JP2002358033A - Led表示装置 - Google Patents

Led表示装置

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JP2002358033A
JP2002358033A JP2002074821A JP2002074821A JP2002358033A JP 2002358033 A JP2002358033 A JP 2002358033A JP 2002074821 A JP2002074821 A JP 2002074821A JP 2002074821 A JP2002074821 A JP 2002074821A JP 2002358033 A JP2002358033 A JP 2002358033A
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led display
display device
crosspiece
light
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JP2002074821A
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Tsuzuku Takahashi
続 高橋
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Nichia Chemical Industries Ltd
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Nichia Chemical Industries Ltd
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F27/00Combined visual and audible advertising or displaying, e.g. for public address
    • G09F27/008Sun shades, shades, hoods or louvres on electronic displays to minimise the effect of direct sun light on the display

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の発光ダイオードにより構成
した画素をドットマトリックス状に配置させたLED表
示装置に係わり、特に外来光の影響を少なくしたコント
ラストの高いLED表示装置に関する。 【解決手段】 本発明は、複数の発光ダイオードにより
構成した画素をきょう体内にドットマトリックス状に配
置させると共に充填剤により封止したLED表示装置で
あって、画素間に配置されたルーバーと略垂直をなす桟
の発光面側表面が微細な凹凸を有し、ルーバーと桟とに
囲まれた空間に一画素が配置されることを特徴とするL
ED表示装置である。さらに、桟が発光ダイオードのモ
ールド先端部よりも低く、微細な凹凸が算術平均粗さ
(Ra)として1〜50μmであると共に、十点平均粗
さ(Rz)として5〜100μmであるLED表示装置
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大型映像が可能な複数
の発光ダイオードにより構成した画素をドットマトリッ
クス状に配置させたLED表示装置に係わり、特にルー
バーの強度を高めつつ、コントラストの高いLED表示
装置に関する。
【0002】
【従来技術】今日、1000mcd以上にも及ぶ超高輝
度にRGB(赤、緑、青)が発光可能な発光ダイオード
(以下、LEDとも呼ぶ。)がそれぞれ開発された。こ
れにより、低消費電力、長寿命のLEDを利用したフル
カラーLEDディスプレイが可能となった。このような
LED表示装置は、高輝度に発光することができる。
【0003】そのため屋外や駅のプラットホームに挙げ
られる半屋外など比較的外来光の強い場所においても高
輝度に使用できるLEDディスプレイとして注目を浴び
ている。
【0004】図4にLED表示装置の模式的正面図を示
す。具体的にはRGBが発光可能な各発光ダイオード4
02を複数近接してきょう体403内に配置する。各L
EDは混色により種々の発光色が得られる画素としてド
ットマトリクス状に配置させてある。各画素ごとの行に
は太陽光などの外来光が直接LEDに照射されることを
低減するルーバー405が配置されている。また、内部
回路などを水分や塵芥などから保護するために各LE
D、きょう体間などを暗色系に着色されたシリコーン樹
脂などの充填剤で充填している。ダイナミック駆動の場
合、映像データに基づいて内部回路のコモンドライバや
セグメントドライバを駆動させ所望のLEDを点灯させ
ることによりLED表示装置を駆動させることができ
る。
【0005】LED402から放出される出力には限り
がある。そのため、視認距離が離れたところでもより高
光度に視認させる、各RGB発光色のバランスをとるな
どのために複数のRGBのLED402を1画素として
配置させる必要がある。複数のRGBに発光する各LE
D402を近接して配置することにより1画素を構成す
るLED表示装置においては、画素毎の混色性向上のた
めに1画素内のLEDは近接して配置させる必要があ
る。
【0006】そのためLED表示装置が同じ画素数で表
示する場合は、図3(A)の如くLED表示装置が大き
くなるに従って、各LED302が配置される画素間が
大きく開くこととなる。LED表示装置の表示面から見
た場合、画素間が大きく開くと図3(A)の如くLED
302間やきょう体とLED間との表面張力により画素
間に充填された充填剤311が充填剤301とは異なり
凹状に大きく窪むこととなる。なお、図3(A)は図1
のBB横断面方向と同じ模式図である。凹状に大きく窪
んだ充填剤311は外来光からの照射により反射面を構
成する。特に、凹状に窪んでいるため光が集中しやすく
白っぽく着色して見える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、複数のLE
D302を1画素としてドットマトリックス状に配置さ
せたLED表示装置においてはコントラスト比が特に大
きく低下する。一方、図3(B)の如く、各画素間に桟
300を設けることで比較的簡単に画素間の充填剤32
1により形成された凹状窪み面を小さくすることができ
る。なお、図3(B)は図1のBB横断面方向と同じ模
式図である。
【0008】しかしながら、各画素間に設けられた桟3
00は強度のためにある程度の厚みを設けなければなら
ない。また、形成された桟300はLED表示面と平行
であるため、暗色系に着色していたとしても桟300を
設けたことにより却ってコントラスト比が低下する場合
がある。したがって、本発明者は上記問題点を解決した
LED表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発光ダ
イオードにより構成した画素をきょう体内にドットマト
リックス状に配置させると共に充填剤により封止したL
ED表示装置であって、前記画素間に配置されたルーバ
ーと略垂直をなす桟の発光面側表面が微細な凹凸を有
し、前記ルーバーと前記桟とに囲まれた空間に一画素が
配置されることを特徴とするLED表示装置である。
【0010】このような構成とすることにより、本発明
は、桟を設けることにより生じた直接的な反射光を表示
面側に形成された微細な凹凸により散乱させ抑制するこ
とができ、各画素ごとの混色性を高めることもできる。
【0011】請求項2に記載される発明は、前記桟が前
記発光ダイオードのモールド先端部よりも低い請求項1
記載のLED表示装置である。
【0012】本発明の請求項2記載の発明とすることに
より、視野角を確保しつつ混色性を向上させることがで
きる。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記微細な凹凸
が算術平均粗さ(Ra)として1〜50μmであると共
に、十点平均粗さ(Rz)として5〜100μmである
請求項1乃至2記載のLED表示装置である。
【0014】本発明の請求項3記載の発明とすることに
より、よりコントラスト比の優れたLED表示装置とす
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明者は、種々の実験の結果、
複数のLEDにより構成された画素間に配置される桟を
特定形状とすることによりLED表示装置のコントラス
ト比が大幅に向上することを見いだし本発明を成すに到
った。
【0016】即ち、複数のLEDにより構成された画素
間に充填剤により形成された凹部を画素毎に設けられた
桟により小さくすると共に桟の表面上に設けられた凹凸
により反射光を抑制しコントラスト比の向上を図るもの
である。
【0017】桟300を形成することで図3(A)に対
して図3(B)の如く視認者側から見た充填剤311に
よる表面積を小さくする。
【0018】本発明は図3(C)の如く充填剤321の
曲面を小さくするために設けた桟310の表面反射を桟
表面に設けた凹凸317により散乱させコントラスト比
の向上を図るものである。なお、図3(C)は図1のB
B横断面方向の模式図である。
【0019】本発明のLED表示装置の一例を図1及び
図2に示す。図1には、RGB(赤色102、緑色11
2、青色122)がそれぞれ発光可能なLEDを青色1
個、緑色2個、赤色2個使用し基板上に1画素として1
6×16のドットマトリックス状に配置させてある。各
画素の行間には太陽光の直接入射が少なくなるようにア
ルミニウム合金製のルーバー105をLED表示面の垂
線に対して6゜傾けて配置させてある。ルーバー105
にはルーバーと垂直に設けられた桟100が一体的に構
成されている。発光ダイオード202、駆動手段206
など内部回路が配置された基板などを外部から保護する
ためのきょう体内203を部分的に充填剤201で被覆
させてある。これによりルーバー205と桟200に囲
まれた空間に複数のLEDで構成された1画素が配置さ
れ充填剤201で被覆されたLED表示装置を構成させ
てある。
【0020】本発明においては、ルーバー205及び桟
200に微少な酸化珪素粒子を含有させた艶消し剤入り
黒色塗料を塗布させてある。この塗装により桟200の
表示表面側に凹凸を形成してある。充填剤321表面が
形成する窪みを桟200により小さくし窪み自体による
反射光を低減することができる。また、桟200による
反射光を桟の表示面側に設けられた凹凸により散乱させ
少なくし、LED表示装置全体のコントラスト比を向上
することができる。なお、以下、本発明の構成について
詳述する。 (桟100、200)本発明に用いられる桟100、2
00とは、複数のLEDを近接して配置することにより
構成させた画素間に設けられるものであり、ルーバー1
05、205と略垂直に形成することができる。桟10
0、200の表面は表示面側に配置される。そのため、
桟100、200自体が黒色など暗色系に着色されてい
たとしても外来光を完全に吸収することはできない。特
に、桟100、200により反射した光は直接視認者に
観測されることとなるためコントラスト比に大きく影響
する。本発明は直接視認者側に反射される光を桟表面に
設けられた凹凸により緩和することができるものであ
る。したがって、桟は複数のLED102、112、1
22を近接して配置することにより構成させた画素間ご
とに配置させても良いし、一定の間隔をあけて配置する
こともできる。
【0021】また、複数のLED102、112、12
2を近接して配置することにより構成させた画素をドッ
トマトリックス状とした場合、ルーバー105、205
自体が大きくなる。そのため桟100、200は、大き
くなったルーバー105、205を支える強度を高める
ために有効に働くこととなる。また、ルーバー105、
205と桟100、200は各画素をそれぞれ囲むこと
ができるため各画素毎の混色性を高めることもできる。
特に、桟はLED表示器を横断面から見たとき画素を構
成する各LEDのモールド先端部よりも低くすることに
より視野角を確保しつつ混色性を向上することができ
る。桟自体に凹凸があった場合、画素間の色が反射され
るため各画素ごとの混色性を高めつつ滑らかな画像を表
示することもできる。
【0022】桟100、200の表面側に形成される凹
凸とは、外来光からの視認者側に直接光が反射すること
により生ずるコントラスト比の低下を防ぐことができる
ものであれば良い。したがって、桟100、200自体
に凹凸を設けても良いし、桟100、200の表面に微
細な凹凸が形成される塗装膜などを塗布などさせて構成
しても良い。また、多孔性の金属材料などを利用して形
成することもできる。
【0023】このような凹凸は、JIS B0601に
より、粗さ曲線のカットオフ値(λc)0.8mm、粗
さ曲線の基準長さ2.40mmの条件で算術平均粗さ
(Ra)が1〜50μmの範囲が好ましく、より好まし
くは2〜10μの範囲である。また、十点平均粗さ(R
z)が5〜100μmの範囲が好ましく、より好ましく
は10〜50μmの範囲である。したがって、このよう
な微細な凹凸は凹凸処理されていない平滑面とは明らか
に相違する。
【0024】桟100、200の具体的材料としてはポ
リカーボネート樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂やフェ
ノール樹脂などやアルミニウム、銅の単体及びそれら金
属中にMg、Si、Fe、Cu、Mn、Cr、Zn、N
i、Ti、Pb、Snなど他の金属を所望量含有させた
合金が好適に挙げられる。
【0025】特に、ガラス繊維入りポリカーボネート
は、耐候性のある桟100、200を比較的簡単に形成
することができる。また、着色剤を含有させることによ
り桟100、200自体を黒色など暗色系に比較的簡単
に着色することができる。一方、桟100、200の強
度をより向上させるためにガラス繊維が10%以上にも
およぶ大量に含有させることがある。ガラス繊維を大量
に含有された樹脂により形成させた桟100、200
は、桟の表面にガラス繊維が見えることがある。そのた
め、太陽光などの外光によりガラス繊維を含む桟の表面
で反射する割合が増える。この場合、桟に着色剤を含有
させていたとしてもコントラスト比が低下することがあ
る。したがって、樹脂中にガラス繊維を含有させた樹脂
を本発明の桟として利用したときにはコントラスト比の
低下をより顕著に抑制することができる。
【0026】同様に金属を桟100、200として用い
た場合においても金属表面により反射される光を黒色塗
料で被覆してコントラスト比を改善することができる。
しかしながら、比較的平滑な金属表面では塗布された塗
料面自体が暗色系であったとしても塗料が外来光を吸収
しきれず全反射されコントラスト比が低下する場合があ
る。そのため、金属により形成された桟自体、或いは桟
の表面に微少な粒子などを含有させた艶消し剤入りの着
色剤を塗布することによりコントラスト比の低下をより
顕著に抑制することもできる。なお、桟の表示面側に形
成された凹凸は、桟全体やルーバー、きょう体に施すこ
ともできる。 (充填材101、201、301、311、321)充
填材101、201、301、311、321として
は、発光ダイオード102、112、122、202、
302、きょう体103、203、発光ダイオードが配
置された基板204及び遮光部材であるルーバー10
5、205などとの密着性がよいことが求められる。ま
た、内部回路を保護するために機械的強度及び耐候性が
要求される。このような充填材として具体的には、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂などが挙げられ
る。また、コントラスト比向上のためにこれらの樹脂中
に黒色など暗色系の着色染料や着色顔料を含有させても
良い。さらに、熱伝導を向上させる目的で熱伝導部材を
含有させても良い。熱伝導部材としては発光ダイオード
間にも配されることから電気電導しないことが求められ
る。具体的には酸化銅、酸化銀が挙げられる。 (発光ダイオード102、112、122、202、3
02)発光ダイオード102、112、122、20
2、302は、種々の半導体発光素子を樹脂などでモー
ルドしたものが好適に用いられる。発光ダイオード中に
配置されるLEDチップは一種類で単色発光させても良
いし複数用いて単色或いは多色発光させても良い。具体
的には、液相成長法、HDVPE法やMOCVD法によ
り基体上にZnS、SiC、GaN、GaP、InN、
AlN、ZnSe、GaAsP、GaAlAs、InG
aN、GaAlN、AlInGaP、AlInGaN等
の半導体を発光層として形成させたものが好適に用いら
れる。半導体の構造としては、MIS接合、PIN接合
やPN接合を有したホモ構造、ヘテロ構造あるいはダブ
ルへテロ構成のものが挙げられる。半導体層の材料やそ
の混晶度によって発光波長を紫外光から赤外光まで種々
選択することができる。
【0027】また、所望に応じて量子効果が生ずる薄膜
とした単一量子井戸構造や多重量子井戸構造とすること
もできる。発光ダイオードに好適に用いられるモールド
は、各LEDチップ等を外部から保護するため好適に設
けられる。モールド部材の材料としては、エポキシ樹
脂、ユリア樹脂などの耐候性に優れた透明樹脂や酸化珪
素、酸化チタンなどの無機材料が好適に用いられる。
【0028】また、モールド部材に拡散剤を含有させる
ことによって発光ダイオードからの指向性を緩和させ視
野角を増やすことができる。拡散剤としては、チタン酸
バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素等
が好適に用いられる。更に、モールド部材を所望の形状
にすることによって発光ダイオード102、112、1
22、202、302からの発光を集束させたり拡散さ
せたりするレンズ効果を持たせることができる。したが
って、モールド部材は複数積層した構造でもよい。具体
的には、凸レンズ形状、凹レンズ形状やそれらを複数組
み合わせた形状である。さらにモールド部材に着色顔料
や着色染料を含有させ所望外の波長をカットするフィル
ターの役目をもたすこともできる。
【0029】野外などでLED表示装置の使用を考慮す
る場合、緑色系及び青色系として窒化ガリウム化合物半
導体を用いることが好ましく、また、赤色系ではガリウ
ム・アルミニウム・砒素系の半導体やアルミニウム・イ
ンジュウム・ガリウム・燐系の半導体を用いることが好
ましい。また、窒化物系化合物半導体(AlIn
1−a−bN、0≦a、0≦b、a+b≦1)とその
発光波長により励起され発光する蛍光体とを組み合わせ
た発光ダイオードにより構成することもできる。
【0030】なお、カラー表示装置として発光ダイオー
ドを利用するためには赤色の発光波長が610nmから
700nm、緑色が495nmから565nm、青色の
発光波長が430nmから490nmの半導体を用いた
LEDチップを使用することが好ましい。 (きょう体103、203)きょう体103、203は
基板204上にマトリックス状に配置したLED、10
2、112、122、202や駆動手段206が配置さ
れた基板などを外部から機械的に保護する物であって、
所望の大きさに形成させることができる。きょう体10
3、203の材料としては成形のしやすさなどからポリ
カーボネート樹脂、ABS樹脂、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂等が好ましい。また、きょう体103、203
の内部表面を凹凸加工させて接着面積を増やしたり、プ
ラズマ処理して充填材との密着性を向上させても良い。 (基板204)基板204は、発光ダイオード102、
112、122、202、302を所望の配置に固定す
るために好適に利用することができる。発光ダイオード
を配置する基板204としては、各発光ダイオードを所
望の形状に配置し基板に設けられた銅箔などの導電性パ
ターンと電気的に接続するために用いられるものであ
り、場合によっては駆動手段用206の基板と兼用して
も良い。基板204としては、機械的強度が高く熱変形
の少ないものが好ましい。具体的にはセラミックス、ガ
ラス、アルミニウム合金等を用いたプリント基板が好適
に利用できる。発光ダイオードが実装される基板表面は
LED表示面と一致するためコントラスト向上のために
着色してあることが好ましい。また、充填材との密着性
向上のために凹凸加工させても良い。 (ルーバー105、205)ルーバー105、205
は、太陽光など外来光が直接発光ダイオードに照射され
るのを抑制させるものであり、種々の材料、形状で形成
される。また、ルーバーは設置場所などによりLED表
示面に所望の角度で取り付けることができる。ルーバー
105、205は、主として外来光が照射される光を直
接発光ダイオードに照射されないようにする。太陽光な
どからの光は、LED表示装置の上側から照射される太
陽角を持つ。そのためLED表示面に対するルーバー1
05、205の取り付けにある程度の角度がついている
ことが望ましい。この角度は、使用場所や使用時間を考
慮して所望に調節することでルーバー105、205に
より発光ダイオードが直接太陽に照射される割合が変わ
る。
【0031】また、ルーバー105、205は視認距離
に合わせてその角度を変更できるようきょう体103、
203と角度が可変とすることができる構成とすること
が好ましい。この場合、仰角角や視認者とLED表示器
との距離によってルーバー105、205の角度を所望
に選択できる。このようなルーバー取り付け角として好
ましくは、表示面の垂直線から下側(視認者側)に0度
から10度の範囲が好ましい。また、ルーバー105、
205だけでなく、LED表示装置全体を接地面と傾斜
して構成することもできる。なお、ルーバー105、2
05は桟100、200と同様の材料で一体成形するこ
ともできるし別々に形成して組み合わせることもでき
る。 (駆動手段206)駆動手段206とは、点灯回路など
を有し発光ダイオード202を複数個配置したLED表
示器と電気的に接続されるものである。ダイナミック駆
動の場合、具体的には駆動手段からの出力パルスによっ
てマトリックス状などに配置したLED表示器を駆動す
る。駆動回路としては、入力される表示データを一時的
に記憶させる記憶手段と、記憶手段に記憶されるデータ
から発光ダイオードを所定の明るさに点灯させるための
階調信号を演算する階調制御回路と、階調制御回路の出
力信号でスイッチングされて、発光ダイオードを点灯さ
せるドライバとにより構成することができる。
【0032】駆動手段206は中央演算処理装置などを
用いて比較的簡単に形成させることができる。階調制御
回路は、記憶手段に記憶されるデータから発光ダイオー
ド202の点灯時間を演算してパルス信号を出力する。
階調制御回路から出力されるパルス信号である階調信号
は、発光ダイオード202を駆動させるドライバに入力
されてドライバをスイッチングさせる。ドライバがオン
になると発光ダイオード202が点灯され、オフになる
と消灯することができる。各発光ダイオード202の点
灯時間を制御することにより所望の映像データなどを表
示することができる。以下、本発明の実施例について説
明するが、本発明は具体的実施例のみに限定されるもの
ではないことは言うまでもない。 (実施例1)緑色、青色及び赤色が発光可能なLEDチ
ップに用いられる発光層の半導体としてそれぞれInG
aN(発光波長525nm)、InGaN(発光波長4
70nm)、AlGaInP(発光波長660nm)を
使用した。各LEDチップをそれぞれリードフレームと
Agペーストでダイボンディングさせた後、金線により
それぞれワイヤーボンディングさせた。エポキシ樹脂で
被覆させてRGBが発光可能な発光ダイオードをそれぞ
れ形成させた。この発光ダイオードを赤色2個、緑色2
個、青色1個で1画素を構成した。プリント基板上に図
1の如く、16×16画素のドットマトリックス状に配
置させ基板の導電性パターンと自動半田付け装置により
ハンダ付けさせた。これをガラス繊維入りポリカーボネ
ートにより形成させたきょう体内部に配置しネジ止め固
定させた。
【0033】10%のガラス繊維入りポリカーボネート
を材料として、板状ルーバー及び桟を一体成形する。形
成されたルーバーは、桟により碁盤目状に構成され桟と
ルーバーにより囲まれる空間に複数のLEDで構成され
る画素が配置されるよう構成した。桟の表示面側表面に
は微細な凹凸を持った形状とさせてある。桟の表面に形
成された微細な凹凸は、金型による一体成形により形成
してある。きょう体とルーバーの端部とを符合させるこ
とによって発光ダイオードが並べられた基板上にルーバ
ー及び桟を基板と略垂直に保持しネジ止めした。ルーバ
ー及び桟の一部はマトリックス状に配置された発光ダイ
オードの行間に挿入されている。発光ダイオードの先端
部を除いてきょう体、発光ダイオード、基板及び遮光板
の一部をシリコンゴムによって充填させた。その後、温
度27℃、湿度20%65時間でシリコンゴムを硬化さ
せLED表示装置を構成させた。次に、このLED表示
器を駆動回路と電気的に接続させLED表示装置を形成
させた。
【0034】輝度測定器(TOPCON社製BM-7)によって形成
されたLED表示装置の輝度を測定した。投光器をLE
D表示装置の表示面中央の垂線に対してルーバー上55
゜の角度に配置させた。輝度測定器をLED表示装置の
正面で約4.5mの距離に離して暗輝度を測定した。コ
ントラスト比は約1/34である。なお、桟の表示面の
凹凸をJIS B0601に従って、カットオフ値0.
8mm、長さ2.40mmの条件で測定した結果、算術
平均粗さ(Ra)3.930μm、十点平均粗さ(R
z)19.85μmであった。 (比較例1)桟表面に凹凸加工を施さず図3(B)の如
き、LED表示装置とした以外は実施例1と同様にして
LED表示装置を形成させた。実施例1と同様にして測
定した桟の表示面側は算術平均粗さ(Ra)が0.22
5μm、十点平均粗さ(Rz)が2.264μmの平滑
面であった。実施例1と同様にして測定したコントラス
ト比は約1/26である。 (比較例2)桟自体を設けず図3(A)の如き、LED
表示装置とした以外は実施例1と同様にして形成させ
た。実施例1と同様にして測定したコントラスト比は約
1/29である。以上の結果より、本発明は、コントラ
スト比を顕著に向上しうるLED表示装置とすることが
できる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、桟を設けることにより生じた
直接的な反射光を表示面側に形成された微細な凹凸によ
り散乱させ抑制することができるものである。したがっ
て、本発明によりなめらかな画像を表示できると共にコ
ントラスト比の向上を達成することができる。
【0036】本発明の請求項2記載の発明とすることに
より、よりコントラスト比の優れたLED表示装置とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のLED表示装置を示す部分的な
模式的平面図である。
【図2】図2は図1のAA縦断面における本発明のLE
D表示装置を示す部分的な模式的断面図である。
【図3】図3は、本発明の効果を説明する模式的説明図
であり、図3(A)は本発明と比較のために示したLE
D表示装置の模式的横断面図であり、図3(B)は比較
のために示す桟が設けられたLED表示器の模式的横断
面図であり、図3(C)は本発明の桟を用いたLED表
示装置の模式的横断面図である。
【図4】図4は、本発明と比較のために示したLED表
示装置の模式的斜視図である。
【符号の説明】
100、200・・・桟 101、201、301、311、321・・・充填材 102、112、122、202、302・・・発光ダ
イオード 103、203・・・きょう体 105、205・・・ルーバー 204・・・発光ダイオードが配置される基板 206・・・駆動手段 307・・・表示面側が平滑な桟の部分拡大図 317・・・表示面側に凹凸を有する桟の部分拡大図 401・・・充填剤 402・・・発光ダイオード 403・・・きょう体 405・・・ルーバー 406・・・駆動手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA06 BA23 CA19 CA24 DA04 ED12 ED16 FA02 FA04 JA08 JA20 5F041 DB01 DC07 DC23 DC84 EE24 FF06 5G435 AA02 AA11 AA13 BB04 CC09 DD11 EE03 FF03 GG43 HH03 LL19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発光ダイオードにより構成した画
    素をきょう体内にドットマトリックス状に配置させると
    共に充填剤により封止したLED表示装置であって、 画素間に配置されたルーバーと略垂直をなす桟の発光面
    側表面が微細な凹凸を有し、 前記ルーバーと前記桟とに囲まれた空間に一画素が配置
    されることを特徴とするLED表示装置。
  2. 【請求項2】 前記桟が前記発光ダイオードのモールド
    先端部よりも低い請求項1記載のLED表示装置。
  3. 【請求項3】 前記微細な凹凸が算術平均粗さ(Ra)
    として1〜50μmであると共に、十点平均粗さ(R
    z)として5〜100μmである請求項1乃至2記載の
    LED表示装置。
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