JP2002350647A - ケーブル収容・展開キャニスター - Google Patents

ケーブル収容・展開キャニスター

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JP2002350647A JP2002071504A JP2002071504A JP2002350647A JP 2002350647 A JP2002350647 A JP 2002350647A JP 2002071504 A JP2002071504 A JP 2002071504A JP 2002071504 A JP2002071504 A JP 2002071504A JP 2002350647 A JP2002350647 A JP 2002350647A
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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4457Bobbins; Reels

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバケーブルの収容及び展開において
適切に保護できるケーブル収容・展開キャニスターを提
供する。 【解決手段】 基部10に立設した内壁20とガイドト
ラック壁30とで、ケーブルを装着できる幅のガイドト
ラック50を構成した。内壁20に、ケーブルの動きを
抑制するための保持タブ31を部分的に設けた。内壁2
0のアーク部212とアーク部211の端面211aと
でケーブル用の入口スロットを構成し、アーク部215
とアーク部216の端面216aとで出口スロットを構
成した。基部10の底辺外縁15に沿って外壁30を立
設し、この外壁30にフランジ区分61を固着した。こ
うして形成したキャニスターに、ケーブルを入口ポート
81から入れて内壁20外周側で巻き、入口スロットを
通じてガイドトラック50に沿って這わせて出口スロッ
ト及び出口ポート82から出して収容・展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ファイバ
技術に関するものであり、より具体的には、収容及び/
又は展開可能な光ファイバケーブルの連続的な長さ調節
を行えるように構成されたケーブル収容・展開キャニス
ターないしはケーブル収容・展開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルは、その極めて大き
な伝送容量が主な理由で大量のデータ、即ち情報の搬送
を要求される電話やコンピュータシステム等を含む広範
囲にわたる分野での応用が期待される。しかしながら金
属製の導体とは違って光ファイバは脆い為、最小折り曲
げ半径を超えて折り曲げようとすると破断する可能性が
ある。クラックや破断が生じる可能性のある折り曲げ半
径よりも大きい半径で曲げた場合であっても、折り曲げ
られた部分の光ファイバに生じる光学的損失により光フ
ァイバの性能が劣化してしまう場合がある。例えば、遠
隔通信用途に用いられる光ファイバに破断を生じる可能
性がある折り曲げ半径は約12mmであるが、性能の劣
化は、より大きな約25mmの折り曲げ半径から生じる
可能性がある。以下の説明においては、光学性能の劣化
が認識されるようになる折り曲げ半径を指して「最小折
り曲げ半径」と言う場合もある。
【0003】更にケーブルは外装で覆われている為、或
いはケーブル中の一部のファイバのみが破損する為、デ
ータに損失が生じない限り破損した事実がわからない。
この時点で破断個所を特定するのは大変なことであり、
これを修正するのは困難であると同時に高額な費用がか
かる。従ってこのようなケーブルを取り扱う場合、ケー
ブルが折り曲げ半径の適正な下限値よりも小さい半径で
折り曲げられることがないように、好適な制約条件を守
ることが望ましい。
【0004】一般的に過度な折れ曲がりによって光ファ
イバケーブルに破断又は劣化を生じ易い環境として、電
話通信事業者のセントラルオフィスにある交換機パネル
があげられる。通常、パネル中には多数の相互配線され
たスイッチ回路等の回路が互いに隣接して取り付けられ
ており、各回路の一方又は両側からケーブルが出てい
る。一応用例においては、各々が各回路から出ている複
数のケーブルが使用される。これらのケーブルの幾つか
は回路の入力であり、それら以外は出力であるが、所定
の回路から出るケーブルは、パネル上の他の回路、又は
パネル外部の回路と相互配線されるようにパネルのどち
らかの端部に向かって伸びていることが望ましい。しか
しながら、ケーブル中に好ましくない信号劣化や切断が
生じないようにする為には、回路基板からパネルを通じ
てケーブルを引く際に、その経路に沿ったいずれの個所
においてもケーブルに過度の応力がかからないようにす
ることが重要である。交換機パネル中の光ファイバケー
ブルの配線を管理・制御する為の既存のシステムは、複
数のケーブルを同時に収容して複数方向へのルーティン
グを可能とするものではあるが、一般的に、パネル中を
通るケーブルの過度の折れ曲がりを確実に防ぐ特定のガ
イドを持たない。同様に、特性インピーダンスを変更す
ることが出来る、或いは過剰な折り曲げによりワイヤ又
は外装がクラック又は破断する可能性のある同軸ケーブ
ルシステム等の他の媒体にもこれと類似の問題があり、
未だに解消されていない。
【0005】代表的な既存の装置は、光ファイバケーブ
ルを固定半径周囲にのみ巻き取ることが出来るものであ
る。この半径は通常27mm以上であり、従ってファイ
バの折れ曲がりによる信号損失が低減される。これらの
装置の巻き取り長の調整は、ファイバを巻き取る形状の
外周にほぼ一致する不連続な増分値でしか行えない。装
置の中には複数経路を使うことにより、少なくとも限定
された範囲での巻き取り長調整を提供するものもある。
ある長さの光ファイバケーブルを配線元から配線先まで
ルーティングする為には、最小折り曲げ半径を超えて折
り曲げなければならないことも多く、時にケーブルに物
理的限界を超えた応力がかかってしまう場合もある。更
に、周知の装置の多くは、ファイバを定義通りの経路中
に収容する為に複数の保持タブを使用する。保持タブは
殆どのシステムで必要とされるものであるが、しかし配
線を試行錯誤することによりこれらを繰り返し使用した
場合、ケーブルやタブ自体が疲労して破損する可能性が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、光ファイバケ
ーブルの収容及び展開において好適な保護を提供するこ
とが出来る装置が望まれている。このような装置は、ケ
ーブルのかなりの長さを蓄積して収容することが可能で
あり、これにより光学スイッチやマルチプレクサ、デジ
タルクロスコネクト装置等のような相互配線パネルを含
む遠隔通信機器間の配線を作ったり変えたりする際の必
要を満たすに充分なケーブル長を調整することが出来る
ものである。装置は、収容及び/又は展開するケーブル
長の連続的な調整を可能としたものが望ましく、これに
よりケーブル業者、製造装置及び通信業者の設置環境に
よって異なるケーブル長で対処しなければならない無数
の構成に対応することが出来るのである。装置へのケー
ブルの取り付け及び取り外しを繰り返し行わなければな
らないという必要性を排除する、或いは少なくとも最少
化することが出来る。この装置は、常に最小折り曲げ半
径を守りつつ制御された方法でケーブルを蓄積する空間
を提供する。即ち、装置は設置環境条件に合わせてより
長いケーブルをこの空間に収容したり、そこから引き出
したりすることが出来るのである。設計者は、この装置
が過剰な折れ曲がりを確実に防ぐことに確信を持って配
線元から配線先までの経路を適正な折り曲げ半径で定義
することが出来る。製造許容誤差範囲を緩和することが
出来る為、最適性能を犠牲にすることなく経済性を提供
することが出来る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様において
は、第一の母指区分と、第二の母指区分と、第一及び第
二の母指区分の間にある指区分とを含む実質的に平らな
基部を持つ光ファイバ収容・展開用キャニスターによ
り、上記及びその他の目的、利点及び機能が実現され
る。基部の指区分は、母指区分の先端よりも長く伸びて
おり、基部の底辺外縁は、第一及び第二の母指区分の先
端間に伸びている。外壁は基部の底辺に沿って上に伸び
ており、また、二股に分岐した横断障壁が、指区分の端
部に指区分を横断するように設けられている。基部のほ
ぼ中央にリールが設けられているが、このリールは第一
の直径を持つ第一の実質的に円形のガイドトラック壁
と、該ガイドトラック壁と同心となるように配置され
た、第一の直径よりも大きい第二の直径を持つ第二の実
質的に円形のガイドトラック壁とを含む。ガイドトラッ
クは、第一及び第二のガイドトラック壁により画定され
ており、光ファイバケーブル用入口スロット及び出口ス
ロットを持つ。上部フランジは、二股に分岐した横断障
壁と接合する第一のフランジ区分と、外壁に接合する第
二のフランジ区分とを含む。上部フランジと第一の母指
区分により光ファイバケーブルの入口ポートが形成さ
れ、上部フランジと第二の母指区分により光ファイバケ
ーブルの出口ポートが形成されている。このように構成
することにより、光ファイバケーブルを入口ポートから
入れ、リール周囲から外壁に向かって巻き取ることでキ
ャニスター中に収容し、入口スロットを通じてガイドト
ラック中へと通してガイドトラックの少なくとも一部に
巻き取った後に出口スロットから出し、そして出口ポー
トからキャニスター外部へと出すことが出来る。
【0008】本発明の他の態様は、実質的に円形のガイ
ドトラックが底部(支持体)表面に設けられた光ファイ
バケーブル収容・展開装置であると考えることが出来
る。ガイドトラックは、ガイドトラック壁と、これに同
心となるように配置された実質的に円形の内壁から構成
されている。この内壁は、ガイドトラック壁よりも大き
い直径を持っている。外壁は、第一の側辺部と、該第一
の側辺部の反対側に位置する第二の側辺部と、て中間部
とを含む。第一のアーチ形コーナー部が第一の側辺部と
中間部を接合し、第二のアーチ形コーナー部が中間部と
第二の側辺部とを接合している。ガイド壁及び内壁は、
装置中における光ファイバケーブルの連続的な調整を実
現出来るような寸法でガイドトラックを形成しており、
これにより事前定義の最低半径条件からはずれたケーブ
ルの折れ曲がりが生じないようになっている。
【0009】他の態様においては、光ファイバ収容・展
開装置は、並列に配置された第一及び第二の母指区分
と、これらの間に位置する指区分とを有する実質的に平
らな底面を含んでいる。底面の外縁の少なくとも一部に
沿って設けられた外壁が上に伸びており、第一及び第二
の母指区分を囲っている。同様に第一の直径を持つ実質
的に円形の内壁がこの面に取り付けられており、そこか
ら上に伸びている。実質的に円形の内部ガイドトラック
壁もまた、この面に取り付けられ、そこから上に伸びて
いる。ガイドトラック壁は、内壁と同心となるように配
置されており、第一の直径よりも小さい第二の直径を持
っている。上部フランジは外壁を介して底面と接続して
おり、上部フランジと第一の母指区分により光ファイバ
ケーブルの入口ポートが形成され、また、上部フランジ
と第二の母指区分により光ファイバケーブルの出口ポー
トが形成されている。
【0010】更なる態様においては、光ファイバケーブ
ル用の収容・展開装置は並列に配置された第一及び第二
の母指区分と、これらの区分の間に位置し、母指区分を
超えて伸びている指区分とを含む実質的に平らな支持面
と、母指区分を含む母指区分間にわたる支持面外縁の少
なくとも一部分上に沿って支持面から上に伸びている外
壁と、支持面の中心部分に位置する同心手段とを含むも
のであり、同心手段は巻き取り方式により、光ファイバ
ケーブルの巻き取り度合いを特性付ける半径の事前定義
の限界内において光ファイバケーブルの収容及び展開を
連続的に調整出来るようにしたものである。
【0011】更に他の実施例においては、連続的な光フ
ァイバケーブル調整能力を提供する光ファイバ収容装置
は、並列に配置された第一及び第二の母指区分と、これ
らの区分の間に位置し、母指区分を超えて伸びる指区分
とを有する実質的に平らな支持面と、第一の外壁と、第
一の外壁を介して支持面と接続する第二の上部フランジ
と、第二の外壁と、第二の外壁を介して支持面と接続す
る第一の上部フランジと、半径の事前定義の限界内にお
いて光ファイバケーブルの折り曲げ半径を維持すること
が出来るように巻き取り方式で光ファイバケーブルの収
容及び展開の連続的な調整を行う為に支持面に配置され
たガイドトラックとを含む。
【0012】光ファイバケーブル収容・展開装置の実施
例の製造方法は、その一手法において; (i) 並列に配置された第一及び第二の母指区分と母
指区分間に位置し、母指区分を越えて伸びる指区分と、
母指区分の先端間に伸びる底辺外縁を有する実質的に平
らな基部と; (ii) 底辺外縁から上に伸び、複数のアライメント
孔を有する外壁と; (iii) 基部の中央付近に位置し、そこから上に伸
びる第一の直径を持つ実質的に円形の内壁と; (iv) 内壁と同心となるように配置されて平らな基
部から上に伸びる、第一の直径よりも小さい第二の直径
を持つ実質的に円形のガイドトラック壁と; (v) 平らな基部の指区分の端部に位置する、光ファ
イバケーブルを直線的にキャニスターへと引き込む為の
長軸方向のファイバチャネルであって、アライメント用
移動止めを複数有する第一の側壁ないしは横断壁と、ア
ライメント孔を複数有する第二の側壁ないしは横断壁と
から構成されるファイバチャネルと;を含むキャニスタ
ーの第一の部分を成形するステップと;光ファイバケー
ブル収容・展開キャニスターの第一の部分を溶接装置上
に位置合わせするステップと;第一の上部フランジ区分
に設けられたアライメントタブと第一の側壁に設けられ
たアライメント用移動止めとを利用して、第一の上部フ
ランジ区分を第一の部分に対して位置合わせするステッ
プと;第一の上部フランジ区分を第一の部分へと溶接す
るステップと;第二の上部フランジ区分を第一の部分に
対して位置合わせするステップと;第二の上部フランジ
区分を第一の部分へと溶接するステップとを含む。
【0013】本発明の更なる態様は、入口ポートと、出
口ポートと、入口スロット及び出口スロットを持つガイ
ドトラックと、外壁と、ケーブルチャネルを画定する二
股に分岐した横断障壁とを含む光ファイバケーブル収容
・展開キャニスターを用いた、2つの接続点間における
光ファイバのルーティング方法であると考えることが出
来る。この方法は; (a) 入口ポートを通じて光ファイバケーブルをキャ
ニスター中へと導き入れるステップと; (b) ケーブルをキャニスター中にあるガイドトラッ
クの外壁に巻き取ることにより、キャニスター内にある
長さのケーブルを蓄積するステップと; (c) 入口スロットを通じてケーブルをガイドトラッ
ク中へと導くステップと; (d) ガイドトラックの少なくとも一部に沿ってケー
ブルを這わせるステップと; (e) 出口スロットを通じてケーブルをガイドトラッ
クの外へと引き出すステップと; (f) 出口ポートを通じてケーブルをキャニスター外
部へと導くステップとを含む。
【0014】ガイドトラック中におけるケーブルの縦方
向の移動は、ガイドトラック外壁の上部から放射状に外
側に向かって伸びる複数の保持タブの下にケーブルを通
すことにより抑制される。このようなキャニスターを並
べて配置し、ケーブルを上述した方法で第一のキャニス
ターに通し、第一のキャニスターから出たケーブルを第
二のキャニスターのケーブルチャネルへと通して第二の
接続ポイントへと送ることにより、2つの接続点間に接
続を作ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明とその多数の目的、特徴及
び利点は、添付図を参照すると、より理解し易い。
【0016】本発明の実施において企図し得る実施形態
を含み、本発明の充分な理解を得る為に、添付図に基づ
いて以下に詳細な説明を行う。しかしながら、この詳細
な説明は全てを網羅することを意図したものではなく、
あくまでも本発明の理解を得る為の説明目的で提示する
ものであり、本発明の範囲を定義するものでも、不当な
限定をするものでもない。
【0017】上述したように、本発明は、遠隔通信シス
テム及びその他のシステムに用いられる光ファイバケー
ブルの収容及び展開に関わる問題を解消しようとするも
のである。このようなシステムにおいては、2つ以上の
端子間において光ファイバケーブルの蓄積や展開を行う
為の装置が必要になることがしばしばある。業者により
提供される非標準的なケーブル長、ケーブルを使用する
上での条件構成の違い、及び設置環境における予想外の
状況に付随する様々な可変要素がある場合、その必要性
は大きくなる。また、光ファイバケーブルの性能は、そ
の物理的な配線方法により影響を受けやすく、特に厳し
い折り曲げ半径で折り曲げられてしまうとケーブルの性
能は劣化する為、その必要性は更に大きくなる。
【0018】本発明は、光ファイバケーブル収容・展開
装置におけるこれらの問題に対処するものである。装置
は支持面を含み、この支持面にケーブル用の入口スロッ
ト及び出口スロットを含む円形ガイドトラックが形成さ
れる。ガイドトラックは、ガイドトラック壁と、これと
同心となるように配置された実質的に円形の内壁を含
む。この内壁は、ガイドトラック壁よりも大きい直径を
持つ。外壁は、第一の側辺部と、第一の側辺部の反対側
に位置する第二の側辺部と、中間部とを含む。第一のア
ーチ形コーナー部が第一の側辺部を中間部へと接続して
おり、第二のアーチ形コーナー部が中間部を第二の側辺
部へと接続している。ガイドトラックは、ガイドトラッ
ク壁及び内壁により画定されるものであるが、その寸法
は、装置中において光ファイバケーブル長の連続的な調
整が可能となるように決定されており、これによりケー
ブルに、事前定義の最小折り曲げ半径よりも小さい半径
での折れ曲がりが生じないようになっている。本発明の
一実施例の詳細図を図1及び図2に示した。
【0019】図1は、光ファイバケーブル収容・展開装
置が組み立てられた後の状態を描いた投影図であるが、
この装置は非特定長のケーブルをリールの周りに巻き取
って装置中に収容することが出来るように連続的な調節
を可能とした光ファイバケーブルの収容・展開方式を採
用したものである。図2はこの装置の分解斜視図であ
る。
【0020】図2からわかるように、装置は、実質的に
平らな下部支持面ないしは基部10を含み、この支持面
10に内壁20とガイドトラック壁30が配置されてい
る。支持面10をよりわかり易く描いた図を図3に示し
たが、この図からわかるように、支持面10は、第一の
母指区分11と第二の母指区分12とを含んでいる。母
指区分11、12は、円形の開口部14をはさんで反対
側にそれぞれに並列に配置されている。開口部14は、
支持面10のほぼ中央に位置する。母指区分11、12
の間には指区分13があるが、これは支持面10の底辺
外縁(支持面外縁)15の反対方向に向かって伸びてい
る。図3からわかるように、指区分13は、母指区分1
1、12よりも長く伸びている。
【0021】次に図2に戻るが、この装置は更に、支持
面10の母指区分11、12の先端間を結ぶ底辺外縁1
5の長さにわたって設けられた外壁40を含んでいる。
外壁40は、第一の側辺部41、第二の側辺部42及び
中間部43(側辺部41、42の間に位置する)を含ん
でいる。第一の側辺部41は、第一のアーチ形部分ない
しはアーチ形コーナー部44により中間部43と接合し
ており、中間部43は、第二のアーチ形部分ないしはア
ーチ形コーナー部45により第二の側辺部42と接合し
ている。図2からわかるように、外壁40は、支持面1
0からこれに対して実質的に垂直に上に伸びている。
【0022】図2の説明を続けるが、装置は更に内壁2
0とガイドトラック壁30を含んでいる。内壁20及び
ガイドトラック壁30は、開口部14を中心とした同心
円となるように配置されており、内壁20は、ガイドト
ラック壁30よりも大きい直径を持っている。内壁20
及びガイドトラック壁30はいずれも、支持面10から
これに対して実質的に垂直に上方向に伸びている。内壁
20及びガイドトラック壁30は、これらの間の環状領
域から成り、壁20及び30の直径差の2分の1に等し
い幅を持つガイドトラック50を形成するものである。
図4から明らかなように、ガイドトラック50は、光フ
ァイバケーブルの配置に好都合な環状領域を形成してい
る。
【0023】ガイドトラック壁30は、その外周上部に
沿って互いから等距離の位置に設けられた複数の保持タ
ブ31(図では5個)を含んでいる。保持タブ31は、
ガイドトラック50内において光ファイバケーブルの縦
方向の移動を抑止する働きを持つ。
【0024】実質的に連続的に形成されたガイドトラッ
ク壁30とは対照的に、内壁20は複数の独立したアー
ク部211、212、213、214、215、21
6、217、218(図2には8個のアーク部が描かれ
ているが、本発明の範囲はアーク部の数を特定の数量に
限定するものではない)から構成されている。図2にお
いては、隣接するアーク部の対により;(i)保持タブ
31が突き出る内壁窓;或いは(ii)光ファイバケー
ブルをガイドトラック50中へと引き入れる又は引き出
すことが出来るスロット;のいずれかが交互に形成され
ている。具体的に説明すると、アーク対(212、21
3)、(213、214)、(214、215)、(2
16、217)及び(218、211)が、それぞれ対
応する保持タブ用の開口空間を形成している。一方、ア
ーク対(211、212)、(215、216)及び
(217、218)は、それぞれ光ファイバケーブルを
ガイドトラックへと入れて、そして出す為のスロットを
形成している。光ファイバをルーティングする方式自体
を説明する。ガイドトラック内へのケーブルの配置を容
易にする為に、アーク部211、216は、その一端の
端面211a、216aがそれぞれに内壁の直径方向に
対して斜めの配向になっている。具体的には、端面21
1a及びアーク部212が、光ファイバケーブルをガイ
ドトラック中へと導き入れる為の入口スロットを形成し
ている。そして端面216a及びアーク部215が、光
ファイバーケーブルをガイドトラック50の外へと導き
出す為の出口スロットを形成している。
【0025】図1及び図2に示すように、装置は上部フ
ランジ60を含んでおり、これが取り付けられた状態に
おいては、ケーブル収容・展開装置内にある光ファイバ
ケーブルは密閉され、保護される。上部フランジ60
は、2つの別個のフランジ区分61、62から構成され
ている。フランジ区分61は、支持面10、具体的には
その底辺外縁15に準じた形状に形作られている。即
ち、フランジ区分61は、対向する側辺部611、61
2と、中間部613と、アーチ形の接合部614、61
5とから構成されている。フランジ区分61の裏面に
は、偏向リング616が取り付けられており、これによ
り光ファイバケーブルがキャニスター中の空洞で拘束さ
れるようになっている。上部フランジ区分61は、基部
の底辺外縁に沿った外壁40を介して支持面10と接続
する。
【0026】フランジ区分62は、基本的に方形の本体
621を含み、ここから複数(3個)のアライメントタ
ブ622a、622b、622cが伸びている。アーチ
623は、内壁20の外周に一致するようにフランジ区
分62に形成された切削部である。フランジ区分62は
更に、その裏面にアーチ623に沿って設けられた偏向
リング624を含む。フランジ区分62は、第一の区分
71と第二の区分72とを含む二股に分岐した横断障壁
70を介して支持面10に接続している。第一の区分7
1は、アライメントタブ622a、622b、622c
に一致するアライメント用移動止め711a、711
b、711cを含んでいる。第二の区分72は、アライ
メント孔721a、721bを含み、これらは以下に説
明する溶接装置中における基部10の位置合わせに利用
される。第二の区分72の内側側面には曲面が作られて
いる為、第二の区分72の両端部は内向きの傾斜を持っ
ているが、これは光ファイバケーブルの装置中への引き
込みを容易にするものである。横断障壁70は、光ファ
イバケーブルを経由させることが出来る長手方向のケー
ブルチャネル80を画定している。
【0027】図1及び図4を参照すると最もわかり易い
が、支持面の母指区分11、上部フランジ区分61の側
辺部611、外壁40、及び横断障壁70により光ファ
イバケーブルの入口ポート81が形成される。同様に、
支持面の母指区分12、上部フランジ区分61の側辺部
612、外壁40及び横断障壁70により光ファイバケ
ーブルの出口ポート82が形成される。
【0028】光ファイバケーブル収容・展開キャニスタ
ーは、光スイッチやマルチプレクサ、デジタルクロスコ
ネクト装置等のような2つの接続点間に以下の方法で光
ファイバケーブルをルーティングするものである。光フ
ァイバケーブルは、まず始めに第一の接続点(配線元)
から、主に第一の母指区分11と上部フランジ区分61
とにより大きめに形成された入口ポート81を介してキ
ャニスター中へと入れられる。そして必要な長さのケー
ブルが、内壁20が構成するリール周囲に例えば逆時計
回りに巻き取られる。充分な長さのケーブルが内壁20
の周囲に巻き取られ、キャニスターの空洞領域中(即
ち、内壁20と、一方においては外壁40、そして他方
においては二股に分岐した横断障壁70との間の領域)
に蓄積されると、ケーブルは、端面211aとアーク部
212とにより形成される入口スロットを介してガイド
トラック50中へと導かれる。ケーブルは、保持タブ3
1の下でガイドトラック50に沿って装着される(望ま
しくはこれを完全に一周しない程度)。その後光ファイ
バケーブルは、端面216a及びアーク部215により
形成される出口スロットを介してガイドトラック50か
ら導き出される。わかり易くする為に、上記説明におい
ては、キャニスター中でのケーブルの巻き取り方向を逆
時計回りとした例を想定している。しかし使用するキャ
ニスターの数量にかかわらず、ケーブルのガイドトラッ
ク外周及び内部での巻き取り方向を反対、即ち時計回り
方向にした構成でも良い。このような場合、端面216
a及びアーク部215が入口スロットとなり、端面21
1a及びアーク部212が出口スロットとなる。入力ポ
ート及び出口ポートも同様にその役割が逆となる。その
後ケーブルは、第二の母指区分12と上部フランジ区分
61とで構成する出口ポート82を介してキャニスター
の外へと出され、第二の接続点(終端)の方向へと向け
られる。
【0029】上記から明らかなように、収容する、そし
て必要に応じて引き出すケーブル長を連続的に変えるこ
とが出来るようにした構成により、本光ファイバケーブ
ル収容・展開キャニスターは収容するケーブルの長さ調
節を連続的に行うことを実現するものである。内壁20
により構成されるリールは、最小折り曲げ半径条件を確
実に保証する。ガイドトラック50は、入口スロット
(211a、212)及び出口スロット(216a、2
15)と共にケーブルをキャニスター内で終端して変形
歪力を軽減する。
【0030】上記に説明したように、本キャニスター
は、様々な設置構成において容易に利用することが出来
る。幾つかの設置構成においては、キャニスターを並列
関係に配置することが出来る。このように配向した場
合、第一のキャニスターにおいてはケーブルが一方の方
向(例えば逆時計回り)に巻き取られ、第二のキャニス
ターにおいては逆方向(例えば時計回り)に巻き取られ
るような構成となることが多い。かわりに、光ファイバ
ケーブルを上述した方法で第一のキャニスター中に累積
収容し、第二のキャニスターにおいては、そのケーブル
チャネル80中を直線的に通すようにすることも出来
る。更に、図5及び図6に示した設置構成に基づき、複
数のキャニスターを垂直方向に重ねることも出来る。こ
の構成とした場合、個々のキャニスターは、基部10に
あけられた中心の開口部14を積重ね支柱に通すことに
より取り付けられる。
【0031】この光ファイバケーブル収容・展開キャニ
スターのデザインは、容易に効率的かつ経済的に製造す
ることが出来るものである。製造工程は、キャニスター
の本体部分を射出成形することにより行うことが出来
る。キャニスターの本体部分は;(i)特に母指区分及
び指区分を含む平らな基部;(ii)外壁;(iii)
二股に分岐した横断障壁及びこれにより形成されるファ
イバ用チャネル、及び(iv)保持タブを含むガイドト
ラック壁及び分断した内壁を含むリール部分を含む。こ
の場合、平らな基部表面には、射出成形による保持タブ
31の形成を助ける方形の切抜き部19が形成される。
更に、図2からわかるように、アライメント孔721
a、721bが横断障壁70の第2の区分72に設けら
れ、アライメント孔46a、46bが外壁40の両端部
に設けられている。アライメント孔は、超音波溶接装置
に対してキャニスター基部の位置合わせを行う為に利用
されるものである。溶接装置上で基部の位置が決定した
後、アライメントタブ622a、622b、622cと
アライメント用移動止め711a、711b、711c
とによりフランジ区分62が横断障壁70上に位置合わ
せされる。上部フランジ区分62を位置合わせした後、
横断障壁70への超音波溶接を容易に実施することが出
来る。同様に、上部フランジ区分61の位置合わせによ
り、外壁40への超音波溶接が容易になる。
【0032】図5、図6及び図7は、本光ファイバケー
ブル収容・展開キャニスターの設置環境にあわせた構成
方法の事例を描いたものである。図5及び図6(分解斜
視図)は、2つ以上のキャニスターを積重ねる方法を示
している。図7は、4つのキャニスターを設置トレイ四
半分のそれぞれに配置した例を示す。
【0033】ここで図5及び図6、特に図6を参照する
が、2つのキャニスター101、102を基部組み立て
部品103上に積重ねることが出来る構成が描かれてい
る。基部組み立て部品103は、その窪み部分1032
から突出する積重ね支柱1031を設けた形状を持つ。
窪み部分1032は、キャニスター101、102の外
周に適合した寸法を持ち、キャニスターの中心の開口部
14を積重ね支柱1031へと通すことにより、それぞ
れのキャニスターをこの窪み部分1032内に配置する
ことが出来る。キャニスターは、積重ね支柱1031に
取り付けられた後にロック機構104により所定位置に
固定される。ロック機構104は一般的に円盤状の形状
を持ち、その円の外周は最上部にあるキャニスターの上
部フランジ区分61、62に整合する。ロック機構10
4は、積重ね支柱1031の内壁中へと下に伸びる一対
の弾性分岐部分1041、1042の作用により所定位
置に固定される。ロック機構104を嵌合させる為に
は、分岐部分1041、1042を手動で内側に圧し、
ロック機構104をキャニスター上に固定した後に分岐
部分1041、1042を開放する。分岐部分104
1、1042は、開放されると元に戻る力が働き、積重
ね支柱1031にスナップ嵌めされる
【0034】基部組み立て部品103の他の際立った特
徴としては、窪み部分1032の両側から伸びる一対の
水平翼1033a、1033bがあげられる。少なくと
も1つの実施例においては、基部組み立て部品103
は、光スイッチ(図示せず)等の遠隔通信機器に付随す
るヒートシンク(図示せず)上に取り付けられるように
構成されている為、水平翼部材1033a、1033b
は、窪み部分1032の表面よりも上にずれた位置にあ
り、その実際の形状は、ヒートシンクからの基部組み立
て部品103を通じた空気の流れを助長するように若干
凹状に作られる場合もある。更に図6から明らかなよう
に、基部組み立て部品の上端部の両角に一対のケーブル
ガイド1034a、1034bが設けられている。ケー
ブルガイド1034a、1034bは、光ファイバをキ
ャニスターへと導く複数のファイバチャネルを各々に提
供するものである。
【0035】図7は、トレイのコーナーに4つのキャニ
スターが設置された構成を描いている。
【0036】本発明の特定の実施例について図示及び説
明したが、本願に教示の内容に基づいて本発明の広義の
範囲から離れることなく更なる変更及び改変を加えるこ
とが出来ることは当業者に明らかであり、よって請求項
は、その定義する範囲内におけるあらゆる変更及び改変
を本発明の真の精神及び範囲に包含することを意図した
ものである。例えば、光ファイバケーブルを収容・展開
する装置に関連して本発明を説明してきたが、光ファイ
バケーブルを強調したのは単に説明の便宜上のことであ
る。本ケーブル収容・展開装置は、元来、様々な種類の
伝導体や、或いは光信号も電気信号も伝導しない物体に
対しても適用可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル収容・展開キャニ
スターの完全な組み立て状態であって、特にケーブルチ
ャネル80、ケーブル入口ポート81及びケーブル出口
ポート82を示す斜視図である。
【図2】図1のキャニスターの分解斜視図である。
【図3】母指区分11、12、それらの間にある指区分
13、積重ね用開口部14及び底辺外縁15を含む平ら
な基部10の斜視図である。
【図4】図1のキャニスターの上部フランジを外した状
態であって、ケーブルをどのようにキャニスター中へと
通し、巻き取り、外部へと導いているかを示す斜視図で
ある。
【図5】図1のキャニスターを2つ積重ねた状態を示す
斜視図である。
【図6】図5の積重ね状態の分解斜視図である。
【図7】図1のキャニスターを4つ組立てた状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
10 支持面(基部) 11 第一の母指区分 12 第二の母指区分 13 指区分 14 開口部 15 底辺外縁(支持面外縁) 19 切抜き部 20 内壁(第二のガイドトラック壁、同心手段、リー
ル手段) 211、211、212、213、214、215、2
16、217、218アーク部(内壁を構成する区分) 211a、216a 端面 30 ガイドトラック壁(第一のガイドトラック壁、同
心手段、リール手段) 31 保持タブ(抑制手段) 40 外壁(第一の外壁) 41 第一の側辺部 42 第二の側辺部 43 中間部 44 第一のアーチ形部分 45 第二のアーチ形部分 46a、46b アライメント孔 50 ガイドトラック 60 上部フランジ 61 フランジ区分(第二のフランジ区分) 611、612 側辺部 613 中間部 614、615 接合部 616 偏向リング 62 フランジ区分(第一のフランジ区分) 621 本体 622a、622b、622c アライメントタブ 623 アーチ 624 偏向リング 70 横断障壁(第二の外壁) 71 第一の区分(第一の横断壁) 711a、711b、711c 移動止め 72 第二の区分(第二の横断壁) 721a、721b アライメント孔(位置合わせ機
構) 80 ケーブルチャネル 81 入口ポート 82 出口ポート 101、102 キャニスター 103 基部組み立て部品 1031 積重ね支柱 1032 窪み部分 1033a、1033b 水平翼 1034a、1034b ケーブルガイド 104 ロック機構 1041、1042 弾性分岐部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・アール・スウェンソン アメリカ合衆国カリフォルニア州95125, サン・ノゼ,ローリー・アベニュー 1158 (72)発明者 ギャリー・アール・トロット アメリカ合衆国カリフォルニア州94402, サン・マテオ,パロット・ドライブ 1215 (72)発明者 ポール・エム・ウェルチ アメリカ合衆国カリフォルニア州95014, カッパーティーノ,ロザリオ・アベニュー 21667 (72)発明者 ドン・ダブリュ・チュイ アメリカ合衆国カリフォルニア州95111, サン・ノゼ,サン・ラモン・ウェイ 4163 Fターム(参考) 2H038 CA34 CA37 CA38 3F068 AA13 BA17 CA08 DA02 HB14

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の母指区分と、第二の母指区分と、
    前記第一及び第二の母指区分の間に位置し、前記母指区
    分の先端を超えて伸びる指区分とを有する基部であっ
    て、前記第一及び第二の母指区分の先端で底辺外縁がそ
    れぞれ伸びている、実質的に平らな基部と;該基部の底
    辺外縁に沿って伸びる外壁と;前記指区分の端部におい
    て前記指区分を横断して伸びる、二股に分岐した横断障
    壁と;前記基部の中心位置付近に配置されたリールであ
    って、第一の直径を持つ実質的に円形の第一のガイドト
    ラック壁と、該第一のガイドトラック壁と同心となるよ
    うに配置されるとともに、前記第一の直径よりも大きい
    第二の直径を持つ実質的に円形の第二のガイドトラック
    壁と、前記第一及び第二のガイドトラック壁により画定
    されるとともに、入口スロット及び出口スロットを有す
    るガイドトラックとを含むリールと;前記横断障壁に接
    合する第一のフランジ区分と、前記外壁に接合する第二
    のフランジ区分とを含む上部フランジと;を具備したケ
    ーブル収容・展開キャニスターであって、前記上部フラ
    ンジ及び前記第一の母指区分がケーブル用の入口ポート
    を構成し、前記上部フランジ及び前記第二の母指区分が
    ケーブル用の出口ポートを構成し、これによりケーブル
    を前記入口ポートから入れ、前記リールの周囲へと巻き
    取ってキャニスター中に収集し、前記入口スロットを介
    して前記ガイドトラック中へと通し、前記ガイドトラッ
    クの少なくとも一部に沿って巻き取って前記出口スロッ
    トから出し、そして前記出口ポートを介してキャニスタ
    ー外部へと引き出すことができる、ケーブル収容・展開
    キャニスター。
  2. 【請求項2】 並列に配置された第一及び第二の母指区
    分と、該第一及び第二の母指区分の間に位置し、前記母
    指区分を超えて伸びる指区分とを有する実質的に平らな
    支持面と;前記母指区分間にわたり前記母指区分を含め
    て伸びる支持面外縁の少なくとも一部に沿って位置し、
    前記支持面から伸びる外壁と;光ファイバケーブルの巻
    き取り程度を特性付ける半径の事前定義の限界内におい
    て、連続的な調整を可能とした巻き取り方式により光フ
    ァイバケーブルを収容及び展開する為の、前記支持面の
    中心付近に位置する同心手段とを含むケーブル収容・展
    開装置。
  3. 【請求項3】 前記同心手段が;前記支持面に固定さ
    れ、そこから略垂直に伸びる、第一の直径を持つ実質的
    に円形のガイドトラック壁と;前記支持面に固定され、
    そこから略垂直に伸びる実質的に円形の内壁であって、
    前記ガイドトラック壁と同心を持つように配置され、前
    記第一の直径よりも大きい第二の直径を持つ内壁とを含
    んでいる、請求項2に記載のケーブル収容・展開装置。
  4. 【請求項4】 前記外壁を介して前記支持面に接続する
    上部フランジを更に含み、これにより前記上部フランジ
    及び前記第一の母指区分がケーブル用の入口ポートを構
    成し、前記上部フランジ及び前記第二の母指区分がケー
    ブル用の出口ポートを構成する、請求項3に記載のケー
    ブル収容・展開装置。
  5. 【請求項5】 前記外壁が;第一の側辺部と;該第一の
    側辺部の反対側に位置する第二の側辺部と;中間部と;
    前記第一の側辺部と前記中間部とを接続する第一のアー
    チ形コーナー部と;前記中間部と前記第二の側辺部とを
    接続する第二のアーチ形コーナー部とを含んでいる、請
    求項4に記載のケーブル収容・展開装置。
  6. 【請求項6】 前記内壁が、複数の区分から構成されて
    おり、隣接する区分の第一の対が入口スロットを画定
    し、隣接する区分の第二の対が出口スロットを画定す
    る、請求項4に記載のケーブル収容・展開装置。
  7. 【請求項7】 前記入口スロット及び前記出口スロット
    が、前記内壁の直径方向に対して傾斜している、請求項
    6に記載のケーブル収容・展開装置。
  8. 【請求項8】 光ファイバケーブルの連続的な調整手段
    を提供するケーブル収容・展開装置であって;並列に配
    置された第一及び第二の母指区分と、前記第一及び第二
    の母指区分間に位置し、前記母指区分を超えて伸びる指
    区分とを有する実質的に平らな支持面と;第一の外壁
    と;該第一の外壁を介して前記支持面に接続する第二の
    上部フランジ区分と;第二の外壁と;該第二の外壁を介
    して前記支持面に接続する第一の上部フランジ区分と;
    ケーブルの折り曲げ半径を事前定義の限界範囲内に維持
    出来る方法で連続的な調整を可能としたリール方式によ
    り光ファイバケーブルを収容及び展開する為の、前記支
    持面上に設けられたガイドトラックとを含むケーブル収
    容・展開装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイドトラックが;前記支持面に固
    定され、そこから垂直に伸びる、第一の直径を持つ実質
    的に円形のガイドトラック壁と;前記支持面に固定さ
    れ、そこから略垂直に伸びる実質的に円形の内壁であっ
    て、前記ガイドトラック壁と同心を持つように配置さ
    れ、前記第一の直径よりも大きい第二の直径を持つ内壁
    とを含んでいる、請求項8に記載のケーブル収容・展開
    装置。
  10. 【請求項10】 前記第一の外壁が;第一の側辺部と;
    該第一の側辺部の反対側に位置する第二の側辺部と;中
    間部と;前記第一の側辺部と前記中間部とを接続する第
    一のアーチ形コーナー部と;前記中間部と前記第二の側
    辺部とを接続する第二のアーチ形コーナー部とを含んで
    いる、請求項9に記載のケーブル収容・展開装置。
  11. 【請求項11】 前記第二の上部フランジ区分と前記支
    持面の第一の母指区分とがケーブル用の入口ポートを構
    成し、前記第二の上部フランジ区分と前記支持面の第二
    の母指区分とがケーブル用の出口ポートを構成してい
    る、請求項9に記載のケーブル収容・展開装置。
  12. 【請求項12】 前記内壁が複数の区分から構成されて
    おり、これらの中で隣接する区分の第一の対が入口スロ
    ットを画定し、隣接する区分の第二の対が出口スロット
    を画定する、請求項9に記載のケーブル収容・展開装
    置。
  13. 【請求項13】 前記入口スロット及び前記出口スロッ
    トが、前記内壁の直径方向に対して傾斜している、請求
    項12に記載のケーブル収容・展開装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイドトラック壁が、ケーブルの
    動きを抑制する手段を含んでいる、請求項9に記載のケ
    ーブル収容・展開装置。
  15. 【請求項15】 前記抑制手段が、前記ガイドトラック
    壁の上部に位置し、前記ガイドトラック壁の外周から放
    射状に伸びる保持タブを含む、請求項14に記載のケー
    ブル収容・展開装置。
  16. 【請求項16】 第一の母指区分と、第二の母指区分
    と、前記第一及び第二の母指区分の間に位置し、前記母
    指区分の先端を超えて伸びる指区分とを有する基部であ
    って、前記第一及び第二の母指区分の先端間に底辺外縁
    が伸びている、実質的に平らな基部と;前記底辺外縁か
    ら上に伸びる外壁と;前記基部の中心付近に位置し、そ
    こから上に伸びる、第一の直径を有する実質的に円形の
    内壁と;前記内壁と同心となるように配置され、前記基
    部から上に伸び、前記第一の直径よりも小さい第二の直
    径を持つ実質的に円形のガイドトラック壁と;ケーブル
    をキャニスター中で直線的に通す為に前記指区分の端部
    に設けられた、長軸方向のケーブルチャネルとを含む一
    体型ケーブル収容・展開キャニスター。
  17. 【請求項17】 前記ケーブルチャネルが、前記指区分
    の幅にわたって伸びて、第一の横断壁及び第二の横断壁
    により画定されたものであり、該第一及び第二の横断壁
    が、互いに対して平行で、かつ前記指区分の平面に対し
    て実質的に垂直に伸びるものである、請求項16に記載
    の一体型ケーブル収容・展開キャニスター。
  18. 【請求項18】 前記第一の横断壁が、上部フランジの
    位置を合わせる為の複数の移動止めを含み、前記第二の
    横断壁が、前記上部フランジを溶接する為の1つ又はそ
    れ以上の位置合わせ機構を含んだ、請求項17に記載の
    一体型ケーブル収容・展開キャニスター。
  19. 【請求項19】 前記基部が、前記ガイドトラック壁と
    同心になる位置に、前記第二の直径よりも小さい直径を
    持つ実質的に円形の開口部を含み、該開口部が、前記キ
    ャニスターを積重ね支柱へと取り付ける為のものであ
    る、請求項16に記載の一体型ケーブル収容・展開キャ
    ニスター。
  20. 【請求項20】 前記ケーブルチャネルが前記指区分の
    幅にわたって伸びて、第一の横断壁及び第二の横断壁に
    より画定されたものであり、該第一及び第二の横断壁
    が、互いに対して平行で、かつ前記指区分の平面に対し
    て実質的に垂直に伸びるものである、請求項19に記載
    の一体型ケーブル収容・展開キャニスター。
  21. 【請求項21】 前記第一の横断壁が、上部フランジの
    位置を合わせる為の複数の移動止めを含み、前記第二の
    横断壁が、前記上部フランジの溶接において溶接装置へ
    と位置を合わせる為の1つ又はそれ以上の位置合わせ機
    構を含む、請求項20に記載の一体型ケーブル収容・展
    開キャニスター。
  22. 【請求項22】 ケーブル収容・展開キャニスターの製
    造方法であって; (i)第一の母指区分と、第二の母指区分と、前記第一
    及び第二の母指区分の間に位置し、前記母指区分の先端
    を超えて伸びる指区分とを有する基部であって、前記第
    一及び第二の母指区分の先端間に伸びる底辺外縁を持つ
    実質的に平らな基部と; (ii)前記底辺外縁から上に伸びる、複数のアライメ
    ント孔を含む外壁と; (iii)前記基部の中心付近に位置し、そこから上に
    伸びる、第一の直径を持つ実質的に円形の内壁と; (iv)前記内壁と同心となるように配置され、前記基
    部から上に伸び、前記第一の直径よりも小さい第二の直
    径を持つ実質的に円形のガイドトラック壁と; (v) 光ファイバケーブルをキャニスター中で直線的
    に通す為に前記指区分の端部に配置された長軸方向のケ
    ーブルチャネルであって、複数のアライメント用移動止
    めを含む第一の横断壁と、複数のアライメント孔を含む
    第二の横断壁とにより画定されたケーブルチャネルと; を含む第一の部分を成形するステップと;前記ケーブル
    収容・展開キャニスターの前記第一の部分を溶接装置に
    対して位置合わせするステップと;第一の上部フランジ
    区分に設けられたアライメントタブと第一の横断壁に設
    けられたアライメント用移動止めとを利用して第一の上
    部フランジ区分を前記第一の部分へ位置合わせするステ
    ップと;前記第一の上部フランジ区分を前記第一の部分
    へ溶接するステップと;第二の上部フランジ区分を前記
    第一の部分へ位置合わせするステップと;前記第二の上
    部フランジ区分を前記第一の部分へ溶接するステップと
    を含むケーブル収容・展開キャニスターの製造方法。
  23. 【請求項23】 前記第一の部分を前記溶接装置に対し
    て位置合わせするステップが、前記第二の横断壁に設け
    られたアライメント機構と前記外壁に設けられたアライ
    メント機構を利用して行う、請求項22に記載のケーブ
    ル収容・展開キャニスターの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記第一及び第二の上部フランジ区分
    を、前記第一の部分に超音波溶接する、請求項23に記
    載のケーブル収容・展開キャニスターの製造方法。
  25. 【請求項25】 (1)入口ポートと; (2)出口ポートと; (3)第一及び第二の同心ガイドトラック壁により画定
    され、入口スロット及び出口スロットを有するガイドト
    ラックと; (4)外壁と; (5)ケーブルチャネルを画定する二股に分岐した横断
    障壁とを含む収容・展開キャニスターを用いて第一の接
    続点と第二の接続点との間でケーブルをルーティングす
    る方法であって; (a)前記第一の接続点からのケーブルを前記入口ポー
    トを介して前記キャニスター中へと導き入れるステップ
    と; (b)前記ケーブルを前記第二のガイドトラックの周囲
    に巻き取ることにより、前記キャニスター中の前記外壁
    と前記横断壁とにより囲まれた領域内にある長さのケー
    ブルを収集するステップと; (c)前記ケーブルを前記入口スロットを通じて前記ガ
    イドトラック中へと導き入れるステップと; (d)前記ケーブルを前記ガイドトラックの少なくとも
    一部分に沿って這わせるステップと; (e)前記ケーブルを前記出口スロットを通じて前記ガ
    イドトラックから引き出すステップと; (f)前記ケーブルを前記出口ポートを通じて前記キャ
    ニスターから導き出すステップとを含むケーブルをルー
    ティングする方法。
  26. 【請求項26】 前記ガイドトラック内において、前記
    ケーブルを前記第一のガイドトラック壁の上部から外に
    向かって放射状に伸びる複数の保持タブ(31)の下に
    抑止しておくことにより、前記ケーブルが前記ガイドト
    ラック内を縦方向に移動しないように抑制するステップ
    を更に含む請求項25に記載のケーブルルーティング方
    法。
  27. 【請求項27】 (1)入口ポートと; (2)出口ポートと; (3)第一及び第二の同心ガイドトラック壁により画定
    され、入口スロット及び出口スロットを有するガイドト
    ラックと; (4)外壁と; (5)ケーブルチャネルを画定する二股に分岐した横断
    壁とをそれぞれ含む、第一及び第二の収容・展開キャニ
    スターを用いて第一及び第二の接続点間でケーブルをル
    ーティングする請求項25に記載の方法であって;前記
    第一のキャニスターにおいて; (a)前記第一の接続点からのケーブルを前記入口ポー
    トを介して前記キャニスター中へと導き入れるステップ
    と; (b)前記ケーブルを前記第二のガイドトラック周囲に
    巻き取ることにより、前記キャニスター中の前記外壁と
    前記横断壁とで囲まれた領域内にある長さのケーブルを
    収集するステップと; (c)前記ケーブルを前記入口スロットを通じて前記ガ
    イドトラック中へと導き入れるステップと; (d)前記ケーブルを前記ガイドトラックの少なくとも
    一部分に沿って這わせるステップと; (e)前記ケーブルを前記出口スロットを通じて前記ガ
    イドトラックから引き出すステップと; (f)前記ケーブルを前記出口ポートを通じて前記キャ
    ニスターから導き出すステップと;第二のキャニスター
    において; (g)前記ケーブルを前記ケーブルチャネルに通して前
    記第二の接続点の方向へと導くステップとを含む方法。
  28. 【請求項28】 ケーブルをキャニスター中へと通す為
    の入口ポート手段と;前記キャニスター中に収容される
    前記ケーブルの最小折れ曲がり半径を制定し、前記ケー
    ブルにかかる変形歪力を緩和する為のリール手段と;前
    記キャニスター中への収容及び前記キャニスターからの
    展開が可能な光ファイバケーブルの長さを連続的に変え
    ることを可能とする蓄積手段と;前記ケーブルを前記キ
    ャニスターから導き出す為の出口ポート手段とを具備し
    たケーブル収容・展開キャニスター。
  29. 【請求項29】 (i)前記入口ポート手段が、第一の
    母指区分と上部フランジ区分と外壁の第一の側辺部とに
    より画定され; (ii)前記出口ポート手段が、第二の母指区分と上部
    フランジ区分と前記外壁の第二の側辺部とにより画定さ
    れた、請求項28に記載のケーブル収容・展開キャニス
    ター。
  30. 【請求項30】 前記リール手段が;第一の直径を持つ
    実質的に円形の第一のガイドトラック壁と;該第一のガ
    イドトラック壁と同心となるように配置され、前記第一
    の直径よりも大きい第二の直径を持つ実質的に円形の第
    二のガイドトラック壁とを含む、請求項29に記載のケ
    ーブル収容・展開キャニスター。
  31. 【請求項31】 前記第二のガイドトラック壁が、ケー
    ブル用の入口スロット及び出口スロットを有し、前記第
    一のガイドトラック壁が、前記第一及び第二のガイドト
    ラック壁により画定されるガイドトラック中におけるケ
    ーブルの移動を抑止する為の複数の保持タブを含んでい
    る、請求項30に記載のケーブル収容・展開キャニスタ
    ー。
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