JP2002349310A - ハイブリッド車の駆動制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車の駆動制御装置

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JP2002349310A
JP2002349310A JP2001148943A JP2001148943A JP2002349310A JP 2002349310 A JP2002349310 A JP 2002349310A JP 2001148943 A JP2001148943 A JP 2001148943A JP 2001148943 A JP2001148943 A JP 2001148943A JP 2002349310 A JP2002349310 A JP 2002349310A
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combustion engine
engine
clutch
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顕治 萩原
Kazuaki Takizawa
一晃 瀧澤
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンと、それに油圧クラッチを介して連
結される電動モータを備えるハイブリッド車の駆動制御
装置において、運転者の加速意図に応じて電動モータに
よる走行からエンジンによる走行に切り替えるときのク
ラッチ締結時のショックを低減させる。 【解決手段】 電動モータ回転数NMとエンジン回転数
NEの差回転dNがしきい値NN未満となるまで、油圧
クラッチと電動モータを増加制御すると共に、dNがモ
ータ回転数NMに接近するNRTD未満となった時点で
点火時期を遅角させてエンジン出力トルクを減少させつ
つ、エンジン回転と電動モータ回転を同期させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はハイブリッド車の
駆動制御装置に関し、より詳しくは電動モータによる走
行時に加速意図が示されて内燃機関による走行への切り
替えが指令されたときのクラッチ締結時のショックを低
減するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関と、内燃機関の出力軸にクラッ
チを介して連結される電動モータと、電動モータの出力
軸に接続されて内燃機関と電動モータの少なくともいず
れかの出力トルクを入力して変速しつつ車輪を駆動する
自動変速機を備えたハイブリッド車においては、電動モ
ータによる走行時にアクセルペダルが踏み込まれて運転
者から加速意図が示された、パワーオンダウンシフト
(キックダウン)のときなどに、クラッチを締結して内
燃機関による走行へ切り替えられる。
【0003】しかしながら、その場合、単に内燃機関を
始動してクラッチを締結すると、機関出力トルクがモー
タ出力トルクに加わって車両の駆動トルクが急変して乗
員にショックを与える場合がある。
【0004】そこで、特開2000−23312号公報
記載の技術において、内燃機関の始動に備えて第2の電
動モータを設けると共に、内燃機関の出力トルクを第2
の電動モータに吸収させながら、機関回転数とモータ回
転数とを一致させるように制御してショックを低減する
ことが提案されている。
【0005】より具体的には、この従来技術において
は、内燃機関の出力トルクを吸収したときの第2の電動
モータの出力トルクを検出すると共に、機関出力トルク
を推定し、検出トルクと推定トルクの差に基づいて自動
変速機に接続される電動モータの目標トルクを補正する
ように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内燃機
関の出力トルクを精度良く推定するのは困難であること
から、上記した従来技術においては、必ずしも、十分に
ショックを低減することができなかった。さらに、クラ
ッチ伝達トルクの挙動も予測し難いことから、上記した
従来技術においては、瞬時のトルク変化に対して制御の
応答性の点で必ずしも十分ではなかった。
【0007】従って、この発明の目的は上記した不都合
を解消することにあり、内燃機関と、内燃機関の出力軸
にクラッチを介して連結される電動モータと、電動モー
タの出力軸に接続されて内燃機関と電動モータの少なく
ともいずれかの出力トルクを入力して変速しつつ車輪を
駆動する自動変速機を少なくとも備えたハイブリッド車
において、電動モータによる走行時に加速意図が示され
て内燃機関による走行へ切り替えられるときのパワーオ
ンダウンシフト時のクラッチ締結時のショックを低減す
るようにしたハイブリッド車の駆動制御装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を解決する
ために請求項1項にあっては、前記内燃機関の出力軸に
油圧クラッチを介して連結される電動モータと、前記電
動モータの出力軸に接続されて前記内燃機関と前記電動
モータの少なくともいずれかの出力トルクを入力し、前
記入力したトルクを変速して車輪を駆動する自動変速機
を備えたハイブリッド車の駆動制御装置において、前記
電動モータによる走行時に運転者の加速意図に応じて前
記内燃機関による走行への切り替えが指令されたとき、
前記内燃機関の始動と前記油圧クラッチへの準備圧供給
を開始する開始制御手段、前記電動モータの回転数と前
記内燃機関の回転数の差回転を検出する差回転検出手
段、前記内燃機関が始動した後、前記検出された差回転
が第1の所定値未満となるまで、前記電動モータの出力
トルクを増加制御すると共に、前記油圧クラッチへの油
圧供給を増加制御する増加制御手段、および前記検出さ
れた差回転が第2の所定値未満となったとき、前記内燃
機関の出力トルクを一時的に減少させながら、前記内燃
機関の回転を前記電動モータの回転に同期させる同期制
御手段を備える如く構成した。
【0009】このように、運転者の加速意図に応じて内
燃機関による走行への切り替えが指令されたとき、パワ
ーオンダウンシフト時に、内燃機関の始動と油圧クラッ
チへの準備圧供給を開始し、電動モータの回転数と内燃
機関の回転数の差回転を検出し、内燃機関が始動した
後、差回転が第1の所定値未満となるまで、電動モータ
の出力トルクと油圧クラッチへの油圧供給を増加制御す
ると共に、差回転が第2の所定値未満となったとき、内
燃機関の出力トルクを一時的に減少させながら、内燃機
関の回転を電動モータの回転に同期させるようにした。
【0010】換言すれば、検出された差回転の減少(機
関回転数の上昇)に同期させて電動モータ、油圧クラッ
チおよび内燃機関を協調制御すると共に、機関出力トル
クを減少させつつ油圧クラッチを締結するようにしたの
で、内燃機関の出力トルクを推定することなく、ドライ
ブシャフトトルクの変動を小さくすることができ、それ
によってパワーオンダウンシフト時の油圧クラッチの締
結時のショックを低減することができると共に、油圧ク
ラッチの負荷も低減することができる。
【0011】請求項2項にあっては、前記同期制御手段
は、前記油圧クラッチへの供給油圧をライン圧まで増加
制御しながら、前記電動モータの出力トルクを減少制御
する如く構成した。
【0012】油圧クラッチへの供給油圧をライン圧まで
増加制御しながら、電動モータの出力トルクを減少制御
する如く構成したので、パワーオンダウンシフト時の油
圧クラッチの締結時のショックを一層効果的に低減する
ことができると共に、油圧クラッチの負荷も一層効果的
に低減することができる。
【0013】請求項3項にあっては、前記第2の所定値
は、前記第1の所定値より小さく設定される如く構成し
た。
【0014】第2の所定値は第1の所定値より小さく設
定される如く構成したので、これによって同様にパワー
オンダウンシフト時の油圧クラッチの締結時のショック
を一層効果的に低減することができると共に、油圧クラ
ッチの負荷も一層効果的に低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の一つの実施の形態に係るハイブリッド車の駆動制御装
置を説明する。
【0016】図1は、そのハイブリッド車の駆動制御装
置を全体的に示す概略図である。
【0017】図示の如く、この装置は、4気筒火花点火
式の内燃機関(「ENG」と示すと共に、以下「エンジ
ン」という)10と、エンジン10の出力軸10aに油
圧クラッチ12を介して入力軸14aが連結される電動
モータ(「Motor」と示す)14と、電動モータ1
4の出力軸14bに接続された自動変速機16を備え
る。
【0018】エンジン10はOHC直列4気筒からな
り、吸気管(図示せず)にインテークマニホルド(図示
せず)を介して接続された各気筒の吸気バルブ(図示せ
ず)の付近には、インジェクタ(図示せず)が設けられ
る。インジェクタから燃料が噴射されると、噴射された
燃料は吸気管から吸入された空気と混合され、混合気と
なって各気筒に流入する。
【0019】エンジン10は、始動されると、各気筒に
流入した混合気を点火させて燃焼させ、ピストン(図示
せず)を駆動してクランク軸(図示せず)を回転する。
クランク軸の回転は、上記した出力軸10aから取り出
される。
【0020】油圧クラッチ12は、図2に示す如く、複
数枚のクラッチディスク12aとクラッチプレート12
bが交互に配置された多板式の油圧クラッチからなる。
尚、符号12cは油圧チャンバを、符号12dはリター
ンスプリングを示す。
【0021】油圧クラッチ12は、作動油(ATF)が
導入されて油圧を供給されると、クラッチディスク12
aをクラッチプレート12bに押しつけ、よってエンジ
ン10の出力軸10aと電動モータ14の入力軸14a
を直結する。
【0022】電動モータ14はDCブラシレス発電電動
機からなり、モータ通電回路18を介してバッテリ(図
示せず)に接続され、通電されるとき電動モータとして
動作すると共に、通電を停止されるとき、エンジン10
に駆動されて発電機(ジェネレータ)として動作してバ
ッテリを充電する。
【0023】図1に示す如く、自動変速機16は金属ベ
ルト式の無段変速機(CVT)からなると共に、ファイ
ナルギヤ20、デイファレンシャルギヤ22およびドラ
イブシャフト23を介して車輪24に接続される。自動
変速機16はエンジン10および電動モータ14の少な
くともいずれかの出力トルクを入力し、油圧機構25を
介して供給される油圧で設定されるレシオ(変速比)で
入力トルクを変速して車輪24を駆動して車両(図示せ
ず)を走行させる。尚、油圧クラッチ12への油圧供給
も、油圧機構25を介して行われる。
【0024】エンジン10の出力軸10aの付近には油
圧クラッチ12の上流側において第1の回転数センサ2
6が設けられ、エンジン10の回転数(クラッチ入力回
転数)NEに比例した信号を出力すると共に、電動モー
タ14の出力軸14bの付近には自動変速機16の接続
上流側において第2の回転数センサ28が設けられ、電
動モータ14の回転数NM(ミッション入力回転数)に
比例した信号を出力する。
【0025】また、エンジン10のスロットルバルブ
(図示せず)の付近にはスロットル開度センサ30が設
けられ、スロットル開度THに応じた信号を出力する。
さらに、エンジン10の冷却水通路(図示せず)の付近
には水温センサ32が設けられ冷却水温TWに応じた信
号を出力すると共に、吸気管(図示せず)の適宜位置に
は外気温センサ34が設けられて外気温TAに比例した
信号を出力する。
【0026】車両の運転席床面のアクセルペダル(図示
せず)の付近にはアクセル開度センサ38が配置され、
運転者のアクセルペダル踏み込み量APに応じた信号を
出力する。尚、アクセルペダルはスロットルバルブと機
械的に切り離され、スロットルバルブは図示しないパル
スモータなどのアクチュエータを介してアクセルペダル
操作と独立に駆動される。
【0027】また、自動変速機16の油圧機構25の付
近には温度センサ40が設けられて作動油(ATF)の
温度TATFに比例した信号を出力すると共に、ドライ
ブシャフト23の付近には車速センサ42が設けられ、
車両の走行速度(車速)に比例した出力信号を出力す
る。
【0028】これらセンサの出力は、コントローラ50
に入力される。コントローラ50はマイクロコンピュー
タからなり、上記したセンサ出力に基づいてエンジン回
転数などを検出すると共に、電動モータ14のモータ通
電回路18への通電指令値から電動モータ14の出力ト
ルクを算出する。
【0029】図3は、この実施の形態に係るハイブリッ
ド車の駆動制御装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
【0030】同図の説明に入る前に、図4などを参照し
てこの実施の形態に係る装置の動作の背景を説明する。
【0031】この動作は、車両が電動モータ14によっ
て走行しているときに、アクセルペダルが踏み込まれて
運転者による加速意図が示され、エンジン10による走
行への切り替えが指令されたときの動作に関する。即
ち、パワーオンダウンシフト(キックダウン)時の動作
に関する。
【0032】図4はその切り替え時点におけるトルク伝
達を示す説明図である。即ち、同図(a)に示す電動モ
ータ14による走行のとき、電動モータ14の出力トル
クが自動変速機16に入力される。
【0033】次いで、エンジン走行への切り替えが指令
されると、同図(b)に示すように電動モータ14でア
シストしてエンジン10の始動が開始される。エンジン
始動時には、電動モータ14の出力トルクがエンジン1
0のイナーシャを補完(吸収)するように増加制御され
る。
【0034】図4(c)に示す如く、エンジン10の始
動が完了すると、エンジン10の出力トルクと電動モー
タ14の出力トルクが共に自動変速機16に入力され、
次いで、油圧クラッチ12の締結(エンゲージ)が完了
すると、同図(d)に示す如く、エンジン10の出力ト
ルクのみが電動モータ14の出力軸を介して自動変速機
16に入力される。
【0035】この油圧クラッチ12の締結が完了したと
き、電動モータ14のイナーシャ補完トルク分だけドラ
イブシャフトトルクTdsが急変し、前記したように乗
員にショックを与えることがある。
【0036】そこで、この実施の形態に係る装置の動作
にあっては、図5タイム・チャートに示す如く、電動モ
ータ14、油圧クラッチ12、およびエンジン10を協
調制御するように構成して上記したショックの低減を図
ると共に、副次的には出力軸トルクの変動を減少させて
油圧クラッチ12の負荷を低減するようにした。
【0037】以下、図3フロー・チャートを参照し、こ
の実施の形態に係る装置の動作を説明する。
【0038】先ず、S10において、KD(キックダウ
ン、即ち、パワーオンダウンシフト)したか、換言すれ
ば運転者によって加速意図が示されたか否か判断する。
これは、電動モータ14による走行時に、図5の上部に
示す如く、アクセル開度APが急増したか、より詳しく
はアクセル開度APを示すアクセル開度センサ38の出
力APの時間的な変化量が所定値以上か否かで判断す
る。S10で否定されるときは以降の処理をスキップす
る。
【0039】S10で肯定されるときはS12に進み、
スロットル開度THを保持(記憶)する。即ち、この実
施の形態に係る装置にあっては、アクセルペダルとスロ
ットルバルブは機械的に切り離されたDBW方式となっ
ていることから、そのときのアクセル開度APに対応す
る、エンジン10のスロットル開度THを保持(記憶)
する。
【0040】次いでS14に進み、運転者の加速意図に
応じてエンジン10の始動を決定すると共に、time
r0(アップカウンタ)をスタートさせて時間計測を開
始する。
【0041】次いでS16に進み、油圧クラッチ12へ
準備圧を供給(油圧供給)する。即ち、図5のクラッチ
圧指令値PCLに示す如く、油圧クラッチ12に供給さ
れる油圧が図示のような特性となるように、図示しない
電磁ソレノイドへの通電を開始する。この準備圧供給は
いわゆる無効ストローク詰めに相当する油圧供給であ
り、具体的には図6に示す如く、所定の時間tp0、所
定の高さP1となるように電磁ソレノイドへの通電を介
して指令する。
【0042】より具体的には、所定の時間tp0および
高さP1は、作動油ATFの粘性に関連したパラメータ
である、クラッチ回転数(第1の回転数センサ26の出
力に基づいて検出される油圧クラッチ12の回転数)N
CLあるいは作動油ATFの温度TATFに基づいて図
7あるいは図8に示す特性に従い、油圧クラッチ12の
応答性を向上させて無効ストローク詰めが最適となるよ
うに決定する。
【0043】次いでS18に進み、timer0の値が
所定時間t0を超えるのを待機する。所定時間t0は、
エンジンのクランキング特性に応じて適宜設定される無
駄時間であり、具体的には図9に示す如く、エンジン1
0の暖機状態を示す水温TWが上がるにつれて減少する
ように設定される。尚、水温TWに代え、作動油ATF
の温度TATFを用いても良い。
【0044】S18で所定時間t0の経過が確認される
と、電動モータ14のアシストでエンジン10のクラン
キングが開始したと判断し、S20,S22,S24に
進んで電動モータ14、油圧クラッチ12およびエンジ
ン10の制御を行う。
【0045】尚、説明の簡略化のため、一つのフロー・
チャートで示したが、S20からS24までの処理は、
実際は別々のルーチンで並行して同時に(同期して)実
行される。また、上記以外にも自動変速機16の制御も
行われるが、この発明の要旨に直接の関連を有しないた
め、省略する。
【0046】図10は、その電動モータ14の制御を示
すサブルーチン・フロー・チャートである。
【0047】以下説明すると、S100において現在の
モータトルク相当通電指令値MTをモータトルク指令値
MT0とする。モータトルク指令値はモータ通電回路1
8への通電指令値として算出されるが、このステップの
処理は具体的には、その通電指令値から電動モータ14
が出力すると推定されるトルク相当値を算出し、その値
に置き換えることを意味する。
【0048】次いでS102に進み、timer1(ア
ップカウンタ)をスタートさせて時間計測を開始し、S
104に進み、差回転dNがしきい値NN(図5に示
す。例えば800rpm)未満となったか否か判断す
る。差回転dNは、モータ回転数(第2の回転数センサ
28に基づいて検出される電動モータ14の回転数)N
Mからエンジン回転数(あるいはクラッチ回転数NC
L。第1の回転数センサ26に基づいて検出)NEを減
じて算出される。
【0049】差回転dNはエンジン回転数NEからモー
タ回転数NMを減じて負値として算出しても良い。尚、
差回転dNは、モータ回転数NMを一定とするとき、間
接的にエンジン回転数NEを示す値となる。
【0050】しきい値NNは、図11にその特性を示す
如く、車速Vとスロットル開度THから検索自在にマッ
プ化しておく。しきい値NNは、具体的には、図示の如
く、絶対値において大、中、小の3種類の特性となるよ
うに設定する。尚、図示例は一例であって、しきい値N
Nの個数は、それ以上でもそれ未満でも良い。
【0051】しきい値NNはまた、図12にその特性を
示す如く、外気温TAから検索自在にマップ化してお
く。外気温TAが高いほどエンジン回転数NEの上昇率
が早くなるため、しきい値NNは、外気温TAが高いほ
ど増加するように設定する。S104ではこのように、
車速V、スロットル開度THおよび外気温TAに応じて
設定されたしきい値NNと比較する。
【0052】S104で否定されるときはS106に進
み、上記したtimer1の値から図13にその特性を
示すテーブルを検索し、値s1を検索する。図示の特性
は入力1〔sec〕に対して出力20倍となるように設
定される。次いで得た出力を適宜な特性で変換し、加算
項MTCUを算出すると共に、車速V(加速意図が示さ
れたときの)に応じて補正する。
【0053】より具体的には、図14に示す如く、加算
項MTCUを、車速V(加速意図が示されたときの)に
応じて減少するように補正する。これはクラッチ油圧制
御と協調させるためであり、車速Vが高くなるほど変速
時間が増加してクラッチ供給油圧制御時間も増加し、引
込み量も増加することから、図示の如く車速に応じて減
少するように補正し、よって車速が増加してクラッチ油
圧供給制御時間が増加するにつれてイナーシャ補完分も
減少させる。
【0054】次いでS108に進み、モータトルク指令
値MT0に加算項MTCUを加算して増加補正し、S1
04に戻って肯定されるまで同様の処理を繰り返す。即
ち、図5タイム・チャートに示す如く、差回転dNがN
N未満となるまで、モータ出力トルクTMを一定の割合
で増加させ、エンジン10のイナーシャによる出力トル
クを補完(吸収)する。
【0055】S104で肯定されるときはS110に進
み、timer2(アップカウンタ)をスタートさせて
時間計測を開始し、S112に進み、計測値が0.1
〔sec〕を超えるか否か判断し、否定されるときはS
106に進む。図5タイム・チャートに示す如く、差回
転dNがNN未満となるまではモータ出力トルクTMを
徐々に増加させると共に、その後は減少制御に移行する
が、直ちに減少させるとトルク変動が急変するため、所
定時間(0.1sec)待機する。
【0056】S112で肯定されるときはS114に進
み、timer3(アップカウンタ)をスタートさせて
時間計測を開始し、S116に進み、上記したtime
r3の値から図15にその特性を示すテーブルを検索
し、値s2を検索する。図示の特性は入力1〔sec〕
に対して出力30倍となるように設定される。次いで得
た出力を適宜な特性で変換し、減算項MTCDを算出す
ると共に、作動油ATFの温度TATFに応じて補正す
る。
【0057】より具体的には、図16に示す如く、減算
項MTCDを、作動油(ATF)の温度TATFに応じ
て増加するように補正する。これは、作動油(ATF)
の温度が高いほど粘性が低くなり、クラッチ油圧制御の
応答性が上がることから、それを考慮してクラッチ油圧
制御と協調させるためである。
【0058】次いでS118に進み、モータトルク指令
値MT0から減算項MTCDを減算して減少補正し、S
120に進み、モータトルク指令値MT0が0以下か否
か判断し、肯定されるときはプログラムを終了すると共
に、否定されるときはS116に戻って同様の処理を繰
り返す。
【0059】このように、モータ出力トルクTMは、図
5タイム・チャートに示す如く、差回転dNがNN未満
になるまで所定の変化率で増加制御され、差回転dNが
NN未満になった後、所定時間の経過を待って増加のと
きの変化率に比較すると大きな変化率で零に達するまで
減少制御される。
【0060】次いで、クラッチ制御について説明する。
【0061】図17は、その油圧クラッチ12の制御を
示すサブルーチン・フロー・チャートである。尚、油圧
クラッチ12は、図3フロー・チャートのS16で説明
した処理により、準備圧の供給が完了した状態にある。
【0062】以下説明すると、S200において、値P
0をクラッチ圧指令値(油圧クラッチ12の電磁ソレノ
イドへの通電量によって定義される指令値)PCLとす
る。即ち、モータトルク指令値と同様に、クラッチ圧指
令値も、電磁ソレノイドへの通電指令値として算出され
る。
【0063】値P0は、油圧クラッチ12のリターンス
プリング12dの初期セット荷重相当の圧力を意味し、
具体的には以下のように算出する。 P0=FRTN/APST 上記で、FRTN:リターンスプリング12dの荷重、
APST:油圧クラッチ12のピストン面積、である。
【0064】次いでS202に進み、timer4(ア
ップカウンタ)をスタートさせて時間計測を開始し、S
204に進み、上記したtimer4の値から図18に
その特性を示すテーブルを検索し、値s3を検索する。
図示の特性は、入力1〔sec〕に対して出力1倍、換
言すれば入出力がそのまま対応するように設定される。
次いで得た出力を適宜な特性で変換し、加算項CLCU
を算出すると共に、車速V(加速意図が示されたとき
の)に応じて補正する。
【0065】より具体的には、図19に示す如く、加算
項CLCUを、車速V(加速意図が示されたときの)に
応じて減少するように補正する。これは、図14に関し
て述べた如く、車速Vが高くなるほど変速時間が増加し
てクラッチ供給油圧制御時間も増加して引込み量も増加
することから、図示の如く設定し、車速が増加してクラ
ッチ油圧供給制御時間が増加するにつれてクラッチ圧増
加量を減少して引込み量を減少させるためである。
【0066】次いでS206に進み、クラッチ圧指令値
PCLに加算項CLCUを加算して増加補正し、S20
8に進み、差回転dNが前記したしきい値NN未満か否
か判断し、否定されるときはS204に戻って肯定され
るまで同様の処理を繰り返す。
【0067】S208で肯定されるときはS210に進
み、timer5(アップカウンタ)をスタートさせて
時間計測を開始し、S212に進み、上記したtime
r5の値から図20にその特性を示すテーブルを検索
し、値s4を検索する。図示の特性も入出力がそのまま
対応するように設定される。次いで得た出力を適宜な特
性で変換し、第2の加算項CLCHを算出し、S214
に進み、クラッチ圧指令値PCLに第2の加算項CLC
Hを加算して増加補正する。
【0068】ここで、第2の加算項CLCH>加算項C
LCU(最大値)とする。即ち、図5タイム・チャート
に示す如く、差回転dNがしきい値NNを超えるまでは
モータ出力トルク制御と同定度の、比較的小さい一定の
増加率でクラッチ供給油圧を漸増させると共に、dNが
NN未満となった後、最大の増加率でクラッチ供給油圧
を増加させる。
【0069】次いでS216に進み、クラッチ圧指令値
PCLがライン圧相当値(図5に示す)以上となったか
否か判断し、否定されるときはS212に戻ってクラッ
チ圧指令値PCLに第2の加算項CLCHを加算して増
加補正すると共に、肯定されるときはプログラムを終了
する。
【0070】このように、この制御においては検出され
た差回転の減少(換言すればエンジン回転数NEの上
昇)に同期させて油圧クラッチ12への供給油圧(クラ
ッチ圧指令値)の増加制御と電動モータ14の出力トル
クTM(モータトルク指令値MT0)の増減制御を行
う。より具体的には、検出された差回転dNをしきい値
NNと比較し、検出された差回転がしきい値を超えるま
で油圧クラッチ12への供給油圧(クラッチ圧指令値)
を同様の変化率で増減制御するようにした。
【0071】次いで、エンジン制御について説明する。
【0072】図21は、そのエンジン10の制御を示す
サブルーチン・フロー・チャートである。
【0073】以下説明すると、S300において点火時
期を微小量(微小クランク角度)dQ遅角(リタード)
させる。即ち、このエンジン制御はエンジン10の出力
トルクを一時的に減少させることを意図しており、その
意図から点火時期を遅角させるようにした。このとき、
エンジン出力トルクの急変を避けるため、後述する本来
的な遅角量QTRTDに比して微小量dQ遅角する。
【0074】尚、図21フロー・チャートで図示は省略
するが、エンジン10は油圧クラッチ12に準備圧が供
給されて無効ストローク詰めがなされた時点で電動モー
タ14の回転が伝達されてクランキングされ、始動され
る。エンジン10は始動された後、運転者の加速意図が
なされたときのアクセル開度APに相当するスロットル
開度THに応じた出力となるエンジン回転数まで上昇制
御される。
【0075】次いでS302に進み、差回転dN(=N
M−NE)が第2のしきい値NRTD(例えば30rp
m)未満となるのを待機してS304に進み、time
r6(アップカウンタ)をスタートさせて時間計測を開
始し、S306に進み、点火時期を所定量(所定クラン
ク角度)QTRTDだけ大きく遅角(リタード)させ
る。
【0076】図22に示す如く、所定量QTRTDはス
ロットル開度THに比例して増加するように設定され
る。これは、スロットル開度THが大きいほど、出力低
下量も大きくする必要があるためである。
【0077】次いでS308に進み、timer6の値
が所定値(遅角時間)trtdを超えたか否か判断し、
肯定されるまで所定量の遅角を継続する。これにより、
エンジン10の出力トルクを大きく減少させる。
【0078】所定値trtdは、意図するエンジン出力
の低減量に応じた値とし、具体的には図23に示す如
く、車速(運転者によって加速意図が示されたときの)
Vに応じて増加するように設定すると共に、図24に示
す如く、スロットル開度THの時間当たりの変化量ΔT
Hに応じて増加するように設定する。尚、所定値trt
dに代え、クランク角度を用いても良い。
【0079】そしてS308で肯定されるときはS31
0に進み、点火時期を遅角量QTRTDに相当する量だ
け進角方向に戻し、S312に進み、同様に点火時期を
微少量dQだけ進角方向に戻してプログラムを終わる。
【0080】図5タイム・チャートを参照して上記を説
明すると、このように検出された差回転dNがしきい値
(所定回転数)NRTD未満となったとき、エンジン1
0の出力トルクTEを一時的に減少させながら、油圧ク
ラッチ12への供給油圧をライン圧(ライン圧相当値)
まで増加制御する。
【0081】このように、この制御においては検出され
た差回転の減少(エンジン回転数の上昇)に同期させて
電動モータ14、油圧クラッチ12およびエンジン10
を協調制御するようにした。即ち、同一のパラメータ
(差回転dN)を共通のしきい値NN,NRTDと比較
することで、電動モータ14、油圧クラッチ12および
エンジン10の制御の内容を切り替えるようにした。
【0082】図5タイム・チャートを参照して説明する
と、dNがNN未満となるまで、エンジン10の始動に
伴うイナーシャを吸収すべく、モータ出力トルクTMと
クラッチ圧指令値PCLを同程度の増加率で増加させ
る。
【0083】次いで、dNがモータ回転数NMに接近す
る、NRTD未満となった時点で点火時期を遅角させて
エンジン出力トルクTEを減少させると共に、クラッチ
供給油圧をライン圧相当値まで急増させ、油圧クラッチ
12を完全に締結させる。
【0084】尚、クラッチ締結でモータ出力トルクは不
要となることから、それ以前のdNがNN未満となった
時点で零まで漸減させると共に、遅角も不要となること
から、進角させる。
【0085】このように構成したので、図5タイム・チ
ャートに示す如く、運転者によって加速意図が示された
パワーオンダウンシフトにあっても、モータ出力トルク
TMの特性を滑らかにすることができてドライブシャフ
トトルクTdsの変動を小さくすることができる。それ
によって、エンジン10の出力トルクTEを推定するこ
となく、油圧クラッチ12の締結時のショックを低減す
ることができると共に、油圧クラッチ12の負荷も低減
することができる。
【0086】図25は、この実施の形態に係るハイブリ
ッド車の駆動制御装置の制御(動作)についてのシミュ
レーション結果を示すタイム・チャートであり、図26
はかかる制御を行わない場合についてのシミュレーショ
ン結果を示すタイム・チャートである。
【0087】図25と図26の対比から明らかな如く、
図26の場合にあってはドライブシャフトトルクTds
の変動量が100kgfm程度であったのに対し、図2
5に示す、この実施の形態に係る装置にあっては10k
gfm程度に減少した。この程度であれば、ドライブシ
ャフト23の一瞬のトルクの落ち込みによるショックは
運転者が感じることがない。
【0088】上記の如く、この実施の形態は、内燃機関
(エンジン10)と、前記内燃機関の出力軸10aに油
圧クラッチ12を介して連結される電動モータ14と、
前記電動モータの出力軸14bに接続されて前記内燃機
関と前記電動モータの少なくともいずれかの出力トルク
TE,TMを入力し、前記入力したトルクを変速して車
輪24を駆動する自動変速機(CVT)16を備えたハ
イブリッド車の駆動制御装置(コントローラ50)にお
いて、前記電動モータによる走行時に運転者の加速意図
に応じて前記内燃機関による走行への切り替えが指令さ
れたとき、前記内燃機関の始動と前記油圧クラッチへの
準備圧供給を開始する開始制御手段(S10からS1
6)、前記電動モータの回転数NMと前記内燃機関の回
転数NEの差回転dNを検出する差回転検出手段(第
1、第2の回転数センサ26,28)、前記内燃機関が
始動した後、前記検出された差回転dNが第1の所定値
NN未満となるまで、前記電動モータの出力トルクを増
加制御すると共に(S100からS108)、前記油圧
クラッチへの油圧供給を増加制御する増加制御手段(S
200からS208)、および前記検出された差回転d
Nが第2の所定値未満NRTDとなったとき、前記内燃
機関の出力トルクを一時的に減少させながら、前記内燃
機関の回転を前記電動モータの回転に同期させる同期制
御手段(S300からS308)を備える如く構成し
た。
【0089】また、前記同期制御手段は、前記油圧クラ
ッチへの供給油圧をライン圧まで増加制御しながら、前
記電動モータの出力トルクを減少制御する(S212か
らS216,S104,S110からS120))如く
構成した。
【0090】また、前記第2の所定値NRTDは、前記
第1の所定値NNより小さく設定される如く構成した。
【0091】尚、上記において、点火時期を遅角させて
エンジンの出力トルクを減少させたが、燃料供給停止
(フューエルカット(FC))を介してエンジンの出力
トルクを減少させても良く、両者を併用しても良い。
【0092】また、上記において、自動変速機としてC
VTを用いたが、有段変速機であっても良い。また、電
動モータもDCモータに限られるものではなく、ACモ
ータであっても良い。
【0093】
【発明の効果】請求項1項にあっては、運転者の加速意
図に応じて内燃機関による走行への切り替えが指令され
たとき、パワーオンダウンシフト時に、内燃機関の始動
と油圧クラッチへの準備圧供給を開始し、電動モータの
回転数と内燃機関の回転数の差回転を検出し、内燃機関
が始動した後、差回転が第1の所定値未満となるまで、
電動モータの出力トルクと油圧クラッチへの油圧供給を
増加制御すると共に、差回転が第2の所定値未満となっ
たとき、内燃機関の出力トルクを一時的に減少させなが
ら、内燃機関の回転を電動モータの回転に同期させるよ
うにした。
【0094】換言すれば、検出された差回転の減少(機
関回転数の上昇)に同期させて電動モータ、油圧クラッ
チおよび内燃機関を協調制御すると共に、機関出力トル
クを減少させつつ油圧クラッチを締結するようにしたの
で、内燃機関の出力トルクを推定することなく、ドライ
ブシャフトトルクの変動を小さくすることができ、それ
によってパワーオンダウンシフト時の油圧クラッチの締
結時のショックを低減することができると共に、油圧ク
ラッチの負荷も低減することができる。
【0095】請求項2項にあっては、油圧クラッチへの
供給油圧をライン圧まで増加制御しながら、電動モータ
の出力トルクを減少制御する如く構成したので、パワー
オンダウンシフト時の油圧クラッチの締結時のショック
を一層効果的に低減することができると共に、油圧クラ
ッチの負荷も一層効果的に低減することができる。
【0096】請求項3項にあっては、第2の所定値は第
1の所定値より小さく設定される如く構成したので、こ
れによって同様にパワーオンダウンシフト時の油圧クラ
ッチの締結時のショックを一層効果的に低減することが
できると共に、油圧クラッチの負荷も一層効果的に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るハイブリッド車の
駆動制御装置を全体的に示す概略図である。
【図2】図1装置の油圧クラッチの構造を詳細に示す説
明斜視図である。
【図3】図1装置の動作を示すフロー・チャートであ
る。
【図4】図1装置において電動モータによる走行から内
燃機関による走行に切り替える時点におけるトルク伝達
を示す説明図である。
【図5】図1装置の動作を全体的に示すタイム・チャー
トである。
【図6】図3フロー・チャートのクラッチ準備圧の特性
を示すタイム・チャートである。
【図7】図6に示すクラッチ準備圧の特性の中の準備圧
保持時間tp0などのクラッチ回転数NCLに対する特
性を示す説明グラフである。
【図8】図6に示すクラッチ準備圧の特性の中の準備圧
保持時間tp0などの作動油温度TATFに対する特性
を示す説明グラフである。
【図9】図3フロー・チャートの所定時間(無駄時間)
の特性を示す説明グラフである。
【図10】図3フロー・チャートのモータ制御のサブル
ーチン・フロー・チャートである。
【図11】図10フロー・チャートのしきい値NNの特
性を示す説明グラフである。
【図12】同様に、図10フロー・チャートのしきい値
NNの特性を示す説明グラフである。
【図13】図10フロー・チャートの加算項MTCUの
算出に使用される特性を示す説明グラフである。
【図14】同様に、図10フロー・チャートの加算項M
TCUの特性を示す説明グラフである。
【図15】図10フロー・チャートの減算項MTCDの
算出に使用される特性を示す説明グラフである。
【図16】同様に、図10フロー・チャートの減算項M
TCDの特性を示す説明グラフである。
【図17】図3フロー・チャートのクラッチ制御のサブ
ルーチン・フロー・チャートである。
【図18】図17フロー・チャートの加算項CLCUの
算出に使用される特性を示す説明グラフである。
【図19】同様に、図17フロー・チャートの加算項C
LCUの特性を示す説明グラフである。
【図20】図17フロー・チャートの第2の加算項CL
CHの算出に使用される特性を示す説明グラフである。
【図21】図3フロー・チャートのエンジン制御のサブ
ルーチン・フロー・チャートである。
【図22】図21フロー・チャートの点火時期の遅角量
QTRTDを示す説明グラフである。
【図23】図21フロー・チャートの点火時期の遅角時
間trtdを示す説明グラフである。
【図24】同様に、図21フロー・チャートの点火時期
の遅角時間trtdを示す説明グラフである。
【図25】図1装置の動作(制御)についてのシミュレ
ーション結果を示すタイム・チャートである。
【図26】図1装置の動作(制御)を行わない場合のシ
ミュレーション結果を示すタイム・チャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関(エンジン) 12 油圧クラッチ 14 電動モータ 16 自動変速機(CVT) 18 モータ通電回路 26 第1の回転数センサ 28 第2の回転数センサ 50 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/00 B60K 41/02 41/02 B60L 11/14 B60L 11/14 15/20 K 15/20 F02D 29/00 C F02D 29/00 G F16D 25/14 640Z F16D 48/02 B60K 9/00 E (72)発明者 瀧澤 一晃 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D036 EA03 EB21 EB28 GA48 GD02 GD08 GG24 GG25 GG35 GG37 GG62 GG63 GH19 GJ01 3D041 AA59 AB01 AC01 AC07 AC15 AC20 AD02 AD04 AD10 AD14 AD22 AD48 AD51 AE02 AE03 AE22 AF01 3G093 AA06 AA07 BA02 BA15 BA21 CA01 CB06 DA01 DA04 DA05 DA06 DB01 DB05 DB09 EA02 EA03 EA09 EA13 EB01 EC01 EC04 FB01 FB02 FB05 3J057 AA03 BB04 GA27 GA66 GB02 GB04 GB05 GB06 GB36 HH02 JJ01 5H115 PA01 PG04 PU25 QH02 RE02 SE03 SE05 SE09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と、前記内燃機関の出力軸に油
    圧クラッチを介して連結される電動モータと、前記電動
    モータの出力軸に接続されて前記内燃機関と前記電動モ
    ータの少なくともいずれかの出力トルクを入力し、前記
    入力したトルクを変速して車輪を駆動する自動変速機を
    備えたハイブリッド車の駆動制御装置において、 a.前記電動モータによる走行時に運転者の加速意図に
    応じて前記内燃機関による走行への切り替えが指令され
    たとき、前記内燃機関の始動と前記油圧クラッチへの準
    備圧供給を開始する開始制御手段、 b.前記電動モータの回転数と前記内燃機関の回転数の
    差回転を検出する差回転検出手段、 c.前記内燃機関が始動した後、前記検出された差回転
    が第1の所定値未満となるまで、前記電動モータの出力
    トルクを増加制御すると共に、前記油圧クラッチへの油
    圧供給を増加制御する増加制御手段、 および d.前記検出された差回転が第2の所定値未満となった
    とき、前記内燃機関の出力トルクを一時的に減少させな
    がら、前記内燃機関の回転を前記電動モータの回転に同
    期させる同期制御手段、を備えたことを特徴とするハイ
    ブリッド車の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記同期制御手段は、前記油圧クラッチ
    への供給油圧をライン圧まで増加制御しながら、前記電
    動モータの出力トルクを減少制御することを特徴とする
    請求項1項記載のハイブリッド車の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の所定値は、前記第1の所定値
    より小さく設定されることを特徴とする請求項1項また
    は2項記載のハイブリッド車の駆動制御装置。
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