JP2002359369A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Abstract
減させ、半導体装置の動作速度を向上させる。 【解決手段】 ダミーゲート電極形成工程において、ダ
ミーゲート電極を形成し(ステップS2)、サイドウォ
ール形成工程において、ダミーゲート電極の側壁にサイ
ドウォールを形成し(ステップS4)、第1の層間絶縁
膜堆積工程において、層間絶縁膜を堆積させ(ステップ
S6)、第1の層間絶縁膜平坦化工程において、層間絶
縁膜の表面を平坦化し(ステップS7)、ダミーゲート
電極除去工程において、ダミーゲート電極を除去し(ス
テップS8)、ゲート電極形成工程において、除去され
たダミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を形成し
(ステップS9)、サイドウォール除去工程において、
サイドウォールを除去し、ゲート電極の側壁と、層間絶
縁膜との間に空隙を形成する(ステップS10)。
Description
方法に関し、特に、ゲート電極の側面にサイドウォール
が形成される半導体装置の製造方法に関する。
OS(Metal Oxide Semiconduc
tor)トランジスタ等の半導体装置の分野において
も、その小型化、高集積化が急激に進められている。特
に、MOSトランジスタの分野では、1974年にR.
H.Dennard等によって発表されたスケーリング
則(Scaling則)に従い、その高集積化が急激に
進められ、それに伴い、素子の高速化・低消費電力化も
急速に実現されている。
化に伴い、MOSトランジスタに対する寄生容量が増加
し、MOSトランジスタの動作速度の向上を妨げてしま
うという問題点がある。以下に、この詳細を示す。
スタである半導体装置100の構成を例示した断面図で
ある。半導体装置100を製造する場合、まず、素子分
離領域103a、103bが形成されたシリコン基板1
02の表面に、ゲート酸化膜104及びゲート電極11
5を形成し、このゲート電極115をマスクとしてAs
+(砒素)等の不純物を注入することにより、エクステ
ンションソース・ドレイン領域107a、107bを形
成する。次に、ゲート電極115の側面にサイドウォー
ル116a、116bを形成し、今度は、ゲート電極1
15及びサイドウォール116a、116bをマスクと
してAs+等の不純物を高濃度で注入することにより、
ソース・ドレイン領域112a、112bを形成する。
その後、その表面に層間絶縁膜113を堆積させ、そこ
にタングステンプラグ118a、118b及びアルミニ
ウム電極層119a、119bを形成することにより、
図9に例示するような半導体装置100が形成される。
置100に付加される寄生容量を例示した断面図であ
る。図10に例示するように、半導体装置100には、
ゲート電極115と、エクステンションソース・ドレイ
ン領域107b及びソース・ドレイン領域112bとの
間に生じるフリンジ(Fringe)容量121、ゲー
ト電極115と、タングステンプラグ118bとの間に
生じるゲート・コンタクト間容量122等の寄生容量が
付加される。
00の高集積化に伴い、ゲート電極115と、エクステ
ンションソース・ドレイン領域107b及びソース・ド
レイン領域112bとの距離が小さくなればなるほど大
きくなり、また、ゲート・コンタクト間容量122は、
半導体装置100の高集積化に伴い、ゲート電極115
と、タングステンプラグ118bとの距離が小さくなれ
ばなるほど大きくなる。これらの寄生容量の増加は、半
導体装置100のスイッチング時におけるこの寄生容量
への充電(或いは放電)時間を増加させ、結果、スイッ
チング動作速度を低下させてしまうこととなる。
ート・コンタクト間容量122は、ゲート電極115の
側面の面積が広くなればなるほど、すなわち、ゲート電
極115の高さが高くなればなるほど大きくなる。その
ため、これらのフリンジ容量121及びゲート・コンタ
クト間容量122を低下させるためには、このゲート電
極115の高さを低くすることが望ましい。しかし、ゲ
ート電極115の低背化は、同時に、ゲート電極115
の電気抵抗の増加につながり、その低背化にも限界があ
る。そのため、半導体装置100の高集積化が進み、ゲ
ート電極115の配線幅が狭くなるにつれ、そのアスペ
クト比(配線幅に対する配線高さの比)は増加し、半導
体装置100の寄生容量全体に占めるフリンジ容量12
1及びゲート・コンタクト間容量122の比率も増加し
ていく。
い、エクステンションソース・ドレイン領域107a、
107b及びソース・ドレイン領域112a、112b
の形成にも微細化・高精度化が要求される。図9に例示
したように、半導体装置100には、エクステンション
ソース・ドレイン領域107a、107b及びソース・
ドレイン領域112a、112bの形成位置を高い精度
で制御することを目的として、プロセス途中でサイドウ
ォール116a、116bが形成されることが一般的で
ある。従来、このサイドウォール116a、116b
は、SiO2によって構成されることが一般的であった
が、近年、半導体装置100の高集積化に伴い、従来の
SiO2に比べ加工精度がよいSi3N4が用いられるケ
ースが増加している。しかし、このSi3N4の誘電率
は、SiO2の誘電率に比べて大きく、これもフリンジ
容量121及びゲート・コンタクト間容量122を増加
させてしまう原因の一つとなってしまう。
開平7−193233号公報では、ゲート電極の側面部
分にエアギャップを有するMOSトランジスタの構成が
提案されている。
において提案されたMOSトランジスタ構成を例示した
半導体装置200の断面図である。なお、図11では、
特開平7−193233号公報とは異なる番号を付して
ある。
に、この半導体装置200を製造する場合、まず、シリ
コン(Si)基板220上に、ゲート酸化膜を介して、
側面に側壁Si3N4 膜が設けられたゲート電極210
を形成し、さらに、イオン注入によりソース・ドレイン
領域230を形成する。次に、選択エピタキシャルによ
ってソース・ドレイン領域230上にせり上げ部を形成
し、その後、ゲート電極210側面の側壁Si3N4 膜
を除去する。そして、側壁Si3N4 膜の除去後、表面
にCVD酸化膜270を堆積させ、これにより側壁Si
3N4 膜の除去部分を真空部240とするものである。
この真空部240の誘電率は、1或いはそれに近い値と
なるため、この真空部240に誘電率が高い側壁Si3
N4 膜が形成されている場合に比べ、フリンジ容量及び
ゲート・コンタクト間容量を低減させることが可能とな
る。
て、特開平11−17166号公報では、別の方法によ
ってゲート電極近傍にエアギャップを設けたMOSトラ
ンジスタの構成が提案されている。
において提案されたMOSトランジスタ構成を例示した
半導体装置300の断面図である。なお、図12では、
特開平11−17166号公報とは異なる番号を付して
ある。
に、この半導体装置300を製造する場合、まず、素子
分離層302が形成されたシリコン基板301の表面に
ゲート酸化膜を介してゲート電極305を形成し、この
ゲート電極305をマスクとしてLDD領域306を形
成する。次に、ゲート電極305の側面に2重構造のサ
イドウォール(第1のサイドウォール307A、及び第
2のサイドウォール308A)を形成した後、n型拡散
層306Aを形成する。その後、りん酸等によって第1
のサイドウォール307Aを部分的にエッチングするこ
とにより、このエッチング部分に溝を形成し、全面に酸
化膜310を形成する。これにより、エッチングによっ
て形成された溝部分がエアギャップ311となり、この
エアギャップ311によりフリンジ容量を低減させるこ
とができる。
重構造のサイドウォールを形成し、それらのサイドウォ
ールのうち、ゲート電極側に位置するサイドウォールを
除去することによってエアギャップを構成する方法は、
特開平9−246544号公報においても提案されてい
る。
は、半導体装置に付加される寄生容量を十分に低減させ
ることができないという問題点がある。
おいて提案された方法の場合、選択エピタキシャルによ
ってソース・ドレイン領域230上にせり上げ部を形成
している。現在の選択エピタキシャル技術では、このエ
ピタキシャル成長時に、成長領域端でファセット(Fa
cet)が生じてしまうため、側壁Si3N4 膜の除去
時にその除去後の開口部が広がってしまう。そのため、
このように広がった開口部を埋め込むことなくCVD酸
化膜270を形成することは、技術的に困難である。結
果、フリンジ容量及びゲート・コンタクト間容量を十分
に低減させることは困難である。
公報に提案された方法では、第1のサイドウォール30
7Aを部分的にのみ除去している。これは、第1のサイ
ドウォール307Aを完全に除去しようとした場合、第
2のサイドウォール308Aまでリフトオフされてしま
うことにも起因する。この場合、エアギャップ311
は、ゲート電極305とゲート酸化膜の境界部近傍には
形成されない。前述のように、フリンジ容量は、ゲート
電極305と、LDD領域306及びn型拡散層306
Aとの距離が小さいほど大きくなる。そのため、このL
DD領域306及びn型拡散層306Aとの距離が小さ
くなるゲート電極305とゲート酸化膜の境界部近傍に
十分なエアギャップを形成できない場合、そのフリンジ
容量を、効果的に低減させることはできない。
号公報及び特開平9−246544号公報において提案
されたようなゲート電極の側面に2重構造のサイドウォ
ールを形成し、それらのサイドウォールのうち、ゲート
電極側に位置するサイドウォールを除去する方法では、
ゲート電極の側面方向において十分な幅のエアギャップ
を設けることができず、ゲート・コンタクト間容量の低
減には、ほとんど役にたたない。
のであり、半導体装置に付加される寄生容量を十分に低
減させ、半導体装置の動作速度を向上させることが可能
な半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
決するために、ダマシンプロセスによってゲート電極の
形成を行う半導体装置の製造方法において、半導体基板
の外面に、ダミーゲート電極を形成するダミーゲート電
極形成工程と、前記ダミーゲート電極の側壁にサイドウ
ォールを形成するサイドウォール形成工程と、前記半導
体基板における前記ダミーゲート電極及び前記サイドウ
ォールの形成面側に、第1の層間絶縁膜を堆積させる第
1の層間絶縁膜堆積工程と、前記第1の層間絶縁膜の表
面を平坦化し、前記ダミーゲート電極の少なくとも一部
を表面に露出させる第1の層間絶縁膜平坦化工程と、前
記ダミーゲート電極を除去するダミーゲート電極除去工
程と、前記ダミーゲート電極除去工程において除去され
た前記ダミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を形
成するゲート電極形成工程と、前記サイドウォールを除
去し、前記ゲート電極の側壁と、前記第1の層間絶縁膜
との間に空隙を形成するサイドウォール除去工程と、を
有することを特徴とする半導体装置の製造方法が提供さ
れる。
て、半導体基板の外面に、ダミーゲート電極を形成し、
サイドウォール形成工程において、ダミーゲート電極の
側壁にサイドウォールを形成し、第1の層間絶縁膜堆積
工程において、半導体基板におけるダミーゲート電極及
びサイドウォールの形成面側に、第1の層間絶縁膜を堆
積させ、第1の層間絶縁膜平坦化工程において、第1の
層間絶縁膜の表面を平坦化し、ダミーゲート電極の少な
くとも一部を表面に露出させ、ダミーゲート電極除去工
程において、ダミーゲート電極を除去し、ゲート電極形
成工程において、ダミーゲート電極除去工程において除
去されたダミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を
形成し、サイドウォール除去工程において、サイドウォ
ールを除去し、ゲート電極の側壁と、第1の層間絶縁膜
との間に空隙を形成する。このようにすることにより、
ゲート電極の側面に十分な大きさの空隙を形成すること
が可能となり、フリンジ容量及びゲート・コンタクト間
容量を十分に低減させることが可能となる。
いて、好ましくは、ゲート電極形成工程は、ダミーゲー
ト電極の形成跡部分にゲート電極を堆積させ、サイドウ
ォールの少なくとも一部が表面に露出するまで、ゲート
電極及び第1の層間絶縁膜の表面を平坦化する工程であ
る。
好ましくは、サイドウォール除去工程において形成され
た空隙を埋め込まないように、第1の層間絶縁膜及びゲ
ート電極の外面に、第2の層間絶縁膜を堆積させる第2
の層間絶縁膜堆積工程を有する。
いて、好ましくは、第2の層間絶縁膜堆積工程は、常圧
化学蒸着法或いはプラズマ化学蒸着法によって、第2の
層間絶縁膜を堆積させる工程である。
いて、好ましくは、サイドウォールは、SiO2よりも
加工精度がよく、比誘電率が大きい材質によって構成さ
れる。
いて、好ましくは、サイドウォールは、Si3N4或いは
ポリシリコンによって構成される。また、本発明の半導
体装置の製造方法は、好ましくは、ダミーゲート電極形
成工程後、サイドウォール形成工程前において、低濃度
ソース・ドレイン領域の形成を行う低濃度ソース・ドレ
イン領域形成工程と、サイドウォール形成工程後、ダミ
ーゲート電極除去工程前において、高濃度ソース・ドレ
イン領域の形成を行う高濃度ソース・ドレイン領域形成
工程とを有する。
を参照して説明する。図1は、本形態における半導体装
置の製造方法を説明するためのフローチャートである。
導体装置の製造工程は、例えば、素子分離層を形成する
素子分離層形成工程(ステップS1)、半導体基板の外
面に、ダミーゲート電極を形成するダミーゲート電極形
成工程(ステップS2)、ダミーゲート電極形成工程
後、サイドウォール形成工程前において、低濃度ソース
・ドレイン領域の形成を行う低濃度ソース・ドレイン領
域形成工程(ステップS3)、ダミーゲート電極の側壁
にサイドウォールを形成するサイドウォール形成工程
(ステップS4)、サイドウォール形成工程後、ダミー
ゲート電極除去工程前において、高濃度ソース・ドレイ
ン領域の形成を行う高濃度ソース・ドレイン領域形成工
程(ステップS5)、半導体基板におけるダミーゲート
電極及びサイドウォールの形成面側に、第1の層間絶縁
膜を堆積させる第1の層間絶縁膜堆積工程(ステップS
6)、第1の層間絶縁膜の表面を平坦化し、ダミーゲー
ト電極の少なくとも一部を表面に露出させる第1の層間
絶縁膜平坦化工程(ステップS7)、ダミーゲート電極
を除去するダミーゲート電極除去工程(ステップS
8)、ダミーゲート電極除去工程において除去されたダ
ミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を形成するゲ
ート電極形成工程(ステップS9)、サイドウォールを
除去し、ゲート電極の側壁と、第1の層間絶縁膜との間
に空隙を形成するサイドウォール除去工程(ステップS
10)、サイドウォール除去工程において形成された空
隙を埋め込まないように、第1の層間絶縁膜及びゲート
電極の外面に、第2の層間絶縁膜を堆積させる第2の層
間絶縁膜堆積工程(ステップS11)、及び配線層の形
成を行う配線層形成工程(ステップS12)を有してい
る。以下、これらの各工程の詳細を、図を用いて説明し
ていく。
えば、シリコン基板の表面に素子分離層を形成する。
ン基板2の表面に素子分離層3a、3bが形成された様
子を例示した半導体装置1の断面図である。素子分離層
の形成は、例えば、トレンチ素子分離法(STI:Sh
allowTrench Isolation)等によ
って行う。具体的には、例えば、RIE(Reacti
ve Ion Etching)法等により、シリコン
基板2の表面に溝を形成し、その溝にCVD(Chem
ical Vapor Deposition)法等に
よって形成された酸化膜等の絶縁膜を埋め込み、さらに
CMP(Chemical Mechanical P
olishing)法やエッチバック等により、素子領
域におけるこの絶縁膜を除去し、平坦化を行うことによ
って素子分離層3a、3bの形成を行う。
シリコン基板2の表面に、ゲート酸化膜4の形成を行
う。ゲート酸化膜4の形成は、例えば、半導体装置1の
全面(シリコン基板2及び素子分離層3a、3bの表
面)に、熱酸化等によって、膜厚5nm程度の酸化シリ
コン(SiO2)膜を、ゲート酸化膜4として形成する
(図2の(a))。
次に、ダミーゲート電極形成工程に移る。 ステップS2:ダミーゲート電極形成工程では、例え
ば、既知の方法によって、半導体基板の外面に、ダミー
ゲート電極を形成する。
基板であるシリコン基板2の外面に、ダミーゲート電極
5が形成された様子を例示した半導体装置1の断面図で
ある。
する場合、まず、ステップS1において形成されたゲー
ト酸化膜4の全面に、例えば、CVD法等により、加工
精度がよく、下地のゲート酸化膜4との相性がよい材
質、例えば、多結晶シリコン膜(Poly Si)を膜
厚150nm程度堆積させる。次に、例えば、このよう
に堆積された多結晶シリコン膜の上面にレジストを塗布
し、その後、例えば、フォトリソグラフィ等によって、
塗布したレジストをダミーゲート電極5の形状に加工し
たレジストパターンを形成する。その後、例えば、RI
E等の既知の方法により、このレジストパターンをエッ
チングマスクとして、ゲート酸化膜4及びその上面に堆
積された多結晶シリコン膜を選択的に除去し、ダミーゲ
ート電極5をパターンニングする(図2の(b))。こ
こで、レジストパターンは、例えば、ダミーゲート電極
5のパターンニング後、アッシング等の既知の方法によ
り除去される。
ば、次に、低濃度ソース・ドレイン領域形成工程に移
る。 ステップS3:低濃度ソース・ドレイン領域形成工程で
は、例えば、低濃度ソース・ドレイン領域の形成を行
う。
ース・ドレイン領域であるエクステンションソース・ド
レイン領域7a、7bが形成される様子を例示した断面
図である。
ドレイン領域7a、7bの形成は、例えば、ダミーゲー
ト電極5をマスクとして、As+(砒素)等の不純物6
を、既知の方法によってシリコン基板2に注入した後、
このシリコン基板2を熱処理し、注入した不純物6を活
性化させることによって行われる。また、不純物6の注
入時、図示していないレジストをマスクとして、シリコ
ン基板2上に形成されるN−MOSとP−MOSとを打
ち分けることとしてもよい。
a、7bが形成されると、例えば、次に、サイドウォー
ル形成工程に移る。 ステップS4:サイドウォール形成工程では、例えば、
ダミーゲート電極5の側壁にサイドウォールを形成す
る。
うなサイドウォール10a、10bが形成される様子を
例示した半導体装置1の断面図である。本工程では、例
えば、まず、ダミーゲート電極5の表面に、減圧CVD
(LPCVD:Low Pressure Chemi
cal Vapor Deposition)等の方法
によって、酸化シリコン(SiO2)を10nm程度の
厚みで堆積させ、図3の(b)に例示する酸化シリコン
層8を形成する。
堆積条件を例示する。 基板温度:700℃ 圧力:93Pa ガス流量:TEOS=300(cc/min.) 酸化シリコン層8が形成されると、例えば、次に、減圧
CVD等の方法によって、酸化シリコン層8が形成され
た半導体装置1の全面に、加工精度が高い窒化シリコン
(Si3N4)を100nm程度の厚みで堆積させ、図3
の(b)に例示する窒化シリコン層9を形成する。
堆積条件を例示する。 基板温度:760℃ 圧力:35Pa ガス流量=SiH2Cl2/NH3=50/500(cc
/min.) 窒化シリコン層9が形成されると、例えば、次に、酸化
シリコン層8をストッパーとして、形成された窒化シリ
コン層9をエッチバック等の方法によって異方性加工
し、図4の(a)に例示するようなサイドウォール10
a、10bを形成する。
ック条件を例示する。 基板(電極)温度:0℃ 圧力:105Pa ガス流量:CF4/Ar=50/950(cc/mi
n.) RF Power:200W このような処理により、ダミーゲート電極5の側面に幅
0.1μm程度のサイドウォール10a、10bが形成
されることとなる。
N4)によってサイドウォール10a、10bを構成す
ることとしたが、ポリシリコンや酸化シリコン(SiO
2)によって、サイドウォール10a、10bを構成す
ることとしてもよい。
ると、例えば、次に、高濃度ソース・ドレイン領域形成
工程に移る。 ステップS5:高濃度ソース・ドレイン領域形成工程で
は、例えば、高濃度ソース・ドレイン領域の形成を行
う。
ース・ドレイン領域であるソース・ドレイン領域12
a、12bが形成される様子を例示した断面図である。
本工程におけるソース・ドレイン領域12a、12bの
形成は、例えば、ダミーゲート電極5及びサイドウォー
ル10a、10bをマスクとして、As+(砒素)等の
不純物11を、既知の方法によってシリコン基板2に注
入した後、このシリコン基板2を熱処理し、注入した不
純物11を活性化させることによって行われる。なお、
本工程における不純物11の注入は、低濃度ソース・ド
レイン領域形成工程(ステップS3)における不純物6
の注入よりも高濃度で行う。また、不純物11の注入
時、図示していないレジストをマスクとして、シリコン
基板2上に形成されるN−MOSとP−MOSとを打ち
分けることとしてもよい。
成されると、例えば、次に、第1の層間絶縁膜堆積工程
に移る。 ステップS6:第1の層間絶縁膜堆積工程では、例え
ば、シリコン基板2におけるダミーゲート電極5及びサ
イドウォール10a、10bの形成面側に、第1の層間
絶縁膜を堆積させる。
ン基板2におけるダミーゲート電極5及びサイドウォー
ル10a、10bの形成面側に、第1の層間絶縁膜であ
る層間絶縁膜13が堆積された様子を例示した半導体装
置1の断面図である。
けるダミーゲート電極5及びサイドウォール10a、1
0bの形成面側(素子分離層3a、3b、ゲート酸化膜
4、サイドウォール10a、10b、及び酸化シリコン
層8の表面)に、プラズマCVD(PE CVD:Pl
asma Enhanced Chemical Va
por Deposition)等の方法により、シリ
コン酸化膜(SiO2)等を、層間絶縁膜13として堆
積させる(図5の(a))。
次に、第1の層間絶縁膜平坦化工程に移る。 ステップS7:第1の層間絶縁膜平坦化工程では、例え
ば、層間絶縁膜13の表面を平坦化し、ダミーゲート電
極5の少なくとも一部を表面に露出させる。
縁膜13の表面を平坦化した様子を例示した半導体装置
1の断面図である。本工程における平坦化は、例えば、
ダミーゲート電極5をストッパーとし、CMP法等の方
法を用いて行われる。この平坦化により、図5の(b)
に示すように、ダミーゲート電極5の上面が外部に露出
されることとなる。
ば、次に、ダミーゲート電極除去工程に移る。 ステップS8:ダミーゲート電極除去工程では、例え
ば、ダミーゲート電極5の除去を行う。
ゲート電極5が除去された様子を例示した半導体装置1
の断面図である。本工程では、例えば、既知の方法によ
る選択的なエッチング等により、ダミーゲート電極5の
除去を行う(図6の(a))。
ンで形成した場合における本工程のエッチング条件を例
示する。 エッチング液:0.5%エチレンジアミン(NH2(C
H2)2NH2)水溶液 処理温度:室温(20℃) 処理時間:2分 (160nm/min.のエッチングレートで約100
%のオーバーエッチング) ダミーゲート電極5が除去されると、例えば、次に、ゲ
ート電極形成工程に移る。
例えば、ダミーゲート電極除去工程(ステップS8)に
おいて除去されたダミーゲート電極5の形成跡部分にゲ
ート電極を形成する(いわゆるダマシンプロセス)。具
体的には、例えば、ダミーゲート電極5の形成跡部分に
ゲート電極を堆積させた後、ゲート電極及び層間絶縁膜
13の表面を平坦化する。
ゲート電極5の形成跡部分にゲート電極15を堆積させ
た様子を例示した半導体装置1の断面図であり、図7の
(a)は、本工程において、ゲート電極15及び層間絶
縁膜13の表面を平坦化した様子を例示した半導体装置
1の断面図である。
る場合、例えば、まず、ウエットエッチング等により、
ダミーゲート電極5の形成跡部分に配置されたゲート酸
化膜4を除去し、その除去部分に、熱酸化等によって、
新たに膜厚5nm程度の酸化シリコン(SiO2)膜
を、ゲート酸化膜14として形成する(図6の
(b))。
ば、次に、このダミーゲート電極5の形成跡部分に、ス
パッタ等の方法によって、ゲート電極15を構成するタ
ングステン/窒化チタン積層膜(W/TiN)を堆積さ
せる(図6の(b))。
CMP法等の方法によって、ゲート電極15及び層間絶
縁膜13の表面を平坦化する。なお、本工程における平
坦化は、サイドウォール10a、10bの少なくとも一
部が表面に露出するまで行われることが望ましい。
を堆積させ、CMP法によって平坦化を行う場合の平坦
化条件を例示する。 研磨パッド:湿式発泡系不織布タイプクロス(Suba
400) 圧力:400g/cm2 回転数:40rpm 研磨剤:H2O2 + α−Al2O3 研磨剤流量:50cc/min. ゲート電極15の平坦化が終了すると、例えば、次に、
サイドウォール除去工程に移る。
では、例えば、サイドウォール10a、10bを除去
し、ゲート電極15の側壁と、層間絶縁膜13との間に
空隙を形成する。
ウォール10a、10bが除去された様子を例示した半
導体装置1の断面図である。本工程においてサイドウォ
ール10a、10bを除去する場合、例えば、その前提
として、層間絶縁膜13に対して希弗酸処理を行い、サ
イドウォール10a、10bの一部を表面に露出させる
ことが望ましい。これにより、サイドウォール10a、
10bのエッチングを効率よく行うことが可能となる。
なお、ステップS9の平坦化処理においてサイドウォー
ル10a、10bの少なくとも一部を表面に露出させて
いた場合には、必ずしもこの希弗酸処理を行う必要はな
い。
択的に除去し、サイドウォール10a、10bの除去部
分に空隙16a、16bを形成する(図7の(b))。
以下に、本工程におけるエッチング条件を例示する。
絶縁膜13との間に、0.1μm程度の幅の空隙16
a、16bが形成されることとなる。
れ、空隙16a、16bが形成されると、例えば、次
に、第2の層間絶縁膜堆積工程に移る。 ステップS11:第2の層間絶縁膜堆積工程では、例え
ば、サイドウォール除去工程(ステップS10)におい
て形成された空隙16a、16bを埋め込まないよう
に、層間絶縁膜13及びゲート電極15の外面に、第2
の層間絶縁膜を堆積させる。
層間絶縁膜である層間絶縁膜17が堆積された様子を例
示した半導体装置1の断面図である。本工程における層
間絶縁膜17の堆積は、例えば、この堆積によって空隙
16a、16bが埋め込まれないように(多層膜とする
場合には、少なくとも第1層目の膜については)、あえ
て、埋め込み特性が低い常圧化学蒸着法(常圧CVD:
Atomospheric Pressure Che
mical Vapor Deposition)、或
いはRFプラズマ化学蒸着法(RFプラズマCVD法)
によって行われることが望ましい。また、堆積させる層
間絶縁膜17の材質としては、例えば、PSG(Pho
spho Silicate Glass)等が望まし
い。
によってPSG膜を堆積させる場合の堆積条件を例示す
る。 基板温度:390℃ 圧力:大気圧 ガス流量:SiH4/PH3/O2/N2=35/2.8/
670/22000(cc/min.) このような条件でPSG膜を堆積させることにより、ス
テップS10で形成された幅1μm程度の空隙16a、
16bを埋め込むことなく、層間絶縁膜17を堆積させ
ることが可能となる。これにより、層間絶縁膜17の堆
積後も、図8の(a)に例示するような空隙16a、1
6bが、ゲート電極15の側面と、層間絶縁膜13との
間に残存することとなる。
ば、次に、配線形成工程に移る。 ステップS12:配線形成工程では、例えば、配線層の
形成を行う。
であるアルミニウム電極層19a、19b、及び引き出
し電極であるタングステンプラグ18a、18bが形成
された様子を例示した半導体装置1の断面図である。
a、18bの形成は、例えば、既知の方法によって層間
絶縁膜13、17にコンタクトホールを形成し、そのコ
ンタクトホールにタングステンを埋め込むことによって
行われる。また、アルミニウム電極層19a、19bの
形成も、例えば、既知の方法によってアルミニウム膜を
層間絶縁膜17上に堆積させることによって行われる
(図8の(b))。
に形成された半導体装置1のゲート電極15の側面と層
間絶縁膜13との間には、空隙16a、16bが形成さ
れている。この空隙16a、16b内部は空気等の気体
であり、その誘電率は1程度である。そのため、この空
隙16a、16b部分に誘電率が高いサイドウォールが
形成されている場合に比べ、大幅にフリンジ容量及びゲ
ート・コンタクト間容量を低減させることが可能とな
る。
極形成工程において、シリコン基板2の外面に、ダミー
ゲート電極5を形成し、サイドウォール形成工程におい
て、ダミーゲート電極5の側壁にサイドウォール10
a、10bを形成し、第1の層間絶縁膜堆積工程におい
て、シリコン基板2におけるダミーゲート電極5及びサ
イドウォール10a、10bの形成面側に、層間絶縁膜
13を堆積させ、第1の層間絶縁膜平坦化工程におい
て、層間絶縁膜13の表面を平坦化し、ダミーゲート電
極5の少なくとも一部を表面に露出させ、ダミーゲート
電極除去工程において、ダミーゲート電極5を除去し、
ゲート電極形成工程において、ダミーゲート電極除去工
程において除去されたダミーゲート電極5の形成跡部分
にゲート電極15を形成し、サイドウォール除去工程に
おいて、サイドウォール10a、10bを除去し、ゲー
ト電極15の側壁と、層間絶縁膜13との間に空隙16
a、16bを形成することとしたため、フリンジ容量及
びゲート・コンタクト間容量を十分に低減させ、半導体
装置1の動作速度の高速化、消費電力の低減を図ること
が可能となる。
bは、サイドウォール除去工程において、サイドウォー
ル10a、10bを除去することによって形成されたも
のであるため、その空隙16a、16bの先端部は、サ
イドウォール10a、10bの先端部と同様、径が小さ
く(先がすぼんだように)形成される。そのため、後の
第2の層間絶縁膜堆積工程において、層間絶縁膜17
が、空隙16a、16bの内部に埋め込まれてしまうこ
とを抑制することができる。結果、ゲート電極15の側
壁と、層間絶縁膜13との間に十分な空隙16a、16
bを形成することが可能となり、フリンジ容量及びゲー
ト・コンタクト間容量を十分に低減させることが可能と
なる。
除去工程におけるサイドウォール10a、10bの除去
は、第1の層間絶縁膜堆積工程によってサイドウォール
10a、10bの周囲に層間絶縁膜13を堆積させ、第
1の層間絶縁膜平坦化工程によって表面を平坦化させた
後において行われることとなるため、サイドウォール1
0a、10bのみを選択的に十分に除去することが可能
となり、結果、ゲート電極15の側壁と、層間絶縁膜1
3との間に、フリンジ容量及びゲート・コンタクト間容
量を十分に低減させることが可能な形状の空隙16a、
16bを形成することができる。
bは、サイドウォール形成工程において、外側に形成さ
れたある程度の厚みを持つサイドウォール10a、10
bを、サイドウォール除去工程において、除去すること
によって形成されたものであるため、この空隙16a、
16bのゲート電極15側面方向における幅を十分な広
さにとることが可能となる。結果、この空隙16a、1
6bによって、ゲート・コンタクト間容量を十分に抑制
することが可能となる。
いて、ダミーゲート電極5の形成跡部分にゲート電極1
5を堆積させ、その後、サイドウォール10a、10b
の少なくとも一部が表面に露出するまで、ゲート電極1
5及び層間絶縁膜13の表面を平坦化させることによ
り、サイドウォール除去工程時に、希弗酸処理等によっ
てサイドウォール10a、10bの一部を露出させる工
程を経ることなく、サイドウォール10a、10bの除
去を行うことが可能となる。これにより、サイドウォー
ル10a、10b除去時における作業効率が向上する。
において、サイドウォール除去工程において形成された
空隙16a、16bを埋め込まないように、層間絶縁膜
13及びゲート電極15の外面に、層間絶縁膜17を堆
積させることとしたため、ゲート電極15の側壁と、層
間絶縁膜13との間に十分な空隙16a、16bを形成
することが可能となり、フリンジ容量及びゲート・コン
タクト間容量を十分に低減させることが可能となる。
程において、埋め込み特性の低い、常圧化学蒸着法或い
はプラズマ化学蒸着法によって、層間絶縁膜17を堆積
させることにより、第2の層間絶縁膜堆積工程において
空隙16a、16bが埋め込まれることを抑制すること
ができる。これにより、ゲート電極15の側壁と、層間
絶縁膜13との間に十分な空隙16a、16bを形成す
ることが可能となり、フリンジ容量及びゲート・コンタ
クト間容量を十分に低減させることが可能となる。
おいて、SiO2よりも加工精度がよく、比誘電率が大
きい材質によってサイドウォール10a、10bを形成
し、サイドウォール除去工程によってサイドウォール1
0a、10bを除去することにより、ソース・ドレイン
領域12a、12bの高い加工精度を維持しつつ、フリ
ンジ容量及びゲート・コンタクト間容量を十分に低減さ
せることが可能となる。
において、Si3N4或いはポリシリコンによってサイド
ウォール10a、10bを形成し、サイドウォール除去
工程によってサイドウォール10a、10bを除去する
ことにより、ソース・ドレイン領域の高い加工精度を維
持しつつ、フリンジ容量及びゲート・コンタクト間容量
を十分に低減させることが可能となる。
域形成工程において、ダミーゲート電極形成工程後、サ
イドウォール形成工程前に、低濃度ソース・ドレイン領
域の形成を行い、高濃度ソース・ドレイン領域形成工程
において、サイドウォール形成工程後、ダミーゲート電
極除去工程前に、高濃度ソース・ドレイン領域の形成を
行い、サイドウォール除去工程によってサイドウォール
10a、10bを除去することにより、ソース・ドレイ
ン領域における不純物プロファイルを精度よく制御し、
短チャネル効果を抑制しつつ、フリンジ容量及びゲート
・コンタクト間容量を低く保つことが可能となる。
されるものではない。例えば、本形態におけるサイドウ
ォール除去工程では、サイドウォール10a、10bの
みを選択的に除去し、空隙16a、16bを形成するこ
ととしたが、このサイドウォール除去工程において、サ
イドウォール10a、10bのみならず、酸化シリコン
層8も、例えば、HF系の溶液によるエッチングによっ
て選択的に除去することとしてもよい。これにより、空
隙16a、16bの幅は拡大されることとなるが、第2
の層間絶縁膜堆積工程において、埋め込み特性が低い、
常圧CVD法によるPSG膜の堆積によって層間絶縁膜
17を堆積させることにより、この空隙16a、16b
を埋め込むことなく、層間絶縁膜17を形成することが
できる。
領域を形成しないシングルドレイン構造の半導体装置に
本発明を適用することとしてもよい。この場合には、例
えば、まず、高濃度のソース・ドレイン領域を形成した
後に、サイドウォール10a、10bの形成を行い、そ
の後、図1に例示したステップS6以降の処理を行う。
の形成プロセスに適用することとしたが、本発明をCu
等の配線形成プロセスに適用することとしてもよい。こ
の場合には、形成された配線の寄生容量(配線間相互間
の寄生容量、及び配線基板間の寄生容量)を低減させる
ことが可能となり、半導体装置の動作速度の高速化、消
費電力の低減を図ることが可能となる。
ゲート電極形成工程において、半導体基板の外面に、ダ
ミーゲート電極を形成し、サイドウォール形成工程にお
いて、ダミーゲート電極の側壁にサイドウォールを形成
し、第1の層間絶縁膜堆積工程において、半導体基板に
おけるダミーゲート電極及びサイドウォールの形成面側
に、第1の層間絶縁膜を堆積させ、第1の層間絶縁膜平
坦化工程において、第1の層間絶縁膜の表面を平坦化
し、ダミーゲート電極の少なくとも一部を表面に露出さ
せ、ダミーゲート電極除去工程において、ダミーゲート
電極を除去し、ゲート電極形成工程において、ダミーゲ
ート電極除去工程において除去されたダミーゲート電極
の形成跡部分にゲート電極を形成し、サイドウォール除
去工程において、サイドウォールを除去し、ゲート電極
の側壁と、第1の層間絶縁膜との間に空隙を形成するこ
ととしたため、半導体装置に付加される寄生容量を十分
に低減させ、半導体装置の動作速度を向上させることが
可能となる。
チャートである。
ン基板の表面に素子分離層が形成された様子を例示した
半導体装置の断面図であり、(b)は、ダミーゲート電
極形成工程において、シリコン基板の外面に、ダミーゲ
ート電極が形成された様子を例示した半導体装置の断面
図である。
程において、エクステンションソース・ドレイン領域が
形成される様子を例示した断面図であり、(b)は、サ
イドウォール形成工程において、サイドウォールが形成
される様子を例示した半導体装置の断面図である。
サイドウォールが形成される様子を例示した半導体装置
の断面図であり、(b)は、高濃度ソース・ドレイン領
域形成工程において、ソース・ドレイン領域が形成され
る様子を例示した断面図である。
て、シリコン基板におけるダミーゲート電極及びサイド
ウォールの形成面側に、層間絶縁膜が堆積された様子を
例示した半導体装置の断面図であり、(b)は、第1の
層間絶縁膜平坦化工程において、層間絶縁膜の表面を平
坦化した様子を例示した半導体装置の断面図である。
ミーゲート電極が除去された様子を例示した半導体装置
の断面図であり、(b)は、ゲート電極形成工程におい
て、ダミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を堆積
させた様子を例示した半導体装置の断面図である。
ト電極及び層間絶縁膜の表面を平坦化した様子を例示し
た半導体装置の断面図であり、(b)は、サイドウォー
ル除去工程において、サイドウォールが除去された様子
を例示した半導体装置の断面図である。
て、層間絶縁膜が堆積された様子を例示した半導体装置
の断面図であり、(b)は、配線形成工程において、ア
ルミニウム電極層、及びタングステンプラグが形成され
た様子を例示した半導体装置の断面図である。
例示した断面図である。
断面図である。
されたMOSトランジスタ構成を例示した半導体装置の
断面図である。
されたMOSトランジスタ構成を例示した半導体装置の
断面図である。
6、11…不純物、7a、7b…エクステンションソー
ス・ドレイン領域、9…窒化シリコン層、10a、10
b…サイドウォール、12a、12b…ソース・ドレイ
ン領域、13、17…層間絶縁膜、15…ゲート電極、
16a、16b…空隙
Claims (7)
- 【請求項1】 ダマシンプロセスによってゲート電極の
形成を行う半導体装置の製造方法において、 半導体基板の外面に、ダミーゲート電極を形成するダミ
ーゲート電極形成工程と、 前記ダミーゲート電極の側壁にサイドウォールを形成す
るサイドウォール形成工程と、 前記半導体基板における前記ダミーゲート電極及び前記
サイドウォールの形成面側に、第1の層間絶縁膜を堆積
させる第1の層間絶縁膜堆積工程と、 前記第1の層間絶縁膜の表面を平坦化し、前記ダミーゲ
ート電極の少なくとも一部を表面に露出させる第1の層
間絶縁膜平坦化工程と、 前記ダミーゲート電極を除去するダミーゲート電極除去
工程と、 前記ダミーゲート電極除去工程において除去された前記
ダミーゲート電極の形成跡部分にゲート電極を形成する
ゲート電極形成工程と、 前記サイドウォールを除去し、前記ゲート電極の側壁
と、前記第1の層間絶縁膜との間に空隙を形成するサイ
ドウォール除去工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記ゲート電極形成工程は、 前記ダミーゲート電極の形成跡部分に前記ゲート電極を
堆積させ、 前記サイドウォールの少なくとも一部が表面に露出する
まで、前記ゲート電極及び前記第1の層間絶縁膜の表面
を平坦化する工程であることを特徴とする請求項1記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記サイドウォール除去工程において形
成された前記空隙を埋め込まないように、前記第1の層
間絶縁膜及び前記ゲート電極の外面に、第2の層間絶縁
膜を堆積させる第2の層間絶縁膜堆積工程を有すること
を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第2の層間絶縁膜堆積工程は、 常圧化学蒸着法或いはプラズマ化学蒸着法によって、前
記第2の層間絶縁膜を堆積させる工程であることを特徴
とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記サイドウォールは、 SiO2よりも加工精度がよく、比誘電率が大きい材質
によって構成されることを特徴とする請求項1記載の半
導体装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記サイドウォールは、 Si3N4或いはポリシリコンによって構成されることを
特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記ダミーゲート電極形成工程後、前記
サイドウォール形成工程前において、低濃度ソース・ド
レイン領域の形成を行う低濃度ソース・ドレイン領域形
成工程と、 前記サイドウォール形成工程後、ダミーゲート電極除去
工程前において、高濃度ソース・ドレイン領域の形成を
行う高濃度ソース・ドレイン領域形成工程と、 を有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001166393A JP2002359369A (ja) | 2001-06-01 | 2001-06-01 | 半導体装置の製造方法 |
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