JP2002357523A - 耐火物の熱スポーリング試験方法およびその装置 - Google Patents

耐火物の熱スポーリング試験方法およびその装置

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JP2002357523A
JP2002357523A JP2001166482A JP2001166482A JP2002357523A JP 2002357523 A JP2002357523 A JP 2002357523A JP 2001166482 A JP2001166482 A JP 2001166482A JP 2001166482 A JP2001166482 A JP 2001166482A JP 2002357523 A JP2002357523 A JP 2002357523A
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Yasumasa Fukushima
康雅 福島
Nobuaki Saito
信昭 齋藤
Tsutomu Sakawaki
強 坂脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試験耐火物に対し、実炉使用環境と同じよう
な条件、即ち耐火物厚み方向に所定の温度勾配を付与し
た上で、耐火物熱スポーリング特性の試験を行い、正確
な評価を与えるための試験方法およびその装置を提案す
ること。 【解決手段】耐火物の熱スポーリング試験に当たり、耐
火物の背中合わせの2面のうち、一方の面は所定の加熱
温度に保持し、他方の面は加熱温度を変化させることに
より、該耐火物の厚み方向に温度勾配をもたせた状態で
試験すること、さらに、上記試験を行なう装置におい
て、耐火物の背中合わせとなる2面のうち、一方の面に
は、固定加熱源を配設し、他方の面には移動加熱源を配
設すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火物の熱スポー
リング試験方法およびその装置に関し、とくに耐火物を
使用環境に近い条件下で熱スポーリング試験を行なう方
法、およびこの方法の実施に用いられる装置について提
案する。
【0002】
【従来の技術】工業炉、とくに鉄鋼設備としてのコーク
ス炉や高炉、製鋼炉などの築炉構造物に使用される炉壁
れんが等の耐火物は、高温の乾留石炭や、溶銑、溶鋼あ
るいはスラグなどの溶融物に接することから、高温域に
おいて高い機械的強度を有することの他、体積変化が少
なくかつ、侵食、溶解、酸化などの損耗が少ないなどの
諸特性が求められる。
【0003】とくに、炉壁れんが、例えばコークス炉の
炉壁れんがについては、コークスの押し出し作業時、ま
た製鋼炉の炉壁れんがについては、溶銑・溶鋼の注湯、
貯留、排出などの作業時には、激しい温度変動下に曝さ
れるのが普通である。即ち、コークス炉の炉壁れんがの
例で説明すると、炭化室に面している側の炉壁れんがの
面は、乾留時の高温期間と排出後の低温期間との間で著
しい温度変動を繰返す環境下に置かれる。一方で、蓄熱
室側に面している側の炉壁れんがの面は、火炎バーナー
による加熱によって高温酸化性雰囲気に曝され、常に一
定の高温に維持された環境下に置かれる。そのため、か
かる炉壁れんがは、温度変動の激しい面と常に一定の高
温に維持される面との間で厚み方向に温度勾配が生じ、
それ故に、熱スポーリングに起因する亀裂や剥離などの
損傷が頻繁に発生する。
【0004】このため、従来から耐火物の熱スポーリン
グ性を評価する有効な方法の開発が強く求められてき
た。これまでに提案されている評価方法としては、次の
ような方法が知られている。 耐火れんがに対するパネルスポーリング試験方法(AS
TM C38-58) アコースティックエミッション(AE)による測定 (窯
業協会誌93[11] 1985 P692〜699など) 上記の方法は、れんがの片面(パネル)のみを加熱冷
却し、このときに剥離した重量を測定したり、外観観察
によって熱スポーリング特性を評価する方法である。し
かしながら、この方法は、片面だけを加熱して他方の面
は低温のままにして測定するため、実炉使用時と同じよ
うな環境での試験ができるわけではない。また、上記
の方法は、上部に位置する高温炉(Max.1300℃)と下部
に位置する低温炉(Max.800℃)との間で試料を昇降さ
せて加熱/冷却し、熱サイクルを付与して試料の特性を
測定する方法である。しかしながら、この方法では、試
料をそのまま高温炉または低温炉に装入するため、試料
内の温度が均一となり、温度勾配がつかず、実炉使用環
境と同じにならないという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の耐火物熱スポーリング特性の評価試験方法では、使用
環境(実炉使用時)に近い条件(温度勾配)で試験する
ことができないという問題があった。そこで、本発明の
目的は、試験耐火物に対し、実炉使用環境と同じような
条件、即ち耐火物厚み方向に所定の温度勾配を付与した
上で、耐火物熱スポーリング特性の試験を行い、正確な
評価を与えるための試験方法およびその装置を提案する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的の実現に向けた
研究の中で、発明者らは、耐火物の背中合わせとなる2
面のうち、一方の面を所定の加熱温度に保持し、他方の
面は加熱の温度を変化させるようにすれば、使用環境に
近い条件で試験でき、いわゆる該耐火物の厚み方向に温
度勾配を付与できることをつき止め、本発明を開発する
に到った。
【0007】すなわち、本発明は、耐火物の熱スポーリ
ング試験に当たり、耐火物の背中合わせの2面のうち、
一方の面は所定の加熱温度に保持し、他方の面は加熱温
度を変化させることにより、該耐火物の厚み方向に温度
勾配をもたせた状態で試験することを特徴とする、耐火
物の熱スポーリング試験方法を提案する。
【0008】また、本発明は、耐火物の熱スポーリング
試験を行なう装置において、耐火物の背中合わせとなる
2面のうち、一方の面には、固定加熱源を配設し、他方
の面には移動加熱源を配設してなることを特徴とする、
耐火物の熱スポーリング試験装置を提案する。
【0009】なお、本発明の上記試験装置においては、
上記移動加熱源は、耐火物を加熱する位置と非加熱待機
位置との間を移動可能に配設されていること、待機位置
にある移動加熱源には耐火物との間に熱遮蔽板が介挿さ
れること、および移動加熱源が待機位置にある状態にお
いて、耐火物の移動加熱源側の面を冷却可能な冷却器を
有することが好ましい実施の形態となる。この冷却器は
耐火物の移動加熱源側の面に向けて空気などの冷却ガス
を吹付けることで好適に実施できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る耐火物の熱
スポーリング試験装置の一例を示す略線図である。図示
した符号の1は、試験耐火物すなわち、れんが等であ
る、2は前記れんが1の試験面(加熱面)を解放して、
例えば上下、左右を把持することによって支持すること
のできる固定加熱器、3は移動用の車輪5を具える移動
加熱器であって、前記固定加熱器とほぼ同様の構成を有
するものである。4および6はヒーターであり、前記加
熱器2、3内の耐火物試験面、即ちれんが1の背中合わ
せの両面に対向する位置に取付けられている。そして7
は、ヒーター保護板であって、前記移動加熱器3のヒー
ター6に隣接するれんが1の側に取付けてあり、該ヒー
ター6が、とくに待機状態において外気にふれて劣化す
るのを防止するために、外気を遮断するために設けられ
ている。次に、8は、熱遮蔽板であって、これはワイヤ
9とプーリー10とを介して前記ヒーター6ならびにヒ
ーター保護板7の前面、即ちれんが1との間にあって、
前記移動加熱器3の移動に合わせて昇降し、該移動加熱
器3が待機状態にあるときに下降して前記ヒーター保護
板7の表面を覆うように位置して、れんが1に無用の輻
射熱が放射されるのを防止する遮熱機能を発揮するもの
である。
【0011】次に、上記試験装置により、れんがの熱ス
ポーリング試験を行なう方法について説明する。試験に
先立ち、まず試験れんが1を、その背面1b側が固定加
熱器2のヒーター4の前面に対向するように取付ける。
そして、このれんが1の正面1a側には、移動加熱器3
を、前記ヒーター保護板7ならびにヒーター6が対向す
るように移動させて、図1に示すような状態にする。こ
のような状態において、熱スポーリング試験に当たって
は、固定加熱器2に取付けたれんが1の背面1b側は、
ヒーター4により常に高温に加熱された状態にする。そ
して、移動加熱器3のヒーター保護板7に対向するれん
が正面1a側には、該移動加熱器3を図1に示す加熱状
態の位置と図2に示す待機状態の位置との間を移動し得
るように配置し、れんが1の正面1aが側を加熱したり
冷却したりして、該れんが1の厚み方向に、使用時と同
じような温度勾配を付与する。
【0012】この試験時、とくに図2に示すように移動
加熱器3が待機位置に移動してれんが1の正面1a側を
冷却するとき、ヒーター6やヒーター保護板7の輻射熱
が、れんが1に放射され、その影響により、実質的に冷
却速度が遅くなるのを防止するため、該れんが1と前記
ヒーター保護板7との間には、上述した熱遮蔽板8を降
下させて、ヒーター6やヒーター保護板7からの輻射熱
を遮断することが有効である。
【0013】このような試験方法によれば、れんが1の
正面1a側は加熱と冷却とが繰返される。一方、れんが
1の背面1b側は、常に一定の高温状態を保持した状態
を創り出すことができ、このことが、いわゆる実炉によ
る使用環境と同じ条件の下での温度勾配を、れんが1内
に再現することができるようになるのである。
【0014】本発明の他の好適実施形態の1つとして、
れんが1の正面1a側の冷却速度を速くするため、移動
加熱器3が待機位置に移動した状態のときに、れんが1
の正面1aを冷却可能な冷却器を設けることが好まし
い。この冷却器としては、図3および4に示すように、
固定加熱器2の下方位置に、送風器11を設置してもよ
い。この送風器11は、図4に示すように移動加熱器3
が待機位置に移動した際、上述のとおり熱遮蔽板8の作
用と相俟って、れんが1の正面1a側の温度を迅速に冷
却して、れんが1の温度を降下させる場合に有効であ
り、熱スポーリング特性試験の幅を広げるものとして有
効である。
【0015】かかる送風器11は、先端にガス吹き出し
ノズル12aを有する伸縮する送風管12を主体とする
ものであり、そのガス吹き出しノズル12aは、移動加
熱器3が、れんが1から離隔移動して待機状態にあると
きに、れんが1の正面1a側に臨む位置まで繰り出し、
れんがの正面1a側に冷却ガスを吹き付けてこれを急速
冷却し、前記温度勾配の付与を容易にする。そして、該
移動加熱器3が加熱位置に復帰するときは、該ガス吹き
出しノズル12aは、下方に収縮して格納された状態に
おかれるものである。
【0016】なお、本発明に係る試験の対象となる耐火
物としては、例えばSiO2質耐火物(珪石れんが:コーク
ス炉の炉壁れんがとして使用)、Al2O3質耐火物(Al
2O3、Al 2O3-SiO2、Al2O3-MgO、Al2O3-SiCなど)、SiO2-
ZrO2耐火物、SiC質耐火物、C質耐火物(Al2O3-SiC-C、M
gO-Cなど)、MgO質耐火物(MgO-Spinel、MgO-Cr2O3
ど)が挙げられる。
【0017】また、れんがのリアルタイムでの亀裂発生
観察のため、本発明の装置にAE計測装置を具備させても
よい。このAE計測装置は、れんがにAEセンサーを直接設
置し、増幅器を介してAE計測するが、れんがが高温とな
り、AEセンサーが焼き付く可能性もあるため、れんがと
AEセンサーにセラミック製またはステンレス製の導波棒
を介してAE計測するものが好ましい。
【0018】
【実施例】(実施例1)図1に示す試験装置を使用し、
下記条件に基いてれんが1内の温度勾配を付与した。れ
んが1には定形のSiO2(珪石れんが、寸法80×150×460
mm)を使用した。れんが1を中心として固定加熱器2お
よび移動加熱器3を接触させた状態で、固定加熱器2を
1℃/minの速さで1000℃まで昇温させ、移動加熱器3は
同じく1℃/minの速さで900℃まで昇温させた。なお、れ
んが1の正面1a側から5mm、10mm、25mm、70mmの位置
に、穴を穿け、それぞれ熱電対を埋設して測定に供し
た。
【0019】次に、移動加熱器3を図2に示すような待
機位置まで移動させ、熱遮蔽板8がヒーター保護板7に
覆い被さった時点から、1200秒後までの温度を測定し
た。その結果を図5に示す。この図に示す結果からわか
るように、時間経過と共にれんがの正面1aと背面1b
との間には温度差が生じ、れんがの厚み方向に温度勾配
が発生することが確かめられた。とくに、れんが表面よ
り5mmと70mmの位置での測定温度を比較すると、測定開
始時にはいずれも950℃程度であったが、測定開始から1
200秒後には、れんがから70mmの位置では950℃を保持し
ているのに対し、れんが表面から5mmの位置では500℃ま
で降下しており、温度差が約450℃にも達していること
がわかった。
【0020】そこで、上述した温度勾配をもつ上記珪石
れんがについて、各種の諸物性値を測定した。 (測定結果) 密度:1850kg/m3 熱伝導率:0.002×温度(℃)+1.315W/(m・K) 比熱:0.159×温度(℃)+1122J/(kg・K) 上記物性値とれんがの熱伝達係数を15W/(m2・K)として非
定常熱伝導を計算した。その結果を図6に示す。
【0021】図5の実験結果と図6の計算結果を比較す
ると、両図がよく一致していることがわかる。上記結果
によれば、図1に示す装置を用いて熱スポーリング評価
試験を実施すれば、実炉運転時のれんが内の温度勾配を
比較的正確に予測でき、耐火物の品質を正確に評価する
ことができることがわかった。
【0022】(実施例2)この実施例では、図3に示す
装置を使用し、下記条件に基いてれんが内の温度勾配を
付与した。れんが1には、定形の珪石れんが(寸法:80
×150×460mm)を使用した。れんが1を中心として固定
加熱器2および移動加熱器3を接触させた状態で、固定
加熱器2は1℃/minの速さで1000℃まで昇温させ、移動
加熱器3は同様に1℃/minの速さで900℃まで昇温させ
た。なお、れんが1正面1a側から5mm、10mm、25mm、70
mmの位置に穴を穿け、それぞれ熱電対を埋設して測定に
供した。
【0023】次に、移動加熱器3を図4に示すような待
機位置まで移動させ、熱遮蔽板8がヒーター保護板7に
覆い被さり、送風器11のガス吹き出しノズル12aか
ら冷却ガスを吹き付けてから、360秒後まで温度測定を
実施した。その結果を図7に示す。図7によれば、実施
例1と同様に、時間経過とともに、れんが1正面1aと
背面1bとの間に温度差が生じ、れんが内に温度勾配が
発生していることがわかった。また、れんが正面より5m
mの位置では計測開始から360秒後には、300℃まで降下
しており、実施例1の図5と比較すると送風を行なった
ことにより冷却速度が速くなっていることがわかる。
【0024】そこで、上述した温度勾配をもつ珪石れん
がの各種物性値を測定した。 (測定結果) 密度:1850kg/m3 熱伝導率:0.002×温度(℃)+1.315W/(m・K) 比熱:0.159×温度(℃)+1122J/(kg・K) 上記物性値とれんがの熱伝達係数を250W/(m2・K)として
非定常熱伝導を計算した。その結果を図8に示す。図7
の実験結果と図8の計算結果を比較すると、実施例1と
同様、結果がよく一致していることがわかる。
【0025】次に、移動加熱器3の待機位置への移動を
周期的に5回繰返し、れんが内の温度推移を測定した。
その結果を図9に示す。図9によれば、れんが1の正面
1a側の加熱/冷却を周期的に繰返した場合において
も、その都度、れんが内に同様な温度勾配を再現できる
ことがわかる。
【0026】つまり、本発明に係る装置を用いて熱スポ
ーリング特性の評価を行えば、実炉使用時のれんが内の
温度勾配を比較的正確に予想でき、さらに、れんが内に
生じる温度勾配を周期的に再現させることが可能になる
ことから、耐火物の品質を正しく評価することができる
ようになることがわかった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
試験耐火物に対し、実炉使用時と同じような温度勾配を
再現した上で、耐火物の熱スポーリング特性を試験でき
るため、耐火物の諸性状を正確に予測、評価することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る試験装置の代表的な実施形態を
示す加熱時の略線図である。
【図2】 本発明に係る試験装置の代表的な実施形態を
示す冷却時の略線図である。
【図3】 本発明に係る他の実施形態における試験装置
の加熱時の略線図である。
【図4】 本発明に係る他の実施形態における試験装置
の冷却時の略線図である。
【図5】 冷却時間に対するれんが内の温度勾配特性を
示すグラフである。
【図6】 れんがの物性値に基く非定常熱伝導の計算結
果を示すグラフである。
【図7】 冷却時間に対するれんが内の温度勾配特性を
示すグラフである。
【図8】 れんがの物性値に基く非定常熱伝導の計算結
果を示すグラフである。
【図9】 周期的に加熱/冷却を繰返した時のれんが内
の温度勾配特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1 れんが 1a れんが正面 1b れんが背面 2 固定加熱器 3 移動加熱器 4 ヒーター 5 車輪 6 ヒーター 7 ヒーター保護板 8 熱遮蔽板 9 ワイヤーロープ 10 プーリー 11 送風器 12 送風管 12a ガス吹き出しノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂脇 強 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社技術研究所内 Fターム(参考) 2G061 AB05 AC03 AC04 AC09 BA04 CA05 CB03 DA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火物の熱スポーリング試験に当たり、
    耐火物の背中合わせの2面のうち、一方の面は所定の加
    熱温度に保持し、他方の面は加熱温度を変化させること
    により、該耐火物の厚み方向に温度勾配をもたせた状態
    で試験することを特徴とする、耐火物の熱スポーリング
    試験方法。
  2. 【請求項2】 耐火物の熱スポーリング試験を行なう装
    置において、耐火物の背中合わせの2面のうち、一方の
    面には固定加熱源を配設し、他方の面には移動加熱源を
    配設してなることを特徴とする、耐火物の熱スポーリン
    グ試験装置。
  3. 【請求項3】 上記移動加熱源は、耐火物を加熱する位
    置と非加熱待機位置との間を移動可能に配設されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の耐火物の熱スポーリ
    ング試験装置。
  4. 【請求項4】 待機位置にある移動加熱源には、耐火物
    との間に熱遮蔽板が介挿されるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載の耐火物の熱ス
    ポーリング試験装置。
  5. 【請求項5】 移動加熱源が待機位置にある状態におい
    て、耐火物の移動加熱源側の面を冷却可能な冷却器を有
    することを特徴とする請求項2〜4項のいずれか1項に
    記載の耐火物の熱スポーリング試験装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309504A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Ihi Corp 熱サイクル試験装置及び熱サイクル試験方法
KR101223106B1 (ko) * 2010-12-27 2013-01-17 재단법인 포항산업과학연구원 용융로 내부 내화물의 잔존 윤곽 예측모사 장치
JP2016169987A (ja) * 2015-03-11 2016-09-23 清水建設株式会社 加熱試験装置および加熱試験方法
CN113820358A (zh) * 2021-10-25 2021-12-21 国网山东省电力公司电力科学研究院 便携式防火材料检测装置

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