JP2002349084A - パレット落下防止装置 - Google Patents

パレット落下防止装置

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JP2002349084A
JP2002349084A JP2001160167A JP2001160167A JP2002349084A JP 2002349084 A JP2002349084 A JP 2002349084A JP 2001160167 A JP2001160167 A JP 2001160167A JP 2001160167 A JP2001160167 A JP 2001160167A JP 2002349084 A JP2002349084 A JP 2002349084A
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prevention device
pallet fall
pallet
mounting
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Takeshi Idota
健 井戸田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パレット落下防止装置を昇降式立体駐車装置
の桁へ取り付ける作業の容易化を図り、作業者の労力を
低減する。 【解決手段】 パレット落下防止装置の取付部11に、
ボルトを貫通させることが可能な大径の取付孔15を3
カ所設け、さらにその中央の取付孔15に仮止め用ボル
ト14を取付部11の下側から上側へ貫通させ、その仮
止め用ボルト14を溶接により一体構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式立体駐車装
置に関し、更に詳細には自動車を載置するパレットの落
下防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、限られた場所に多数の自動車
を駐車するための立体駐車装置として、自動車を載置す
る適数段数のパレットを四隅に設置した固定柱に沿って
昇降させるものが実施されている。このような昇降式立
体駐車装置にあっては、上昇させたパレットが昇降用チ
ェーンの切断等の事故により落下すると、パレットに載
置した自動車や下段の自動車、更には昇降式立体駐車装
置自体に多大な損害が発生する危険性がある。この危険
を回避するため、昇降式立体駐車装置には、パレット落
下防止装置が備えられている。
【0003】従来のパレット落下防止装置として、例え
ば特開2000−328805号公報に開示されている
ものが挙げられる。このようなパレット落下防止装置
は、図7に示すような構造をしている。パレット落下防
止装置50は、昇降式立体駐車装置の構造体に当接させ
固定するための取付部51と箱体52から構成されてお
り、取付部51は箱体52の上部に溶接等で一体に固定
されている。取付部51には、パレット落下防止装置5
0を昇降式立体駐車装置の桁に仮止めするための仮止め
孔53と固定するための取付孔54が形成されている。
仮止め孔53には雌ネジが形成されている。取付孔54
はボルトが貫通可能な孔である。
【0004】パレット落下防止装置50が既存の昇降式
立体駐車装置の桁に取り付けられたものを図8に示す。
(a)は昇降式立体駐車装置の桁61にパレット落下防
止装置50を組み付けた側面図、(b)はそのA−A断
面図である。62は自動車を載置するパレットである。
【0005】次に、パレット落下防止装置50の昇降式
立体駐車装置の桁61への取付方法について説明する。
ここで、昇降式立体駐車装置の桁61には、パレット落
下防止装置50に設けられている仮止め孔53と取付孔
54に対応する位置に、ボルトを貫通させることが可能
な孔が4カ所設けられており、パレット落下防止装置5
0の仮止め孔53に対応する孔を仮止め孔、取付孔54
に対応する孔を取付孔と定める。また、通常パレット落
下防止装置の取付は、昇降式立体駐車装置を建設する
時、及び故障等による交換の時に行われる。作業者がパ
レット落下防止装置50を、図8に示した状態になるよ
う既存の昇降式立体駐車装置の桁61に取付ける際、ま
ず、パレット落下防止装置50を両手で保持したまま、
目視にて2カ所の仮止め孔53と桁61側の仮止め孔と
が重なるようにパレット落下防止装置50の位置を決
め、そして、その状態を片手で保持したまま、他方の手
で、2カ所の仮止め孔53と桁61側の仮止め孔を利用
し、ボルトにより仮止めを行う。仮止め終了後、取付孔
54と昇降式立体駐車装置の桁61側の取付孔を利用し
て、ボルトとナットで、所定のトルクで締結する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、昇降式立体駐
車装置を建設する作業現場は暗く、且つ狭い空間である
ため、作業者が前記のように、目視で仮止め孔53と昇
降式立体駐車装置の桁61側の仮止め孔が重なるように
パレット落下防止装置50の位置を決めることが、非常
に困難であり、作業効率を悪くしている。
【0007】また、パレット落下防止装置は、自動車を
載置したパレット落下時の衝撃荷重に耐えうるものでな
ければならず、強度確保のために厚めの鋼板を用いてい
る。従って、2〜5kgもの重量になる。また、作業者
は現場での組付け作業を一人で行い、高所で作業をする
場合がある。前記のようにパレット落下防止装置50
が、作業者一人で保持するにはかなりの重量物であるた
め、作業者がパレット落下防止装置50を保持しながら
仮止め孔53と昇降式立体駐車装置の桁61側の仮止め
孔が重なるようにパレット落下防止装置50の位置を微
調整することが労力の負担になっている。更に、パレッ
ト落下防止装置50の仮止め孔53と昇降式立体駐車装
置の桁61側の仮止め孔を重ね合わせた状態を、孔位置
がずれないように片手で保持したまま、他方の手で、2
カ所の仮止め孔53と昇降式立体駐車装置の桁61側の
仮止め孔を利用し、ボルトにより仮止めを行うことも作
業者の労力の負担になっている。以上のように、パレッ
ト落下防止装置の取付の際の作業効率の悪さと、作業者
の労力の負担が問題になっている。
【0008】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、パレット落下防止装置を既存の昇降
式立体駐車装置に組み付ける作業の容易化を図ることを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1に係るパレット落下防止装置は、当該装置の
箱体と、昇降式立体駐車装置を構成する支柱間に配置さ
れた桁に取付けるための取付部から構成されている。取
付部は箱体の上部に溶接等で一体に固定されている。取
付部には、昇降式立体駐車装置を構成する支柱間に配置
された桁に取付けるための取付孔が形成され、さらにそ
の取付孔の一部に仮止め用のボルトを取付部の下側から
上側へ貫通させ、溶接等により一体となって構成されて
いることを特徴とする。
【0010】次に、請求項1に係るパレット落下防止装
置の取付方法について説明する。当該装置を既存の昇降
式立体駐車装置の桁に取付ける際、暗く且つ狭い作業現
場で、作業者が目視で昇降式立体駐車装置の桁側の仮止
め孔を確認しづらい場合でも、昇降式立体駐車装置の桁
側の取付面直下で当該装置を両手で保持しながら微動さ
せ、前記仮止め用ボルトが昇降式立体駐車装置の桁側の
仮止め孔に引っかかる感覚を頼りに位置あわせが可能に
なる。位置合わせ後、当該装置を上へ押し上げて、前記
仮止め用ボルトを昇降式立体駐車装置の桁側の仮止め孔
に完全に挿入してしまえば、ナットにて仮止めするため
に片手で当該装置を保持している間に、仮止め孔位置が
ずれることがなくなる。その後、片手で当該装置を保持
したまま、他方の手でナットにて仮止めを行う。仮止め
終了後、当該装置を落下しないように保持する必要がな
くなり、当該装置の取付孔と前記昇降式立体駐車装置の
桁の取付孔の位置を合わせ、ボルトとナットで、所定の
トルクで締結し、取付完了となる。この時の当該装置の
取付孔と前記昇降式立体駐車装置の桁の取付孔の位置合
わせは、前記仮止め用ボルトを回転軸として当該装置を
微動させることによって、各2カ所の取付孔位置が同時
に決定される。以上のように、請求項1に係るパレット
落下防止装置は、仮止め作業が容易になり、取付の作業
効率が上がる。
【0011】また、請求項2に係るパレット落下防止装
置は、請求項1に係るパレット落下防止装置の取付部の
取付孔上面外周に凸部を形成したことを特徴としてい
る。前記凸部は昇降式立体駐車装置の桁側の取付孔には
め込むことが可能な形状になっている。
【0012】次に、請求項2に係るパレット落下防止装
置の取付方法について説明する。当該装置を既存の昇降
式立体駐車装置の桁に取付ける際、まず、請求項1に係
るパレット落下防止装置と同様にして、前記仮止め用ボ
ルトを昇降式立体駐車装置の桁側の仮止め孔に挿入す
る。その後、両手で当該装置を保持しながら、前記仮止
め用ボルトを回転軸として微動させ、前記凸部を昇降式
立体駐車装置の桁側の取付孔にはめ込むことで、当該装
置の取付孔と前記昇降式立体駐車装置の桁の取付孔の位
置合わせが完了する。その後、前記仮止め用ボルトをナ
ットにて締付ける。この時、当該装置の取付孔と前記昇
降式立体駐車装置の桁の取付孔の位置合わせが完了して
おり、前記凸部によって孔位置がずれることがないの
で、仮止めの必要はなく、そのまま本締めが可能にな
る。そして、残りの取付孔をボルトとナットで、所定の
トルクで締結し、取付完了となる。以上のように、請求
項2に係るパレット落下防止装置は、全てのパレット落
下防止装置側の取付孔と昇降式立体駐車装置の桁側の取
付孔を重ね合わせた後、前記凸部によって孔位置がずれ
ることを防ぐことが可能になり、仮止めが不要になる。
従って、請求項1に係るパレット落下防止装置より更に
効率的に取付作業を行うことができる。
【0013】また、請求項3に係るパレット落下防止装
置は、請求項1に係るパレット落下防止装置であって、
請求項1に係るパレット落下防止装置の取付部に、既存
の昇降式立体駐車装置の桁に引っかけることができる金
具を、溶接等で取り付けたことを特徴としている。この
場合、予め、既存の昇降式立体駐車装置の桁に、前記仮
止め用ボルトがスライドして通るような切り欠きが必要
となる。
【0014】次に、請求項3に係るパレット落下防止装
置の取付方法について説明する。当該装置を既存の昇降
式立体駐車装置の桁に取付ける際、両手で当該装置を保
持しながら、前記仮止め用ボルトを前記切り欠きにスラ
イドさせ、前記金具を昇降式立体駐車装置の桁に引っか
けてしまえば、仮止めが完了し、作業者が当該装置を保
持する必要がなくなる。従って、かなりの重量物である
パレット落下防止装置を片手で保持したまま、他方の手
でナットにて仮止めを行う作業がなくなり、作業者の労
力の低減につながる。さらに、目視で全てのパレット落
下防止装置側の取付孔と昇降式立体駐車装置の桁側の取
付孔を重ね合わせる作業が不必要になるので、取付の作
業効率が、かなり上昇する。
【0015】また、請求項1に係るパレット落下防止装
置の取付部を既存の昇降式立体駐車装置の桁に引っかけ
ることができる形状にすることによっても、同様の効果
を期待することができる。この場合も、予め、既存の昇
降式立体駐車装置の桁に、前記仮止め用ボルトがスライ
ドして通るような切り欠きが必要となる。
【0016】また、請求項1に係るパレット落下防止装
置の仮止め用ボルトに、予めナットを既存の昇降式立体
駐車装置の桁の板厚のところまでねじ込んだものを考え
る。この場合も、予め、既存の昇降式立体駐車装置の桁
に、前記仮止め用ボルトがスライドして通るような切り
欠きが必要となる。当該装置を既存の昇降式立体駐車装
置の桁に取付ける際、当該装置の取付部と前記ナットで
昇降式立体駐車装置の桁の鋼板を挟み込むようにして、
昇降式立体駐車装置の桁の切り欠きに前記仮止め用ボル
トをスライドするだけで仮止めが完了し、作業者が当該
装置を保持する必要がなくなる。従って、かなりの重量
物であるパレット落下防止装置を片手で保持したまま、
他方の手でナットにて仮止めを行う作業がなくなり、作
業者の労力の低減につながり、作業効率が上昇する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面と
共に説明する。本発明のパレット落下防止装置について
は後で説明することにし、先に、パレット落下防止装置
を取り付けた昇降式立体駐車装置について説明する。図
6に、昇降式立体駐車装置の概略構成を示す。(a)は
側面図、(b)はそのA−A断面図である。昇降式立体
駐車装置は、敷地の四隅に支柱41を立設し、支柱41
と、支柱41間に固定された桁42によって自動車4
3,44等の収納空間を区画すると共に、自動車43,
44等を載置するパレット45を上下に移動可能に設け
たものである。パレット45は図示しないモータや圧縮
空気等の駆動機器とチェーン等の動力伝達手段とからな
る昇降駆動装置により、自動車43,44等を載置した
まま支持柱41に沿って昇降移動される。
【0018】各桁42には、昇降駆動装置に故障等が起
こっても、パレット45が落下するのを防止するパレッ
ト落下防止装置1が設置されている。図6は、パレット
45に自動車43,44をそれぞれ載置させた状態を示
している。この状態で、昇降駆動装置が故障し、パレッ
ト45が落下し始めたとしても、パレット落下防止装置
1によってパレット45が落下するのを防止するので、
自動車43,44等の損傷、及びその他の事故を引き起
こすことがなくなる。
【0019】次に、本発明の第1の実施の形態であるパ
レット落下防止装置1の構成について説明する。図5
に、パレット落下防止装置1の概略構造を示す。(a)
が正面図 、(b)がそのA−A断面図である。まず、
パレット落下防止装置1の外観について説明する。パレ
ット落下防止装置1は、昇降式立体駐車装置を構成する
支柱間に配置された桁42に取付けるための取付部11
と、取付部11から垂設された箱体12から構成されて
いる。取付部11は箱体12の上部に溶接で一体に固定
されている。取付部11には、昇降式立体駐車装置を構
成する支柱間に配置された桁42に取付けるためのボル
トを貫通させることが可能な取付孔15が、3カ所に形
成されている。さらにその中央の取付孔15に、仮止め
用ボルト14が取付部11の下側から上側へ貫通してお
り、溶接により一体となって構成されている。また、箱
体12の前面には、開口部13が形成されていて、ロッ
クレバ31が出し入れ可能になっている。
【0020】次に、箱体12の内部構成について説明す
る。図5に示すように、箱体12の上部に、直流ソレノ
イド32が固設されている。直流ソレノイド32は、中
空状のコイル36と、コイル36の中空部に摺動可能に
保持されたプランジャ33を備える。また、箱体12の
下部に、箱体12の両側面によって支持軸34が固設さ
れている。支持軸34には、断面がコの字形のロックレ
バ31が取り付けられており、支持軸34を中心に回転
可能になっている。ロックレバ31の上面には、コの字
形のパレット載置面35が形成されている。ロックレバ
31の両側面には、カム作用を有するカム溝37が貫通
して形成されている。カム溝37には、プランジャ33
の先端部の孔に取り付けられたピン38が係合してい
る。ロックレバ31はコの字形のため、その全体が箱体
12内部に収納された時、直流ソレノイド32とプラン
ジャ33を包み込むように配置されている。
【0021】次に、本実施例のパレット落下防止装置1
の動作を説明する。まず、ロックレバ31の突出状態を
説明する。この状態では、直流ソレノイド32のコイル
36に電流は通じていない。従って、プランジャ33
は、磁気吸引されていない。このため、ロックレバ31
は、その自重により支持軸34を回転軸として図中反時
計方向に回転し、図5の実線で示すように箱体12の開
口部13から外部に突出させた位置に保持される。この
時、ロックレバ31は、昇降式立体駐車装置のパレット
45が落下したときにパレット載置面35にパレット4
5を載置しうる状態になっている。
【0022】次に、ロックレバ31の突出状態で、直流
ソレノイド32のコイル36に電流を通じると、プラン
ジャ33は、磁気吸引され、上方へ引き上げられる。こ
の動きに伴い、ピン38がカム溝37の上面に沿って上
昇する。そして、ロックレバ31は、カム溝37を介し
てプランジャ33のピン36の力を受けて、支持軸34
を回転軸として図中時計方向に回転し、図5の二点鎖線
で示すように、その全体が箱体12内部に収納される位
置まで回動する。通電中の間、ロックレバ31はこの退
避状態に保持される。この時、昇降式立体駐車装置のパ
レット45は、昇降可能な状態となっている。
【0023】また、ロックレバ31が退避状態にある時
に、直流ソレノイド32のコイル36への通電を停止す
ると、磁気吸引力が消滅する。すると、ロックレバ31
の重心が支持軸34の直上よりも開口部13側にあるた
め、ロックレバ31はその自重により、支持軸34を回
転軸として図中反時計方向に回転し、再び図5の実線で
示すように箱体12の開口部13から外部に突出させた
位置に保持される。以上のような動きが、本実施例のパ
レット落下防止装置1の動作である。
【0024】次に、パレット落下防止装置1を昇降式立
体駐車装置の桁42へ取り付ける方法を説明する。図1
に、パレット落下防止装置1の斜視図を示す。また、昇
降式立体駐車装置の桁42には、パレット落下防止装置
1の取付部11に設けられている取付孔15と対応する
位置にボルトを貫通させることが可能な大径の孔が3カ
所設けられており、パレット落下防止装置1の仮止め用
ボルト14に対応する孔を仮止め孔、パレット落下防止
装置1の2カ所の取付孔15に対応する孔を取付孔と定
める。
【0025】まず、昇降式立体駐車装置の桁42側の取
付面直下で、パレット落下防止装置1を両手で保持しな
がら、仮止め用ボルト14が昇降式立体駐車装置の桁4
2の仮止め孔に入るように微動させ、仮止め用ボルト1
4が昇降式立体駐車装置の桁42側の仮止め孔に引っか
かる感覚を頼りに位置あわせを行う。位置合わせ後、パ
レット落下防止装置1を上へ押し上げて、仮止め用ボル
ト14を昇降式立体駐車装置の桁42側の仮止め孔に完
全に挿入してしまえば、ナットにて仮止めするために片
手でパレット落下防止装置1を保持している間に、仮止
め孔位置がずれることがなくなる。その後、片手でパレ
ット落下防止装置1を保持したまま、他方の手でナット
にて仮止めを行う。仮止め終了後、パレット落下防止装
置1を落下しないように保持する必要がなくなり、パレ
ット落下防止装置1の取付孔15と昇降式立体駐車装置
の桁42の取付孔の位置を合わせ、ボルトとナットで、
所定のトルクで締結し、取付完了となる。この時のパレ
ット落下防止装置1の取付孔15と昇降式立体駐車装置
の桁42の取付孔の位置合わせは、仮止め用ボルト14
を回転軸としてパレット落下防止装置1を微動させるこ
とによって、各2カ所の取付孔位置が同時に重ね合わさ
れる。
【0026】以上詳細に説明した、第1の実施の形態の
パレット落下防止装置1によれば、取付部を昇降式立体
駐車装置の構造体に当接させ固定するパレット落下防止
装置において、前記取付部に、昇降式立体駐車装置の構
造体に当接させ固定するための取付孔が形成され、さら
にその取付孔の一部にネジ部が突出する状態でボルトが
溶接により固設されているので、暗く且つ狭い昇降式立
体駐車装置の作業現場で、作業者が目視で昇降式立体駐
車装置の桁側の仮止め孔を確認しづらい場合でも、前述
のように仮止め作業が容易になり、取付の作業効率が上
がり、作業者の労力の低減につながる。
【0027】図2は、本発明の第2の実施の形態である
パレット落下防止装置2を示し、パレット落下防止装置
1との変更点を示す図である。図2に示すように、パレ
ット落下防止装置2は、パレット落下防止装置1に対し
て、パレット落下防止装置1の取付部11に設けられた
取付孔15の上面外周に位置決め凸部16を形成したも
のである。位置決め凸部16は昇降式立体駐車装置の桁
42側の取付孔にはめ込むことが可能な形状になってい
る。また、パレット落下防止装置2の箱体の内部構成、
及び動作はパレット落下防止装置1と同じである。
【0028】次に、パレット落下防止装置2を昇降式立
体駐車装置の桁42へ取り付ける方法を説明する。パレ
ット落下防止装置2を昇降式立体駐車装置の桁42に取
付ける際、まず、パレット落下防止装置1と同様にし
て、仮止め用ボルト14を昇降式立体駐車装置の桁42
の仮止め孔に挿入する。その後、両手でパレット落下防
止装置2を保持しながら、仮止め用ボルト14を回転軸
として微動させ、位置決め凸部16を昇降式立体駐車装
置の桁42側の取付孔にはめ込むことで、パレット落下
防止装置2の取付孔15と昇降式立体駐車装置の桁42
の取付孔の位置合わせが完了する。その後、仮止め用ボ
ルト14をナットにて締付ける。この時、パレット落下
防止装置2の取付孔15と昇降式立体駐車装置の桁42
の取付孔の位置合わせが完了し、位置決め凸部16によ
って孔位置がずれることがないので、仮止めの必要はな
く、そのまま本締めが可能になる。そして、残りの取付
孔15をボルトとナットで、所定のトルクで締結し、取
付完了となる。
【0029】以上詳細に説明した、第2の実施の形態の
パレット落下防止装置2によれば、パレット落下防止装
置1において、取付部の取付孔上面外周に凸部を形成し
たことにより、全てのパレット落下防止装置側の取付孔
15と昇降式立体駐車装置の桁42側の取付孔を重ね合
わせた後、位置決め凸部16によって孔位置がずれるこ
とを防ぐことが可能になり、仮止めが不要になる。従っ
て、パレット落下防止装置2は、パレット落下防止装置
1より更に効率的に取付作業を行うことができ、作業者
の労力の低減になる。
【0030】図3は、本発明の第3の実施の形態である
パレット落下防止装置3を示し、(a)はパレット落下
防止装置3の正面図、(b)はその側面図であり、パレ
ット落下防止装置1との変更点を示す。図3に示すよう
に、パレット落下防止装置3は、パレット落下防止装置
1に対して、パレット落下防止装置1の取付部11に昇
降式立体駐車装置の桁42に引っかけることができる仮
止め金具18を、2カ所に溶接にて取り付けたものであ
る。また、パレット落下防止装置3の箱体の内部構成、
及び動作はパレット落下防止装置1と同じである。この
場合、予め、図4に示すように、昇降式立体駐車装置の
桁42に、仮止め用ボルト14がスライドして通るよう
な切り欠き31が必要となる。図4(a)は昇降式立体
駐車装置の桁42の断面図、(b)はその上面図でパレ
ット落下防止装置3の取付面を示す。
【0031】次に、パレット落下防止装置3を昇降式立
体駐車装置の桁42へ取り付ける方法を説明する。ま
ず、パレット落下防止装置3を両手で保持し、前記金具
18が昇降式立体駐車装置の桁42に引っかかるよう
に、仮止め用ボルト14を昇降式立体駐車装置の桁42
に設けた切り欠き31にスライドさせる。パレット落下
防止装置3の前記金具18と昇降式立体駐車装置の桁4
2がぶつかってスライド不可になった状態で、仮止め完
了となる。仮止め終了後、仮止め用ボルト14をナット
で、及びパレット落下防止装置3の取付孔15と昇降式
立体駐車装置の桁42の取付孔を、ボルトとナットを利
用し、所定のトルクで締結し、取付完了となる。
【0032】以上詳細に説明した、第3の実施の形態の
パレット落下防止装置3によれば、パレット落下防止装
置1において、取付部に、既存の昇降式立体駐車装置の
桁に引っかけることができる金具を、溶接で固設したこ
とにより、前記金具18を昇降式立体駐車装置の桁42
に引っかけてしまえば、仮止めが完了し、作業者がパレ
ット落下防止装置3を保持する必要がなくなる。従っ
て、かなりの重量物であるパレット落下防止装置を片手
で保持したまま、他方の手でナットにて仮止めを行う作
業がなくなり、作業者の労力の低減につながる。さら
に、目視で全てのパレット落下防止装置側の取付孔と昇
降式立体駐車装置の桁側の取付孔を重ね合わせる作業が
不必要になるので、取付の作業効率が、かなり上昇す
る。上記より、パレット落下防止装置3は、パレット落
下防止装置2より更に効率的に取付作業を行うことがで
き、作業者の労力の低減につながる。
【0033】
【発明の効果】本発明のパレット落下防止装置によれ
ば、当該装置の取付部に仮止め用ボルトを設置すること
により、当該装置の仮止め作業が容易になり、作業者の
労力の低減につながる。更に、前記取付部に設けられた
取付孔上面外周に位置決め凸部を形成したり、また、前
記取付部に仮止め金具を設置することにより、更に効率
的に作業を行うことができ、作業者の労力の低減につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパレット落下防止装置1の全体構成
を表す斜視図である。
【図2】本実施例のパレット落下防止装置2の取付を説
明する図である。
【図3】本実施例のパレット落下防止装置3の取付を説
明する図である。
【図4】本実施例のパレット落下防止装置2及び3を取
り付ける昇降式立体駐車装置の桁を表す図である。
【図5】本実施例のパレット落下防止装置1の構造を示
す正面図(a)とそのA−A断面図(b)である。
【図6】昇降式立体駐車装置の概略構成を示す側面図
(a)とそのA−A断面図(b)である。
【図7】従来のパレット落下防止装置の全体構成を表す
斜視図である。
【図8】従来のパレット落下防止装置の取付を説明する
図である。
【符号の説明】
1 パレット落下防止装置1 2 パレット落下防止装置2 3 パレット落下防止装置3 11 取付部 12 箱体 13 開口部 14 仮止め用ボルト 15 取付孔 16 位置決め凸部 18 仮止め金具 31 ロックレバ 32 直流ソレノイド 33 プランジャ 34 支持軸 35 パレット載置面 36 コイル 37 カム溝 38 ピン 41 支柱 42 桁 43 自動車 44 自動車 45 パレット 50 パレット落下防止装置 51 取付部 52 箱体 53 仮止め孔 54 取付孔 61 桁 62 パレット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部を昇降式立体駐車装置の構造体に
    当接させ固定するパレット落下防止装置において、 前記取付部には、昇降式立体駐車装置の構造体に当接さ
    せ固定するための取付孔が形成され、さらにその取付孔
    の一部にネジ部が突出する状態でボルトが溶接等により
    固設されていることを特徴とするパレット落下防止装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置において、 前記取付部の取付孔上面外周に凸部を形成したことを特
    徴とするパレット落下防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置において、 前記取付部に、既存の昇降式立体駐車装置の桁に引っか
    けることができる金具を、溶接等で固設したことを特徴
    とするパレット落下防止装置。
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