JP2002353542A - レーザーダイオード励起固体レーザー - Google Patents

レーザーダイオード励起固体レーザー

Info

Publication number
JP2002353542A
JP2002353542A JP2001157139A JP2001157139A JP2002353542A JP 2002353542 A JP2002353542 A JP 2002353542A JP 2001157139 A JP2001157139 A JP 2001157139A JP 2001157139 A JP2001157139 A JP 2001157139A JP 2002353542 A JP2002353542 A JP 2002353542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
solid
diode
crystal
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001157139A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Otsuka
尚 大塚
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
Takayuki Kato
隆之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2001157139A priority Critical patent/JP2002353542A/ja
Priority to US10/143,806 priority patent/US6816532B2/en
Publication of JP2002353542A publication Critical patent/JP2002353542A/ja
Priority to US10/952,768 priority patent/US7154930B2/en
Priority to US10/952,717 priority patent/US7411990B2/en
Priority to US10/952,748 priority patent/US7418023B2/en
Priority to US10/952,733 priority patent/US7356065B2/en
Priority to US10/952,760 priority patent/US7362789B2/en
Priority to US10/952,719 priority patent/US7403554B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 希土類元素イオンが添加された固体レーザー
結晶を、レーザーダイオードによって励起してレーザー
ビームを発生させるレーザーダイオード励起固体レーザ
ーにおいて、より多くの発振波長を実現する。 【解決手段】 Ho3+が添加された固体レーザー結晶
13をGaN系レーザーダイオード11によって励起し、該
固体レーザー結晶13における
あるいはの遷移によって固体レ
ーザービーム16を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類元素イオン
が添加された固体レーザー結晶を、レーザーダイオード
(半導体レーザー)によって励起してレーザービームを
発生させるレーザーダイオード励起固体レーザーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばJournal of Applied Physics ,Vo
l.48,No.2,pp.650〜653 (1977)や、Applied Physics
B58,pp.149〜151 (1994)に記載されているように、P
3+が添加された固体レーザー結晶をArレーザー等
のガスレーザーによって励起するガスレーザー励起固体
レーザーが知られている。
【0003】この種のガスレーザー励起固体レーザーに
おいては、の遷移によって波長47
0 〜490 nmの青色領域のレーザービームを発生させた
り、また、の遷移によって波長
520 〜550 nmの緑色領域のレーザービームを発生させ
ることも可能である。そこでこのようなガスレーザー励
起固体レーザーは、カラー感光材料にカラー画像を書き
込むための光源として利用することもできる。
【0004】また、上記の青色領域や緑色領域のレーザ
ービームを発する固体レーザーとして、例えば特開平4
−318988号に示されるように、共振器内に非線形
光学結晶を配して固体レーザービームを第2高調波等に
波長変換(短波長化)するレーザーダイオード励起固体
レーザーも知られている。
【0005】さらに近時は、青色領域やあるいは緑色領
域のレーザービームを発振するInGaN系レーザーダ
イオードや、ZnMgSSe系レーザーダイオードも開
発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
青色領域やあるいは緑色領域のレーザービームを発する
レーザーは、上記カラー画像記録装置の書込み光源等と
して用いる場合は、小型、低コスト、軽量であることが
望まれる。前述のPr3+が添加された固体レーザー結
晶を用いるガスレーザー励起固体レーザーは、励起光源
としてのガスレーザーがかなり大型、高価で、かつ重い
ので、このような用途には向いていないと言える。
【0007】一方、非線形光学結晶によって固体レーザ
ービームを短波長化するようにしたレーザーダイオード
励起固体レーザーにあっては、現状では波長変換効率が
十分に高くないので、高出力を得ることが難しいという
問題がある。またこのレーザーダイオード励起固体レー
ザーにおいては、発振モードを単一縦モード化するエタ
ロン等が挿入されるために共振器ロスが大きくなり、こ
の点からも高出力化が困難となっている。
【0008】さらにこの種のレーザーダイオード励起固
体レーザーにおいては、波長変換の位相整合を取るため
に、高精度の温度制御を行なう必要があり、そのために
出力安定性に欠けるという問題も認められる。またこの
レーザーダイオード励起固体レーザーは、非線形光学結
晶やエタロンが設けられるため部品点数が多く、コスト
が高くつくものとなっていた。
【0009】またInGaN系レーザーダイオードで
は、Inの含有量を増やすのに従って発振波長が長波長
化するので、波長470 〜490 nmの青色領域のレーザー
ビームや波長520 〜550 nmの緑色領域のレーザービー
ムを発振させることも理論上は可能である。しかし、I
nの含有量を増やすにつれて結晶性が悪化するという事
情があるため、実用上はInの含有量をさほど多くする
ことはできず、450 nm程度が長波長化の限界となって
いる。
【0010】また、他に青色光が得られるレーザーダイ
オードとして、InGaNAsあるいはGaNAsから
なる活性層を有するレーザーダイオードがある。これら
においては、Asをドープすることによって長波長化が
可能となるが、Asの含有量を増やすにつれて、やはり
結晶性が悪化するという問題があり、高出力化できる波
長としては450 〜460 nm程度となってしまう。
【0011】さらにZnMgSSe系レーザーダイオー
ドには、500 nm以上の長波長でないと連続室温発振で
きない、寿命が現状では100 時間程度しかない、という
問題がある。
【0012】上記の事情に鑑みて本出願人は、特願平1
0−6369号(特開平11−17266号参照)にお
いて、効率良く高出力の青色領域や緑色領域のレーザー
ビームを発生可能で、また低コストでかつ出力安定性も
高いレーザーダイオード励起固体レーザーを提案した。
このレーザーダイオード励起固体レーザーは、前述のP
3+が添加された固体レーザー結晶を、GaN系レー
ザーダイオードによって励起する構成を有するものであ
る。
【0013】本発明は、この特願平10−6369号で
提案したレーザーダイオード励起固体レーザーのように
GaN系レーザーダイオードを励起源として、さらに別
の多くの波長で発振し得るレーザーダイオード励起固体
レーザーを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による一つのレー
ザーダイオード励起固体レーザーは、Ho3+が添加さ
れた固体レーザー結晶をGaN系レーザーダイオードに
よって励起し、該固体レーザー結晶における
、あるいは の遷移に
よってレーザービームを発生させる構成を有するもので
ある。このレーザーダイオード励起固体レーザーは、よ
り具体的には、 の遷移によって波
長が740〜760nmのレーザービームを発生させたり、あ
るいはの遷移によって波長が54
0〜560nmのレーザービームを発生させる構成をとるこ
とができる。
【0015】なお、上記Ho3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は420nmとされる。そしてこの固
体レーザー結晶としては、希土類元素イオンとしてHo
3+のみが添加されたものを好適に用いることができ
る。
【0016】また、本発明による別のレーザーダイオー
ド励起固体レーザーは、Sm3+が添加された固体レー
ザー結晶をGaN系レーザーダイオードによって励起
し、該固体レーザー結晶における5/2
5/2 5/2 7/2 、あるいは
3/2 11/2 の遷移によってレー
ザービームを発生させる構成を有するものである。この
レーザーダイオード励起固体レーザーは、より具体的に
は、5/2 5/2 の遷移によって波
長が556〜576nmのレーザービームを発生させたり、あ
るいは /2 7/2 の遷移によって
波長が605〜625nmのレーザービームを発生させたり、
さらには3/2 11/2 の遷移によ
って波長が640〜660nmのレーザービームを発生させる
構成をとることができる。
【0017】なお、上記Sm3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は404nmとされる。そしてこの固
体レーザー結晶としては、希土類元素イオンとしてSm
3+のみが添加されたものを好適に用いることができ
る。
【0018】また本発明によるさらに別のレーザーダイ
オード励起固体レーザーは、Eu が添加された固体
レーザー結晶をGaN系レーザーダイオードによって励
起し、該固体レーザー結晶における
の遷移によってレーザービームを発生させる構成を
有するものである。このレーザーダイオード励起固体レ
ーザーは、より具体的には、
の遷移によって波長が579〜599nmのレーザービームを
発生させる構成をとることができる。
【0019】なお、上記Eu3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は394nmとされる。そしてこの固
体レーザー結晶としては、希土類元素イオンとしてEu
3+のみが添加されたものを好適に用いることができ
る。
【0020】また本発明によるさらに別のレーザーダイ
オード励起固体レーザーは、Dy が添加された固体
レーザー結晶をGaN系レーザーダイオードによって励
起し、該固体レーザー結晶における9/2
13/2 あるいは9/2
11/2 の遷移によってレーザービームを発生させる
構成を有するものである。このレーザーダイオード励起
固体レーザーは、より具体的には、9/2
13/2 の遷移によって波長が562〜582nmの
レーザービームを発生させたり、あるいは
9/2 11/2 の遷移によって波長が654
〜674nmのレーザービームを発生させる構成をとるこ
とができる。
【0021】なお、上記Dy3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は390nmとされる。そしてこの固
体レーザー結晶としては、希土類元素イオンとしてDy
3+のみが添加されたものを好適に用いることができ
る。
【0022】また本発明によるさらに別のレーザーダイ
オード励起固体レーザーは、Er が添加された固体
レーザー結晶をGaN系レーザーダイオードによって励
起し、該固体レーザー結晶における3/2
15/2 あるいは9/2
13/2 の遷移によってレーザービームを発生させる
構成を有するものである。このレーザーダイオード励起
固体レーザーは、より具体的には、3/2
15/2 の遷移によって波長が530〜550nmの
レーザービームを発生させたり、9/2
13/2 の遷移によって波長が544〜564nmのレー
ザービームを発生させる構成をとることができる。
【0023】なお、上記Er3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は406nmあるいは380nmとされ
る。そしてこの固体レーザー結晶としては、希土類元素
イオンとしてEr3+のみが添加されたものを好適に用
いることができる。
【0024】また本発明によるさらに別のレーザーダイ
オード励起固体レーザーは、Tb が添加された固体
レーザー結晶をGaN系レーザーダイオードによって励
起し、該固体レーザー結晶における
の遷移によってレーザービームを発生させる構成を
有するものである。このレーザーダイオード励起固体レ
ーザーは、より具体的には、
遷移によって波長が530〜550nmのレーザービームを発
生させる構成をとることができる。
【0025】なお、上記Tb3+が添加された固体レー
ザー結晶の励起波長は380nmとされる。そしてこの固
体レーザー結晶としては、希土類元素イオンとしてTb
3+のみが添加されたものを好適に用いることができ
る。
【0026】一方、上記構成の各レーザーダイオード励
起固体レーザーにおいて、励起光源としてのGaN系レ
ーザーダイオードは、より具体的には、例えばInGa
N、InGaNAsあるいはGaNAsからなる活性層
を有するものを使用することができる。
【0027】
【発明の効果】Ho3+、Sm3+、Eu3+、Dy
3+、Er3+およびTb3+は波長380〜420nmに吸
収帯があり、GaN系レーザーダイオードによって励起
され得る。波長380〜430nmはGaN系レーザーダイオ
ードが比較的発振しやすい波長帯であり、そして特に波
長400〜410nmは、現在提供されているGaN系レーザ
ーダイオードの最大出力が得られる波長帯であるので、
これらのHo3+、Sm 、Eu3+、Dy3+、E
3+およびTb3+をGaN系レーザーダイオードに
よって固体レーザー結晶を励起すれば、励起光の吸収量
を大きく確保可能で、それにより、高効率化および高出
力化が達成される。
【0028】そして、先に例を挙げた通り、これらのH
3+、Sm3+、Eu3+、Dy 3+、Er3+およ
びTb3+による蛍光の波長帯は広い範囲に亘るので、
従来に無い波長で発振するレーザーダイオード励起固体
レーザーを得ることが可能となる。
【0029】一方、GaN系レーザーダイオードは熱伝
導係数が130 W/m℃と、ZnMgSSe系レーザーダ
イオードの4W/m℃等と比べて極めて大きい。またそ
れに加えて、転移の移動度もZnMgSSe系レーザー
ダイオードと比べて非常に小さいことから、COD(カ
タストロフィック・オプティカル・ダメージ)が非常に
高く、高寿命、高出力が得やすいものである。このよう
に高寿命、高出力が得やすいGaN系レーザーダイオー
ドを励起光源として用いたことにより、本発明のレーザ
ーダイオード励起固体レーザーは、高寿命で、高出力の
レーザービームを発生可能となる。
【0030】なお励起光源であるGaN系レーザーダイ
オードとしては、単一縦、横モード型のものを使用でき
ることは勿論、その他ブロードエリア型、フェーズドア
レー型、あるいはMOPA型の高出力タイプのものを1
個または複数個使用することもできる。そのようにする
ことにより本発明のレーザーダイオード励起固体レーザ
ーは、さらなる高出力、例えばW(ワット)クラスの高
出力を得ることも可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0032】<第1の実施の形態>図1は、本発明の第
1の実施の形態によるレーザーダイオード励起固体レー
ザーを示すものである。このレーザーダイオード励起固
体レーザーは、励起光としてのレーザービーム10を発す
るレーザーダイオード11と、発散光であるレーザービー
ム10を集光する集光レンズ12と、Ho3+が例えば1a
t%ドープされた固体レーザー結晶であるYAl
12結晶(以下、Ho:YAG結晶と称する)13とを有
している。
【0033】以上の各要素11〜13はペルチェ素子14の上
に固定されている。またこのペルチェ素子14上には温度
検出用のサーミスタ15が固定され、このサーミスタ15の
出力は図示しない温度調節回路に入力されるようなって
いる。そしてこの温度調節回路により、サーミスタ15の
出力に基づいてペルチェ素子14が駆動され、レーザーダ
イオード11、集光レンズ12およびHo:YAG結晶から
なる固体レーザー結晶13が所定温度に保たれる。
【0034】レーザーダイオード11としては、発振波長
420nmのブロードエリア型のGaN系レーザーダイオ
ードが用いられている。また固体レーザー結晶13におけ
の遷移を利用して波長550nm
のレーザービームを発生させるために、固体レーザー結
晶13の光入射端面である後方端面13aには、波長550n
mに対してHR(高反射)で、
の遷移による波長750nmの他の蛍光等、並びに波長420
nmのレーザービーム10に対してAR(無反射)となる
コーティングが施され、一方この結晶13の光出射端面で
ある前方端面13bには、波長550nmの光を1%だけ透
過させて残余は反射させるコーティングが施されてい
る。
【0035】GaN系レーザーダイオード11から発せら
れた波長420nmのレーザービーム10は、固体レーザー
結晶13の後方端面13aから該結晶13内に入射する。H
o:YAG結晶からなる固体レーザー結晶13は入射した
このレーザービーム10によってHo3+が励起され、
の遷移によって波長550nmの
蛍光を発する。この光は上記の通りのコーティングが施
されている結晶端面13a、13bの間で共振し、レーザー
発振を引き起こす。こうして発生した波長550nmの緑
色のレーザービーム16は、固体レーザー結晶13の前方端
面13bから出射する。
【0036】本実施の形態においては、出力300mWの
GaN系レーザーダイオード11を用いて、出力100mW
の固体レーザービーム16を得ることができた。
【0037】なお、Ho3+がドープされた固体レーザ
ー結晶13を用いる場合は、前述の
の遷移によって波長750nmの蛍光も発生し得るので、
固体レーザー結晶13の両端面13a、13bに施すコートの
設定次第で、波長750nmのレーザービームを発振させ
ることも可能である。
【0038】<第2の実施の形態>この第2の実施の形
態によるレーザーダイオード励起固体レーザーは、図1
に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと基本的
に同様の構成を有するものであるので、以下この図1中
の番号を流用して説明する(後述する第3〜6の実施の
形態も同様)。
【0039】このレーザーダイオード励起固体レーザー
は図1に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと
比べると、固体レーザー結晶13にドープされている希土
類元素イオン、および固体レーザー結晶13の両端面13
a、13bに施されたコートが異なるものである。
【0040】すなわち本実施の形態において、固体レー
ザー結晶13にはSm3+が1at%ドープされている。
また固体レーザー結晶13における5/2
/2 の遷移を利用して波長566nmのレーザービ
ームを発生させるために、固体レーザー結晶13の後方端
面13aには、波長566nmに対してHR(高反射)で、
他の5/2 7/2 の遷移による波長
615nmの蛍光および 3/2 11/2
の遷移による波長650nmの蛍光等、並びに励起波長404
nmに対してAR(無反射)となる特性のコートが施さ
れ、固体レーザー結晶13の前方端面13bには、波長566
nmの光を1%だけ透過させるコートが施されている。
そしてここではレーザーダイオード11として、発振波長
404nmのものが用いられている。
【0041】この構成においては、出力200mWのGa
N系レーザーダイオード11を用いて、出力40mWの波長
566nmの固体レーザービーム16を得ることができた。
【0042】なお、Sm3+がドープされた固体レーザ
ー結晶13を用いる場合は、前述の 5/2
7/2 の遷移による波長615nmの蛍光や、
3/ 11/2 の遷移による波長650nm
の蛍光も発生し得るので、固体レーザー結晶13の両端面
13a、13bに施すコートの設定次第で、波長615nmの
レーザービームや波長650nmの固体レーザービームを
発振させることも可能である。例えば波長615nmの固
体レーザービームを発振させる場合は、出力200mWの
GaN系レーザーダイオード11を用いて、出力50mWの
固体レーザービーム16を得ることもできる。
【0043】<第3の実施の形態>この第3の実施の形
態によるレーザーダイオード励起固体レーザーも、図1
に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと比べる
と、固体レーザー結晶13にドープされている希土類元素
イオン、および固体レーザー結晶13の両端面13a、13b
に施されたコートが異なるものである。
【0044】すなわち本実施の形態において、固体レー
ザー結晶13にはEu3+が1at%ドープされている。
また、固体レーザー結晶13における
の遷移によって波長589nmのレーザービームを発生
させるために、固体レーザー結晶13の後方端面13aに
は、波長589nmに対してHR(高反射)で、他の遷移
による蛍光、並びに励起波長394nmに対してAR(無
反射)となる特性のコートが施され、固体レーザー結晶
13の前方端面13bには、波長589nmの光を1%だけ透
過させるコートが施されている。そしてここではレーザ
ーダイオード11として、発振波長394nmのものが用い
られている。
【0045】この構成においては、出力100mWのGa
N系レーザーダイオード11を用いて、出力20mWの波長
589nmの固体レーザービーム16を得ることができた。
【0046】<第4の実施の形態>この第4の実施の形
態によるレーザーダイオード励起固体レーザーも、図1
に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと比べる
と、固体レーザー結晶13にドープされている希土類元素
イオン、および固体レーザー結晶13の両端面13a、13b
に施されたコートが異なるものである。
【0047】すなわち本実施の形態において、固体レー
ザー結晶13にはDy3+が1at%ドープされている。
また、固体レーザー結晶13における9/2
13/2 の遷移を利用して波長572nmのレー
ザービームを発生させるために、固体レーザー結晶13の
後方端面13aには、波長572nmに対してHR(高反
射)で、他の9/2 11/2 の遷移
による波長664nmの蛍光等、並びに励起波長390nmに
対してAR(無反射)となる特性のコートが施され、固
体レーザー結晶13の前方端面13bには、波長572nmの
光を1%だけ透過させるコートが施されている。そして
ここではレーザーダイオード11として、発振波長390n
mのものが用いられている。
【0048】この構成においては、出力100mWのGa
N系レーザーダイオード11を用いて、出力10mWの波長
572nmの固体レーザービーム16を得ることができた。
【0049】なお、Dy3+がドープされた固体レーザ
ー結晶13を用いる場合は、前述の 9/2
11/2 の遷移による波長664nmの蛍光も発生し得
るので、固体レーザー結晶13の両端面13a、13bに施す
コートの設定次第で、波長664nmの固体レーザービー
ムを発振させることも可能である。その場合も、出力10
0mWのGaN系レーザーダイオード11を用いて、出力1
0mWの固体レーザービーム16を得ることができる。
【0050】<第5の実施の形態>この第5の実施の形
態によるレーザーダイオード励起固体レーザーも、図1
に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと比べる
と、固体レーザー結晶13にドープされている希土類元素
イオン、および固体レーザー結晶13の両端面13a、13b
に施されたコートが異なるものである。
【0051】すなわち本実施の形態において、固体レー
ザー結晶13にはEr3+が1at%ドープされている。
また、固体レーザー結晶13における9/2
13/2 の遷移を利用して波長554nmのレー
ザービームを発生させるために、固体レーザー結晶13の
後方端面13aには、波長554nmに対してHR(高反
射)で、他の3/2 15/2 の遷移
による波長540nmの蛍光等、並びに励起波長406nmに
対してAR(無反射)となる特性のコートが施され、固
体レーザー結晶13の前方端面13bには、波長554nmの
光を1%だけ透過させるコートが施されている。そして
ここではレーザーダイオード11として、発振波長406n
mのものが用いられている。
【0052】この構成においては、出力200mWのGa
N系レーザーダイオード11を用いて、出力30mWの波長
554nmの固体レーザービーム16を得ることができた。
【0053】なお、Er3+がドープされた固体レーザ
ー結晶13を用いる場合は、前述の 3/2
15/2 の遷移による波長540nmの蛍光も発生し得
るので、固体レーザー結晶13の両端面13a、13bに施す
コートの設定次第で、波長540nmの固体レーザービー
ムを発振させることも可能である。
【0054】また、このEr3+がドープされた固体レ
ーザー結晶13を用いる場合、その励起波長は上述の406
nmの他に、380nmとすることもできる。
【0055】<第6の実施の形態>この第6の実施の形
態によるレーザーダイオード励起固体レーザーも、図1
に示したレーザーダイオード励起固体レーザーと比べる
と、固体レーザー結晶13にドープされている希土類元素
イオン、および固体レーザー結晶13の両端面13a、13b
に施されたコートが異なるものである。
【0056】すなわち本実施の形態において、固体レー
ザー結晶13にはTb3+が1at%ドープされている。
また、固体レーザー結晶13における
の遷移によって波長540nmのレーザービームを発生
させるために、固体レーザー結晶13の後方端面13aに
は、波長540nmに対してHR(高反射)で、他の遷移
による蛍光、並びに励起波長380nmに対してAR(無
反射)となる特性のコートが施され、固体レーザー結晶
13の前方端面13bには、波長540nmの光を1%だけ透
過させるコートが施されている。そしてここではレーザ
ーダイオード11として、発振波長380nmのものが用い
られている。
【0057】この構成においては、出力100mWのGa
N系レーザーダイオード11を用いて、出力10mWの波長
540nmの固体レーザービーム16を得ることができた。
【0058】なお、レーザー母材結晶としては、上の実
施形態で説明したYAl12(YAG)に限ら
ず、LiYF(YLF)、YVO、GdVO、B
aY、Ba(Y,Yb)、LaF、Ca
(NbO、CaWO、SrMoO、YAlO
(YAP)、YSiO、YP14、LaP
14、LuAlO、LaCl、LaBr、Pr
Br等を用いることもできる。
【0059】また、励起光源であるGaN系レーザーダ
イオードとしては、InGaN系材料から活性層を構成
したもの、InGaNAs系材料から活性層を構成した
もの、そしてGaNAs系材料から活性層を構成したも
のから適宜選択して用いることが可能である。特に、固
体レーザー結晶の吸収帯が長波長側にずれている場合
は、InGaN系レーザーダイオードと比べてより長波
長化が実現しやすいInGaNAs系あるいはGaNA
s系レーザーダイオードを用いるのが望ましく、それに
より吸収効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるレーザーダイ
オード励起固体レーザーを示す概略側面図
【符号の説明】
10 レーザービーム(励起光) 11 InGaN系レーザーダイオード 12 集光レンズ 13 固体レーザー結晶 13a 固体レーザー結晶の後方端面 13b 固体レーザー結晶の前方端面 14 ペルチェ素子 15 サーミスタ 16 固体レーザービーム
フロントページの続き (72)発明者 加藤 隆之 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5F072 AB01 AB20 JJ20 PP07 TT22

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ho3+が添加された固体レーザー結晶
    をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固体
    レーザー結晶における 、あるいは
    の遷移によってレーザービーム
    を発生させる構成を有することを特徴とするレーザーダ
    イオード励起固体レーザー。
  2. 【請求項2】 前記の遷移によ
    って波長が740〜760nmのレーザービームを発生させる
    構成を有することを特徴とする請求項1記載のレーザー
    ダイオード励起固体レーザー。
  3. 【請求項3】 前記の遷移によ
    って波長が540〜560nmのレーザービームを発生させる
    構成を有することを特徴とする請求項1記載のレーザー
    ダイオード励起固体レーザー。
  4. 【請求項4】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素イ
    オンとしてHo3+のみが添加されたものであることを
    特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のレーザー
    ダイオード励起固体レーザー。
  5. 【請求項5】 Sm3+が添加された固体レーザー結晶
    をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固体
    レーザー結晶における5/2
    5/2 5/2 7/2 、あ
    るいは3/2 11/2 の遷移によっ
    てレーザービームを発生させる構成を有することを特徴
    とするレーザーダイオード励起固体レーザー。
  6. 【請求項6】 前記5/2 5/2
    遷移によって波長が556〜576nmのレーザービームを発
    生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載の
    レーザーダイオード励起固体レーザー。
  7. 【請求項7】 前記5/2 7/2
    遷移によって波長が605〜625nmのレーザービームを発
    生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載の
    レーザーダイオード励起固体レーザー。
  8. 【請求項8】 前記3/2 11/2
    の遷移によって波長が640〜660nmのレーザービームを
    発生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載
    のレーザーダイオード励起固体レーザー。
  9. 【請求項9】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素イ
    オンとしてSm3+のみが添加されたものであることを
    特徴とする請求項5から8いずれか1項記載のレーザー
    ダイオード励起固体レーザー。
  10. 【請求項10】 Eu3+が添加された固体レーザー結
    晶をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固
    体レーザー結晶における の遷移
    によってレーザービームを発生させる構成を有すること
    を特徴とするレーザーダイオード励起固体レーザー。
  11. 【請求項11】 前記 の遷移
    によって波長が579〜599nmのレーザービームを発生さ
    せる構成を有することを特徴とする請求項10記載のレ
    ーザーダイオード励起固体レーザー。
  12. 【請求項12】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素
    イオンとしてEu のみが添加されたものであること
    を特徴とする請求項10または11記載のレーザーダイ
    オード励起固体レーザー。
  13. 【請求項13】 Dy3+が添加された固体レーザー結
    晶をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固
    体レーザー結晶における9/2
    13/2 あるいは9/2 11/2
    の遷移によってレーザービームを発生させる構成を有す
    ることを特徴とするレーザーダイオード励起固体レーザ
    ー。
  14. 【請求項14】 前記9/2
    13/2 の遷移によって波長が562〜582nmのレーザ
    ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
    求項13記載のレーザーダイオード励起固体レーザー。
  15. 【請求項15】 前記9/2
    11/2 の遷移によって波長が654〜674nmのレーザ
    ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
    求項13記載のレーザーダイオード励起固体レーザー。
  16. 【請求項16】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素
    イオンとしてDy のみが添加されたものであること
    を特徴とする請求項13から15いずれか1項記載のレ
    ーザーダイオード励起固体レーザー。
  17. 【請求項17】 Er3+が添加された固体レーザー結
    晶をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固
    体レーザー結晶における3/2
    15/2 あるいは9/2 13/2
    の遷移によってレーザービームを発生させる構成を有す
    ることを特徴とするレーザーダイオード励起固体レーザ
    ー。
  18. 【請求項18】 前記3/2
    15/2 の遷移によって波長が530〜550nmのレーザ
    ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
    求項17記載のレーザーダイオード励起固体レーザー。
  19. 【請求項19】 前記9/2
    13/2 の遷移によって波長が544〜564nmのレーザ
    ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
    求項17記載のレーザーダイオード励起固体レーザー。
  20. 【請求項20】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素
    イオンとしてEr のみが添加されたものであること
    を特徴とする請求項17から19いずれか1項記載のレ
    ーザーダイオード励起固体レーザー。
  21. 【請求項21】 Tb3+が添加された固体レーザー結
    晶をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該固
    体レーザー結晶における の遷移
    によってレーザービームを発生させる構成を有すること
    を特徴とするレーザーダイオード励起固体レーザー。
  22. 【請求項22】 前記の遷移に
    よって波長が530〜550nmのレーザービームを発生させ
    る構成を有することを特徴とする請求項21記載のレー
    ザーダイオード励起固体レーザー。
  23. 【請求項23】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素
    イオンとしてTb のみが添加されたものであること
    を特徴とする請求項21または22記載のレーザーダイ
    オード励起固体レーザー。
  24. 【請求項24】 前記GaN系レーザーダイオードが、
    InGaN、InGaNAsあるいはGaNAsからな
    る活性層を有するものであることを特徴とする請求項1
    から23いずれか1項記載のレーザーダイオード励起固
    体レーザー。
JP2001157139A 2001-05-15 2001-05-25 レーザーダイオード励起固体レーザー Pending JP2002353542A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157139A JP2002353542A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 レーザーダイオード励起固体レーザー
US10/143,806 US6816532B2 (en) 2001-05-15 2002-05-14 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of ho3+, sm3+, eu3+, dy3+, er3+, and tb3+is excited with gan-based compound laser diode
US10/952,768 US7154930B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, Sm3+, Eu3+, Dy3+, Er3+, and Tb3+ is excited with GaN-based compound laser diode
US10/952,717 US7411990B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, Sm3+, Eu3+, Dy3+, Er3+, and Tb3+ is excited with GaN-based compound laser diode
US10/952,748 US7418023B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, SM3+, EU3+, DY3+, ER3+ and TB3+ is excited with GaN-based compound laser diode
US10/952,733 US7356065B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, Sm3+, Eu3+, Dy3+, Er3+, and Tb3+ is excited with GaN-based compound laser diode
US10/952,760 US7362789B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, Sm3+, Eu3+, Dy3+, Er3+, and Tb3+ is excited with GaN-based compound laser diode
US10/952,719 US7403554B2 (en) 2001-05-15 2004-09-30 Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of Ho3+, Sm3+, Eu3+, Dy3+, Er3+, and Tb3+ is excited with GaN-based compound laser diode

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001157139A JP2002353542A (ja) 2001-05-25 2001-05-25 レーザーダイオード励起固体レーザー

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008024589A Division JP2008113052A (ja) 2008-02-04 2008-02-04 ファイバーレーザーおよびファイバーアンプ
JP2008024588A Division JP2008147700A (ja) 2008-02-04 2008-02-04 レーザーダイオード励起固体レーザー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002353542A true JP2002353542A (ja) 2002-12-06

Family

ID=19001047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001157139A Pending JP2002353542A (ja) 2001-05-15 2001-05-25 レーザーダイオード励起固体レーザー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002353542A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6490309B1 (en) Laser-diode-pumped laser apparatus in which Pr3+-doped laser medium is pumped with GaN-based compound laser diode
Wang et al. Highly efficient diode-pumped ytterbium-doped yttrium aluminum borate laser
US6816532B2 (en) Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of ho3+, sm3+, eu3+, dy3+, er3+, and tb3+is excited with gan-based compound laser diode
JP2008028379A (ja) モードロックレーザ装置
JP4422720B2 (ja) アイセーフの固体レーザシステム
US20070177638A1 (en) Frequency-doubled solid state laser optically pumped by frequency-doubled external-cavity surface-emitting semiconductor laser
US20060165145A1 (en) Diode-pumped ~812 nm thulium-doped solid state laser
JP2001036176A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2010507920A (ja) 共添加された利得媒質を備えた光励起ソリッド・ステート・レーザ
JP2002353542A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2001036168A (ja) ファイバーレーザーおよびファイバーアンプ
JP2001036175A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2008147700A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2002344049A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
CN107591670B (zh) 一种双掺晶体激光产生方法及装置
JPH1117266A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2001185795A (ja) 紫外レーザー装置
JP2004119487A (ja) レーザ装置
JP2008113052A (ja) ファイバーレーザーおよびファイバーアンプ
JP2008113052A5 (ja)
JP4440812B2 (ja) 半導体レーザ励起固体レーザ装置
JP2007242974A (ja) 半導体レーザ励起固体レーザ装置
JP2008124505A (ja) レーザーダイオード励起固体レーザー
JP2000307179A (ja) 半導体レーザー励起固体レーザー
JP2008124505A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080325

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080522

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080627

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080829