JP2002357853A - 電気泳動装置、電気泳動装置の駆動方法、及び電子機器 - Google Patents

電気泳動装置、電気泳動装置の駆動方法、及び電子機器

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JP2002357853A
JP2002357853A JP2002089835A JP2002089835A JP2002357853A JP 2002357853 A JP2002357853 A JP 2002357853A JP 2002089835 A JP2002089835 A JP 2002089835A JP 2002089835 A JP2002089835 A JP 2002089835A JP 2002357853 A JP2002357853 A JP 2002357853A
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electrophoretic
dispersion
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electrophoresis apparatus
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Hideyuki Kawai
秀幸 川居
Tatsuya Shimoda
達也 下田
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Seiko Epson Corp
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    • G02F1/1685Operation of cells; Circuit arrangements affecting the entire cell

Abstract

(57)【要約】 【課題】電気泳動表示装置の画像保持性を格段に向上さ
せる。 【解決手段】第1基板1に形成された電極3と、第2基
板2に形成された透明電極4と、これら電極3と電極4
との間に充填された電気泳動分散液10とからなる電気
泳動表示装置20において、前記第1及び第2の電極の
間に駆動電圧を印加することにより前記電気泳動粒子を
電気泳動せしめ、前記第1あるいは第2の電極の表面に
前記電気泳動粒子を堆積せしめた後、前記駆動電圧より
電圧レベルの低い保持電圧を前記第1及び第2の電極の
間に印加し続ける。電極の表面に堆積した前記電気泳動
粒子を保持電圧によって保持することにより、画像保持
性を格段に向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液相分散媒と電気泳
動粒子とを含む電気泳動分散液を収容してなる電気泳動
装置、及びその駆動方法、並びに電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10(a)に示されている
ような電気泳動装置が知られている。この電気泳動装置
は、第1の基板1に形成された電極3と、第2の基板2
に形成された透明電極4と、これら電極3と透明電極4
との間に充填された電気泳動分散液10と、この電気泳
動分散液10の流出を防止するためのスペーサ7とから
なる。同図は、表示装置の1画素分の断面を示している
ものとする。
【0003】電気泳動分散液10は、液相分散媒6と、
この液相分散媒6内に分散されている電気泳動粒子5と
から構成されている。そして、液相分散媒6と電気泳動
粒子5とは、互いに異なる着色がなされているものとす
る。
【0004】この電気泳動装置には、互いに逆方向の電
圧を印加するための電圧源9a及び9bを、切換スイッ
チ8を介して接続しておく。つまり、電極3は電圧源9
a及び9bの一端に接続され、電極4は切換スイッチ8
を介して電圧源9a及び9bの他端に接続されている。
このような接続をしておけば、切換スイッチ8の切換え
によって印加する電圧の方向を変えることができる。印
加する電圧の方向を変えることにより、電気泳動粒子を
所望の電極側に集めて所望の表示を行うことができる。
すなわち、電気泳動粒子5が負に帯電している場合、同
図(b)に示されているように、電圧源9aによる電圧
を印加することによって観測者に近い透明電極4側に電
気泳動粒子5を集めることができる。この状態におい
て、観測者は電気泳動粒子5の色を見ることになる。一
方、同図(c)に示されているように、電圧源9bによ
る電圧を印加することによって観測者から遠い電極5側
に電気泳動粒子5を集めることができる。この状態にお
いて、観測者は液相分散媒6の色を見ることになる。電
気泳動粒子5が正に帯電している場合は、粒子の動く方
向は上記の説明と逆になる。
【0005】上述したように、図10(a)に示されて
いる構成を採用すれば、電圧を印加する方向に対応する
2種類の色を表示することができるので、同図に示され
ている構成を全画素に配置すれば、電気泳動装置を実現
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した電
気泳動装置を可撓性のある基板上に形成すれば、電子ペ
ーパを実現できると考えられる。ただし、その場合、電
圧を印加して表示内容を書込んだ後、長期間にわたり表
示内容を保持する必要がある。
【0007】表示内容を保持するための技術が特公昭5
0−15115号公報に記載されている。同公報におい
ては、常温固体で加熱、溶剤などで軟化できる分散媒を
使用している。しかし、同公報に記載されている技術を
採用する場合、分散媒材料が限定されてしまう上に、画
像書込み時に加熱等の複雑な工程が必要になる。
【0008】また、他の技術が実開平2−51325号
公報に記載されている。同公報に記載されている技術に
おいては、分散媒として液晶を用いている。しかし、そ
の場合、分散媒材料が限定されてしまうという問題があ
る。
【0009】さらに、米国特許USP5,961,80
4においては、分散液を包含しているマイクロカプセル
の内面に、粒子と逆極性の電荷を拘束する構成が開示さ
れている。しかし、その場合、電荷拘束の手法が困難で
あり、製造工程が複雑化するという問題点がある。ま
た、マイクロカプセル材料が限定されてしまうという問
題点もある。
【0010】そして、特開平3−213827号公報に
は、駆動電圧を定期的に印加することで画像をリフレッ
シュする技術が開示されている。しかし、その場合、駆
動電圧を定期的に印加するための時間制御が複雑であ
り、電気回路部が増大するという問題点がある。したが
って、かかる技術を電子ペーパに適用するのは困難であ
る。
【0011】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は単純な電気回
路で構成でき、用いる材料に制限が少なく、電子ペーパ
を実現するために画像保持性を格段に向上させた電気泳
動装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の電気泳動装置では、少なくとも一方が透明な材料
で形成された第1及び第2の電極の間に、少なくとも液
相分散媒と電気泳動粒子とを含む電気泳動分散液が収容
されてなる電気泳動装置であって、前記第1及び第2の
電極の間に駆動電圧を印加することにより前記電気泳動
粒子を電気泳動せしめ、前記第1または第2の電極のい
ずれかの側に前記電気泳動粒子を偏在せしめた後、前記
駆動電圧より電圧レベルの低い保持電圧を前記第1及び
第2の電極の間に印加し続けるように構成されているこ
とを特徴とする。
【0013】上記の電気泳動装置において、表示を書き
かえるための駆動電圧を印加した後、次に表示を書きか
えるまでの間、電圧レベルの低い保持電圧を印加し続け
ることにより、前記第1あるいは第2の電極側に偏在し
た前記電気泳動粒子を保持して、画像保持性を向上させ
ることができる。
【0014】上記の電気泳動装置において、さらに前記
駆動電圧を供給するための第1の電源手段と、前記保持
電圧を供給するための第2の電源手段とを有しておいて
もよい。
【0015】上記の電気泳動装置において、前記第1の
電源手段の少なくとも一部分と前記第2の電源手段の少
なくとも一部分とが共有されていてもよい。このような
構成にすることにより、第1と第2の電源手段の合計の
サイズを小さくすることができる。
【0016】上記の電気泳動装置において、前記第1お
よび第2の電源手段の少なくとも一方が電池あるいはコ
ンデンサを含むようにしてもよい。このようにすること
により、電池とコンデンサは、高効率かつ高信頼性の発
電・蓄電素子であるため、これらを電源手段に含むこと
によって、電源手段の効率と信頼性を高めることができ
る。
【0017】上記の電気泳動装置において、前記電気泳
動分散液がマイクロカプセルに包含されているようにし
てもよい。このようにすることにより、電気泳動分散液
の取扱いが容易になり、特にフレキシブルな基板上に電
気泳動分散液層を形成する際の製造工程を簡略にするこ
とができる。
【0018】上記の電気泳動装置において、前記電気泳
動分散液が少なくとも1つの隔壁により分割されていて
もよい。電気泳動分散液を隔壁により分割することによ
って、粒子の不必要な移動や粒子同士の凝集を防止する
ことができ、表示品質を向上することができる。
【0019】上記の電気泳動装置において、前記保持電
圧の電圧レベルは前記駆動電圧の電圧レベルの半分以下
であることが好ましい。保持電圧の電圧レベルを駆動電
圧の電圧レベルの半分以下にすることにより、実用上十
分な画像保持性を保ちつつ、画像を保持するための電力
量を小さくすることができる。本発明の第2の電気泳動
装置は、印加される電場に応じて位置が制御される電気
泳動粒子が、液相分散媒中に分散された電気泳動分散液
が収容されてなる電気泳動装置であって、第1の電圧を
印加することにより、前記電気泳動粒子の第1の分散状
態から第2の分散状態へ変化させる第1の手段と、第2
の電圧を印加することにより、前記第2の分散状態を実
質的に維持する第2の手段と、を備えたこと、を特徴と
する。ここで、本発明の第2の電気泳動装置を用いて表
示を行う場合は、前記第1の電圧を印加し、電気泳動粒
子を偏在させることにより、表示を行うことができる。
このような場合、前記第2の分散状態とは、所望の表示
を行うために電気泳動粒子が偏在している状態に対応し
ている。さらに前記第2の電圧を印加し、電気泳動粒子
の拡散を抑制すれば、この電気泳動粒子の偏在した状態
が維持され、所望の表示が長時間にわたり可能となる。
【0020】本発明の第2の電気泳動装置の態様として
は、上記の本発明の第1の電気泳動装置と同様な態様が
採用することが可能である。
【0021】例えば、本発明の第2の電気泳動装置にお
いて、前記第1の電圧の絶対値は前記第2の絶対電圧よ
り大であることが好ましい。
【0022】本発明の第2の電気泳動装置において、前
記電気泳動分散液はマイクロカプセルに収容されていて
もよい。
【0023】本発明の第2の電気泳動装置において、前
記電気泳動分散液は、周囲に仕切り部材が形成された、
複数の凹部内に配置されていてもよい。
【0024】本発明の電子機器はの上記の電気泳動装置
を備えている。本発明の電気泳動装置の駆動方法は、印
加される電場に応じて位置が制御される電気泳動粒子
が、液相分散媒中に分散された電気泳動分散液が収容さ
れてなる電気泳動装置の駆動方法であって、第1の電圧
を印加することにより、前記電気泳動粒子の第1の分散
状態から第2の分散状態へ変化させる第1のステップ
と、第2の電圧を印加することにより、前記第2の分散
状態を実質的に維持する第2のステップと、を含むこ
と、を特徴とする。
【0025】上記の電気泳動装置の駆動方法において、
前記第1の電圧の絶対値が前記第2の電圧の絶対値より
大であること、が望ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。なお、以下の説明において
参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によっ
て示されている。
【0027】(実施例1)図1は本発明の第1の実施形
態による電気泳動装置を示す図である。
【0028】図1(a)に示すように、本発明の一実施
形態に係る電気泳動装置20は、第1基板1と第2基板
2とを有し、これら基板1と2とを所定間隔に保つた
め、基板1と2との周囲には、スペーサ7が装着してあ
る。第2基板2は、たとえば透明ガラスなどの光透過性
板で構成してある。この第2基板2の第1基板1との対
向面には、透明電極4が成膜してある。透明電極4は、
たとえば酸化インジウム・スズ(ITO)膜などで構成
される。
【0029】第1基板1は、必ずしも透明である必要は
ないが、たとえばガラス基板により構成される。また、
第1基板1の第2基板との対向面には、電極3が形成さ
れる。電極3は、必ずしも透明電極である必要はない
が、たとえばITO膜で構成される。
【0030】スペーサ7は、第1基板1と第2基板2と
スペーサ7との間に形成される密封空間をシールする機
能も有し、たとえばエポキシ樹脂などのシール剤で構成
される。このスペーサ7の厚さ(電極間距離)は、通常
20μm〜1mm程度である。
【0031】両基板1,2とスペーサ7との間に形成さ
れる密封空間には、電気泳動分散液10が収容されてお
り、この電気泳動分散液10は、液相分散媒6と、この
分散媒に分散されている帯電した電気泳動粒子5を含
む。
【0032】ここで、液相分散媒6としては、例えば、
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタ
ノール、オクタノール、メチルセルソルブ等のアルコー
ル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等の各種エステル
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類、ぺンタン、ヘキサン、オクタン等
の脂肪族炭化水素、シクロへキサン、メチルシクロへキ
サン等の脂環式炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベ
ンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシル
ベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テ
トラデシルベンゼン等の長鎖アルキル基を有するベンゼ
ン類等の芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン
化炭化水素、カルボン酸塩又はその他の種々の有機溶剤
等の単独又はこれらの混合物に界面活性剤等を配合した
ものを用いることができる。
【0033】また、電気泳動粒子5は、分散媒中で電位
差による電気泳動により移動する性質を有する有機ある
いは無機の粒子(高分子あるいはコロイド)である。例
えば、アニリンブラック、カーボンブラック等の黒色顔
料、二酸化チタン、亜鉛華、三酸化アンチモン等の白色
顔料、モノアゾ、ジイスアゾン、ポリアゾ等のアゾ系顔
料、イソインドリノン、黄鉛、黄色酸化鉄、カドミウム
イエロー、チタンイエロー、アンチモン等の黄色顔料、
モノアゾ、ジスアゾ、ポリアゾ等のアゾ系顔料、キナク
リドンレッド、クロムバーミリオン等の赤色顔料、フタ
ロシアニンブルー、インダスレンブルー、アントラキノ
ン系染料、紺青、群青、コバルトブルー等の青色顔料、
フタロシアニングリーン等の緑色顔料等の1種又は2種
以上を用いることができる。
【0034】さらに、これらの顔料には、必要に応じ、
電解質、界面活性剤、金属石鹸、樹脂、ゴム、油、ワニ
ス、コンパウンド等の粒子からなる荷電制御剤、チタン
系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、シ
ラン系カップリング剤等の分散剤、潤滑剤、安定化剤等
を添加することができる。
【0035】本実施形態では、電極3と透明電極4との
間に、印加電圧発生装置30が接続してある。この印加
電圧発生装置30は、たとえば図1(b)に示す電圧波
形の印加電圧を発生する。この印加電圧は、図1(b)
に示すように、駆動電圧VdriveとVsustai
nとから成る。本実施例では、駆動電圧Vdriveの
電圧値は、15〜50V程度であり、その印加時間Td
は、数十ミリ秒〜数百ミリ秒程度である。保持電圧Vs
ustainの電圧値は、本実施形態では、3〜25V
程度である。なお、ここでは、保持電圧の電圧レベルは
駆動電圧の電圧レベルより低く設定されている。
【0036】次に、本実施例の動作について説明する。
なお、以下の説明では、電気泳動粒子は負に帯電してい
る場合を例に挙げるが、正に帯電している場合でも、電
気泳動粒子の動く方向が逆になることを考慮すれば同様
に説明することができる。
【0037】本実施形態に係る電気泳動装置20では、
図1(a)に示す電気泳動粒子5が、一方の電極3から
透明電極4へ完全に移動する時間の間、駆動電圧Vdr
iveを両電極3,4間に印加する。電気泳動粒子が透
明電極4へ完全に移動した後、続けて保持電圧Vsus
tainを印可し続ける。その結果、ほとんど全ての電
気泳動粒子5を、長期にわたって透明電極4側に保持す
ることができる。電気泳動粒子5が透明電極4側に移動
すると、第2基板2の表示面が、電気泳動粒子5による
着色状態となり、所定の表示が映し出される。
【0038】透明電極4側から電気泳動粒子5を引き離
し、この電気泳動粒子5を電極3移動させるためには、
印加電圧発生装置30から、図1(b)に示す駆動波形
と波形が同じで正負が異なる駆動電圧を両電極3,4間
に印加すれば良い。そうすれば、上記と同様にして、電
気泳動粒子5は透明電極4側から離れ、電極3側に偏在
し、ほとんど全ての電気泳動粒子5を、長期にわたって
電極3側に保持することができる。その結果、第2基板
2の表示面では、電気泳動粒子5が分散媒6の影に隠
れ、分散媒6による着色状態となり、前記と異なる表示
状態となる。
【0039】したがって、本実施形態に係る電気泳動装
置20によれば、表示状態を長期にわたって保持するこ
とができる。
【0040】本実施形態の電気泳動装置20における印
加電圧発生装置30は、例えば図2に示す構造とするこ
とができる。同図に示すように、印加電圧発生装置30
は、前記駆動電圧Vdriveを供給するための第1の
電源手段100と、前記保持電圧Vsustainを供
給するための第2の電源手段101と、前記第1と第2
の電源手段からの出力を切換えるための切換え手段10
2と、を有する。切換え手段102により第1の電源手
段100と第2の電源手段102を適宜切換えれば、図
1(B)に示す電圧波形の印加電圧を得ることができ
る。
【0041】また、本実施形態の電気泳動装置20にお
ける印加電圧発生装置30は、例えば図3に示す構造と
することができる。同図に示すように、印加電圧発生装
置30は、前記駆動電圧Vdriveを供給するための
第1の電源手段100と、前記保持電圧Vsustai
nを供給するための第2の電源手段101と、前記第1
と第2の電源手段からの出力を切換えるための切換え手
段102と、を有する。さらに、第1の電源手段は第1
の電圧変換機103と電源装置105とから構成され、
第2の電源手段は第2の電圧変換機104と電源装置1
05とから構成される。つまり、第1の電源手段と第2
の電源手段は、電源装置105を共有している。図2の
例と同様、切換え手段102により第1の電源手段10
0と第2の電源手段102を適宜切換えれば図1(B)
に示す電圧波形の印加電圧を得ることができる。このよ
うに、第1の電源手段の一部分と第2の電源手段の一部
分とを共有することにより、印加電圧発生装置30のサ
イズを小さくすることができる。
【0042】切換え手段102は、例えば図4に示す構
造とすることができる。同図に示すように、第1の電源
手段100からの出力は、開閉スイッチ200を介して
切換え手段102の出力へ接続され、かつ、第2の電源
手段101からの出力はダイオード201のアノードに
接続され、ダイオード201のカソードは開閉スイッチ
200の切換え手段102の出力側に接続される。この
ような構成とすることにより、開閉スイッチ200の開
閉によって、駆動電圧と保持電圧を切換えることができ
る。上記の説明では、駆動電圧も保持電圧も共に正の場
合を想定したが、共に負の場合もダイオードの接続方向
を逆にするだけで、同様な構成とすることができる。
【0043】第1の電源手段100は、例えば図5に示
す構造とすることができる。同図に示すように、第1の
電源手段100は第1の電圧変換機103と電池106
とから構成される。電池を使用することにより、電源手
段の効率と信頼性を高めることができる。さらに、電池
106の出力電圧安定性が実用範囲内で十分に良好であ
れば、電圧変換機103を省くことができる。以上は、
第1の電源手段100について説明したが、同様な構成
を第2の電源手段101に適用できることは明白であ
る。
【0044】また、第1の電源手段100は、例えば図
6に示す構造とすることができる。同図に示すように、
第1の電源手段100は第1の電圧変換機103とコン
デンサ107と充電制御装置108とから構成される。
コンデンサを使用することにより、電源手段の効率と信
頼性を高めることができる。さらに、コンデンサ106
の出力電圧安定性が実用範囲内で十分に良好であれば、
電圧変換機103を省くことができる。以上は、第1の
電源手段100について説明したが、同様な構成を第2
の電源手段101に適用できることは明白である。
【0045】(実施例2)図7は、本発明の第2の実施
形態による電気泳動装置を示す図である。同図に示され
ている電気泳動装置においては、電気泳動分散液10が
マイクロカプセル40に封入され、バインダとともに基
板間にマイクロカプセル層として収容されている。電気
泳動分散液をマイクロカプセルに包含することによっ
て、電気泳動分散液の取扱いが容易になり、製造工程を
簡略にすることができる。
【0046】ここで、マイクロカプセル40を構成する
材料としては、例えば、アラビアゴム・ゼラチン系の化
合物やウレタン系の化合物等の柔軟性を有するものを用
いるのが好ましい。また、マイクロカプセルは、大きさ
がほぼ均一であることが、優れた表示機能を発揮せしめ
る上で好ましい。大きさがほぼ均一なマイクロカプセル
は、例えば濾過又は比重差分級等を用いて得ることがで
きる。マイクロカプセルの大きさは、通常30〜60μ
m程度である。
【0047】マイクロカプセル層は、上述のマイクロカ
プセル40をバインダ樹脂中に、所望により誘電率調節
剤とともに混合し、得られた樹脂組成物(エマルジョン
あるいは有機溶媒溶液)を、基材上に、ロールコーター
を用いる方法、ロールラミネータを用いる方法、スクリ
ーン印刷による方法、スプレー法等の公知のコーティン
グ法を用いて形成することができる。
【0048】用いることのできるバインダ樹脂として
は、マイクロカプセル40と親和性が良好で、基材と密
着性に優れ、かつ絶縁性を有するものであれば特に制限
はない。かかるバインダ樹脂として、例えば、ポリエチ
レン、塩素化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、ポリプロ
ピレン、ABS樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、塩化ビ
ニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニルアクリル酸エ
ステル共重合体、塩化ビニル−メタクリル酸共重合体、
塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体、エチレン−ビ
ニルアルコール−塩化ビニル共重合体、プロピレン−塩
化ビニル共重合体、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、セ
ルロース系樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニ
レンオキサイド、ポリスルホン、ポリアミドイミド、ポ
リアミノビスマレイミド、ポリエーテルスルホン、ポリ
フェニレンスルホン、ポリアリレート、グラフト化ポリ
フィニレンエーテル、ポリエーテルエテルケトン、ポリ
エーテルイミド等の高分子、ポリ四フッ化エチレン、ポ
リフッ化エチレンプロピレン、四フッ化エチレン−パー
フロロアルコキシエチレン共重合体、エチレン−四フッ
化エチレン共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリ三フ
ッ化塩化エチレン、フッ素ゴム等のフッ素系樹脂、シリ
コーン樹脂、シリコーンゴム等の珪素樹脂、その他とし
て、メタクリル酸−スチレン共重合体、ポリブチレン、
メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体等
を用いることができる。
【0049】また、バインダ材は、特開平10−149
118号公報に記載の如く、電気泳動表示液の誘電率と
分散材の誘電率とを略同じとするのが好ましい。そのた
め、上記バインダ樹脂組成物には、例えば、アルコール
類、ケトン類、カルボン酸塩等をさらに添加するのが好
ましい。かかるアルコール類としては、1,2−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール等が用いられる。
【0050】図9は、本発明の第2の実施例による電気
泳動装置における保持電圧の電圧レベルと画像保持性と
の関係の測定データの一例である。本測定では、駆動電
圧は20Vで印加時間は1秒間とし、保持電圧を0V、
3V、6V、9Vとした場合の1週間放置後の反射率を
測定した。同図には、測定した反射率の、駆動電圧印加
直後の反射率に対する比を示している。同図に示されて
いるように、保持電圧の電圧レベルが駆動電圧の電圧レ
ベルの半分以下であっても、実用上十分な画像保持性が
得られる。保持電圧の電圧レベルを駆動電圧の電圧レベ
ルの半分以下にすることにより、実用上十分な画像保持
性を保ちつつ、画像を保持するための電力量を小さくす
ることができる。
【0051】(実施例3)図8は、本発明の第3の実施
形態による電気泳動装置を示す図である。同図に示され
ている電気泳動装置においては、電気泳動分散液10が
隔壁50によって分割されている。ここで、隔壁の間隔
は10μm〜1mm程度である。電気泳動分散液を隔壁
により分割することによって、粒子の不必要な移動や粒
子同士の凝集を防止することができ、表示品質を向上す
ることができる。
【0052】なお、上述の実施例においては、電気泳動
分散液は一対の電極間に挟持されたような構造を有して
いるが、これには限定されず、積層あるいは水平方向に
配置された電極の上方にも電気泳動分散液を配置した構
造を有する電気泳動装置に対しても、本発明の趣旨は適
用可能である。
【0053】本発明の電気泳動装置は、表示部を備えた
様々な電子機器に適用される。以下、本発明の電気泳動
装置を備えた電子機器の適用例について説明する。
【0054】図11は、携帯電話の構成を示す斜視図で
ある。
【0055】携帯電話300は、複数の操作ボタン30
1と、受話口302と、送話口303と、表示パネル3
04と、を備えている。ここで、この携帯電話300に
あっては、表示パネル304が、上述の電気泳動装置か
ら構成されている。
【0056】図12は、ディジタルスチルカメラの構成
を示す斜視図である。なお、外部機器との接続について
も簡易的に示している。
【0057】ディジタルスチルカメラ400は、ケース
401と、ケース401の背面に形成され、CCD(C
harge Coupled Device)による撮
像信号に基づいて、表示を行うようになっている表示パ
ネル402と、ケース401の観察側(図においては裏
面側)に形成される光学レンズやCCD等を含んだ受光
ユニット403と、シャッタボタン404と、このシャ
ッタボタン404を押した時点におけるCCDの撮像信
号が、転送・格納される回路基板405と、を備えてい
る。ここで、このディジタルスチルカメラ400にあっ
ては、表示パネル402が、上述の電気泳動装置から構
成されている。
【0058】また、ディジタルスチルカメラ400にお
けるケース401の側面には、ビデオ信号出力端子40
6と、データ通信用の入出力端子407とが設けられて
おり、前者にはテレビモニタ406Aが、後者にはパー
ソナルコンピュータ407Aが、それぞれ必要に応じて
接続されている。そして、所定の操作によって、回路基
板405のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニ
タ406Aや、パーソナルコンピュータ407Aに出力
される構成となっている。
【0059】図13は、電子ブックの構成を示す斜視図
である。
【0060】電子ブック500は、ブック形状のフレー
ム501と、このフレーム501に開閉可能なカバー5
02とからなり、フレーム501の表面には表示面を露
出させた状態の表示装置503と、操作部504と、を
備えている。ここで、この電子ブック500にあって
は、表示装置503が上述の電気泳動装置から構成され
ている。
【0061】図14は、電子ペーパーの構成を示す斜視
図である。
【0062】電子ペーパー600は、紙と同様の質感及
び柔軟性を有するリライタブルシートからなる本体60
1と、表示ユニット602と、を備えている。ここで、
この電子ペーパー600にあっては、表示ユニット60
2が上述の電気泳動装置から構成されている。
【0063】図15は、図14における電子ペーパーを
適用した電子ノートの構成を示す斜視図である。
【0064】電子ノート700は、カバー701と、こ
のカバー701に挟まれた複数枚束ねられた電子ペーパ
ー600と、を備えており、カバー701に表示データ
入力手段を備えることにより、電子ペーパー600が束
ねられた状態でその表示内容を変更することができる。
ここで、この電子ノート700にあっては、電子ペーパ
ー600が上述の電気泳動装置から構成されている。
【0065】図16は、図14における電子ペーパーを
備えた表示装置800の他の構成を示し、(a)は断面
図、(b)は平面図である。
【0066】表示装置800は、二組の搬送ローラ対8
02a、802bが備えられた本体部801と、この搬
送ローラ対802a、802bに挟持された状態で本体
部801に設置される電子ペーパー600と、本体部8
01の表示面側に設けられた矩形孔803に嵌めこまれ
た透明ガラス板804と、本体部801の一端に設けら
れ、電子ペーパー600を本体部801に着脱自在に挿
入する挿入口805と、電子ペーパー600の挿入方向
先端部に設けられる端子部806にソケット807を介
して接続可能なコントローラー808と、操作部809
と、を備えている。ここで、このディスプレイ800に
あっては、電子ペーパー600が上述の電気泳動装置か
ら構成されている。
【0067】この表示装置800は、本体部801に設
置した電子ペーパー600を、透明ガラス板804にお
いて視認させることで表示面を構成している。また、こ
の電子ペーパー600は本体部801に着脱自在に設置
されており、本体部801から外した状態で携帯して使
用することもできる。
【0068】なお、電子機器としては、これに限らず、
テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテ
ープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電
子手帳、電卓、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュ
ータ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、
タッチパネルを備えた機器等を挙げることができ、上記
電子機器の表示部として、上述の製造方法で形成した電
気泳動装置を適用することが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示を書
きかえるための駆動電圧を印加した後、次に表示を書き
かえるまで保持電圧を印加し続けることにより、所望の
電気泳動粒子の分散状態を保持して、画像保持性を向上
させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による電気泳動装置を
示す図であり、図(a)は構造を示す図、図(b)は図
(a)の印加電圧発生装置が出力する印加電圧波形を示
す図である。
【図2】図1の電気泳動装置における印加電圧発生装置
の構造例を示す図である。
【図3】図1の電気泳動装置における印加電圧発生装置
の別の構造例を示す図である。
【図4】切替手段102の構造例を示す図である。
【図5】第1の電源手段100の構造例を示す図であ
る。
【図6】第1の電源手段100の別の構造例を示す図で
ある。
【図7】本発明の第2の実施形態による電気泳動装置を
示す図である。
【図8】本発明の第3の実施形態による電気泳動装置を
示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例による電気泳動装置にお
ける保持電圧の電圧レベルと光学濃度との関係の測定デ
ータの一例である。
【図10】一般的な電気泳動装置の例を示す図であり、
図(a)は構造を示す図、図(b)および(c)は画像
表示原理を示す図である。
【図11】携帯電話の構成を示す斜視図である。
【図12】ディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図
である。
【図13】電子ブックの構成を示す斜視図である。
【図14】電子ペーパーの構成を示す斜視図である。
【図15】電子ノートの構成を示す斜視図である。
【図16】電子ペーパーを用いた表示装置の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 第1基板 2 第2基板 3 電極 4 透明電極 5 電気泳動粒子 6 液相分散媒 7 スペーサ 8 切換えスイッチ 9a,9b 電圧源 10 電気泳動分散液 20 電気泳動装置 30 印加電圧発生装置 40 マイクロカプセル 50 隔壁 100 第1の電源手段 101 第2の電源手段 102 切換え手段 103 第1の電圧変換機 104 第2の電圧変換機 105 電源装置 106 電池 107 コンデンサ 108 充電制御装置 200 開閉スイッチ 201 ダイオード

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が透明な材料で形成された
    第1及び第2の電極の間に、少なくとも液相分散媒と電
    気泳動粒子とを含む電気泳動分散液が収容されてなる電
    気泳動装置であって、前記第1及び第2の電極の間に駆
    動電圧を印加することにより前記電気泳動粒子を電気泳
    動せしめ、前記第1または第2の電極のいずれかの側に
    前記電気泳動粒子を偏在せしめた後、前記駆動電圧より
    も電圧レベルの低い保持電圧を前記第1及び第2の電極
    の間に印加し続けるように構成されていることを特徴と
    する電気泳動装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電気泳動装置において、
    前記駆動電圧を供給するための第1の電源手段と、前記
    保持電圧を供給するための第2の電源手段とを有するこ
    とを特徴とする電気泳動装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の電気泳動装置において、
    前記第1の電源手段の少なくとも一部分と前記第2の電
    源手段の少なくとも一部分とが共有されていることを特
    徴とする電気泳動装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の電気泳
    動装置において、前記第1および第2の電源手段の少な
    くとも一方が電池を含むことを特徴とする電気泳動装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1から3のいずれかに記載の電気泳
    動装置において、前記第1および第2の電源手段の少な
    くとも一方がコンデンサを含むことを特徴とする電気泳
    動装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の電気泳
    動装置において、前記電気泳動分散液がマイクロカプセ
    ルに包含されていることを特徴とする電気泳動装置。
  7. 【請求項7】請求項1から5のいずれかに記載の電気泳
    動装置において、前記電気泳動分散液が少なくとも1つ
    の隔壁により分割されていることを特徴とする電気泳動
    装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の電気泳
    動装置において、前記保持電圧の電圧レベルは前記駆動
    電圧の電圧レベルの半分以下であることを特徴とする電
    気泳動装置。
  9. 【請求項9】印加される電場に応じて位置が制御される
    電気泳動粒子が、液相分散媒中に分散された電気泳動分
    散液が収容されてなる電気泳動装置であって、第1の電
    圧を印加することにより、前記電気泳動粒子の第1の分
    散状態から第2の分散状態へ変化させる第1の手段と、
    第2の電圧を印加することにより、前記第2の分散状態
    を実質的に維持する第2の手段と、を備えたこと、を特
    徴とする電気泳動装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の電気泳動装置におい
    て、前記第1の電圧の絶対値が前記第2の電圧の絶対値
    より大であること、を特徴とする電気泳動装置。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載の電気泳動装
    置において、前記電気泳動分散液はマイクロカプセルに
    収容されていること、を特徴とする電気泳動装置。
  12. 【請求項12】請求項9または10に記載の電気泳動装
    置において、前記電気泳動分散液は、周囲に仕切り部材
    が形成された、複数の凹部内に配置されていること、を
    特徴とする電気泳動装置。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12のいずれかに記載の電
    気泳動装置を備えた電子機器。
  14. 【請求項14】印加される電場に応じて位置が制御され
    る電気泳動粒子が、液相分散媒中に分散された電気泳動
    分散液が収容されてなる電気泳動装置の駆動方法であっ
    て、第1の電圧を印加することにより、前記電気泳動粒
    子の第1の分散状態から第2の分散状態へ変化させる第
    1のステップと、第2の電圧を印加することにより、前
    記第2の分散状態を実質的に維持する第2のステップ
    と、を含むこと、を特徴とする電気泳動装置の駆動方
    法。
  15. 【請求項15】請求項14に記載の電気泳動装置の駆動
    方法において、前記第1の電圧の絶対値が前記第2の電
    圧の絶対値より大であること、を特徴とする電気泳動装
    置の駆動方法。
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