JPS59134111A - 容器充「てん」 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯みがき、化粧料、食品、その他のペースト
状製品の粘性内容物を充填する容器で、該容器内に沿っ
て移動する底蓋によって内容物を吐出口より押し出して
用いられる容器への内容物充填包装方法およびその装置
に関するものである。

一般に、この種の底蓋乃至ピストンを容器内に配備する
容器では、との底蓋乃至ピストンが粘性内容物に対する
機能を十分に発揮するだめにできるだけ有利にシールさ
れて充填包装しなければならない。ところが従来では底
蓋乃至ピストンの容器への挿入時には容器内室中に侵入
した空気は逃げないで残留シールされ、内容物への品質
保証上の悪影響ばかりでなく配量の不正確さも加わって
高いポンプ充填部も望めなくなると共に自動製造並びに
充填に著しい不都合が生ずるものであった。

本発明は、これら従来の欠点を適確に排除しようとする
もので、容器の底端部よυそれぞれの製品を充填する際
に容器内に残留する空気を脱気（底蓋の移動時にも容器
内部への空気の侵入あるいは吸込みも排除）でき、気密
性を維持できる容器充填包装が可能な方法およびその装
置を提供することを目的としたものである。

本発明は、容器に粘性内容物を充填したのち該容器の内
壁と摺動可能な底蓋を投入し、この底蓋をブツシャによ
り容器内に抑圧挿入して粘性内容物を密封包装する方法
において、前記底蓋の抑圧挿入操作を、該操作と同時に
脱気が起こるに足る緩慢な速度で連続的に行うことを特
徴とする容器充填包装方法である。

本発明の実施例を図面を参照しながら説明すると、第１
図は本発明を実施するための装置のフローシート、第２
図はその一部の概略を示しているが、この装置は筒状例
えば円筒状の容器ａを間欠的に移送しながら粘性内容物
を充填するだめの充填部Ａと、容器ａに底蓋すを投入し
たのち底蓋すを容器ａ内に連続的に抑圧挿入して粘性内
容物を密封包装するための抑圧挿入部Ｂを備えている。

前記充填部Ａは容器ａを間欠的に移送するためのコンベ
ヤ１、容器ａに粘性内容物Ｃを充填するための充填機２
等を備えている。４は容器ａを嵌合して倒立支持するた
めの筒状体であるが、必要に応じグリッパ−またはチャ
ッキングとしてもよい。

前記押圧挿入部Ｂは、底蓋すを容器ａに投入するだめの
シュータ３、無端状で走行速度が可変の連続走行型コン
ベヤ５、該コンベヤ５上に等間隔に配設された筒状体４
、コンベヤ５の上方に無端状に配備されたガイドレール
６等を備えている。

ガイドレール６の一部分は容器ａの移送方向に沿って一
旦下シ勾配となったのち上シ勾配となっている。ガイド
レール６には先端にチップ７を有するブツシャ８を付設
したローラー９がガイドレール６に沿って走行可能に設
けられているが、との口、−ラー９は抑圧挿入部Ｂにお
いてはチップ７が容２？ｒ　ａの直上に位置するように
図示していない走行速度可変の連続走行型の移動機構に
より回転され、容器ａの移送に追従してブツシャ８を移
動するように構成されている。

さらに、図示されてはいないが充填部Ａと抑圧挿入部Ｂ
の中間にはコンベヤ１上の容器ａを自動的にコンベヤ５
上の筒状体４に移し換えるだめの移転機構が配設されて
いる。

なお、前記充填部Ａのコンベヤ１を連続走行型のものと
するか、または抑圧挿入部Ｂのコンベヤ５上に充填機２
を配備すれば前記移転機構を省略することができる。

しかして、コンベヤ１及び５ならびにローラー９の移動
機構及び前記移転機構を始動し、コンベヤ１上の筒状体
４に手作業又は自動装填装置により容器ａを倒立さぜれ
ば、容器ａが充填機２の直下に移送されると自動的に粘
性内容物Ｃの充填作業が行われ、次いで前記移転機構に
より容器ａは押圧挿入部Ｂに入り、容器ａがシュータ６
の直下に来たときに自動的に底蓋すの投入作業が行われ
、さらに、コンベヤ５によシ第１図、第２図において左
側に移送される間に下シ勾配部分にあるガイドレール６
によシプツシャ８が徐々に連続的に降下し、チップ７に
よシ連続的に、底蓋すと粘性内容物Ｃの間にある空気ｄ
が脱気されると共に、内容物Ｃは逆止弁ｅを経由して吐
出口ｆに向かって移動し、吐出口ｆ付近の空気ｇが吐出
口ｆから排出されつつ底蓋すの抑圧挿入操作が行われる
。この抑圧挿入操作の終了点以降ではガイドレール６は
上シ勾配となシ、チップ７は容器すから徐々に抜去され
、密封包装品は図示していない取出機構によシ例えば排
出シュート１０上に落下供給され次の工程へ送られる。

なお、第１図中ｅ′は容器ａに設けた逆止弁である。

この場合、前記底蓋すの抑圧挿入操作すなわちブツシャ
８の降下移動は連続的に行われるので、確実な脱気作用
下に密封包装を行うことができるが、所望によクコ／ベ
ヤ５と前記移動機構の走行速度を減少させたり、ガイド
レール６の勾配を調節することにより上記脱気効果を更
に確実なものとすることができる。

ここで、上記抑圧挿入操作について更に詳細に説明する
と、前記底蓋すは後記のように、そのシールリップが容
器ａの円筒状内壁に当接しながら、かつ該内壁に案内さ
れながら容器ａ内に挿入される形状のものであって、該
挿入時にそれ自身と内容物との間に一旦包含された空気
ｄは確実に容器ａ外に脱気排出される形状となっており
、一方容器ａの吐出口ｆにはこれを包囲するようにキャ
ップａ′が嵌合されているが、わずかに空気が流通する
程度の気密性が保持されるようになっているために、底
蓋すの挿入に従って内容物が容器内に仕切られるドーム
内に押込まれ吐出口ｆに向かって移動すると共に吐出口
ｆ付近の空気ｇが吐出口ｆから排出される形状となって
いる。なお、容器ａの底蓋すとの摺動面はわずかな凹凸
を有する粗面とすることが好ましく、より円滑に脱気を
行うことができる。

本発明は、このような構造の容器ａ内に粘性内容物を充
填するに際して上記脱気作用を与えつつ粘性内容物の適
確な押込充填を可能するため連続的に徐々に底蓋の抑圧
挿入を行なうことを特徴としたものである。

本発明においては、底蓋すの容器ａ内への抑圧挿入速度
すなわち底蓋すの移動速度（実施例の場合、降下速度）
は極めて重要であり、容器ａの形状、その内壁面の粗滑
度、シールリップの形状、粘性内容物の粘度、逆止弁ｅ
の構造、等によって異なるが、一般的には２００　＋ａ
／　’Ｓｅｅ以下の緩慢なものとすることが好ましく、
粘性内容物が比較的低粘度の場合は５０〜１５０ｆｆｉ
Ｉ／ｓｅｃ、高粘度の場合は１０〜４０　ｒａｎ／　Ｓ
ｅＣとすれば更に好ましい。なお、この移動速度を徐々
に減少させながら抑圧挿入を行うのも極めて効果的であ
る。

また、この抑圧挿入操作においては通常、容器内に仕切
られたドーム中の空気ｇの排出が比較的容易に行われ、
次いで粘性内容物の容器深部にあるドーム中への押込み
と前記空気ｄの脱気とが行われるので、ブツシャ８の底
蓋すに対する押圧力を底−Ｊｂの移動に伴って漸増させ
ることが好ましい。

なお、前記ブツシャ８の主軸は一定長のものとしたが、
所望によりコイルバネ等により構成することもできる。

次に、第３図は本発明の別の実施例を示すものであるが
、この場合、ブツシャ８が連続的に降下する点において
は第１図例と同じであるが、粘性内容物を充填し底蓋す
を投入した複数の容器ａを同時に間欠的に移送すると共
に、これら容器ａの停止中に底蓋すの抑圧挿入操作をこ
れらの容器について同時に行う点が異なる。

すなわち、第３図において、上下方向にのみ往復運動可
能な同一仕様のブツシャ８がコンベヤ５０走行方向に沿
って複数例えば３つ配設され、これらのブツシャの上端
部に付設された各ローラー９はバネなどにより、水平方
向に往復運動するカム１１に対し常時圧接状態にある。

このカム１１の下端部の縁線は略正弦曲線となっている
。

しかして、粘性内容物の充填と底蓋すの投入が済んだ３
本の容器ａが一団となって間欠的に図面左方向に移送さ
れて来るが、各容器ａが各プツシヤ８の直下に位置した
ときにコンベヤ５の走行が一時停止し、この停止の間に
カム１１がブツシャの１ピッチ分すなわち距離ｐだけ右
側に連続的に移動し、底蓋すの押圧挿入操作及びチップ
７の容器ａからの抜去操作が一連で行われる。次いでコ
ンベヤ５が走行を再開し次の容器群が各グツシャの直下
に来ると再びコンベヤ５が停止し、今度はカム１１が左
側にブツシャ１ピツチ分連続的に移動し同様にして抑圧
挿入操作が行われる。

なお、この例ではカム１１の走行速度を可変としたり、
カム１１の下端部の縁線をブツシャが等速度で降下する
形状としたり、ブツシャの降下速度が漸減する形状とし
たりすることもできる。

また、この第３図例では第１図例で必要であった、容器
をコンベヤ１からコンベヤ５へ移し換えるだめの移転機
構を省略することができる利点がある。この場合充填機
２とシュータ３を多少改変するだけでよい。

本発明においては、前記容器及び底蓋の形状は前記した
ようなものとすることが好ましいが、そのほかに第４図
又は第５図に示すものを使用することもできる。

第４図例のものは、容器ａを円筒状とし外周部の上下に
リップシールｈ　、　ｈ’を有する円板状の底蓋すを弾
性材料で構成すると共にその中央部にハ字状に開放する
逆止弁ｅ“を設けた仕切壁でドームを形成しさらにブツ
シャ８に脱気孔ｉを設け、これら逆止弁ｅ″及び脱気孔
１によシ脱気しなから底蓋すを抑圧挿入すると共に、ド
ーム内にも内容物を充填し挿入終了時点で逆止弁ｅ“が
閉鎖されるように構成したものである。

一方、第５図のものは、容器ａを円筒状とし、その軸心
に、先端部が円錐状の棒状体ｊを開孔板ｋを介して設け
ると共に、この棒状体Ｊに対し摺動可能な円孔ｔを穿設
した円板状の底蓋すを抑圧挿入するように構成されてい
る。その他の点については第４図のものと同様である。

なお、以上の実施例では容器は水平方向に移動し、ブツ
シャは少なくとも上下方向に移動するものであったが、
・反対に容器を上下移動させることによって底蓋の押圧
挿入を行なってもよい。

また、上記実施例では底蓋を投入された容器は底蓋の抑
圧挿入時に連続的に移動するか、または該押圧挿入操作
後において間欠的に移動するようにしたが、複数の容器
を固定したまま前記充填、底蓋の投入及び押圧挿入の各
操作をこの順に全ての容器について同時的に行なっても
よい。

以上述べたように本発明は、容器内の内容物をその底蓋
を押すことによシ押し出して使用する容器について、確
実な脱気作用下に配量の斑なく効果的に内容物を充填す
ることができ、気密性良好で、内容物の押出しを必要と
する際には確実に機能する容器充填包装品が得られ、内
容物は容器内に空気が残留しないために長期間の保存に
耐え、見た目も美しく、包装作業能率も大巾に向上し、
省力化にも貢献できるなど多大の利点を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のフローシート、第２図は底
蓋の抑圧挿入工程の説明図、第３図は本発明の別の実施
例における底蓋の抑圧挿入工程の説明図、第４図、第５
図は本発明の実施に使用される容器の断面図である。 Ａ・・・充填部、Ｂ・・・抑圧挿入部、１．５・・・コ
ンベヤ、２・・・充填機、６・・・シュータ、４・・・
筒状体、６・・・ガイドレール、７・・・チップ、８・
・・ブツシャ、９・−・ロー７−１１０・・・排出シュ
ート、１１・・・カム、ａ・・・容器、ａ′・・・キャ
ップ、ｂ・・・底蓋、Ｃ・・・粘性内容物、ｄ、ｇ・・
・空気、ｅ、ｅ’、ｅ″・・・逆止弁、ｆ・・・吐出口
、ｈ　、　ｈ’・・・リップシール、１・・・脱気孔、
ｊ・・・棒状体、ｋ・・・開孔板、ｔ・・・円孔。 特許出願人　　ライオン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　容器に粘性内容物を充填したのち該容器の内壁と摺
   動可能な底蓋を投入し、この底蓋をブツシャによシ容器
   内に抑圧挿入して粘性内容物を密封包装する方法におい
   て、 前記底蓋の抑圧挿入操作を、該操作と同時に脱気が起こ
   るに足る緩慢な速度で連続的に行うことを特徴とする容
   器充填包装方法。 ２、　前記底蓋を投入した容器を連続的に移送すると共
   に、前記底蓋の抑圧挿入操作を、前記ブツシャを容器の
   移送に追従移動させながら行う特許請求の範囲第１項記
   載の方法。 五　前記底蓋を投入した容器を間欠的に移送すると共に
   、前記底蓋の抑圧挿入操作を、前記容器の停止中に行う
   特許請求の範囲第１項記載の方法。 ４、　前記底蓋の押圧挿入操作を、底蓋の前記容器内へ
   の移動速度を２００１１１１／ＳｅＣ以下に設定して行
   う特許請求の範囲第２項又は第３項記載の方法。 ５、　前記底蓋の押圧挿入操作を、底蓋の前Ｈ己容器内
   への移動速度を漸減させながら行う特許請求の範囲第４
   項記載の方法。 ６、　前記底蓋の押圧挿入操作を、前記ブツシャの底蓋
   に対する押圧力を漸増させながら行う特許請求の範囲第
   ４項又は第５項記載の方法。 ｌ　粘性内容物を充填し底蓋を投入した容器を移送する
   だめのコンベヤと、前記底蓋を前記容器内に抑圧挿入す
   るだめのブツシャと、該ブツシャを前記容器の移動に追
   従して容器内方向へ連続的に挿入させるだめのガイド機
   構とを備えたことを特徴とする容器充填包装装置。 ａ　前記コンベヤが無端状かつ連続的に走行するもので
   あり、前記ガイド機構がガイドレールである特許請求の
   範囲第７項記載の装置。 ９　前記ブツシャのガイド機構が、ブツシャを徐々に連
   続的に降下する下り勾配部分のあるガイドレールを備え
   ているものである特許請求の範囲第７項又は第８項記載
   の装置。