JP2002355783A - コミュニケーションロボット - Google Patents

コミュニケーションロボット

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倫太 今井
Takeshi Maeda
武志 前田
Takayuki Kanda
崇行 神田
Tetsuo Ono
哲雄 小野
Hiroshi Ishiguro
浩 石黒
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 肩関節30Rおよび30L,上腕32Rおよ
び32L,前腕36Rおよび36Lなどにタッチセンサ
を設ける。人が肩や腕に触れると触れた個所のタッチセ
ンタがオン状態になる。すると、首関節40が制御され
てタッチセンサがオン状態の個所、つまり人が触れた個
所を見るように頭部42が変位される。 【効果】 触れられたことを認識していることを人に知
らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コミュニケーション
ロボットに関し、特にたとえば、触覚を備えたコミュニ
ケーションロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のロボットには、触覚を備えたもの
が存在した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のロボッ
トでは触覚を使って触られたことを知覚してもそれを人
に伝える手段を備えておらず、せっかく触れても人はロ
ボットが触られたことを知覚しているかどうか知ること
ができなかった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、触
られたことをロボットが知覚できたことを人に知らせる
ことができる、コミュニケーションロボットを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、アクション
を用いてコミュニケーションを図るコミュニケーション
ロボットであって、胴体、胴体上に首関節を介して取り
付けられた頭部、コミュニケーションロボットの任意の
箇所に設けられた複数のタッチセンサ、および首関節を
制御して、オン状態のタッチセンサの方向に向くように
頭部を変位させる頭部変位手段を備える、コミュニケー
ションロボットである。
【0006】
【作用】この発明においては、人がコミュニケーション
ロボットに触れると、タッチセンサがオン状態になって
人が触れたことを検知する。すると、座標算出手段は肩
関節や可動腕の位置およびロボットの各部位の大きさか
らオン状態のタッチセンサがある箇所、つまり人が触れ
た箇所の3次元座標を求める。そして、頭部変位手段は
首関節を制御して座標算出手段が求めた3次元座標が示
す箇所、つまり人が触れた箇所に頭部が向くようにす
る。
【0007】好ましい実施例では、タッチセンサがオン
状態になると、腕変位手段が肩関節および肘関節を制御
して、たとえば手を上げて上げた手を左右に振り、さら
に音声発生手段が「なぁ〜に」という音声を発生させ
る。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、人がコミュニケーシ
ョンロボットに触れると、タッチセンサがそれを検知
し、触れられた箇所の方向に頭部が向く。したがって、
コミュニケーションロボットが触れられたことを認識し
ていることを人に伝えることができ、ロボットと人との
コミュニケーションが図れる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1は本発明の全体構成を示しており、同図
を参照して、この実施例のコミュニケーションロボット
(以下、単に「ロボット」ということがある。)10
は、台車12を含み、この台車12の下面には、このロ
ボット10を自律移動させる車輪14が設けられる。こ
の車輪14は、車輪モータ(図3において参照番号「7
0」で示す。)によって駆動され、台車12すなわちロ
ボット10を前後左右任意の方向に動かすことができ
る。なお、図示しないが、この台車12の前面には、衝
突センサ(図2において、参照番号「74」で示す。)
が取り付けられ、この衝突センサは、台車12への人や
他の障害物の接触を検知する。そして、ロボット10の
移動中に障害物との接触を検知すると、直ちに車輪14
の駆動を停止してロボット10の移動を急停止させて衝
突を未然に防ぐ。
【0011】なお、ロボット10の背の高さは、この実
施例では、人、特に子供に威圧感をあたえることがない
ように、100cm程度とされている。ただし、この背
の高さは任意に変更可能である。
【0012】台車12の上には、多角形柱のセンサ取付
パネル16が設けられ、このセンサ取付パネル16の各
面には、超音波距離センサ18が取り付けられる。この
超音波距離センサ18は、取付パネル16すなわちロボ
ット10の周囲の主として人との間の距離を計測するも
のである。
【0013】台車12の上には、さらに、下部が上述の
取付パネル16に囲まれて、ロボット10の胴体が直立
するように取り付けられる。この胴体は下部胴体20と
上部胴体22とから構成され、これら下部胴体20およ
び上部胴体22は、連結部24によって、連結される。
連結部24には、図示しないが、昇降機構が内蔵されて
いて、この昇降機構を用いることによって、上部胴体2
2の高さすなわちロボット10の高さを変化させること
ができる。昇降機構は、後述のように、腰モータ(図3
において参照番号「68」で示す。)によって駆動され
る。上で述べたロボット10の身長100cmは、上部
胴体22をそれの最下位置にしたときの値である。した
がって、ロボット10の身長は100cm以上にするこ
とができる。
【0014】上部胴体22のほぼ中央には、1つの全方
位カメラ26と、1つのマイク28とが設けられる。全
方位カメラ26は、ロボット10の周囲を撮影するもの
で、後述の眼カメラ46と区別される。マイク28は、
周囲の音、とりわけ人の声を取り込む。
【0015】上部胴体22の両肩には、それぞれ、肩関
節30Rおよび30Lによって、上腕32Rおよび32
Lが取り付けられる。肩関節30Rおよび30Lは、そ
れぞれ3軸の自由度を有する。すなわち、肩関節30R
は、X軸,Y軸およびZ軸のそれぞれの軸廻りにおいて
上腕32Rの角度を制御できる。Y軸は、上腕32Rの
長手方向(または軸)に並行な軸であり、X軸およびZ
軸は、そのY軸に、それぞれ異なる方向から直交する軸
である。肩関節30Lは、A軸,B軸およびC軸のそれ
ぞれの軸廻りにおいて上腕32Lの角度を制御できる。
B軸は、上腕32Lの長手方向(または軸)に並行な軸
であり、A軸およびC軸は、そのB軸に、それぞれ異な
る方向から直交する軸である。
【0016】上腕32Rおよび32Lのそれぞれの先端
には、肘関節34Rおよび34Lを介して、前腕36R
および36Lが取り付けられる。肘関節34Rおよび3
4Lは、それぞれ、W軸およびD軸の軸廻りにおいて、
前腕36Rおよび36Lの角度を制御できる。
【0017】なお、上腕32Rおよび32Lならびに前
腕36Rおよび36L(いずれも図1)の変位を制御す
るX,Y,X,W軸およびA,B,C,D軸では、「0
度」がホームポジションであり、このホームポジション
では、上腕32Rおよび32Lならびに前腕36Rおよ
び36Lは下方向に向けられる。
【0018】また、図示しないが、上部胴体22の肩関
節30Rおよび30Lを含む肩の部分や上述の上腕32
Rおよび32Lならびに前腕36Rおよび36Lには、
それぞれ、タッチセンサが設けられていて、これらのタ
ッチセンサは、人がロボット10のこれらの部位に接触
したかどうかを検知する。これらのタッチセンサも図3
において参照番号72で包括的に示す。
【0019】前腕36Rおよび36Lのそれぞれの先端
には、手に相当する球体38Rおよび38Lがそれぞれ
固定的に取り付けられる。なお、この球体38Rおよび
38Lに代えて、この実施例のロボット10と異なり指
の機能が必要な場合には、人の手の形をした「手」を用
いることも可能である。
【0020】上部胴体22の中央上方には、首関節40
を介して、頭部42が取り付けられる。この首関節40
は、3つの自由度を有し、S軸,T軸およびU軸の各軸
廻りに角度制御可能である。S軸は首から真上に向かう
軸であり、T軸およびU軸は、それぞれ、このS軸に対
して異なる方向で直交する軸である。頭部42には、人
の口に相当する位置に、スピーカ44が設けられ、目に
相当する位置に眼カメラ46が設けられる。スピーカ4
4は、ロボット10が、それの周囲の人に対して音声ま
たは声によってコミュニケーションを図るために用いら
れる。眼カメラ46は、ロボット10に接近した人の顔
や他の部分を撮影してその映像信号を取り込む。ただ
し、スピーカ44は、ロボット10の他の部位たとえば
胴体に設けられてもよい。
【0021】なお、上述の全方位カメラ26および眼カ
メラ46のいずれも、たとえばCCDやCMOSのよう
に個体撮像素子を用いるカメラであってよい。
【0022】図2は図1のロボット10とは異なる構成
のロボット10の主要部の上面を示しており、上部胴体
22は、前面22a,背面22b,右側面22c,左側
面22d,上面22eおよび底面22fを含み、右側面
22cおよび左側面22dは表面が斜め前方に向くよう
に形成してもよい。つまり、前面22aの横幅が背面2
2bの横幅よりも短く、上部胴体22を上から見た形状
が台形になるように形成される。このような場合、ロボ
ット10の腕は肩関節30Rおよび30Lが支持部80
Rおよび80Lを介して右側面22cおよび左側面22
dに取り付けられる。なお、支持部80Rおよび80L
の表面はそれぞれ右側面22cおよび左側面22dと平
行である。上述したように上腕32RはY軸廻りに回動
可能であり、上腕32LはB軸廻りに回動が可能である
が、上腕32Rおよび上腕32Lの回動範囲は、支持部
80Rおよび80Lの表面(取り付け面)によって規制
される。このため、上腕32Rおよび32Lが取り付け
面を超えて回動することはない。
【0023】図2から分かるように、上腕32Rの基端
である肩関節30Rと上腕32Lの基端である肩関節3
0Lとを結ぶ線L1と右側面22c(取り付け面)とが
なす角度θ1は、0°<θ1<90°の条件を満たす。
上述の結線L1と左側面22dとがなす角度θ2もま
た、0°<θ2<90°の条件を満たす。結線L1はロ
ボット10の前方向と直交しているため、右側面22c
に垂直なX軸と前方向とがなす角度θ3は“180°−
θ1”に等しく、左側面22dに垂直なA軸と前方向と
がなす角度θ4も“180°−θ2”に等しい。なお、
角度θ1およびθ2の各々は、好ましくは30°≦θ1
≦70°および30°≦θ2≦70°の条件を満たすの
がよい。さらに、上腕32Rおよび32Lの各々の長さ
を230mmとし、前腕36Rおよび36Lの長さを2
35mmとし、そしてY軸とB軸との間の距離を518
mmとした場合、角度θ1およびθ2は60°とするこ
とが好ましい。このとき、角度θ3およびθ4は120
°となる。
【0024】このようにすれば、上腕32Rおよび32
Lは前方を越えてより内側まで回動できるので、たとえ
W軸およびD軸による腕の自由度がなくてもロボット1
0の腕は前方で交差できる。したがって、腕の自由度が
少ない場合でも正面に位置する人と抱き合うなどの密接
なコミュニケーションを図ることができる。
【0025】図1に示すロボット10の制御系の構成が
図3のブロック図に示される。図3に示すように、この
ロボット10は、全体の制御のためにマイクロコンピュ
ータまたはCPU50を含み、このCPU50には、バ
ス52を通して、メモリ54,モータ制御ボード56,
センサ入力/出力ボード58および音声入力/出力ボー
ド60が接続される。
【0026】メモリ54は、図示しないが、ROMやR
AMを含み、ROMにはこのロボット10の制御プログ
ラムが予め書き込まれているとともに、スピーカ44か
ら発生すべき音声または声の音声データが格納されてい
る。RAMは、一時記憶メモリとして用いられるととも
に、ワーキングメモリとして利用され得る。
【0027】モータ制御ボード56は、たとえばDSP
(Digital Signal Processor)で構成され、各腕や頭部の
各軸モータを制御する。すなわち、モータ制御ボード5
6は、CPU50からの制御データを受け、右肩関節3
0RのX,YおよびZ軸のそれぞれの角度を制御する3
つのモータと右肘関節34Rの軸Wの角度を制御する1
つのモータとの計4つのモータ(図3ではまとめて、
「右腕モータ」として示す。)62の回転角度を調節す
る。また、モータ制御ボード56は、左肩関節30Lの
A,BおよびC軸のそれぞれの角度を制御する3つのモ
ータと左肘関節34LのD軸の角度を制御する1つのモ
ータとの計4つのモータ(図3ではまとめて、「左腕モ
ータ」として示す。)64の回転角度を調節する。モー
タ制御ボード56は、また、頭部42のS,TおよびU
軸のそれぞれの角度を制御する3つのモータ(図2では
まとめて、「頭部モータ」として示す。)66の回転角
度を調節する。モータ制御ボード56は、また、腰モー
タ68、および車輪14を駆動する2つのモータ(図3
ではまとめて、「車輪モータ」として示す。)70を制
御する。
【0028】なお、この実施例の上述のモータは、車輪
モータ70を除いて、制御を簡単化するためにそれぞれ
ステッピングモータまたはパルスモータであるが、車輪
モータ70と同様に、直流モータであってよい。
【0029】センサ入力/出力ボード58も、同様に、
DSPで構成され、各センサやカメラからの信号を取り
込んでCPU50に与える。すなわち、超音波距離セン
サ18の各々からの反射時間に関するデータがこのセン
サ入力/出力ボード58を通して、CPU50に入力さ
れる。また、全方位カメラ26からの映像信号が、必要
に応じてこのセンサ入力/出力ボード58で所定の処理
が施された後、CPU50に入力される。眼カメラ46
からの映像信号も、同様にして、CPU50に与えられ
る。なお、この図3では、図1で説明したタッチセンサ
は、まとめて「タッチセンサ72」として表され、それ
らのタッチセンサ72からの信号がセンサ入力/出力ボ
ード58を介して、CPU50に与えられる。
【0030】なお、スピーカ44には音声入力/出力ボ
ード60を介して、CPU50から、合成音声データが
与えられ、それに応じて、スピーカ44からはそのデー
タに従った音声または声が出力される。そして、マイク
28からの音声入力が、音声入力/出力ボード60を介
して、CPU50に取り込まれる。
【0031】この実施例のロボット10は、触覚機能を
備えておりボディーを触られると、その触られた箇所の
方向に頭部を向けることによって、ロボット10が触ら
れたことを認識していることを人に伝える。この動作を
図4に示すフローを用いて説明する。
【0032】まず、ステップS1において、CPU50
は、タッチセンサからの信号をセンサ入力/出力ボード
58から読み込み、ステップS3においてタッチセンサ
からの値が「タッチセンサのオン」を示しているタッチ
センサが存在するかどうか判断する。ステップS3でオ
ン状態のタッチセンサが存在しないと判断すると処理を
終了する。一方、ステップS3でオン状態のタッチセン
サが存在すると判断するとステップS5に進む。
【0033】ステップS5では、ロボット10の各部位
の関節の角度データをモータ制御ボード56から読み出
し、続くステップS7ではロボット10の各部位の大き
さデータをメモリ54から読み出す。
【0034】そして、ステップS9では、大きさデータ
および関節の角度データからオン状態のタッチセンサが
ある3次元座標(α,β,γ)を算出する。続くステッ
プS11ではロボット10の頭部42が首関節40を用
いてオン状態のタッチセンサがある3次元座標(α,
β,γ)の方向を向くような図1のS軸廻りの回転角度
s、T軸廻りの回転角度t、U軸廻りの回転角度uを算
出する。
【0035】ステップS13では、ロボット10の頭部
を人の触った箇所を見るように傾ける。具体的には、S
軸の回転角度を調整するモータに角度「s」を与え、T
軸の回転角度を調整するモータに角度「t」を与え、U
軸の回転角度を調整するモータに角度「u」を与え、残
りのモータにはすべて角度「0」を与える。したがっ
て、このステップS13では、ロボット10の頭部42
がS軸を中心として角度sだけ、T軸を中心として角度
tだけ、U軸を中心として角度uだけそれぞれ回転さ
れ、オン状態のタッチセンサがある方向を向く。
【0036】つぎに、ステップS15からステップS1
9では、ロボットが右手を上げて手を左右に振る。つま
り、まず、ステップS15では、X軸の回転角度を調整
するモータに角度「180」を与え、残りのモータには
すべて角度「0」を与える。したがって、ステップS1
5では、ロボット10の右手がX軸を中心として角度
「180」だけ回転され、右手を上に上げる。つぎに、
ステップS17では、X軸の回転角度を調整するモータ
に角度「180」を与え、Z軸の回転角度を調整するモ
ータに角度「30」を与え、残りのモータにはすべて角
度「0」を与える。したがって、ステップS17では、
ロボット10の右手がX軸を中心として角度「180」
だけ回転され、かつZ軸を中心として角度「30」だけ
回転され、右手を上に上げた状態で右手を右に振る。そ
して、ステップS19では、X軸の回転角度を調整する
モータに角度「180」を与え、Z軸の回転角度を調整
するモータに角度「−30」を与え、残りのモータには
すべて角度「0」を与える。したがって、ステップS1
7では、ロボット10の右手がX軸を中心として角度
「180」だけ回転され、かつZ軸を中心として角度
「−30」だけ回転され、右手を上に上げた状態で右手
を左に振る。
【0037】最後にステップS21において、CPU5
0は、メモリ54から、音声入出力ボード60へ音声デ
ータを送る。したがって、スピーカ44から合成音声
「なぁ〜に」が出力される。
【0038】このように、人がロボット10に触れる
と、ロボット10の頭部42が人の触れた箇所を見て、
右手を振るとともに「なぁ〜に」と応えるという行動を
する。このようにして、人がロボット10に触れると、
ロボット10が触れられたことを認識していることを伝
えることができるので、人とのコミュニケーションをよ
り深めることができる。
【0039】また、ロボット10が、触れたものを壊さ
ないようにする機構を備えていれば、ロボット10が触
れた方向を見ることによって、人はロボット10が触れ
た物を回避することが予測できるので、ロボット10の
非常停止ボタンなどを不用意に押さなくても済むように
なる。
【0040】なお、この発明の実施の形態は種々に変更
して適用してもよい。たとえば、上述の実施例では、タ
ッチセンサは上部胴体22の肩関節30Rおよび30L
を含む肩の部分,上腕32Rおよび32L,前腕36R
および36L,ならびに台車12の前面に設けることと
したが、上部胴体22の肩の部分,肩関節30Rおよび
30L,上腕32Rおよび32L,前腕36Rおよび3
6L,台車12のいずれかひとつにタッチセンサを設け
るようにしてもよい。また、上部胴体22の全体にタッ
チセンサを設けるようにしてもよく、台車12の全面に
タッチセンサを設けるようにしてもよい。さらに言え
ば、肘関節34Rおよび34Lなど、ロボット10のど
の部位にタッチセンサを設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の全体構成を示す正面図で
ある。
【図2】この発明の一実施例の全体構成を示す上面図で
ある。
【図3】図1の実施例のブロック図である。
【図4】図1の実施例における動作の一部を説明するフ
ロー図である。
【符号の説明】
10 …コミュニケーションロボット 20 …下部胴体 22 …上部胴体 30R、30L …肩関節 32R、32L …上腕 34R、34L …肘関節 36R、36L …前腕 40 …首関節 42 …頭部 44 …スピーカ 50 …CPU 54 …メモリ 56 …モータ制御ボード 58 …センサ入出力ボード 60 …音声入出力ボード 62 …右腕モータ 64 …左腕モータ 66 …頭部モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神田 崇行 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 (72)発明者 小野 哲雄 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 (72)発明者 石黒 浩 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 Fターム(参考) 2C150 BA11 CA01 DA24 DA26 DA27 DA28 DF03 DF06 DF08 DF33 ED42 ED52 EE02 EF07 EF16 EF23 3C007 AS36 BS27 CS08 KS10 KS11 KS31 KS36 KS39 KT02 KT04 KX05 MT14 WA03 WA16 WB18 WB26 WC06 WC30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクションを用いてコミュニケーションを
    図るコミュニケーションロボットであって、 胴体、 前記胴体上に首関節を介して取り付けられた頭部、 前記コミュニケーションロボットの任意の箇所に設けら
    れた複数のタッチセンサ、および前記首関節を制御し
    て、オン状態の前記タッチセンサの方向に向くように頭
    部を変位させる頭部変位手段を備える、コミュニケーシ
    ョンロボット。
  2. 【請求項2】オン状態の前記タッチセンサが存在する3
    次元座標を算出する座標算出手段をさらに備え、前記頭
    部変位手段は前記座標算出手段が算出した3次元座標の
    方向に前記頭部が向くように前記首関節を制御する、請
    求項1記載のコミュニケーションロボット。
  3. 【請求項3】前記胴体上に肩関節を介して取り付けられ
    た上腕、前記上腕に肘関節を介して取り付けられた前
    腕、および前記タッチセンサのいずれかがオン状態にな
    ったときに、前記肩関節および前記肘関節の少なくとも
    一方を制御して前記上腕および前記前腕の少なくとも一
    方を変位させる腕変位手段をさらに備える、請求項1ま
    たは2記載のコミュニケーションロボット。
  4. 【請求項4】前記タッチセンサのいずれかがオン状態に
    なったときに、音声を発生する音声発生手段をさらに備
    える、請求項1ないし3のいずれかに記載のコミュニケ
    ーションロボット。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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