JP2002349175A - アースドリル - Google Patents

アースドリル

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JP2002349175A JP2001159248A JP2001159248A JP2002349175A JP 2002349175 A JP2002349175 A JP 2002349175A JP 2001159248 A JP2001159248 A JP 2001159248A JP 2001159248 A JP2001159248 A JP 2001159248A JP 2002349175 A JP2002349175 A JP 2002349175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケリーバを吊下げるワイヤロープに付着した
泥水が地上に落下するのを抑え、掘削作業時の作業環境
を向上する。 【解決手段】 リーダ12上端側のシーブブラケット1
4に回転可能に取付けられたケリーバ側シーブ16,ウ
インチ側シーブ17の下側に、主巻ロープ18がこれら
各シーブ16,17に巻込まれるときに主巻ロープ18
から絞り出された泥水を受けるケリーバ側泥水受け2
8、ウインチ側泥水受け34を配設する。これにより、
立坑24の掘削作業時に主巻ロープ18に泥水が付着
し、この主巻ロープ18がシーブ16,17に巻込まれ
るときに泥水が絞り出されたとしても、この泥水をケリ
ーバ側泥水受け28、ウインチ側泥水受け34内に受け
ることができる。従って、主巻ロープ18から絞り出さ
れた泥水が、地上の作業者等に飛散するのを抑え、掘削
作業時における作業環境を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地中に立坑
を掘削するのに好適に用いられるアースドリルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビル等の建設現場においては、
地中深く掘削した立坑内にコンクリート等を流し込むこ
とにより地盤を固める作業が行われ、地中に立坑を掘削
する作業にはアースドリルが好適に用いられている。
【0003】そして、この種の従来技術によるアースド
リルは、通常、ロープウインチを備えた自走可能な車体
と、車体に取付けられ上,下方向に延びるフロントと、
フロントの上端側に回転可能に設けられたシーブと、基
端側がロープウインチに巻回され先端側が前記シーブか
ら垂下したワイヤロープと、ワイヤロープの先端側に回
転可能に吊下げられたケリーバと、ケリーバの下端側に
取付けられた掘削バケットとにより大略構成されている
(例えば、実公昭63−12223号公報等)。
【0004】ここで、ケリーバは、互いに口径の異なる
複数の筒体を同軸状に重合わせることにより軸方向に伸
縮可能に構成され、各筒体のうち最も内側に位置する筒
体(インナケリーバ)の上端部がスイベルジョイントを
介してワイヤロープに回転可能に吊下げられ、インナケ
リーバの下端側には掘削バケットが取付けられている。
【0005】そして、各筒体のうち最も外側に位置する
筒体(アウタケリーバ)がドライブ装置によって回転駆
動され、このアウタケリーバの回転が、各筒体を介して
インナケリーバに伝達されることにより、インナケリー
バの下端側に取付けられた掘削バケットによって立坑を
掘削することができる。
【0006】この場合、掘削バケットは、その内部に掘
削した土砂を収容しつつ立坑を掘り進むため、掘削バケ
ット内に土砂が充満したときには、一旦、ロープウイン
チによってワイヤロープを巻取ることにより、ケリーバ
と掘削バケットを地面上に引上げた後、掘削バケット内
の土砂を排出する排土作業を行う。
【0007】このように、アースドリルを用いた立坑の
掘削作業時には、立坑に対して頻繁に掘削バケットを出
し入れする必要があり、ケリーバを吊下げるワイヤロー
プは、ロープウインチの巻取り、巻出し作業に応じて頻
繁にシーブを通過することになる。
【0008】そして、掘削作業が進行して立坑の掘削深
度が大きくなると、掘削バケットが取付けられたインナ
ケリーバが徐々に立坑内へと入り込み、やがてインナケ
リーバの上端部に取付けられたスイベルジョイント、ワ
イヤロープも立坑内に入り込むようになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した立
坑の掘削作業時には、通常、安定液と呼ばれる液体を立
坑内に注入し、この安定液によって掘削した立坑の内壁
が崩れ落ちるのを防止するようにしている。このため、
立坑内は上述の安定液、地下水等が混じり合った泥水が
充満しており、掘削深度が大きくなったときには、掘削
バケットのみならずスイベルジョイント、ワイヤロープ
等も泥水内に水没することになる。
【0010】従って、掘削バケット内の土砂を排出する
ため、ロープウインチによってワイヤロープを巻取って
掘削バケットを地面上に引き上げるときに、泥水に浸か
ったワイヤロープがシーブに巻込まれると、ワイヤロー
プがシーブによって絞られることにより、該ワイヤロー
プに付着した泥水が地上に落下してくる。このため、立
坑の周囲で作業を行う作業者、アースドリルの車体等に
向けてワイヤロープから落下した泥水が飛散し、作業環
境が著しく低下してしまうという問題がある。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ケリーバを吊下げるワイヤロープに付着
した泥水が地上に落下するのを抑え、掘削作業時の作業
環境を向上することができるようにしたアースドリルを
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、ロープウインチを備えた自走可能な車
体と、前記車体に取付けられ上,下方向に延びるフロン
トと、前記フロントの上端側に回転可能に設けられたシ
ーブと、基端側が前記ロープウインチに巻回され先端側
が前記シーブから垂下したワイヤロープと、該ワイヤロ
ープの先端側に回転可能に吊下げられたケリーバと、該
ケリーバの下端側に取付けられ立坑を掘削する掘削具と
を備えてなるアースドリルに適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、ワイヤロープがシーブに巻込まれるときに該ワ
イヤロープに付着した泥水が地上に向けて落下するのを
抑えるため、シーブの下側には、上側が泥水が流入する
流入開口となった有底の泥水受けを設けたことにある。
【0014】このように構成したことにより、掘削作業
時にワイヤロープに立坑内の泥水が付着し、ワイヤロー
プがシーブに巻込まれるときに該ワイヤロープから泥水
が絞り出されたとしても、この泥水をシーブの下側に設
けた泥水受けによって受けることができる。このため、
ワイヤロープからの泥水が地上に落下するのを抑えるこ
とができ、掘削作業時の作業環境を向上することができ
る。
【0015】請求項2の発明は、泥水受けには、この泥
水受け内に落下した泥水を集めて地面側へと導く排水用
ホースを設ける構成としたことにある。
【0016】このように構成したことにより、ワイヤロ
ープから絞り出されて泥水受け内に落下した泥水を、排
水用ホースによって地面側へと導き、所望の排水場所に
排出することができる。
【0017】請求項3の発明は、フロントの上端側に
は、該フロントを挟んでケリーバ側に位置するケリーバ
側シーブとロープウインチ側に位置するウインチ側シー
ブとを回転可能に支持するシーブブラケットを設け、泥
水受けは、各シーブの下側に位置してシーブブラケット
にそれぞれ設ける構成としたことにある。
【0018】このように構成したことにより、掘削作業
時にワイヤロープに付着し、ケリーバ側シーブに巻込ま
れるときにワイヤロープから絞り出された多くの泥水
を、ケリーバ側シーブの下側に設けた泥水受けによって
受けることができる。また、ケリーバ側シーブを通過し
たワイヤロープに泥水が残留していたとしても、この泥
水をウインチ側シーブの下側に設けた泥水受けによって
受けることができる。
【0019】請求項4の発明は、泥水受けは、シーブの
下側に着脱可能に取付ける構成としたことにある。
【0020】このように構成したことにより、アースド
リルの輸送時等において、車体に対するフロントの分
解、組立を行う場合に、各泥水受けをフロントに対して
着脱することができ、この分解、組立作業時に誤って泥
水受けを破損してしまうのを抑えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアースドリル
の実施の形態を、図1ないし図7を参照しつつ詳細に説
明する。
【0022】図中、1はアースドリルの車体で、この車
体1は、クローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上
に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより構成され
ている。そして、上部旋回体3は、旋回フレーム4と、
旋回フレーム4の前部側に設けられたキャブ5と、キャ
ブ5の後側に設けられた建屋カバー6と、建屋カバー6
の後側に設けられたカウンタウエイト7とにより大略構
成されている。
【0023】ここで、旋回フレーム4の前端側には、後
述するリーダ12の下端側を支持するリーダブラケット
8が設けられ、旋回フレーム4のうちリーダブラケット
8よりも後側となる部位には、後述するバックステーシ
リンダ13の下端側を支持するサポートフレーム9が設
けられている。
【0024】また、上部旋回体3には、後述する主巻ロ
ープ18の巻取り、巻出しを行うロープウインチとして
の主巻ウインチ10と、後述する補巻ロープ19の巻取
り、巻出しを行う補巻ウインチ11とが、前,後に離間
して設けられている。
【0025】12はリーダブラケット8を介して上部旋
回体3の旋回フレーム4に取付けられたフロントとして
のリーダで、このリーダ12は長尺な筒体により構成さ
れている。そして、リーダ12は、その下端側がリーダ
ブラケット8によって支持され、地面に対してほぼ垂直
に上,下方向に延びている。また、リーダ12の外周側
には、後述するドライブ装置26等を上,下方向に案内
するための案内レール12Aが設けられている。
【0026】13は上部旋回体3側のサポートフレーム
9とリーダ12との間に設けられた左,右(右側のみ図
示)のバックステーシリンダで、このバックステーシリ
ンダ13は、ボトム側がリーダ12の長さ方向中間部に
ピン結合されたチューブ13Aと、このチューブ13A
内に摺動可能に設けられたピストン(図示せず)と、基
端側がピストンに固着され先端側がチューブ13Aから
突出したロッド13Bとにより構成され、ロッド13B
の先端側はサポートフレーム9にピン結合されている。
そして、バックステーシリンダ13は、ロッド13Bを
縮小させたときには、リーダ12を地面に対してほぼ垂
直な姿勢に保持し、ロッド13Bを伸長させたときに
は、リーダ12を地面に対してほぼ水平な姿勢へと変位
させるものである。
【0027】14はリーダ12の上端側に取付けられた
シーブブラケットで、該シーブブラケット14は、図2
に示すように全体としてほぼ三角形状に形成され、強固
な骨組み構造をなしている。そして、シーブブラケット
14の2つの角隅部14A,14Bには、後述のケリー
バ側シーブ16,ウインチ側シーブ17が回転可能に設
けられている。15はシーブブラケット14と共にリー
ダ12の上端側に取付けられた他のシーブブラケット
で、該シーブブラケット15はほぼ水平に延び、その両
端側にはそれぞれシーブ(図示せず)が回転可能に設け
られている。なお、図2ではシーブブラケット15の両
端側を省略している。
【0028】16はシーブブラケット14の角隅部14
Aに回転可能に取付けられたケリーバ側シーブ、17は
シーブブラケット14の角隅部14Bに回転可能に取付
けられたウインチ側シーブで、ケリーバ側シーブ16は
リーダ12を挟んで後述のケリーバ22側に配置され、
ウインチ側シーブ17はリーダ12を挟んで主巻ウイン
チ10側に配置されている。そして、これらケリーバ側
シーブ16、ウインチ側シーブ17は、後述する主巻ロ
ープ18が巻回され、この主巻ロープ18の先端部を地
面側に案内するものである。
【0029】18は基端側が主巻ウインチ10に巻回さ
れたワイヤロープからなる主巻ロープで、この主巻ロー
プ18の先端側は、シーブブラケット14に設けられた
各シーブ17,16に巻回されて下方に垂下している。
そして、主巻ロープ18は、後述のスイベルジョイント
21を介してケリーバ22を回転可能に吊下げるもので
ある。
【0030】19は基端側が補巻ウインチ11に巻回さ
れたワイヤロープからなる補巻ロープで、この補巻ロー
プ19の先端側は、シーブブラケット15に設けられた
各シーブ(図示せず)に巻回されて下方に垂下し、その
先端部には吊荷作業を行うためのフック20が取付けら
れている。
【0031】21は主巻ロープ18の先端部に取付けら
れたスイベルジョイントで、このスイベルジョイント2
1は、後述するケリーバ22の上端部に取付けられ、該
ケリーバ22を回転可能に支持している。これにより、
ケリーバ側シーブ16から垂下した主巻ロープ18の先
端側に、スイベルジョイント21を介してケリーバ22
が回転可能に吊下げられる構成となっている。
【0032】22は主巻ロープ18の先端側に回転可能
に吊下げられたケリーバで、このケリーバ22は、例え
ば図3に示すように、互いに口径の異なるインナケリー
バ22A、中間ケリーバ22B、アウタケリーバ22C
を同軸状に重合わせることにより軸方向に伸縮可能に構
成されている。そして、最も内側に位置するインナケリ
ーバ22Aの上端部が、スイベルジョイント21を介し
て主巻ロープ18に回転可能に吊下げられ、最も外側に
位置するアウタケリーバ22Cが、後述するドライブ装
置26によって回転駆動されることにより、このアウタ
ケリーバ22Cの回転が、中間ケリーバ22Bを介して
インナケリーバ22Aに伝達される構成となっている。
【0033】23はケリーバ22(インナケリーバ22
A)の下端側に取付けられた掘削具としての掘削バケッ
トで、この掘削バケット23は、中空円筒状の土砂収容
筒部23Aと、この土砂収容筒部23Aの下側に位置す
るドリル部23Bとを備えている。そして、掘削バケッ
ト23は、ケリーバ22と一体に回転することにより、
ドリル部23Bによって地中を掘削し、掘削した土砂を
土砂収容筒部23A内に収容しつつ立坑24を掘り進む
ものである。
【0034】25はリーダ12の案内レール12Aに
上,下方向に移動可能に取付けられた可動ブラケット、
26は可動ブラケット25に取付けられたドライブ装置
で、ドライブ装置26は油圧モータ等により構成され、
ケリーバ22を構成するアウタケリーバ22Cの外周側
に上,下方向に移動可能に係合している。そして、ドラ
イブ装置26は、アウタケリーバ22Cに回転力を付与
することにより、ケリーバ22を介して掘削バケット2
3を回転駆動するものである。
【0035】27はリーダ12に沿って上,下方向に延
び、該リーダ12と可動ブラケット25との間に設けら
れたスラストシリンダで、このスラストシリンダ27
は、リーダ12に固定されたチューブ27Aと、このチ
ューブ27A内に摺動可能に設けられたピストン(図示
せず)と、基端側がピストンに固着され先端側がチュー
ブ27Aから突出したロッド27Bとにより構成され、
ロッド27Bの先端側は可動ブラケット25に取付けら
れている。
【0036】そして、ドライブ装置26によって掘削バ
ケット23を回転駆動しているときに、スラストシリン
ダ27のロッド27Bを伸長させることにより、可動ブ
ラケット25、ドライブ装置26を介してケリーバ22
に下向きの押圧力が作用し、この押圧力によって掘削バ
ケット23を地中に押込むことにより、掘削力を増大さ
せることができる構成となっている。
【0037】28はケリーバ側シーブ16の下側に位置
してシーブブラケット14の角隅部14Aに着脱可能に
取付けられたケリーバ側泥水受けで、このケリーバ側泥
水受け28は、掘削作業時に泥水が付着した主巻ロープ
18が、ケリーバ側シーブ16に巻込まれるときに、該
ケリーバ側シーブ16によって絞り出された多くの泥水
を受け入れることにより、この泥水が地面側に落下する
のを抑えるものである。
【0038】そして、ケリーバ側泥水受け28は、図4
及び図5に示すように、薄肉の鋼板等により平板状に形
成され左,右方向で互いに対向する左側板28A,右側
板28Bと、左,右の側板28A,28B間を連結し各
側板28A,28Bの上側から斜め下向きに延びる前板
28Cと、この前板28Cの下端側から水平方向に連続
して後側に延び後端側が斜め上向きに延びた底板28D
とにより、上側が泥水の流入開口となった有底の箱状に
形成されている。
【0039】ここで、図5に示すように、各側板28
A,28B間の間隔Aは、ケリーバ側シーブ16の外周
側に形成された主巻ロープ18用のロープ案内溝16A
の溝幅aよりも大きく設定されている。また、前板28
Cの幅方向の中央部には、主巻ロープ18が通過するた
めの切欠部28Eが形成されている。さらに、底板28
Dには、ケリーバ側泥水受け28内に落下した泥水を外
部に排出するための排水穴28Fが形成され、この排水
穴28Fには、後述の排水用ホース33を接続するため
の継手29が固着されている。
【0040】そして、ケリーバ側泥水受け28は、シー
ブブラケット14の角隅部14Aに左,右方向で互いに
対面するように固着されたステー30,30及びステー
31,31に、それぞれピン32を用いて着脱可能に取
付けられ、ケリーバ側シーブ16の真下に配置されてい
る。
【0041】33はケリーバ側泥水受け28の継手29
に接続された排水用ホースで、該排水用ホース33はゴ
ムホース等からなり、ケリーバ側泥水受け28からリー
ダ12に沿って地面側へと延びている。そして、排水用
ホース33は、ケリーバ側泥水受け28内に落下してき
た泥水を集めて地面側へと導くものである。
【0042】34はウインチ側シーブ17の下側に位置
してシーブブラケット14の角隅部14Bに着脱可能に
取付けられたウインチ側泥水受けで、このウインチ側泥
水受け34は、ケリーバ側シーブ16を通過した主巻ロ
ープ18に泥水が残留している場合に、主巻ロープ18
がウインチ側シーブ17に巻込まれるときに、該ウイン
チ側シーブ17によって絞り出された残りの泥水を受け
入れることにより、この泥水が地面側(特に、車体1の
キャブ5)に落下するのを抑えるものである。
【0043】そして、ウインチ側泥水受け34は、図6
及び図7に示すように、薄肉の鋼板等により平板状に形
成され左,右方向で互いに対向する左側板34A,右側
板34Bと、左,右の側板34A,34B間を連結し各
側板34A,34Bの上側から垂直下向きに延びる前板
34Cと、この前板34Cの下端側から水平方向に連続
して後側に延び後側が斜め上向きに延びた底板34Dと
により、上側が泥水の流入開口となった有底の箱状に形
成されている。
【0044】ここで、図7に示すように、各側板34
A,34B間の間隔Bは、ウインチ側シーブ17の外周
側に形成された主巻ロープ18用のロープ案内溝17A
の溝幅bよりも大きく設定されている。また、底板34
Dの幅方向の中央部には、主巻ロープ18が通過するた
めの切欠部34Eと、ウインチ側泥水受け34内に落下
した泥水を外部に排出するための排水穴34Fとが形成
され、この排水穴34Fには、後述の排水用ホース39
を接続するための継手35が固着されている。
【0045】そして、ウインチ側泥水受け34は、シー
ブブラケット14の角隅部14Bに左,右方向で互いに
対面するように固着されたステー36,36及びステー
37,37に、それぞれピン38を用いて着脱可能に取
付けられ、ウインチ側シーブ17の真下に配置されてい
る。
【0046】39はウインチ側泥水受け34の継手35
に接続された排水用ホースで、該排水用ホース39はゴ
ムホース等からなり、ウインチ側泥水受け34からリー
ダ12に沿って地面側へと延びている。そして、排水用
ホース39は、ウインチ側泥水受け34内に落下してき
た泥水を集めて地面側へと導くものである。
【0047】40は継手41を介して各排水用ホース3
3,39の下端側に接続された1本の集合用ホースで、
この集合用ホース40は、継手41からリーダ12に沿
って地面の近傍まで延びている。そして、集合用ホース
40は、各泥水受け28,34内に落下し、排水用ホー
ス33,39を流下してきた泥水を集合させ、この泥水
を地面側の所望の排水場所へと導くものである。
【0048】本実施の形態によるアースドリルは上述の
如き構成を有するもので、このアースドリルを用いて立
坑24を掘削するときには、まず、主巻ウインチ10か
ら主巻ロープ18を巻出し、この主巻ロープ18に吊下
げられたケリーバ22のインナケリーバ22Aを下降さ
せることにより、掘削バケット23を立坑24内に挿入
する。
【0049】次に、ドライブ装置26によって掘削バケ
ット23を回転駆動すると共に、スラストシリンダ27
のロッド27Bを伸長させ、掘削バケット23を回転さ
せつつ立坑24内に押込む。これにより、掘削バケット
23は、ドリル部23Bによって地中を掘削し、掘削し
た土砂を土砂収容筒部23A内に収容しつつ立坑24を
掘り進む。
【0050】そして、掘削バケット23の土砂収容筒部
23A内に掘削土砂が充満したときには、ドライブ装置
26を停止させた後、主巻ウインチ10によって主巻ロ
ープ18を巻取ることにより、図1に示すようにケリー
バ22と掘削バケット23とを立坑24から地面上に引
上げ、掘削バケット23の土砂収容筒部23A内に収容
された土砂を排出する排土作業を行う。
【0051】その後、再び主巻ウインチ10から主巻ロ
ープ18を巻出して掘削バケット23を立坑24内に挿
入し、ドライブ装置26によって掘削バケット23を回
転させ、該掘削バケット23によって立坑24を掘り進
む。
【0052】このように、掘削作業と排土作業とを繰返
すことにより、立坑24の掘削深度が大きくなると、図
3に示すように、ケリーバ22を構成するインナケリー
バ22Aが立坑24内に没し、このインナケリーバ22
Aの上端部に取付けられたスイベルジョイント21、主
巻ロープ18も立坑24内に入り込むようになる。
【0053】このとき、立坑24内には、該立坑24の
内壁が崩れ落ちるのを防止するための安定液、地下水等
が混じり合った泥水42が充満しているため、立坑24
内に入り込んだ主巻ロープ18は泥水42内に水没す
る。この場合、主巻ロープ18は編組線であるワイヤロ
ープからなるので、主巻ロープ18内には多量の泥水4
2が含まれるようになる。
【0054】この状態で、掘削バケット23を立坑24
から地上に引上げて土砂収容筒部23A内の土砂を排土
するため、図1に示すように、主巻ウインチ10によっ
て主巻ロープ18を巻取っていくと、主巻ロープ18の
うち立坑24内の泥水42に浸かっていた部位がケリー
バ側シーブ16、ウインチ側シーブ17に順次巻込ま
れ、主巻ロープ18内に含まれた多量の泥水42が、各
シーブ16,17によって主巻ロープ18から絞り出さ
れる。
【0055】このとき、主巻ロープ18に付着した泥水
42の多くは、ケリーバ側シーブ16に巻込まれること
により絞り出され、ケリーバ側シーブ16のロープ案内
溝16Aに沿って下方に落下するが、この泥水42はケ
リーバ側シーブ16の真下に配置されたケリーバ側泥水
受け28によって受けることができる。
【0056】また、ケリーバ側シーブ16を通過した主
巻ロープ18に残留した泥水42は、主巻ロープ18が
ウインチ側シーブ17に巻込まれるときに絞り出され、
ウインチ側シーブ17のロープ案内溝17Aに沿って下
方に落下するが、この泥水42はウインチ側シーブ17
の真下に配置されたウインチ側泥水受け34によって受
けることができる。
【0057】このように、立坑24の掘削作業時に主巻
ロープ18に泥水42が付着し、この主巻ロープ18が
各シーブ16,17に巻込まれるときに泥水42が絞り
出されたとしても、各シーブ16,17の下側には泥水
受け28,34が配設されているので、主巻ロープ18
から絞り出された泥水42が、地上の作業者、車体1の
キャブ5等に向けて飛散するのを確実に抑えることがで
き、掘削作業時における作業環境を大幅に向上すること
ができる。
【0058】しかも、ケリーバ側泥水受け28を構成す
る各側板28A,28B間の間隔Aを、ケリーバ側シー
ブ16のロープ案内溝16Aの溝幅aよりも大きく設定
したので、主巻ロープ18から絞り出され、ケリーバ側
シーブ16のロープ案内溝16Aに沿って落下してくる
泥水42を、ケリーバ側泥水受け28内に確実に受け入
れることができる。また、ウインチ側泥水受け34を構
成する各側板34A,34B間の間隔Bを、ウインチ側
シーブ17のロープ案内溝17Aの溝幅bよりも大きく
設定したので、主巻ロープ18から絞り出され、ウイン
チ側シーブ17のロープ案内溝17Aに沿って落下して
くる泥水42を、ウインチ側泥水受け34内に確実に受
け入れることができる。
【0059】そして、ケリーバ側泥水受け28内に落下
した泥水42は、ケリーバ側泥水受け28の継手29に
接続された排水用ホース33に集められた状態で該排水
用ホース33内を流下し、ウインチ側泥水受け34内に
落下した泥水42は、ウインチ側泥水受け34の継手3
5に接続された排水用ホース39に集められた状態で該
排水用ホース39内を流下し、集合用ホース40内で合
流した後、所望の排水場所へと導かれる。
【0060】これにより、各泥水受け28,34内に落
下した泥水42を、排水用ホース33,39及び集合用
ホース40によって集めて地面側へと導き、所望の排水
場所に効率良く排出することができ、主巻ロープ18か
ら多量の泥水42が絞り出されたとしても、この泥水4
2を迅速に処理することができる。
【0061】また、ケリーバ側泥水受け28をピン32
を用いてシーブブラケット14に着脱可能に取付け、ウ
インチ側泥水受け34をピン38を用いてシーブブラケ
ット14に着脱可能に取付ける構成としたので、例えば
アースドリルの輸送時等において、車体1に対するリー
ダ12の分解、組立作業を行う場合に、各泥水受け2
8,34をシーブブラケット14に対して着脱すること
により、リーダ12等の分解、組立作業時に誤って各泥
水受け28,34を破損してしまうのを抑えることがで
き、これら泥水受け28,34を保護することができ
る。
【0062】なお、上述した実施の形態では、上部旋回
体3に取付けられるフロントとして、地面に対してほぼ
垂直な姿勢となって上,下方向に延びるリーダ12を備
えたアースドリルを例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限るものではなく、例えば地面に対して斜め上,下
方向に延びるクレーンブームをフロントとして用いたア
ースドリルにも適用することができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、フロントの上端側に設けられたシーブの下側に泥
水受けを設ける構成としたので、掘削作業時にワイヤロ
ープに立坑内の泥水が付着し、ワイヤロープがシーブに
巻込まれるときに該ワイヤロープから泥水が絞り出され
たとしても、該泥水をシーブの下側に設けた泥水受けに
よって受けることができる。このため、ワイヤロープか
ら落下した泥水が、地上の作業者、アースドリルの車体
等に向けて飛散するのを抑えることができ、掘削作業時
における作業環境を大幅に向上することができる。
【0064】また、請求項2の発明によれば、泥水受け
に、該泥水受け内に落下した水分を集めて地面側へと導
く排水用ホースを設ける構成としたので、ワイヤロープ
から絞り出されて泥水受け内に落下した泥水を、排水用
ホースによって地面側へと導くことができる。このた
め、泥水を排水用ホースを用いて所望の排水場所に効率
良く排出することができる。
【0065】また、請求項3の発明によれば、フロント
の上端側に、ケリーバ側に位置するケリーバ側シーブと
ロープウインチ側に位置するウインチ側シーブとを回転
可能に支持するシーブブラケットを設け、泥水受けを、
各シーブの下側に位置してシーブブラケットにそれぞれ
設ける構成としたので、掘削作業時にワイヤロープに付
着し、ケリーバ側シーブに巻込まれるときにワイヤロー
プから絞り出された多くの泥水を、ケリーバ側シーブの
下側に設けた泥水受けによって受けることができる。ま
た、ケリーバ側シーブを通過してウインチ側シーブに巻
込まれるときに、このワイヤロープに残留した泥水が絞
り出されたとしても、この泥水をウインチ側シーブの下
側に設けた泥水受けによって受止めることができる。
【0066】さらに、請求項4の発明によれば、泥水受
けを、シーブの下側に着脱可能に取付ける構成としたの
で、アースドリルの輸送時等において、車体に対するフ
ロントの分解、組立を行う場合に、各泥水受けをフロン
トに対して着脱することができる。これにより、分解、
組立作業時に誤って泥水受けを破損してしまうのを抑え
ることができ、該泥水受けを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアースドリルの実施の形態を示す
正面図である。
【図2】図1中のシーブブラケット、シーブ、泥水受
け、排水用ホース等を拡大して示す拡大正面図である。
【図3】立坑の掘削時に主巻ロープが立坑内の泥水に浸
かる状態を示す作業状態図である。
【図4】図2中のケリーバ側シーブ、ケリーバ側泥水受
け等を一部破断にして示す要部拡大図である。
【図5】ケリーバ側シーブ、ケリーバ側泥水受け等を図
4中の矢示V−V方向からみた側面図である。
【図6】図2中のウインチ側シーブ、ウインチ側泥水受
け等を一部破断にして示す要部拡大図である。
【図7】ウインチ側シーブ、ウインチ側泥水受け等を図
6中の矢示VII−VII方向からみた側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 下部走行体 3 上部旋回体 10 主巻ウインチ(ロープウインチ) 12 リーダ(フロント) 14 シーブブラケット 16 ケリーバ側シーブ 16A,17A ロープ案内溝 17 ウインチ側シーブ 18 主巻ロープ(ワイヤロープ) 22 ケリーバ 23 掘削バケット(掘削具) 28 ケリーバ側泥水受け 33 排水用ホース 34 ウインチ側泥水受け 39 排水用ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 明一 東京都文京区後楽二丁目5番1号 日立建 機株式会社内 Fターム(参考) 2D029 PA01 PB04 PD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロープウインチを備えた自走可能な車体
    と、前記車体に取付けられ上,下方向に延びるフロント
    と、前記フロントの上端側に回転可能に設けられたシー
    ブと、基端側が前記ロープウインチに巻回され先端側が
    前記シーブから垂下したワイヤロープと、前記ワイヤロ
    ープの先端側に回転可能に吊下げられたケリーバと、前
    記ケリーバの下端側に取付けられ立坑を掘削する掘削具
    とを備えてなるアースドリルにおいて、 前記ワイヤロープが前記シーブに巻込まれるときに該ワ
    イヤロープに付着した泥水が地上に向けて落下するのを
    抑えるため、前記シーブの下側には、上側が泥水が流入
    する流入開口となった有底の泥水受けを設ける構成とし
    たことを特徴とするアースドリル。
  2. 【請求項2】 前記泥水受けには、この泥水受け内に落
    下した泥水を集めて地面側へと導く排水用ホースを設け
    る構成としてなる請求項1に記載のアースドリル。
  3. 【請求項3】 前記フロントの上端側には、該フロント
    を挟んで前記ケリーバ側に位置するケリーバ側シーブと
    前記ロープウインチ側に位置するウインチ側シーブとを
    回転可能に支持するシーブブラケットを設け、前記泥水
    受けは、前記各シーブの下側に位置して前記シーブブラ
    ケットにそれぞれ設ける構成としてなる請求項1または
    2に記載のアースドリル。
  4. 【請求項4】 前記泥水受けは、前記シーブの下側に着
    脱可能に取付ける構成としてなる請求項1,2または3
    に記載のアースドリル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020165302A (ja) * 2016-07-27 2020-10-08 住友重機械建機クレーン株式会社 アースドリル

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