JP2002356006A - 光書き込みヘッド及びその製造方法 - Google Patents

光書き込みヘッド及びその製造方法

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JP2002356006A
JP2002356006A JP2001166176A JP2001166176A JP2002356006A JP 2002356006 A JP2002356006 A JP 2002356006A JP 2001166176 A JP2001166176 A JP 2001166176A JP 2001166176 A JP2001166176 A JP 2001166176A JP 2002356006 A JP2002356006 A JP 2002356006A
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writing head
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JP2001166176A
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English (en)
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Kunio Ikeda
邦夫 池田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1、第2構成部材からなる分割構成の光書
き込みヘッドにおいて、第1、第2構成部材間に高精度
の間隙を形成し、接着剤厚さが薄く、硬化収縮の少ない
寸法安定性の高い光書き込みヘッドを提供する。 【解決手段】 光書き込みヘッド1は、放熱フィン5を
有する第1支持体3上に微小発光素子(LED)4がア
レイ状に配置された第1構成部材2と、放熱フィン9を
有する第2支持体7上にレンズ、ミラーで一体的に構成
されるアレイ状等倍結像素子8が配置された第2構成部
材6とから形成される。第1構成部材2と第2構成部材
6は、間隙(空気層)10を介してが高精度に位置決め
され、その状態で直接あるいは第3構成部材11を介し
て接着剤により接着組み立てが行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光書き込みヘッド
及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、画像形成装
置、レーザビームプリンタ、普通紙複写機、普通紙FA
X等に用いられる光書き込みヘッドを第1、第2の構成
部材に分割し、それらを間隙を介し高精度に位置決め
し、接着した光書き込みヘッド及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明に関連する技術として、特開平1
1−263005号公報記載の技術が知られている。こ
の従来技術は、複数のヘッドをキャリッジに固定するイ
ンクジェット記録装置及びキャリッジユニットの製造方
法に関するものであって、接着剤を用いてヘッドをキャ
リッジに組立てた後、両者間の相対的な位置ずれを起こ
すことがなく、所期の取り付け位置精度を維持すること
を課題としたものである。そのための構成として、イン
ク滴を吐出するヘッドと該ヘッドを搭載するキャリッジ
の接合において、前記ヘッドは中間接合部材を介して前
記キャリッジに接着剤で接合し、前記キャリッジの主走
査方向、副走査方向及び記録媒体の厚み方向の接着剤厚
みを規制するギャップ規制手段を設けるというものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、第1
構成部材と第2構成部材を位置決めし、L字状光透過性
部材からなる第3構成部材を介して間接的に接着接合す
る方法である。しかしながら、前記従来技術による方法
ではXY方向における平行移動によって第1構成部材と
第2構成部材間の調節が可能であるが、前記従来技術を
光書き込みヘッドに応用した場合、それだけでは光書き
込みヘッドの寸法安定性、熱対策、接着組み立て工数等
の面から十分とはいえない場合があった。
【0004】本発明は、前記実状に鑑みてなされたもの
で、次の事項を共通の目的とする。 (1)高速印字可能な光書き込みヘッド及びその接着組
み立て方法を提供すること。 (2)高品位な印字が可能な光書き込みヘッド及びその
接着組み立て方法を提供すること。 (3)XYZの三次元方向の平行移動並びに傾斜的な移
動位置決め調節可能な接着組み立て方法を提供するこ
と。 (4)発光部の熱影響の少ない光書き込みヘッド及びそ
の接着組み立て方法を提供すること。 (5)接着剤層厚さを薄くして、硬化収縮の少ない接着
組み立て方法を提供すること。 (6)寸法安定性の優れた光書き込みヘッドを提供する
こと。 (7)接合強度の安定化、環境経時特性のよい光書き込
みヘッド及びその接着組み立て方法を提供すること。 (8)温度上昇、放熱特性の優れた光書き込みヘッド及
びその接着組み立て方法を提供すること。 (9)光書き込みヘッドの接着組み立て方法における組
み立て工数を低減すること。
【0005】また、各請求項毎の目的は、各々次の事項
である。 (請求項1、12)寸法安定性の優れた光書き込みヘッ
ド及びその接着組み立て方法を提供すること。 (請求項2、12)温度上昇による位置ずれがなく、放
熱効果の優れた接着構造タイプの光書き込みヘッド及び
その接着組み立て方法を提供すること。 (請求項3〜6、13)寸法安定性の優れた光書き込み
ヘッド及びその接着組み立て方法を提供すること。 (請求項5、14)接着組み立て工数の低減、及び短時
間硬化化が可能な光書き込みヘッド及びその接着組み立
て方法を提供すること。 (請求項6)XYZ三軸方向の位置出しが可能な光書き
込みヘッドを提供すること。 (請求項7、15)接着組み立て工数の低減が可能な光
書き込みヘッド及びその接着組み立て方法を提供するこ
と。 (請求項6、8、9)高信頼性の光書き込みヘッドを提
供すること。 (請求項10)低硬化収縮による寸法安定性の優れた光
書き込みヘッドを提供すること。 (請求項11、16)押し出し一体化による低コストの
支持体を用いた光書き込みヘッド及びその接着組み立て
方法を提供すること。 (請求項17)黒化処理による放熱特性の優れた光書き
込みヘッド用支持体の製造方法を提供すること。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するためのもので、請求項1の発明は、微小発光素子
がアレイ状に並列した第1構成部材と、レンズ、ミラー
から構成されるアレイ状等倍結像素子からなる第2構成
部材とを一体化した光書き込みヘッドにおいて、前記第
1構成部材と第2構成部材とを直接もしくは第3構成部
材を介して接着することを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明の光書
き込みヘッドにおいて、前記第1構成部材と第2構成部
材間に一定間隙を保持した状態で、直接もしくは前記第
3部材を介して接着することを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の光書き込みヘッドにおいて、前記第1構成部材、第
2構成部材の一方あるいは双方に凹部あるいは貫通穴部
を設け、該凹部あるいは貫通穴部に前記第3構成部材を
嵌合することによって前記第1構成部材、第2構成部材
を一体的に接着することを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項3の発明の光書
き込みヘッドにおいて、前記凹部あるいは貫通穴部と前
記第3構成部材との直径方向クリアランスは、0.1〜
0.5mmの範囲であることを特徴とする。
【0010】請求項5の発明は、請求項1または2の発
明の光書き込みヘッドにおいて、前記第1構成部材、第
2構成部材の側面に複数の窪みを設け、該窪みに前記第
3構成部材を嵌合して位置調整し、接着することを特徴
とする。
【0011】請求項6の発明は、請求項3〜5の発明の
光書き込みヘッドにおいて、前記第3構成部材の形状
は、角柱、円柱、半円柱、円柱段付き柱等の柱状体であ
ることを特徴とする。
【0012】請求項7の発明は、請求項1または2の発
明の光書き込みヘッドにおいて、前記第1構成部材、第
2構成部材の一方に円錐状穴部を設け、該円錐状穴部に
紫外線硬化系接着剤を充填し接着することを特徴とす
る。
【0013】請求項8の発明は、請求項1〜6の発明の
光書き込みヘッドにおいて、前記第3構成部材は、金
属、プラスチック、セラミックス等からなる光不透過性
部材であることを特徴とする。
【0014】請求項9の発明は、請求項1〜8の発明の
光書き込みヘッドにおいて、前記接着剤は、エポキシ
系、変成アクリル系、紫外線硬化系等の接着剤であるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項10の発明は、請求項1〜8の発明
の光書き込みヘッドにおいて、前記接着剤は、鉄粉フィ
ラーを充填したエポキシ系接着剤であることを特徴とす
る。
【0016】請求項11の発明は、請求項1〜10の発
明の光書き込みヘッドにおいて、前記第1構成部材、第
2構成部材の支持体は放熱フィンを有し、アルミ押し出
し部材で一体成形されることを特徴とする。
【0017】請求項12の発明は、微小発光素子がアレ
イ状に並列した第1構成部材と、レンズ、ミラーから構
成されるアレイ状等倍結像素子からなる第2構成部材と
を一体化した光書き込みヘッドの製造方法において、前
記第1構成部材と第2構成部材間に一定間隙を保持した
状態で位置決めし、位置決めした状態で前記第1構成部
材と第2構成部材とを直接もしくは第3構成部材を介し
て接着組み立てすることを特徴とする。
【0018】請求項13の発明は、請求項12の発明の
光書き込みヘッドの製造方法において、前記第1構成部
材、第2構成部材の一方あるいは双方に凹部あるいは貫
通穴部を形成し、該凹部あるいは貫通穴部に前記第3構
成部材を嵌合し、XYZ方向の位置調整をした状態で前
記第1構成部材、第2構成部材を一体的に接着組み立て
することを特徴とする。
【0019】請求項14の発明は、請求項12の発明の
光書き込みヘッドの製造方法において、前記第1構成部
材、第2構成部材の側面に複数の窪みを設け、該窪みに
前記第3構成部材を嵌合して位置調整し、接着組み立て
することを特徴とする。
【0020】請求項15の発明は、請求項12の発明の
光書き込みヘッドの製造方法において、前記第1構成部
材、第2構成部材の一方に円錐状穴部を設け、該円錐状
穴部に紫外線硬化系接着剤を充填し、接着組み立てする
ことを特徴とする。
【0021】請求項16の発明は、請求項12〜15の
発明の光書き込みヘッドの製造方法において、前記第1
構成部材、第2構成部材の支持体は、アルミ押し出し部
材で放熱フィンとともに押し出し成形することを特徴と
する。
【0022】請求項17の発明は、請求項16の発明の
光書き込みヘッドの製造方法において、前記第1構成部
材、第2構成部材の支持体を陽極酸化処理及び黒色着色
処理することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8に示す実施例に基づいて説明する。図1は、本発
明の光書き込みヘッドの構成を示す側断面図である。な
お、説明の都合により感光体ドラムについても記載して
いる。本発明の光書き込みヘッド1は、第1放熱フィン
5を有するアルミニウム製の第1支持体3上にLED
(Light Emitting Diode)からなる微小発光素子4がア
レイ状に配置された第1構成部材2と、第2放熱フィン
9を有するアルミニウム製の第2支持体7上にレンズ、
ミラーで一体的に構成されるアレイ状等倍結像素子8が
配置された第2構成部材6とから構成されており、第1
構成部材2と第2構成部材6とが高精度に位置決めさ
れ、直接あるいは第3構成部材11を介して接着剤によ
り組み立てられている。本発明の光書き込みヘッド1を
用いた画像形成装置では、第1構成部材2に設けられた
微小発光素子(LED)4から出射したレーザビーム
が、第2構成部材6に設けられた等倍結像素子8で方向
を変え、感光体ドラム20表面に結像され、感光体ドラ
ム20に情報に応じた潜像を形成する。以下、第1構成
部材2、第2構成部材6、第3構成部材11の3部材で
本発明の実施例を説明する。
【0024】(実施例1)実施例1の光書き込みヘッド
の接着組み立て方法は、所望の寸法精度に仕上がった第
1構成部材2、第2構成部材6を図示しない保持ジグを
用いてミクロンレベルの位置精度で位置決めし、その状
態に保持して接着組み立てする方法で、第1構成部材
2、第2構成部材6間に形成された空気層からなる間隙
10に直接接着剤が介在するか、あるいは第3構成部材
11に接着剤を塗布し、第1構成部材2と第2構成部材
6で接着剤を塗布した第3構成部材11をサンドイッチ
状に挟持する構成である。
【0025】図2は、光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す図
で、図2(A)は側面図、図2(B)は平断面図であ
る。図2に示す光書き込みヘッドの例では、第3構成部
材11の数を2個としているが、光書き込みヘッド1の
外形寸法、要求される接着強度により適宜増減すること
ができる。第1構成部材2、第2構成部材6の位置関係
は、高精度に位置決め調整し、保持する。この時、接着
剤は3つの構成部材2,6,11で形成された間隙10
に流動・充填するように流れる。この三者の位置関係を
保持した状態で接着剤を硬化させる。この時使用する接
着剤の硬化収縮率が大きいと、第1、第2構成部材2,
6間の位置ずれが大きくなり、狙いとする精度の光書き
込みヘッドは得られない。本実施例では室温硬化タイプ
のエポキシ系接着剤を使用した。特に、金属粉フィラー
入りのエポキシ接着剤の使用において寸法精度面におけ
る初期特性、環境特性では好ましい結果を得た。また、
第3構成部材は、金属、プラスチック、セラミックス等
の光不透過性部材から構成することにより、第1、第2
構成部材間の間隙から侵入する光を遮断することが可能
となり、信頼性の高い光書き込みヘッドが得られる。
【0026】(実施例2)図3は、実施例2の光書き込
みヘッドを形成する第1構成部材、第2構成部材、第3
構成部材の関係を示す図で、図3(A)は側面図、図3
(B)は平断面図である。実施例2の光書き込みヘッド
1の接着組み立て方法は、所望の位置精度に仕上がった
第1、第2構成部材2,6をミクロンレベルの位置精度
で保持した状態で接着組み立てする方法で、第1構成部
材2に複数のテーパー状の穴12を設け、テーパー状の
穴12を設けた第1構成部材2を第2構成部材6上に位
置決め保持した状態でテーパー状の穴12に紫外線硬化
タイプの接着剤13を滴下する。紫外線を照射すると接
着剤が硬化する。一定時間放置後、図示しない保持ジグ
を解除すると第1、第2構成部材2,6が接着接合した
光書き込みヘッド1が得られる。テーパー状の穴12で
あるので、光照射角度の関係から紫外線硬化接着剤と第
1構成部材2との接着性が強固になり、接着信頼性が得
られる。紫外線硬化タイプの接着剤を使用すると、数十
秒レベルで硬化するので接着組み立て工数を大幅に低減
できる。本実施例では硬化収縮率3%レベルのUV接着
剤を使用した。
【0027】(実施例3)図4は、実施例3の光書き込
みヘッドを形成する第1構成部材、第2構成部材、第3
構成部材の関係を示す図で、図4(A)は側面図、図4
(B)は平面図である。実施例3の光書き込みヘッド及
びその製造方法においては、第1、第2構成部材2,6
の外周側面部に窪み14を設け、この窪み内に接着剤を
塗布した第3構成部材11を挿入する。本実施例では嫌
気性並びに紫外線硬化の複合タイプの接着剤を用いた。
空気に触れない個所は嫌気性で、はみ出した接着剤は紫
外線照射で硬化させる方法(側面窪み間接接着法)であ
る。第1、第2構成部材2,6側面の窪み14と第3構
成部材11との位置出しで生じた間隙10に接着剤が流
動・充填する。この状態を保持したまま接着硬化させる
ので、接着剤厚さを薄くでき、硬化収縮の点で有利であ
る。
【0028】図5は、実施例3の光書き込みヘッドの変
形例を示す図で、光書き込みヘッドを形成する第1構成
部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示し、図5
(A)は側面図、図5(B)は平面図である。図5に示
す実施例3の変形例においては、第1、第2構成部材
2,6の側面に形成する窪み14と第3構成部材11の
構成が相違する。すなわち、窪み14は第1、第2構成
部材2,6間を貫通するように形成されるのではなく、
接合部付近に限定された位置のみに形成され、それに伴
い第3構成部材11も短縮された長さを有するものであ
る。
【0029】(実施例4)図6は、実施例4の光書き込
みヘッドを形成する第1構成部材、第2構成部材、第3
構成部材の関係を示す図で、図6(A)は側面図、図6
(B)は平断面図である。実施例4の光書き込みヘッド
及びその製造方法においては、第2構成部材6上に複数
個の台座付き円柱状第3構成部材11を並べる。第1構
成部材2には穴部15を形成した第1構成部材2を重ね
る。この時、台座付き円柱状の第3構成部材11と第1
構成部材2の穴部15ははめあり式に嵌合させる。な
お、台座付き円柱状の第3構成部材11には予め接着剤
を塗布しておく。第1構成部材2と第2構成部材6の位
置決めは画像処理等の手段を利用して自動で行い、位置
決め保持した状態で接着剤を硬化させる。第1構成部材
2上には第3構成部材11の台座底面が、同じく第3構
成部材11の円柱側面は第2構成部材6に形成された穴
部15内で接合される。接着剤は流動性を有しているの
で相互の位置出しで生じた傾き、空間を埋める。実施例
4の光書き込みヘッドの製造方法は、この状態で硬化さ
せる接着組み立て方法である。
【0030】(実施例5)図7は、実施例5の光書き込
みヘッドを形成する第1構成部材、第2構成部材、第3
構成部材の関係を示す図で、図7(A)は側面図、図7
(B)は平断面図である。実施例5の光書き込みヘッド
及びその製造方法においては、第1構成部材2に複数の
穴部15を設ける。貫通穴もしくは接合面が凹状のザグ
リ穴でもよい。穴部15に接着剤を塗布した後、第3構
成部材11を挿入し位置決め接着する。接着剤は流動性
を有しているので相互の位置出しで生じた傾き、空間を
埋めることができる。実施例5の光書き込みヘッドの製
造方法は、この状態で硬化させる接着組み立て方法であ
る。本実施例では、変性アクリル系接着剤、エポキシ系
接着剤、金属フィラー入り接着剤を用い、流動・充填さ
せ、第1構成部材2、第2構成部材6、第3構成部材1
1からなる間隙10を充填接着する。
【0031】(実施例6)図8は、実施例6の光書き込
みヘッド1を形成する第1構成部材、第2構成部材、第
3構成部材の関係を示す図で、図8(A)は側面図、図
8(B)は平断面図である。実施例6の光書き込みヘッ
ド及びその製造方法においては、第1、第2構成部材
2,6に複数の穴部16,17を設ける。穴部16,1
7は双方接合面が凹状のザグリ穴である。本実施例で
は、用いる第3構成部材の長さによって第1、第2構成
部材2,6巻の間隙11が決定されるが、接着組み立て
方法、用いられる接着剤については実施例6とほぼ同様
である。
【0032】(実施例7)実施例7の光書き込みヘッド
及びその製造方法においては、第1、第2構成部材2,
6の支持体(基材)として押し出し加工性に優れるアル
ミニウムA6063を用いた。同材料は、一般建材、ア
ングル、放熱フイン等の異形形状の押し出し材として多
用されている。さらには、アルマイト処理として知られ
る表面処理性にも優れ、耐食性にも優れる。本実施例の
第1、第2構成部材2,6として、図1に示すような第
1、第2放熱フィン5,9付き形状とした。アルマイト
処理により容易に黒色化が可能で放熱特性のよい構成部
材を形成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を有する。 (請求項1、12の発明の効果)光書き込みヘッドが第
1構成部材、第2構成部材に分割され、直接あるいは第
3部材を介して接着組み立てする構成であるので、製造
が容易で接着剤厚さを薄くすることができ、硬化収縮の
少ない寸法安定性の高い光書き込みヘッドが得られる。
また、第3部材を介して接着組み立てを行うので第1、
第2構成部材間において一定量の空気層間隙を保持した
光書き込み構造体が得られる。
【0034】(請求項2、12の発明の効果)第1、第
2構成部材間において一定量の空気層からなる間隙を有
するので発光部から受光部への余分な熱伝導を防止する
ことができる。また、間隙内に第3構成部材を配置し接
着するのでXYZの三軸方向での調節を自在に行うこと
ができる。
【0035】(請求項3、4、13の発明の効果)間隙
内に第3構成部材を配置し接着するのでXYZの三軸方
向での調節を自在に行うことができ、また接着層厚さを
薄くすることができ、硬化収縮量を低減することができ
る。
【0036】(請求項4、5、6、14の発明の効果)
第1、第2構成部材に設けられた凹部、貫通穴部、窪み
と第3構成部材とがはめあり式で嵌合し、安定した接着
強度が得られる。
【0037】(請求項7、15の発明の効果)第3構成
部材を介さず紫外線硬化タイプの接着剤の使用が可能に
なり接着組み立てにおける工数を低減することができ
る。また、円錐状の穴部を形成するようにして紫外線硬
化タイプ接着剤を充填するので、照射角度の点から第2
構成部材と紫外線硬化タイプの接着性を改善することが
できる。
【0038】(請求項8の発明の効果)第3構成部材
は、金属、プラスチック、セラミックス等の光不透過性
部材から形成されるので、第1、第2構成部材間の間隙
から光が入り込む恐れがなく、信頼性の高い光書き込み
ヘッドが得られる。
【0039】(請求項9の発明の効果)位置調整で生ず
る、第1、第2、第3構成部材間における隙間充填性に
優れ、安定した接合強度を有する光書き込みヘッドが得
られる。
【0040】(請求項10の発明の効果)接着剤とし
て、金属フィラー入りのエポキシ接着剤を用いるので硬
化収縮が小さく寸法安定性に優れた光書き込みヘッドが
得られる。
【0041】(請求項11、16の発明の効果)第1、
第2構成部材にアルミ材を用いたことにより、押し出し
工法が可能となり、放熱フィンも一体的に形成すること
ができる。また、一体化による低コスト化と放熱フィン
により温度上昇を防止することができる。
【0042】(請求項17の発明の効果)第1、第2構
成部材の支持材(基材)がアルミニウムにより形成され
ているので、陽極電解処理で耐食性のよい陽極酸化膜を
形成することができる。さらに、同皮膜は容易に黒色化
できるのでフィンの放熱効果が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光書き込みヘッドの構成を示す側断面図であ
る。
【図2】 実施例1の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平断面図である。
【図3】 実施例2の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平断面図である。
【図4】 実施例3の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平面図である。
【図5】 実施例3の変形例の光書き込みヘッドを形成
する第1構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係
を示す側面図、及び平面図である。
【図6】 実施例4の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平断面図である。
【図7】 実施例5の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平断面図である。
【図8】 実施例6の光書き込みヘッドを形成する第1
構成部材、第2構成部材、第3構成部材の関係を示す側
面図、及び平断面図である。
【符号の説明】
1…光書き込みヘッド、2…第1構成部材、3…第1支
持体、4…発光素子(LED)、5…第1放熱フィン、
6…第2構成部材、7…第2支持体、8…結像素子、9
…第2放熱フィン、10…間隙(空気層)、11…第3
構成部材、12…テーパー状の穴部、13…紫外線硬化
接着剤、14…窪み、15,16,17…穴部、20…
感光体ドラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 B41J 3/21 L H04N 1/04 104Z H04N 1/036 1/113 Fターム(参考) 2C162 AE09 AE19 AE28 AE40 AE47 AE55 AG03 AG04 AG05 AG07 AG10 AG11 AG15 FA17 FA44 FA49 FA50 FA53 FA55 FA62 FA66 FA70 2H043 AE02 AE04 AE24 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB04 DB24 DB29 DB34 DC02 DC04 DC07 DD02 FA01 5C072 AA03 BA12 DA04 DA21 HA01 HA06 XA01 XA04 5F041 AA33 AA38 AA39 DC07 DC22 DC81 EE23 FF13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微小発光素子がアレイ状に並列した第1
    構成部材と、レンズ、ミラーから構成されるアレイ状等
    倍結像素子からなる第2構成部材とを一体化した光書き
    込みヘッドにおいて、 前記第1構成部材と第2構成部材とを直接もしくは第3
    構成部材を介して接着することを特徴とする光書き込み
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光書き込みヘッドにおい
    て、 前記第1構成部材と第2構成部材間に一定間隙を保持し
    た状態で、直接もしくは前記第3部材を介して接着する
    ことを特徴とする光書き込みヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光書き込みヘッ
    ドにおいて、 前記第1構成部材、第2構成部材の一方あるいは双方に
    凹部あるいは貫通穴部を設け、該凹部あるいは貫通穴部
    に前記第3構成部材を嵌合することによって前記第1構
    成部材、第2構成部材を一体的に接着することを特徴と
    する光書き込みヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光書き込みヘッドにおい
    て、 前記凹部あるいは貫通穴部と前記第3構成部材との直径
    方向クリアランスは、0.1〜0.5mmの範囲であるこ
    とを特徴とする光書き込みヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載の光書き込みヘッ
    ドにおいて、 前記第1構成部材、第2構成部材の側面に複数の窪みを
    設け、該窪みに前記第3構成部材を嵌合して位置調整
    し、接着することを特徴とする光書き込みヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5いずれか記載の光書き込
    みヘッドにおいて、 前記第3構成部材の形状は、角柱、円柱、半円柱、円柱
    段付き柱等の柱状体であることを特徴とする光書き込み
    ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の光書き込みヘッ
    ドにおいて、 前記第1構成部材、第2構成部材の一方に円錐状穴部を
    設け、該円錐状穴部に紫外線硬化系接着剤を充填し接着
    することを特徴とする光書き込みヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6いずれか記載の光書き込
    みヘッドにおいて、 前記第3構成部材は、金属、プラスチック、セラミック
    ス等からなる光不透過性部材であることを特徴とする光
    書き込みヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8いずれか記載の光書き込
    みヘッドにおいて、 前記接着剤は、エポキシ系、変成アクリル系、紫外線硬
    化系等の接着剤であることを特徴とする光書き込みヘッ
    ド。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8いずれか記載の光書き
    込みヘッドにおいて、 前記接着剤は、鉄粉フィラーを充填したエポキシ系接着
    剤であることを特徴とする光書き込みヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10いずれか記載の光書
    き込みヘッドにおいて、 前記第1構成部材、第2構成部材の支持体は放熱フィン
    を有し、アルミ押し出し部材で一体成形されることを特
    徴とする光書き込みヘッド。
  12. 【請求項12】 微小発光素子がアレイ状に並列した第
    1構成部材と、レンズ、ミラーから構成されるアレイ状
    等倍結像素子からなる第2構成部材とを一体化した光書
    き込みヘッドの製造方法において、 前記第1構成部材と第2構成部材間に一定間隙を保持し
    た状態で位置決めし、位置決めした状態で前記第1構成
    部材と第2構成部材とを直接もしくは第3構成部材を介
    して接着組み立てすることを特徴とする光書き込みヘッ
    ドの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の光書き込みヘッドの
    製造方法において、 前記第1構成部材、第2構成部材の一方あるいは双方に
    凹部あるいは貫通穴部を形成し、該凹部あるいは貫通穴
    部に前記第3構成部材を嵌合し、XYZ方向の位置調整
    をした状態で前記第1構成部材、第2構成部材を一体的
    に接着組み立てすることを特徴とする光書き込みヘッド
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の光書き込みヘッドの
    製造方法において、 前記第1構成部材、第2構成部材の側面に複数の窪みを
    設け、該窪みに前記第3構成部材を嵌合して位置調整
    し、接着組み立てすることを特徴とする光書き込みヘッ
    ドの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の光書き込みヘッドの
    製造方法において、 前記第1構成部材、第2構成部材の一方に円錐状穴部を
    設け、該円錐状穴部に紫外線硬化系接着剤を充填し、接
    着組み立てすることを特徴とする光書き込みヘッドの製
    造方法。
  16. 【請求項16】 請求項12乃至15いずれか記載の光
    書き込みヘッドの製造方法において、 前記第1構成部材、第2構成部材の支持体は、アルミ押
    し出し部材で放熱フィンとともに押し出し成形すること
    を特徴とする光書き込みヘッドの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の光書き込みヘッドの
    製造方法において、 前記第1構成部材、第2構成部材の支持体を陽極酸化処
    理及び黒色着色処理することを特徴とする光書き込みヘ
    ッドの製造方法。
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