JP2002351600A - 入力操作支援プログラム - Google Patents

入力操作支援プログラム

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JP2002351600A
JP2002351600A JP2001159472A JP2001159472A JP2002351600A JP 2002351600 A JP2002351600 A JP 2002351600A JP 2001159472 A JP2001159472 A JP 2001159472A JP 2001159472 A JP2001159472 A JP 2001159472A JP 2002351600 A JP2002351600 A JP 2002351600A
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Hitoshi Uchida
斉 内田
Hideki Noma
英樹 野間
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HUMEIA KK
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ALLIED BRAINS Inc
HUMEIA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータの操作に不慣れな者や肢体不自
由者が、容易にかつ迅速にアプリケーションやOSの操
作を行うことを可能にする。 【解決手段】 コンピュータ1に接続された入力手段の
操作に基づいて、ソフトウェアキーボード10に表示さ
れた操作コマンドを選択する操作コマンド選択手段と、
選択された操作コマンドを学習する学習手段と、学習手
段の学習結果に基づいて、次回の操作コマンドを予測す
る操作予測手段と、操作予測手段による予測結果を、ソ
フトウェアキーボード10に予め設定した候補例示ウイ
ンドウ11に表示し、選択可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータの入力
操作を支援するプログラムに関し、特に肢体不自由者や
高齢者が容易にコンピュータの操作を行うことができる
入力操作支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からパーソナルコンピュータ(以
下、PC)の操作では、キーボードやマウスを操作して
所望のオブジェクトや所望のアプリケーションを選択
し、キーボードなどから文字や数値の入力を行ったり、
マウスにより図形の選択、描画などの所望の作業を行っ
ている。
【0003】これらのPC上の操作は、Windows
(登録商標)やX−windowなどのGUI(Graphi
c User Interface)を介して行うものが一般的であ
り、OSやアプリケーションの操作を主にマウスで行
い、文字や数字の入力を、主にキーボードから行うのが
一般的である。
【0004】また、健常者がPCを操作するには、上記
のようなマウスやキーボードによって行う訳であるが、
肢体不自由者がPCを操作するには、マウスやキーボー
ドの使用が難しいため、表示装置上にキーボードなどの
入力デバイスを表示し、このキーボードを順次スキャン
して、所望の文字などがスキャンされたタイミングで、
スイッチを押すことにより文字などの入力を行うものが
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、表示装置上に表示された入力デバイスを操作
して所望のアプリケーションなどを利用するためには、
必要な操作コマンド(カーソルキーやダブルクリック相
当)を順次入力していく必要があり、OSの操作にある
程度習熟していなければ、容易に目的とするアプリケー
ションを起動して所望の操作を行うことが難しいばかり
でなく、操作コマンドの入力を逐一行うために、所望の
アプリケーションを起動して、所望の操作を開始するま
でに手間がかかり、多大な労力が必要になるという問題
があった。
【0006】特に、アプリケーションが異なれば、同一
の操作であっても、発生するイベント(アプリケーショ
ンなどの反応)が異なる場合が多く、健常者であって
も、初心者や高齢者などでは、これらのアプリケーショ
ン操作に習熟するまでは多大な労量及び時間を要してし
まい、GUI環境のコンピュータであっても容易に利用
するのは難しいという問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、コンピュータの操作に不慣れな者であって
も、容易に操作を行うことを可能とするとともに、肢体
不自由者が容易かつ迅速にアプリケーションやOSの操
作を行うことが可能な入力操作支援プログラムを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、アプリケ
ーションまたはOSの操作コマンドに対応したソフトウ
ェアキーボードを表示する表示手段と、コンピュータに
接続された入力手段の操作に基づいて、前記ソフトウェ
アキーボードに表示された操作コマンドを選択する操作
コマンド選択手段と、前記選択された操作コマンドを学
習する学習手段と、前記学習手段の学習結果に基づい
て、次回の操作コマンドを予測する操作予測手段と、こ
の操作予測手段による予測結果を、前記ソフトウェアキ
ーボードに予め設定した所定の例示領域に表示する予測
結果例示手段と、をコンピュータに機能させる。
【0009】また、第2の発明は、前記第1の発明にお
いて、前記操作コマンド選択手段は、前記ソフトウェア
キーボードを複数の領域に分けるとともに、これら複数
の領域を順次切り換えて、かつ、各領域の操作コマンド
を順次スキャンして、入力手段の操作があったときの操
作コマンドを選択する。
【0010】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記操作予測手段は、操作コマンドに
かかる辞書を複数有しており、前記選択された操作コマ
ンドに基づいて、次回の操作コマンドとして最適なもの
を前記辞書から選択する。
【0011】また、第4の発明は、前記第1ないし第3
の発明のいずれかひとつにおいて、前記操作予測手段
は、アプリケーションごとに次回の操作コマンドを予測
する。
【0012】また、第5の発明は、前記第1ないし第4
の発明のいずれかひとつにおいて、前記学習手段は、ア
プリケーションごとに選択した操作コマンドを学習す
る。
【0013】また、第6の発明は、前記第1ないし第5
の発明のいずれかひとつにおいて、発生するイベントを
学習し、このイベントに関する情報に基づいて次回の操
作コマンドを予測する。
【0014】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、アプリケ
ーションやOSの操作にかかる操作コマンドを、例え
ば、アプリケーション別に分けて学習し、この学習結果
に基づいて予測した操作コマンドを予測結果例示手段に
表示することで、コンピュータの操作者は、ひとつひと
つ操作コマンドを入力することなく、操作コマンドの候
補の中から選択することでコンピュータを操作すること
が可能となり、さらに、アプリケーション毎に選択した
操作コマンドを学習するようにしたので、操作者の操作
パターンも把握することができ、予測結果例示手段に表
示する予測結果のヒット率を向上させて、操作者の入力
数(選択数)を大幅に低減でき、コンピュータの操作に
不慣れな者や肢体不自由者にも迅速な入力操作を可能に
することができるのである。
【0015】そして、操作者が肢体障害者が操作者であ
る場合には、予測結果例示手段以外での操作コマンドの
選択を低減して、所望の操作を行う際の入力の手間を大
幅に低減して、入力操作にかかる労力を極めて少なくで
き、また、操作者が高齢者や初心者の場合では、アプリ
ケーション毎に異なる操作体系を学ぶことなく、予測結
果例示手段をガイドとして利用することで、所望の操作
を実現できるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】図1は、複数のアプリケーションをインス
トールしたコンピュータ1に、本発明の入力支援ソフト
ウェアを適用した一例を示す。
【0018】コンピュータ1は、表示装置2とマウス3
1や肢体障害者の操作に好適な入力スイッチ32を備
え、入力支援ソフトウェア4が表示装置2上の所定の領
域(例えば、全表示領域の下1/3程度など)に表示さ
れたソフトウェアキーボード10を用いて、アプリケー
ション5やOS6の操作を行うものである。
【0019】なお、アプリケーション5としては、例え
ば、ワードプロセッサ、表計算、メールクライアントな
どで構成することができる。
【0020】<1.入力支援ソフトウェアの概要>ソフ
トウェアキーボード10の操作は、マウス31を用いて
所望のキー(文字、又は記号)をクリックして選択する
通常モードと、入力支援ソフトウェア4が、後述するよ
うに、予め設定した領域毎に順次スキャンを行い、所望
のキーをスキャンしたとき(フォーカスしたとき)に入
力スイッチ32を操作するオートスキャンモードのいず
れかで行われる。
【0021】そして、入力支援ソフトウェア4は、アプ
リケーション5やOS6の操作を行うインターフェース
として、図2に示すような操作コマンド入力モードと、
日本語入力を行うインターフェースとして、図3に示す
ようなひらがな入力モードなどを備えており、これらの
モードの切り換えは、図2、図3のように、ソフトウェ
アキーボード10の左下に表示されたタブ18を選択す
ることで行われる。
【0022】なお、入力支援ソフトウェア4は、上記操
作コマンド入力モード、日本語入力モードのほか、半角
小文字英数、半角大文字英数、全角小文字英数、全角大
文字英数の入力モードを備えている。
【0023】この入力支援ソフトウェア4は、選択され
たキーに基づいて、アプリケーション5やOS6に所定
の機能を実現させるのに加えて、現在実行中のアプリケ
ーション(フォアグランドアプリケーション)の種類に
応じて、コンピュータ1の利用者(操作者)が次に行う
操作を予測し、予測した操作コマンドを、図1〜図3の
候補例示ウィンドウ11に表示して、マウス31や入力
スイッチ32で選択可能にする。
【0024】このため、入力支援ソフトウェア4は、コ
ンピュータ1の操作状況などに基づいて、次回の操作コ
マンドを予測するため、辞書8を備えており、この辞書
8は、アプリケーション毎の操作コマンドを格納したア
プリ別辞書82と、操作者が過去に操作した(キーを選
択した)履歴をアプリケーション毎に格納するアプリ別
履歴辞書81と、全てのアプリケーションについて共通
する操作を格納した共通辞書83を備えて、後述するよ
うに、コンピュータ1の利用者(操作者)がソフトウェ
アキーボード10からキーを選択するたびに、次回に選
択するであろう操作コマンド(キー)を予測して、候補
例示ウィンドウ11へ表示する。
【0025】<2.ソフトウェアキーボード>次に、図
2の操作コマンド入力モードのソフトウェアキーボード
10について説明する。
【0026】表示装置2の所定の領域に表示されるソフ
トウェアキーボード10が、操作コマンド入力モードの
ときには、図2のように、入力支援ソフトウェア4が次
回の操作を予測した結果を表示する候補例示ウィンドウ
11と、入力支援ソフトウェア4を制御する制御領域1
7と、文字や記号によりアプリケーション5やOS6を
操作する操作コマンドを割り当てたキーが表示された操
作コマンド選択領域12と、上記図3に示した日本語入
力モードなどでの単語の選択候補を表示する単語予測ウ
インドウ20と、各入力モードを切り替えるためのタブ
18が表示されている。なお、ソフトウェアキーボード
10の各ウィンドウやキーの配置は、利用者の特性に合
わせて自由に設定変更することが可能である。例えば、
図14に示すように、「あ行」〜「わ行」のキーを設
け、いずれかの行のキーを選択すると各行の文字が現れ
るようにしてもよい。
【0027】ここで、本実施形態の操作コマンド選択領
域12は、常用する操作コマンドを集めた領域14、
「↑」、「→」、「↓」、「←」などのカーソル操作な
どを集めた領域15、「Shift」、「Ctrl」、「Alt」な
どの制御キーを集めた領域16、「F1」〜「F15」
のファンクションキーを集めた領域13から構成され
る。
【0028】なお、制御キーを集めた領域16には、マ
イクロソフト社のウィンドウウズ(登録商標)に準拠し
た「Start(スタートメニュー)」、「Expl(エクスプ
ローラの起動)」等が割り当てられている。なお、他の
OS6へ適用する際には、各OSに固有の機能を割り当
ててもよい。
【0029】マウス31によって操作コマンド(キー)
を選択する通常入力モードでは、所望のキーをクリック
すれば、選択操作が終了する。
【0030】一方、入力スイッチ32を用いるオートス
キャンモードでは、例えば、大きな領域毎にスキャンが
開始され、所望の領域となったときに入力スイッチ32
を押すと、その領域内でスキャンが開始され、所望のキ
ーをスキャンした時点で、入力スイッチ32を押せばよ
い。
【0031】例えば、大きな領域ごとのスキャンとして
は、候補例示ウィンドウ11、制御領域17、操作コマ
ンド選択領域12の順でスキャンが行われる。そして、
候補例示ウィンドウ11が選択されると、領域内のスキ
ャンが、「Enter」、「tab」、「A+Tab」……「次候
補」(19)の順で行われる。
【0032】あるいは、操作コマンド選択領域12が選
択されると、領域14、15、16、13の順で繰り返
し、スキャンが行われ、領域15が選択されると、「Ho
me」、「↑」、「End」の順にスキャンされ、「↑」を
選択すると、「↓」、「>>↑」、「>>↓」、「menu」の
順に繰り返してスキャンが行われて、所望のキーを選択
することができる。なお、「>>」の記号は、キーリピー
トを意味し、例えば、「>>↑」のキーを選択すれば、ハ
ードウェアのキーボードに配置された「↑」のカーソル
キーを押し続けることを示す。
【0033】図3は、日本語入力モードのソフトウェア
キーボード10を示しており、この入力モードにおいて
も、図中右上に候補例示ウィンドウ11が表示され、さ
らに、選択可能な文字のキーを配置した領域22と、選
択した文字列を表示する領域21と、選択した文字列か
ら推定された単語の候補を表示する単語予測ウィンドウ
20から構成される。
【0034】この日本語入力モードにおいても、通常入
力モードとオートスキャンモードがあり、オートスキャ
ンモードでは、各領域20、11、17、22の順でス
キャンを繰り返し、いずれかの領域が選択されると、領
域内でのスキャンに変わり、所望のキー(文字)を選択
するものである。
【0035】<操作予測>次に、図1、図2に示した、
操作コマンド選択領域12へ表示する候補の予測処理に
ついて説明する。
【0036】図4は、入力支援ソフトウェア4の要部で
ある操作コマンド予測処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
【0037】このフローチャートは、入力支援ソフトウ
ェア4の起動とともに開始され、ステップS1では、自
らを除いて、フォアグランドとなっているアプリケーシ
ョン(以下、アプリという)を判定し、ステップS2で
は、フォアグランドとなっているアプリケーション5に
対応するアプリ別履歴辞書81と、アプリ別辞書82を
選択する。なお、フォアグランドアプリの種別は、OS
6等への問い合わせにより取得する。また、アプリ別履
歴辞書81、アプリ別辞書82は、同種のソフトウェア
であっても異なる辞書で構成され、例えば、コンピュー
タ1に表計算ソフトとして「Excel」(マイクロソフト
社)と「1−2−3」(ロータス社)がインストールさ
れていれば、図1に示したアプリ別辞書82、アプリ別
履歴辞書81は、Excel用の辞書と1−2−3用の辞書
を予めインストールしておけばよい。
【0038】次に、ステップS3では、現在選択した操
作コマンドから各辞書を参照して、次回に選択されるで
あろう操作コマンドを検索する。
【0039】この辞書の参照は、図5に示すように、ア
プリ別履歴辞書81を、新しい履歴から古い履歴へ検索
し、次に、アプリ別辞書82の操作名辞書82aを新し
い確定順から古い確定順へ検索し、さらに、共通辞書8
3の操作名辞書83aを新しい確定順から古い確定順へ
検索する。
【0040】ここで、アプリ別辞書82は、図6に示す
ように、ソフトウェアキーボード10に表示する操作名
に操作コードを対応付けた操作名辞書82aと操作コー
ドに対応してコンピュータ1が実行可能なマクロ文字列
を格納したマクロ辞書82bから構成され、同様に、共
通辞書83も、ソフトウェアキーボード10に表示する
操作名に操作コードを対応付けた操作名辞書83aと操
作コードに対応してコンピュータ1が実行可能なマクロ
文字列を格納したマクロ辞書83bから構成される。
【0041】そして、入力支援ソフトウェア4は、選択
した操作コマンドの操作名から操作コードを引き、この
操作コードに対応するマクロ文字列をOS6やアプリケ
ーション5へ引き渡して、所定の機能を実行させる。
【0042】次に、図4のステップS4では、アプリ別
履歴辞書81、アプリ別辞書82、共通辞書83から、
図7に示すように、候補を選択する。
【0043】すなわち、図7において、アプリ別履歴辞
書81では、履歴の一致度の高いものから順に所定数
(例えば10個)の候補を選択する。選択できる候補の数
が所定数に満たない場合は、アプリ別の操作名辞書82
aから、操作名を最近使われた順に選択し、なお候補数
が所定数に満たない場合は、共通の操作名辞書83aか
ら、操作名を最近使われた順に選択し、合計10個の候
補(操作名)を選択する。なお、選択する候補の数は、
候補例示ウインドウ11の広さに応じた数等に適宜設定
すればよい。
【0044】そして、図4のステップS4では、これら
選択した操作コマンドの名称(操作名)を図1〜図3に
示した候補例示ウィンドウ11へ表示する。
【0045】そして、ステップS5では、マウス31ま
たは入力スイッチ32で操作コマンドが選択されたか否
かを判定し、操作コマンドが選択されて確定すると、ス
テップS6で、選択した操作コマンドを学習する。
【0046】この学習は、例えば、アプリ別履歴辞書8
1では、選択した操作コマンドと、その直前に選択した
所定数(例えば8個)の操作コマンド履歴を1レコード
として最も手前(検索開始位置)に記録し、アプリ別の
操作名辞書82a、共通の操作名辞書83aでは、選択
された操作コマンドを最も手前(検索開始位置)へソー
トして、次回の検索に備える。
【0047】次に、ステップS7では、選択した操作名
→操作コード→マクロ文字列の順に該当する辞書を検索
し、マクロ文字列へ変換して所定の機能を実行させる。
【0048】一方、ステップS5で操作コマンドが選択
されない場合、例えば、図2の候補例示ウィンドウ11
の次候補キーが選択された場合には、操作コマンドの確
定とは見なされず、図4のステップS3に戻って、次の
10個の候補を検索し、候補例示ウィンドウ11を更新
する。
【0049】以上のように、操作コマンドをアプリ別に
分けて学習し、さらに、アプリ別辞書82、共通辞書8
3に分けて、次回の操作を予測して候補例示ウィンドウ
11に表示することで、コンピュータ1の操作者は、ひ
とつひとつ操作コマンドを入力することなく、操作コマ
ンドの候補の中から選択することでコンピュータ1を操
作することが可能となり、さらに、アプリ別辞書82へ
選択した操作コマンドを学習するようにしたので、操作
者のパターンを把握することができ、候補例示ウインド
ウ11に表示する予測結果のヒット率を向上させて、操
作者の入力数(選択数)を低減させることができるので
ある。
【0050】したがって、操作者が肢体障害者が操作者
である場合には、候補例示ウインドウ11以外での操作
コマンドの選択を低減して、所望の操作を行う際の入力
の手間を大幅に低減して、入力操作にかかる労力を極め
て少なくでき、また、操作者が高齢者や初心者の場合で
は、アプリ毎に異なる操作体系を学ぶことなく、候補例
示ウインドウ11をガイドとして利用することで、所望
の操作を実現できるという利点がある。
【0051】次に、図8から図13に入力支援ソフトウ
ェア4を用いてメールクライアントを操作する一例につ
いて詳述する。
【0052】まず、図2に示した操作コマンド入力モー
ドで、エクスプローラを起動し(「Expl」を選択)、あ
るいは、スタートメニュー(「Start」を選択)を起動
し、カーソルキーを操作することで、メールクライアン
ト(マイクロソフト社のアウトルックエクスプレス)を
起動する。
【0053】このとき、図8に示すように、表示装置2
の下部には入力支援ソフトウェア4のソフトウェアキー
ボード10が表示され、その上部にアプリケーションと
してのメールクライアント100がフォアグランドアプ
リ(アクティブウィンドウ)として起動し、また、ソフ
トウェアキーボード10の候補例示ウインドウ11に
は、メールクライアント(アウトルックエクスプレス)
のアプリ別履歴辞書81、アプリ別辞書82に対応し
て、「メッセージ作成」、「ファイル添付」、「アドレ
ス帳」などの操作コマンドが予測されて表示されてい
る。
【0054】ここで、候補例示ウインドウ11から「メ
ッセージ作成」を選択すると、図9で示すように、メッ
セージ作成画面101が開く。なお、候補例示ウインド
ウ11のキーを選択すると、図9のように、候補例示ウ
インドウ11が左に広がって大きくなり、単語予測ウィ
ンドウ20がその分小さくなる。また、ソフトウェアキ
ーボード10もひらがなキーボードからWin操作キーボ
ードに切り替わる。この状態で、単語予測ウィンドウ2
0を選択すると、それぞれ、図8の元の大きさに戻る。
【0055】次に、図10のように、英小文字キーボー
ドに切り替え、宛先を入力する。
【0056】宛先を入力し終えたら、候補例示ウインド
ウ11に「Tab」キーが表示されているので、順次これ
を選択し、目的の項目にカーソルを移動して入力を行
う。これらの入力も、上記と同様にソフトウェアキーボ
ード10のモードを切り替え、単語予測ウィンドウ20
を使いながら件名、メール本文を入力する。
【0057】入力支援ソフトウェア4を使ってメールの
文章を入力していくと、例えば、図11、図12のよう
に次に行われそうな操作コマンドのキー「ファイル添
付」が表示され、これらのキーを選択することで、ファ
イル添付や文章の切り貼り等の作業が可能となる。
【0058】そして、図13のように、本文の入力が終
わると、候補例示ウインドウ11に「いますぐ送信」と
いうキーが表示されているので、これを選択してメッセ
ージを送信する。
【0059】以上のように、アプリケーション5を操作
するに当たって、入力支援ソフトウェア4の候補例示ウ
インドウ11に表示された予測操作コマンドを選択する
ことで、容易にコンピュータ1の操作を行うことが可能
となるのである。
【0060】なお、上記アプリ別履歴辞書81では、操
作名を学習したが、操作コマンドに応じて発生するアプ
リケーション5やOS6あるいは入力支援ソフトウェア
4自身の動作(例えば、アプリケーションの切り替え
や、ひらがなモードから英数小文字モードへの切り換え
など)をイベントとして学習し、これらのイベントに続
いて行われるであろう操作の予測に用いるようにしても
よい。
【0061】また、今回開示した実施の形態は、全ての
点で例示であって制限的なものではないと考えられるべ
きである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許
請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意
味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステムの概略図で
ある。
【図2】入力支援ソフトウェアによって表示されたソフ
トウェアキーボードの一例で、操作コマンド入力モード
を示す。
【図3】同じく、入力支援ソフトウェアによって表示さ
れたソフトウェアキーボードの一例で、ひらがな入力モ
ードを示す。
【図4】同じく、入力支援ソフトウェアで行われる操作
コマンド予測処理の概要を示すフローチャートである。
【図5】同じく、辞書検索の様子を示す説明図である。
【図6】同じく、各辞書の構成を示す概念図である。
【図7】各辞書からの候補を予測する際の概念図であ
る。
【図8】メールクライアントを起動したときの表示の一
例である。
【図9】メール作成画面を起動したときの表示の一例で
ある。
【図10】あて先を入力中のメール作成画面の一例であ
る。
【図11】メール作成中の候補例示ウインドウ11の一
例である。
【図12】添付ファイルの選択を行う画面の一例であ
る。
【図13】メールが完成した状態を示す画面の一例であ
る。
【図14】ソフトウェアキーボードの他の例を示す画面
の一例である。
【符号の説明】
2 表示装置 4 入力支援ソフトウェア 8 辞書 10 ソフトウェアキーボード 11 候補例示ウインドウ 31 マウス 32 入力スイッチ 81 アプリ別履歴辞書 82 アプリ別辞書 83 共通辞書
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 斉 東京都新宿区西早稲田2丁目20番15号 住 友不動産高田馬場ビル13階 アライド・ブ レインズ株式会社内 (72)発明者 野間 英樹 東京都北区西ヶ原2−41−15 関口ビル2 階 合資会社ヒューメイア内 Fターム(参考) 5B020 AA12 DD30 FF17 FF53 GG13 5E501 AA02 BA08 BA11 CA03 CB05 DA17 EA10 EA12 FA23 FA42 FA45 FB22 FB23 FB43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケーションまたはOSの操作コマン
    ドに対応したソフトウェアキーボードを表示する表示手
    段と、 コンピュータに接続された入力手段の操作に基づいて、
    前記ソフトウェアキーボードに表示された操作コマンド
    を選択する操作コマンド選択手段と、 前記選択された操作コマンドを学習する学習手段と、 前記学習手段の学習結果に基づいて、次回の操作コマン
    ドを予測する操作予測手段と、 この操作予測手段による予測結果を、前記ソフトウェア
    キーボードに予め設定した所定の例示領域に表示する予
    測結果例示手段と、をコンピュータに機能させることを
    特徴とする入力操作支援プログラム。
  2. 【請求項2】前記操作コマンド選択手段は、前記ソフト
    ウェアキーボードを複数の領域に分けるとともに、これ
    ら複数の領域を順次切り換えて、かつ、各領域の操作コ
    マンドを順次スキャンして、入力手段の操作があったと
    きの操作コマンドを選択することを特徴とする請求項1
    に記載の入力操作支援プログラム。
  3. 【請求項3】前記操作予測手段は、操作コマンドにかか
    る辞書を複数有しており、前記選択された操作コマンド
    に基づいて、次回の操作コマンドとして最適なものを前
    記辞書から選択することを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の入力操作支援プログラム。
  4. 【請求項4】前記操作予測手段は、アプリケーションご
    とに次回の操作コマンドを予測することを特徴とする請
    求項1ないし請求項3のいずれかひとつに記載の入力操
    作支援プログラム。
  5. 【請求項5】前記学習手段は、アプリケーションごとに
    選択した操作コマンドを学習することを特徴とする請求
    項1ないし請求項4のいずれかひとつに記載の入力操作
    支援プログラム。
  6. 【請求項6】前記操作予測手段は、発生するイベントを
    学習し、このイベントに関する情報に基づいて次回の操
    作コマンドを予測することを特徴とする請求項1ないし
    請求項5のいずれかひとつに記載の入力操作支援プログ
    ラム。
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