JP3905778B2 - ケーブル収容・展開キャニスター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば光ファイバ技術に関するものであり、より具体的には、収容及び/又は展開可能な光ファイバケーブルの連続的な長さ調節を行えるように構成されたケーブル収容・展開キャニスターないしはケーブル収容・展開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルは、その極めて大きな伝送容量が主な理由で大量のデータ、即ち情報の搬送を要求される電話やコンピュータシステム等を含む広範囲にわたる分野での応用が期待される。しかしながら金属製の導体とは違って光ファイバは脆い為、最小折り曲げ半径を超えて折り曲げようとすると破断する可能性がある。クラックや破断が生じる可能性のある折り曲げ半径よりも大きい半径で曲げた場合であっても、折り曲げられた部分の光ファイバに生じる光学的損失により光ファイバの性能が劣化してしまう場合がある。例えば、遠隔通信用途に用いられる光ファイバに破断を生じる可能性がある折り曲げ半径は約12mmであるが、性能の劣化は、より大きな約25mmの折り曲げ半径から生じる可能性がある。以下の説明においては、光学性能の劣化が認識されるようになる折り曲げ半径を指して「最小折り曲げ半径」と言う場合もある。
【0003】
更にケーブルは外装で覆われている為、或いはケーブル中の一部のファイバのみが破損する為、データに損失が生じない限り破損した事実がわからない。この時点で破断個所を特定するのは大変なことであり、これを修正するのは困難であると同時に高額な費用がかかる。従ってこのようなケーブルを取り扱う場合、ケーブルが折り曲げ半径の適正な下限値よりも小さい半径で折り曲げられることがないように、好適な制約条件を守ることが望ましい。
【0004】
一般的に過度な折れ曲がりによって光ファイバケーブルに破断又は劣化を生じ易い環境として、電話通信事業者のセントラルオフィスにある交換機パネルがあげられる。通常、パネル中には多数の相互配線されたスイッチ回路等の回路が互いに隣接して取り付けられており、各回路の一方又は両側からケーブルが出ている。一応用例においては、各々が各回路から出ている複数のケーブルが使用される。これらのケーブルの幾つかは回路の入力であり、それら以外は出力であるが、所定の回路から出るケーブルは、パネル上の他の回路、又はパネル外部の回路と相互配線されるようにパネルのどちらかの端部に向かって伸びていることが望ましい。しかしながら、ケーブル中に好ましくない信号劣化や切断が生じないようにする為には、回路基板からパネルを通じてケーブルを引く際に、その経路に沿ったいずれの個所においてもケーブルに過度の応力がかからないようにすることが重要である。交換機パネル中の光ファイバケーブルの配線を管理・制御する為の既存のシステムは、複数のケーブルを同時に収容して複数方向へのルーティングを可能とするものではあるが、一般的に、パネル中を通るケーブルの過度の折れ曲がりを確実に防ぐ特定のガイドを持たない。同様に、特性インピーダンスを変更することが出来る、或いは過剰な折り曲げによりワイヤ又は外装がクラック又は破断する可能性のある同軸ケーブルシステム等の他の媒体にもこれと類似の問題があり、未だに解消されていない。
【0005】
代表的な既存の装置は、光ファイバケーブルを固定半径周囲にのみ巻き取ることが出来るものである。この半径は通常27mm以上であり、従ってファイバの折れ曲がりによる信号損失が低減される。これらの装置の巻き取り長の調整は、ファイバを巻き取る形状の外周にほぼ一致する不連続な増分値でしか行えない。装置の中には複数経路を使うことにより、少なくとも限定された範囲での巻き取り長調整を提供するものもある。ある長さの光ファイバケーブルを配線元から配線先までルーティングする為には、最小折り曲げ半径を超えて折り曲げなければならないことも多く、時にケーブルに物理的限界を超えた応力がかかってしまう場合もある。更に、周知の装置の多くは、ファイバを定義通りの経路中に収容する為に複数の保持タブを使用する。保持タブは殆どのシステムで必要とされるものであるが、しかし配線を試行錯誤することによりこれらを繰り返し使用した場合、ケーブルやタブ自体が疲労して破損する可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、光ファイバケーブルの収容及び展開において好適な保護を提供することが出来る装置が望まれている。このような装置は、ケーブルのかなりの長さを蓄積して収容することが可能であり、これにより光学スイッチやマルチプレクサ、デジタルクロスコネクト装置等のような相互配線パネルを含む遠隔通信機器間の配線を作ったり変えたりする際の必要を満たすに充分なケーブル長を調整することが出来るものである。装置は、収容及び/又は展開するケーブル長の連続的な調整を可能としたものが望ましく、これによりケーブル業者、製造装置及び通信業者の設置環境によって異なるケーブル長で対処しなければならない無数の構成に対応することが出来るのである。装置へのケーブルの取り付け及び取り外しを繰り返し行わなければならないという必要性を排除する、或いは少なくとも最少化することが出来る。この装置は、常に最小折り曲げ半径を守りつつ制御された方法でケーブルを蓄積する空間を提供する。即ち、装置は設置環境条件に合わせてより長いケーブルをこの空間に収容したり、そこから引き出したりすることが出来るのである。設計者は、この装置が過剰な折れ曲がりを確実に防ぐことに確信を持って配線元から配線先までの経路を適正な折り曲げ半径で定義することが出来る。製造許容誤差範囲を緩和することが出来る為、最適性能を犠牲にすることなく経済性を提供することが出来る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様においては、基端側が連続し、先端側が間隔を開けて形成されている第一及び第二の母指区分(第一及び第二の側部部分)と、第一及び第二の母指区分の間にある指区分(中間部分)とを含む実質的に平らな基部を持つ光ファイバ収容・展開用キャニスターにより、上記及びその他の目的、利点及び機能が実現される。基部の指区分は、母指区分の先端よりも長く延びており、基部の底辺外縁は、第一及び第二の母指区分の先端間に延びている。外壁は基部の底辺に沿って上に延びており、また、二股に分岐した横断障壁が、指区分の端部に指区分を横断するように設けられている。基部のほぼ中央にリールが設けられているが、このリールは第一の直径を持つ第一の実質的に円形のガイドトラック壁と、該ガイドトラック壁と同心となるように配置された、第一の直径よりも大きい第二の直径を持つ第二の実質的に円形のガイドトラック壁とを含む。ガイドトラックは、第一及び第二のガイドトラック壁により形成されており、光ファイバケーブル用入口スロット及び出口スロットを持つ。上部フランジは、二股に分岐した横断障壁と接合する第一のフランジ区分と、外壁に接合する第二のフランジ区分とを含む。上部フランジと第一の母指区分との上下間には光ファイバケーブルの入口ポートが形成され、上部フランジと第二の母指区分との上下間には光ファイバケーブルの出口ポートが形成されている。このように構成することにより、光ファイバケーブルを入口ポートから入れ、リール周囲から外壁に向かって巻き取ることでキャニスター中に収容し、入口スロットを通じてガイドトラック中へと通してガイドトラックの少なくとも一部に巻き取った後に出口スロットから出し、そして出口ポートからキャニスター外部へと出すことが出来る。
【0008】
本発明の他の態様は、実質的に円形のガイドトラックが底部(支持体)表面に設けられた光ファイバケーブル収容・展開装置であると考えることが出来る。ガイドトラックは、ガイドトラック壁と、これに同心となるように配置された実質的に円形の内壁から構成されている。この内壁は、ガイドトラック壁よりも大きい直径を持っている。外壁は、第一の側辺部と、該第一の側辺部の反対側に位置する第二の側辺部と、て中間部とを含む。第一のアーチ形コーナー部が第一の側辺部と中間部を接合し、第二のアーチ形コーナー部が中間部と第二の側辺部とを接合している。ガイド壁及び内壁は、装置中における光ファイバケーブルの連続的な調整を実現出来るような寸法でガイドトラックを形成しており、これにより事前定義の最低半径条件からはずれたケーブルの折れ曲がりが生じないようになっている。
【0009】
他の態様においては、光ファイバ収容・展開装置は、並列に配置された第一及び第二の母指区分と、これらの間に位置する指区分とを有する実質的に平らな底面を含んでいる。底面の外縁の少なくとも一部に沿って設けられた外壁が上に伸びており、第一及び第二の母指区分を囲っている。同様に第一の直径を持つ実質的に円形の内壁がこの面に取り付けられており、そこから上に伸びている。実質的に円形の内部ガイドトラック壁もまた、この面に取り付けられ、そこから上に伸びている。ガイドトラック壁は、内壁と同心となるように配置されており、第一の直径よりも小さい第二の直径を持っている。上部フランジは外壁を介して底面と接続しており、上部フランジと第一の母指区分により光ファイバケーブルの入口ポートが形成され、また、上部フランジと第二の母指区分により光ファイバケーブルの出口ポートが形成されている。
【0010】
更なる態様においては、光ファイバケーブル用の収容・展開装置は並列に配置された第一及び第二の母指区分と、これらの区分の間に位置し、母指区分を超えて伸びている指区分とを含む実質的に平らな支持面と、母指区分を含む母指区分間にわたる支持面外縁の少なくとも一部分上に沿って支持面から上に伸びている外壁と、支持面の中心部分に位置する同心手段とを含むものであり、同心手段は巻き取り方式により、光ファイバケーブルの巻き取り度合いを特性付ける半径の事前定義の限界内において光ファイバケーブルの収容及び展開を連続的に調整出来るようにしたものである。
【0011】
更に他の実施例においては、連続的な光ファイバケーブル調整能力を提供する光ファイバ収容装置は、並列に配置された第一及び第二の母指区分と、これらの区分の間に位置し、母指区分を超えて伸びる指区分とを有する実質的に平らな支持面と、第一の外壁と、第一の外壁を介して支持面と接続する第二の上部フランジと、第二の外壁と、第二の外壁を介して支持面と接続する第一の上部フランジと、半径の事前定義の限界内において光ファイバケーブルの折り曲げ半径を維持することが出来るように巻き取り方式で光ファイバケーブルの収容及び展開の連続的な調整を行う為に支持面に配置されたガイドトラックとを含む。
【0012】
光ファイバケーブル収容・展開装置の実施例の製造方法は、その一手法において;
(i) 並列に配置された第一及び第二の母指区分と母指区分間に位置し、母指区分を越えて伸びる指区分と、母指区分の先端間に伸びる底辺外縁を有する実質的に平らな基部と;
(ii) 底辺外縁から上に伸び、複数のアライメント孔を有する外壁と;
(iii) 基部の中央付近に位置し、そこから上に伸びる第一の直径を持つ実質的に円形の内壁と;
(iv) 内壁と同心となるように配置されて平らな基部から上に伸びる、第一の直径よりも小さい第二の直径を持つ実質的に円形のガイドトラック壁と;
(v) 平らな基部の指区分の端部に位置する、光ファイバケーブルを直線的にキャニスターへと引き込む為の長軸方向のファイバチャネルであって、アライメント用移動止めを複数有する第一の側壁ないしは横断壁と、アライメント孔を複数有する第二の側壁ないしは横断壁とから構成されるファイバチャネルと;
を含むキャニスターの第一の部分を成形するステップと;
光ファイバケーブル収容・展開キャニスターの第一の部分を溶接装置上に位置合わせするステップと;
第一の上部フランジ区分に設けられたアライメントタブと第一の側壁に設けられたアライメント用移動止めとを利用して、第一の上部フランジ区分を第一の部分に対して位置合わせするステップと;
第一の上部フランジ区分を第一の部分へと溶接するステップと;
第二の上部フランジ区分を第一の部分に対して位置合わせするステップと;
第二の上部フランジ区分を第一の部分へと溶接するステップとを含む。
【0013】
本発明の更なる態様は、入口ポートと、出口ポートと、入口スロット及び出口スロットを持つガイドトラックと、外壁と、ケーブルチャネルを画定する二股に分岐した横断障壁とを含む光ファイバケーブル収容・展開キャニスターを用いた、2つの接続点間における光ファイバのルーティング方法であると考えることが出来る。この方法は;
(a) 入口ポートを通じて光ファイバケーブルをキャニスター中へと導き入れるステップと;
(b) ケーブルをキャニスター中にあるガイドトラックの外壁に巻き取ることにより、キャニスター内にある長さのケーブルを蓄積するステップと;
(c) 入口スロットを通じてケーブルをガイドトラック中へと導くステップと;
(d) ガイドトラックの少なくとも一部に沿ってケーブルを這わせるステップと;
(e) 出口スロットを通じてケーブルをガイドトラックの外へと引き出すステップと;
(f) 出口ポートを通じてケーブルをキャニスター外部へと導くステップとを含む。
【0014】
ガイドトラック中におけるケーブルの縦方向の移動は、ガイドトラック外壁の上部から放射状に外側に向かって伸びる複数の保持タブの下にケーブルを通すことにより抑制される。このようなキャニスターを並べて配置し、ケーブルを上述した方法で第一のキャニスターに通し、第一のキャニスターから出たケーブルを第二のキャニスターのケーブルチャネルへと通して第二の接続ポイントへと送ることにより、2つの接続点間に接続を作ることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明とその多数の目的、特徴及び利点は、添付図を参照すると、より理解し易い。
【0016】
本発明の実施において企図し得る実施形態を含み、本発明の充分な理解を得る為に、添付図に基づいて以下に詳細な説明を行う。しかしながら、この詳細な説明は全てを網羅することを意図したものではなく、あくまでも本発明の理解を得る為の説明目的で提示するものであり、本発明の範囲を定義するものでも、不当な限定をするものでもない。
【0017】
上述したように、本発明は、遠隔通信システム及びその他のシステムに用いられる光ファイバケーブルの収容及び展開に関わる問題を解消しようとするものである。このようなシステムにおいては、2つ以上の端子間において光ファイバケーブルの蓄積や展開を行う為の装置が必要になることがしばしばある。業者により提供される非標準的なケーブル長、ケーブルを使用する上での条件構成の違い、及び設置環境における予想外の状況に付随する様々な可変要素がある場合、その必要性は大きくなる。また、光ファイバケーブルの性能は、その物理的な配線方法により影響を受けやすく、特に厳しい折り曲げ半径で折り曲げられてしまうとケーブルの性能は劣化する為、その必要性は更に大きくなる。
【0018】
本発明は、光ファイバケーブル収容・展開装置におけるこれらの問題に対処するものである。装置は支持面を含み、この支持面にケーブル用の入口スロット及び出口スロットを含む円形ガイドトラックが形成される。ガイドトラックは、ガイドトラック壁と、これと同心となるように配置された実質的に円形の内壁を含む。この内壁は、ガイドトラック壁よりも大きい直径を持つ。外壁は、第一の側辺部と、第一の側辺部の反対側に位置する第二の側辺部と、中間部とを含む。第一のアーチ形コーナー部が第一の側辺部を中間部へと接続しており、第二のアーチ形コーナー部が中間部を第二の側辺部へと接続している。ガイドトラックは、ガイドトラック壁及び内壁により画定されるものであるが、その寸法は、装置中において光ファイバケーブル長の連続的な調整が可能となるように決定されており、これによりケーブルに、事前定義の最小折り曲げ半径よりも小さい半径での折れ曲がりが生じないようになっている。本発明の一実施例の詳細図を図1及び図2に示した。
【0019】
図1は、光ファイバケーブル収容・展開装置が組み立てられた後の状態を描いた投影図であるが、この装置は非特定長のケーブルをリールの周りに巻き取って装置中に収容することが出来るように連続的な調節を可能とした光ファイバケーブルの収容・展開方式を採用したものである。図2はこの装置の分解斜視図である。
【0020】
図2からわかるように、装置は、実質的に平らな下部支持面ないしは基部10を含み、この支持面10に内壁20とガイドトラック壁30が配置されている。支持面10をよりわかり易く描いた図を図3に示したが、この図からわかるように、支持面10は、第一の母指区分11と第二の母指区分12とを含んでいる。母指区分11、12は、円形の開口部14をはさんで反対側にそれぞれに並列に配置されている。開口部14は、支持面10のほぼ中央に位置する。母指区分11、12の間には指区分13があるが、これは支持面10の底辺外縁(支持面外縁)15の反対方向に向かって伸びている。図3からわかるように、指区分13は、母指区分11、12よりも長く伸びている。
【0021】
次に図2に戻るが、この装置は更に、支持面10の母指区分11、12の先端間を結ぶ底辺外縁15の長さにわたって設けられた外壁40を含んでいる。外壁40は、第一の側辺部41、第二の側辺部42及び中間部43(側辺部41、42の間に位置する)を含んでいる。第一の側辺部41は、第一のアーチ形部分ないしはアーチ形コーナー部44により中間部43と接合しており、中間部43は、第二のアーチ形部分ないしはアーチ形コーナー部45により第二の側辺部42と接合している。図2からわかるように、外壁40は、支持面10からこれに対して実質的に垂直に上に伸びている。
【0022】
図2の説明を続けるが、装置は更に内壁20とガイドトラック壁30を含んでいる。内壁20及びガイドトラック壁30は、開口部14を中心とした同心円となるように配置されており、内壁20は、ガイドトラック壁30よりも大きい直径を持っている。内壁20及びガイドトラック壁30はいずれも、支持面10からこれに対して実質的に垂直に上方向に伸びている。内壁20及びガイドトラック壁30は、これらの間の環状領域から成り、壁20及び30の直径差の2分の1に等しい幅を持つガイドトラック50を形成するものである。図4から明らかなように、ガイドトラック50は、光ファイバケーブルの配置に好都合な環状領域を形成している。
【0023】
ガイドトラック壁30は、その外周上部に沿って互いから等距離の位置に設けられた複数の保持タブ31(図では5個)を含んでいる。保持タブ31は、ガイドトラック50内において光ファイバケーブルの縦方向の移動を抑止する働きを持つ。
【0024】
実質的に連続的に形成されたガイドトラック壁30とは対照的に、内壁20は複数の独立したアーク部211、212、213、214、215、216、217、218(図2には8個のアーク部が描かれているが、本発明の範囲はアーク部の数を特定の数量に限定するものではない)から構成されている。図2においては、隣接するアーク部の対により;(i)保持タブ31が突き出る内壁窓;或いは(ii)光ファイバケーブルをガイドトラック50中へと引き入れる又は引き出すことが出来るスロット;のいずれかが交互に形成されている。具体的に説明すると、アーク対(212、213)、(213、214)、(214、215)、(216、217)及び(218、211)が、それぞれ対応する保持タブ用の開口空間を形成している。一方、アーク対(211、212)、(215、216)及び(217、218)は、それぞれ光ファイバケーブルをガイドトラックへと入れて、そして出す為のスロットを形成している。光ファイバをルーティングする方式自体を説明する。ガイドトラック内へのケーブルの配置を容易にする為に、アーク部211、216は、その一端の端面211a、216aがそれぞれに内壁の直径方向に対して斜めの配向になっている。具体的には、端面211a及びアーク部212が、光ファイバケーブルをガイドトラック中へと導き入れる為の入口スロットを形成している。そして端面216a及びアーク部215が、光ファイバーケーブルをガイドトラック50の外へと導き出す為の出口スロットを形成している。
【0025】
図1及び図2に示すように、装置は上部フランジ60を含んでおり、これが取り付けられた状態においては、ケーブル収容・展開装置内にある光ファイバケーブルは密閉され、保護される。上部フランジ60は、2つの別個のフランジ区分61、62から構成されている。フランジ区分61は、支持面10、具体的にはその底辺外縁15に準じた形状に形作られている。即ち、フランジ区分61は、対向する側辺部611、612と、中間部613と、アーチ形の接合部614、615とから構成されている。フランジ区分61の裏面には、偏向リング616が取り付けられており、これにより光ファイバケーブルがキャニスター中の空洞で拘束されるようになっている。上部フランジ区分61は、基部の底辺外縁に沿った外壁40を介して支持面10と接続する。
【0026】
フランジ区分62は、基本的に方形の本体621を含み、ここから複数(3個)のアライメントタブ622a、622b、622cが伸びている。アーチ623は、内壁20の外周に一致するようにフランジ区分62に形成された切削部である。フランジ区分62は更に、その裏面にアーチ623に沿って設けられた偏向リング624を含む。フランジ区分62は、第一の区分71と第二の区分72とを含む二股に分岐した横断障壁70を介して支持面10に接続している。第一の区分71は、アライメントタブ622a、622b、622cに一致するアライメント用移動止め711a、711b、711cを含んでいる。第二の区分72は、アライメント孔721a、721bを含み、これらは以下に説明する溶接装置中における基部10の位置合わせに利用される。第二の区分72の内側側面には曲面が作られている為、第二の区分72の両端部は内向きの傾斜を持っているが、これは光ファイバケーブルの装置中への引き込みを容易にするものである。横断障壁70は、光ファイバケーブルを経由させることが出来る長手方向のケーブルチャネル80を画定している。
【0027】
図1及び図4を参照すると最もわかり易いが、支持面の母指区分11、上部フランジ区分61の側辺部611、外壁40、及び横断障壁70により光ファイバケーブルの入口ポート81が形成される。同様に、支持面の母指区分12、上部フランジ区分61の側辺部612、外壁40及び横断障壁70により光ファイバケーブルの出口ポート82が形成される。
【0028】
光ファイバケーブル収容・展開キャニスターは、光スイッチやマルチプレクサ、デジタルクロスコネクト装置等のような2つの接続点間に以下の方法で光ファイバケーブルをルーティングするものである。光ファイバケーブルは、まず始めに第一の接続点(配線元)から、主に第一の母指区分11と上部フランジ区分61とにより大きめに形成された入口ポート81を介してキャニスター中へと入れられる。そして必要な長さのケーブルが、内壁20が構成するリール周囲に例えば逆時計回りに巻き取られる。充分な長さのケーブルが内壁20の周囲に巻き取られ、キャニスターの空洞領域中(即ち、内壁20と、一方においては外壁40、そして他方においては二股に分岐した横断障壁70との間の領域)に蓄積されると、ケーブルは、端面211aとアーク部212とにより形成される入口スロットを介してガイドトラック50中へと導かれる。ケーブルは、保持タブ31の下でガイドトラック50に沿って装着される(望ましくはこれを完全に一周しない程度)。その後光ファイバケーブルは、端面216a及びアーク部215により形成される出口スロットを介してガイドトラック50から導き出される。わかり易くする為に、上記説明においては、キャニスター中でのケーブルの巻き取り方向を逆時計回りとした例を想定している。しかし使用するキャニスターの数量にかかわらず、ケーブルのガイドトラック外周及び内部での巻き取り方向を反対、即ち時計回り方向にした構成でも良い。このような場合、端面216a及びアーク部215が入口スロットとなり、端面211a及びアーク部212が出口スロットとなる。入力ポート及び出口ポートも同様にその役割が逆となる。その後ケーブルは、第二の母指区分12と上部フランジ区分61とで構成する出口ポート82を介してキャニスターの外へと出され、第二の接続点(終端)の方向へと向けられる。
【0029】
上記から明らかなように、収容する、そして必要に応じて引き出すケーブル長を連続的に変えることが出来るようにした構成により、本光ファイバケーブル収容・展開キャニスターは収容するケーブルの長さ調節を連続的に行うことを実現するものである。内壁20により構成されるリールは、最小折り曲げ半径条件を確実に保証する。ガイドトラック50は、入口スロット(211a、212)及び出口スロット(216a、215)と共にケーブルをキャニスター内で終端して変形歪力を軽減する。
【0030】
上記に説明したように、本キャニスターは、様々な設置構成において容易に利用することが出来る。幾つかの設置構成においては、キャニスターを並列関係に配置することが出来る。このように配向した場合、第一のキャニスターにおいてはケーブルが一方の方向(例えば逆時計回り)に巻き取られ、第二のキャニスターにおいては逆方向(例えば時計回り)に巻き取られるような構成となることが多い。かわりに、光ファイバケーブルを上述した方法で第一のキャニスター中に累積収容し、第二のキャニスターにおいては、そのケーブルチャネル80中を直線的に通すようにすることも出来る。更に、図5及び図6に示した設置構成に基づき、複数のキャニスターを垂直方向に重ねることも出来る。この構成とした場合、個々のキャニスターは、基部10にあけられた中心の開口部14を積重ね支柱に通すことにより取り付けられる。
【0031】
この光ファイバケーブル収容・展開キャニスターのデザインは、容易に効率的かつ経済的に製造することが出来るものである。製造工程は、キャニスターの本体部分を射出成形することにより行うことが出来る。キャニスターの本体部分は;(i)特に母指区分及び指区分を含む平らな基部;(ii)外壁;(iii)二股に分岐した横断障壁及びこれにより形成されるファイバ用チャネル、及び(iv)保持タブを含むガイドトラック壁及び分断した内壁を含むリール部分を含む。この場合、平らな基部表面には、射出成形による保持タブ31の形成を助ける方形の切抜き部19が形成される。更に、図2からわかるように、アライメント孔721a、721bが横断障壁70の第2の区分72に設けられ、アライメント孔46a、46bが外壁40の両端部に設けられている。アライメント孔は、超音波溶接装置に対してキャニスター基部の位置合わせを行う為に利用されるものである。溶接装置上で基部の位置が決定した後、アライメントタブ622a、622b、622cとアライメント用移動止め711a、711b、711cとによりフランジ区分62が横断障壁70上に位置合わせされる。上部フランジ区分62を位置合わせした後、横断障壁70への超音波溶接を容易に実施することが出来る。同様に、上部フランジ区分61の位置合わせにより、外壁40への超音波溶接が容易になる。
【0032】
図5、図6及び図7は、本光ファイバケーブル収容・展開キャニスターの設置環境にあわせた構成方法の事例を描いたものである。図5及び図6(分解斜視図)は、2つ以上のキャニスターを積重ねる方法を示している。図7は、4つのキャニスターを設置トレイ四半分のそれぞれに配置した例を示す。
【0033】
ここで図5及び図6、特に図6を参照するが、2つのキャニスター101、102を基部組み立て部品103上に積重ねることが出来る構成が描かれている。基部組み立て部品103は、その窪み部分1032から突出する積重ね支柱1031を設けた形状を持つ。窪み部分1032は、キャニスター101、102の外周に適合した寸法を持ち、キャニスターの中心の開口部14を積重ね支柱1031へと通すことにより、それぞれのキャニスターをこの窪み部分1032内に配置することが出来る。キャニスターは、積重ね支柱1031に取り付けられた後にロック機構104により所定位置に固定される。ロック機構104は一般的に円盤状の形状を持ち、その円の外周は最上部にあるキャニスターの上部フランジ区分61、62に整合する。ロック機構104は、積重ね支柱1031の内壁中へと下に伸びる一対の弾性分岐部分1041、1042の作用により所定位置に固定される。ロック機構104を嵌合させる為には、分岐部分1041、1042を手動で内側に圧し、ロック機構104をキャニスター上に固定した後に分岐部分1041、1042を開放する。分岐部分1041、1042は、開放されると元に戻る力が働き、積重ね支柱1031にスナップ嵌めされる
【0034】
基部組み立て部品103の他の際立った特徴としては、窪み部分1032の両側から伸びる一対の水平翼1033a、1033bがあげられる。少なくとも1つの実施例においては、基部組み立て部品103は、光スイッチ(図示せず)等の遠隔通信機器に付随するヒートシンク(図示せず)上に取り付けられるように構成されている為、水平翼部材1033a、1033bは、窪み部分1032の表面よりも上にずれた位置にあり、その実際の形状は、ヒートシンクからの基部組み立て部品103を通じた空気の流れを助長するように若干凹状に作られる場合もある。更に図6から明らかなように、基部組み立て部品の上端部の両角に一対のケーブルガイド1034a、1034bが設けられている。ケーブルガイド1034a、1034bは、光ファイバをキャニスターへと導く複数のファイバチャネルを各々に提供するものである。
【0035】
図7は、トレイのコーナーに4つのキャニスターが設置された構成を描いている。
【0036】
本発明の特定の実施例について図示及び説明したが、本願に教示の内容に基づいて本発明の広義の範囲から離れることなく更なる変更及び改変を加えることが出来ることは当業者に明らかであり、よって請求項は、その定義する範囲内におけるあらゆる変更及び改変を本発明の真の精神及び範囲に包含することを意図したものである。例えば、光ファイバケーブルを収容・展開する装置に関連して本発明を説明してきたが、光ファイバケーブルを強調したのは単に説明の便宜上のことである。本ケーブル収容・展開装置は、元来、様々な種類の伝導体や、或いは光信号も電気信号も伝導しない物体に対しても適用可能であることは当業者にとって明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバケーブル収容・展開キャニスターの完全な組み立て状態であって、特にケーブルチャネル80、ケーブル入口ポート81及びケーブル出口ポート82を示す斜視図である。
【図2】図1のキャニスターの分解斜視図である。
【図3】母指区分11、12、それらの間にある指区分13、積重ね用開口部14及び底辺外縁15を含む平らな基部10の斜視図である。
【図4】図1のキャニスターの上部フランジを外した状態であって、ケーブルをどのようにキャニスター中へと通し、巻き取り、外部へと導いているかを示す斜視図である。
【図5】図1のキャニスターを2つ積重ねた状態を示す斜視図である。
【図6】図5の積重ね状態の分解斜視図である。
【図7】図1のキャニスターを4つ組立てた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 支持面(基部)
11 第一の母指区分
12 第二の母指区分
13 指区分
14 開口部
15 底辺外縁(支持面外縁)
19 切抜き部
20 内壁(第二のガイドトラック壁、同心手段、リール手段)
211、211、212、213、214、215、216、217、218
アーク部(内壁を構成する区分)
211a、216a 端面
30 ガイドトラック壁(第一のガイドトラック壁、同心手段、リール手段)
31 保持タブ(抑制手段)
40 外壁(第一の外壁)
41 第一の側辺部
42 第二の側辺部
43 中間部
44 第一のアーチ形部分
45 第二のアーチ形部分
46a、46b アライメント孔
50 ガイドトラック
60 上部フランジ
61 フランジ区分(第二のフランジ区分)
611、612 側辺部
613 中間部
614、615 接合部
616 偏向リング
62 フランジ区分(第一のフランジ区分)
621 本体
622a、622b、622c アライメントタブ
623 アーチ
624 偏向リング
70 横断障壁(第二の外壁)
71 第一の区分(第一の横断壁)
711a、711b、711c 移動止め
72 第二の区分(第二の横断壁)
721a、721b アライメント孔(位置合わせ機構)
80 ケーブルチャネル
81 入口ポート
82 出口ポート
101、102 キャニスター
103 基部組み立て部品
1031 積重ね支柱
1032 窪み部分
1033a、1033b 水平翼
1034a、1034b ケーブルガイド
104 ロック機構
1041、1042 弾性分岐部分
Claims (9)
- 基端側が連続し、先端側が間隔を開けて形成されている第一及び第二の側部部分と、該第一及び第二の側部部分の間に位置し、前記側部部分を超えて延びる遠位部分を有している中間部分とを有し、前記側部部分が、前記中間部分の両横側に形成されるとともに、それぞれ部分的に曲線とされた外縁を備えており、前記中間部分が、実質的に円形である開口を形成している実質的に平らな支持面と、
前記支持面から上方に延び、前記側部部分を含み、かつ前記側部部分間に延びる前記支持面の外縁の少なくとも一部に沿って位置する外壁と、
第一の直径を有する実質的に円形のガイドトラック壁であって、前記開口と同心で実質的に連続であり、前記支持面に固定され、そこから垂直に延びるガイドトラック壁と、
前記支持面に固定され、そこから垂直に延びる実質的に円形の内壁であって、前記ガイドトラック壁に同心となるように配置され、前記ガイドトラック壁の前記第一の直径よりも大きい第二の直径を有し、かつ複数の部分に分けられている内壁と、
当該装置を通ってケーブルを直線的に引き回すため、前記中間部分の遠位部分に位置する長手方向のケーブルチャネルと、
を備えているケーブル収容・展開装置。 - 前記外壁によって底面が接合されている上部フランジをさらに備えており、これによって前記上部フランジと前記第一の側部部分との上下間にはケーブル用の入口ポートが形成され、前記上部フランジと前記第二の側部部分との上下間にはケーブル用の出口ポートが形成されている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記内壁は、複数個の開口を有しており、該開口が、前記内壁と前記ガイドトラック壁との間に形成されるガイドトラックの少なくとも1つの入口スロット及び少なくとも1つの出口スロットを形成している、請求項2に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記入口スロット及び前記出口スロットは、前記内壁の直径方向に対して傾斜している、請求項3に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記ガイドトラック壁は、ケーブルの動きを抑制するための手段を備えている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記ケーブルの動きを抑制するための手段は、前記ガイドトラック壁の上部に位置し、前記ガイドトラック壁の外周から放射状に延びる保持タブを備えている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記実質的に平らな支持面は、前記ガイドトラック壁に同心となるように配置され、前記第一の直径よりも小さい直径を有する実質的に円形の開口であって、キャニスターを積重ねポストに積重ね可能にする円形の開口を備えている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記長手方向のケーブルチャネルは、前記中間部分の幅を横切る第一及び第二の横断壁によって形成され、該第一及び第二の横断壁は、前記中間部分から垂直に延びている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
- 前記ケーブルは、連続ケーブルであり、該ケーブルの一部分を前記内壁の周囲に巻き付け、前記ケーブルの他の一部分を前記内壁内の前記ガイドトラックを巡って巻き付けて配置されている、請求項1に記載のケーブル収容・展開装置。
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