だけ回動可能に軸支するスライダ体は、スライダ
体付勢手段により、前記スライダガイド軸の上端方向に
付勢され、前記スライダガイド軸にその上端から側面に
わたる傾斜面を形成する一方、前記スライダガイド軸に
沿って昇降動可能な作動体には、前記スライダ体におけ
る抱持部の上端面に当接する当接位置と、該当接位置よ
りも前記抱持部側方に離れた離間位置との間を移動可能
な回動当接体を設け、前記回動当接体を、前記当接位置
に付勢する付勢手段を設け、糸通しするために、前記作
動体を所定量下降させたとき、前記スライダガイド軸の
傾斜面が前記スライダ体の抱持部上端より相対的に上向
き突出することにより、回動当接体が前記スライダガイ
ド軸の傾斜面に案内されて付勢手段に抗して前記離間位
置に移動され、前記スライダ体を上昇限度位置まで復帰
させるように構成したものである。
抱持する抱持部と、糸通し軸を上下動可能、且つ所定角
度だけ位相回動させるため案内溝部とを備えたスライダ
体と、その抱持部の上端面を押すために作動体に設けた
回動当接体とが基本構成となるから、構成部品が少なく
且つ小型化できることになる。
対峙する方向に付勢され、スライダガイド軸の上向き突
出動にて抱持部の側面に退避するように構成されたもの
であるから、スライダ体を元の高い位置に復帰させる構
造をコンパクトにできる。さらに、前記作動体を所定量
下降させたとき、前記スライダガイド軸の傾斜面が前記
スライダ体の抱持部上端より相対的に上向き突出するこ
とにより、回動当接体が前記スライダガイド軸の傾斜面
に案内されて付勢手段に抗して前記離間位置に移動さ
れ、前記スライダ体を上昇限度位置まで復帰させるよう
に構成したものであるから、作業者は前記作動体を所定
量下向きに押下するだけのワンタッチ操作で、糸通し作
業が完了すると共に、スライダ体、スライダガイド軸及
び糸通し軸を元のの位置(上昇上限位置)に迅速に復帰
させることができるという効果を奏する。
2に記載のミシンにおいて、前記スライダ体には、前記
糸通し軸の側面に突設した係合ピンを介して当該糸通し
軸を軸線回りに所定角度だけ回動案内した後、所定量だ
け直線状に昇降させる案内溝部を備える一方、前記糸通
し軸とスライダ体との間には、当該スライダ体を上向き
付勢するための前記スライダ体付勢手段を備えたもので
ある。
ド軸と糸通し軸とはその下端同士が糸通し機構にて連結
され、一体的に昇降させるべきものであるところ、その
一方の糸通し軸に対してスライダ体を上向き付勢するだ
けで、スライダ体はスライダガイド軸に対しても昇降可
能且つ上向き付勢できるのである。
または請求項3に記載のミシンにおいて、前記針棒に
は、前記糸通し軸が所定量下降したとき、当該糸通し軸
に設けた係合ピンに係合して高さ位置決めできる係合体
を設けたものである。つまり、前記係合ピンが係合ブロ
ックに係合すると、糸通し軸の高さ位置はそれ以上下降
しないものであるので、針棒に対する係合ブロックの取
付け高さを設定するだけの簡単な作業で、糸通し作業高
さ位置の設定及び調節ができるという効果を奏する。
1乃至請求項4のいずれかに記載のミシンにおいて、ミ
シン本体のアーム部には、上糸カセットが着脱可能に装
着されるカセット装着部を備え、該カセット装着部に
は、上糸カセットの下降動に連動して下降するように前
記作動体を配置したものであるから、上糸カセットの装
着作業にて縫針への糸通し作業が連動して自動的に実行
できるから上糸の交換作業が至極便利になるという効果
を奏する。
る。
面図、(b)は図2(a)のIIb −IIb 線矢視断面図で
ある。
された状態を示す正面図である。
状態を示す正面図である。
部下面図、(b)は自動糸通し機構の糸通し状態におけ
る要部下面図、(c)は糸通し直前における糸通しフッ
ク等の状態を示す要部拡大下面図である。
(b)は糸通しフックに係止した上糸が縫針の目孔を通
過する状態を示す要部斜視図、(c)は糸通し後の糸通
しフックが上昇した状態の要部断面図である。
了状態を示す正面図である。
部正面図、(b)は図12(a)のXIIb−XIIb線矢視平
面図、(c)は図11のXIIc−XIIc線矢視左側面図であ
る。
(b)はスライダ体の正面右方斜視図、(c)はスライ
ダ体の裏面左方斜視図、(d)はスライダ体の裏面右方
斜視図である。
要部正面図、(b)は図14(a)のXIVb−XIVb線矢視
平面図、(c)は図14(a)の左側面図、(d)はス
ライダ体の抱持部の上端面に対する当接部の状態を示す
要部断面図である。
正面図、(b)は図15(a)の左側面図であり、当接
部が抱持部の上端面から外れた状態を示す図、(c)は
図15(a)のXVc −XVc 線矢視平面図である。
面図、(b)はスライダ体の上昇終わり示す要部正面
図、(c)は元の高位置に戻った状態の要部側面図であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 ミシンの針棒下端に固定された縫針の目
孔に、上糸を挿通させる糸通し装置を有してなるミシン
において、 該ミシンの針棒に近接させて針棒台に上下動自在且つ回
動自在に支持された鉛直状の糸通し軸と、 この糸通し軸の下端部に固定され且つ縫針の目孔に挿通
可能な糸通しフックを有するフック機構と、 前記糸通し軸をその下降限付近で糸通しフックが縫針の
目孔に挿通するように所定角度だけ回動させる回動機構
と、から構成された糸通し機構と、 前記糸通し機構に前記糸通し軸を介して作動部材の作動
力を伝達する伝達機構とを備え、 該伝達機構には、縫針の目孔への前記糸通しフックの進
入が完了した後に、前記作動部材から糸通し機構への作
動力の伝達を解除するための解除機構を有することを特
徴とするミシン。 - 【請求項2】 ミシン本体の針棒台に、下端に縫針が取
付けられる針棒と、糸通し軸と、スライダガイド軸とを
各々平行状に配置し、且つ該針棒と糸通し軸とスライダ
ガイド軸とをそれぞれ単独で昇降往復動可能に支持さ
せ、前記糸通し軸とスライダガイド軸との下端に設けら
れた糸通し手段を、該両軸の協働作動にて針棒に取付け
られた前記縫針の目孔に糸通しするように構成してなる
糸通し装置を備えたミシンにおいて、 前記スライダガイド軸をその軸線に沿って上下動可能に
抱持し、且つ前記糸通し軸をその軸線に沿って上下動可
能に軸支すると共に軸線回りに所定角度だけ回動可能に
軸支するスライダ体は、スライダ体付勢手段により、前
記スライダガイド軸の上端方向に付勢され、 前記スライダガイド軸にその上端から側面にわたる傾斜
面を形成する一方、 前記スライダガイド軸に沿って昇降動可能な作動体に
は、前記スライダ体における抱持部の上端面に当接する
当接位置と、該当接位置よりも前記抱持部側方に離れた
離間位置との間を移動可能な回動当接体を設け、 前記回動当接体を、前記当接位置に付勢する付勢手段を
設け、 糸通しするために、前記作動体を所定量下降させたと
き、前記スライダガイド軸の傾斜面が前記スライダ体の
抱持部上端より相対的に上向き突出することにより、回
動当接体が前記スライダガイド軸の傾斜面に案内されて
付勢手段に抗して前記離間位置に移動され、前記スライ
ダ体を上昇限度位置まで復帰させるように構成したこと
を特徴とするミシン。 - 【請求項3】 前記スライダ体には、前記糸通し軸の側
面に突設した係合ピンを介して当該糸通し軸を軸線回り
に所定角度だけ回動案内した後、所定量だけ直線状に昇
降させる案内溝部を備える一方、 前記糸通し軸とスライダ体との間には、当該スライダ体
を上向き付勢するための前記スライダ体付勢手段を備え
たことを特徴とする請求項2に記載のミシン。 - 【請求項4】 前記針棒には、前記糸通し軸が所定量下
降したとき、当該糸通し軸に設けた係合凸部に係合して
前記縫針の目孔と糸通し手段との上下位置合わせを行う
ための係合ブロックを設けたことを特徴とする請求項2
または請求項3に記載のミシン。 - 【請求項5】 ミシン本体のアーム部には、上糸カセッ
トが着脱可能に装着されるカセット装着部を備え、該カ
セット装着部には、上糸カセットの装着動に連動して下
降するように前記作動体を配置したことを特徴とする請
求項1乃至請求項4のいずれかに記載のミシン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001172264A JP4645785B2 (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001172264A JP4645785B2 (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | ミシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002360964A true JP2002360964A (ja) | 2002-12-17 |
JP4645785B2 JP4645785B2 (ja) | 2011-03-09 |
Family
ID=19013912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001172264A Expired - Fee Related JP4645785B2 (ja) | 2001-06-07 | 2001-06-07 | ミシン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4645785B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581693A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-19 | Singer Co | Cassette system threading device of sewing machine |
JPS61265177A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | ブラザー工業株式会社 | 自動糸通し可能なミシン |
JPS61265187A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの自動糸掛け装置 |
JPH03128092A (ja) * | 1989-10-14 | 1991-05-31 | Brother Ind Ltd | ミシンの糸通し装置 |
JPH0724173A (ja) * | 1993-07-08 | 1995-01-27 | Brother Ind Ltd | ミシンのカートリッジ |
JPH0771596B2 (ja) * | 1986-10-01 | 1995-08-02 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの糸通し装置 |
JPH11333182A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Brother Ind Ltd | ミシンの糸通し装置 |
-
2001
- 2001-06-07 JP JP2001172264A patent/JP4645785B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5581693A (en) * | 1978-12-14 | 1980-06-19 | Singer Co | Cassette system threading device of sewing machine |
JPS61265177A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | ブラザー工業株式会社 | 自動糸通し可能なミシン |
JPS61265187A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-22 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの自動糸掛け装置 |
JPH0771596B2 (ja) * | 1986-10-01 | 1995-08-02 | ブラザー工業株式会社 | ミシンの糸通し装置 |
JPH03128092A (ja) * | 1989-10-14 | 1991-05-31 | Brother Ind Ltd | ミシンの糸通し装置 |
JPH0724173A (ja) * | 1993-07-08 | 1995-01-27 | Brother Ind Ltd | ミシンのカートリッジ |
JPH11333182A (ja) * | 1998-05-25 | 1999-12-07 | Brother Ind Ltd | ミシンの糸通し装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4645785B2 (ja) | 2011-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1612315B1 (en) | Sewing machine with automatic needle threader | |
US20060118017A1 (en) | Needle threading device for sewing machine and sewing machine | |
JP2002113281A (ja) | 糸通し装置を備えたミシン | |
JPH11333182A (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
US8087366B2 (en) | Needle threader for sewing machine | |
JP2003326062A (ja) | ミシン | |
JP2003299894A (ja) | ミシンの上糸保持装置 | |
WO2002053822A1 (fr) | Machine a coudre | |
JP4645785B2 (ja) | ミシン | |
US7314013B2 (en) | Sewing machine | |
US20040103833A1 (en) | Sewing apparatus and needle bar position control program therefor | |
US6957617B2 (en) | Thread guide threading apparatus and sewing machine provided therewith | |
JP2917438B2 (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
JP2002292174A (ja) | ミシン | |
JP5053824B2 (ja) | ミシンの糸通し装置 | |
JP3821545B2 (ja) | 下糸糸巻き装置 | |
CN220034880U (zh) | 缝纫设备 | |
JP2006141869A (ja) | ミシン | |
JP2002191884A (ja) | ミシン | |
JP3733618B2 (ja) | ミシンの糸把持装置 | |
JP4000851B2 (ja) | ミシン | |
JP2002210284A (ja) | 加工装置 | |
JP3455824B2 (ja) | 刺繍ミシン | |
JPH0724715B2 (ja) | 自動糸通し可能なミシン | |
JP2002191886A (ja) | ミシン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100820 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100908 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101014 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101110 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101123 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4645785 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |