JP2002356418A - リラックスするゲル化入浴用組成物 - Google Patents

リラックスするゲル化入浴用組成物

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JP2002356418A JP2002112715A JP2002112715A JP2002356418A JP 2002356418 A JP2002356418 A JP 2002356418A JP 2002112715 A JP2002112715 A JP 2002112715A JP 2002112715 A JP2002112715 A JP 2002112715A JP 2002356418 A JP2002356418 A JP 2002356418A
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water
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lcst
bath
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Alloret Florence L
ラロレ フロランス
Florence Tournilhac
フロランス トゥルニラク,
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LOreal SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲル化入浴用組成物において、浴水の高い温
度及びその後の低い温度の両方で、特にその高い粘度に
よって入浴後に除去することが困難である等の従来製品
にある不便さ、制限、欠点及び不都合を解決し、使用の
条件下、つまり一般に30から50℃の水温でゲルであ
り、さらに、入浴の後に、一般的には浴水が冷えた後に
行われる排出又は例えばバスタブを空にすることが容易
にできる熱-ゲル化入浴用組成物を提供する。 【解決手段】 ゲル化入浴用組成物において、温度によ
って可逆的であるゲル化性を加熱時に有する、少なくと
も1種のゲル化ポリマー又は化合物を含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、場合によっては起
泡性のリラックスするゲル化入浴用組成物に関する。本
発明はまた、特定のポリマーと化合物の、これらの、好
ましくは泡立ち、リラックスし、さらに(熱-)ゲル化
する入浴用組成物における使用に関する。
【0002】本発明に係る組成物は、一般に本質的に局
所適用、特に化粧的又は皮膚科的用途のための組成物で
ある。本発明の技術分野は、ゲル化および起泡性入浴剤
の分野と定義することができる。実際に、現在ゲル化と
起泡の両方がある入浴剤とされる製品、例えばエステゼ
リー(登録商標)の名称で販売されている日本の製品が
ある。このように増粘された入浴剤は、極めてリラック
スする無重力状態の感覚を提供する。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】この
ような組成物は、例えば次の文献に開示される。文献J
P-A-61(86)-68411には、高い水吸収能を有
する樹脂の粉末をバスタブ内の水又は温水に加え、その
結果水が粒子の流動的な水性アグリゲートに変わる、ヒ
トの体に活性物質を適用し吸収させる方法を開示してい
る。活性成分が続いて添加され、粒子のアグリゲートの
顆粒又は粒子の間の空間に均一に保持される。活性物質
は、油性の化粧料、栄養剤、ビタミン又は医薬化合物で
あり得る。
【0004】高い水吸収能を有する樹脂は、好ましくは
多数のカルボキシル基及びヒドロキシル基を含む高分子
量のポリマー化合物である。このような樹脂の粉末が水
に入れられると、その顆粒は水を吸収し、膨張し、他の
ものと接触しても固まらないが、代わりに他のものに対
して自由に滑って粒子の流動的水性アグリゲートを付与
する球状の水性粒子の形態になる。好ましいポリマー
は、ビニルアルコール、ビニルアセテート、アクリル酸
のカルボキシル基をそのナトリウム塩に変えたアクリル
酸メチル、アクリル酸のコポリマーでありうるIget
agel(登録商標)Pである。このような微粉状樹脂
は、その自重の400から500倍の水吸収能がある。
【0005】文献JP-A-62(87)-106669に
は、必須成分として高い水吸収能を持つ高分子量の化合
物を含む入浴用製品が開示されている。化合物は、アク
リル酸ナトリウムの3次元的架橋生成物、水酸化ナトリ
ウムで中和したポリアクリル酸の生成物の重合により調
製される樹脂、デンプンへのアクリロニトリルのグラフ
ト重合によって調製される化合物、及びアクリル酸-ビ
ニルアルコール化合物のコポリマーから選択される。こ
れらの化合物は、それ自信の重量の300から1000
倍の割合で水を吸収し、ゲルの形態で凝固する。それら
が水又は温水、例えばバスタブ内の水又は温水にそれ自
体の1000から2000倍の量で溶解すると、それら
は半流動性粘性ゼリーの形態になる。
【0006】文献JP-A-6(94)-172155は、
多糖類及びその誘導体、水溶性合成ポリマー及び水膨張
性粘土物質から選択される少なくとも1つの増粘剤を含
む入浴用製品に関する。この増粘剤が0.5重量%/容
積の割合で溶解した水の粘度は、10cPs以上であ
る。合成ポリマーはカルボキシビニルポリマーとその
塩、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リ(メチルメタクリレート)、水酸化ナトリウムで中和
したポリアクリル酸、ポリアクリルアミド及びポリ(エ
チレンオキシド)から選択される。
【0007】浴槽で使用される場合、この文献の製品は
その温度と入浴後の体の温度を維持し、浴槽全体を均一
な温度にすることができる。粘度の上限は100000
0cPsを超えてはならないが、これはこの値を超える
と、バスタブの清掃の問題が解決できないからである。
上記のことから、現在あるリラックスするゲル化入浴用
組成物は、浴槽の高い温度及びその後にそれが冷えた低
い温度の両方で、特にその高い粘度によって入浴後に除
去することが困難であるという大きな不都合がある。こ
の問題を克服するために提供される解決策は、浴水の流
動化のために塩を加えることであるが、必要な塩の量が
多く、実施するには幾分非実用的である。
【0008】従って、第1に、使用の条件下、つまり一
般に30から50℃の水温でゲル化し、第2に、入浴の
後に、一般的には浴槽が冷えた後に行われる排出又は例
えばバスタブを空にすることが容易にできる入浴用組成
物、つまり浴槽内に入れる組成物に対する需要がある。
さらに、このような組成物は、好ましくは肌にあまり攻
撃的でなく、安定した泡を形成することが必要である。
本発明の目的は、とりわけ、これらの必要性を満たすこ
とである。
【0009】本発明の目的はまた、従来技術の組成物の
不便さ、制限、欠点及び不都合がなく、従来技術の組成
物の問題を解決する、リラックス特性を有する熱-ゲル
化入浴用組成物を提供することである。この目的とまた
その他の目的は、本発明において、少なくとも1つのゲ
ル化ポリマー又は化合物を含むゲル化入浴用組成物によ
って達成され、前記ゲル化ポリマー又は化合物は、温度
による可逆性がある加熱時にゲル化特性を有する熱-ゲ
ル化ポリマー又は化合物である。
【0010】本発明の好ましい実施態様に従うと、組成
物は起泡性組成物である。さらに、一又は複数の界面活
性剤、好ましくは起泡性の界面活性剤を含む。本発明に
係る入浴組成物に含有されるポリマー又は化合物は、第
1にこの組成物を使用条件下、つまり一般的には浴槽の
標準温度に相当する比較的高い温度でゲル化状態にし、
第2に、単純な冷却により入浴後の組成物の容易な除去
を可能にする。
【0011】より詳細には、一般的にゲル化温度として
知られるある温度を超えると、ポリマー又は化合物とこ
れによる組成物はゲル形態で存在し、この温度を下回る
と、ポリマー又は化合物とこれによる組成物は顕著に低
い粘度を有し、そして組成物はほとんど液体であり、従
って排出が容易である。温度による可逆性がある加熱時
にゲル化特性を有しているあらゆる熱-ゲル化化合物又
はポリマーが、本発明の組成物における使用に適してい
る。
【0012】これらの化合物又はポリマーは、特に次の
化合物又はポリマー: − 水溶性単位と水中で下限臨界溶液温度(LCST)
を示す単位を含むポリマー; − セルロース誘導体、例えばメチルセルロース及びヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース; − ポリオキシアルキレン型のブロックを有するコポリ
マー; − 非イオン性セルロースエーテル; − 水溶液中に二層構造を形成する少なくとも1の界面
活性剤の存在下での会合性(associative)の水溶性ポリ
マー; から選択することができる。
【0013】これらの化合物又はポリマーのうち、好ま
しいものは水溶性単位及び水中で下限臨界溶液温度LC
STを示す単位を含むポリマーであるが、それは、それ
らにより低い濃度で、他の化合物又はポリマーから形成
される組成物よりも界面活性剤の存在に対して感受性が
低い透明の熱-ゲル化水性組成物を得ることができるか
らである。水溶液におけるそのポリマーの前記LCST
単位の加熱時の偏析温度は、好ましくは1%の前記単位
の水中質量濃度で、5から40℃である。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】驚
くべきことに、上に定義したような特定のポリマー又は
化合物を含む、本発明に係るゲル化入浴用組成物は、前
に列挙した必要性を満たすことができ、前の部分に記載
した要求を全て満たす。特に該ポリマー又は化合物は、
標準的な使用条件下、つまり一般的に30から50℃の
水温で浴水をゲル化するが、驚くべきことに、入浴後に
単純な冷却によって、浴水がある容器、例えばバスタブ
を容易に排水でき、又は空にすることができる、入浴用
組成物を得ることができる。
【0015】言い換えると、入浴の後、つまり入浴をし
た容器の内容物が冷えたとき、本発明の特定のポリマー
又は化合物の存在のために、浴水の粘度がこれらのより
冷たい、例えば5から30℃の温度に低下するので、前
記容器を排水又は空にすることが容易である。一例とし
て、粘度はそのとき、0.001から0.5Pa.s.
となり、これは容易に流れる液体又は実質的な液体状態
に対応する。容易な又は手軽な排水又は空にすることと
は、一般にバスタブのような容器の中身が流動し、粘度
が低下し、外的な干渉なしに重力のみの影響下で、通常
この目的で提供される排水又は水抜き口を流れることが
できることを意味すると理解される。
【0016】従来技術の組成物とは対照的に、本発明の
組成物に含まれる特定のポリマー又は化合物の特性のた
めに、入浴用容器の内容物の粘度における低下が浴槽の
冷却の間に起こるが、従来技術の組成物では、どのよう
な温度であっても、浴水の粘度が一定のまま又は高いま
まであるために、入浴が行われる容器を排水し又は空に
することはとても困難で、実際には不可能でさえある。
さらに、従来技術の組成物に比較して、粘度の低下が本
質的にポリマー化合物の特性に依存するので、容易な排
水又は空にすることを可能にするために、本発明の組成
物が塩、特に大量の塩を含有する必要はない。
【0017】さらに、本発明に係る組成物は、一般的に
界面活性剤とするものをほとんど又は全く含まなくて
も、泡立つことができる。このために、本発明の入浴用
組成物又は製法は、皮膚に低刺激性である。本発明に係
る(熱-)ゲル化入浴用組成物は、一般に高い起泡特性
を有し、特に30℃以上、特に30から50℃の温水の
存在下で安定した泡を生成する。
【0018】本発明に係る入浴用組成物は、浴槽に入れ
ることを意図する組成物、浴槽、つまりバスタブのよう
な容器に存在する所定量の水に添加するための組成物で
あることを注記する。前記容器に存在し、一般にポリマ
ー又は又は化合物のゲル化温度よりも高い温度、つまり
例えば30から50℃である水への本発明に係る組成物
の添加は、前記容器に起泡ゲル型の構造を形成しうる。
このような起泡ゲルの粘稠度は非常にリラックスする。
このために、入浴のための容器の内容物に添加される本
発明に係る入浴用組成物の量は、これら内容物、つまり
本質的には水の、粘度の増加が得られ、例えば、0.5
Pa.s以上、例えば0.5から100Pa.sの粘度
に対応する適した粘稠度を達成するような量である。
【0019】入浴後の冷却の間に、温度はポリマー又は
化合物のゲル化温度(Tgel)以下になり、浴水が、
本発明に従って用いられるポリマー又は化合物の可逆的
な熱ゲル化特性の結果として、それに比較して非常に低
い粘度を有し、それに流動的な粘稠度を付与する。入浴
用組成物における可逆的な熱ゲル化特性を有する化合物
又はポリマーの配合は、従来技術において開示も示唆も
されていない。本発明に係る(熱-)ゲル化入浴用組成
物は、それらのゲル化温度よりも一般的に高い温度であ
る浴水を形成する温水中に入れられる前は、それらが保
存されている間、室温においてあらゆる形態で存在する
ことができる。
【0020】これは「瓶の中において」、つまり浴槽の
水に入れられる前で、一般にこの場合に起こる温度上昇
の前、この使用時に同様に一般に起こり、一般に浴槽の
水の撹拌に関連した可能な泡の形成の前では、本発明の
組成物が利用するテクスチャーの範囲は限定されないこ
とを意味する。本発明に係る入浴用組成物は、固体組成
物、好ましくは粒子又は粉末の形態、あるいは場合によ
ってはゲル化した液体組成物、例えば濃縮水溶液の形態
であることができる。
【0021】本発明によると、組成物は好ましくは粒子
の形態の固体組成物であり:そのような粒子のサイズ及
び形状は限定されない。例えば、それらはビーズ、顆
粒、粉末又は他の粒子であり得る。例えば、それは、1
μmから5×10μmの範囲の粒子サイズを有する粒
子を含みうる。本発明の組成物の形態を自在に変えるこ
とが可能であるが、この形態に関わらず、使用の間、つ
まり、温度の上昇(例えば、30から50℃)に伴って
浴槽を形成する水に取り込まれる時、ポリマー又は化合
物のゲル化力が現れ、ゲル化がおそらくは安定した長持
ちする泡を生成して生じる。このテクスチャーは浴槽の
冷却の間に消え、その粘度は低下し、容易に排水する又
は空にすることができる。
【0022】さらに、本発明の組成物に含まれるポリマ
ー又は化合物、特に水溶性単位及びLCST単位を含む
ものは、泡を「消さない」こと、またそれが長時間安定
であることが分かった。さらに本発明は、所定の温度の
容器内にある体積又は質量の水をゲル化し、前記容器か
らの排水を容易にするために冷却した時に前記体積の水
を流動化させるための、本明細書に記載されているよう
な、温度により可逆性がある加熱時にゲル化特性を有す
る熱ゲル化ポリマー又は化合物の使用に関する。前記の
所定の温度は、一般に30から50℃であり、普通浴槽
の温度に相当する一方、冷却後の温度は一般に5から3
0℃である。本発明に係る組成物の必須成分は、温度に
よる可逆性があるゲル化特性を有する熱-ゲル化化合物
又はポリマーである。
【0023】これらのポリマー又は化合物は特に以下の
化合物から選択される: − 水溶性単位及び水中で下限臨界溶液温度(LCS
T)を示す単位からなる水溶性ポリマー; − ある濃度(例えば、約3%)の水溶液中で、それら
の下限臨界溶液温度(LCST)未満の限られた温度範
囲で熱-ゲル化特性があるセルロース誘導体、例えばメ
チルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス。このような誘導体は例えば文献[1]に開示されて
いる; − ポリオキシアルキレン型(例えば、2から6のC)
のブロックコポリマー、例えば、水溶液中に20から3
0%の範囲の濃度で、温度上昇によりゾル/ゲル変換性
のあるPluronics(登録商標PEO/PPO/
PEO)で、例えば文献[2]に記載されている。この
加熱時のゲル化は温度による可逆性がある; − 水溶液中において、イオン性界面活性剤(例えばド
デシル硫酸ナトリウム)の存在下で温度が上昇したとき
に増粘能のある、非イオン性セルロースエーテルで、例
えばエチルヒドロキシエチルセルロース、例えば文献
[3]に記載されているもの; − 文献[4]に記載されている水溶液中で二層構造を
形成する少なくとも1の表面活性剤の存在下で、会合性
のある水溶性ポリマー。例えば150000g/mol
の分子量を有し、(モルで)3%のオクタデシル鎖で修
飾されたポリアクリル酸は、1(重量)%水溶液とし
て、0.1モル/lの界面活性剤C12(EO)の存在
下で温度上昇時にゲル化特性を示す。
【0024】可逆性の熱-ゲル化系のうちでは、低濃度
(数パーセント)で、記載される他のポリマー又は化合
物から形成される組成物よりも界面活性剤の存在に対す
る感受性が低い透明の熱-ゲル化水性組成物を得ること
ができるので、水溶性単位及び水中で下限臨界溶液温度
(LCST)のある単位からなる水溶性ポリマーが好ま
しい。この点で、LCST単位は、ある温度以上で変わ
る水中溶解度を有する単位を意味すると理解されること
を注記する。それらは水に溶解性のある範囲を定義す
る、加熱時(又は曇り点)に偏析温度を示す単位であ
る。LCST単位だけからなるポリマーの濃度の関数と
して得られる最低偏析温度はLCST(下限臨界溶液温
度)として知られる。LCSTポリマーのそれぞれの濃
度に対して、加熱時偏析温度が得られる。それは、曲線
の最低点であるLCSTよりも高い。この温度より低い
と、ポリマーは水に溶解し、この温度よりも高ければ、
ポリマーは水中でのその溶解性を失う。
【0025】本発明に係る組成物に使用される好ましい
ポリマーのLCST単位は、好ましくは本質的に上に記
載したような有利な熱-ゲル化特性を有するようなポリ
マーとすることができる特定の定義(5から70%、好
ましくは20から65%のポリマー中のLCST単位の
割合、及び水に2重量%の水中質量濃度に対して5から
50℃のゲル化温度)に対応する。好ましいポリマーの
LCST単位は、本発明に従い、1重量%の前記LCS
T単位の水中質量濃度に対して5から50℃の加熱時に
該溶液温度を有する。好ましくは、好ましいポリマーの
LCST単位の水溶液の加熱時該溶液温度は、1%の前
記LCST単位の水中質量濃度に対して、15から40
℃、より好ましくは20から35℃である。
【0026】好ましくは、「浴用組成物」つまり本発明
において浴槽に入れられる組成物から調製される最終浴
水中のポリマー又は化合物、特に好適なポリマーの濃度
又は、浴水のゲル化濃度が20から35℃の範囲に入る
ような濃度である。最終的な浴槽におけるポリマー又は
化合物、特に好ましいポリマーの濃度は、好ましくは、
一般的に30から50℃である浴槽の使用温度で所望の
テクスチャーを得るために、一般に1から200g/l
である。上に定義した水溶性単位及び特定のLCST単
位を有する上記の構造を持つ、入浴組成物に含まれる好
ましいポリマーは、水溶液中において、臨界温度以上で
のゲル化特性又は熱-ゲル化特性がある。
【0027】LCST鎖の偏析温度を超えて得られるこ
れらの加熱時ゲル化特性は、従来技術、特に文献[5]、
[6]及び[7]に記載されている。それらは、その溶
液温度を超えた疎水性ミクロドメイン内のLCST鎖の
会合により、従って主鎖の間を架橋するための節を形成
している。これらのゲル化特性は、好ましいポリマーの
濃度が、異なる高分子により担持されるLCSTグラフ
ト部の間の相互作用を可能にするのに十分であるときに
観察される。臨界凝集濃度又はCACとして知られる、
必要な最低濃度は、レオロジー測定により評価される:
本発明の組成物に含まれる好ましいポリマー水溶液の粘
度が、LCST鎖を含まない等価なポリマー溶液の粘度
よりもそれ以上で高くなる濃度である。
【0028】CACを超えると、本発明の好ましいポリ
マーは、温度がゲル化温度又はTgelとして知られる
臨界値よりも高くなるときにゲル化特性を有する。文献
のデータに従うと、、同じ濃度条件下のTgelとLC
ST鎖の偏析温度の間に良好な一致がある。本発明の組
成物に含まれる好ましいポリマーの水溶液のゲル化温度
は、レオロジー測定により決定される:本発明の組成物
に含まれる好ましいポリマー溶液の粘度が、LCST鎖
を含まない等価なポリマー溶液の粘度よりもそれ以上で
高くなる濃度である。本発明の好ましいポリマーは、例
えば2重量%に等しい水中質量濃度に対して、一般に5
から50℃、好ましくは15から40℃の特定のゲル化
温度により特徴づけられる。
【0029】本発明の組成物に含まれる他のポリマー及
び化合物は、例えば0.1から50重量%の水中質量濃
度で、15から50℃のゲル化温度を有する。この特定
のゲル化温度は、これらのポリマー及び化合物、特に好
ましいポリマーを、上に列挙した有利な特性すべて、特
に「熱い」温度でそのゲル化した起泡テクスチャーと冷
却した時の流動性を本発明の組成物に与えることができ
る。
【0030】温度により可逆性のあるゲル化特性を持つ
熱-ゲル化ポリマー又は化合物は従来から既知である
が、浴槽でのそれらの使用、特にそこからの排水を容易
にするための使用は決して記載も示唆もされていない。
特に、本発明の組成物に好ましく使用されるものになら
って、水溶性単位及びLCST単位を含み、LCST鎖
の偏析温度を超えて得られる加熱時ゲル化特性を有する
ポリマーはまた、すでに上に列挙した文献([5]、
[6]、[7])に記載されている。
【0031】文献[5]は、ポリ(エチレンオキシド)
(PEO)グラフト部を有する水溶性ポリアクリル酸骨格
を含むコポリマーの水溶液の可逆性の熱誘導性増粘化に
関する。文献[6]は、2-アクリルアミド-2-メチル
プロパンスルホン酸(AMPS)骨格及びポリ(エチレ
ンオキシド)側鎖を含むポリマーの水溶液で起こる熱誘
導性増粘に関する。同様に文献[7]は、水溶性ポリア
クリル骨格を有するか、又はPEOグラフト部を有する
AMPSをベースとするコポリマーの可逆性の熱誘導性
結合を記載する。文献[5]、[6]及び[7]に挙げ
られているようなポリマーは、特に油脂産業で使用され
る。
【0032】従って、文献[8]には、LCSTセグメ
ントを含むか、又はLCST側鎖を担持する水溶性骨格
を有する、特に増粘剤、ドリリングフルイド又は他の流
体、及びクリーニング用フルイドとして使用することが
できる熱-粘化ポリマーが開示される。文献[9]に
は、文献[8]のものと類似したポリマーと、場合によ
っては化粧品調製物における懸濁のための抗沈殿剤とし
ての使用が開示される。文献[5]から[9]には、ゲ
ル化入浴用組成物にポリマーを入れることが記載されて
おらず、さらに記載されているポリマーは本発明に係る
好ましいポリマーの特定のLCST単位を含んではいな
いことに留意されるべきである。
【0033】文献[10]にはまた、骨格にグラフトす
る熱-感受性単位とpH-感受性単位、例えばポリアクリ
ル単位、及びからなる骨格を含むコポリマーが開示され
ている。これらのコポリマーは温度ゲル化特性があり、
それらは剤又は医薬、場合によっては局所適用による化
粧品成分の放出と徐放に使用されている。入浴用製品で
のこれらのポリマーの使用は記載されていない。この文
献のコポリマーの温度感受性単位は、本発明の好ましい
ポリマーの特定のLCST単位ではない。さらに、文献
[10]に係るポリマーは、得られた製品の面倒な温度
不透明性により特徴づけられ、これは本発明の組成物に
使用される好ましいポリマーでは生じない。
【0034】実際に、この文献のポリマーは、全部のポ
リマーが、あらゆる温度で水溶性である本発明のポリマ
ーと比較して、20から40℃の温度範囲内でLCST
が全体にあるので、本発明の好ましいポリマーと基本的
に異なる。文献[11]及び[12]は、外的な「刺
激」の変化に応答して、凝集可能な感受性成分と構造的
な成分を含む可逆性のあるゲル化性のあるポリマー系を
開示している。外的な刺激は、例えば温度であり得る。
従って、少なくとも30のファクターの粘度の増加が、
ポリマー水溶液において4%よりも低い質量濃度で得ら
れることが示されている。
【0035】外的な刺激に対して感受性のある成分は、
基本的に本出願の好ましいポリマーのLCST単位と異
なる。これは、これらの外的刺激に対して感受性がある
成分が実際には少なくとも1の親水性断片及び1の疎水
性断片からなるためである。従って、感受性成分は、ブ
ロックコポリマー、例えばポロキサマー、例えばエチレ
ンオキシド(可溶性)及びポリプロピレンオキシド(不
溶性)のブロックポリマーであるPluronic(登
録商標)でありうる;このようなブロックコポリマー
は、LCSTに相当しない臨界温度を超えると顕微鏡レ
ベルで凝集する。非イオン性界面活性剤もまた感受性成
分として使用されうる。
【0036】文献[11]は、より詳細には、水溶性ポ
リアクリル骨格と、共有結合しないで前記骨格にからみ
ついている感受性のあるPluronic(登録商標)
成分から形成される、ポリマー網目構造に関する;従っ
てこの網目構造は、本発明の好ましいポリマーと共通の
点がない特定の構造を有する。対照的に、文献[12]
は、共有結合を有するポリマーを提供する。これらのポ
リマーは加熱時のゲル化特性を有し、それらは医薬を送
達するための医薬分野、及び化粧品の分野を含む多くの
他の分野で使用されうる。記載された化粧品への応用に
ついては、単にエマルジョンの例が記載されているだけ
である。それらは全てゲル化剤として作用するポリマー
に加えて、中性、アニオン性、カチオン性界面活性剤を
含む。浴水のゲル化におけるポリマーの使用は、決して
記載されておらず、特に本発明で得られる冷却に容易に
からにすることができる効果も記載されていない。
【0037】これらの製剤において、ポリマー系の感受
性成分は、加熱の間本発明の好ましいポリマーのものの
ようなLCSTとは異なって作用する。従って、前記の
感受性成分(例えばポリオキサマー)が約30−40℃
に熱される場合、ミセル化、つまり顕微鏡規模の凝集を
示し、ついで温度がさらに加熱されると、さらに高いL
CST温度を示す。このLCSTは高分子の間の巨視的
スケールの凝集に一致する。WO-A-9700275
[12]の16及び17ページには、ゲル化及びLCS
Tが、約70℃だけ異なる温度で得られるあることが示
され、ゲル化温度は、感受性成分のミセル化温度に相当
し、これはこれらのポリマーが我々の出願の好ましいも
のとは異なることを示している。さらに、文献[12]
で用いられる合成法のために、本発明の組成物の、特に
好ましいポリマーの場合のように、得られる最終ポリマ
ーの構造及び特性を十分に制御することは不可能であ
る。
【0038】文献[11]と[12]のようなポリアク
リル酸及びポロキサマーを含む、可逆性の熱-誘導ゲル
化性を有するポリマー系を用いた化粧品組成物はまた、
文献[13]から既知である。これもまた、これらの文
献のポリマー系が、本発明の組成物に使用されるものと
基本的に異なり、その結果、本発明の組成物の有利な特
性が得られない。WO-A-0035961[14]は、
乳化重合により温度誘導性増粘特性を有するポリマーの
調製、及び医薬及び化粧品組成物でのこれらのポリマー
の使用を開示している。これらのポリマーは、アルキレ
ンオキシドをベースとするLCST単位及び水溶性単位
を有するコポリマーであり得る。それらの熱誘導性増粘
特性を強化するために、ポリマーに非イオン性界面活性
剤の添加がなされている。
【0039】本発明に係るポリマー又は化合物の起泡性
ゲル化入浴用組成物での使用、特に特定のLCST単位
を示し、使用時の温度でこれらの浴水ゲル化特性を与
え、それに相まって冷却の影響下で粘度が減少する、本
発明に係る好ましいポリマーの使用は、従来技術の文献
に記載も示唆もされていない事が上記から分かる。本発
明において使用される好適なポリマー(水溶性端野を含
み、LCST単位を含む)は、一方には水溶性単位を、
他方には上述のLCST単位を含むブロックコポリマー
又はグラフトポリマーであり得る。
【0040】本明細書では、本発明に従って使用される
好ましいポリマーの水溶性単位又はLCST単位は、互
いに結合する基、一方では前記水溶性単位、他方では前
記LCST単位を含まないものと定義されることを明記
する。前記結合基は、一方では水溶性単位の前駆体が、
他方では前記LCST単位の前駆体にが存在する反応性
部位の、好ましいポリマーの調製の間の反応から生じ
る。従って本発明の文脈で使用される好ましいポリマー
は、例えば水溶性単位をLCSTブロックが交互になっ
たブロックを含んでなるブロックポリマーであり得る。
【0041】これらのポリマーはまた、グラフトポリマ
ーの形態で存在することができ、その骨格は水溶性単位
から形成され、前記骨格はLCST単位からなるグラフ
ト部を担持する。前記ポリマーは部分的に架橋されてい
てもよい。「水溶性単位」という用語は、一般にこれら
の単位が、特に少なくとも10g/l、好ましくは少な
くとも20g/lの割合において、5から80℃の温度
にて水に可溶である単位であることを意味すると理解さ
れる。
【0042】しかしながら、「水溶性単位」という用語
はまた、1重量%の水溶液において、5から80℃で巨
視的的な均一で透明な溶液、つまり、400から800
nmの間のどの波長であっても、1cm厚のサンプルを
通して少なくとも85%、好ましくは少なくとも90%
の最低光透過値を有することを可能にする以外は、上記
した溶解性を必ずしも有している必要はない単位を意味
すると理解される。これらの水溶性単位は、LCSTタ
イプの加熱時の偏析温度を示さない。これらの水溶性単
位は、全体的又は部分的に、重合、特にラジカル重合に
よって、又は重縮合によって得ることができ、あるいは
全体的又は部分的に、天然に存在する又は修飾された天
然のポリマーからなる。
【0043】一例としては、水溶性単位は、次のモノマ
ー: 1)(メタ)アクリル酸; 2)次の式(I):
【化2】 [上式中、 − RはH、-CH、-C又は-Cから選
択され;かつ − Xは、 − -OR'タイプのアルキルオキシドで、R'が少なく
とも1個のハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ
素)によって置換されていてもよい1から6の炭素原子
を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭化水素
ベース基であるもの;又は次のタイプの1つの基:スル
ホン(-SO )、硫酸(-SO )又はリン酸(-
PO);ヒドロキシル(-OH);第1級アミン
(-NH);又は第2級アミン(-NHR)、第3級
アミン(-NR)又は第4級アミン(-N
)で、R、R及びRは互いに独立して1か
ら6の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分
枝状の炭化水素ベース基であるもので、ただしR'+R
+R+Rの炭素原子の合計は7を越えず; − -NH、-NHR及び-NR基であって、
及びRは互いに独立して1から6の炭素原子を有
する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭化水素ベー
ス基であるもので、ただしR+Rの炭素原子の合計
は7を越えず、上記R及びRはハロゲン原子(ヨウ
素、臭素、塩素、フッ素)によって置換されていてもよ
いもの;又は次のタイプの1つの基:ヒドロキシル(-
OH);スルホン(-SO )、硫酸(-SO );
リン酸(-PO);第1級アミン(-NH);又
は第2級アミン(-NHR)、第3級アミン(-NR
)及び/又は第4級アミン(-N
で、R、R及びRは互いに独立して1から6の炭
素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭
化水素ベース基であるもので、ただしR+R+R
+R+Rの炭素原子の合計は7を越えないもの]の
ビニルモノマー; 3) 無水マレイン酸; 4) イタコン酸; 5) 式CH=CHOHのビニルアルコール; 6) 式CH=CH-OCOCHの酢酸ビニル; 7) N-ビニルラクタム、例えばN-ビニルピロリド
ン、N-ビニルカプロラクタム及びN-ブチロラクタム; 8) 式CH=CHOR(式中、Rは1から6の
炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の
炭化水素ベース基である)のビニルエーテル; 9) 水溶性スチレン誘導体、特にスチレンスルホナー
ト; 10) ジメチルジアリルアンモニウムクロリド;及び 11) ビニルアセトアミド、 から選択される少なくとも1種のモノマーの、重合、特
にラジカル重合によって全体的に又は部分的に得られう
る。
【0044】水溶性単位の全て又は一部を構成できる重
縮合物及び天然又は修飾された天然のポリマーは次の成
分: − 水溶性ポリウレタン; − キサンタンガム、特にケルコ(Kelco)社からケルト
ロール(Keltrol)T及びケルトロールSFなる名称で販
売されているもの;又はローディア(Rhodia)社からのロ
ジゲル(Rhodigel)SM及びロジゲル200; − アルギナート(モンサント(Monsanto)社のケルコゾ
ル(Kelcosol))とその誘導体、例えばアルギン酸プロピ
レングリコール(ケルコ社のケルコロイド(Kelcoloid)
LVF); − セルロース誘導体、特にカルボキシメチルセルロー
ス(ハーキュレス(Hercules)のアクアソルブ(Aquasorb)
A500)、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース及び第4級化ヒドロキシエチルセル
ロース; − ガラクトマンナンとその誘導体、例えばコンニャク
ガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアー、メチル
カルボン酸ナトリウム基により修飾されたヒドロキシプ
ロピルグアー(ローディア社のジャガー(Jaguar)XC9
7−1)、及びグアーヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウムクロリド;の一又は複数から選択される。ま
たポリエチレンイミンも挙げられる。
【0045】好ましくは、水溶性単位は、グラフトポリ
マーの水溶性骨格を構成する場合、1000g/モルか
ら50000000g/モルの範囲のモル質量を有す
る。これらの水溶性単位は、好ましくは、多ブロックポ
リマーのブロックを構成する場合、500g/モルから
100000g/モルの範囲のモル質量を有する。好ま
しくは、水溶性単位は、(メタ)アクリル酸と2-アクリ
ルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸から選択される
少なくとも1種のモノマーを含んでなる。ポリマー、特
に本発明において好適なポリマーのLCST単位は、あ
る温度を越えると変わる水中溶解度を持つ単位として定
義されうる。それらは水中溶解性の領域を定義する加熱
時(曇り点)に偏析温度を示す単位である。ポリマー濃
度の関数として定義される最低偏析温度はLCST(下
限臨界溶液温度)として知られている。ポリマーの各濃
度に対して、加熱時の偏析温度が観察される;それは、
曲線上の最下点であるLCSTよりも大きい。この温度
以下では、LCST単位を構成するポリマーは水に可溶
である;この温度を越えると、LCST単位を構成する
ポリマーは水での溶解性を喪失する。
【0046】これらのLCSTポリマーの幾らかは特に
Taylor等, Journal of Polymer Science, part A: Poly
mer Chemistry, 1975, 13, 2551 [15]; J. Bailey等, J
ournal of Applied Polymer Science, 1959, 1, 56 [1
6];及びHeskins等, Journal of Macromolecular Scienc
e, Chemistry A2, 1968, Vol. 8, 1441 [17]の論文に記
載されている。温度Tで水に可溶であるとは、少なくと
も1g/l、好ましくは少なくとも2g/lのTでの溶
解度を示す。LCSTは視覚的に測定することができ
る:水溶液の曇り点が現れる温度が決定される;この曇
り点は溶液の乳濁化又は透明性の喪失に反映される。一
般には、透明な組成物は1cm厚のサンプルを通して4
00nmと800nmの間の波長であれば如何なる波長
であれ、少なくとも85%、好ましくは少なくとも90
%の最大光透過値を有する。透過率は可視スペクトルの
波長で作動する分光光度計の光線に1cm厚のサンプル
を配することによって測定できる。
【0047】本発明において使用される好適なポリマー
のLCST単位は、次のポリマー: − ポリエーテル、例えばポリ(エチレンオキシド)(P
EO)、ポリ(プロピレンオキシド)(PPO)又はエチ
レンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)の
ランダムコポリマー; − ポリ(ビニルメチルエーテル); − LCSTを有するN-置換ポリマー性及びコポリマ
ー性アクリルアミド誘導体、例えばポリ-N-イソプロピ
ルアクリルアミド(Nipam)及びポリ-N-エチルアクリ
ルアミド、及び − ポリ-N-ビニルカプロラクタム及びN-ビニルカプ
ロラクタムのコポリマー、から選択される一又は複数の
ポリマーから構成されうる。好ましくは、LCST単位
は、ポリ(プロピレンオキシド)(PO)n[ここでnは1
0から50の整数である]、又は式: (EO)(PO) [上式中、mは1から40、好ましくは2から20の範
囲の整数であり、nは10から60、好ましくは20か
ら50の範囲の整数である]によって表されるエチレン
オキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のランダム
コポリマーからなる。好ましくは、これらのLCST単
位のモル質量は、500から5300g/モル、より好
ましくは1500から4000g/モルである。
【0048】EO及びPO単位のランダムな分布は、そ
れを越えると巨視的な相分離が観察される下限臨界溶液
温度の存在に反映されることが知見されうる。この挙動
は(EO)(PO)ブロックコポリマーの挙動とは異なって
おり、後者は臨界ミセル化温度として知られている温度
を越えるとミセル化する(顕微鏡スケールでの凝集)。
LCST単位は従ってアミノ化、特にモノアミノ化され
たエチレンオキシドとプロピレンオキシドのランダムコ
ポリマーとできる。これらのポリマーは、反応前は、反
応性部位、この場合にはアミノ基を担持しており、これ
が水溶性ポリマーの反応性部位、例えばカルボキシル基
と反応し、本発明において使用される最終のポリマーを
生じる。最終のポリマーでは、水溶性単位はLCST単
位と水溶性単位の前駆体によってそれぞれ担持されてい
る反応性基又は部位の反応により生じる結合基を介して
LCST単位に結合する。これらの結合基は例えばアミ
ド、エステル、エーテル又はウレタン基である。これら
の市販のLCSTポリマーとしては、ハンツマン(Hunts
man)社からジェフアミン(Jeffamine)、特にジェフアミ
ンXTJ−507(M−2005)、ジェフアミンD−2
000及びジェフアミンXTJ−509(又はT−30
00)なる名称で販売されているコポリマーを挙げるこ
とができる。
【0049】LCST単位はまたOH末端を持つランダ
ムEO/POコポリマー、例えばクラリアント(Clarian
t)社からポリグリコール(Polyglycol)P41及びポリグ
リコールB11なる名称で販売されているものから生じ
得る。本発明の好適なポリマーでは、LCST単位とし
て、LCSTを有するN-置換ポリマー性及びコポリマ
ー性アクリルアミド誘導体、及びポリ-N-ビニルカプロ
ラクタム及びN-ビニルカプロラクタムのコポリマーを
また使用することができる。LCSTを有するN-置換
ポリマー性及びコポリマー性アクリルアミド誘導体の例
としては、ポリ-N-イソプロピルアクリルアミド、ポリ
-N-エチルアクリルアミド及びN-イソプロピルアクリ
ルアミド(又はN-エチルアクリルアミド)と、上述の
式(I)を持つモノマー、無水マレイン酸、イタコン酸、
ビニルピロリドン、スチレンとその誘導体、ジメチルジ
アリルアンモニウムクロリド、ビニルアセトアミド、ビ
ニルアルコール、酢酸ビニル、ビニルエーテルと酢酸ビ
ニル誘導体から選択されるビニルモノマーとのコポリマ
ーが挙げられる。これらのポリマーのモル質量は、好ま
しくは1000g/モルから500000g/モル、好
ましくは2000から50000g/モルである。これ
らのポリマーは、アミノ化反応性末端を有する前駆体オ
リゴマーを得るために、過硫酸カリウムの存在下で塩酸
アミノエタンチオールのような一対の開始剤を用いるラ
ジカル重合によって合成することができる。
【0050】N-ビニルカプロラクタムポリマーの例と
しては、上述の式(I)を持つビニルモノマー又は無水マ
レイン酸、イタコン酸、N-ビニルピロリドン、スチレ
ンとその誘導体、ジメチルジアリルアンモニウムクロリ
ド、ビニルアセトアミド、ビニルアルコール、酢酸ビニ
ル、ビニルエーテルと酢酸ビニル誘導体から選択される
モノマーとN-ビニルカプロラクタムのコポリマーを挙
げることができる。これらのビニルカプロラクタムポリ
マー又はコポリマーのモル質量は、一般に、1000g
/モルから500000g/モル、好ましくは2000
から50000g/モルである。これらの化合物は、ア
ミノ化反応性末端を有するLCST単位を得るために、
過硫酸カリウムの存在下で塩酸アミノエタンチオールの
ような一対の開始剤を用いるラジカル重合によって合成
することができる。最終ポリマー中のLCST単位の質
量割合は、最終ポリマーに対して好ましくは5%から7
0%、特に20%から65%、なかでも30%から60
%である。
【0051】本発明において使用される好適なポリマー
の上記LCST単位の加熱時の偏析温度は、上記LCS
T単位の1重量%の水中質量濃度に対して、5から50
℃、好ましくは15から40℃であることが上記から分
かる。本発明において使用される好適なポリマーは、グ
ラフト化、共重合又はカップリング反応プロセスを使用
して当業者が自身の知識に基づいて容易に調製すること
ができる。最終ポリマーは、LCST側鎖又はグラフト
部を持つ水溶性骨格を示すグラフトポリマーの形態で存
在している場合、骨格を形成し最小10%(モル)のカ
ルボン酸官能基のような反応性基を担持する水溶性ポリ
マーに、少なくとも1つの反応性末端又は反応性部位、
特にアミノ化末端又は部位を有するLCST単位をグラ
フトさせることによってそれを調製することができる。
この反応はジシクロヘキシルカルボジイミド又は1-(3
-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドハ
イドロクロライドのようなカルボジイミドの存在下でN
-メチルピロリドン又は水のような溶媒中で実施するこ
とができる。
【0052】グラフトポリマーを調製するための他の可
能性は、例えばLCSTマクロモノマー(ビニル末端を
持つ上述のLCST鎖)と水溶性ビニルモノマー、例え
ばアクリル酸又は式(I)を持つビニルモノマー、例えば
2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸(A
MPS)を共重合させることからなる。最終ポリマーが
ブロックポリマーの形態で存在する場合、水溶性単位と
LCST単位の間に、各末端に相補的な反応性部位を持
つこれらの単位をカップリングさせることによりそれを
調製することができる。グラフト化プロセス及びカップ
リングプロセスの場合には、LCST単位の反応性部位
はアミン官能基、特にモノアミン、ジアミン又はトリア
ミン官能基、及びOH官能基とできる。この場合、水溶
性単位の反応性部位はカルボン酸官能基でありうる。水
溶性単位とLCST単位を結合させる基は従ってアミド
基又はエステル基である。上記から分かるように、本発
明のゲル化組成物は液状形態から固体形態(液体、クリ
ーム状、ペースト状又は固体形態)、例えば粒子となり
うる。
【0053】組成物は、液体である場合、程度の差はあ
れ流動性がある。それは本質的に連続水性相を含む。こ
の連続水性相は一般には、ポリマー又は化合物の濃縮し
た溶液、好ましくは濃縮した水溶液の形態である。本発
明に従えば、水相は、温度による可逆性のあるゲル化特
性を有する熱-ゲル化ポリマー又は化合物を含む。好ま
しくは前記したような水溶性ユニット及びLCSTユニ
ットを含む水溶性ポリマーである。溶液は、一般的に濃
縮溶液、つまり水相のポリマー又は化合物の質量濃度が
0.1から90%、好ましくは0.5から90%であ
る。
【0054】一般的に、この濃度は、本発明に係る組成
物の限定量、例えば100gを標準的な容量、例えば2
00lで添加する際に、所望のゲル化構造を生じるのに
十分であるべきである。本発明に係る組成物が固体組成
物、例えば粒子型組成物、特に粉砕型の組成物である場
合、ポリマー又は化合物の質量濃度は、同様の範囲内、
つまり固体組成物、例えば粉末のgあたり0.5から1
gのポリマー又は化合物である。本発明に係るゲル化組
成物は、上記の特定のポリマー又は化合物の存在によっ
て、起泡性の界面活性剤を有さないかほとんど有さずに
構成することができ、つまり界面活性剤の濃度は例えば
5質量%以下、好ましくは1から5%である。
【0055】組成物が最終の用途に応じて一又は複数の
界面活性剤を含有する場合、組成物は組成物の全重量に
対して20重量%まで、例えば0.05から20%、よ
り好ましくは0.1から15重量%の界面活性剤を含有
することができる。本発明の組成物において使用できる
起泡性界面活性剤は非イオン性、アニオン性、両性又は
双性イオン性界面活性剤とその混合物でありうる;非イ
オン性界面活性剤が好ましい。非イオン性界面活性剤と
しては、例えば、アルキルポリグリコシド(APG)、
ポリオールと脂肪酸のエステル、ポリエチレングリコー
ルと脂肪酸のエステル、脂肪アルコールとポリオール
(エーテル)の誘導体、及びこれらの化合物のオキシア
ルキレン化(オキシエチレン化及び/又はオキシプロピ
レン化)誘導体を挙げることができる。またマルトース
エステル、ポリグリセロール化脂肪アルコール、グルカ
ミン誘導体、例えば2-エチルヘキシルオキシカルボニ
ル-N-メチルグルカミン、及びそれらの混合物を挙げる
ことができる。特に、アルキルポリグリコシドとして
は、アルキルポリグルコシド、例えばデシルグルコシド
((C/C11アルキル)ポリグリコシド(1,4))、例
えば花王ケミカル(Kao Chemicals)社からマイドール(My
dol)の名称で販売されている製品、ヘンケル(Henkel)社
からプランタレン(Plantaren)2000UP及びプラン
タケア(Plantacare)2000UPなる名称で販売されて
いる製品、及びセピック(Seppic)社からオラミックス(O
ramix)NS10なる名称で販売されている製品;カプリ
ルイル/カプリルグルコシド、例えばセピック社からオ
ラミックスCG110なる名称で又はBASF社からル
ーテンゾル(Lutensol)GD70なる名称で販売されてい
る製品;ラウリルグルコシド、例えばヘンケル社からプ
ランタレン1200N及びプランタケア1200なる名
称で販売されている製品;及びヘンケル社からプランタ
ケア818/UPなる名称で販売されている製品、及び
それらの混合物を挙げることができる。
【0056】マルトース誘導体は例えば欧州特許出願公
開第0566438号なる文献[18]に開示されたも
の、例えば6'-(O-オクタノイル)-D-マルトース、あ
るいは別に仏国特許出願公開第2739556号なる文
献[19]に開示された6'-(O-ドデカノイル)-D-マル
トースである。ポリグリセリン化脂肪アルコールとして
は、ポリグリセリン化ドデカンジオール(グリセロール
の3.5モル)、すなわちシメックス(Chimex)社からシ
メキサン(Chimexane)NFなる名称で販売されている製
品を挙げることができる。アニオン性界面活性剤として
は、例えば、カルボキシレート、アミノ酸誘導体、アル
キルサルフェート、アルキルエーテルサルフェート、ス
ルホネート、イセチオネート、タウレート、スルホスク
シネート、アルキルスルホセテート、ホスフェート及び
アルキルホスフェート、ポリペプチド、アニオン性アル
キルグリコシド誘導体、脂肪酸石鹸、及びそれらの混合
物を使用することができる。
【0057】カルボキシレートとしては、例えば、N-
アシルアミノ酸のアルカリ塩;アミノエーテルカルボキ
シレート(AEC)、例えば花王ケミカル社からアキポ
・フォーム(Akypo Foam)30なる名称で販売されてい
るラウリルアミドエーテルカルボン酸ナトリウム(3E
O);ポリオキシエチレンカルボン酸塩、例えば花王ケ
ミカル社からアキポ・ソフト45NVなる名称で販売さ
れているオキシエチレン化(6EO)ラウリルエーテル
カルボン酸ナトリウム(65/25/10 C 12−C
14−C16);ポリオキシエチレン化及びカルボキシ
メチル化オリーブ油脂肪酸、例えばバイオロジアEテク
ノロジア(Biologia E Technologia)社からオリヴェム(O
livem)400なる名称で販売されている製品;ニッコー
ル(Nikkol)社からニッコール(Nikkol)ECTD−6NE
Xなる名称で販売されているオキシエチレン化(6E
O)トリデシルエーテルカルボン酸ナトリウム;又はサ
ンヨー(Sanyo)社からビューライト(Beaulight)Shaa
なる名称で販売されている2-(2-ヒドロキシアルキル
オキシ)酢酸ナトリウムを挙げることができる。
【0058】アミノ酸誘導体は、例えばサルコシネー
ト、特にアシルサルコシネート、例えばシバ(Ciba)社か
らサルコシル(Sarkosyl)NL97なる名称で販売される
か、又はセピック社からオラミックスL30なる名称で
販売されているラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ニ
ッコール社からニッコール・サルコシネートMNなる名
称で販売されているミリストイルサルコシン酸ナトリウ
ム、又はニッコール社からニッコール・サルコシネート
PNなる名称で販売されているパルミトイルサルコシン
酸ナトリウム;アラニネート(alaninates)、例えばニッ
コール社からソディウム・ニッコール・アラニネートL
N30なる名称で販売されるか、カワケン(Kawaken)社
からアラノン・アレ(Alanone Ale)なる名称で販売され
ているN-ラウロイル-N-メチルアミドプロピオン酸ナ
トリウム、及びカワケン(Kawaken)社からアラノン・ア
ルタ(Alanone Alta)なる名称で販売されているトリエタ
ノールアミンN-ラウロイル-N-メチルアラニン;N-ア
シルグルタメート、例えば味の素社からアシルグルタメ
ートCT−12なる名称で販売されているトリエタノー
ルアミンモノココイルグルタメート、味の素社からアシ
ルグルタメートLT−12なる名称で販売されているト
リエタノールアミンラウロイルグルタメート、及び味の
素社からアミソフト(Amisoft)LS−11なる名称で販
売されているN-ラウロイル-L-グルタミン酸一ナトリ
ウム;アスパラテート、例えば三菱からアスパラック(A
sparack)LM−TS2なる名称で販売されているN-ラ
ウロイルアスパラギン酸トリエタノールアミンとN-ミ
リストイルアスパラギン酸トリエタノールアミンの混合
物;シトラート、及びそれらの混合物から選択すること
ができる。
【0059】グリシン誘導体としては、N-ココイルグ
リシン酸ナトリウム及びN-ココイルグリシン酸カリウ
ム、例えば味の素社からアミライト(Amilite)GCS−
12及びアミライトGCK−12なる名称で販売されて
いる製品を挙げることができる。アルキルエーテルサル
フェートとしては、例えば、ヘンケル社からサイポン(S
ipon)AOS225又はテキサポン(Texapon)N702パ
テ(Pate)なる名称で販売されているラウリルエーテル硫
酸ナトリウム(70/30 C12−C14)(2.2
EO)、又はローディアシミー社からローダペックス(R
hodapex)AB/20なる名称で販売されている(C12
−C14)アルキルエーテル(9EO)硫酸アンモニウム
を挙げることができる。スルホネートとしては、例え
ば、α-オレフィンスルホネート、例えばステパン(Step
an)社からバイオ−タージェ(Bio-Terge)AS−40なる
名称で販売され、ウィトコ(Witco)社からウィトコナー
ト(Witconate)AOS及びAOS PH12なる名称で販
売され又はステパン社からバイオ−タージェAS−40
CGなる名称で販売されているα-オレフィンスルホン
酸ナトリウム(C14−C16)、クラリアント社からホ
スタピュア(Hostapur)SAS30なる名称で販売されて
いるオレフィンスルホン酸第2級ナトリウム;又は直鎖
状のスルホン酸アルキルアリール、例えばマンロ(Manr
o)社からマンロゾル(Manrosol)SXS30、マンロゾル
SXS40及びマンロゾルSXS93なる名称で販売さ
れているキシレンスルホン酸ナトリウムを挙げることが
できる。
【0060】イセチオネートとしては、アシルイセチオ
ネート、例えばココイルイセチオネート、例えばジョー
ダン(Jordan)社からジョーダポン(Jordapon)CI Pな
る名称で販売されている製品を挙げることができる。タ
ウレートとしては、クラリアント社からホスタポン(Hos
tapon)CTパテ(Pate)なる名称で販売されているパーム
カーネル油メチルタウレートのナトリウム塩;N-アシ
ル-N-メチルタウレート、例えばクラリアント社からホ
スタポンLT−SFなる名称で販売されるか、ニッコー
ル社からニッコールCMT−30−Tなる名称で販売さ
れているN-ココイル-N-メチルタウリン酸ナトリウ
ム、又はニッコール社からニッコールPMTなる名称で
販売されているパルミトイルメチルタウリン酸ナトリウ
ムを挙げることができる。スルホスクシネートとして
は、例えば、ウィトコ(Witoco)社からセタシン(Setaci
n)103スペシャル及びレオポール(Rewopol)SB−F
A30K4なる名称で販売されているオキシエチレン化
(3EO)ラウリル(70/30 C12−C 14)ア
ルコールモノスルホスクシネート、ツウィマーシュワル
ツ(Zschimmer Schwarz)からセタシンFスペシャルペー
ストなる名称で販売されているC12−C14アルコー
ルのヘミスルホスクシネートの二ナトリウム塩、ヘンケ
ル社からスタンダポール(Standapol)SH135なる名
称で販売されているオキシエチレン化(2EO)オレアミ
ドスルホコハク酸二ナトリウム、サンヨー社からレボン
(Lebon)A−5000なる名称で販売されているオキシ
エチレン化(5EO)ラウラミドモノスルホスクシネー
ト、ウィトコ社からレオポールSB CS50なる名称
で販売されているオキシエチレン化(10EO)ラウリ
ルシトレートモノスルホコハク酸の二ナトリウム塩、又
はウィトコ社からレオダーム(Rewoderm)S1333なる
名称で販売されているリシノール酸モノエタノールアミ
ドモノスルホスクシネートを挙げることができる。
【0061】ホスフェート及びアルキルホスフェートと
して、例えば、花王株式会社(KaoChemical)からMA
P20の名称で販売されているラウリルモノホスフェー
トのようなモノアルキルホスフェート及びジアルキルホ
スフェート、ドデシルホスフェートのカルシウム塩、コ
グニス社からCrafol AP-31の名称で販売され
ているモノ及びジエステルの混合物(ほとんどがジエス
テル)、コグニス社からCrafol AP-20の名称
で販売されているオクチルホスフェートモノエステル及
びジエステルの混合物、Condea社よりIsofo
l 12 7 EO-ホスフェートエステルの名称で販売さ
れているエトキシル化した(7モルのEO)2-ブチル
オクチルホスフェートモノエステル及びジエステルの混
合物、ユニケマ社からArlatone MAP 230
K-40及びArlatoneMAP 230T-60の
照会のもとに販売されているモノ(C12-C13)アル
キルホスフェートのカルシウム又はトリエタノールアミ
ン塩、又はローディア社(Rhoia Chimie)からDerma
lcare MAP XC-99/09の名称で販売され
ているラウリルリン酸カルシウムを挙げることができ
る。
【0062】ポリペプチドは、例えば穀物アミノ酸、特
に小麦及びオート麦アミノ酸との脂肪鎖の縮合により得
られる。ポリペプチドとしては、例えば、クローダ社か
らアミノフォームW ORの名称で販売されている加水
分解したラウロイル小麦タンパク質のカリウム塩、Ma
ybrook社からMay-Tein SYの名称で販売
されている加水分解したココイル大豆タンパク質のトリ
エタノールアミン塩、Seppic社からProteo
l Oatの名称で販売されているオート小麦ラウロイ
ルアミノ酸のナトリウム塩、Deutsche Gel
atine社からGeliderm3000の名称で販
売されているココナッツ脂肪酸にグラフトしたコラーゲ
ン加水分解物、又はSeppic社からProteol
VS 22の名称で販売されている水素化ココナッツ酸
でアシル化した大豆タンパク質を挙げることができる。
【0063】アニオン性アルキルポリグリコシド誘導体
は、特に、アルキルポリグリコシド、特にポリアルキル
クルコシドから得られる、シトラート、タートラート、
スルホスクシナート、カルボナート及びグリセロールエ
ーテルであり得る。例えば、Cesalpinia社か
らEucarol AGE-ETの名称で販売されている
ココイルポリグリコシド(1,4)酒石酸エステルのナ
トリウム塩、Seppic社からEssai512MP
の名称で販売されているココイルポリグリコシド(1,
4)スルホコハク酸エステルの二ナトリウム塩、又はC
esalpinia社からEucarol AGE-EC
(登録商標)の名称で販売されているココイルポリグリ
コシド(1,4)クエン酸エステルのナトリウム塩が挙
げられ得る。他の陰イオン性ポリグリコシド誘導体は、
Soliance社からDodecyl-D-galactoside Uronat
eの名称で販売されているドデシル-D-ガラクトシドウ
ロン酸ナトリウムであり得る。
【0064】アニオン性界面活性剤として使用可能な脂
肪酸石鹸は、無機又は有機の塩基で塩化された天然又は
合成由来の脂肪酸である。脂肪鎖は、6から22の炭素
原子、好ましくは8から18の炭素原子を含みうる。無
機又は有機の塩基は、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属、アミノ酸及びアミノアルコール類から選択すること
ができる。塩としては、例えば、ナトリウム、カリウ
ム、マグネシウム、トリエタノールアミン、N-メチル-
グルカミン、リジン及びアルギニンの塩が使用されう
る。石鹸としては、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、又はステアリン酸のカリウム又はナトリ
ウム塩(ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及び
ステアリン酸カリウム又はナトリウム)、及びその混合
物を挙げることができる。
【0065】両性及び双性イオン性界面活性剤として
は、例えば、ベタイン、N-アルキルアミド-ベタイン及
びその誘導体、グリシン誘導体、スルタイン(sultaine
s)、アルキルポリアミノカルボキシレート、アルキルア
ンホアセテート、及びその混合物を使用することができ
る。ベタインとしては、例えば、ココベタイン、例えば
ヘンケル社からDehyton AB-30の名称で販売
されている製品、ラウリルベタイン、例えば、クラリア
ント社からGenagen KBの名称で販売されてい
る製品、オキシエチレン化(10EO)されたラウリル
ベタイン、例えば新日本理化株式会社からラウリルエー
テル(10EO)ベタインの名称で販売されている製
品、又はオキシエチレン化(10EO)されたステアリ
ルベタイン、例えば新日本理化株式会社からステアリル
エーテル(10EO)ベタインの名称で販売されている
製品を挙げることができる。
【0066】N-アルキルアミドベタイン及びその誘導
体では、例えば、三洋化成工業株式会社からLebon
2000HGの名称で販売されるか又はAlbright & Wil
son社によりEmpigen BBの名称で販売されてい
るコカミドプロピルベタイン、又はWitco社からR
ewoteric AMB12Pの名称で販売されてい
るラウラミドプロピルベタインを挙げることができる。
スルタインとしては、クローダ社からCrosulta
ine C-50の名称で販売されている、ココイルアミ
ドプロピルヒドロキシスルホベタインを挙げることがで
きる。
【0067】アルキルポリアミノカルボン酸塩(APA
C)としては、Akzo Nobel社からAmpho
lak7CX/C及びAmpholak7CXの名称で
販売されているココイルポリアミノカルボン酸ナトリウ
ム、Akzo Nobel社からAmpholak7T
X/Cの名称で販売されているステアリルポリアミドカ
ルボン酸ナトリウム、又はAkzo Nobel社から
Ampholak XO7/Cの名称で販売されている
カルボキシメチルオレイルポリプロピルアミンナトリウ
ムを挙げることができる。アルキルアンホアセテートと
しては、例えば、N-ココイル-N-カルボキシメトキシ
エチル-N-(カルボキシメチル)エチレンジアミンN-二
ナトリウム(CTFA名称:ココアンホ二酢酸二ナトリ
ウム)、例えばローディア社からMiranolC2M Concentre
NP の名称で販売されている製品、及びN-ココイル-N
-ヒドロキシエチル-N-(カルボキシメチル)エチレンジ
アミンN-ナトリウム(CTFA名称:ココアンホ酢酸
ナトリウム)を挙げることができる。
【0068】本発明に係る組成物が固体の粒子形態、好
ましくは微粒状形態である場合、界面活性剤としては、
例えばココイルイセチオン酸ナトリウム、Witco社
からRewoderm S 1333の名称で販売されて
いるリシノール酸モノエタノールアミドモノスルホサク
シネート、N-ラウロイル-L-グルタミン酸モノナトリ
ウム(Amisoft LS-11)及び日光ケミカルズ
からNikkol PMTの名称で販売されているパル
ミトイルメチルタウリンナトリウムのような粉末形態で
存在しうるものを使用するのが好ましい。水性相は、場
合によってはさらに、浴槽が25℃より低い温度で液体
である場合には組成物の全重量の0.01から20%の
質量濃度でゲル化剤を含む。
【0069】本発明の起泡組成物では、液体流動形態に
おいて、水相は好ましくは局所適用、特に化粧的な用途
を可能にする生理的に許容可能な媒質からなる。本出願
において、「生理学的に許容可能な媒質」という用語
は、例えば頭皮を含む皮膚、爪、粘膜、目及び毛髪又は
他の体のあらゆるケラチン部分のようなあらゆるケラチ
ン物質に適合性のある媒質を意味すると理解される。本
発明の起泡組成物の物理的に許容可能な媒質は、水を含
む。水の量は組成物の全重量に対して30から99.9
8重量%、好ましくは40から95重量%の範囲であり
うる。
【0070】使用される水は、水に加えてコーンフラワ
ーウォーターのようなフラワーウォーター、Vitte
lの水、Lucasの水、La Roche Posay
の水のようなミネラルウォーター、及び/又は温泉水で
あり得る。生理的に許容可能な媒質は、水に加えて、1
から8の炭素原子を含む低級アルコール、例えばエタノ
ール;ポリオール、例えばグリセロール;グリコール、
例えばブチレングリコール、イソプレングリコール、プ
ロピレングリコール又はPEG-8のようなポリエチレ
ングリコール;ソルビトール;糖、例えばグルコース、
フルクトース、マルトース、ラクトース及びスクロー
ス;及びそれらの混合物から選択される一又は複数の溶
媒を含みうる。溶媒の量は組成物の全重量に対して0.
5から30重量%、好ましくは5から20重量%の範囲
であり得る。
【0071】本発明のゲル化組成物はまた、化粧的及び
皮膚科学的分野で従来からあるアジュバンド、例えば無
機又は有機のフィラー、親水性又は親油性の活性成分、
保存料、ゲル化剤、可塑剤、抗酸化剤、香料、防臭剤、
固結防止剤(固形粒子の凝集を防止する薬剤)、金属イ
オン封鎖剤(EDTA)、酸性又は塩基性のpH調整剤
又は緩衝剤、及び色剤(顔料又は染色剤又は真珠光沢
剤)を含みうる。これらの様々な添加物の量は、該分野
で従来から使用されている量、例えば組成物の全重量に
対して0.01から20重量%である。もちろん、当業
者であれば、本発明に係る起泡組成物に添加するための
随意的な化合物を、これらの組成物に本質的に付随する
有利な特性が、考えられる添加によって実質的に不利な
影響を被らないように添加することに注意を払うであろ
う。
【0072】「フィラー」という用語は、組成物に嵩又
は堅牢さを与えるため、及び/又はメークアップにソフ
ト感、マット感及び均一性を与えるための、無色又は白
色で無機又は合成のラメラ状あるいは非ラメラ状の粒子
を含むと理解されるべきである。フィラーとしては、特
に、タルク、マイカ、シリカ、窒化ホウ素、オキシ塩化
ビスマス、カオリン、ナイロンパウダー、例えばNyl
on-12パウダー(Atochem社から販売されて
いるOrgasol)、ポリエチレンパウダー、テフロ
ン(登録商標)(テトラフルオロエチレンポリマーパウ
ダー)、ポリウレタンパウダー、ポリスチレンパウダ
ー、ポリエステルパウダー、場合によっては修飾されて
いてもよいデンプン、コポリマーミクロスフィア、例え
ばノーベルインダストリー社からExpancelの名
称で販売されているもの、マイクロスポンジ、例えばダ
ウコーニング社から販売されているPolytrap、
シリコーン樹脂のマイクロビーズ、例えば、東芝からト
スパールの名称で販売されているもの、沈降炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ヒ
ドロキシアパタイト、中空のシリカミクロスフィア(M
aprecos社のシリカビーズ)、ガラス又はセラミ
ックのマイクロカプセル、8から22の炭素原子、好ま
しくは12から18の炭素原子を有する有機カルボン酸
から誘導された金属石鹸、例えば、ステアリン酸亜鉛、
マグネシウム又はリチウム、ラウリン酸亜鉛又はミリス
チン酸マグネシウム、及びそれらの混合物を挙げること
ができる。
【0073】「顔料」という用語は、媒質中で不溶性で
あり、組成物を着色及び/又は不透明化することを意図
した白色もしくは有色で無機もしくは有機の粒子を含む
と理解されるべきである。それらは、白色または有色
で、無機物及び/又は有機物であってよく、通常の又は
ナノメータサイズのものであってよい。無機の顔料及び
ナノ顔料としては、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム
又は二酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、酸化鉄又は酸化
クロム、ナノチタン(二酸化チタンナノ顔料)、ナノ亜
鉛(酸化亜鉛ナノ顔料)又はフェリックブルーを挙げる
ことができる。有機顔料としては、カーボンブラック及
びレーキ類、例えば、ハロアシッド、アゾ又はアントラ
キノン染料のような酸性染料のカルシウム、バリウム、
アルミニウム又はジルコニウムの塩を挙げることができ
る。「真珠光沢剤」という用語は、光を反射する真珠光
沢のある粒子を意味するものと理解されるべきである。
考えられる真珠光沢剤としては、天然真珠母、酸化チタ
ンで、酸化鉄で、天然顔料で又はオキシ塩化ビスマスで
被覆されたマイカ、及び有色酸化チタン被覆マイカを挙
げることができる。
【0074】ゲル化剤(温度により可逆性のある加熱時
ゲル化特性を既に前記した、ゲル化化合物又はポリマー
以外)は、液体である場合に、組成物のテクスチャーに
適合し、乳液からクリームに及ぶ広範なテクスチャーに
利用できるように、本発明の組成物に添加することがで
きる。ここで考慮されるゲル化化合物は、温度に関係な
くゲル化特性を示す従来のゲル化剤である。既に上記し
たように、本発明に係る組成物は、低い温度、例えば室
温、「ジャーの中」で、あらゆる所望されるテクスチャ
ーをとりうる。組成物が使用される前に有しうるテクス
チャーに制限はない。
【0075】特に、組成物は、使用の時にゲル化した泡
を得るための化合物又はポリマー以外にゲル化剤を必ず
しも含む必要はない。これは、本発明の組成物に含まれ
る特定のポリマー又は化合物によって、例えば組成物の
使用時に生じる温度の上昇の間に得られる泡が、使用前
の入浴用組成物のテクスチャー又は形態にかかわらず、
ゲル化し安定するためである。従って、ゲル化剤は、単
に組成物がゲル化した外観を持つことが望ましい場合に
含有されるのみであり、この外観は、本発明では入浴用
組成物が持ちうる多くの外観、テクスチャー及び形態の
中の一つの特定の外観である。本発明の好ましい実施態
様に従えば、組成物はゲル化剤を全く又はほとんど
(0.1%未満)含まない。
【0076】使用可能なゲル化剤は、親水性のゲル化剤
であり得る。親水性のゲル化剤の例としては、特に、カ
ルボキシビニル(カルボマー)ポリマー、アクリルコポ
リマー、例えばアクリラート/アルキルアクリラートコ
ポリマー、ポリアクリルアミド、例えばSeppic社
からSepigel305(CTFA名称:ポリアクリ
ルアミド/C13−14イソパラフィン/ラウレス7)
又はSimulgel600(CTFA名称:アクリル
アミド/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムコ
ポリマー/イソヘキサデカン/ポリソルビン酸塩80)
の名称で販売されている架橋したコポリマー;架橋及び
/又は中和していてもよい2-アクリルアミド-2-メチ
ルプロパンスルホン酸のポリマー及びコポリマー、例え
ばHoechst社から「Hostacerin AM
PS」の名称で販売されているポリ(2-アクリルアミド
-2-メチルプロパンスルホン酸)(CTFA名称:アン
モニウムポリアクリルジメチルタウラミド);ポリサッ
カライド、天然ゴム、例えばキサンタンガム、粘土及び
それらの混合物を挙げることができる。
【0077】液体である場合の組成物は、場合によって
は油相を含みうる。この油相は、好ましくは少なくとも
1つの油を含みうる。本発明の組成物において使用可能
な油には、例えば: − 動物由来の炭化水素系の油、例えばペルヒドロスク
アレン; − 植物由来の炭化水素系の油、例えば4から10の炭
素原子を有する液状である脂肪酸のトリグリセリド、例
えばヘプタン酸又はオクタン酸トリグリセリド、あるい
は、例えばヒマワリ油、トウモロコシ油、大豆油、キュ
ウリ油、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ
油、アプリコット油、マカダミア油、アララ(arara)
油、ヒマシ油、アボカド油、カプリル/カプリン酸トリ
グリセリド類、例えばStearineries Dubois社から販売
されているもの、又はDynamit Nobel社からミグリオー
ル(Miglyol)810、812及び818の名称で販売さ
れているもの、ホホバ油又はシア(カリテ)バター油; − 特に脂肪酸の合成エステルとエーテル、例えばR
が8から29の炭素原子を有する脂肪酸部分を表し、R
が3から30の炭素原子を含む分枝状もしくは未分枝
状の炭化水素鎖を表す式RCOOR及びROR
の油、例えばプルセリン(Purcellin)油、イソノナン酸
イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸
2-エチルヘキシル、ステアリン酸2-オクチルドデシ
ル、エルカ酸2-オクチルドデシル又はイソステアリン
酸イソステアリル;ヒドロキシル化エステル、例えば乳
酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、
ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジ
イソステアリル、クエン酸トリイソセチル又は脂肪アル
コールのヘプタノアート、オクタノアート又はデカノア
ート;ポリオールエステル、例えばプロピレングリコー
ルジオクタノアート、ネオペンチルグリコールジヘプタ
ノアート及びジエチレングリコールジイソノナノアー
ト;及びペンタエリトリトールのエステル、例えばテト
ライソステアリン酸ペンタエリトリチル; − 鉱物又は合成由来で直鎖状又は分枝状の炭化水素、
例えば揮発性又は非揮発性流動パラフィンとそれらの誘
導体、液体ワセリン、ポリデセン、又は水素化ポリイソ
ブテン、例えばパーリーム油; − 天然又は合成のエッセンシャルオイル、例えば、ユ
ーカリ油、ラバンジン油、ラベンダー油、ベチベル油、
リツェアクベバ(litsea cubeba)油、レモン油、サンダ
ルウッド油、ローズマリー油、カモミール油、セイバリ
ー(savoury)油、ナツメグ油、シナモン油、ヒソップ
油、キャラウェイ油、オレンジ油、ゲラニオール(geran
iol)油、ケード(cade)油及びベルガモット油; − 8から26の炭素原子を有する脂肪アルコール、例
えばセチルアルコール、ステアリルアルコール及びその
混合物(セトステアリルアルコール)、オクチルドデカ
ノール、2-ブチルオクタノール、2-ヘキシルデカノー
ル、2-ウンデシルペンタデカノール、オレイルアルコ
ール又はリノレイルアルコール; − 部分的に炭化水素ベース及び/又はシリコンベース
のフッ化油、例えば文献JP−A−2−295912に
記載されたもの; − シリコーン油、例えば、揮発性又は非揮発性で直鎖
状又は環状のシリコーン鎖を持ち、室温で液状又はペー
スト状のポリメチルシロキサン類(PDMS)で、特にシ
クロヘキサシロキサンのようなシクロポリジメチルシロ
キサン類(シクロメチコーン類);ペンダント状の2か
ら24の炭素原子を有するアルキル、アルコキシ又はフ
ェニル基又は2から24の炭素原子を有するアルキル、
アルコキシ又はフェニル基をシリコーン鎖末端に含むポ
リジメチルシロキサン類;又はフェニル化シリコーン
類、例えばフェニルトリメチコーン類、フェニルジメチ
コーン類、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロ
キサン類、ジフェニルジメチコーン類、ジフェニルメチ
ルジフェニルトリシロキサン類、2-フェニルエチルト
リメチルシロキシシリケート類、及びポリメチルフェニ
ルシロキサン類; − それらの混合物;が挙げられる。
【0078】上述の油のリストにおいて、「炭化水素系
の油」とは、主として炭素及び水素原子を持ち、場合に
よってはエステル、エーテル、フッ化、カルボン酸及び
/又はアルコール基を有していてもよい任意の油を意味
すると理解される。油相に存在しうるその他の脂肪物質
は、例えば8から30の炭素原子を有する脂肪酸、例え
ばステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸及びオレイ
ン酸;ワックス、例えばラノリン、ミツロウ、カルナウ
バロウ又はキャンデリラロウ、パラフィンロウ、褐炭ロ
ウ、マイクロクリスタリンロウ、セレシン、オゾケライ
ト又は合成ロウ、例えばポリエチレンロウ、フィッシャ
ー-トロプシュロウ;ガム、例えばシリコーンガム(ジ
メチコノール);シリコーン樹脂、例えばトリフルオロ
メチル(C1−4)アルキルジメチコーン及びトルフルオ
ロプロピルジメチコーン;及びシリコーンエラストマ
ー、例えば信越社から「KSG」で、ダウコーニング社
から「トレフィル」、「BY29」又は「EPSX」の
名称で、又はGrant Industries社から「Gransi
l」の名称で販売されている製品を含んでもよい。この
ような脂肪物質は例えば所望のコンシステンシー又はテ
クスチャー特性を有するこのような組成物を調製するた
めに、当業者によって種々に選択されうる。
【0079】油相が含まれる場合、その量は、組成物の
全重量に対して、例えば0.01から50重量%、好ま
しくは0.1から30重量%の範囲でありうる。本発明
による組成物は、入浴用ゲル、入浴用パール、入浴用パ
ウダー、入浴用ミルク、入浴用クリーム等を含みうる。
まず、本発明による組成物、即ち、起泡性を有するが、
特に保管時に収容される容器内では起泡しない組成物か
ら、前記組成物、又は、液状又は固体状の本発明に係る
組成物が添加された浴槽に、攪拌等の機械的動力を加え
ることで、泡、即ち連続的な水相における気泡の分散が
得られる。この機械的動力は、特に利用者及び/又は水
の噴出又は噴流等により、又は組成物又は浴槽の内容物
が気流と混合され、水相にこの気体の泡を形成させる他
の方法により浴槽が掻き混ぜられることによるものであ
る。よって、気泡内のガスは、通常は空気である。
【0080】本発明による入浴用組成物は、例えば、次
の方法を使用することができる: − 本発明による組成物を、浴槽を形成する量の水に投
入する;この質量又は体積の水は既にゲル化温度より
「高い」温度、又は低い温度にしてあってもよい。 − 水を全体的に掻き混ぜ、本発明の組成物を水に均一
に分散させるようにする。水の温度が十分に高くなって
いる場合、攪拌により起泡し、すぐに起泡ゲルが形成さ
れる。ゲルが形成されなかった場合、本発明による組成
物を水に更に追加し、ゲル化が生じる濃度範囲まで上げ
ることが必要である。また、水の温度が足りなかった場
合、例えば非常に熱い湯等を追加することにより、浴槽
の温度をゲル化温度より高くし、望ましいゲルのテクス
チャーを得るようにしても良く、この時、浴槽の体積に
対して発明による組成物の量が十分であるように注意す
る必要がある。よって、ゲル化した浴水の温度は、通常
30から50℃である。
【0081】利用者は、本発明による組成物を浴槽に投
入した前又は後、何れにおいても入浴が可能である。浴
槽の温度は、実際には徐々に低下していき、例えばゲル
化した浴水の温度である30から50℃の温度から、本
発明による入浴用組成物に含まれるポリマー又は化合物
の可逆的な熱ゲル化効果が消滅することにより、浴水が
流動化し、粘性が非常に低くなる温度である5から30
℃の温度まで変化することもある。この温度低下は、入
浴時間にほぼ一致する時間の間に起きる。勿論、比較的
冷たい水を浴槽に足し、その温度を熱ゲル化効果が消滅
する範囲まで下げることで、この冷却及びそれに伴う浴
水の流動化を早めることもできる。再び浴水が低粘性の
液状に戻った時点で、バスタブ等の容器から、通常は重
力のみにより、あるいは冷水で洗浄することにより、簡
単に排出することができる。本発明のその他の特徴や利
点は、下記の説明により明らかとなるが、例示的なもの
であり、限定するものではない。
【0082】
【実施例】次の例において、水溶性単位と特定のLCS
T単位とを有する好適なポリマーを含有する、本発明に
よるゲル化組成物の調製方法を示す。これらの例に用い
るポリマーは、特定のLCST単位からなる側鎖又はグ
ラフト部を持つポリアクリル酸(PAA)骨格からな
る。それらは、水溶性骨格(ポリアクリル酸)のモル質
量、LCST鎖の化学特性、ポリマー中の質量比及びモ
ル質量によって特徴づけられる。ここで用いるポリマー
の特徴を、表1に示す。
【表1】 これらのポリマーは以下に示す方法により得られる。
【0083】ポリマー1の調製 還流冷却器を備えた500mlの反応装置内で、平均モ
ル質量450000g/モルのポリアクリル酸(アルド
リッチ)3gを、N−メチルピロリドン220mlに、
60℃で12時間攪拌して溶解する。水中濃度1重量%
の場合、曇り点が16℃である、分子量2600g/モ
ルのモノアミノ化ランダム(EO)6(PO)39コポリマー
(ハンツマン社のJeffamine M−2005)
4.181gを、50mlのN−メチルピロリドンに添
加し、20℃で15分攪拌して溶解する。得られた溶液
を、60℃における高速度の攪拌の下で、ポリアクリル
酸を含んだ反応媒質中に滴下する。2.158gのジシ
クロヘキシルカルボジイミドを、30mlのN−メチル
ピロリドンに、20℃で15分攪拌して溶解する。得ら
れた溶液を、60℃における高速度の攪拌の下で、ポリ
アクリル酸及びモノアミノ化ランダム(EO)6(PO)39
コポリマーを含む反応媒質中に滴下する。最後に、混合
物を60℃において12時間攪拌する。
【0084】混合物を20℃まで冷却し、次いで4℃の
冷蔵庫に24時間放置する。形成されたジシクロヘキシ
ル尿素の結晶を、反応媒質を濾過することで取除く。次
いで、19gの35%水酸化ナトリウム溶液(アクリル
酸のモル数の4倍に相当)を使用してポリマーを中和
し、沈殿させる。12時間放置後、沈殿したポリマーを
回収するため、反応媒質を濾過する。これを、35℃の
真空下で24時間乾燥させる。固体を13.55g回収
して、2lの脱イオン水に溶解する。この溶液を、遮断
限界が10000ダルトンに設定された膜を有するミリ
ポア型限外濾過装置で限外濾過する。このようにして精
製された溶液を、凍結乾燥してポリマーを固体形態とし
て得られるようにする。モノアミノ化ランダム(EO)
6(PO)39コポリマーが3.9%(モル)でグラフトさ
れたポリ(アクリル酸ナトリウム)(450000g/モ
ル)が7.05g得られる。最終的に得られたポリマー
におけるLCST単位の質量比は51%である。このよ
うにして得られたポリマーの溶解度は、20℃の水中
で、少なくとも10g/lである。
【0085】ポリマー2の調製方法 ポリ-N-イソプロピルアクリルアミド(pNIPAM)
グラフト部を有するポリマー2は、2段階の工程により
調製される: 1) アミノ化反応端を有するpNIPAMオリゴマー
の合成 8gのN−イソプロピルアクリルアミドと80mlのジ
メチルスルホキシドを、還流冷却装置及び窒素注入口を
供えた250mlの3つ口丸底フラスコに投入する。こ
の混合物を、攪拌しながら、水槽によって29℃まで加
熱した後、窒素でスパージする。45分経過後事前に4
mlのジメチルスルホキシドに溶解した0.161gの
塩酸アミノエタンチオールを反応媒質に添加する。更に
5分後、8mlのジメチルスルホキシドに溶解した0.
191gの過硫酸カリウムを反応媒質に添加する。この
反応媒質を、攪拌し、29℃の窒素雰囲気中に3時間放
置する。合成されたポリ-N-イソプロピルアクリルアミ
ド(pNIPAM)オリゴマーを、アセトン(40体積
%)とヘキサン(60%)の混合物から反応媒質の沈殿
によって分離する。
【0086】2) pNIPAMオリゴマーのポリアク
リル酸へのグラフト 還流冷却装置を供えた250mlの3つ口丸底フラスコ
において、分子量550000g/モルのポリアクリル
酸3gを100mlの1-メチル-2-ピロリドンに、6
0℃で12時間攪拌することで溶解する。事前に25m
lの1-メチル-2-ピロリドンに溶解した3.757g
のpNIPAMオリゴマーを、攪拌の下で、反応媒質に
滴下する。15分後、事前に25mlの1-メチル-2-
ピロリドンに溶解したジシクロヘキシルカルボジイミド
0.776gを、高速度攪拌の下で、反応媒質に滴下す
る。60℃において12時間、反応媒質を攪拌し続け
る。次いで、反応媒質を20℃まで冷却し、4℃の冷蔵
庫で24時間放置する。形成されたジシクロヘキシル尿
素の結晶を、濾過により取除く。次に、19gの35%
水酸化ナトリウム溶液(アクリル酸のモル数の4倍に相
当)を用いてポリマーを中和し、沈殿させる。12時間
放置後、沈殿したポリマーを回収するため、反応媒質を
濾過する。これを、35℃の真空下で24時間乾燥させ
る。
【0087】固体を10.2g回収して、2lの脱イオ
ン水に溶解する。この溶液を、遮断限界が10000ダ
ルトンに設定された膜を有するミリポア型限外濾過装置
を用いて限外濾過する。このようにして精製された溶液
を、凍結乾燥してポリマーを固体形態として得られるよ
うにする。0.9%(モル)のポリ-N-イソプロピルア
クリルアミドでグラフトしたポリ(アクリル酸ナトリウ
ム)(550000g/モル)が4.8g得られる。最
終的に得られたポリマーにおけるLCST単位の質量比
は49%である。グラフトが、ポリマー1と同様にモノ
アミノ化ランダム(EO)6(PO)39コポリマー(Jef
famine M−2005)によるポリマー3は、例
1と同様の方法で調製した。
【0088】上述のように調製された3つのポリマーの
臨界凝集濃度(CAC)は、円錐/板(cone/plate)構
成(35mm, 2°)及び温度を5から80℃の間に調
節するためサーモスタット制御恒温槽を具備したHaa
ke RS 150レオメーターを用いて上述の方法に従
い、流体力学的に決定された。測定は、温度を0.5℃
/分の割合で15から50℃まで変動させ、10s-1
剪断速度において流動モードで行われた。0.2 Mの
NaCl中のポリマー1について;臨界凝集濃度(CA
C)はおよそ1重量%である。純水中のポリマー2につ
いて;臨界凝集濃度はおよそ0.3重量%である。一
方、0.2MのNaCl中のポリマー3について;臨界
凝集濃度(CAC)はおよそ1重量%である。以下の実施
例において行われた流体力学的測定は、温度を0.5℃
/分の割合で20から35℃まで変動させる以外は、C
AC値を決定するために実施された測定と同じ方法及び
同じ条件で実施された。
【0089】実施例1 本実施例は、5重量%のポリマー1を含む入浴用組成物
について記載する。 a)組成物(事実上、本発明に係る組成物ではないが、事実上、最終的な浴水は 本発明(この場合、ポリマー及び塩のみを含む)の組成物を水に取込むことによ り調製される) ポリマー1 5g NaCl 1.17g 脱塩水 93.83g 本組成物は、2時間撹拌しながらポリマーを塩水に単純
に加えることにより調製される。
【0090】b)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明に従って得られた入浴用組成物は、以下に示す粘性を
示す: 20℃における粘性(10s-1 )=0.015 Pa.s. 35℃における粘性(10s-1 )=10 Pa.s. 35℃まで加熱した後の、20℃における粘性(10s-1
=0.015 Pa.s. ポリマー1のゲル化力により、35℃においてゲル化さ
れた浴水を得ることが可能となる。温度が35℃から2
0℃に低下する場合、組成物は流動化し、その結果容易
に除去され得る。
【0091】実施例2 本実施例は、1重量%のポリマー2を含む入浴用組成物
について記載する。 a)組成物 ポリマー2 1g 脱塩水 99g 本組成物は、2時間撹拌しながらポリマーを単純に水に
加えることにより調製される。
【0092】b)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明に従って得られた入浴用組成物は、以下に示す粘性を
示す: 20℃における粘性(10s-1 )=0.17 Pa.s. 35℃における粘性(10s-1 )=0.7 Pa.s. 35℃まで加熱した後の、20℃における粘性(10s-1
=0.16 Pa.s. ポリマー2のゲル化力により、35℃においてゲル化さ
れた浴水を得ることが可能となる。温度が35℃から20℃
に低下する場合、組成物は流動化し、その結果容易に除
去され得る。
【0093】実施例3 本実施例は、5重量%のポリマー3及び3%のアルキル
ポリグリコシド界面活性剤を含む入浴用組成物について
記載する。使用された界面活性剤は、(C10-14アルキ
ル)ポリグリコシドで、OramixR NS10との名称でSeppic
Rにより販売されている。 a)組成物 ポリマー3 5g OramixR N510 3g 脱塩水 92g 本組成物は、ポリマー3の10%溶液とOramixR NS10の
6%溶液を同じ比率で混合することにより調製される。
これら2つの原溶液は、2時間撹拌しながらポリマー
(又は界面活性剤)を単純に水に加えることにより調製
される。
【0094】b)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明に係る組成物は、以下の粘性を示す: 20℃における粘性(10s-1 )=0.06 Pa.s. 35℃における粘性(10s-1 )=0.8 Pa.s. 35℃まで加熱した後の、20℃における粘性(10s-1
=0.07 Pa.s. ポリマー3のゲル化力により、35℃においてゲル化さ
れた浴水を得ることが可能となる。温度が35℃から2
0℃に低下する場合、組成物は流動化し、その結果容易
に除去され得る。
【0095】実施例4 本実施例は、加熱-ゲル化システム、及び水溶液中で二
層構造を形成する界面活性剤と組合わせた関連ポリマー
を含む入浴用組成物について記載する。 a)加熱-ゲル化システム 150000 g/molのモル質量を持つポリ(アク
リル酸ナトリウム)は、ドデシル鎖の3%(モル比)が
グラフトされ、エトキシル化アルキル界面活性剤C12
(EO)と混合される。 b)入浴用組成物 ポリマー 1g C12(EO)4 3.24g 脱塩水 95.76g 本組成物は、ポリマーの2%溶液と界面活性剤の6.4
8%溶液を単純に混合することにより調製される。これ
ら2つの原溶液は、撹拌しながらポリマー(又は界面活
性剤)を単純に水に加えることにより調製される。
【0096】c)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明に係る組成物は、以下の粘性を示す: 20℃における粘性(10s-1 ) 1 Pa.s. 35℃における粘性(10s-1 ) 40 Pa.s. 35℃まで加熱した後の、20℃における粘性(10s-1 ) 1 Pa.s. ポリマー+界面活性剤システムのゲル化力により、35
℃においてゲル化された浴水を得ることが可能となる。
温度が35℃から20℃に低下する場合、組成物は流動
化し、容易に除去され得る。
【0097】実施例5 本実施例は、ゲル化システム及びメチルセルロースを含
む入浴用組成物について記載する。 a)加熱-ゲル化システム ダウケミカル社により供給されるMethocelRA100;メト
キシ基による置換度は1.6と1.8の間 b)入浴用組成物 ポリマー 5g 脱塩水 95g 本組成物は、撹拌しながらポリマーを単純に水に加える
ことにより調製される。
【0098】c)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明に係る組成物は、以下の粘性を示す。 20℃における粘性(10s-1 ) 1 Pa.s. 40℃における粘性(10s-1 ) 10 Pa.s. 40℃まで加熱した後、20℃における粘性(10s-1 ) 0.9 Pa.s. 当該ポリマーのゲル化力により、40℃においてゲル化
された浴水を得ることが可能となる。温度が40℃から
20℃に低下する場合、組成物は流動化し、容易に除去
され得る。
【0099】実施例6 本実施例は、熱-ゲル化システム及びPEO/PPO/
PEOブロックコポリマーを含む入浴用組成物について
記載する。 a)熱-ゲル化システム BASF社により供給されるPluronic P-85;そのモル
比は4500g/molであり、;PEOブロックのモ
ル質量は1125g/molに等しく、PPOブロック
のモル質量は2250 g/molに等しい。 b)入浴用組成物 ポリマー 27g 脱塩水 73g 本組成物は、撹拌しながらポリマーを水に単に加えるこ
とにより調製される。
【0100】c)ゲル化特性及び冷却下での浴槽からの
除去 上述のように調製された組成物のゲル化特性及び冷却に
よる流動化が、流体力学的測定により実証された。本発
明の組成物は、以下の粘性を示す。 20℃における粘性(10s-1 ) 0.03 Pa.s. 35℃における粘性(10s-1 ) 150 Pa.s. 35℃まで加熱した後、20℃における粘性(10s-1 ) 0.04 Pa.s. 当該ポリマーのゲル化力により、35℃においてゲル化
された浴水を得ることが可能となる。温度が35℃から
20℃に低下するとき、組成物は流動化し、容易に除去
され得る。
【0101】参考文献 [1] N. Sarkar, J. Appl. Polym. Sci., 1979, 24, 107
3. [2] W. Brown, K. Schillen, M. Almgren, S. Hvidt,
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───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB332 AD051 AD052 AD091 AD092 AD261 AD281 AD392 BB32 BB36 BB60 CC25 DD16 DD21 DD23 DD25 DD41 DD50 EE06 EE41

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種のゲル化ポリマー又は化
    合物を含有するゲル化入浴用組成物であって、上記ゲル
    化ポリマー又は化合物が、温度によって可逆的であるゲ
    ル化性を加熱時に有する熱ゲル化ポリマー又は化合物で
    ある組成物。
  2. 【請求項2】 上記熱ゲル化ポリマー又は化合物が、次
    の化合物又はポリマー: − 水溶性単位と水中で下限臨界溶液温度(LCST)
    を示す単位を含んでなる水溶性ポリマー; − メチルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセ
    ルロース等のセルロース誘導体; − ポリオキシアルキレン化されたタイプのブロックを
    持つコポリマー; − 非イオン性セルロースエーテル; − 水溶液中で二層構造を形成する少なくとも1種の表
    面活性剤の存在下で会合性の水溶性ポリマー、 から選択される請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 上記熱ゲル化ポリマー又は化合物が、水
    溶性単位と水中で下限臨界溶液温度LCSTを示す単位
    を含んでなる水溶性ポリマーである請求項2に記載の入
    浴用組成物。
  4. 【請求項4】 ポリマーの上記LCST単位の水溶液中
    での加熱時の偏析温度が1%の上記単位の水中質量濃度
    に対して5から50℃である請求項3に記載の組成物。
  5. 【請求項5】 ポリマーのLCST単位の水溶液中での
    加熱時の偏析温度が1%の上記単位の水中質量濃度に対
    して15から40℃である請求項3に記載の入浴用組成
    物。
  6. 【請求項6】 ポリマーが、LCST単位からなるブロ
    ックと水溶性単位から交互に構成されたブロックを含ん
    でなるブロックポリマーの形態、又は骨格が水溶性単位
    からなり、該骨格がLCST単位からなるグラフト部を
    担持するグラフトポリマーの形態で存在し、上記ポリマ
    ーは部分的に架橋されていてもよい請求項3に記載の入
    浴用組成物。
  7. 【請求項7】 水溶性単位が、全体的に又は部分的に重
    合もしくは重縮合によって得られうるか、全体的に又は
    部分的に天然もしくは修飾した天然ポリマーからなる請
    求項3に記載の入浴用組成物。
  8. 【請求項8】 水溶性単位が、次のモノマー: 1) (メタ)アクリル酸; 2) 次の式(I): 【化1】 [上式中、 − RはH、-CH、-C又は-Cから選
    択され;かつ − Xは、 − -OR'タイプのアルキルオキシドで、R'が少なく
    とも1個のハロゲン原子(ヨウ素、臭素、塩素、フッ
    素)によって置換されていてもよい1から6の炭素原子
    を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭化水素
    ベース基であるもの;又は次のタイプの1つの基:スル
    ホン(-SO )、硫酸(-SO )又はリン酸(-
    PO);ヒドロキシル(-OH);第1級アミン
    (-NH);又は第2級アミン(-NHR)、第3級
    アミン(-NR)又は第4級アミン(-N
    )で、R、R及びRは互いに独立して1か
    ら6の炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分
    枝状の炭化水素ベース基であるもので、ただしR'+R
    +R+Rの炭素原子の合計は7を越えず; − -NH、-NHR及び-NR基であって、
    及びRは互いに独立して1から6の炭素原子を有
    する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭化水素ベー
    ス基であるもので、ただしR+Rの炭素原子の合計
    は7を越えず、上記R及びRはハロゲン原子(ヨウ
    素、臭素、塩素、フッ素)によって置換されていてもよ
    いもの;又は次のタイプの1つの基:ヒドロキシル(-
    OH);スルホン(-SO )、硫酸(-SO );
    リン酸(-PO);第1級アミン(-NH);又
    は第2級アミン(-NHR)、第3級アミン(-NR
    )及び/又は第4級アミン(-N
    で、R、R及びRは互いに独立して1から6の炭
    素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の炭
    化水素ベース基であるもので、ただしR+R+R
    +R+Rの炭素原子の合計は7を越えないもの]の
    ビニルモノマー; 3) 無水マレイン酸; 4) イタコン酸; 5) 式CH=CHOHのビニルアルコール; 6) 式CH=CH-OCOCHの酢酸ビニル; 7) N-ビニルラクタム、例えばN-ビニルピロリド
    ン、N-ビニルカプロラクタム及びN-ブチロラクタム; 8) 式CH=CHOR(式中、Rは1から6の
    炭素原子を有する飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状の
    炭化水素ベース基である)のビニルエーテル; 9) 水溶性スチレン誘導体、特にスチレンスルホナー
    ト; 10) ジメチルジアリルアンモニウムクロリド;及び 11) ビニルアセトアミド、 から選択される少なくとも1種のモノマーの、重合、特
    にラジカル重合によって全体的に又は部分的に得られう
    る請求項7に記載の入浴用組成物。
  9. 【請求項9】 式(I)のモノマーが、2-アクリルアミ
    ド-2-メチルプロパンスルホン酸(AMPS)及び(メ
    タ)アクリル酸から選択される請求項8に記載の組成
    物。
  10. 【請求項10】 ポリマーの水溶性単位が、次の成分: − 水溶性ポリウレタン; − キサンタンガム; − アルギナートとその誘導体、例えばアルギン酸プロ
    ピレングリコール; − セルロース誘導体、特にカルボキシメチルセルロー
    ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチル
    セルロース及び第4級化ヒドロキシエチルセルロース; − ガラクトマンナンとその誘導体、例えばコンニャク
    ガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルグアー、メチル
    カルボン酸ナトリウム基により修飾されたヒドロキシプ
    ロピルグアー、及びグアーヒドロキシプロピルトリメチ
    ルアンモニウムクロリド;及び − ポリエチレンイミン、 の一又は複数から選択される重縮合物又は天然もしくは
    修飾した天然ポリマーから全体的に又は部分的に構成さ
    れる請求項7に記載の入浴用組成物。
  11. 【請求項11】 ポリマーの水溶性単位が、グラフトポ
    リマーの水溶性骨格を構成する場合1000g/モルか
    ら50000000g/モルの範囲のモル質量を有する
    か、多ブロックポリマーのブロックを構成する場合50
    0g/モルから100000g/モルの範囲のモノマー
    質量を有する請求項7ないし10の何れか1項に記載の
    入浴用組成物。
  12. 【請求項12】 ポリマーのLCST単位が次のポリマ
    ー: − ポリエーテル、例えばポリ(エチレンオキシド)(P
    EO)、ポリ(プロピレンオキシド)(PPO)及びエチ
    レンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)の
    ランダムコポリマー; − ポリ(ビニルメチルエーテル); − LCSTを有するN-置換ポリマー性及びコポリマ
    ー性アクリルアミド誘導体;及び − ポリ-N-ビニルカプロラクタム及びN-ビニルカプ
    ロラクタムのコポリマー、 から選択される一又は複数のポリマーからなる請求項3
    ないし11の何れか1項に記載の入浴用組成物。
  13. 【請求項13】 ポリマーのLCST単位が、ポリ(プ
    ロピレンオキシド)(PO)n[ここでnは10から50の
    整数である]、又は式: (EO)(PO) [上式中、mは1から40、好ましくは2から20の範
    囲の整数であり、nは10から60、好ましくは20か
    ら50の範囲の整数である]によって表されるエチレン
    オキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)のランダム
    コポリマーからなる請求項3ないし12の何れか1項に
    記載の入浴用組成物。
  14. 【請求項14】 ポリマーのLCST単位のモル質量
    が、500から5300g/モル、好ましくは1500
    から4000g/モルである請求項13に記載の入浴用
    組成物。
  15. 【請求項15】 ポリマーのLCST単位が、ポリ-N-
    イソプロピルアクリルアミド、ポリ-N-エチルアクリル
    アミド、及びN-イソプロピルアクリルアミド又はN-エ
    チルアクリルアミドと、請求項8に記載の式(I)に相当
    するモノマー、無水マレイン酸、イタコン酸、ビニルピ
    ロリドン、スチレンとその誘導体、ジメチルジアリルア
    ンモニウムクロリド、ビニルアセトアミド、ビニルアル
    コール、酢酸ビニル、ビニルエーテルと酢酸ビニル誘導
    体から選択されるビニルモノマーとのコポリマーからな
    るポリマーからなる請求項3ないし13の何れか1項に
    記載の入浴用組成物。
  16. 【請求項16】 ポリマーのLCST単位のモル質量
    が、1000g/モルから500000g/モル、好ま
    しくは2000から50000g/モルである請求項1
    5に記載の入浴用組成物。
  17. 【請求項17】 ポリマーのLCST単位が、ポリ-N-
    ビニルカプロラクタム又は請求項8に記載の式(I)に相
    当するモノマー、無水マレイン酸、イタコン酸、ビニル
    ピロリドン、スチレンとその誘導体、ジメチルジアリル
    アンモニウムクロリド、ビニルアセトアミド、ビニルア
    ルコール、酢酸ビニル、ビニルエーテルと酢酸ビニル誘
    導体から選択されるビニルモノマーとN-ビニルカプロ
    ラクタムのコポリマーからなる請求項3ないし12の何
    れか1項に記載の入浴用組成物。
  18. 【請求項18】 LCST単位のモル質量が、1000
    から500000g/モル、好ましくは2000から5
    0000g/モルである請求項17に記載の入浴用組成
    物。
  19. 【請求項19】 ポリマー中のLCST単位の質量割合
    が、ポリマーに対して5から70%、好ましくは20か
    ら65%、より好ましくは30から60%である請求項
    3ないし18の何れか1項に記載の入浴用組成物。
  20. 【請求項20】 固体状形態である請求項1ないし19
    の何れか1項に記載の入浴用組成物。
  21. 【請求項21】 粒子状の組成物である請求項20に記
    載の入浴用組成物。
  22. 【請求項22】 熱ゲル化ポリマー又は化合物の質量濃
    度が固体組成物の1グラム当たり0.5から1gである
    請求項20又は21に記載の入浴用組成物。
  23. 【請求項23】 本質的に連続水性相からなる液状組成
    物である請求項1ないし19の何れか1項に記載の入浴
    用組成物。
  24. 【請求項24】 上記連続水性相がポリマー又は化合物
    の濃縮水溶液の形態で存在する請求項23に記載の入浴
    用組成物。
  25. 【請求項25】 水性相中のポリマー又は化合物の質量
    濃度が0.1から90%である請求項23又は24に記
    載の流動入浴用組成物。
  26. 【請求項26】 起泡組成物である請求項1ないし25
    の何れか1項に記載の組成物。
  27. 【請求項27】 少なくとも1種の起泡界面活性剤を更
    に含有する請求項1ないし26の何れか1項に記載の入
    浴用組成物。
  28. 【請求項28】 上記起泡界面活性剤が非イオン性であ
    る請求項27に記載の組成物。
  29. 【請求項29】 水性相又は固体組成物が、局所適用、
    特に化粧品としての適用を可能にする生理学的に許容可
    能な媒質からなる請求項1ないし28の何れか1項に記
    載の組成物。
  30. 【請求項30】 容器中において予め決められた温度で
    所定容量又は質量の水をゲル化させ、上記容器からの排
    出を容易にするために冷却されたときに上記容量の水を
    流動化させるための、請求項1ないし8のいずれか1項
    に記載のポリマー又は化合物の使用。
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