JP2002357373A - コージェネレーションシステム - Google Patents

コージェネレーションシステム

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JP2002357373A JP2002079939A JP2002079939A JP2002357373A JP 2002357373 A JP2002357373 A JP 2002357373A JP 2002079939 A JP2002079939 A JP 2002079939A JP 2002079939 A JP2002079939 A JP 2002079939A JP 2002357373 A JP2002357373 A JP 2002357373A
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雅英 市川
Ikuo Ookawaguchi
郁夫 大川口
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隆幹 加藤
Yoshihiko Asano
義彦 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニア吸収式冷凍システムをもつコージ
ェネレーションシステム化では装置コストが高く、小型
化が困難である。 【解決手段】 アンモニア低温用吸収式冷凍システム2
〜7とマイクロガスタービン発電装置1とを複合化し、
マイクロガスタービンの排熱をアンモニア蒸気の加熱源
として利用し、冷凍・冷蔵のための低温冷熱負荷9に冷
熱を供給する。アンモニア吸着式冷凍システムとマイク
ロガスタービン発電装置とを複合化することを含む。低
温冷熱負荷は、ブラインを直接に導入する小規模店舗の
冷蔵庫または冷蔵商品のショーケース、製氷システムの
製氷板内にブラインを循環させることで廃液を凍結排水
する廃液処理システム、氷蓄熱装置と、夜間電力または
発電装置の発電電力を利用した電気駆動式冷凍機にして
前記ブラインを循環させる構成も含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍・冷蔵システ
ムと発電システムとを複合化したコージェネレーション
システムに係り、特にアンモニアを冷媒とする冷凍・冷
蔵システムに発電システムの排熱を利用するコージェネ
レーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の水需要の上昇から、水の再生利用
の必要性が指摘されており、コスト低減と水質の安定化
を目的として種々の生物処理法や物理化学処理法が開発
され、実用化されている。その中で、廃液の処理と冷熱
の回収を同時にできる冷凍式廃液処理装置が開発されて
いる。
【0003】この冷凍式廃液処理装置などの工業用冷却
装置や製氷の冷凍システムとして、アンモニアを冷媒と
する冷凍システムが冷却効果が大きく安価なため好適と
なる。特に、アンモニア蒸気を希薄溶液に吸収溶解させ
るアンモニア吸収式冷凍機は、アンモニア蒸気発生器に
おける加熱に廃熱を有効利用でき、コージェネレーショ
ンシステムの排熱を利用して上記の冷凍式廃液処理装置
や製氷、冷蔵システムとの複合化が好適となる。
【0004】図6にアンモニア吸収式冷凍機の構成例を
示す。吸収器41には、蒸発器42から送り込まれたア
ンモニアが吸収剤である水に溶け込んで(吸収されて)
いる。この際、発生する熱は、冷却水により冷却され
る。吸収器41で生じるアンモニア濃溶液は、ポンプ4
3によって熱交換器44を通り、精留器45へ送り込ま
れる。精留器45に送り込まれたアンモニア濃溶液は、
再生器46との間を還流し、再生器46で加熱されて発
生したアンモニア蒸気は凝縮器47送られる。なお、一
部のアンモニア希溶液は、熱交換器44を通り吸収器4
1へ返される。凝縮器47で冷却されたアンモニア蒸気
は液化する。この液体アンモニアは、膨張弁48で減圧
され、蒸発器42で気化熱を奪ってブラインを冷却す
る。気化したアンモニアは、吸収器41へ戻り、連続し
て冷凍が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、アンモ
ニア吸収式冷凍システムは、コージェネレーションシス
テムからの排熱等を有効利用して氷点温度以下の冷熱を
発生できるため、産業用の冷凍システムとして好適とな
る。
【0006】しかし、アンモニア吸収式冷凍システム
は、その構造上、装置コストが高くなることと小型化が
困難であるという問題がある。そのため、大規模な冷凍
システムや氷点下20℃以下のような極低温が必要な場
合に導入される例が多い。
【0007】例えば、コージェネレーションシステムの
排熱を利用した凍結処理システムでは、冷凍能力で10
0RT(350kW)を越えるような大規模システムで
ないと、そのコストメリットを出すのは困難であった。
【0008】本発明の目的は、排熱を冷凍・冷蔵システ
ムで有効利用でき、しかもシステムの小型化、低コスト
化を図ることができるコージェネレーションシステムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、基本的にはアンモニアを冷媒とする低温用
吸収式冷凍システムとマイクロガスタービン発電機とを
複合化し、マイクロガスタービンの排熱をアンモニア蒸
気の加熱源として利用し、冷凍・冷蔵負荷に冷熱を供給
できるようにしたものである。
【0010】また、本発明は、アンモニアを冷媒とする
低温用吸着式冷凍システムとマイクロガスタービン発電
機とを複合化し、マイクロガスタービンの排熱を吸着剤
に吸着したアンモニアガスを脱着するための加熱源とし
て直接に利用し、冷凍・冷蔵負荷に冷熱を供給できるよ
うにしたものである。
【0011】以上のことから、本発明は、以下の構成を
特徴とする。
【0012】(1)マイクロガスタービン発電装置と、
アンモニアを冷媒とし、前記発電装置からの排熱をアン
モニアガス蒸気の加熱源として利用することで冷熱した
ブラインを低温冷熱負荷に供給するアンモニア低温用吸
収式冷凍機とを複合化した構成を特徴とする。
【0013】(2)マイクロガスタービン発電装置と、
アンモニアを冷媒とし、前記発電装置からの排熱を吸着
剤に吸着したアンモニアガスを脱着するための加熱源と
して利用することで冷熱したブラインを低温冷熱負荷に
供給するアンモニア低温用吸着式冷凍機とを複合化した
構成を特徴とする。
【0014】(3)前記低温冷熱負荷は、前記ブライン
を直接に導入する小規模店舗の冷蔵庫または冷蔵商品の
ショーケースとしたことを特徴とする。
【0015】(4)前記低温冷熱負荷は、製氷システム
の製氷板内に前記ブラインを循環させることで廃液を凍
結排水する廃液処理システムとしたことを特徴とする。
【0016】(5)前記低温冷熱負荷は、氷蓄熱装置
と、夜間電力または前記発電装置の発電電力を利用した
電気駆動式冷凍機にして前記ブラインを循環させる構成
としたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の実施形態を示すシステム構成図である。マイクロガ
スタービン発電装置1は、ガスの燃焼でタービンを回転
させることで発電機を駆動し、発電機の発電電力は電気
負荷に供給する能力をもち、電力需要規模が100kW
程度以下の小規模施設へ適用できる分散電源とされるも
ので、マンションやスーパー、病院などで設備されてい
る。
【0018】ここで、本実施形態では、マイクロガスタ
ービン発電装置1とアンモニア低温用吸収式冷凍機を複
合化し、ガスタービンからの排熱を温熱負荷の加熱源と
して利用すると共に、アンモニア蒸気の加熱源として利
用するコージェネレーションシステムとするものであ
る。
【0019】アンモニア低温用吸収式冷凍機は、アンモ
ニアを大量に吸着する吸着剤の吸着と脱着の原理を応用
した排熱利用の冷凍機であり、低温用吸収式冷凍機の一
種として位置づけられるが、これまでの冷凍機よりも構
造が容易なため、小型化とコストダウンを可能とするも
のである。
【0020】このアンモニア低温用吸収式冷凍機は、発
生器2と凝縮器3とアンモニアタンク4と蒸発器5など
で冷凍サイクルを構成する。発生器2は、吸着剤が保持
されているいくつかのモジュールから構成され、マイク
ロガスタービン発電装置1から投入された排熱でモジュ
ール内の吸着剤が吸熱することにより、吸着剤内のアン
モニアが脱着され、ガス状となって凝縮器3に送られ
る。
【0021】凝縮器3は、発生器2から流入するアンモ
ニアガスを冷却して液化する。この冷却には、冷却塔6
で冷却された冷却水がポンプ7で強制循環される。
【0022】凝縮器3で冷却され、液体となったアンモ
ニアはアンモニアタンク4に貯蔵される。アンモニアタ
ンク4のアンモニアは膨張弁8により減圧と低温化され
た気体となり、蒸発器5内で熱交換によりブラインとし
ての不凍液を冷却し、発生器2に戻される。
【0023】蒸発器5で冷却された不凍液の温度は氷点
以下となり、冷凍機の低温冷熱負荷9に冷熱源としてポ
ンプ10により循環供給される。
【0024】ここで、発生器2に戻されたアンモニアは
再び吸着剤に吸着されるが、ここで吸着熱が発生するた
め、吸着剤モジュールを冷却する。吸着剤モジュールは
複数に分かれており、熱を投入して脱着するモジュール
と冷却して吸着するモジュールが分かれているが、吸脱
着の反応が終了すると、排熱の投入経路を切り替え、加
熱と冷却のモジュールを交替させる。これにより、各モ
ジュールで吸脱着が開始され、冷凍機は連続的に運転さ
れる。
【0025】以上のように、本実施形態では、冷凍機の
発生器への熱源として、マイクロガスタービン発電装置
1からの排ガスを使用できるため、熱交換プロセスが省
略でき、熱効率を高めることができる。マイクロガスタ
ービン発電装置1から投入される熱量は、50kW程度
であり、これにより発生できる冷熱は−10〜−15℃
で20kW程度である。ただし、冷熱の温度は上記より
もさらに低くすることも可能であるが、その効率が低下
する。
【0026】また、発生器2に入った排熱は、アンモニ
アガス生成に使われた後もその温度は100℃以上を保
持しているため、暖房や温水等の温熱として利用でき
る。
【0027】(第2の実施形態)図2は、本発明の他の
実施形態を示す。同図が図1と異なる部分は、ブライン
を食料品貯蔵等の低温冷熱を必要とする冷蔵商品のショ
ーケース11や冷蔵庫12に直接に導入する点にある。
【0028】本実施形態においては、小規模な電力設備
への電力供給と、小規模な冷凍・冷蔵設備への低温冷熱
を供給することができ、排熱を利用するため冷凍・冷蔵
に必要な電力を削減できる。
【0029】(第3の実施形態)図3は、本発明の他の
実施形態を示し、図1または図2と同等の部分は同一符
号で示す。
【0030】本実施形態は、凍結排水処理システムに適
用した場合である。製氷システムは、散水装置13から
プレートコイルと呼ばれる製氷板(熱交換器)14の表
面に水を流下させ、製氷板14内には冷ブラインを循環
させることで純粋な氷を生成する。この凍結処理システ
ムは、構造が簡単であり、小規模な低濃度廃液の処理に
適している。
【0031】そこで、本実施形態は、製氷システムを凍
結排水処理システムとして組み込み、蒸発器5で氷点以
下にされたブラインを製氷板14内を通して冷ブライン
槽15に循環させる。製氷板14で冷却された廃液は、
濃縮槽16からポンプ17で散水装置13に循環し、一
部の製氷された廃液は純氷として貯氷槽18に貯氷さ
れ、低温濃縮廃液は排水槽19に取り出される。また、
温ブライン槽20とポンプ21は、製氷板14に供給す
るブライン温度を調節する。
【0032】したがって、本実施形態によれば、製氷シ
ステムを利用した凍結排水処理システムの冷熱源として
マイクロガスタービン発電装置1の排熱を利用してコス
トメリットのある処理システムを構築できる。また、凍
結によって生成した氷は、冷房等の冷熱として利用し、
その融解水は再生水として利用することができる。
【0033】(第4の実施形態)図4は、本発明の他の
実施形態を示し、図1〜図3と同等の部分は同一符号で
示す。
【0034】冷熱利用の日変動が大きい設備では、安価
な夜間電力を利用して冷熱を貯める氷蓄熱システムが導
入されている。本実施形態は、この氷蓄熱システムとア
ンモニア吸着式冷凍システム及びマイクロガスタービン
発電装置を利用したコージェネレーションシステムとす
ることで、電力のピークカットやコスト削減効果を高め
るものである。
【0035】電気駆動式冷凍機22は、夜間電力(買
電)またはマイクロガスタービン発電装置1の余剰発電
電力を利用して冷熱を貯めて冷凍運転を行う。これに対
して、本実施形態では、蒸発器5で零下以下にされたブ
ラインを冷凍機22に供給し、さらに氷蓄熱槽23で冷
熱を蓄熱する。
【0036】この氷蓄熱により、買電やマイクロガスタ
ービン発電装置1の必要電力を削減し、電力のピークカ
ットやコスト削減効果を一層高めることができる。
【0037】なお、本実施形態は、レジャー施設や集会
施設等の電力と熱の不定期で負荷変動の大きな施設での
蓄熱システムにも適用して同等の作用効果を得ることが
できる。また、エネルギー需要のピークが夕刻なら夜間
にかけて生じる飲食店舗等への適用によるピークカット
の効果も期待できる。
【0038】(第5の実施形態)図5は、本発明の他の
実施形態を示すシステム構成図である。同図が図1と異
なる部分は、アンモニア低温用吸収式冷凍機に代えて、
アンモニア低温用吸着式冷凍機を採用した点にある。
【0039】アンモニア低温用吸着式冷凍機の運転方式
を説明する。吸着剤モジュール31には吸着剤が封入さ
れており、吸着剤にはアンモニアガスが吸着されてい
る。ここで、吸着剤モジュール31内には熱交換器が設
けられ、この熱交換器にマイクロガスタービン発電装置
1からの排気ガスを導入すると、吸着剤モジュール31
内の吸着剤よりアンモニアが脱着されてアンモニアガス
が発生する。このアンモニアガスは切替バルブ32を通
して凝縮器33に導入され、そこで冷却されることで液
化する。この液体アンモニアはアンモニアタンク34に
貯蔵される。
【0040】吸着剤モジュール31内の吸着剤よりアン
モニアが出尽くすと、吸着剤モジュール31の加熱を終
了し、熱交換器には冷却水を導入して冷却を開始する。
【0041】アンモニアタンク34内の液体アンモニア
は、膨張弁35で減圧され、蒸発器36内で気化する
が、その際、蒸発器36内で気化熱を奪ってブラインを
冷却する。
【0042】蒸発器36内で気化したアンモニアガス
は、切替バルブ32を通して吸着剤モジュール31に導
入され、吸着剤モジュール31内の吸着剤に吸着され
る。このとき、吸着熱が発生するが冷却水で除熱するこ
とで吸着反応を維持する。
【0043】なお、冷凍機運転を連続で行うためには、
アンモニアガスの吸着と脱着の反応を連続して行う必要
があり、このためには吸着剤モジュール31を2組にし
て加熱と冷却を交互に行い、アンモニアガスの流れを切
替バルブ32で切替えができる構成にされる。
【0044】本実施形態では、上記のアンモニア低温用
吸着式冷凍機とマイクロガスタービン発電装置1とを複
合化し、ガスタービンからの排熱を温熱負荷の加熱源と
して直接利用すると共に、吸着剤に吸着したアンモニア
ガスを脱着するための加熱源として利用するコージェネ
レーションシステムとするものである。このシステム構
成により、アンモニア吸収式冷凍機を使用したシステム
に比べて、マイクロガスタービン発電装置1からの排ガ
スを直接使用できるため、熱交換プロセスが省略でき、
熱効率を高めることができる。
【0045】しかも、アンモニア低温用吸着式冷凍機
は、アンモニアを大量に吸着する吸着剤の吸着と脱着の
原理を応用した排熱利用の冷凍機であり、低温用吸収式
冷凍機の一種として位置付けられるが、アンモニア吸収
式冷凍機に比べて構造が一層簡単なため、一層の小型化
とコストダウンを可能とするものである。
【0046】なお、本実施形態のシステムには、第2〜
第4の実施形態と同様に、低温冷熱負荷として、ブライ
ンを直接に導入する小規模店舗の冷蔵庫または冷蔵商品
のショーケースとすること、製氷システムの製氷板内に
ブラインを循環させることで廃液を凍結排水する廃液処
理システムとすること、氷蓄熱装置と夜間電力または発
電装置の発電電力を利用した電気駆動式冷凍機にしてブ
ラインを循環させる構成として同等の作用効果を得るこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、アンモ
ニアを冷媒とする低温用吸収式冷凍システムまたは低温
用吸着式冷凍システムとマイクロガスタービン発電機と
を複合化し、マイクロガスタービンの排熱をアンモニア
蒸気の加熱源または吸着したアンモニアを脱着するため
の加熱源として利用し、冷凍・冷蔵負荷に冷熱を供給で
きるようにしたため、排熱を冷凍・冷蔵システムに効率
よく利用でき、しかもシステムの小型化、低コスト化、
電力のピークカットを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すコージェネレー
ションシステム構成図。
【図2】本発明の第2の実施形態を示すコージェネレー
ションシステム構成図。
【図3】本発明の第3の実施形態を示すコージェネレー
ションシステム構成図。
【図4】本発明の第4の実施形態を示すコージェネレー
ションシステム構成図。
【図5】本発明の第5の実施形態を示すコージェネレー
ションシステム構成図。
【図6】アンモニア吸収式冷凍機の構成例。
【符号の説明】
1…マイクロガスタービン発電装置 2…発生器 3…凝縮器 4…アンモニアタンク 5…蒸発器 6…冷却塔 7、10、17、21…ポンプ 8…膨張弁 9…低温冷熱負荷 13…散水装置 14…製氷板 15…冷ブライン槽 16…濃縮槽 18…貯氷槽 19…排水槽 20…温ブライン槽 22…電気駆動式冷凍機 23…氷蓄熱槽 31…吸着剤モジュール 32…切替バルブ 33…凝縮器 34…アンモニアタンク 35…膨張弁 36…蒸発器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 隆幹 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)発明者 浅野 義彦 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロガスタービン発電装置と、 アンモニアを冷媒とし、前記発電装置からの排熱をアン
    モニアガス蒸気の加熱源として利用することで冷熱した
    ブラインを低温冷熱負荷に供給するアンモニア低温用吸
    収式冷凍機とを複合化した構成を特徴とするコージェネ
    レーションシステム。
  2. 【請求項2】 マイクロガスタービン発電装置と、 アンモニアを冷媒とし、前記発電装置からの排熱を吸着
    剤に吸着したアンモニアガスを脱着するための加熱源と
    して利用することで冷熱したブラインを低温冷熱負荷に
    供給するアンモニア低温用吸着式冷凍機とを複合化した
    構成を特徴とするコージェネレーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記低温冷熱負荷は、前記ブラインを直
    接に導入する小規模店舗の冷蔵庫または冷蔵商品のショ
    ーケースとしたことを特徴とする請求項1または2に記
    載のコージェネレーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記低温冷熱負荷は、製氷システムの製
    氷板内に前記ブラインを循環させることで廃液を凍結排
    水する廃液処理システムとしたことを特徴とする請求項
    1または2に記載のコージェネレーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記低温冷熱負荷は、氷蓄熱装置と、夜
    間電力または前記発電装置の発電電力を利用した電気駆
    動式冷凍機にして前記ブラインを循環させる構成とした
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコージェネ
    レーションシステム。
JP2002079939A 2001-03-21 2002-03-22 コージェネレーションシステム Withdrawn JP2002357373A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014500787A (ja) * 2010-10-20 2014-01-16 コールドウェイ 複合材料製ジャケットを有する熱化学系

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014500787A (ja) * 2010-10-20 2014-01-16 コールドウェイ 複合材料製ジャケットを有する熱化学系
US9486763B2 (en) 2010-10-20 2016-11-08 Societe Coldway Thermochemical system having a housing made of a composite material

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