JP2002352890A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2002352890A
JP2002352890A JP2001157358A JP2001157358A JP2002352890A JP 2002352890 A JP2002352890 A JP 2002352890A JP 2001157358 A JP2001157358 A JP 2001157358A JP 2001157358 A JP2001157358 A JP 2001157358A JP 2002352890 A JP2002352890 A JP 2002352890A
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JP
Japan
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connector housing
retainer
fitting
terminal fitting
connector
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001157358A
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English (en)
Inventor
Keiichi Nakamura
圭一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側に嵌合されるコネクタハウジングに対す
るリテーナの入れ忘れを確実に検出できるようにする。 【解決手段】 外側コネクタハウジング10と、その内
側に嵌合される内側コネクタハウジング1とからなる。
外側コネクタハウジング10の上面にはリテーナ片7が
設けられ、両コネクタハウジング1,10の嵌合完了に
伴って内側コネクタハウジング1の上面に開口する窓部
9を通して内部の雌端子金具3に係止する。リテーナ片
7は内側に嵌合されるコネクタハウジング(内側コネク
タハウジング1)に対するものでありながら、外部へ露
出するようになっているため、リテーナの装着忘れの事
態は回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリテーナ付きコネク
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コネクタハウジング内に収容
される端子金具を確実に抜け止めするための手段とし
て、ハウジング内に形成したランスとの係止に加え、ハ
ウジングの側面から装着されたリテーナとも係止させる
ようにした、いわゆる二重係止の手法を採用するのが通
常である。その一例としては、実開平6−58570号
公報等を挙げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したリテーナは雌
雄いずれのコネクタに対しても適用可能であり、雌側の
コネクタに適用した場合には、雌雄両コネクタの嵌合時
にリテーナの装着部位が雄側のコネクタのフード部によ
って覆い隠されてしまう場合がある。すると、万一に
も、リテーナの装着忘れがあったとしても、これを見過
ごして両コネクタを嵌合させてしまった後は、外観上は
チェックすることができなくなってしまう。
【0004】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、その目的はリテーナ同士の嵌合の
際に、内側へ嵌め入れられる側のコネクタに適用される
リテーナの入れ忘れを防止することができるコネクタを
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、内部に端子金具を収容する内側
コネクタハウジングと、この内側コネクタハウジングの
外側を覆うようにして嵌合可能な外側コネクタハウジン
グとからなり、
【0006】前記外側コネクタハウジングには、前記内
側コネクタハウジングとの嵌合時に同内側コネクタハウ
ジングの側面に開口する窓部を通して内部に進入し前記
端子金具に対し抜け止め状態で係止するリテーナ部が設
けられていることを特徴とするものである。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
ものにおいて、前記リテーナ部は、前記内側コネクタハ
ウジングに対する嵌合方向に沿って延びる片持ち状にか
つ撓み可能に形成されることで、前記両コネクタハウジ
ングの嵌合動作に伴って前記内側コネクタハウジング上
に乗り上げるように弾性撓み変形し、正規嵌合時に復帰
して前記窓部を通して前記端子金具に抜け止め状態で係
止可能となっていることを特徴とするものである。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項1又は
2記載のものにおいて、前記外側コネクタハウジングに
は前記リテーナ部が前記端子金具を係止している状態
で、このリテーナ部を押さえ付け可能なカバーが開閉可
能に装着されることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明によれば、内側
コネクタハウジングに対し外側コネクタハウジングが外
嵌する。両コネクタハウジングが正規に嵌合された状態
でリテーナ部が内側に位置する内側コネクタハウジング
の窓部を通して端子金具に係止する。
【0010】このように、請求項1の発明では嵌合状態
で内側に位置する内側コネクタでありながら、これに対
するリテーナ部は外部から視認可能であるため、従来の
ようにリテーナ部の装着忘れを回避することができる。
また、リテーナ部が端子金具に対して係止する場合は、
内側コネクタハウジングの窓部を通して行われるため、
リテーナ部によって内側・外側両コネクタハウジング同
士のロックも併せて行うことができる、という効果も得
られる。
【0011】請求項2の発明によれば、内側と外側の両
コネクタハウジングの嵌合動作の途中で、リテーナ部の
先端部は内側コネクタハウジング上に乗り上げるよう弾
性変形し、嵌合完了と共に復帰して窓部を通して端子金
具に係止する。このように、請求項2の発明ではリテー
ナ部の係止動作が両コネクタハウジングの嵌合動作を利
用して行われるため、操作性に優れたものとなる。
【0012】請求項3の発明によれば、リテーナ部が係
止した後、カバーによってリテーナ部が押さえ付けられ
るため、端子金具に対するリテーナ部の係止状況を確実
に保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。図において1は内側コネクタハ
ウジングであり、内部には複数のキャビティ2が水平方
向に並列して配され、それぞれは前後方向(図1の左右
方向であり、コネクタの嵌合方向に沿う方向)に貫通し
て形成されている。各キャビティ2は後方から雌端子金
具3を挿入可能であるとともに、前面にはタブ挿通孔4
を有する前止まり壁5が形成されている。さらに、各キ
ャビティ2内の前端寄りの底面には雌端子金具3を一次
係止させるためのランス6が設けられている。このラン
ス6は前方へ向けて片持ち状をなし上下方向に撓み可能
となっていて、雌端子金具3がキャビティ2内の正規深
さまで挿入されたときにその先端部にて雌端子金具3と
弾性的に係止することができる。
【0014】さらに、内側コネクタハウジング1におけ
る上面前部は所定幅にわたって一段低くしてあり、後述
するリテーナ片7が密着する受け面8となっている。こ
の受け面8と後部側との段差部分には幅方向に沿って窓
部9が開口し、全てのキャビティ2内へと連通してい
る。この窓部9は雌端子金具3がキャビティ2に対して
正規深さまで挿入されている状態で、雌端子金具3の箱
部3Aの直後の位置に開口するようにその位置が設定さ
れている。
【0015】一方、内側コネクタハウジング1の外側か
ら嵌合可能な外側コネクタハウジング10は、前方へ向
けて開放するフード状に形成されている。また、内側コ
ネクタハウジング1の後面の下縁にはヒンジ縁11を介
して蓋板12が開閉可能に取り付けられている。この蓋
板12の内面には雌端子金具3に接続されて雌端子金具
3同士を短絡するジョイント端子16が取り付けられて
いる。ジョイント端子16には各雌端子金具3に対応し
た数のタブ部16Aが備えられており、蓋板12を閉じ
たときに各タブ部16Aは外側コネクタハウジング10
の内部に突入するようになっている。
【0016】なお、蓋板12の両側縁にはロック孔17
Aを有するロック腕17が突設されていて、蓋板12を
閉止したときに、外側コネクタハウジング10の外面の
対応位置に形成されたロック受け部18と係止して蓋板
12を閉止状態に保持することができる。
【0017】また、外側コネクタハウジング10の上面
中央部には、前方へ向けて片持ち状に延出する撓み可能
な複数のリテーナ片7(リテーナ部)が配されている。
各リテーナ片7は各雌端子金具に対応して並設され、こ
れらの下面の先端には係止凸部13が突出形成されてい
る。各係止凸部13の前後両面はテーパー面13Aとな
って、内側コネクタハウジング1に対する乗り上げ動作
を円滑にさせるとともに、窓部9からの強制的な解離動
作を可能にしている。すなわち、リテーナ片7は外側・
内側の両コネクタハウジング1,10の嵌合初期に、内
側コネクタハウジング1の上面前部に乗り上げ、嵌合途
上では撓み変形したまま受け面8上をスライドし、嵌合
完了に伴って係止凸部13が窓部9に対し一斉に落ち込
むことで同期して復帰する。その結果、各係止凸部13
は対応する雌端子金具3の箱部3Aにそれぞれ係止可能
となる。そして、係止凸部13が窓部9に係止した状態
では、リテーナ片7の上面が内側コネクタハウジング1
における上面後部側とほぼ面一をなすように設定されて
いる。
【0018】さらに、この実施形態では外側コネクタハ
ウジング10の上面後端縁にはヒンジ14を介してカバ
ー15が開閉可能に取り付けられている。カバー15は
外側コネクタハウジング10の上面へ倒伏させたとき
に、リテーナ片7全体を覆うことができる大きさをもっ
て形成されている。また、カバー15の前端縁はやや厚
肉に形成されるとともに、その左右両側縁には一対の係
止凹部20が凹み形成される一方、これらはカバー15
を倒伏させたときに外側コネクタハウジング10の上面
左右両側縁に設けられた係止爪19と係止してカバー1
5を倒伏位置に保持することができるようになってい
る。
【0019】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果を具体的に説明する。内側コネクタハウジン
グ1の各キャビティ2に対し雌端子金具3を挿入する。
これにより、雌端子金具3はランス6によってそれぞれ
一次係止状態に保持される。一方、外側コネクタハウジ
ング10ではジョイント端子16を蓋板12に取り付け
ておき、蓋板12を閉じる。これにより、ジョイント端
子16の各タブ部16Aが外側コネクタハウジング10
の内部に突入される。
【0020】上記のようにしてジョイント端子16の装
着が完了した後、カバー15を開放位置に保持したま
ま、内側コネクタハウジング1と外側コネクタハウジン
グ10とを嵌合させる。この間、まずリテーナ片7は内
側コネクタハウジング1の前端面上部に当接した後、テ
ーパー面によって上向きに撓み変形し、係止凸部13が
受け面8上を摺接してゆく。そして、両コネクタハウジ
ング1,10が正規に嵌合したら、係止凸部13が弾発
力によって窓部9内に自動的に落ち込んでリテーナ片7
は復帰状態となる。この結果、係止凸部13が雌端子金
具3の箱部3Aに係止するため、前記したランス6によ
る係止と併せて二重の係止がなされる。また、両コネク
タハウジング1,10の嵌合の完了によって各雌端子金
具3はジョイント端子16の各タブ部16Aと接続され
るため、雌端子金具3同士は相互に短絡状態となる。
【0021】ところで、リテーナ片7は、これが設けら
れている外側コネクタハウジング10の内側に嵌合され
る内側コネクタハウジング1内の雌端子金具3を二次係
止させることができる。したがって、カバー15を倒伏
させる前の状態であれば、リテーナ片7は外部からその
様子が明確に視認できるため、従来のような装着忘れの
事態を確実に回避することができる。また、リテーナ片
7は雌端子金具3に対する二次係止の役割の他、窓部9
に対しても係止するのであるから、内側コネクタハウジ
ング1に対するロックの役割も同時に果たしている。し
たがって、通常に設けられているロックアームを省略す
ることができる。さらに、カバー15が起立している状
態では、両コネクタハウジング1,10を離間方向へ引
っ張ってやると、係止凸部13は窓部9に対する係止が
強制的に解除され、両コネクタハウジング1,10を分
離させることができる。しかし、カバー15を倒伏さ
せ、係止凹部20と係止爪19とを係止させれば、カバ
ー15は倒伏状態に保持されるため、リテーナ片7の係
止解除が規制され、もって両コネクタハウジング1,1
0のロックの保持及び雌端子金具3の抜け防止が確実な
ものとなる。さらにまた、本実施形態では両コネクタハ
ウジング1,10が嵌合した状態で、リテーナ片7は内
側コネクタハウジング1の上面後部とほぼ面一になるよ
うにしたため、不用意にリテーナ片7がめくれ上がって
しまう事態もできるだけ回避することができる、という
効果も得られる。
【0022】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)本実施形態ではジョイントコネクタを例にとって
説明したが、本発明は通常のコネクタに適用することも
可能である。その場合に、必要であれば外側コネクタ内
に収容される端子金具のためのリテーナを別途に追加設
定すればよい。 (2)本実施形態では、リテーナ片7を外側コネクタハ
ウジングに一体に設けたが、別体に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】コネクタの嵌合前の状態を示す断面図
【図2】外側のコネクタを示す分解斜視図
【図3】コネクタの嵌合途上の状態を示す断面図
【図4】嵌合が完了した状態を示す断面図
【図5】カバーが閉じられた状態を示す断面図
【符号の説明】
1…内側コネクタハウジング 3…雌端子1金具 6…ランス 7…リテーナ片(リテーナ部) 9…窓部 10…外側コネクタハウジング 13…係止凸部 15…カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に端子金具を収容する内側コネクタ
    ハウジングと、この内側コネクタハウジングの外側を覆
    うようにして嵌合可能な外側コネクタハウジングとから
    なり、 前記外側コネクタハウジングには、前記内側コネクタハ
    ウジングとの嵌合時に同内側コネクタハウジングの側面
    に開口する窓部を通して内部に進入し前記端子金具に対
    し抜け止め状態で係止するリテーナ部が設けられている
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記リテーナ部は、前記内側コネクタハ
    ウジングに対する嵌合方向に沿って延びる片持ち状にか
    つ撓み可能に形成されることで、前記両コネクタハウジ
    ングの嵌合動作に伴って前記内側コネクタハウジング上
    に乗り上げるように弾性撓み変形し、正規嵌合時に復帰
    して前記窓部を通して前記端子金具に抜け止め状態で係
    止可能となっていることを特徴とする請求項1記載のコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記外側コネクタハウジングには前記リ
    テーナ部が前記端子金具を係止している状態で、このリ
    テーナ部を押さえ付け可能なカバーが開閉可能に装着さ
    れることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコ
    ネクタ。
JP2001157358A 2001-05-25 2001-05-25 コネクタ Pending JP2002352890A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010140437A1 (ja) * 2009-06-03 2010-12-09 イリソ電子工業株式会社 コネクタ

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