JP2002353830A - Amラジオ受信装置およびそのagc特性補正方法 - Google Patents

Amラジオ受信装置およびそのagc特性補正方法

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JP2002353830A
JP2002353830A JP2001154848A JP2001154848A JP2002353830A JP 2002353830 A JP2002353830 A JP 2002353830A JP 2001154848 A JP2001154848 A JP 2001154848A JP 2001154848 A JP2001154848 A JP 2001154848A JP 2002353830 A JP2002353830 A JP 2002353830A
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Tomoyuki Miki
智之 三木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 AMラジオ受信装置において、電界強度が低
下したときの希望信号成分の低下を防ぐため、ノイズの
少ない間は希望信号のレベルが一定になるよう補正を行
い、また一時的な電界変動には応答しないする。 【解決手段】 受信したAMラジオ放送信号の電界強度
を検出し、検出した電界強度の一定期間毎の平均値を演
算するとともに、平均化した電界強度に対して音声出力
の補正量を決め、その補正量に応じて音声出力を変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車載用等のAM
ラジオ受信装置において、特に弱電界信号受信時におけ
るAGC特性の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用ラジオ受信装置では、走行
に伴って受信電界強度が変化するため、電界強度が低下
したときには、受信機のS/N特性が悪化して受信信号
中の雑音レベルが増加する。そこで、このような電界強
度が弱いときの耳障りなノイズを低減するために、電界
強度が弱くなるとチューナで検波出力のゲインを落と
し、ノイズの増加を防ぐようなAGC特性を持たせてい
る。
【0003】また、例えば実開平3−120139号公
報に示されるように、電界強度の低下に伴い、徐々に検
波出力のゲインが下がるのを防止するため、電界強度信
号で直接、電子ボリウムを補正するものもあるが、ノイ
ズによる一時的な電界変動にも反応し、音のふらつきの
原因となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は電界強度が
低下したときの希望信号成分の低下を防ぐため、ノイズ
の少ない間は希望信号のレベルが一定になるよう補正を
行い、また一時的な電界変動には応答しないようにした
AMラジオ受信装置及びそのAGC特性補正方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明のAMラジオ受信装置は、受信したAMラ
ジオ放送信号の電界強度を検出する電界強度検出手段
と、検出した電界強度の一定期間毎の平均値を計算する
電界強度平均化手段、および平均化した電界強度情報に
対する音声出力の補正量を決め、その補正量に応じて音
声出力を変化させる制御手段を備えている。また、制御
手段は、選局操作時には、電界強度検出手段の検出した
電界強度に応じて音声出力を制御する。さらに、制御手
段としてDSPを用いる。
【0006】また、受信したAMラジオ放送信号の電界
強度が弱くなるに従って検波出力ゲインを低下させノイ
ズの増加を防ぐようなAGC特性を持たせたAMラジオ
受信装置のAGC特性補正方法において、一定期間毎に
上記受信信号の電界強度の平均値を演算し、平均化した
電界強度情報に対して音声出力の補正量を決定すると共
に、上記補正量に応じて音声出力を変化させ上記AGC
特性を補正する。
【0007】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
一実施形態を示す車載用AMラジオ受信機のブロック図
である。図において、1は受信アンテナ、2はAMラジオ
放送電波を受信し音声信号を出力するチューナ部、3は
受信電界強度に比例した直流電圧(Sメータ電圧)を出
力する電界強度出力部、4は前記Sメータ電圧を一定周
期でサンプリングし、電界強度を検知する電界強度検出
部、5はサンプリングしたSメータ電圧データを逐次記
憶するメモリ部、6はメモリ部5に記憶されたSメータ
電圧データの一定期間毎の相加平均を演算し平均電界強
度情報Svを出力する電界強度平均化処理部、7は平均
電界強度情報Svに対応して音量及び音質の補正量を決
定する制御部、8は制御部7の制御信号によって音声信
号の音量及び音質を調整する音量調整部、9は音声信号
を増幅する低周波増幅回路、10はスピーカーである。
なお、電界強度検出部4、メモリ部5、電界強度平均化
処理部6及び制御部7はマイクロコンピュータ11内に
含まれる。
【0008】アンテナ1で受信している電波の電界強度
が十分高いときには、チューナ2から出力されるノイズ
が少ないため、チューナ2で検波された音声信号は音量
調整回路8に入力され、希望の音量、音質に調整され、
低周波増幅回路9に入力される。低周波増幅回路9で増
幅された音声信号が、スピーカー10から出力される。
【0009】一方、電界強度がやや低下しチューナ2の
AGC特性によりチューナからの音声出力が低下してく
る状態においては、電界強度検出部4でサンプリングし
た電界強度を、電界強度平均化処理部6で相加平均して
平均電界強度情報Svを得、制御部7で平均電界強度情
報Svに基づいた音声出力の補正量を決定し、この補正
量に応じて音量調整回路8を制御し音量を上げ希望信号
の低下を抑制する。
【0010】さらに電界強度が低下してきた場合には、
チューナからの音声出力のノイズ成分が増加するため、
音量調整回路8を制御し音量を下げるとともに、低域、
高域の音質を下げる方向に調整することにより、耳障り
なノイズを軽減できる。
【0011】図2はマイクロコンピュータ11による制
御動作を説明するためのフローチャートで、ステップS
1においてチューナ2内の電界強度出力部3から出力さ
れたSメータ電圧を一定間隔、例えば100ms毎にサ
ンプリングしてマイコン11内の電界強度検出部4に取
り込む。次にステップS2において、サンプリングされ
たSメータ電圧を逐次メモリ部5に記憶する。そしてス
テップS3において、一定期間(例えばサンプリング1
6回相当分)経過したかどうかを判定し、経過した場合
には、ステップS4においてS2で記憶されたSメータ
電圧の相加平均値を演算し、一定時間毎の平均電界強度
情報Svを得る。さらにステップS5においては、S4
で得られた電界強度情報Svに対する音量・音質の補正
量を制御部7に格納されたテーブルから算出する。この
場合の補正量としては、例えば電界1dBμV毎に音量
0.5dB単位で変化させる。そして、算出された補正
量に応じて音量・音質の補正が必要な場合にはステップ
S6においてS5で求めた補正量に対応して音量調整回
路8を制御する。
【0012】このような制御を行うことにより、アンテ
ナ1で受信している電波の電界強度が十分高いときに
は、音量調整回路7はユーザーの希望の音量、音質調整
を行う一方、電界強度がやや低下してくる状態では、電
界強度検出部4で検出した電界強度の平均値に応じて、
音量調整回路8を制御し希望信号の低下が抑制できる。
すなわち、図3のAGC特性図に示すように、まだノイ
ズ成分Nがそれほど増えていないのにSaのようにチュ
ーナ出力が低下する状態においても、図3のSbのよう
な安定した出力を等価的に得ることができる。
【0013】しかも、メモリ部5に記憶された電界強度
情報を利用し、一定期間毎の電界強度の平均値を基に制
御を行っているので、電界強度の判定に時定数を持たせ
ることができ、ノイズによる一時的な電界変動などには
反応せず、音のふらつきを防ぐことができる。
【0014】なお、他局切替時すなわち選局操作を行い
受信局が変わった場合には、電界が大きく急変する可能
性があるので、この場合には図2のS7に示すように、
電界強度平均化処理部6による平均化処理をパスして電
界強度の平均化処理によらず、制御部7はステップS1
4で検出した電界強度に応じて所定の音量及び音質の補
正量だけ音声調整回路8の補正を行う。
【0015】また、上記音量及び音質の補正にDSP
(Digital Signal Processor)を用いた場合には、複
雑な回路を追加することなく実現でき、電界強度に応じ
て細かく補正量を設定するなど細かい制御が可能とな
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明のAMラジオ受
信装置は、受信したAMラジオ放送信号の電界強度を検
出する電界強度検出手段と、検出した電界強度の一定期
間毎の平均値を演算する電界強度平均化手段、および平
均化した電界強度に対して音声出力の補正量を決め、そ
の補正量に応じて音声出力を変化させる制御手段を備え
ることにより、 チューナのAGC特性によりノイズが
増加する前に希望信号が低下することを防ぐことが可能
となり、AGC特性を改善することができる。この改善
により、電界強度が低下しても希望信号が低下すること
なく、ノイズの増加に伴い急峻に音声レベルを下げるこ
とにより、より聞きやすい特性を作ることができる。そ
の際、一定期間の電界強度の平均値で制御することによ
り、一時的な電界強度の低下への反応をなくし、より聴
きやすい特性を得ることができる。
【0017】また、制御手段は、選局操作時には、電界
強度検出手段の検出した電界強度に応じて音声出力を制
御するので、他局に切替えた場合には、電界強度平均化
手段による平均化処理をパスして聴感上違和感のないよ
うにすることができる。さらに、制御手段としてDSP
を用いることにより、複雑な回路を追加することなく細
かい制御が可能となる。
【0018】また、受信したAMラジオ放送信号の電界
強度が弱くなるに従って検波出力のゲインを低下させノ
イズの増加を防ぐようなAGC特性を持たせたAMラジ
オ受信装置のAGC特性補正方法において、一定期間毎
に上記受信信号の電界強度の平均値を演算し、平均化し
た電界強度に対する音声出力の補正量を決定すると共
に、上記補正量に応じて音声出力を変化させ上記AGC
特性を補正することにより、電界強度がやや低下しチュ
ーナのAGC特性によりチューナからの音声出力が低下
してくる状態でも、電界強度に応じて音量を上げ希望信
号の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1を示す車載用AMラジオ
受信装置のブロック図。
【図2】この発明の動作を説明するフローチャート。
【図3】この発明による効果を説明するためのAGC特
性図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 チューナ 3 電界強度出力部 4 電界強度検出部 5 メモリ部 6 電界強度平均化処理部 7 制御部 8 音量調整回路 9 低周波増幅回路 10 スピーカー 11 マイクロコンピュータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したAMラジオ放送信号の電界強度
    を検出する電界強度検出手段と、検出した電界強度の一
    定期間毎の平均値を演算する電界強度平均化手段、およ
    び平均化した電界強度情報に対する音声出力の補正量を
    決め、その補正量に応じて音声出力を変化させる制御手
    段を備えたことを特徴とするAMラジオ受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記制御手段は、選
    局操作時には、電界強度検出手段の検出した電界強度に
    応じて音声出力を制御することを特徴とするAMラジオ受
    信装置
  3. 【請求項3】 請求項1において、上記制御手段として
    DSPを用いたことを特徴とするAMラジオ受信装置。
  4. 【請求項4】 受信したAMラジオ放送信号の電界強度
    が弱くなるに従って検波出力ゲインを低下させノイズの
    増加を防ぐようなAGC特性を持たせたAMラジオ受信
    装置のAGC特性補正方法において、一定期間毎に上記
    受信信号の電界強度の平均値を演算し、平均化した電界
    強度情報に対する音声出力の補正量を決定すると共に、
    上記補正量に応じて音声出力を変化させ上記AGC特性
    を補正するようにしたことを特徴とするAMラジオ受信
    装置のAGC特性補正方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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