JP2016169987A - 加熱試験装置および加熱試験方法 - Google Patents

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【課題】試験体を側面から加熱することができる加熱試験装置および加熱試験方法を提供する。【解決手段】試験体Cを加熱する試験に用いる加熱試験装置10であって、試験体Cの側面C1に近接した位置に対向配置され、試験体Cを側面C1から加熱するヒーター14を備えるようにする。ヒーター14を側方に移動可能に構成し、ヒーター14を試験体Cの側面C1に若干の隙間を有して対向配置可能にすることが望ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、加熱試験装置および加熱試験方法に関し、特にコンクリート部材などの大型断面の構造部材の加熱試験に用いるのに好適な加熱試験装置および加熱試験方法に関するものである。
従来、構造部材の加熱試験に用いる加熱試験装置として、例えば特許文献1、2に記載のものが知られている。また、市販の加熱炉として、非特許文献1に記載のマッフル炉(最高温度1150℃、内法:300×400×250mm)や、非特許文献2に記載の大型高温オーブン(最高温度500℃、内法:1500×2500×1350mm)などが知られている。
原子力発電所の事故を想定して、600℃〜800℃などの高温履歴を受けたコンクリート構造部材の加熱試験の需要が高まる可能性がある。熱の伝わり方や部材中の水分移動を考慮すると厳密には実物大での試験が必要であるが、従来は装置性能上の制約から実物大での試験を行うことは難しかった。
例えば、大型断面のコンクリート部材に対する加熱試験用の装置として上述したような市販の加熱炉の適用を考えた場合、十分な加熱性能と容量を有する製品は市販されていないこと、また、仮にそれらの条件を満たす加熱炉があったとしても、コンクリート部材の重量が大きく炉内への設置は非常に困難である。このため、こうした問題を解決し、大型断面のコンクリート部材に対する加熱試験を行える装置を新規に製作する必要がある。
また、従来の一般的なコンクリート部材の加熱試験では、殆どの場合において、試験体下部からの加熱方式が採用されている。これは、加熱用のヒーターの支持方法の都合によるものと推察される。こうした試験体下部からの加熱方式では、コンクリート部材から発生した水分によるヒーターの損傷や、壁を模擬したコンクリート部材の場合には壁の温度分布を模擬できなくなる懸念がある。このため、試験体側面から加熱する装置の開発が望まれる。
特開2012−83244号公報 特開2005−187275号公報
「ヤマト科学株式会社ホームページ マッフル炉」、[online]、[平成27年2月20日検索]、インターネット<URL:http://www.yamato-net.co.jp/product/science/hightemp/muffle/fo.htm> 「ヤマト科学株式会社ホームページ 大型高温オーブン」、[online]、[平成27年2月20日検索]、インターネット<URL:http://www.yamato-net.co.jp/product/science/industrial/oven/c118.htm>
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、試験体を側面から加熱することができる加熱試験装置および加熱試験方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る加熱試験装置は、試験体を加熱する試験に用いる加熱試験装置であって、試験体の側面に近接した位置に対向配置され、試験体を側面から加熱するヒーターを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の加熱試験装置は、上述した発明において、前記ヒーターを側方に移動可能に構成し、前記ヒーターを試験体の側面に若干の隙間を有して対向配置可能にしたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の加熱試験装置は、上述した発明において、前記ヒーターを支持する架台と、前記ヒーターの周囲を覆って前記ヒーターから前記架台に直接伝わる熱を断熱するための断熱材とをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る他の加熱試験装置は、上述した発明において、前記架台を、鉄骨からなる軽量の骨組み構造で構成し、側方に移動可能にしたことを特徴とする。
また、本発明に係る他の加熱試験装置は、上述した発明において、試験体がコンクリート部材であることを特徴とする。
また、本発明に係る加熱試験方法は、上述した加熱試験装置を用いて試験体の加熱試験を行うことを特徴とする。
本発明に係る加熱試験装置によれば、試験体を加熱する試験に用いる加熱試験装置であって、試験体の側面に近接した位置に対向配置され、試験体を側面から加熱するヒーターを備えるので、試験体を側面から加熱する試験を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記ヒーターを側方に移動可能に構成し、前記ヒーターを試験体の側面に若干の隙間を有して対向配置可能にしたので、試験体を移動させることなく側面から容易に加熱することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記ヒーターを支持する架台と、前記ヒーターの周囲を覆って前記ヒーターから前記架台に直接伝わる熱を断熱するための断熱材とをさらに備えるので、ヒーターから架台への入熱を抑制することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記架台を、鉄骨からなる軽量の骨組み構造で構成し、側方に移動可能にしたので、装置の組み立ておよび移動を人力で容易に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、試験体がコンクリート部材であるので、例えば壁を模擬したコンクリート部材の加熱試験を適正に行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る加熱試験方法によれば、上述した加熱試験装置を用いて試験体の加熱試験を行うので、試験体を側面から加熱する試験を簡便に行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る加熱試験装置および加熱試験方法の実施の形態を示す概略斜視図である。 図2は、本発明に係る加熱試験装置の要部分解斜視図である。 図3は、本発明に係る加熱試験装置の外観の一例を示す写真図である。 図4は、本発明に係る加熱試験装置に備わるヒーターの外観の一例を示す写真図である。 図5は、本発明に係る加熱試験装置および加熱試験方法による加熱試験状況の一例を示す写真図である。
以下に、本発明に係る加熱試験装置および加熱試験方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[加熱試験装置]
まず、本発明に係る加熱試験装置の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る加熱試験装置の外観図、図2は、要部分解斜視図、図3は、加熱試験装置の外観の一例を示す写真図である。これらの図に示すように、本発明に係る加熱試験装置10は、架台12と、ヒーター14と、断熱材16と、外カバー18と、内カバー20とを備えている。
架台12は、ヒーター14を支持するためのキャスター付の架台であり、複数の溝形鋼22(鉄骨)を組み合わせた軽量の骨組み構造からなる。この架台12は、水平構面を形成する四角枠状の底部枠体24と、底部枠体24の内端(前端)側の一辺から鉛直上方に立ち上がり、鉛直構面を形成する四角枠状の側部枠体26と、側部枠体26の上端と底部枠体24の外端(後端)を左右両端側で連結する2本の斜材28とから構成される。底部枠体24の底部四隅にはキャスター車輪30が設けてあり、架台12は床面上を前後左右(側方)に移動自在となっている。また、側部枠体26の上下方向中央部には、等間隔で水平に取り付けられた3本の溝形鋼22からなる支持部材32が取り付けられている。なお、架台12を構成する溝形鋼22間の接合方法としては、ボルト接合や溶接接合を用いることができる。
ヒーター14は、被加熱物であるコンクリート部材C(試験体)を側面C1から加熱するための発熱体である。このヒーター14は、発熱の方向がコンクリート部材Cの配置される内方(前方)に向く態様で架台12の側部枠体26の支持部材32に外カバー18、断熱材16、内カバー20を介して支持固定される。このため、ヒーターは、架台を介して側方に移動可能であり、コンクリート部材Cの側面C1に若干の隙間を有して対向配置可能である。ヒーター14は、図外の制御部からの制御信号に基づいて発熱し、所定の温度まで昇温するようになっており、このヒーター14をコンクリート部材Cの側面C1に近接した位置に対向配置すれば、コンクリート部材Cを側面C1から加熱することができる。ヒーター14としては、例えば1000℃程度まで短時間で昇温可能な小型で薄いマイクロセラミックヒーターなどの市販の電気式の面状発熱体を用いることができる。
本実施の形態のヒーター14は、図2および図4に示すように、側面視で上下方向に3つ、左右方向に3つ並べられた合計9つの正方形枠状の発熱部34にそれぞれ4つずつ配置される。各ヒーター14は、小型で薄い長方形の面状発熱体からなり、発熱部34の正方形の内周に沿って口の字状に配置される。このように、小型で薄い面状発熱体からなるヒーター14を多数密集配置して用いれば、被加熱物がコンクリート部材Cのように大型部材であってもその側面C1から均一に加熱することが可能である。
なお、本発明においては、ヒーター14の配置個数は上記の個数に限定されるものではない。例えばヒーター14を1つの面状発熱体で構成してもよい。本実施の形態のように、分割した複数個のヒーター14を採用すれば、各ヒーター14に対する個別の制御ができるようになり、より高精度な温度制御が可能となる。
断熱材16は、ヒーター14から架台12の支持部材32に直接伝わる熱を遮断するためのものである。この断熱材16は、前面の中央部に四角形状の凹部36を有する四角板状のものである。凹部36にはヒーター14を覆う内カバー20が挿入固定される。断熱材16の後面および上下左右の側面は外カバー18によって覆われる。このように断熱材16は、内カバー20を介してヒーター14の発熱方向を除く周囲全体を覆い、ヒーター14の上下左右、後方側などから架台12の支持部材32に直接伝わる熱を遮断する。こうすることで、ヒーター14背面からの熱逸散を防ぐ。断熱材16としては、例えばグラスウール、ロックウールなどの繊維系断熱材や、ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、発泡ゴムなどの発泡系断熱材に代表される周知の断熱材を用いることができ、ヒーター14の発熱温度に応じて選択できる。
外カバー18は、断熱材16の後面および上下左右の側面を覆ってこれを保持する四角箱状のものであり、その前面は開口し、後面は架台12の支持部材32にボルト等により固定される。外カバー18は、断熱材16を保持して支持部材32に固定可能なものであれば、いかなる材料で構成してもよい。
内カバー20は、ヒーター14の後および上下左右を覆ってこれを保持する四角箱状のものであり、その前面は開口し、後面は断熱材16の凹部36に挿入固定される。内カバー20は、ヒーター14の発熱温度に関わらず温度変形することなくヒーター14を保持して断熱材16に固定可能なものであれば、いかなる材料で構成してもよい。
上記構成の動作および作用について説明する。
まず、加熱試験装置10の前方の間隔を空けた位置の床面に、試験体としてのコンクリート部材Cを据え付け設置する。ここで、試験体であるコンクリート部材Cの寸法・形状として例えば高さ1m×幅1m×厚さ0.3m程度の直方体ブロックを想定し、試験体の側面C1として高さ1m×幅1mからなる面を想定するが、本発明はこれに限るものではない。また、コンクリート部材Cは、図5に示すように、床面に据え付けた基台38上に四角枠状の断熱材40を設け、この枠内にコンクリート部材Cを内挿固定してもよい。このようにすれば、コンクリート部材Cの上下左右の周囲は断熱材40によって覆われる。なお、断熱材40は上記の断熱材16と同様な材料で構成できる。
続いて、図1等に示すように、加熱試験装置10の架台12を手押ししてキャスター車輪30で前方のコンクリート部材Cに向けて動かし、支持部材32に固定されたヒーター14の発熱面を、コンクリート部材Cの側面C1に若干の間隔(例えば数cm)を隔てて対向配置する。ヒーター14の発熱面とコンクリート部材Cの側面C1とが正対し、かつ近接した状態となるように架台12の位置を微調整した後、動かないように床面に固定する。この場合、例えば図5に示すように、架台12の斜材28とコンクリート部材Cの基台38との間を鋼製パイプ42で連結固定してもよい。
図示しない温度分布計測装置を起動するとともに、ヒーター14のスイッチをオンにする。時間の経過とともにヒーター14が昇温して、高温(例えば800℃)にてコンクリート部材Cが側面C1から加熱される。
このように、ヒーター14を組み込んだキャスター付の架台12を手押しして、ヒーター14をコンクリート部材Cの側面C1に近接配置することで、コンクリート部材Cを移動させることなく側面C1から容易に加熱することができる。また、内カバー20と外カバー18によってヒーター14を内外両方から二重に覆い、その間に断熱材16を配置することで、ヒーター14から架台12の支持部材32への入熱を抑制することができる。
また、加熱試験装置10の架台12は、鉄骨からなる軽量の骨組み構造であり、軽量化に配慮されていることから、組み立てを人力で容易に行うことができる。さらに、この架台12はキャスター付の架台であることから、人力による手押し操作等によって容易に側方向に移動することができる。
このように、本実施の形態によれば、断熱材16の働きによって加熱試験中にヒーター14の周囲が高温になるようなことはなく、さらに、ヒーター14によって加熱されるコンクリート部材Cから発生する水蒸気は、内カバー20とコンクリート部材Cの間の隙間から排出され得る。このため、水蒸気を起因とした水分によるヒーター損傷のおそれは低くなり、コンクリート部材Cに対する高温の加熱試験を適正に行うことが可能である。また、試験体の側面から加熱できるため、壁を模擬したコンクリート部材に対する加熱試験を適正に行うことが可能である。
[加熱試験方法]
次に、本発明に係る加熱試験方法の実施の形態について説明する。
本発明に係る加熱試験方法は、上述した加熱試験装置10を用いてコンクリート部材C(試験体)の側面C1に対する加熱試験を行うものである。図5は、本発明による加熱試験状況の一例を示したものである。この図に示すように、本発明に係る加熱試験方法では、まず、床面上に試験体であるコンクリート部材Cを設置しておく。この場合、コンクリート部材Cが予め内挿固定された四角枠状の断熱材40を、床面に据え付け固定してある基台38上に設置するようにしてもよい。
続いて、図1等に示すように、加熱試験装置10の架台12を手押ししてキャスター車輪30で前方のコンクリート部材Cに向けて動かし、支持部材32に固定されたヒーター14の発熱面を、コンクリート部材Cの側面C1に若干の間隔(例えば数cm)を隔てて対向配置する。ヒーター14の発熱面とコンクリート部材Cの側面C1とが正対し、かつ近接した状態となるように架台12の位置を微調整した後、動かないように床面に固定する。図5の例では、架台12の斜材28とコンクリート部材Cの基台38との間を鋼製パイプ42で連結固定することで、床面に固定している。
次に、図示しない温度分布計測装置を起動するとともに、ヒーター14のスイッチをオンにする。時間の経過とともにヒーター14が昇温して、高温(例えば800℃)にてコンクリート部材Cが側面C1から加熱される。このようにすることで、コンクリート部材Cを側面C1から加熱する試験を簡便に行うことができる。
なお、図5の例では、コンクリート部材Cの前後両側に2つの加熱試験装置10(10A、10B)を設置し、それぞれのヒーターの発熱面をコンクリート部材Cの前後両側面C1に対向配置した例を示している。ここで、奥側の加熱試験装置10Aのヒーターはコンクリート部材Cの側面C1に近接して、加熱試験が可能な状態であるのに対し、手前側の加熱試験装置10Bのヒーターは奥側のヒーターに比べて発熱面とコンクリート部材Cの側面C1との間の間隔が大きく開いており、加熱試験を行わない休止状態となっている。このように、コンクリート部材Cの前後両側に2つの加熱試験装置10(10A、10B)を配置すれば、奥側の加熱試験装置10Aでコンクリート部材Cの後面を加熱する試験を行った後、奥側の加熱試験装置10Aの架台12をコンクリート部材Cから遠ざけるとともに、手前側の加熱試験装置10Bの架台12をコンクリート部材Cに向けて接近させ、手前側の加熱試験装置10Bでコンクリート部材Cの前面を加熱する試験を行うことが可能である。このようにすれば、コンクリート部材Cの前後両側面に対する加熱試験を効率的に実施することが可能である。
以上説明したように、本発明に係る加熱試験装置によれば、試験体を加熱する試験に用いる加熱試験装置であって、試験体の側面に近接した位置に対向配置され、試験体を側面から加熱するヒーターを備えるので、試験体を側面から加熱する試験を行うことができる。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記ヒーターを側方に移動可能に構成し、前記ヒーターを試験体の側面に若干の隙間を有して対向配置可能にしたので、試験体を移動させることなく側面から容易に加熱することができる。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記ヒーターを支持する架台と、前記ヒーターの周囲を覆って前記ヒーターから前記架台に直接伝わる熱を断熱するための断熱材とをさらに備えるので、ヒーターから架台への入熱を抑制することができる。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、前記架台を、鉄骨からなる軽量の骨組み構造で構成し、側方に移動可能にしたので、装置の組み立ておよび移動を人力で容易に行うことができる。
また、本発明に係る他の加熱試験装置によれば、試験体がコンクリート部材であるので、例えば壁を模擬したコンクリート部材の加熱試験を適正に行うことができる。
また、本発明に係る加熱試験方法によれば、上述した加熱試験装置を用いて試験体の加熱試験を行うので、試験体を側面から加熱する試験を簡便に行うことができる。
以上のように、本発明に係る加熱試験装置および加熱試験方法は、構造部材の加熱試験に有用であり、特に、コンクリート部材などの大型断面の試験体を側面から加熱するのに適している。
10 加熱試験装置
12 架台
14 ヒーター
16 断熱材
18 外カバー
20 内カバー
22 溝形鋼(鉄骨)
24 底部枠体
26 側部枠体
28 斜材
30 キャスター車輪
32 支持部材
34 発熱部
36 凹部
38 基台
40 断熱材
42 鋼製パイプ
C コンクリート部材(試験体)
C1 側面

Claims (6)

  1. 試験体を加熱する試験に用いる加熱試験装置であって、
    試験体の側面に近接した位置に対向配置され、試験体を側面から加熱するヒーターを備えることを特徴とする加熱試験装置。
  2. 前記ヒーターを側方に移動可能に構成し、前記ヒーターを試験体の側面に若干の隙間を有して対向配置可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の加熱試験装置。
  3. 前記ヒーターを支持する架台と、前記ヒーターの周囲を覆って前記ヒーターから前記架台に直接伝わる熱を断熱するための断熱材とをさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱試験装置。
  4. 前記架台を、鉄骨からなる軽量の骨組み構造で構成し、側方に移動可能にしたことを特徴とする請求項3に記載の加熱試験装置。
  5. 試験体がコンクリート部材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の加熱試験装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の加熱試験装置を用いて試験体の加熱試験を行うことを特徴とする加熱試験方法。
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