JP2002351109A - 電子写真用感光体ドラム、それを再利用するリサイクル方法、それを再利用した電子写真用再生感光体ドラム、それらを使用した電子写真現像システム、及びそのシステムを採用した画像形成装置 - Google Patents

電子写真用感光体ドラム、それを再利用するリサイクル方法、それを再利用した電子写真用再生感光体ドラム、それらを使用した電子写真現像システム、及びそのシステムを採用した画像形成装置

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JP2002351109A
JP2002351109A JP2001158480A JP2001158480A JP2002351109A JP 2002351109 A JP2002351109 A JP 2002351109A JP 2001158480 A JP2001158480 A JP 2001158480A JP 2001158480 A JP2001158480 A JP 2001158480A JP 2002351109 A JP2002351109 A JP 2002351109A
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photosensitive drum
electrophotographic
conductive substrate
photoreceptor drum
layer
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JP2001158480A
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Yuriko Shinto
ゆり子 新堂
Masayuki Sakamoto
雅遊亀 坂元
Mikio Kadoi
幹男 角井
Arihiko Kawahara
在彦 川原
Koichi Toriyama
幸一 鳥山
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムの慣性モーメントを増加して、
そのフライホイール効果により回転ムラを無くした感光
体ドラム、均一な高画像を確保しつつ再使用可能な感光
体ドラムのリサイクル方法及びその再生感光体ドラム等
を提供する。 【解決手段】 電子写真用感光体ドラムは、肉厚が2.
5mm以上(7mm以下が好ましい)の円筒状導電性基
体1上に有機感光層4を有しているので、感光体ドラム
の慣性モーメントが増加し、そのフライホイール効果に
より駆動モータ等の振動の影響が抑えられて、色むらの
原因である回転ムラがなくなる。このドラムは、120
0dpi以上の解像度を有するデジタルレーザープリン
タ/複写機等で用いられる。寿命終了後、有機感光層4
を除去し、切削加工された円筒状導電性基体1上に再び
有機感光層を形成することで、感光体ドラムが再生され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1200dpi
以上の解像度を持つデジタルレーザープリンタ/複写機
等で用いられる、円筒状導電性基体上に有機感光層を有
する電子写真用感光体ドラム、その感光体ドラムを再利
用するリサイクル方法、その感光体ドラムを再利用した
電子写真用再生感光体ドラム、その電子写真用感光体ド
ラム又はその電子写真用再生感光体ドラムを使用した電
子写真現像システム、及びその電子写真現像システムを
採用した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在実用化されている電子写真感光体
は、例えば、特開平10−239869号公報に記載さ
れているように、無機系材料を用いたものと有機系材料
を用いたものに大別できる。感光体に用いられる代表的
な無機系材料としては、アモルファスセレン(a−S
e)、アモルファスセレンヒ素(a・AsSe)等
のセレン系材料、色素増感した酸化亜鉛(ZnO)、又
は硫化カドミウム(CdS)を結着剤中に分散した材
料、及びアモルファスシリコン(a−Si)を用いた材
料等がある。また、代表的な有機系材料としては、2,
4,7−トリニトロ−9−フルオレノン(TNF)とポ
リ−N−ビニルカルバゾール(PVK)との電荷移動錯
体を用いたものなどがある。
【0003】これらの材料を用いた感光体は、多くの長
所を有すると同時に欠点も有している。例えば、セレン
系及びCdS系材料を使用した感光体は、耐久性、保存
安定性に問題があり、また毒性を有するため簡単に廃棄
することができず回収しなければならないという制約が
ある。ZnO樹脂分散系感光体は、低感度及び耐久性の
無さから、現在では殆ど使用されていない。A−Si感
光体は高感度及び高耐久性に優れた長所は持っているも
のの、その製造プロセスの複雑さに起因する高製造コス
ト及び成膜時の欠陥に起因する画像欠陥等の問題を残し
ている。
【0004】一方、有機系材料を使用した感光体は、候
補となる有機材料が多種存在し、合成により多様のアレ
ンジも可能であるため、それらの種類及びアレンジを適
宜選択することにより、保存安定性、毒性等の問題を回
避することができ、また低コストで製造することが可能
であることから、精力的に検討がなされ、種々の増感方
法が提案されている。なかでも、光を照射した時に電荷
担体を発生する物質(以下、電荷発生物質と記す)を含
む層(以下、電荷発生層と記す)と、電荷発生層で発生
した電荷担体を受け入れ、電荷担体を輸送する物質(以
下、電荷輸送物質と記す)を主体とする層(以下、電荷
輸送層と記す)とから成る積層型の感光体(積層型電子
写真感光体)は、優れた増感性を示すことから、現在実
用化されている有機系感光体の大部分を占めてきてい
る。また、近年の耐久性向上に対する要求から材料の改
良によって感光体寿命が伸びている。
【0005】また、機械のデジタル化、小型化及びユー
ザからの高画質化の要求に伴い、感光体の画像解像度に
ついても600dpiから1200dpiとなり、高画
質化が要求されている。ユーザからの要求に答えるべ
く、各感光体製造メーカーにおいても各種の技法にて対
応を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】電子写真法によっ
て画像を得る方法及び装置として、感光体ドラム上に原
稿像に応じた画像を形成・現像し、記録紙に転写して画
像を得るという方法が一般的に取られるが、特に120
0dpi以上の高解像度を要求された画像形成装置にお
いては、ドット径が50μm程度にまで小径化している
ので、従来の低解像度の装置では問題とならなかったよ
うな感光体ドラムの回転ムラがそのまま解像度の低下と
して現れ、画像の画質を悪化させる原因となっていた。
また、デジタルレーザーカラープリンタ/複写機におい
ては、色の異なったカラートナーを収納した複数の現像
器を配置して、複数の感光体ドラムを回転させるか、又
は1本の感光体ドラムを複数回回転させることで、感光
体ドラム上の潜像を重ね合わせて現像してカラー画像を
得ている。
【0007】このため、カラープリンタ/複写機におい
ては、感光体ドラムの回転ムラに起因した、単色のプリ
ンタ/複写機では目立たなかった色ずれが起こり、画質
を悪化させている。この感光体ドラムの回転ムラは駆動
モータの微振動や駆動歯車の圧接振動が原因となって生
じる現象であり、この振動を止めるために駆動モータや
歯車の精度を上げることも考えられるが、コストをかけ
るわりにその効果が低い。そこで、感光体ドラムの回転
軸回りの慣性モーメントを増加させ、フライホイール効
果により角速度を安定化させ、回転ムラを解消するとい
う方法が考えられる。その方法については、 (1)感光体基体にフライホイールと呼ばれる付属の円
盤を取り付ける。 (2)感光体基体内に重量物を詰め込み基体重量を稼
ぐ。 (3)感光体基体の肉厚を厚くし重量を稼ぐ。 等の検討が行われている。
【0008】しかしながら、(1)の感光体基体にフラ
イホイールと呼ばれる付属の円盤(以下、フライホイー
ルという)を取り付ける方法においては、特開昭63−
177190号公報に記載されている画像形成装置にあ
るように、装置本体側に付属機構としてフライホイール
の設置が必要となり、作業工数が増えると共に装置製作
側でコストアップとなる。また、フライホイールの設置
に際しては、そのためのスペースを確保しなければなら
ない。(2)の感光体ドラム内に重量物を詰め込み基体
重量を稼ぐ方法においては、特開平5−34936号公
報に記載されているように感光体ドラム作製時に詰め物
を行っているので、詰め物単体のコスト、詰めるための
作業工数アップ、取扱い工数の増加等により、感光体基
体の製作側でコストアップとなる。更に、感光体ドラム
を再利用する際には、詰め物を取り除く必要があり、再
利用の妨げとなる。また、(3)の感光体基体の肉厚を
厚くし重量を稼ぐ方法においては、従来、感光体基体と
しては肉厚約0.7mmから1mm程度であった肉厚を
約2.5倍、好ましくは5倍以上にすることが必要とな
り、単純に基体の重量分だけ感光体基体としてのコスト
アップとなる。
【0009】そこで、感光体ドラムの回転軸回りの慣性
モーメントを増加して、そのフライホイール効果により
駆動モータの微振動や駆動歯車の圧接振動が感光体ドラ
ムの回転に与える影響を抑えて、感光体ドラムの回転ム
ラを無くし、更に、感光体ドラムの有機感光層を除去し
て円筒状導電性基体を再切削加工し、再び有機感光層を
形成するときに寸法変化があっても、均一な高画像を確
保しつつ再使用可能に感光体ドラムを再生する点で解決
すべき課題がある。
【0010】本発明の目的は、円筒状導電性基体上に有
機感光層を有し、且つ1200dpi以上の解像度を持
つデジタルレーザープリンタ/複写機等に適用でき、低
コストで上記感光体ドラムの回転ムラを低減して均一な
高画像を形成することのできる電子写真用感光体ドラ
ム、それを再利用するリサイクル方法、それを再利用し
た電子写真用再生感光体ドラム、それらを使用した電子
写真現像システム、及びそのシステムを採用した画像形
成装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、円筒状導電性基体上に有機感光層を有
し且つ1200dpi以上の解像度を有するデジタルレ
ーザープリンタ/複写機等で用いられる電子写真用感光
体ドラムにおいて、前記円筒状導電性基体の肉厚が2.
5mm以上であることを特徴とする電子写真用感光体ド
ラムである。このように、円筒状導電性基体の肉厚を厚
くすることにより電子写真用感光体ドラムの回転軸回り
の慣性モーメントが増加し、その結果、フライホイール
効果により駆動モータの微振動や駆動歯車の圧接振動が
電子写真用感光体ドラムの回転に与える影響が抑えられ
て、電子写真用感光体ドラムの回転角速度が安定し、回
転ムラがなくなる。円筒状導電性基体を肉厚にすること
は、厚みが増すと共に電子写真用感光体ドラムの重量を
増加させるため、交換等の作業性の点から、7mm以下
であることが好ましい。
【0012】また、この発明は、上記の肉厚が2.5m
m以上である円筒状導電性基体に有機感光層を有する電
子写真用感光体ドラムのライフ終了後、前記有機感光層
を除去し、前記円筒状導電性基体を再切削加工し、再切
削加工された前記円筒状導電性基体上に再び有機感光層
を形成することを特徴とする電子写真用感光体ドラムの
リサイクル方法である。円筒状導電性基体1の肉厚が
2.5mm以上である感光体用導電性基体を使い作製さ
れた電子写真用感光体ドラムのライフ終了後に、回収し
た電子写真用感光体ドラムの円筒状導電性基体上の有機
感光層を除去し、基体表面の酸化被膜を除去するため、
50μm程度の切削加工を行なうことにより、加工残の
無い安定した導電性基体へと再生できる。この再生した
導電性基体に再び有機感光層を塗布し、電子写真用感光
体ドラムとして作製するとともに再利用することによ
り、1200dpi以上の高画質対応可能な感光体ドラ
ムの肉厚導電性基体でもコストの低減を図り安価な感光
体が作製できる。
【0013】また、この発明は、上記の電子写真用感光
体ドラムの前記有機感光層を除去して現れた前記円筒状
導電性基体が再切削加工され、再切削加工された前記円
筒状導電性基体上に再び有機感光層が形成されているこ
とを特徴とする電子写真用再生感光体ドラムである。電
子写真用感光体ドラムを再利用することにより、120
0dpi以上の高画質対応可能な肉厚の基体でもコスト
の低減を図り安価な感光体を得ることができる。
【0014】この電子写真用再生感光体ドラムにおい
て、前記円筒状導電性基体にはリサイクル回数に応じた
マーキング加工を施すことができる。リサイクルする際
に、リサイクル回数に応じたマーキング加工をすること
により、新品の電子写真用感光体ドラムと再生された電
子写真用感光体ドラムとを区別することができる。ま
た、リサイクル回数に対応したマーキング加工をするこ
とにより、リサイクル限界回数に達した電子写真用感光
体ドラムの無駄なりサイクルを防ぐことができる。マー
キング加工は、円筒状導電性基体の内側面又は外側面に
施すことができる。
【0015】上記の電子写真用感光体ドラム又は電子写
真用再生感光体ドラムにおいて、前記円筒状導電性基体
の両端にはそれぞれインロー加工部が形成されており、
前記有機感光層が形成された前記円筒状導電性基体を駆
動するため、前記インロー加工部には駆動用フランジが
圧入方式にて嵌合して取り付けられている。駆動用フラ
ンジを圧入方式で円筒状導電性基体に取り付けることに
より、接着剤を用いた取付けの場合と比較して、接着剤
の除去費用、円筒状導電性基体の変形、及び振れ精度の
悪化のような不具合を回避して、高精度な加工を維持
し、新品と同等の高画質対応の電子写真用感光体ドラム
として再利用することができる。
【0016】また、この発明は、上記電子写真用感光体
ドラム、又は上記電子写真用再生感光体ドラムが、接触
帯電、及び接触現像プロセスにて使用されていることを
特徴とする電子写真現像システムである。この電子写真
現像システムによれば、ブラシ帯電等の接触帯電、一成
分現像等の接触現像プロセスにて使用することで、肉厚
の導電性基体の再利用時に発生する導電性基体外形の寸
法変化を現像プロセスにて吸収することができ、高解像
度の画像が得られる。
【0017】この電子写真現像システムは、1200d
pi以上の解像度を有する高画質対応のデジタルレーザ
ーカラープリンタ/複写機に搭載することが可能であ
り、そうすることにより、電子写真用感光体ドラムの回
転軸回りの慣性モーメントが増加し、フライホイール効
果によって、回転角速度が安定して回転ムラがなくな
り、その結果、色むらや複数のカラートナーの重合わせ
において生じやすい色ずれが回避され、高解像度の画像
が得られる。
【0018】この電子写真現像システムは、画像形成装
置に適用することができ、そうすることにより、色むら
や複数のカラートナーの重合わせにおいて生じやすい色
ずれが回避され、高解像度の画像が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照して、この発明による
電子写真用感光体ドラムの実施例を説明する。図1は、
この発明による電子写真用感光体ドラムの一実施例を示
す断面図、図2は図1に示す電子写真用感光体ドラムに
関連する模式図である。図1に示す電子写真用感光体ド
ラム(以下、「感光体ドラム」と略す)は、肉厚が2.
5mm以上である感光体用の円筒状導電性基体(以下、
「導電性基体」と略す)1の外側円筒面上に有機感光層
4が塗布にて形成されている。導電性基体1の肉厚を厚
くすることにより、感光体ドラムの慣性モーメントが増
加し、フライホイール効果により角速度が安定し、回転
ムラを無くし、色むらが解消され、高解像度の画像が得
られる。
【0020】図1において、導電性基体1の作製された
感光体ドラムの寿命(ライフ)終了後に、回収した感光
体ドラムの導電性基体1上の有機感光層4を除去し、5
0μm程度の切削加工を行なうことで導電性基体1の表
面の酸化被膜を除去する。回収した感光体ドラムは、こ
うした加工により、加工残の無い安定した導電性基体へ
と再生される。この再生した導電性基体1に再び有機感
光層4を塗布することにより感光体基体が再生され、感
光体ドラムがリサイクルされる。こうしたリサイクルに
より、1200dpi以上の高画質対応可能な肉厚の感
光体ドラムの基体でもコストの低減を図り安価なリサイ
クル感光体が作製される。
【0021】図1において、感光体ドラムの感光体基体
を駆動するための駆動用フランジ(以下、「フランジ」
と略す)2f、2rは、圧入方式にて導電性基体1のイ
ンロー加工部3と嵌合される。導電性基体1を再利用す
る際、その両端部に取り付けられているフランジ2f,
2rは、一方向からの加圧により導電性基体1から外さ
れる。フランジ2f,2rは、従来、接着剤によって取
り付けられているが、フランジ2f,2rを取り外す場
合に発生していたインロー加工部3の接着剤除去に要す
る費用、導電性基体1の変形、及び感光体基体インロー
部表面に取りきれない接着剤に起因したチャッキング時
の振れ精度の悪化が避けられない。しかしながら、フラ
ンジ2f,2rを圧入方式で固定することにより、上記
のような、接着剤除去費用、導電性基体1の変形、及び
振れ精度の悪化のような不具合を回避して、高精度な加
工を維持し、新品と同等の高画質対応の感光体ドラムと
して再利用することができる。
【0022】図2に示すように、感光体ドラムの有機感
光層4を除去した導電性基体1の再切削時に、基体外面
の非画像領域、例えば図2における5の位置にマーキン
グ加工することにより、導電性基体1からフランジ2
f,2rを外すことなく、新品の感光体ドラムと再生感
光体ドラムとの区別を付けることができる。また、リサ
イクル回数に対応したマーキング加工をすることによ
り、リサイクル限界回数に達した感光体ドラムの無駄な
リサイクルを防ぐことができる。導電性基体1の再切削
時にはマーキングも切削されるため、導電性基体1の内
面、例えば、6の位置にリサイクル回数を刻印しておく
ことが好ましい。
【0023】以下に、この発明による電子写真用感光体
ドラム、又は電子写真用再生感光体ドラムが適用される
デジタルカラー複写機の構成を図3を参照して説明す
る。なお、この発明に関わるプロセスは以下に掲載の内
容に限定されるものではない。図3は、この発明の実施
形態に係る画像形成装置であるデジタルカラー複写機1
00の構成を示す正面断面の略図である。複写機本体1
の内部に画像読取り部110および画像形成部210が
設けられている。
【0024】次に、画像形成部210の構成及び画像形
成部210に係わる各部の構成について説明する。転写
搬送ベルト216の上方には、転写搬送ベルト216に
近接して、第1の画像形成ステーションPa、第2の画
像形成ステーションPb、第3の画像形成ステーション
Pc、及び第4の画像形成ステーションPdが、それぞ
れ用紙搬送経路上流側から順に並設されている。各画像
形成ステーションPa〜Pdは実質的に同一の構成を有
しており、図1に示す矢印F方向に回転駆動される感光
体ドラム222a、222b、222c、222dをそ
れぞれ含んでいる。各感光体ドラム222a〜222d
の周辺には、感光体ドラム222a〜222dをそれぞ
れ一様に帯電する帯電器223a、223b、223
c、223dと、感光体ドラム222a〜222d上に
形成された静電潜像をそれぞれ現像する現像装置224
a、224b、224c、224dと、現像された感光
体ドラム222a〜222d上のトナー像を用紙Pへ転
写する転写用放電器225a、225b、225c、2
25dと、感光体ドラム222a〜222d上に残留す
るトナーを除去するクリーニング装置226a、226
b、226c、226dとが、感光体ドラム222a〜
222dの回転方向に沿って順次配置されている。
【0025】また、各感光体ドラム222a〜222d
の上方には、レーザービームスキャナユニット227
a、227b、227c、227dがそれぞれ設けられ
ている。レーザービームスキャナユニット227a〜2
27dには、カラー原稿画像の黒色、シアン色、マゼン
タ色、及びイエロー色の成分像に対応する画素信号がそ
れぞれ入力される。これにより色変換された原稿画像情
報に対応する静電潜像が各感光体ドラム222a〜22
2d上に形成される。そして、現像装置224a〜22
4dには黒色、シアン色、マゼンタ色、イエロー色のト
ナーがそれぞれ収容されており、感光体ドラム222a
〜222d上の静電療像は、これら各色のトナーにより
現像される。これにより、画像形成部210にて色変換
された原稿画像情報が各色のトナー像として再現され
る。各画像ステーションPa〜Pdにおいては、各色の
トナー像が、それぞれ形成され、転写搬送ベルト216
により静電吸着されて搬送される用紙Pの支持面上で重
ね合わされる。
【0026】上述の説明では、レーザービームスキャナ
ユニット227a〜227dによって、レーザービーム
を走査して露光することにより、感光体への光書込みを
行なっている。しかし、レーザービームスキャナユニッ
トの代わりに、発光ダイオードアレイと結像レンズアレ
イからなる書込み光学系(LEDヘッド)を用いても良
い。LEDヘッドはレーザービームスキャナユニットに
比べ、サイズも小さく、また可動部分がなく無音であ
る。その結果、LEDヘッドは、複数個の光書込みユニ
ットを必要とするタンデム方式のデジタルカラー複写機
等の画像形成装置では、好適に用いることができる。
【0027】また、一般に、デジタルカラー複写機に
は、省スペース化が要求されており、それに伴ったマシ
ンの小型化により、特にカラータンデム複写機では複数
本の感光体ドラムを有しているため、フライホイールの
小型化が要求される。フライホイールを小型化すると充
分な慣性モーメントが得られないため、感光体ドラム自
体の重量を確保するべく、導電性基体を厚肉化すること
や、フランジを重量化したり、バランサにより重量化す
ることが好ましい。
【0028】次に、感光体再利用までに要する構成を説
明する。なお、この発明に関わる感光体材料は、以下に
記載の内容に限定されるものではない。基体としては、
導電性を有するもの、例えばアルミニウム、銅、真鍮、
亜鉛、ニッケル、ステンレス、クロム、モリブデン、バ
ナジウム、インジウム、チタン、金、白金等の金属及び
合金材料を用いることができる。これらの材料は、円筒
状、円柱状に加工して用いられる。特にこの発明に用い
られる導電性基体については有機感光層が浸漬塗布法で
塗布されるため、円筒状であることが好ましい。なお、
導電性、非磁性といった性能やコスト等の観点から、加
工にも適しており且つリサイクルしやすいアルミニウム
やその合金が一般的に使用される。切削加工用のアルミ
ニウム系の材料としては、純アルミニウム系、Al−M
n系合金、Al−Mg系合金、Al−Mg−Si系合金
等があげられるが、円筒状において加工性に優れたAl
−Mg−Si系合金を改良したものを用いるのが好まし
い。
【0029】感光体ドラムの感光体基体に形成される導
電性の管体(以下、「素管」という)の外径/内径は、
切削加工により加工される。素管外径については、各感
光体特性に合わせるべく加工表面の粗度を設定し外周加
工を行なう。切削加工をスムーズに行うため潤滑剤とし
て主に炭化水素系の溶剤を、加工治具としてダイヤモン
ドバイト又は所望する表面粗度によっては焼結ダイヤモ
ンドバイトを使用し、旋盤にて加工する。また、加工を
行なう素管については、素管内面をインロー加工(旋盤
によるチャツキングを容易にし回転振れ精度を向上させ
るため別工程にて行なう)を行なう。
【0030】素管表面の切削加工によって切り取る切削
量としては、0.025mm〜0.1mm程度である
が、切削量が少ないと素管の加工回転時の振れ精度によ
り素管表面に加工残が発生し酸化被膜が除去し切れず不
具合が発生する。好ましくは、0.05mm程度の加工
量にて切削する。また、素管外径の加工方法としては砥
石によるグラインダ加工も考えられるが、加工材料が主
にアルミでありしかも純度の高い材料であるため砥石に
目詰まりが発生し連続加工が困難になる。従って、素管
の加工方法としては、旋盤による切削加工が一般に用い
られる。
【0031】加工された素管は、その表面に、加工のた
めの潤滑剤、加工屑及び移動時に付着するダストが付着
しており、そのままでは感光体の塗布は不可能である。
そのため、素管の洗浄を行ない表面を清浄化する必要が
ある。その方法については、従来、塩素系の溶剤による
浸漬洗浄が一般的であったが、環境汚染等の問題から現
在では水系の洗浄が主流となっている。水系の洗浄工程
としては、概ね6槽程度から成り、1槽目においては、
素管を界面活性剤含有の水溶液に浸漬すると共に所定の
超音波によるキャビテーションを利用して、素管表面に
付着するダストが除去される。2槽目以降においては、
その界面活性剤含有の水溶液を市水及び純水にて素管を
リンスする。リンス後、素管表面に付着した水分を乾燥
炉にて蒸発させることで、導電性基体が得られる。乾燥
後、導電性基体上には以下の手法によって感光層が形成
される。
【0032】感光層の構造としては、電荷発生層と電荷
輸送層との二層から成る機能分離型、及びこれらが分離
されずに単一層で形成される単層型があるが、いずれを
用いても良い。また、感光層と導電性基体の間に接着
性、バリア性等を目的として下引き層を設けても良い。
機能分離型の構造の場合、下引き層の上に電荷発生層が
形成される。電荷発生層に含有される電荷発生物質とし
ては、クロロダイアンブルー等のビスアゾ系化合物、ジ
ブロモアンサンスロン等の多環キノン系化合物、ペリレ
ン系化合物、キナクリドン系化合物、フタロシアニン系
化合物、アズレニウム塩系化合物等が知られているが、
レーザー光やLED等の光源を用いて反転現像プロセス
により画像形成を行う電子写真感光体では、620nm
〜800nmの長波長の範囲に感度を有することが要求
される。その際に使用される電荷発生材料としては、フ
タロシアニン顔料やトリスアゾ顔料が高感度で耐久性に
優れており従来から検討されている。その中でフタロシ
アニン顔料が特に優れた特性を有しており、これらの顔
料を一種又は二種以上併用することも可能である。
【0033】使用されるフタロシアニン顔料は、無金属
フタロシアニン又は金属フタロシアニン、更にはこれら
の混合物や混晶化合物が挙げられる。金属フタロシアニ
ン顔料において用いられる金属としては、酸化状態がゼ
ロであるもの又はその塩化物、臭化物等のハロゲン化金
属又はその酸化物等が用いられる。好ましい金属として
は、Cu,Ni,Mg,Pb,V,Pd,Co,Nb,
Al,Sn,Zn,Ca,In,Ga,Fe,Ge,T
i,Cr等が挙げられる。これらのフタロシアニン顔料
の製造方法は種々の手法が提案されているが、どの様な
製造方法を用いても良く、顔料化された後に各種精製や
結晶型を変換させるために種々の有機溶剤で分散処理を
行ったものを用いても良い。この発明においては、非晶
型やα型、β型、γ型、δ型、ε型、χ型、τ型等の結
晶型を使用することができる。
【0034】これらのフタロシアニン顔料を用いた電荷
発生層の作製方法としては、電荷発生物質、特にフタロ
シアニン顔料を真空蒸着することによって形成する方
法、又はバインダ樹脂と有機溶剤とに混合分散して成膜
する方法があるが、混合分散処理する前に予め粉砕機に
よって粉砕処理を行っても良い。その粉砕処理に用いら
れる粉砕機としては、ボールミル、サンドミル、アトラ
イター、振動ミル、超音波分散機等を用いた方法があ
る。一般的に、フタロシアニン顔料をバインダ樹脂溶液
中に分散した後、塗布する方法が好ましい。塗布方法と
しては、スプレー法、ロールコート法、ブレード法、リ
ング法、浸漬法等が挙げられる。特に、浸漬塗布方法
は、感光体塗布液を満たした塗布槽に導電性支持体を浸
漬した後、一定速度又は逐次変化する速度で引き上げる
ことにより感光層を形成する方法であり、比較的簡単
で、生産性及びコストの点で優れているために、電子写
真感光体を製造する場合に多く利用されている。
【0035】結着性樹脂としては、メラミン樹脂、エポ
キシ樹脂、シリコン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、フ
エノキシ樹脂、ブチラール樹脂等や二つ以上の繰返し単
位を含む共重合体樹脂、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体
樹脂等の絶縁性樹脂を挙げることができるが、これらに
限定されるものではなく、一般に用いられるすべての樹
脂を単独又は二種以上混合して使用することができる。
【0036】これらの樹脂を溶解させる溶媒としては、
塩化メチレン、2塩化エタン等のハロゲン化炭化水素、
アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等の
ケトン類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、N,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド等の非プロトン性極性溶媒あるいはこれらの混合溶剤
等を用いることができる。電荷発生層の膜厚は、好まし
くは0.05μm以上5μm以下、より好ましくは、
0.1μm以上1μm以下の範囲である。
【0037】フタロシアニン顔料とバインダ樹脂との配
合比は、フタロシアニン顔料が10重量%から99重量
%の範囲が好ましい。この範囲より少ない場合は感度が
低下し、多ければ耐久性が低下するばかりでなく、分散
性が低下するために粗大粒子が増大することから画像欠
陥、特に黒ポチが多くなる。電荷発生層用塗布液を製造
する際には、前述のフタロシアニン顔料とバインダ樹
脂、有機溶剤を混合し分散させるが、分散条件としては
用いる容器や分散メディアの摩耗等に起因した不純物の
混入が起こらないように適当な分散条件を選択して行
う。
【0038】このようにして得られた電荷発生層用塗布
液を用いて形成される電荷発生層は、0.2μm〜1μ
mの厚みに塗布される。この厚みより薄ければ、電荷発
生層の膜厚が薄くなり感度低下をもたらすばかりでな
く、フタロシアニン顔料を非常に小さくなるまで分散す
るために結晶型が変化するなど好ましくない。また、上
記厚みより厚くなれば一定の感度を示しコスト的に好ま
しくないばかりか、均一に塗布することが困難となる。
塗布方法としては下引き層の塗布方法と同様に、スプレ
ー法、ロールコート法、ブレード法、リング法、浸漬法
等が挙げられるが、生産性及びコストの観点から浸漬法
が好ましい。
【0039】電荷発生層の上に設けられる電荷輸送層の
作製方法としては、結着性樹脂溶液中に電荷輸送物質を
溶解させた電荷輸送用塗布液を作製し、これを塗布して
成膜する方法が一般的である。電荷輸送層に含有される
電荷輸送物質としては、ヒドラゾン系化合物、ピラゾリ
ン系化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニ
ルメタン系化合物、スチルベン系化合物、オキサジアゾ
ール系化合物等が知られており、一種又は二種以上併用
することも可能である。結着性樹脂としては、前記電荷
発生層用の樹脂を一種又は二種以上混合して使用するこ
とができる。電荷輸送層の作製方法としては、下引き層
と同様の方法が用いられ、電荷輸送層の膜厚は、好まし
くは5μm以上50μm以下、より好ましくは10μm
以上40μm以下の範囲である。
【0040】感光層が単層構造の場合には、感光層の膜
厚が、好ましくは5μm以上50μm以下、より好まし
くは10μm以上40μm以下の範囲である。その時、
単層用塗布液の作製方法としては、フタロシアニン顔料
と電荷輸送材料を有機溶剤に溶解させたバインダ樹脂溶
液と混合して分散することにより作製することができ
る。その際に使用される有機溶剤やバインダ樹脂は前記
に示したものが用いられ、分散方法及び塗布方法も同様
に前記の公知の方法を使用することができる。なお、単
層構造、積層構造のいずれの場合も、感光層は、下引き
層が導電性支持体からのホール注入に対して障壁とな
り、更に、高感度、高耐久性を有するためには、負帯電
性の感光層が好ましい。
【0041】感光層には、感度の向上、残留電位や繰り
返し使用時の疲労低減等を目的として、少なくとも一種
以上の電子受容性物質を添加することができる。例え
ば、ヒンダードアミン系、ヒンダードフェノール系等の
紫外線吸収剤や酸化防止剤を含有させることもできる。
更に、必要であれば、感光層には、その表面を保護する
ために保護層を設けても良い。保護層には、熱可塑性樹
脂や、光又は熱硬化性樹脂を用いることができる。保護
層中に、前記紫外線防止剤や酸化防止剤、及び金属酸化
物等の無機材料、有機金属化合物、電子受容性物質等を
含有させることもできる。また、感光層及び表面保護層
には、必要に応じて、二塩基酸エステル、脂肪酸エステ
ル、リン酸エステル、フタル酸エステル、塩素化パラフ
ィン等の可塑剤を混合させて、加工性及び可撓性を付与
し、機械的物性の改良を施しても良く、シリコンオイル
等のレベリング剤を使用することもできる。
【0042】感光層の塗布後、乾燥と端面処理とを行な
って円筒状の感光体基体を形成し、感光体基体にフラン
ジ(図1の2f,2rを参照)を取り付ける。感光体基
体へのフランジの取付けには、接着又は圧入方式が用い
られる。接着方式では、フランジは接着剤によって感光
体基体の内部に固定される。また、圧入方式では、感光
体基体の内径よりやや大きめに外形を設定した弾性体フ
ランジを圧力をかけて挿入(以下、「圧入」と記す)
し、弾性体フランジは、圧入後にはそれ自体の弾性を利
用して感光体基体の内部に固定される。
【0043】この発明による電子写真用感光体ドラム
は、単色及びカラー用の電子写真複写機やレーザー、L
ED等を光源とする各種プリンタ及び電子写真製版シス
テム等に使用することができる。
【0044】感光体ドラムのライフ(寿命)終了後、又
は何らかの外的要因にて使用不可となった感光体ドラム
は、市場サービスマンにより新品の感光体ドラムと交換
され、使用後の感光体ドラムはメーカーに回収される。
回収された感光体ドラムは、フランジを取り外し、その
感光体基体を構成する樹脂成分を溶解可能な溶媒(樹脂
可溶性溶媒)によって導電性基体表面より感光層を順次
剥離する。剥離方法としては、市場より返却された感光
体ドラムをその形状寸法毎に選別し、選別された感光体
ドラムからフランジを取り外して得られた感光体基体を
その形状に合せたパレットに装着して洗浄剥離ラインに
投入する。
【0045】洗浄剥離によって感光体表面に存在してい
た感光層を除去すると導電性基体が現れるが、導電性基
体表面の酸化被膜を除去するため、その後、導電性基体
表面を切削加工する。この際、加工をスムーズに行うた
め前記した潤滑剤をエアーと共に加工表面と加工用の刃
物であるダイヤモンドバイトに噴霧しながら旋盤にて加
工する。この時の旋盤の条件としては、回転数1500
〜5000rpmで、好ましくは2500rpm程度が
良い。
【0046】刃物についても、焼結バイト、人造ダイヤ
モンドバイト、天然ダイヤモンドバイトがあるが、好ま
しくは天然ダイヤモンドバイトが使用される。導電性基
体表面の切削加工を行なうときの切削量としては、0.
025mm〜0.1mm程度とされるが、切削量が少な
いと導電性基体の加工回転時の振れ精度により導電性基
体表面に加工残が発生し酸化被膜が除去しきれず不具合
が発生する。好ましくは、0.05mm程度の加工量に
て切削する。
【0047】切削加工により酸化被膜が除去された導電
性基体には、リサイクル回数に応じたマーキング加工が
施される。使用可能なマーキングは、導電性支持部材表
面の光学的反射性状を変えることによって作成される。
マーキングの実体としては、例えば表面粗さを変えるこ
とによって乱反射と鏡面反射の比率を変えた部分であっ
ても良いし、光学的分光反射率の異なる部分であっても
良い。マーキングを表面粗さで行う場合には、導電性支
持部材表面の鏡面性の違いを検知することになるため、
使用する光学センサとしては鏡面反射(正反射)を効率
よく検知できるような光学系を備えることが好ましい。
また、マーキングを光学的反射率の差で行う場合には、
マーキングに要求される分光特性は、光導電層の分光透
過率が比較的高い範囲において導電性支持部材表面の分
光反射率との差が大きいことが望ましい。なお、導電性
支持部材表面上に設けるマーキングであるところの光学
的表面性状の異なる部分の、大きさ、位置、光学的反射
性状の異なり具合などは、使用する検出センサとのマッ
チングによって適宜決定されるものである。即ち、検出
センサの観察範囲が十分小さく高い感度を持っている場
合は、小さい幅でごく目立たないマーキングとすること
で目的は達成される。
【0048】感光体にOPC感光体を使用する場合に
は、画像部にマーキングを形成するとマーキングが画像
に現れるので、マーキングは非画像部に形成するのが好
ましい。また、リサイクル切削時に導電性基体外面のマ
ーキングも削られるため、導電性基体内部にもリサイク
ル回数を刻印するのが好ましい。
【0049】前記した洗浄方法にて洗浄され、マーキン
グされた後、リサイクルされた導電性基体に、先に述べ
た塗布方法にて各層を塗工し、フランジを取り付けるこ
とで、再生感光体ドラムとしてリサイクルされる。再生
感光体ドラムは、再生工程における導電性基体の切削に
より、感光体外形が寸法変化している。非接触帯電、現
像方式の現像プロセスの複写機等に再生感光体ドラムを
搭載すると、帯電器、現像器と感光体ドラムの距離の差
がそのまま解像度に影響を及ぼすことから、新品の感光
体ドラムと同等の性能が得られない。このため、感光体
ドラムの寸法変化を吸収可能な、接触型の帯電器、現像
器を採用した現像プロセスの複写機等に再生感光体ドラ
ムを搭載することが好ましい。
【0050】(実施例)以下に、この発明の好ましい実
施例を説明するが、その要旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0051】〔実施例1〕肉厚がそれぞれ1.0、2.
0、2.5、5.0mmのアルミニウム製の導電性素管
(φ30、全長L=326.3mm)を切削加工して導
電性基体とした。更に、それぞれの導電性基体の端部に
インロー加工を行なった。それぞれの基体重量は、7
8.8g、153.6g、188.9g、344.8g
であった。メチルアルコール37重量部と1,3−ジオ
キソラン55.5重量部の混合溶媒に樹枝状の酸化チタ
ン(石原産業製:TTO−D−1)3.75重量部とバ
インダ樹脂として共重合ナイロン樹脂(東レ製:CM8
000)を3.75重量部混合したものをペイントシェ
ーカーにて8時間分散し下引き層用塗布液を固形分量
7.5wt%となるよう調整した。次いで、導電性基体
を前記下引き層用塗布液に浸漬し、膜厚が約0・9μm
になるように下引き層を形成させた。次に、オキソチタ
ニルフタロシアニン顔料1.5重量部とポリビニルブチ
ラール樹脂(積水化学社製:エスレックBM−S)1重
量部と1,3−ジオキソラン97.5重量部を混合しペ
イントシェーカーで10時間分散して電荷発生層用の塗
布液を固形分量2.5wt%になるよう調整し、下引き
層を設けた導電性基体を浸漬させて膜厚が約0・4μm
になるように電荷発生層を形成させた。続いて、ヒドラ
ゾン系電荷輸送材の4−ジベンジルアミノ−2−メチル
ベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン9重
量部、ビスフェノールZタイプのポリカーボネート樹脂
(三菱ガス化学株式会社製:Z−400)14重量部、
シリコーン系レベリング剤(信越化学工業製:KF−9
6)0.02重量部を、77重量部のテトラヒドロフラ
ンに加えて完全に溶解させ、電荷輸送層用塗布液を固形
分量23wt%となるように調整した。同様に、電荷発
生層を設けた導電性基体を浸漬させて、110℃にて1
時間乾燥し、膜厚が23μmとなるように電荷輸送層を
形成し、積層型電子写真用感光体基体を作製した。これ
ら感光体基体に、フランジとしてABS樹脂製のフラン
ジをフロント、リア側にそれぞれ圧入方式にて取り付け
て感光体ドラムを製作した。これら感光体ドラムを、一
成分接触現像、ブラシ帯電、及び1200dpiに改造
した、SHARP製のモノクロ複写機ARN200に搭
載し、画像評価を行なった。これらの実験結果を下記表
1に示す。
【表1】 表1に示された結果から、肉厚1.0、2.0mmの感
光体基体サンプルの画像には、色むらが見られたが、
2.5、5.0mmのサンプルでは色むらは見られず、
均一な画像が得られた。
【0052】〔実施例2〕肉厚がそれぞれ1.0、2.
0、2.5、5.0mmのアルミニウム製の導電性素管
(φ40、全長L=340mm)を切削加工して導電性
基体とした。更に、それぞれの導電性基体の端部にイン
ロー加工を行なった。それぞれの基体重量は、110.
5g、217.2g、268.5g、502.9gであ
った。この導電性基体を用い、実施例1と同様に有機感
光層を塗布し、フランジを取り付け、感光体ドラムを製
作した。これら感光体ドラムを、一成分接触現像、ブラ
シ帯電方式、及び1200dpiに改造したSHARP
製のデジタルカラータンデム複合機ARC250に搭載
し、画像評価を行った。これらの実験結果を下記表2に
示す。
【表2】 表2に示された結果から、肉厚1.0、2.0mmの感
光体基体サンプルの画像には、色ずれが見られた。ま
た、2.5mmのサンプルの画像では実使用上問題ない
程度の色ずれが見られた。5.0mmのサンプルでは色
むらは見られず、均一な画像が得られた。
【0053】〔実施例3〕実施例1、2で使用した肉厚
2.5mm、5.0mmの感光体ドラムについて、両端
部に圧入されているフランジを取り外し、導電性基体表
面にコーティングされている感光層を次の手順にて剥離
した。 (1)感光体基体を洗浄カゴに投入し、剥離溶剤にて満
たされた洗浄層に浸漬する。 (2)浸漬と同時に揺動機構にて揺動させ表面の塗膜を
溶解剥離する。 (3)この時、剥離し切れずに残った塗膜は装置にチャ
ツキングさせベンコット等に溶剤を含ませ拭きあげる。 (4)感光層を剥離し終わった基体は、下記の加工条件
にて、表面切削加工機(豊田工機社製)にて表面の酸化
被膜除去作業を行なう。 (5) ・回転数 2500rpm ・送りスピード 0.175nm/rpm ・加工バイト 天然ダイヤモンドフラットバイト
(東京ダイヤモンド社製) ・切取り量(切削量)50μm (6)下記の条件にて、2nm×4nmのサイズのマー
キング加工を行う。 ・レーザー出力 12.0A ・回数 1回 上記条件にて感光体塗膜並びに導電性基体表面の酸化被
膜を切削により除去し、マーキング加工を行なった後、
実施例1と同様に浸済塗布方法により再度感光層を設
け、フランジを圧入し、再生感光体ドラムを製作した。
これら再生感光体ドラムを、実施例1、2と同様のAR
N200改造機、ARC250改造機にそれぞれ搭載
し、画像評価を行なった。これらの実験結果を下記表3
に示す。
【表3】 表3に示された結果から、再利用された感光体基体の肉
厚が2.5mmである再生感光体ドラムのカラー機の画
像において、実使用上問題ない程度の色ずれが見られた
が、モノクロ機の画像における色むらは見られなかっ
た。再利用された感光体基体の肉厚が5.0mmである
再生感光体ドラムにおいては、モノクロ機、カラー機と
も色むら、色ずれは見られず、再利用前の感光体ドラム
を搭載した場合と同等の画像が得られた。
【0054】〔比較例1〕実施例1にて使用した感光体
ドラムを、一成分接触現像、ブラシ帯電に改造した60
0dpiのSHARP製のデジタルモノクロ複合機AR
N200に搭載し、画像評価を行なった。これらの実験
結果を下記表4に示す。
【表4】 表4に示された結果から、すべての肉厚の感光体ドラム
の画像において、色むらは見られず、均一な画像が得ら
れた。
【0055】
【発明の効果】この発明に係る、円筒状導電性基体上に
有機感光層を有する電子写真用感光体ドラムは、円筒状
導電性基体の肉厚が2.5mm以上であるとされている
ので、電子写真用感光体ドラムの回転軸回りの慣性モー
メントが増加し、電子写真用感光体ドラムの回転時には
そのフライホイール効果により回転角速度が安定して、
回転ムラがなくなる。その結果、上記の電子写真用感光
体ドラムを搭載した1200dpi以上の高画質対応の
デジタルレーザープリンタ/複写機において、色むらが
解消され、高解像度の画像を得ることができる。
【0056】また、この発明に係る、上記電子写真用感
光体ドラムのリサイクル方法は、1200dpi以上の
高画質対応の肉厚が2.5mm以上である感光体用の円
筒状導電性基体を使って作製された電子写真用感光体ド
ラムのライフ終了後に、回収した電子写真用感光体ドラ
ムの円筒状導電性基体上にコーティングされている有機
感光層を除去し、円筒状導電性基体表面の酸化被膜を除
去するため50μm程度の切削加工を行なうことによ
り、加工残の無い安定した円筒状導電性基体へと再生で
きる。この再生した円筒状導電性基体に再び有機感光層
を塗布し、電子写真用感光体ドラムとして作製するとと
もに再利用することにより、1200dpi以上の高画
質対応可能な肉厚な感光体基体であっても、コストの低
減を図り安価な電子写真用感光体ドラムが作製できる。
また、そのようなリサイクル方法によって再生された電
子写真用再生感光体ドラムは、1200dpi以上の高
画質対応のデジタルレーザープリンタ/複写機に搭載さ
れる場合に、上記の電子写真用感光体ドラムの場合と同
様に、回転時に回転ムラがなく、色むらが解消され、高
解像度の画像を得ることができる。
【0057】この電子写真用再生感光体ドラムにおい
て、回収した電子写真用感光体ドラムの有機感光層を除
去した導電性基体の再切削時に、その導電性基体外面の
非画像領域にリサイクルをした旨のマーキング加工する
ことにより、駆動用フランジを外すことなく新品の感光
体ドラムとの区別を付けることができる。また、リサイ
クル回数に対応したマーキング加工をすることにより、
リサイクル限界回数に達した感光体ドラムの無駄なリサ
イクルを防ぐことができる。更に、導電性基体内面にリ
サイクル回数を刻印しておくことにより、導電性基体の
再切削時にマーキングも切削するときにもリサイクル回
数を確認することができる。
【0058】この電子写真用感光体ドラム又は電子写真
用再生感光体ドラムにおいて、感光体基体を駆動するた
めの駆動用フランジを圧入方式にて感光体基体のインロ
ー加工部と嵌合させていることにより、感光体基体を再
利用する際、両端部に取り付けられている駆動用フラン
ジを一方向からの加圧により外すことができる。また、
従来、接着剤にてインロー加工部に取り付けていた駆動
用フランジを取り外す場合には、接着剤除去に要する費
用、感光体基体の変形、感光体基体インロー部表面の取
り切れない接着剤に起因したチャツキング時の振れ精度
の悪化等の不具合が生じていたが、駆動用フランジを圧
入方式にてインロー加工部に取り付けることにより、こ
れらの不具合を回避し、高精度な加工を維持し、新品と
同等の高画質対応の電子写真用感光体ドラムとして再利
用することができる。
【0059】また、この発明に係る現像システムによれ
ば、上記の電子写真用感光体ドラム又は電子写真用再生
感光体ドラムをブラシ帯電等の接触帯電、一成分現像等
の接触現像プロセスにて使用することにより、肉厚な導
電性基体の再利用時に特に発生しやすい導電性基体外形
の寸法変化を現像プロセスにて吸収させることができ、
電子写真用再生感光体ドラムにあっては新品と同等の高
解像度の画質を得ることができる。また、1200dp
i以上の高画質対応のデジタルレーザーカラープリンタ
/複写機に、この発明による上記の電子写真用感光体ド
ラム又はその電子写真用再生感光体ドラムを搭載した場
合には、感光体ドラムの回転軸回りの慣性モーメントが
増加し、フライホイール効果により角速度が安定し、回
転ムラをなくし、色むら及び、複数のカラートナーの重
ね合わせによっておこりやすい色ずれが解消され、高解
像度の画像を得ることができる。
【0060】更に、この発明に係る電子写真感光体ドラ
ムを搭載することにより、色むら、色ずれのない高解像
度の画像を得ることができる画像形成装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真用感光体ドラムの模式断面図。
【図2】電子写真用感光体基体の模式図。
【図3】デジタルカラー複写機の構成を示す正面断面の
略図。
【符号の説明】 1 円筒状導電性基体 2f,2r 駆動用フランジ 3 インロー加工部 4 有機感光層 5,6 マーキング 100 デジタルカラー複写機 210 画像形成装置 222a〜222d 電子写真用感光体ドラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角井 幹男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 川原 在彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 鳥山 幸一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H035 CA07 CB02 CB04 2H068 AA54 EA07 EA47 FB07 FB11 (54)【発明の名称】 電子写真用感光体ドラム、それを再利用するリサイクル方法、それを再利用した電子写真用再生 感光体ドラム、それらを使用した電子写真現像システム、及びそのシステムを採用した画像形成 装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状導電性基体上に有機感光層を有し
    且つ1200dpi以上の解像度を有するデジタルレー
    ザープリンタ/複写機等で用いられる電子写真用感光体
    ドラムにおいて、前記円筒状導電性基体の肉厚が2.5
    mm以上であることを特徴とする電子写真用感光体ドラ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真用感光体ドラ
    ムのライフ終了後、前記有機感光層を除去し、前記円筒
    状導電性基体を再切削加工し、再切削加工された前記円
    筒状導電性基体上に再び有機感光層を形成することを特
    徴とする電子写真用感光体ドラムのリサイクル方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真用感光体ドラ
    ムの前記有機感光層を除去して現れた前記円筒状導電性
    基体が再切削加工され、再切削加工された前記円筒状導
    電性基体上に再び有機感光層が形成されていることを特
    徴とする電子写真用再生感光体ドラム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電子写真用再生感光体
    ドラムにおいて、前記円筒状導電性基体にはリサイクル
    回数に応じたマーキング加工が施されていることを特徴
    とする電子写真用再生感光体ドラム。
  5. 【請求項5】 前記円筒状導電性基体の両端にはそれぞ
    れインロー加工部が形成されており、前記有機感光層が
    形成された前記円筒状導電性基体を駆動するため、前記
    インロー加工部には駆動用フランジが圧入方式にて嵌合
    して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の電子写真用感光体ドラム又は請求項3若しくは4に
    記載の電子写真用再生感光体ドラム。
  6. 【請求項6】 請求項1又は5に記載の電子写真用感光
    体ドラム、又は請求項3〜5のいずれか1項に記載の電
    子写真用再生感光体ドラムが、接触帯電、及び接触現像
    プロセスにて使用されていることを特徴とする電子写真
    現像システム。
  7. 【請求項7】 1200dpi以上の解像度を有する高
    画質対応のデジタルレーザーカラープリンタ/複写機に
    搭載されていることを特徴とした請求項6に記載の電子
    写真現像システム。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の電子写真現像シ
    ステムを採用した画像形成装置。
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