JP2002353024A - 低温度係数フェライト磁心及び電子部品 - Google Patents

低温度係数フェライト磁心及び電子部品

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JP2002353024A JP2002088141A JP2002088141A JP2002353024A JP 2002353024 A JP2002353024 A JP 2002353024A JP 2002088141 A JP2002088141 A JP 2002088141A JP 2002088141 A JP2002088141 A JP 2002088141A JP 2002353024 A JP2002353024 A JP 2002353024A
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Yutaka Higuchi
豊 樋口
Hitoshi Ueda
等 上田
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Hitachi Metals Ltd
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/12Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials
    • H01F1/34Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials non-metallic substances, e.g. ferrites
    • H01F1/342Oxides
    • H01F1/344Ferrites, e.g. having a cubic spinel structure (X2+O)(Y23+O3), e.g. magnetite Fe3O4

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 μiが2,500以上と大きく、しかも広い
温度範囲でμiの変化率が小さい低温度係数フェライト
磁心を得ることを目的とする。 【解決手段】 Fe:53〜54モル%、Zn
O:16〜22モル%、残部MnOを主成分とし、副成
分として、SiO、CaO、Nbからなり、2
0℃における初透磁率が2500以上であり、20℃の
初透磁率を基準とした−20〜100℃における初透磁
率の変化率が−10%〜+10%であることを特徴とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広い温度範囲で初
透磁率(以下、μiと称す)の変化率が極めて小さく、
照明用トランス、通信機用トランス、またはノイズフィ
ルター等に使用するのに適した低温度係数フェライト磁
心に関するものであり、また照明機器、通信機器、受信
機器に組み込まれる電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】照明機器、通信機器、受信機器等の電子
部品の磁心として用いられるMn−Zn系フェライトに
は、高透磁率、高飽和磁束密度、低損失等の磁気特性で
あることが要求される。最近では、これに加えて環境温
度の変化に対して安定した磁気特性を得るため、温度特
性が優れたものが必要とされている。
【0003】これまで、主成分組成の限定や酸化コバル
トの添加により、初透磁率温度係数を改良した報告(特
公昭52−31555、特公昭61−11892など)
がある。しかしながら、高飽和磁束密度、低損失といっ
た他の磁気特性を考慮したり、酸化コバルトの添加量が
増すことによりμiが低下し、μiが1,000以下で
あるものが多く、高いものでもμiは2,000程度で
あった。また、主成分組成に関しても、例えばZnOの
場合16モル%以下に設定されることが多い。このた
め、キュリー温度が高く、μiの温度特性のカーブが大
きなうねりをもち、結果的にμiの変化率が大きくなっ
た。
【0004】一方、広い温度範囲でμiの変化率が小さ
いことの要求に対しては、高透磁率よりもμiの変化率
が小さいことが重要視されることから、磁心の磁路に空
隙を設けた形状とすることが多かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Mn−Zn系フェライ
ト磁心には、電子部品の小型化に伴う高透磁率化、温度
安定性向上に伴うμi変化率の低下が望まれている。例
えば、照明用トランスに用いる場合、μi変化率の大き
な磁心では、環境温度の変化が厳しい条件下でインダク
タンスの低下に伴い、照明機器の点灯不良などの不具合
が生じていた。このため、μiの変化率を抑制する目的
として磁心に空隙を設けられており、これによる透磁率
の低下が問題であった。さらに、磁心に空隙を設けるた
めに磁心を加工すること、また空隙を形成するために磁
心の突き合わせ面にポリエステルフィルムを挿入するこ
とが必要であり、加工工数および組立に必要な部品等に
よる工数、コストの増加も否めなかった。一方、ノイズ
フィルター用磁心においても、環境温度の変化によって
ノイズ減衰量が異なるため、温度特性の改善が必要とさ
れていた。本発明は、上記の事を鑑みて、μiが大き
く、μiの温度特性に優れた低温度係数フェライト磁心
とこれを用いた電子部品を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、Fe
:53〜54モル%、ZnO:16〜22モル%、残
部MnOを主成分とし、副成分として、SiO、Ca
O、Nbからなり、20℃における初透磁率が2
500以上であり、20℃の初透磁率を基準とした−2
0〜100℃における初透磁率の変化率が−10%〜+
10%の低温度係数フェライト磁心である。第2の発明
は、Fe:53〜54モル%、ZnO:16〜2
2モル%、残部MnOを主成分とし、副成分として、S
iO、CaO、Biからなり、20℃における
初透磁率が6000以上であり、20℃の初透磁率を基
準とした−20〜100℃における初透磁率の変化率が
−20%〜+20%であり、−20〜20℃における初
透磁率の変化率が−5%〜+5%の低温度係数フェライ
ト磁心である。第3の発明は、Fe:53〜54
モル%、ZnO:16〜22モル%、残部MnOを主成
分とし、副成分として、SiO、CaO、Nb
、Bi からなり、20℃における初透磁率
が2500以上であり、20℃の初透磁率を基準とした
−20〜100℃における初透磁率の変化率が−20%
〜+20%の低温度係数フェライト磁心である。第1乃
至第3の発明のいずれかの低温度係数フェライト磁心を
組み込んで電子部品とし、前記電子部品として照明用ト
ランス又は通信機用トランス又はノイズフィルタとする
のが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、主成分組成を限
定した理由は、Fe23が53モル%未満、または54
モル%を越える組成領域、およびZnOが16モル%未
満、または22モル%を越える組成領域では、μiの温
度特性でのセカンダリーピークを−20〜10℃、もし
くは−10〜0℃に設定し、かつμiが2,500以上
のフェライト磁心を得ることが困難なためである。
【0008】本発明において、μiの温度特性でのセカ
ンダリーピークを−20〜10℃、もしくは−10〜0
℃に設定する必要がある理由は、セカンダリーピークが
上記の範囲より低温側に外れると、μiの温度特性のカ
ーブが大きなうねりをもち、20℃におけるμiが低
く、かつμiの変化率が大きくなるためである。一方、
セカンダリーピークが上記の範囲より高温側に外れる
と、特に20℃以下の低温度範囲でのμiの変化率が大
きくなり、望ましくないからである。
【0009】従来の低温度係数フェライト磁心ではμi
が1,000以下であるものが多く、高いものでもμi
は2,000程度であった。しかし本発明により、μi
が2,500〜5,000を有し、20℃のμiを基準
とした−20〜100μにおけるμiの変化率が±10
%以下とする、またμiが2,500〜8,000を有
し、20℃のμiを基準とした−20〜100℃におけ
るμiの変化率が±20%以下とする、さらにはμiが
2,500〜5,000を有し、20℃のμiを基準と
した−20〜60℃におけるμiの変化率が±5%以下
とすることにより、温度特性に優れた低温度係数フェラ
イト磁心の小型化が可能になった。
【0010】また、従来の低温度係数フェライト磁心で
は主成分組成に関しても、例えばZnOの場合、16モ
ル%以下に設定されることが多かった。これに対して、
16〜22モル%に限定することで、μiの低下を抑え
て、かつμiの温度特性でカーブのうねりが少ない温度
特性に優れた低温度係数フェライト磁心が得られるもの
である。
【0011】本発明はμiの温度特性で,セカンダリー
ピークを−20〜10℃に設定、あるいは−10〜0℃
に設定することで、広い温度範囲でμiの変化率が小さ
い低温度係数フェライト磁心が得られるものである。
【0012】本発明は上記のように広い温度範囲でμi
の変化率が小さい低温度係数フェライト磁心を使用する
ことにより、環境温度が変化しても本来の性能を発揮す
る照明用トランス、通信機用トランス、ノイズフィルタ
ー等の電子部品が得られるものである。
【0013】本発明はμiが2,500〜5,000を
有し、20℃のμiを基準とした−20〜100℃にお
けるμiの変化率が±10%以下とする、またμiが
2,500〜8,000を有し、20℃のμiを基準と
した−20〜100℃におけるμiの変化率が±20%
以下とする、さらにはμiが2,500〜5,000を
有し、20℃のμiを基準とした−20〜60℃におけ
るμiの変化率が±5%以下とすることにより、空隙を
設けないフェライト磁心を組み込んだ照明用トランス、
通信機用トランス、ノイズフィルター等の電子部品を構
成することができるものである。
【0014】以下に、本発明に係わるフェライト材料の
実施例を詳細に説明する。 実施例1 Fe23,MnO(Mn34を使用)、ZnOを表1に示
すような主成分組成をもつ原料を混合し、これを空気中
において850℃で2時間仮焼した。これに、SiO2
0.02wt%、CaO(CaCO3を使用)0.0
8wt%、Bi23 0.02wt%、CoO 0.0
5wt%を含有するように添加し、さらに所定量のイオ
ン交換水および分散剤を添加した後、アトライタにて1
時間混合粉砕した。これに原料に対して1wt%のバイ
ンダ(ポリビニルアルコール)を加え、スプレードライ
ヤにて造粒し、整粒した顆粒を乾式圧縮成型機と金型を
用いて、トロイダル状に成形圧2ton/cm2で成形
した。この成形体を焼成温度1300℃、酸素分圧5%
で焼成し、得られた磁心のμiの変化率、20℃におけ
るμi、100kHzにおけるtanδ/μi、セカン
ダリーピーク(Ts)を測定した。この結果を表1に示
す。なお、表1の備考欄に本発明の範囲のものは、実施
例とし、本発明の範囲外のものは比較例とした。また、
試料No.3(実施例)、試料No.14(実施例)、および
試料No.13(比較例)のμiの温度特性を図1に示
す。この表1及び図1から、本発明の実施例は、μiが
2,500以上と大きく、しかもμiの温度変化率が極
めて小さいことがわかる。また、このとき、Fe23
53〜54モル%、ZnOが16〜22モル%、残部酸
化マンガンであることが望ましいことがわかる。
【0015】
【表1】
【0016】実施例2 Fe23 53.5mol%、MnO(Mn34を使用)
28.0mol%、およびZnO 18.5mol%
を主成分とする原料を混合し、これを空気中において8
50℃で2時間仮焼した。これに、SiO2 0.02
wt%、CaO(CaCO3を使用)0.08wt%
と、Bi23、CoOを表2に示す分量含有するように
添加し、さらに所定量のイオン交換水および分散剤を添
加した後、アトライタにて1時間混合粉砕した。これに
原料に対して1wt%のバインダ(ポリビニルアルコー
ル)を加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒した顆
粒を乾式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル状に成
形圧2ton/cm2で成形した。この成形体を焼成温
度1300℃、酸素分圧5%で焼成し、表1と同様、得
られた磁心のμiの変化率、20℃におけるμi、10
0kHzにおけるtanδ/μi、セカンダリーピーク
(Ts)を測定した。この結果を表2に示す。この表2か
ら、本発明の実施例は、μiが2,500以上と大き
く、しかもμiの温度変化率が極めて小さいことがわか
る。また、Bi23を0.08wt%未満、あるいはC
oOを0.15wt%未満含んでいても良いことがわか
る。
【0017】
【表2】
【0018】実施例3 Fe23 53.5mol%、MnO(Mn34を使用)
28.0mol%、およびZnO 18.5mol%を
主成分とする原料を混合し、これを空気中において85
0℃で2時間仮焼した。これに、SiO2 0.02w
t%、CaO(CaCO3を使用)0.08wt%と、
Bi23、CoO、Nb25を表3に示す分量含有する
ように添加し、さらに所定量のイオン交換水および分散
剤を添加した後、アトライタにて1時間混合粉砕した。
これに原料に対して1wt%のバインダ(ポリビニルア
ルコール)を加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒
した顆粒を乾式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル
状に成形圧2ton/cm 2で成形した。この成形体を
焼成温度1250℃、酸素分圧1%で焼成し、表1と同
様、得られた磁心のμiの変化率、20℃におけるμ
i、100kHzにおけるtanδ/μi、セカンダリ
ーピーク(Ts)を測定した。この結果を表3に示す。こ
の表3から、本発明の実施例は、μiが2,500以上
と大きく、しかもμiの温度変化率が極めて小さいこと
がわかる。また、Nb25を0.04wt%程度以下含
有しても良いことがわかる。
【0019】
【表3】
【0020】実施例4 Fe23,MnO(Mn34を使用)、ZnOを表1に示
すような主成分組成をもつ原料を混合し、これを空気中
において850℃で2時間仮焼した。これに、SiO2
0.02wt%、CaO(CaCO3を使用)0.0
2wt%、Bi23 0.04wt%を含有するように
添加し、さらに所定量のイオン交換水および分散剤を添
加した後、アトライタにて1時間混合粉砕した。これに
原料に対して1wt%のバインダ(ポリビニルアルコー
ル)を加え、スプレードライヤにて造粒し、整粒した顆
粒を乾式圧縮成型機と金型を用いて、トロイダル状に成
形圧2ton/cm2で成形した。この成形体を焼成温
度1350℃、酸素分圧5%で焼成し、得られた磁心の
μiの変化率、20℃におけるμi、100kHzにお
けるtanδ/μi、セカンダリーピーク(Ts)を測定
した。この結果を表4に示す。この表4により、本発明
の実施例は、μiが2,500以上と大きく、しかもμ
iの温度変化率が極めて小さいことがわかる。また、F
23が52.8mol%、ZnOが22.5mol%
のとき、μiの変化率が大きくなることがわかる。
【0021】
【表4】
【0022】以上の実施例では、μiが2,500〜
5,000を有し、20℃のμiを基準とした−20〜
100℃におけるμiの変化率が±10%以下の実施
例、μiが2,500〜8,000を有し、20℃のμ
iを基準とした−20〜100℃におけるμiの変化率
が±20%以下の実施例、μiが2,500〜5,00
0を有し、20℃のμiを基準とした−20〜60℃に
おけるμiの変化率が±5%以下の実施例、μiが2,
500以上で、μiのセカンダリーピークを−20〜1
0℃とした実施例、μiが2,500以上で、μiのセ
カンダリーピークを−10〜0℃とした実施例がわか
る。また、これらの実施例は、μiが2,500以上と
大きく、しかもμiの温度変化率が極めて小さいため、
照明用トランス、通信機用トランス、およびノイズフィ
ルター等に使用するのに適した磁心であることがわか
る。また、これらの磁心は、例えばEE型磁心と呼ばれ
るように、2つの磁心を突き合わせて構成されることが
あるが、この場合、μiの温度変化率が極めて小さいた
め、その磁心の突き合わせ面に空隙を形成して、温度変
化を緩和させる手段を用いる必要がない。すなわち、磁
心に空隙を形成することなく使用出来る。このため、高
い透磁率をそのまま活用出来、しかも空隙を設けるため
の工数及び部品も必要ない。また、高透磁率を利用し、
部品の小型化も達成される。もちろん、磁心の形状は、
EE型に限定されるものではない。例えば、リング型、
UU型、壺型など種々の形状が考えられる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、μiが2,500以上
と大きく、しかも広い温度範囲でμiの変化率が小さい
低温度係数フェライト磁心を得ることができる。本発明
に係わる低温度係数フェライト磁心を組み込んで構成す
ることにより、環境温度が変化しても本来の性能を発揮
する照明用トランス、通信機用トランス、ノイズフィル
ター等の電子部品が得ることができる。このため、照明
機器の点灯不良などの不具合や不安定なノイズ減衰量を
生じる恐れがない。本発明に係わる低温度係数フェライ
ト磁心を組み込んで電子部品を構成する場合、磁心にμ
iの変化率を抑制するための空隙を設ける必要がなく、
空隙を設けるための加工、空隙を形成するためのポリエ
ステルフィルム、および組立に必要な部品等による工
数、コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる実施例と比較例のμiの温度特
性である

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe:53〜54モル%、Zn
    O:16〜22モル%、残部MnOを主成分とし、副成
    分として、SiO、CaO、Nbからなり、2
    0℃における初透磁率が2500以上であり、20℃の
    初透磁率を基準とした−20〜100℃における初透磁
    率の変化率が−10%〜+10%であることを特徴とす
    る低温度係数フェライト磁心。
  2. 【請求項2】 Fe:53〜54モル%、Zn
    O:16〜22モル%、残部MnOを主成分とし、副成
    分として、SiO、CaO、Biからなり、2
    0℃における初透磁率が6000以上であり、20℃の
    初透磁率を基準とした−20〜100℃における初透磁
    率の変化率が−20%〜+20%であり、−20〜20
    ℃における初透磁率の変化率が−5%〜+5%であるこ
    とを特徴とする低温度係数フェライト磁心。
  3. 【請求項3】 Fe:53〜54モル%、Zn
    O:16〜22モル%、残部MnOを主成分とし、副成
    分として、SiO、CaO、Nb、Bi
    からなり、20℃における初透磁率が2500以上であ
    り、20℃の初透磁率を基準とした−20〜100℃に
    おける初透磁率の変化率が−20%〜+20%であるこ
    とを特徴とする低温度係数フェライト磁心。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの低温度係数
    フェライト磁心を組み込んで構成することを特徴とする
    電子部品。
  5. 【請求項5】 前記電子部品が照明用トランス又は通信
    機用トランス又はノイズフィルタであることを特徴とす
    る請求項4に記載の電子部品。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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