JP2002360508A - 消化管検査装置 - Google Patents
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Abstract
を短時間で行える消化管検査装置を提供すること。 【解決手段】消化管検査装置1は、先端部に雌ネジ31
cを有する先端硬性部材31を設けた経鼻又は経口的に
体腔内に挿入されて肛門から先端硬性部材31が取り出
される誘導用紐部材3と、一端部に雌ネジ31cと螺合
する雄ネジ23aを形成した連結部材23を備え、この
連結部材23と異なる位置に牽引用紐部材25を固定し
た、経肛門的に体腔内に導かれる医療用カプセル本体2
とを具備しているので、誘導用紐部材3及び牽引用紐部
材25を交互に引っ張り操作することによって、医療用
カプセル本体2を観察目的部位付近で往復させて精査を
行える。
Description
体を有する消化管検査装置に関する。
平6-114064号公報の医療用カプセル装置や米国
特許5984860号の小腸内視鏡が提案されている。
用カプセル装置では、医療用カプセル本体に柔軟なケー
ブルを連結し、このケーブルに位置検出用の複数の磁気
手段を配設することで、X線を使用することなく体内の
医療用カプセル本体の挿入位置の検出を行えるようにな
っている。
視鏡では、長円形カプセル本体内に収納可能で、カプセ
ル本体が小腸内を移動するにつれて収納されたケーブル
が繰り出されるようにすることで、ケーブルが邪魔にな
ることなく小腸検査を行えるようになっている。
は、検査前にカプセル本体の手元側にケーブルを取り付
け、カプセル本体を先に経鼻又は経口的に体腔内に挿入
するものであり、検査は、基本的に挿入時に行うか、又
はカプセル本体が目的部位に到達した後、このカプセル
本体を経鼻又は経口側に引き戻しながら行う。
置及び小腸内視鏡では、カプセル本体を経鼻又は経口的
に体腔内に挿入して検査を行うため、カプセル本体の外
径寸法が鼻又は食道の径寸法で制約を受ける。そして、
被検者の苦痛等を考慮すると、カプセル本体の外径寸法
が自ずと決定されてしまうという不具合がある。
まの状態で食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門へと
挿入させていくため、挿入性を考慮すると、カプセル本
体の硬質長に制約を受け、カプセル本体に多機能の診断
機能を設けることが難しくなるという不具合がある。
及び記録に要する時間が長時間になり、診断を行う術者
の負担が大きくなるという不具合があった。
場合に、鼻又は口から出ているケーブルを鼻又は口側に
引き戻すことでカプセル本体を移動させることはできる
が、肛門側への移動は腸の蠕動運動に頼っているので、
短時間に目的部位の精査を繰り返し行うことができない
という不具合があった。
あり、医療用カプセル本体を使用しての消化管の精査を
短時間で行える消化管検査装置を提供することを目的に
している。
は、経鼻又は経口的に体腔内に挿入される紐状部材と、
経肛門的に体腔内に挿入可能な医療用カプセル本体とを
備える消化管検査装置であって、前記医療用カプセル本
体の一端に、前記紐状部材の端部付近に着脱自在に取付
け可能な連結部を設けている。
部とは別の位置に、他の紐状部材を固定している。
門から出てきた紐状部材に医療用カプセル本体を取り付
け、その後、紐状部材を鼻又は口側に引き戻すことによ
って医療用カプセル本体を肛門から体腔内に導いて目的
部位の検査を行える。
の位置に設けた他の紐状部材を牽引することによって、
医療用カプセル本体を肛門側に移動させながら目的部位
の検査を行える。
施の形態を説明する。図1ないし図7は本発明の一実施
形態に係り、図1は消化管検査装置の構成を説明する
図、図2は誘導用紐部材を口から体腔内に挿入して肛門
から取り出すまでを説明する図、図3は医療用カプセル
本体で観察を行う際の手元操作を説明する図、図4は医
療用カプセル本体を設けた誘導用紐部材を説明する図、
図5は医療用カプセル本体の他の構成例及び作用を説明
する図、図6は医療用カプセル本体の別の構成例及び作
用を説明する図、図7は医療用カプセル本体のまた他の
構成例を説明する図である。
構成を説明する図、図5(b)は医療用カプセル本体の
作用を説明する図、図6(a)は医療用カプセル本体の
他の構成を説明する図、図6(b)は医療用カプセル本
体の作用を説明する図である。
装置1は、医療用カプセル本体(以下カプセル本体と略
記する)2と、第1の紐状部材である細長な誘導用紐部
材3と、観察装置4と、表示装置5と、シリンジ6とで
主に構成されている。
に挿入可能なように端部に丸みを形成した略円柱状で形
成されている。このカプセル本体2の内部には観察光学
系を構成するCCD、C−MOSイメージャー等の固体
撮像素子及び照明光学系を構成する照明用LEDや発光
ダイオード等が内蔵されており、本体先端面には観察光
学系を構成する観察用レンズ21及び照明光学系を構成
する照明用レンズ22が配置されている。つまり、本実
施形態のカプセル本体2は観察目的部位の観察画像を得
るためのものである。
構成する連結部材23が突設している。この連結部材2
3の外周面には連結固定用の例えば雄ネジ23aが形成
され、基端部には前記固体撮像素子及び照明用LEDと
の電気接点であるカプセル側電気接点23bが設けられ
ている。この連結部材23の根元側には水密を確保する
ための第1Oリング24が設けられている。
23が配置されている位置とは異なる先端側には、第2
の紐状部材である細長な牽引用紐部材25の一端が固定
されている。この牽引用紐部材25の他端部には誤挿入
防止用の大径部25aが形成されている。
体腔内に挿入される。この誘導用紐部材3は、先端側に
位置する先端硬性部材31と、この先端硬性部材31に
一端を連結固定した全長が10m程の、柔軟で所定の引
張強度を有する位置検出手段であるX線不透過部材で形
成した管状部材32と、この管状部材32の基端部が連
結固定した略T字形状の基端硬性部材33とで主に構成
されている。
1a,31bが形成されており、前記基端硬性部材33
にも2つの貫通孔33a,33bが形成されている。前
記貫通孔31a,33aは流体が流れる流体管路であ
り、前記貫通孔31b,33bは後述する電気ケーブル
等が挿通される。
ラテックス製で膨縮自在なバルーン34が糸巻き固定に
よって取り付けられるようになっている。なお、前記貫
通孔31aが、前記バルーン34内に連通している。
の雄ネジ23aと螺合する被連結部である雌ネジ31c
が形成されている。この貫通孔31bの基端側には電気
ケーブル35aを延出して、先端面に前記カプセル側電
気接点23bとの電気接点となる紐部側電気接点35b
を設けた紐部電気接点部材35が固設されている。
口側に螺合固定されて開口を塞ぐ封止部材であり、太径
部には前記紐部電気接点部材35側に流体が侵入するこ
とを防止するシール部材である第2Oリング37が設け
られている。また、符号31dは後述する流体チューブ
が連結される連結用凸部である。
内に流体を供給或いは排出するための流体管路となる流
体チューブ38及び前記電気ケーブル35aが挿通して
いる。
結用凸部31dに連結固定され、他端部は前記基端硬性
部材33の図示しない連結用凸部に連結固定されてい
る。一方、前記電気ケーブル35aは、前記管状部材3
2と前記流体チューブ38との隙間及び貫通孔33b内
を所定の弛みを持たせた状態で挿通配置されている。こ
の電気ケーブル35aの他端部は基端硬性部材33に設
けられた基端電気接点39に電気的に接続されている。
の開口部33cには例えば二方活栓41a及びルアー口
金41bを備えた手元口金41が設けられている。この
手元口金41には前記シリンジ6が取り付けられるよう
になっている。
取り付けて、このシリンジ6を適宜手元操作することに
よって、前記貫通孔33a、流体チューブ38、貫通孔
31aを介して前記バルーン34内に例えば水やガスト
ログラフィン等の流体の供給あるいは排出を行えるよう
になっている。
力を供給する図示しない照明用電源回路及び前記固体撮
像素子を駆動させる駆動信号や固体撮像素子で光電変換
された画像信号から映像信号を生成する信号処理回路
(不図示)が設けられている。前記表示装置5には前記
観察装置4から出力された映像信号による観察画像が表
示される。
作用を説明する。まず、図2に示すようにバルーン34
の取り付けられている誘導用紐部材3を被検者の口又は
鼻腔から食道に導く。そして、X線透視によって誘導用
紐部材3のバルーン34が胃内に到達したことを確認し
たなら、シリンジ6によってバルーン34内に流体を供
給してこのバルーン34を所定量、膨らます。
腸球部を通過して、腸の蠕動亢進に伴って徐々に、十二
指腸下行脚、小腸、回盲弁、大腸を通過して肛門に到達
し、肛門外へ取り出される。
なら、前記バルーン34の糸巻き固定部を破壊して、誘
導用紐部材3の先端硬性部材31の先端面を露出させ
る。そして、この先端硬性部材31の貫通孔31bに配
置されている封止部材36を取り外し、その後、この封
止部材36に代えてカプセル本体2の連結部材23に設
けられている雄ネジ23aを貫通孔31bに形成されて
いる雌ネジ31cに螺合接続する。
端側にカプセル本体2が固設されて、前記連結部材23
のカプセル側電気接点23bと前記紐部電気接点部材3
5の紐部側電気接点35bとが電気的に接続された状態
になる(図4参照)。
点39を、前記観察装置4の所定位置に電気的に接続す
る。
誘導用紐部材3に固設されたカプセル本体2の照明用L
EDと観察装置4の照明用電源回路とが電気的に接続さ
れるとともに、このカプセル本体2の固体撮像素子と観
察装置4の信号処理回路とが電気的に接続され、観察装
置4の電源をON状態にすることによって表示装置5の画
面上に固体撮像素子でとらえた画像が表示される。
を引っ張り操作する。すると、この誘導用紐部材3の先
端側に固設されたカプセル本体2が経肛門的に挿入さ
れ、さらに誘導用紐部材3の引っ張り操作を行うことに
よって、カプセル本体2が観察目的部位に向かってスム
ーズに移動していく。このとき、牽引用紐部材25の大
径部25aは肛門外に位置している。
位である小腸又は大腸まで誘導されたか否かをX線透視
又は表示装置5に表示される観察画像によって確認し、
観察目的部位まで誘導されていたなら図3及び図4の矢
印に示すように前記誘導用紐部材3及び前記牽引用紐部
材25を交互に引っ張り操作する。このことによって、
前記カプセル本体2が図4の破線矢印に示すように観察
目的部位付近を往復して精査を行える。
応じて再び前記誘導用紐部材3を引っ張り操作して、前
記カプセル本体2を十二指腸球部まで引き戻しながら観
察を行い、その後、前記牽引用紐部材25を引っ張り操
作して、前記カプセル本体2を肛門外へ抜去して検査を
終了する。
る医療用カプセル本体に連結部材を設けるとともに、経
鼻又は経口的に体腔内に挿入される誘導用紐部材の先端
に連結部材との被連結部を設けることによって、経鼻又
は経口的に体腔に挿入されて肛門から出た誘導用紐部材
に医療用カプセル本体を取り付けた後に、誘導用紐部材
を引っ張り操作することによって医療用カプセル本体を
経肛門的に挿入して観察目的部位の観察を行うことがで
きる。
咽頭や鼻孔を通過させる必要がなくなるので、被検者の
負担を軽減させられるとともに、カプセル本体の大型化
を図れる。
したことによって、この牽引用紐部材と誘導用紐部材と
を適宜引っ張り操作することによって、カプセル本体を
観察者の意図するように往復移動させて観察目的部位の
精査を速やかに行うことができる。
2に前記貫通孔31aに連通する流体管路26を設ける
ようにしてもよい。このことによって、検査中にこの流
体管路26を介して送気や送水を行い管腔を拡張させた
り、体液等を吸引して良好な検査を行える。
定されるものではなく、例えば図5ないし図7に示すよ
うな構成であってもよい。
セル本体2Aでは誘導用紐部材3との連結部の構造を電
気接点を兼ねるスナップフィット方式としている。つま
り、カプセル本体2Aにスナップフィット雌部51を設
け、誘導用紐部材3にスナップフィット雄部52を形成
した先端硬性部材31Aを設けている。
本体2Aの外形形状を略円錐形状にしている。そして、
基端側の細径部にスナップフィット雌部51を設け、こ
のスナップフィット雌部51と略反対側の面積の広い端
部略中央に観察光学系を構成する観察用レンズ21を配
置し、その周囲に複数の照明用レンズ22を配置してい
る。
うに誘導用紐部材3を矢印に示すように引っ張り操作し
て全消化管の検査を行って、カプセル本体2Aを口又は
鼻孔から抜去して検査を終了する。
形成して、面積の広い端部略中央に観察用レンズの周囲
に複数の照明用レンズを配置したことによって、消化管
内を移動する観察用レンズを中央に配置させて消化管の
精査を行うことができる。
像素子、LED等への電源供給を、カプセル本体2A内
部に収納した図示しないボタン電池で行い、観察画像を
無線により体外の装置に送る構成であってもよい。この
ことにより、経鼻又は経口に位置する紐状部材を被検者
が気にならない程度くたくたな性状にして、被検者の苦
痛低減をより効果的に図れる。
体2Bでは、誘導用紐部材3との連結部の構造を電気接
点を兼ねる磁力方式としている。つまり、誘導用紐部材
3側に電磁石61を設けた先端硬性部材31Bとし、カ
プセル本体2B側に永久磁石62を設けている。
であり、本体内部には例えば超音波探触子63が配置さ
れている。つまり、本実施形態のカプセル本体2Bは観
察部位の超音波画像を得るためのものである。
波モータ64、この超音波モータ64で回転される超音
波探触子63、電気接点65等が設けられ、この電気接
点65に接続された信号線66は前記牽引用紐部材25
内を挿通して図示しない超音波観測装置に接続されるよ
うになっている。なお、カプセル本体2Bの外装部材6
7は音響レンズとして構成されている。
6(b)の矢印に示すように誘導用紐部材3及び牽引用
紐部材25を交互に引っ張り操作してカプセル本体2B
を意図するように往復移動させて観察目的部位の超音波
画像を得ることができる。
出手段として位置検出用磁気センサを配置させるように
してもよい。また、前記電磁石61又は前記永久磁石を
利用して図示しない外部に設けた磁気誘導装置からの磁
力によって、カプセル本体の体腔内での移動、揺動、固
定などを自由に行えるようにしてもよい。さらに、図7
に示すように医療用センサ手段であるPHセンサ71、
光センサ72、温度センサ73、圧力センサ74や、生
体成分分析用吸引口75を設けてカプセル本体2Cを構
成するようにしてもよい。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
る紐状部材と、経肛門的に体腔内に挿入可能な医療用カ
プセル本体とを備える消化管検査装置において、前記医
療用カプセル本体の一端に、前記紐状部材の端部付近に
着脱自在に取付け可能な連結部を設けた消化管検査装
置。
自在な膨縮可能なバルーンと、このバルーンに連通して
流体の供給あるいは排出を行う部材内を挿通する流体管
路とを備える付記1記載の消化管検査装置。
結部と略反対側に少なくとも観察手段を備える付記1又
は付記2記載の消化管検査装置。
付記3記載の消化管検査装置。
付記3記載の消化管検査装置。
位置に配置した医療用センサ手段である付記3記載の消
化管検査装置。
医療用カプセル本体との間の水密を確保するシール部材
を設けた付記1ないし付記6に記載の消化管検査装置。
部とは別の位置に、他の紐状部材を固定した付記1ない
し付記3に記載の消化管検査装置。
経口的に体腔内に挿入されて肛門から前記先端部が取り
出される紐状部材と、一端部に前記被連結部との連結部
を備え、この連結部とは異なる位置に他の紐状部材を固
定した、経肛門的に体腔内に導かれる医療用カプセル本
体と、を具備する消化管検査装置。
少なくとも一方の内部に、電気ケーブルが挿通する付記
1ないし付記9に記載の消化管検査装置。
材の少なくとも一部に、位置検出手段を設けた付記1な
いし付記10に記載の消化管検査装置。
部材である付記11記載の消化管検査装置。
段である付記11記載の消化管検査装置。
療用カプセル本体を使用しての消化管の精査を短時間で
行える消化管検査装置を提供することができる。
図1は消化管検査装置の構成を説明する図
ら取り出すまでを説明する図
を説明する図
明する図
明する図
明する図
る図
Claims (2)
- 【請求項1】 経鼻又は経口的に体腔内に挿入される紐
状部材と、経肛門的に 体腔内に挿入可能な医療用カプセル本体とを備える消化
管検査装置において、 前記医療用カプセル本体の一端に、前記紐状部材の端部
付近に着脱自在に取付け可能な連結部を設けたことを特
徴とする消化管検査装置。 - 【請求項2】 前記医療用カプセル本体の前記連結部と
は別の位置に、他の紐状部材を固定したことを特徴とす
る請求項1記載の消化管検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001174464A JP2002360508A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 消化管検査装置 |
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---|---|---|---|
JP2001174464A JP2002360508A (ja) | 2001-06-08 | 2001-06-08 | 消化管検査装置 |
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JP2002360508A true JP2002360508A (ja) | 2002-12-17 |
JP2002360508A5 JP2002360508A5 (ja) | 2008-07-17 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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