JP2002354971A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

魚釣用スピニングリ−ル

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JP2002354971A
JP2002354971A JP2001166131A JP2001166131A JP2002354971A JP 2002354971 A JP2002354971 A JP 2002354971A JP 2001166131 A JP2001166131 A JP 2001166131A JP 2001166131 A JP2001166131 A JP 2001166131A JP 2002354971 A JP2002354971 A JP 2002354971A
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line roller
line
fishing
bail
roller
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JP2001166131A
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Inventor
Kazuyuki Matsuda
和之 松田
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインロ−ラのガタを少なくしてスム−
ズに回転可能にしたこと。 【解決手段】 一方側のベ−ル支持部材4にベ−ル取付
部5が取り付けられ、ベ−ル取付部5の軸部5d外周に
軸受13、14が嵌合されて軸受13、14の外側にラ
インロ−ラ6が嵌合されている。ラインロ−ラ6の内周
の大径部6bには軸受13が、内周の大径部6cにはラ
インロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材15と軸
受14が嵌合され、弾性部材15はバネ座金、ゴムワッ
シャ−、Oリング等が使用されている。ラインロ−ラ6
は外周に傾斜した小径部6dと、一側の大径部6eと、
他側の中径部6fと、大径部6eの傾斜した小径部6d
側に突出した釣糸11をスプ−ル3へ案内する際に釣糸
11の糸道を制御する糸道制御部6gが形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣糸案内装置のラ
インロ−ラの支持機構を改善した魚釣用スピニングリ−
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用スピニングリ−ルはハンド
ルの巻取り駆動で回転するロ−タの支持腕に取り付けら
れた釣糸案内装置を介して釣糸をスプ−ルに巻回保持す
る構成である。釣糸案内装置は通常、釣糸をスプ−ルへ
案内するラインロ−ラをベ−ル支持部材の一方に取り付
けて構成され、該ラインロ−ラはベ−ル支持部材の支持
部に回転可能に支持されている。該ラインロ−ラは、組
み付けた後スム−ズに回転させるように、ガタ無しで組
み込まれることは無く、所定のクリアランスをもって組
み付けられているが、該クリアランスを形成することで
以下に述べる不具合が生じる。
【0003】1)正常にスプ−ルに巻回が巻回される時
はラインロ−ラで釣糸が案内されると、釣糸に糸撚れが
掛かって巻回され、釣糸の放出時にこの糸撚れが解除さ
れて放出される。更に通常ラインロ−ラに釣糸が巻回さ
れる時は、ラインロ−ラの鍔部を釣糸が押すように回転
している為、ラインロ−ラは一方向に寄せられて回転し
ている。しかし、スプ−ルの糸巻き量や竿のガイド位置
とラインロ−ラ位置との関係でラインロ−ラの軸方向へ
のガタ付きが生じ、釣糸の糸道が安定せず、糸撚れが掛
かったり、掛からない状態で巻回されることが発生す
る。糸撚れが掛からない状態で巻回されると放出時に糸
撚れが掛かって残る現象が発生することになる。
【0004】2)前記ガタの発生時にラインロ−ラとベ
−ル支持部材とが接触することで接触音が発生すると同
時に振動が発生し、巻取り操作時に釣り人に不快感を与
え、精密感の無いリ−ルとなってしまう。 3)クリアランスを除去しようとガタをつめるとライン
ロ−ラの回転不良となり、最悪の場合ロ−ラ表面に糸傷
を生じさせてしまう。 4)糸道制御部(ガイドや溝)をラインロ−ラ表面に形
成した場合、1)の理由で発生するラインロ−ラの軸方
向ガタがより顕著に発生するので前記不具合が助長され
てしまう。
【0005】前記の不具合を解消するべく、実開平3
−102853号公報にはラインロ−ラの両側にライン
ロ−ラの転動を抑制する制動機能が備えられた構成が記
載され、実開平4−129766号公報にはラインロ
−ラのベ−ル支持部材側にOリングを取り付けてライン
ロ−ラのガタ付きを防止した構成が開示されている。し
かし、前記及び共に、ラインロ−ラが軸受で支持さ
れておらず、ラインロ−ラはスム−ズに回転できない。
又、ラインロ−ラとベ−ル支持部材間に直接Oリングの
押圧力が作用する為、ラインロ−ラの回転に制動力が掛
かり、スム−ズにラインロ−ラを回転させることは不可
能であり、ラインロ−ラの表面に糸傷を生じさせてしま
う不具合は何等解消されないのが現状であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、ラインロ−ラは、組み付けた後スム−ズに回転さ
せるように、ガタ無しで組み込まれることは無く、所定
のクリアランスをもって組み付けられているが、該クリ
アランスを形成することで、ラインロ−ラの軸方向への
ガタ付きが生じ、釣糸の糸道が安定せず、糸撚れが掛か
ったり、掛からない状態で巻回されることが発生する。
前記ガタの発生時にラインロ−ラとベ−ル支持部材とが
接触することで接触音が発生すると同時に振動が発生
し、巻取り操作時に釣り人に不快感を与え、精密感の無
いリ−ルとなってしまう。クリアランスを除去しようと
ガタをつめるとラインロ−ラの回転不良となり、最悪の
場合ロ−ラ表面に糸傷を生じさせてしまうことである。
【0007】本発明の目的は前記欠点に鑑み、ラインロ
−ラのガタを少なくしてスム−ズに回転可能にした魚釣
用リ−ルを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、ハンドルに連動して回
転するロ−タと、該ロ−タに形成された一対の支持ア−
ムと、該支持ア−ムに装着された一対のベ−ル支持部材
とを有し、該一対のベ−ル支持部材における一方側に釣
糸を案内するラインロ−ラを回転可能に支持した魚釣用
スピニングリ−ルであって、該ラインロ−ラは、該一方
側のベ−ル支持部材に軸受を介して軸承されると共に、
該軸受に隣接して介在されたラインロ−ラの軸方向移動
を規制する弾性部材で移動規制されたことを要旨とする
ものである。
【0009】請求項2に係わる本発明は、前記弾性部材
を介在させることで、前記一方側のベ−ル支持部材へラ
インロ−ラを組み付ける際のクラアランスを無くしたこ
とを要旨とするものである。請求項3に係わる本発明
は、前記ラインロ−ラは、釣糸をスプ−ルへ案内する際
に釣糸の糸道を制御する糸道制御部が形成されているこ
とを要旨とするものである。請求項4に係わる本発明
は、前記ラインロ−ラは、中間部材を介して支持される
ことを要旨とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、ライン
ロ−ラ6、6′、6″と軸受14や軸受13の間や、ベ
−ル取付部5の段部5cと軸受16や軸受14の間や、
一方側のベ−ル支持部材4の筒部4eと軸受13の間に
ラインロ−ラ6、6′、6″の軸方向移動を規制する弾
性部材15、17を介在させることで、スプ−ル3の糸
巻き量や竿のガイド位置とラインロ−ラ6位置との関係
で生じるラインロ−ラ6、6′、6″の軸方向へのガタ
付きを効果的に防ぎ、釣糸の糸道の規制が確実となり、
糸撚れを効果的に防ぐことが可能となる。ラインロ−ラ
6、6′、6″の軸方向移動を規制する弾性部材15、
17が介在されていると、ラインロ−ラ6、6′、6″
に嵌合された軸受13と軸受14、16が一方側のベ−
ル支持部材4とベ−ル取付部5に夫々接触するガタがあ
る設計寸法でも接触音や不快な振動音を防ぐことが可能
となるので、精密感が向上する。
【0011】請求項2の本発明により、組み付け時や、
ラインロ−ラ6、6′、6″のスム−ズな回転の為に必
要となるクリアランスを形成しても、弾性部材15、1
7をクリアランスより若干大きく形成することでライン
ロ−ラ6の軸方向クリアランスを無くすることが可能と
なり、ラインロ−ラ6の軸方向ガタが皆無となり、糸撚
れ防止、ラインロ−ラ6、6′、6″のガタ防止効果が
更に向上する。又、量産時の寸法のバラツキも弾性部材
15、17が吸収するので、ラインロ−ラ6、6′、
6″の回転不良が解消される。
【0012】請求項3の本発明により、ラインロ−ラ6
に釣糸11の糸道を制御する糸道制御部6gを形成する
と、弾性部材15、17がラインロ−ラ6、6′、6″
の軸方向のガタ付きを効果的に防ぎ、糸撚れ防止効果を
更に向上させることが可能となる。請求項4の本発明に
より、軸受13、14とラインロ−ラ6′、6″の間に
中間部材8、8′を設けると、中間部材8、8′に軸受
支持形状を形成するので、ラインロ−ラ6′、6″をシ
ンプルな形状とすることが可能となり、難加工性材料を
使用出来るので、ラインロ−ラ6′、6″の素材の選択
幅が拡大し、釣糸11の当りやラインロ−ラ6′、6″
の強度を向上することができる。
【0013】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1、図2は第1実施例で、図1は魚釣用スピニ
ングリ−ルの側面図、図2は一方側のベ−ル支持部材と
ラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図であ
る。
【0014】魚釣用スピニングリ−ルはリ−ル本体1の
前面に突出した図示しない回転筒軸にロ−タ2が固定さ
れ、回転筒軸の中を通してロ−タ2の前側に突出した図
示しないスプ−ル軸にスプ−ル3が取り付けられてい
る。ロ−タ2はハンドル10の回転で図示しない駆動機
構を介して回転され、スプ−ル3はハンドル10の回転
で図示しないオシレ−ト機構を介して前後に往復動され
る。ロ−タ2の一方側のベ−ル支持ア−ム2aと図示し
ない他方側のベ−ル支持ア−ムの先端部外側に反転自在
に一方側のベ−ル支持部材4と図示しない他方側のベ−
ル支持部材が夫々螺子で軸承され、実線の釣糸の巻き取
り状態と図示しない放出状態に反転される。スプ−ル3
の外側は前側の鍔部3aと釣糸巻回胴部3bと後側の大
径筒部3cとで形成されている。
【0015】一方側のベ−ル支持部材4にベ−ル取付部
5とラインロ−ラ6が取り付けられている。一方側のベ
−ル支持部材4は先端支持部4aに透孔4bと、外側の
凹部4cと、内側に大小の筒部4d、4eと、筒部4
d、4eの内側に凹部4f、4gが形成されている。
【0016】ベ−ル取付部5は一側太径部5a端面の凹
部5bと中心に段部5cで軸部5dが一体に形成されて
軸部5dの中心に螺子穴5eが形成されている。ベ−ル
取付部5の他側に太径部5aから傾斜した小径部5fと
ベ−ル5gが一体に形成されている。傾斜した小径部5
fの一側面に傾斜面5hが形成されている。傾斜面5h
は釣糸11がベ−ル5gからラインロ−ラ6にスム−ズ
に移動出来るなだらかな形状に形成されている。ベ−ル
取付部5の軸部5dの先端は、一方側のベ−ル支持部材
4の先端支持部4aの凹部4gに嵌合され、一方側のベ
−ル支持部材4の先端支持部4aの外側から螺子12が
透孔4bに挿入されて螺子穴5eに螺合されて取り付け
られている。ベ−ル5gの他側は図示しない他方側のベ
−ル支持部材に取り付けられている。
【0017】ベ−ル取付部5の軸部5d外周にはボ−ル
軸受13、14が嵌合されている。軸受13、14の外
側にラインロ−ラ6が嵌合されている。ラインロ−ラ6
は内周に小径部6aと、小径部6aの左右に夫々段部で
大径部6b、6cが形成されている。ラインロ−ラ6は
外周に傾斜した小径部6dと、一側の大径部6eと、他
側の中径部6fと、大径部6eの傾斜した小径部6d側
に突出した釣糸11をスプ−ル3へ案内する際に釣糸1
1の糸道を制御する糸道制御部6gが形成されている。
大径部6bには軸受13が嵌合されている。大径部6c
にはラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材1
5と軸受14が嵌合されている。
【0018】軸受13は一方側のベ−ル支持部材4の筒
部4eに当接され、軸受14はベ−ル取付部5の段部5
cに当接されている。ラインロ−ラ6の大径部6eは一
方側のベ−ル支持部材4の先端支持部4aの凹部4f内
に、ラインロ−ラ6の中径部6fはベ−ル取付部5の凹
部5b内に収容されている。弾性部材15はバネ座金、
ゴムワッシャ−、Oリング等が使用されている。
【0019】スプ−ル3に釣糸11が巻回される時は、
ハンドル10が回転されると、一方側のベ−ル支持部材
4とベ−ル取付部5とベ−ル5gとラインロ−ラ6が図
示しない放出状態から実線の巻き取り状態に反転されて
ロ−タ2が回転され、釣糸11はベ−ル5gで掬くい上
げられてラインロ−ラ6に載せられてラインロ−ラ6で
案内されて巻回される。釣糸11が放出される時は、一
方側のベ−ル支持部材4とベ−ル取付部5とベ−ル5g
とラインロ−ラ6と図示しない他方側のベ−ル支持部材
が実線の巻き取り状態から図示しない放出状態に反転さ
れてスプ−ル3から釣糸11が前方に引き出されて放出
される。
【0020】前記のようにラインロ−ラ6と軸受14の
間にラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材1
5が介在されていると、スプ−ル3の糸巻き量や竿のガ
イド位置とラインロ−ラ6位置との関係で生じるライン
ロ−ラ6の軸方向へのガタ付きを効果的に防ぐことが可
能となる。ラインロ−ラ6に嵌合された軸受13と軸受
14が一方側のベ−ル支持部材4とベ−ル取付部5に夫
々接触され、接触部分にガタがあると接触音や振動音が
発生するが、ラインロ−ラ6と軸受14の間にラインロ
−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材15が介在され
ていると、接触音や振動音の発生が防止される。
【0021】魚釣用スピニングリ−ルが前記のように構
成されると、ラインロ−ラ6と軸受14の間にラインロ
−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材15を介在させ
ることで、スプ−ル3の糸巻き量や竿のガイド位置とラ
インロ−ラ6位置との関係で生じるラインロ−ラ6の軸
方向へのガタ付きを効果的に防ぎ、釣糸の糸道の規制が
確実となり、糸撚れを効果的に防ぐことが可能となる。
ラインロ−ラ6と軸受14の間にラインロ−ラ6の軸方
向移動を規制する弾性部材15が介在されていると、ラ
インロ−ラ6に嵌合された軸受13と軸受14が一方側
のベ−ル支持部材4とベ−ル取付部5に夫々接触するガ
タがある設計寸法でも接触音や不快な振動音を防ぐこと
が可能となるので、精密感が向上する。
【0022】組み付け時や、ラインロ−ラ6のスム−ズ
な回転の為に必要となるクリアランスを形成しても、弾
性部材15をクリアランスより若干大きく形成すること
でラインロ−ラ6の軸方向クリアランスを無くすること
が可能となり、ラインロ−ラ6の軸方向ガタが皆無とな
り、糸撚れ防止、ラインロ−ラ6のガタ防止効果が更に
向上する。又、量産時の寸法のバラツキも弾性部材15
が吸収するので、ラインロ−ラ6の回転不良が解消され
る。ラインロ−ラ6に釣糸11の糸道を制御する糸道制
御部6gを形成すると、弾性部材15がラインロ−ラ6
の軸方向のガタ付きを効果的に防ぎ、糸撚れ防止効果を
更に向上させることが可能となる。
【0023】図3は第2実施例で、図3は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0024】第2実施例では、第1実施例のボ−ル軸受
14に代えてメタル軸受16が使用され、ベ−ル取付部
5の軸部5d外周にはラインロ−ラ6の軸方向移動を規
制する弾性部材17とメタル軸受16とボ−ル軸受13
が嵌合されている。ベ−ル取付部5の段部5cとメタル
軸受16の間にラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する
弾性部材17が介在されている。弾性部材17はOリン
グ等が使用されている。他の構成は前記第1実施例と略
同一である。
【0025】第2実施例のように、ベ−ル取付部5の段
部5cとメタル軸受16の間にラインロ−ラ6の軸方向
移動を規制する弾性部材17が介在されていると、スプ
−ル3の糸巻き量や竿のガイド位置とラインロ−ラ6位
置との関係で生じるラインロ−ラ6の軸方向へのガタ付
きを効果的に防ぐことが可能となる。
【0026】図4は第3実施例で、図4は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0027】第3実施例では、ベ−ル取付部5の軸部5
d外周にはラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性
部材17とボ−ル軸受14とボ−ル軸受13が嵌合され
ている。ベ−ル取付部5の段部5cとボ−ル軸受14の
間にラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材1
7が介在されている。他の構成は前記第1実施例と略同
一である。
【0028】図5は第4実施例で、図5は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0029】第4実施例では、ベ−ル取付部5の軸部5
d外周にはラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性
部材17とボ−ル軸受14とボ−ル軸受13とラインロ
−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部材17が嵌合され
ている。一方側のベ−ル支持部材4の筒部4eと軸受1
3の間にラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性部
材17が介在され、ベ−ル取付部5の段部5cとボ−ル
軸受14の間にラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する
弾性部材17が介在されている。他の構成は前記第1実
施例と略同一である。
【0030】図6は第5実施例で、図6は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0031】第5実施例では、第2実施例と同様にメタ
ル軸受16が使用され、ラインロ−ラ6の大径部6bに
軸受13とラインロ−ラ6の軸方向移動を規制する弾性
部材17とが嵌合されている。軸受13は一方側のベ−
ル支持部材4の筒部4e当接され、メタル軸受16はベ
−ル取付部5の段部5cに当接されている。他の構成は
前記第1実施例と略同一である。
【0032】図7は第6実施例で、図7は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0033】第6実施例では、ベ−ル取付部5の軸部5
d外周にボ−ル軸受13、14が嵌合され、軸受13、
14の外側に中間部材8、8を挾んでラインロ−ラ6′
が嵌合されている。ラインロ−ラ6′は内周に小径部6
aと、小径部6aの左右に夫々段部で大径部6b、6c
が形成されている。ラインロ−ラ6′は外周に水平の小
径部6hと、両側に大径部6i、6jが形成されてい
る。大径部6b、6cには中間部材8、8を挾んで軸受
13、14が夫々嵌合されている。中間部材8は筒部8
aと内向きの鍔部8bで形成されている。中間部材8の
鍔部8bと軸受13、14の間にはラインロ−ラ6′の
軸方向移動を規制する弾性部材15が嵌合されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0034】軸受13、14とラインロ−ラ6′の間に
中間部材8を設けると、ラインロ−ラ6′の素材の選択
幅が拡大し、釣糸11の当りやラインロ−ラ6′の強度
を向上することができる。
【0035】図8は第7実施例で、図8は一方側のベ−
ル支持部材とラインロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断
面側図である。
【0036】第7実施例では、ベ−ル取付部5の軸部5
d外周にラインロ−ラ6″の軸方向移動を規制する弾性
部材15とボ−ル軸受14とボ−ル軸受13とラインロ
−ラ6″の軸方向移動を規制する弾性部材15が嵌合さ
れ、軸受13、14の外側に中間部材8′、8′を挾ん
でラインロ−ラ6″が嵌合されている。ラインロ−ラ
6″は内周に大径部6kが形成されている。ラインロ−
ラ6″は外周に水平の小径部6mと、傾斜部6nと、段
部6oと、傾斜部6pと、両側に大径部6i、6jが形
成されている。大径部6kには中間部材8′、8′を挾
んで軸受13、14が夫々嵌合されている。中間部材
8′は筒部8aと内向きの鍔部8bと外向きの鍔部8c
で形成されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0038】請求項1により、ラインロ−ラと軸受の間
や、ベ−ル取付部の段部と軸受の間や、一方側のベ−ル
支持部材の筒部と軸受の間にラインロ−ラの軸方向移動
を規制する弾性部材を介在させることで、スプ−ルの糸
巻き量や竿のガイド位置とラインロ−ラ位置との関係で
生じるラインロ−ラの軸方向へのガタ付きを効果的に防
ぎ、釣糸の糸道の規制が確実となり、糸撚れを効果的に
防ぐことが可能となる。ラインロ−ラの軸方向移動を規
制する弾性部材が介在されていると、ラインロ−ラに嵌
合された軸受が一方側のベ−ル支持部材とベ−ル取付部
に夫々接触するガタがある設計寸法でも接触音や不快な
振動音を防ぐことが可能となるので、精密感が向上す
る。
【0039】請求項2により、組み付け時や、ラインロ
−ラのスム−ズな回転の為に必要となるクリアランスを
形成しても、弾性部材をクリアランスより若干大きく形
成することでラインロ−ラの軸方向クリアランスを無く
することが可能となり、ラインロ−ラ6の軸方向ガタが
皆無となり、糸撚れ防止、ラインロ−ラ6のガタ防止効
果が更に向上する。又、量産時の寸法のバラツキも弾性
部材が吸収するので、ラインロ−ラの回転不良が解消さ
れる。請求項3により、ラインロ−ラに釣糸の糸道を制
御する糸道制御部を形成すると、弾性部材がラインロ−
ラの軸方向のガタ付きを効果的に防ぎ、糸撚れ防止効果
を更に向上させることが可能となる。請求項4により、
軸受とラインロ−ラの間に中間部材を設けると、中間部
材に軸受支持形状を形成するので、ラインロ−ラをシン
プルな形状とすることが可能となり、難加工性材料を使
用出来るので、ラインロ−ラの素材の選択幅が拡大し、
釣糸の当りやラインロ−ラの強度を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの側面
図である。
【図2】同一方側のベ−ル支持部材とラインロ−ラとベ
−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図3】第2実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図4】第3実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図5】第4実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図6】第5実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図7】第6実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【図8】第7実施例で、一方側のベ−ル支持部材とライ
ンロ−ラとベ−ル取付部の拡大要部断面側図である。
【符号の説明】
2 ロ−タ 2a 一方側のベ−ル支持ア−ム 3 スプ−ル 4 一方側のベ−ル支持部材 6、6′、6″ ラインロ−ラ 6g 糸道制御部 8、8′ 中間部材 10 ハンドル 11 釣糸 13、14、16 軸受 15、17 ラインロ−ラの軸方向移動を規制する弾性
部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルに連動して回転するロ−タと、該
    ロ−タに形成された一対の支持ア−ムと、該支持ア−ム
    に装着された一対のベ−ル支持部材とを有し、該一対の
    ベ−ル支持部材における一方側に釣糸を案内するライン
    ロ−ラを回転可能に支持した魚釣用スピニングリ−ルで
    あって、該ラインロ−ラは、該一方側のベ−ル支持部材
    に軸受を介して軸承されると共に、該軸受に隣接して介
    在されたラインロ−ラの軸方向移動を規制する弾性部材
    で移動規制されたことを特徴とする魚釣用スピニングリ
    −ル。
  2. 【請求項2】前記弾性部材を介在させることで、前記一
    方側のベ−ル支持部材へラインロ−ラを組み付ける際の
    クラアランスを無くしたことを特徴とする請求項1記載
    の魚釣用スピニングリ−ル。
  3. 【請求項3】前記ラインロ−ラは、釣糸をスプ−ルへ案
    内する際に釣糸の糸道を制御する糸道制御部が形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2記載の魚釣用ス
    ピニングリ−ル。
  4. 【請求項4】前記ラインロ−ラは、中間部材を介して支
    持されることを特徴とする請求項1から3記載の魚釣用
    スピニングリ−ル。
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