JP2002350275A - 漏液監視装置 - Google Patents

漏液監視装置

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JP2002350275A
JP2002350275A JP2001162687A JP2001162687A JP2002350275A JP 2002350275 A JP2002350275 A JP 2002350275A JP 2001162687 A JP2001162687 A JP 2001162687A JP 2001162687 A JP2001162687 A JP 2001162687A JP 2002350275 A JP2002350275 A JP 2002350275A
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liquid leakage
monitoring device
sensor
unit
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JP2001162687A
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Tamotsu Kobori
保 小堀
Takashi Takarada
隆 寶田
Tsutomu Ashizawa
努 芦澤
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Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置工事や増設工事の容易な広域又は多地点
の漏液監視に適した漏液監視装置を提供する。 【解決手段】 親機と、信号伝送路を介して親機と通信
可能に接続される複数の子機と、各子機に接続され、非
絶縁性液体の存在によって電極間インピーダンスが変化
する複数の漏液センサとからなり、子機は、検出手段に
より検出された漏液センサの電極間インピーダンスに対
応する特性値などを親機に送出するよう制御する機能を
有し、親機は子機からの信号を読み取り、演算処理して
表示手段に表示するよう制御などの機能を有し、1子機
あたりの漏液センサは少なくてすむので設置が容易であ
り、増設も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水または水と油の
混合液のような非絶縁性液体の漏洩を監視する漏液監視
装置に関し、特に複数の区域における漏液を集中して監
視するのに適した漏液監視装置に関するものでる。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンピュータルームや水等の
液体を嫌う機器類の設置場所、物品貯蔵庫など漏液、特
に非絶縁性液体の漏洩があってはならず、漏液があった
ときには早期に検知して装置の誤動作や物品の損傷を防
がねばならない場所においては、非絶縁性液体の付着に
よって電気的特性の変化する漏液センサとその漏液セン
サの電気的特性の変化を検知する検知手段とを備えた種
々の漏液検知装置又は漏液監視装置が用いられ、または
提案されている。近年、その監視対象区域が広がる傾向
にあり、広域又は多地点にわたり漏液を監視できる漏液
監視装置が求められるようになってきた。
【0003】図9は、本出願人が提案し、特開平9ー1
13398号公報で公開された漏液検知装置の一例の説
明図である。図9に示す漏液検知装置150において
は、n本の漏液検出センサが接続端子S1,S2・・・
Snに接続されるようになっており、漏液検出センサが
接続された接続端子S1,S2・・・Snと基準抵抗R
S1, RS2・・・RSnとの接続部P1,P2・・・Pnを
スイッチング回路155の入力端子T1,T2・・・T
nに接続し、センサ選択スイッチ158および/または
CPU153からの命令によって検知すべき漏液検出セ
ンサを順次または任意に選択し、選択したx番目の漏液
検出センサが接続されたスイッチング回路65の入力端
子Txを出力端子Qに接続するように構成されている。
そして、それらの中からスイッチング回路155とCP
U153とセンサ選択スイッチ158によって所望の漏
液検出センサを選択できるように構成されている。
【0004】しかし、このような漏液検知装置では、接
続しうる漏液センサの数はせいぜい40本であり、大き
なビルや工場全体における漏液を集中監視するには十分
でなかった。また、本数が増えると接続端子S1,S2
・・・Sn付近のケーブルの束が大きくなり、通線工事
が難しくなるという問題があった。また、追加する場合
も、いちいちこの接続端子から漏液センサを配設するた
め、配線工事が大変であった。
【0005】また、漏液センサの数が増えると、どの区
域でいつどのような異常が発生したのか、そして処置を
すませたのかどうか、現状はどうなっているのかを、リ
アルタイムに、あるいは後からまとめて把握するなどの
管理が難しくなる。また、異常が発生したときは当然即
刻わかるようにする必要があるので、警報ブザー等が鳴
るようにするが、分かったらいったんブザーを止めてし
まうので、修復後再度警報ブザーが鳴るようにするのを
忘れると、再度異常が発生したとき、警報ブザー鳴らな
いという問題が生ずるなど、総じてメンテナンスが複雑
になるという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、広域又は多
地点の漏液監視に適した漏液監視装置を提供するもので
あって、請求項1又は2記載の発明は、設置工事や増設
工事が容易な漏液監視装置の提供を課題とし、請求項3
乃至11の発明は、請求項1又は2記載の発明の課題に
加えて、漏液センサのメンテナンスが容易な漏液監視装
置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、非絶縁性液体の存在によっ
て電極間インピーダンスが変化する複数の漏液センサの
それぞれの電極間インピーダンスを監視し、その変化に
より漏液を検知する漏液監視装置において、一台の親機
と、所定の区域ごとに配置される複数の子機と、前記各
子機に接続される1以上の漏液センサと、前記親機と複
数の子機間の信号伝送路とを備え、前記子機は、少なく
とも前記漏液センサの電極間インピーダンスを検出する
検出手段と、子機CPUと、前記信号伝送路を介して親
機と通信可能に接続する子機通信端末とを有し、前記親
機は、前記信号伝送路を介して前記子機と通信可能に接
続する親機通信端末と、所要事項を入力する入力手段
と、親機CPUと、記憶手段と、表示手段とを有し、前
記子機CPUは、少なくとも前記検出手段により検出さ
れた漏液センサの電極間インピーダンスに対応する特性
値をそのまま又は演算処理した後、前記子機通信端末と
信号伝送路を介して親機に送出するよう制御する制御機
能を有し、前記親機CPUは、前記複数の漏液センサの
うち、選択された任意の漏液センサの前記電極間インピ
ーダンスに対応する特性値などの所望情報を、前記子機
通信端末から前記信号伝送路と前記親機通信端末を介し
て読み取り、演算処理した後又はそのまま、前記親機の
表示手段に表示するよう制御する制御機能を有すること
を特徴とする。これにより、親機は、信号伝送路を介し
て各区域ごとに配置された子機と通信可能に接続され、
必要な漏液センサは各子機に分散して接続され、布設さ
れるので、1子機あたりの漏液センサの数は少なくな
り、接続・布設が容易になる。また、子機の増設によ
り、漏液センサの数を増やしていけるので、増設も容易
である。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の漏
液監視装置において、前記信号伝送路は、前記各子機の
通信端末に接続された複数の枝通信線と、前記親機通信
端末に接続された幹通信線と、前記複数の枝通信線を集
線し前記幹通信線と接続するハブとからなる信号伝送路
であること特徴とする。これにより、信号伝送路の幹通
信線と複数の枝通信線とがハブを介して容易に接続さ
れ、使用するハブの許容の範囲内で枝通信線の増設が容
易にできる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1又は2に
記載の漏液監視装置において、前記親機の記憶手段は、
前記各子機の漏液センサごとに付与されたアドレスに対
応する記憶エリアを有し、前記入力手段は、監視する漏
液センサのアドレスを入力するアドレスキーと漏液セン
サごとの電極間インピーダンスに関する判定基準を入力
する基準値設定キーを有し、前記親機CPUは、前記入
力手段からインターフェースを介して入力される各漏液
センサごとの判定基準値を前記記憶手段の対応する記憶
エリアに書き込む機能とともに、前記子機から送られる
データを読み込む機能、読み込まれたデータから各漏液
センサの電極間インピーダンスを演算する機能、演算さ
れたデータを記憶手段の対応するエリアにあらかじめ記
憶させた電極間インピーダンスの判定基準値と比較して
漏液等の有無を判定し、その演算結果、判定結果を記憶
手段に書き込み、入力手段から入力される指示にしたが
って選択された情報を前記表示手段に表示する機能を有
することを特徴とする。これにより、漏液センサごと
に、その漏液センサの特性に応じた判定基準値を設定で
き、また、入力手段からの指示により記憶手段に記憶さ
れた所望の漏液センサの電極間インピーダンスの演算結
果、判定結果等を適時表示手段により知ることができ
る。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の漏
液監視装置において、前記記憶手段に記憶される判定基
準値は、前記漏液センサの電極間インピーダンスがその
値以下になったとき前記漏液センサに漏液があったと判
定する漏液基準値RA 及び漏液センサの電極間インピー
ダンスがその値以上になったとき正常に復帰したと判断
する漏液復帰基準値RB を含み、前記親機CPUは、前
記漏液基準値RA が入力されたとき、予め記憶させた計
算式により前記漏液復帰基準値RB を自動演算して、前
記記憶手段に漏液基準値RA とともに記憶させる自動演
算機能を有することを特徴とする。これにより、漏液基
準値RA を入力するだけで、漏液復帰基準値RB も自動
的に設定されるので、入力の手間を省力化でき、しかも
漏液センサが漏液と判定される状態から回復したことが
分かるようになる。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3又は4に
記載の漏液監視装置において、前記漏液センサは、少な
くともほぼ平行に配設された2本の電極線を有する漏液
検知線であって、前記記憶手段に記憶される判定基準値
は、前記漏液センサの電極間インピーダンスがその値以
上になったとき前記電極線が断線したと判定する断線基
準値DA及び漏液センサの電極間インピーダンスがその
値以下になったとき正常に復帰したと判断する断線復帰
基準値DB を含むことを特徴とする。これにより、電極
線が断線したとき及び断線が修復されて正常に復帰した
とき、これを検知することができ、当該漏液センサの布
設領域全体の漏液等の異常を常に確実に検知することが
できる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項3乃至5の
いずれかに記載の漏液監視装置において、前記表示手段
はディスプレイ等の映像表示手段、プリンター等の記録
手段及びブザー等の音声表示手段を含み、前記CPUが
前記判定機能により、漏液等の異常が発生したと判定し
たとき、その漏液等の警報表示は、映像及び/又は記録
手段に表示するとともに、ブザー等の音声でも表示する
ことを特徴とする。これにより、監視員が親機から離れ
ていても音声の警報によって、異常の発生を知ることが
できる。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項3乃至6の
いずれかに記載の漏液監視装置において、前記入力手段
と前記表示手段とは、入力・表示手段として一体化さ
れ、前記入力・表示手段は、ディスプレイの表面にタッ
チパネルを装着してなるタッチスクリーンを有すること
を特徴とする。これにより、入力手段と表示手段との適
宜の組み合わせにより、メンテナンスに必要な各種の機
能を得ることができる。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項7記載の漏
液監視装置において、前記親機CPUは、少なくとも、
前記タッチスクリーンに直近に発生した異常の警報表示
を含む警報状況画面を表示する警報状況モードと、前記
警報表示画面を含む所要画面を選択するメンテナンスメ
ニュー画面を表示するメンテナンスメニューモードとを
有し、電源投入後の最初は警報状況モードになり、前記
警報状況モードで表示される警報状況画面には、少なく
とも、所望の漏液センサが接続された漏液センサ回路を
選択するスクロールキーと、所望の漏液センサ回路を設
定する回路別設定モードに切り替える選択回路設定キー
と、前記メンテナンスメニューモードに切り替えるメン
テナンスメニューキーとを表示する機能を有することを
特徴とする。これにより、最初に警報状況画面が表示さ
れるので、直近に発生した異常をすぐ把握することがで
きる。また、選択回路設定キーにより所望の漏液センサ
回路を選択し当該回路の詳細情報を知り必要なアクショ
ンをとることができる。さらにメンテナンスメニューキ
ーに切り替えることにより、各種のモードを選択するこ
とができる。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項8記載の漏
液監視装置において、前記親機CPUは、前記メンテナ
ンスメニュー画面には、少なくとも接続されたセンサ回
路から所望のセンサ回路を選択する回路一覧モードに切
り替える回路一覧キーと前記回路別設定キーとを表示す
る機能を有することを特徴とする。これにより、回路一
覧キーでセンサ一覧画面モードに切り替えて、回路一覧
画面を表示させて、全体の異常の有無 (警報出力の有
無)を確認することができるとともに、回路別設定キー
で回路別設定画面に切り換えるのが容易である。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
記載の漏液検知装置において、前記親機CPUは、前記
回路別設定モードで表示される回路別表示画面には、少
なくとも所望の漏液センサのアドレスを入力するアドレ
スキーと、選択した漏液センサの電極間インピーダンス
に関する判定基準値を入力する判定基準設定キーと、異
常が生じ又は復帰した際、その情報を告知する警報を出
力するか否かを設定する警報出力設定キーとを表示する
機能を有することを特徴とする。これにより、漏液セン
サが多数あっても、その回路ごとの判定基準値の設定・
修正が容易であり、警報出力を停止にしたり正常に戻し
たりの設定・修正をすることもできる。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の漏液検知装置において、前記親機CPUは、警報出力
停止一覧画面を表示する警報出力停止一覧モードを有
し、前記警報を出力しないよう設定されているセンサ回
路を一覧表示し、かつメンテナンスメニューキーと選択
回路設定キーを表示する機能を有することを特徴とす
る。これにより、警報出力停止一覧画面で警報を出力し
ないよう設定されているセンサ回路が一覧でき、正常に
戻すための回路選択が容易にできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面にも
とづいて説明する。図1は、本発明の漏液監視装置の一
例を示すブロック図、図2乃至図8は親機CPUの制御
機能により表示手段に表示される各種画面である。
【0019】図1において、1は漏液監視装置、10は
親機、20(20a、20b、20c)は子機、30
(30a、30b、30c)は漏液センサ、40はハ
ブ、50は幹通信線、51(51a、51b、51c)
は枝通信線である。
【0020】漏液監視装置1は、1台の親機10と、複
数の子機20a、20b、20cと各子機に接続される
漏液センサ30a(30a1 、30a2 、30a3 ) 、
30b(30b1 、30b2 、30b3 ) 、30c(3
0c1 、30c2 、30c3) と、親機ー子機間の信号
伝送路とで構成される。この例では、簡単のため子機は
3台としたが、親機の通信容量を大きくすることにより
いくらでも増やすことができる。
【0021】各子機20a、20b、20cには、この
例では各3本ずつの漏液センサが接続されているが、4
0本程度まで接続可能である。漏液センサ30a1 、3
0a 2 ・・・30b2 ・・・30c3 (以下30mnと
略記する)は、この例では、ほぼ平行に配設された2本
の電極線Wa1 、Wa2 ・・・Wb2 ・・・Wc3 を有
する漏液検知線とし、終端にはインピーダンス調整用の
抵抗素子Ra1 、Ra 2 ・・・Rb2 ・・・Rc3 を接
続したものが用いられている。漏液センサはこれに限定
されるものではなく、ポイントセンサや、面状センサで
あってもよいが、以下主として、漏液検知線を用いた場
合について説明する。
【0022】子機20(20a、20b、20c)に
は、接続端子24(24a、24b、24c)を介して
各漏液センサ30mnに接続される検出手段22(22
a、22b、22c)と、子機CPU21(21a、2
1b、21c)と、子機通信端末23 (23a、23
b、23c)が設けられており、信号伝送路を介して親
機10と通信可能に接続されている。
【0023】接続端子24及び検出手段22は、例えば
従来の技術の項で図9に基づいて説明した漏液検知装置
150の接続端子部151、検出部152と同様のもの
とする。漏液検知装置150の場合、例えばS1に接続
された漏液センサが選択されると、接続端子部151で
は、交流電源Pから供給される電圧Vが基準抵抗RS1
漏液センサの電極間インピーダンスとの直列回路に印加
されることになる。漏液センサの電極間インピーダンス
をZS1とすると、交流電源電圧Vは接続点P1において
基準抵抗低RS1と漏液センサの電極間インピーダンスを
S1によって分圧される。そして、検出部152の電圧
変換手段Aと電圧変換手段Bによってそれぞれに比例す
る電圧Va、Vbに変換される。詳述は避けるがこれら
の値から例えばCPU153に記憶させた次式によって
演算される。 ZS1=RS1×(Vb/Va) (1) なお、この演算は後述するように親機CPU11によっ
ておこなうようにしてもよい。
【0024】図1に戻り、各子機には接続された漏液セ
ンサ30mnの異常を現場で知ることができるように、
ブザーなどの警報表示手段25(25a、25b、25
c)を設け、また、親機10で監視している監視員との
連絡手段として、インターホンジャック26(26a、
26b、26c)を設けてある。また、27(27a、
27b、27c)は電源ランプ、28(28a、28
b、28c)は、各子機の電源開閉用ブレーカである。
【0025】親機10は、信号線路を介して各子機20
と通信可能に接続する親機通信端末12と、親機CPU
11と、記憶手段13と、インターフェイス14と、入
力・表示手段15とを備えている。入力・表示手段15
は、ディスプレイの表面にタッチパネルを装着したタッ
チスクリーン15Sと、記録手段であるプリンタ15P
と、音声表示手段である警報ブザー15Aとからなり、
タッチスクリーン15Sは、後述する親機CPU11の
機能により、入力手段15eである各種の入力キーと、
映像表示手段15dである各種表示ボックスとを映像表
示する。表示手段は、この例では映像表示手段15d,
記録手段15P,音声表示手段15Aにより構成され
る。親機10は、そのほか、インターホンジャック1
6、バックアップ電源17、コンセント18を備えてい
る。
【0026】信号伝送路は、幹通信線50と、ハブ40
を介して幹通信線50と接続される枝通信線51(51
a、51b、51c)とで構成され、枝通信線の片端
は、各子機20(20a、20b、20c)の子機通信
端末23(23a、23b、23c)に接続され、幹通
信線50の片端は、親機10の親機通信端末12に接続
されている。
【0027】通信の順序制御方式は、信号の衝突を防止
できるものであれば特に限定されないが、改良型トーク
ンパッシング方式であるARCNETによるのが好まし
い。この方式によれば、親機CPU11も各子機CPU
21もそれぞれの通信用アドレスを与えられ、ひとつの
CPUは、自分に与えられた通信用アドレスの次の通信
用アドレスを有するCPUに送信権(トークン)を送
り、トークンを巡回させるので、ネットワークトポロジ
ーはリング型に限らず、バス型やスター型又はそれらを
混在させたツリー型でもよく、各CPUは、順番にトー
クンを得ることができ、信号の衝突は起こらない。した
がって、枝通信線の配線は自由にその枝を増やしたり、
小枝を広げることができ、配線の自由度が大きい。ま
た、幹通信線50及び枝通信線51には、この例では同
軸コード3C−2Vを用いたが、ツイストペア線、光フ
ァイバ等、伝送距離、伝送信号減衰量等に応じて、適宜
選択することができる。さらに、ハブ40は、幹通信線
50と各枝通信線51とを接続するのに適しているが、
通信制御方式、配線トポロジー、通信線の種類、伝送距
離、伝送信号減衰量等に応じて、使用しないことも含
め、適宜選択できる。
【0028】子機CPU21は、検出手段22により検
出された漏液センサ30mnの電極線間のインピーダン
スをそのまま又は処理した後、子機通信端末23と枝通
信線51、スイッチングハブ40、幹通信線50を介し
て親機10に送出するよう制御する制御機能を有する。
また、必要に応じて、警報表示手段25により警報を発
するよう制御することもできる。
【0029】親機CPU11は、複数の漏液センサ30
のうち、選択された任意の漏液センサ30mnの電極間
インピーダンスなどの所望情報を、子機通信端末23か
ら信号伝送路と親機通信端末12を介して読み取り、そ
のまま又は処理した後、記憶手段13に記憶させ、任意
の時間にタッチスクリーン15Sから入力された指示に
したがい、インターフェイス14を介して、タッチスク
リーン15Sに各種の画面を表示させ、異常が発生した
ときは、警報ブザー15Aで監視員等に知らせ、必要に
応じてプリンタ15Pで印刷させる等制御する制御機能
を持っている。
【0030】記憶手段13は、各漏液センサの布設区域
(警戒区域)ごとに定められたアドレスに対応するエリ
アに、当該警戒区域に関する各種の情報や判定基準値な
どを、親機CPU11を介して記憶する。
【0031】記憶手段に記憶される判定基準値には、各
漏液センサ30mnの電極間インピーダンスがその値以
下になったとき漏液があったと判定する漏液基準値RA
及びその値以上になったとき正常に復帰したと判断する
漏液復帰基準値RB と、漏液センサ30mnの電極間イ
ンピーダンスがその値以上になったとき漏液検知線が断
線したと判定する断線基準値DA 及びその値以下になっ
たとき正常に復帰したと判断する断線復帰基準値DB
どがある。
【0032】漏液基準値RA 、漏液復帰基準値RB 、断
線基準値DA 、断線復帰基準値DBは、漏液検知線の種
類に応じて適宜決められる。漏液復帰基準値RB は、漏
液基準値RA を例えば5kΩとすると、それに2kΩを
加えた値とし、入力手段から漏液基準値RA を入力すれ
ば親機CPU11によって自動演算されるようにしてお
くのが望ましい。
【0033】親機CPU11は、子機CPU20から信
号伝送路を介して所望の漏液センサ30mnの電極間イ
ンピーダンスを読み取り、記憶手段13の当該漏液セン
サ30mnのアドレスエリアに記憶された判定基準値と
比較してその判定結果を記憶手段13の当該エリアに記
憶させるとともに、表示手段に表示させる。また、各子
機CPU21から、電極間インピーダンスに対応する特
性値として、電圧変換手段Aの出力電圧Vaと電圧変換
手段Bの出力電圧Vbを読み取り、親機CPU11でこ
れらから電極間インピーダンスを演算するようにしても
よい。
【0034】次に、本発明の漏液監視装置の動作の概要
について説明する。親機CPU11は、警報状況モー
ド、メンテナンスメニューモード、回路一覧モード、回
路別設定モード、プリンタ印字設定モード、警報履歴モ
ード及び警報出力停止一覧モードによって動作する。図
2は、警報状況モードにおいて表示される警報状況画面
である。漏液監視装置1の電源を投入すると最初にこの
警報状況表示画面70が表示される。警報状況画面70
には警報表示ボックス71及び選択回路の状況ボックス
72とスクロールキー73、プリンタ出力設定キー7
4、メンテナンスメニューキー75及び選択回路の設定
キー76が表示される。警報表示ボックス71には、異
常が発生した発生日時、警戒区域、区域名称及び警報
(異常の種別)が最大10件表示され、スクロールキー
73で選択される回路(反転表示されている)について
は、その詳細情報がが、選択回路の状況ボックス72に
表示される。なお、スクロールキー73aは1件ずつ移
動させるキーであり、スクロールキー73bは10件ず
つ移動させるキーである。また、警報が10件を超えた
場合、画面がスクロールして新しい情報が表示される。
このように、電源投入後最初に警報状況表示画面70が
表示されるので、直近に発生した異常をすぐ把握するこ
とができ、早期発見で修復が容易にできる。また、メン
テナンスメニューキー75が表示されるのでこのキーを
介して各種のモードを選択することができる。
【0035】図3は、メンテナンスメニューモードで表
示されるメンテナンスメニュー画面80である。メンテ
ナンスメニュー画面80には、回路一覧モード、回路別
設定モード、プリンタ印字設定モード、警報履歴モード
及び警報出力停止一覧モードの選択キー、すなわち回路
一覧キー81、回路別設定キー82、プリンタ設定キー
83、警報履歴キー84及び警報出力停止一覧キー85
とメンテナンスメニューの終了キー86が表示されるの
で、これらのキーを使って、容易に所望の画面に切り換
えることができる。
【0036】図4は、回路一覧モードで表示される回路
一覧画面90である。回路一覧画面90には、回路一覧
ボックス91及び選択回路の状況ボックス92とスクロ
ールキー93、メンテナンスメニューキー94及び選択
回路の設定キー95が表示される。回路一覧ボックス9
1には、漏液センサごとのアドレス、警戒区域、区域名
称及び警報出力(正常に動作する状態か停止状態である
かの表示)が最大10件表示され、スクロールキー93
で選択される回路(反転表示されている)については、
その詳細情報が、選択回路の状況ボックス92に表示さ
れる。なお、スクロールキー93aは1件ずつ移動させ
るキーであり、スクロールキー93bは10件ずつ移動
させるキーである。
【0037】回路一覧ボックス91の表示内容により各
漏液センサ回路の警報出力設定状況が一覧でき(警報出
力するように設定されていれば、「正常」、警報出力し
ないように設定されていれば、「停止」が反転表示され
る)、選択回路の状況ボックス92の表示内容により選
択された漏液センサの電極間インピーダンス(センサ抵
抗値)や判定基準(検知レベル)の設定値がわかる。し
たがって、警報出力が停止になっていて、センサ抵抗値
が検知レベルに近いため警報出力を正常にしておく必要
のあるものや、検知レベルの設定値をかえる必要のある
場合など、選択回路の設定キー95により回路別設定モ
ードに切り替えて設定しなおすことができる。
【0038】図5は、回路別設定モードで表示される回
路別設定画面である。回路別設定画面100には、接続
されている漏液センサ回路のアドレス入力ボックス10
1、当該アドレスの警戒区域、区域名称等のアドレス情
報102、漏水やセンサ抵抗等の警報表示103、漏液
判定基準 (漏水検知レベル)を設定する漏液判定基準ボ
ックス104、断線判定基準(断線検知レベル)を表示
する断線判定基準表示105、警報出力を設定する警報
出力設定ボックス106及び設定キー107、回路一覧
キー108及び戻るキー109が表示される。
【0039】漏液警報状況画面70又は回路一覧画面9
0から呼び出した場合は、呼び出し側の画面で反転表示
されていた情報が最初に表示される。最初に表示された
センサ回路と違うセンサ回路を選択したい場合は、アド
レス入力ボックス101を押すと、回路アドレスの入力
待ちとなるので、選択したい漏液センサ回路のアドレス
を設定キー107により入力する。アドレスを入力する
と、アドレス情報102、警報表示103、漏液判定基
準ボックス104、断線判定基準表示105、及び警報
出力設定ボックス106の各表示は、そのアドレスに対
応する表示に変わる。テンキー107aで漏液判定基準
ボックス104に所望の漏液基準値RAを入力し、OK
キー107cで確定する。CLRキー107bはテンキ
ー107aで入力した値を消去するのに用いられ、設定
リセットキーは、表示されているセンサ回路の設定を初
期値に戻すのに用いられる。
【0040】警報出力設定ボックス106は、異常が発
生 (又は復帰)した際に、タッチスクリーン15Sやプ
リンタ15P及び外部のパソコンなどに情報を出力する
かどうかを設定・変更するもので、出力する場合は「許
可」、しない場合は「禁止」を押す。また、回路一覧キ
ーで回路一覧画面へ、戻るキーで呼び出した画面へ移動
する。
【0041】漏液監視装置は、このように構成されてい
るので、漏液センサ回路ごとに、判定基準値の設定・修
正や、警報出力を停止にしたり正常に戻したりの設定・
修正をすることができる。
【0042】図6は、プリンタ印字設定モードで表示さ
れるプリンタ印字設定画面である。漏液、断線等の警報
をプリンタ15Pに出力するか否かを設定する画面であ
り、印字設定画面110には、印字許可キー111、印
字禁止キー112、戻るキー113が表示される。印字
許可キー111を押すと、警報を印字出力する状態とな
り、印字禁止キー112を押すと、警報を印字出力しな
い状態となり、設定されている側が赤色表示される。戻
るキー113を押すとメンテナンスメニュー画面80に
切り替わる。印字禁止に設定しても映像表示手段15d
及び音声表示手段15Aには出力され、また外付けのパ
ソコン等にも出力されるので、印字までする必要のない
漏液センサ回路は印字禁止にしておくと、経済的であ
る。
【0043】図7は、警報履歴モードで表示される警報
履歴画面である。警報履歴画面120は、過去の警報発
生と復帰の履歴を表示する画面であり、警報履歴画面1
20には、警報履歴表示ボックス121、スクロールキ
ー122、戻るキー123が表示される。警報履歴表示
ボックス121には1画面に最大20件の警報履歴が表
示され、20件を超えた場合はスクロールされ最大5画
面すなわち100件分の履歴を確認することができる。
警報履歴内容は、例えば異常の発生が赤色、復帰が青色
というように色分けして表示される。スクロールキー1
21は1回押すごとに20件ずつ前後に移動する。戻る
キー123を押すとメンテナンスメニュー画面80に切
り替わる。この警報履歴画面120によれば、警報の発
生、復帰の状況がひと目で分かり、メンテナンスの計画
を立て易い。
【0044】図8は、警報出力停止一覧モードで表示さ
れる警報出力停止一覧画面である。警報出力停止一覧画
面130は、警報出力が停止に設定されている漏液セン
サ回路の一覧画面であり、警報出力停止一覧画面130
には、警報出力停止一覧ボックス131、選択回路の状
況ボックス132、スクロールキー133、メンテナン
スメニューキー134、選択回路の設定キー135が表
示される。警報出力停止一覧ボックス131には、警報
出力を停止した漏液センサ回路のアドレス、警戒区域、
区域名称が1画面に最大10件表示され、スクロールキ
ー133で選択される回路(反転表示されている)につ
いては、その詳細情報が、選択回路の状況ボックス13
2に表示される。なお、スクロールキー133aは1件
ずつ移動させるキーであり、スクロールキー133bは
10件ずつ移動させるキーである。このように、警報出
力停止一覧画面で警報を出力しないよう設定されている
センサ回路が一覧でき、またスクロールキー133と選
択回路の設定キー135で回路を選択して回路別設定画
面100に切り換えることができるので、選択した回路
の警報出力を正常に戻すことができる。
【0045】以上、図1乃至図8に基づいて本発明の一
実施の形態について述べたが、本発明がこの実施形態に
限定されるものでないことはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明のうち請
求項1の発明によれば、親機は、信号伝送路を介して各
子機と通信可能に接続され、必要な漏液センサは各子機
に分散して布設されるので、1子機あたりの漏液センサ
の数は少なくなり、布設が容易になる。また、漏液セン
サの数を増やしたい場合も、子機の増設により可能とな
り、広域又は多地点の漏液監視に適し、増設工事も容易
である。
【0047】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、信号伝送路が、幹通信線と枝
通信線とがハブを介して接続されるので、接続作業が容
易であり、使用するハブの許容の範囲内で枝通信線の増
設も容易にできる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2に記載の発明の効果に加えて、各子機の各漏液セン
サごとにアドレスが付され、各漏液センサごとの判定基
準値が親機の入力手段により入力され、記憶手段の当該
アドレスに対応するエリアに記憶されに対応する記憶エ
リアを有し、親機CPUにより読み取った当該漏液セン
サの漏液インピーダンスと前記判定基準値とを比較し
て、その漏液インピーダンス値や判定結果を記憶手段に
書き込んでおけるので、漏液センサごとに、その漏液セ
ンサの特性に応じた判定基準値を設定でき、また、入力
手段からの指示により記憶手段に記憶された所望の漏液
センサの電極間インピーダンスの演算結果、判定結果等
を適時表示手段により知ることができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、記憶手段に記憶される判定基
準値は、漏液センサの電極間インピーダンスがその値以
下になったとき前記漏液センサに漏液があったと判定す
る漏液基準値RA及び漏液センサの電極間インピーダン
スがその値以上になったとき正常に復帰したと判断する
漏液復帰基準値RB を含み、親機CPUは、漏液基準値
A を入力するだけで、漏液復帰基準値RB も自動的に
演算し、記憶手段に記憶させるので入力の手間を省力化
でき、しかも漏液センサが漏液と判定される状態から回
復したことが分かるようになる。
【0050】請求項5記載の発明は、請求項3又は4の
発明の効果に加えて、漏液センサが、平行に配設された
2本の電極線を有する漏液検知線の場合、記憶手段に記
憶される判定基準値に、漏液センサの電極間インピーダ
ンスがその値以上になったとき電極線が断線したと判定
する断線基準値DA 及び漏液センサの電極間インピーダ
ンスがその値以下になったとき正常に復帰したと判断す
る断線復帰基準値DB を含むようにしたので、電極線が
断線したとき及び断線が修復されて正常に復帰したと
き、これを検知することができ、当該漏液センサの布設
領域全体の漏液等の異常を常に確実に検知することがで
きる。
【0051】請求項6記載の発明によれば、請求項3乃
至5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、表示手段
が、ディスプレイ等の映像表示手段やプリンター等の記
録手段だけでなくブザー等の音声表示手段を含むので、
漏液等の異常が発生したとき、監視員が親機から離れて
いても音声の警報によって、異常の発生を知ることがで
きる。
【0052】請求項7記載の発明によれば、請求項3乃
至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、入力手段
と前記表示手段とが、入力・表示手段として一体化さ
れ、表示手段のうち映像表示手段は入力手段と一体化さ
れ、ディスプレイの表面にタッチパネルを装着してなる
タッチスクリーンとしたので、入力手段と表示手段との
適宜の組み合わせにより、メンテナンスに必要な各種の
機能を得ることができる。
【0053】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の発明の効果に加えて、親機CPUは、少なくとも、
タッチスクリーンに直近に発生した異常の警報表示を含
む警報状況画面を表示する警報状況モードと、前記警報
表示画面を含む所要画面を選択するメンテナンスメニュ
ー画面を表示するメンテナンスメニューモードとを有
し、電源投入後の最初は警報状況モードになるので、表
示される警報状況画面によって、直近に発生した異常を
すぐ把握することができる。また、警報状況画面には、
所望の漏液センサ回路を選択するスクロールキーと、所
望のセンサ回路を設定する回路別設定モードに切り替え
る選択回路設定キーと、前記メンテナンスメニューモー
ドに切り替えるメンテナンスメニューキーとが表示され
るので、選択回路設定キーにより所望のセンサ回路を選
択し当該回路の詳細情報を知り必要なアクションをとる
ことができるとともに、メンテナンスメニューキーに切
り替えることにより、各種のモードを選択することがで
きる。
【0054】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の発明の効果に加えて、親機CPUは、前記メンテナ
ンスメニュー画面には、少なくとも接続された漏液セン
サ回路から所望の漏液センサ回路を選択する回路一覧モ
ードに切り替える回路一覧キーと前記回路別設定キーと
を表示する機能を有するので、回路一覧画面を表示させ
て、全体の異常の有無 (警報出力の有無)を確認するこ
とができるとともに回路別設定画面に切り換えることも
容易であり、多数の漏液センサの全体の管理が容易であ
る。
【0055】請求項10記載の発明によれば、請求項8
又は9記載の発明の効果に加えて、親機CPUは、回路
別表示画面には、所望の漏液センサのアドレスを入力す
るアドレスキーと、選択した漏液センサの電極間インピ
ーダンスに関する判定基準を入力する判定基準設定キー
と、異常が生じ又は復帰した際、その情報を告知する警
報を出力するか否かを設定する警報出力設定キーとを表
示するので、漏液センサが多数あっても、その回路ごと
の判定基準値の設定・修正や、警報出力の停止か正常か
の設定・修正などを容易にすることができる。
【0056】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0記載の発明の効果に加えて、親機CPUは、警報出力
停止一覧画面で警報を出力しないよう設定されている漏
液センサ回路を一覧表示するので、警報を出力しないよ
う設定されているセンサ回路を一覧することができ、正
常に戻すための回路選択が容易にできる。また、選択回
路設定キーとメンテナンスメニューキーとを表示するの
で、選択回路設定キーにより所望のセンサ回路を選択し
当該回路の詳細情報を知り必要なアクションをとること
ができるとともに、メンテナンスメニューキーに切り替
えることにより、各種のモードを選択することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の漏液監視装置の一例を示すブロック図
である。
【図2】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示される警報状況画面である。
【図3】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示されるメンテナンスメニュー画面である。
【図4】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示される回路一覧画面である。
【図5】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示される回路別設定画面である。
【図6】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示されるプリンタ印字設定画面である。
【図7】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示される警報履歴表示画面である。
【図8】本発明の漏液監視装置のタッチスクリーンに表
示される警報出力停止一覧画面である。
【図9】従来の漏液監視装置の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 漏液監視装置 10 親機 11 親機CPU 12 親機通信端末 13 記憶手段 15 入力・表示手段 15S タッチスクリーン 15P 記録手段(プリンタ) 15A 音声表示手段(警報ブザー) 20(20a、20b、20c) 子機 21(21a、21b、21c) 子機CPU 22(22a、22b、22c) 検知手段 23(23a、23b、23c) 子機通信端末 24(24a、24b、24c) 接続端末 30(30a、30b、30c) 漏液センサ (漏液検
知線) 40 ハブ 50 幹通信線 51(51a、51b、51c) 枝通信線 W(Wa1 、Wa2 、Wa3 、Wb1 、Wb2 、W
3 、Wc1 、Wc2 、Wc3 ) 電極線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦澤 努 大阪府東大阪市岩田町2丁目3番1号 タ ツタ電線株式会社内 Fターム(参考) 2G067 AA01 BB11 BB22 CC02 CC03 DD23 DD25 EE11 EE12 EE13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非絶縁性液体の存在によって電極間イン
    ピーダンスが変化する複数の漏液センサのそれぞれの電
    極間インピーダンスを監視し、その変化により漏液を検
    知する漏液監視装置において、 一台の親機と、所定の区域ごとに配置される複数の子機
    と、前記各子機に接続される1以上の漏液センサと、前
    記親機と複数の子機間の信号伝送路とを備え、 前記子機は、少なくとも前記漏液センサの電極間インピ
    ーダンスを検出する検出手段と、子機CPUと、前記信
    号伝送路を介して親機と通信可能に接続する子機通信端
    末とを有し、 前記親機は、前記信号伝送路を介して前記子機と通信可
    能に接続する親機通信端末と、所要事項を入力する入力
    手段と、親機CPUと、記憶手段と、表示手段とを有
    し、 前記子機CPUは、少なくとも前記検出手段により検出
    された漏液センサの電極間インピーダンスに対応する特
    性値をそのまま又は演算処理した後、前記子機通信端末
    と信号伝送路を介して親機に送出するよう制御する制御
    機能を有し、 前記親機CPUは、前記複数の漏液センサのうち、選択
    された任意の漏液センサの前記電極間インピーダンスに
    対応する特性値などの所望情報を、前記子機通信端末か
    ら前記信号伝送路と前記親機通信端末を介して読み取
    り、演算処理した後又はそのまま、前記親機の表示手段
    に表示するよう制御する制御機能を有することを特徴と
    する漏液監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の漏液監視装置において、 前記信号伝送路は、前記各子機の通信端末に接続された
    複数の枝通信線と、前記親機通信端末に接続された幹通
    信線と、前記複数の枝通信線を集線し前記幹通信線と接
    続するハブとからなる信号伝送路であること特徴とする
    漏液監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の漏液監視装置に
    おいて、 前記親機の記憶手段は、前記各漏液センサごとに付与さ
    れるアドレスに対応する記憶エリアを有し、 前記入力手段は、監視する漏液センサのアドレスを入力
    するアドレスキーと漏液センサごとの電極間インピーダ
    ンスに関する判定基準値を入力する基準値設定キーを有
    し、 前記親機CPUは、前記入力手段からインターフェース
    を介して入力される各漏液センサごとの判定基準値を前
    記記憶手段の対応する記憶エリアに書き込む機能ととも
    に、前記子機から送られるデータを読み込む機能、読み
    込まれたデータから各漏液センサの電極間インピーダン
    スを演算する機能、演算されたデータを記憶手段の対応
    するエリアにあらかじめ記憶させた電極間インピーダン
    スの判定基準値と比較して漏液等の有無を判定し、その
    演算結果、判定結果を記憶手段に書き込み、入力手段か
    ら入力される指示にしたがって選択された情報を前記表
    示手段に表示する機能を有することを特徴とする漏液監
    視装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の漏液監視装置において、 前記記憶手段に記憶される判定基準値は、前記漏液セン
    サの電極間インピーダンスがその値以下になったとき前
    記漏液センサに漏液があったと判定する漏液基準値RA
    及び漏液センサの電極間インピーダンスがその値以上に
    なったとき正常に復帰したと判断する漏液復帰基準値R
    B を含み、 前記親機CPUは、前記漏液基準値RA が入力されたと
    き、予め記憶させた計算式により前記漏液復帰基準値R
    B を自動演算して、前記記憶手段に漏液基準値RA とと
    もに記憶させる自動演算機能を有することを特徴とする
    漏液監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の漏液監視装置に
    おいて、 前記漏液センサは、少なくともほぼ平行に配設された2
    本の電極線を有する漏液検知線であって、 前記記憶手段に記憶される判定基準値は、前記漏液セン
    サの電極間インピーダンスがその値以上になったとき前
    記電極線が断線したと判定する断線基準値DA及び漏液
    センサの電極間インピーダンスがその値以下になったと
    き正常に復帰したと判断する断線復帰基準値DB を含む
    ことを特徴とする漏液監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の漏液
    監視装置において、 前記表示手段はディスプレイ等の映像表示手段、プリン
    ター等の記録手段及びブザー等の音声表示手段を含み、 前記親機CPUが前記判定機能により、漏液等の異常が
    発生したと判定したとき、その漏液等の警報表示は、映
    像及び/又は記録手段に表示するとともに、ブザー等の
    音声でも表示することを特徴とする漏液監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の漏液
    監視装置において、 前記入力手段と前記表示手段とは、入力・表示手段とし
    て一体化され、前記入力・表示手段は、ディスプレイの
    表面にタッチパネルを装着してなるタッチスクリーンを
    有することを特徴とする漏液監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の漏液監視装置において、 前記親機CPUは、少なくとも、前記タッチスクリーン
    に直近に発生した異常の警報表示を含む警報状況画面を
    表示する警報状況モードと、前記警報表示画面を含む所
    要画面を選択するメンテナンスメニュー画面を表示する
    メンテナンスメニューモードとを有し、電源投入後の最
    初は警報状況モードになり、前記警報状況モードで表示
    される警報状況画面には、少なくとも、所望の漏液セン
    サが接続された漏液センサ回路を選択するスクロールキ
    ーと、所望の漏液センサ回路を設定する回路別設定モー
    ドに切り替える選択回路設定キーと、前記メンテナンス
    メニューモードに切り替えるメンテナンスメニューキー
    とを表示する機能を有することを特徴とする漏液監視装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の漏液監視装置において、 前記親機CPUは、前記メンテナンスメニュー画面に
    は、少なくとも接続された漏液センサ回路から所望の漏
    液センサ回路を選択する回路一覧モードに切り替える回
    路一覧キーと前記回路別設定キーとを表示する機能を有
    することを特徴とする漏液監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の漏液検知装置に
    おいて、 前記親機CPUは、前記回路別設定モードで表示される
    回路別表示画面には、少なくとも所望の漏液センサのア
    ドレスを入力するアドレスキーと、選択した漏液センサ
    の電極間インピーダンスに関する判定基準値を入力する
    判定基準設定キーと、異常が生じ又は復帰した際、その
    情報を告知する警報を出力するか否かを設定する警報出
    力設定キーとを表示する機能を有することを特徴とする
    漏液監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の漏液検知装置におい
    て、 前記親機CPUは、警報出力停止一覧画面を表示する警
    報出力停止一覧モードを有し、前記警報出力停止一覧画
    面には前記警報を出力しないよう設定されているセンサ
    回路を一覧表示し、かつメンテナンスメニューキーと選
    択回路設定キーを表示する機能を有することを特徴とす
    る漏液監視装置。
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