JP2516293B2 - エレベ―タ乗場の敷居装置 - Google Patents

エレベ―タ乗場の敷居装置

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JP2516293B2 JP3243343A JP24334391A JP2516293B2 JP 2516293 B2 JP2516293 B2 JP 2516293B2 JP 3243343 A JP3243343 A JP 3243343A JP 24334391 A JP24334391 A JP 24334391A JP 2516293 B2 JP2516293 B2 JP 2516293B2
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昭雄 井上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ乗場の敷居
装置に関するものであり、特に、エレベータ乗場の開閉
扉の敷居を確実に固定できるエレベータ乗場の敷居装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のエレベータ乗場の敷居装
置として、実開昭51−124752号公報に掲載の技
術を挙げることができる。
【0003】図3及び図4は上記公報に掲載された従来
のエレベータ乗場の敷居装置を示し、図3は従来のエレ
ベータ乗場の敷居装置を示す正面図、図4は図3のエレ
ベータ乗場の敷居装置を示す側断面図である。
【0004】図において、1はエレベータ乗場の開閉扉
用の敷居部材、2は敷居板、3は水平面3aと鉛直面3
cとで略L字形状をなすアングル材からなる取付部材で
あり、この水平面3aに敷居板2を介して敷居部材1が
載置される。4は敷居部材1を取付部材3に敷居板2を
介在させて固定するボルトであり、このボルト4は敷居
部材1の下端面の長手方向に設けられた貫通溝1a、敷
居板2に穿設された複数個の長孔2a、及び取付部材3
の水平面3aに穿設された長孔3bに挿通される。5は
ボルト4に螺着されるナット、6は取付部材3をエレベ
ータ乗場に固定するためのアンカーボルトであり、この
アンカーボルト6は取付部材3の鉛直面3cの鉛直方向
に穿設された長孔3dに挿通される。7はアンカーボル
ト6に螺着され取付部材3を固定するナット、10はエ
レベータ乗場のコンクリート床であり、このコンクリー
ト床10にアンカーボルト6の根元部が埋設されてい
る。11はコンクリート床10の上面に塗設されたモル
タル、12は更にモルタル11の上面に貼設された床仕
上材である。
【0005】従来のエレベータ乗場の敷居装置は上記の
ように構成されており、敷居部材1は取付部材3によっ
てエレベータ乗場に据付けられている。そして、乗客ま
たは荷物による荷重が繰返しエレベータ乗場の敷居部材
1に作用しても、これらの荷重はコンクリート床10に
埋込まれたアンカーボルト6及びナット7によって取付
部材3を介して強固に支えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータ乗場の敷居装置では、据付誤差を吸収するため
に、取付部材3の鉛直面3cには鉛直方向に長孔3dが
穿設されていた。そして、この長孔3dを利用してアン
カーボルト6及びナット7で取付部材3をエレベータ乗
場に固定していた。
【0007】しかし、この長孔3dに挿通されているア
ンカーボルト6に螺着されているナット7に緩みが生じ
締付力が低下すると、乗客または荷物の荷重が敷居部材
1に作用したときに、これらの荷重を支えることができ
ず、敷居部材1及び取付部材3が降下する虞れがあっ
た。このため、通常、ナット7が緩まないように取付部
材3に溶接していたが、最近実施され始めた無溶接工法
では、この溶接が施工できないという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、溶接を施工すること
なく、アンカーボルト6のナット7の締付力が低下して
も取付部材3をコンクリート床10に確実に固定でき、
敷居部材1及び取付部材3が降下しないエレベータ乗場
の敷居装置の提供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるエレベー
タ乗場の敷居装置は、敷居部材と、前記敷居部材を載置
する水平面とエレベータ乗場のコンクリート床の鉛直面
に当接される鉛直面とで略L字形状をなし、前記水平面
に穿設された敷居部材固定用の長孔及び前記鉛直面に穿
設されたアンカーボルト挿通用の鉛直方向の長孔を有す
る取付部材と、前記取付部材の鉛直面に穿設された長孔
を被覆可能な略長方形状をなし、前記アンカーボルトの
径に対応するリーマ孔及びスプリングピンの挿通が可能
な小孔を有する座金と、前記座金が取付部材上を移動し
ないように固定するアンカーボルト、ナット及びスプリ
ングピンとを具備するものである。
【0010】
【作用】本発明のエレベータ乗場の敷居装置において
は、敷居部材を取付部材の水平面に載置し、この水平面
に穿設された長孔を利用して敷居部材を固定するととも
に、エレベータ乗場のコンクリート床の取付面に取付部
材の鉛直面を当接し、この鉛直面に穿設された鉛直方向
の長孔及びこの長孔を被覆可能な略長方形状の座金に穿
設されたリーマ孔にアンカーボルトを挿通してナットで
締付け、更に、座金の小孔を通してスプリングピンを打
込み、座金が取付部材上を移動しないように固定するも
のであるから、アンカーボルトのナットが緩んでもスプ
リングピンが取付部材に作用する荷重を支え、アンカー
ボルトと取付部材との位置関係が変化せず、敷居部材及
び取付部材が降下しない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
【0012】図1は本発明の一実施例であるエレベータ
乗場の敷居装置を示す正面図、図2は図1のエレベータ
乗場の敷居装置を示す側断面図である。図中、上記従来
例と同一符号及び記号は上記従来例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。
【0013】図において、8は取付部材3の鉛直面3c
に穿設された長孔3dを被覆可能な大きさの略長方形状
の座金であり、この座金8の一端にはアンカーボルト6
が挿通可能なリーマ孔8aが、そして、他端には所定の
小孔8bが穿設されている。9は所定の剪断強さを有す
スプリングピンであり、このスプリングピン9は前記
座金8の小孔8bを通して取付部材3に打込まれる。こ
の座金8及びスプリングピン9を除けば、他は上記従来
例と同一の構成である。
【0014】この構成のエレベータ乗場の敷居装置も、
上記従来例と略同一の手順で敷居部材1が取付部材3を
介してエレベータ乗場に据付けられる。即ち、敷居部材
1を取付部材3の水平面3aに敷居板2を介在させて載
置し、この水平面3aに穿設された長孔3bを利用して
ボルト4及びナット5によって敷居部材1が固定され
る。しかし、本実施例では、取付部材3をエレベータ乗
場のコンクリート床10に固定する作業が相違する。即
ち、エレベータ乗場のコンクリート床10の取付面に取
付部材3の鉛直面3cを当接し、更に、この鉛直面3c
の反コンクリート床10側に座金8を重ね、鉛直面3c
に穿設された長孔3d及び座金8に穿設されたリーマ孔
8aにアンカーボルト6を挿通し、ナット7を締付けて
取付部材3をコンクリート床10に固定する。この後、
座金8の小孔8bにスプリングピン9を挿通し、スプリ
ングピン9を取付部材3に打込む。
【0015】こうして、取付部材3はコンクリート床1
0に埋込まれたアンカーボルト6及びナット7によって
強固に支持されるとともに、座金8を介してスプリング
ピン9によっても支えられる。即ち、取付部材3に作用
する荷重はアンカーボルト6とナット7の締付力による
摩擦力とスプリングピン9の剪断力とに各々分担され
る。このため、アンカーボルト6に螺着されているナッ
ト7に緩みが生じても、アンカーボルト6は座金8及び
スプリングピン9を介して取付部材3に固定され、座金
8は取付部材3上を移動しないので、アンカーボルト6
と取付部材3との位置関係は変化しない。したがって、
敷居部材1に作用する乗客または荷物等の荷重を支える
ことができ、敷居部材1及び取付部材3は降下しない。
【0016】このように、本実施例のエレベータ乗場の
敷居装置は、エレベータ乗場の開閉扉用の敷居部材1
と、この敷居部材1を載置する水平面3aとエレベータ
乗場のコンクリート床10の取付面に当接される鉛直面
3cとで略L字形状をなし、前記水平面3aに穿設され
た敷居部材1固定用の長孔3b及び前記鉛直面3cに穿
設されたアンカーボルト6挿通用の鉛直方向の長孔3d
を有する取付部材3と、この取付部材3の鉛直面3cに
穿設された長孔3dを被覆可能な略長方形状をなし、前
記アンカーボルト6の径に対応するリーマ孔8a及びス
プリングピン9の挿通が可能な小孔8bを有する座金8
と、この座金8が取付部材3上を移動しないように固定
するアンカーボルト6、ナット7、及びスプリングピン
9とを備えている。
【0017】即ち、本実施例のエレベータ乗場の敷居装
置は、敷居部材1を取付部材3の水平面3aに載置し、
この水平面3aに穿設された長孔3bを利用して敷居部
材1を固定するとともに、エレベータ乗場のコンクリー
ト床10の鉛直面に取付部材3の鉛直面3cを当接し、
この鉛直面3cに穿設された鉛直方向の長孔3d及びこ
の長孔3dを被覆可能な略長方形状の座金8に穿設され
たリーマ孔8aにアンカーボルト6を挿通してナット7
で締付け、更に、座金8の小孔8bを通してスプリング
ピン9を打込み、座金8が取付部材3上を移動しないよ
うに固定するものである。
【0018】したがって、アンカーボルト6のナット7
が緩んで締付力が低下しても、スプリングピン9が取付
部材3に作用する荷重を支えるので、アンカーボルト6
と取付部材3との位置関係が変化しない。このため、敷
居部材1に作用する乗客または荷物等の荷重を確実に支
えることができ、従来のように敷居部材1及び取付部材
3が降下する虞れが解消する。この結果、ナット7が緩
まないように取付部材3に溶接する必要もなくなり、最
近実施され始めた無溶接工法においても利用可能な信頼
性の高いエレベータ乗場の敷居装置となる。
【0019】ところで、上記実施例では、各アンカーボ
ルト6毎にリーマ孔8aを有する座金8を各々配し、各
座金8の小孔8bにスプリングピン9を挿通し、取付部
材3に打込むものについて説明したが、スプリングピン
9のサイズを大きくし、剪断強さの大きいスプリングピ
ン9を使用し、上下の座金8を一体にしてもよく、ま
た、座金8の個数を減らしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のエレベー
タ乗場の敷居装置は、敷居部材と、水平面と鉛直面とで
略L字形状をなす取付部材と、リーマ孔及び所定の小孔
を有する座金と、座金が取付部材上を移動しないように
固定するアンカーボルト、ナット、及びスプリングピン
とを備え、敷居部材を取付部材の水平面に載置し、この
水平面に穿設された長孔を利用して敷居部材を固定する
ともに、エレベータ乗場のコンクリート床の取付面に取
付部材の鉛直面を当接し、この鉛直面に穿設された鉛直
方向の長孔及びこの長孔を被覆可能な略長方形状の座金
に穿設されたリーマ孔にアンカーボルトを挿通してナッ
トで締付け、更に、座金の小孔を通してスプリングピン
を打込み、座金が取付部材上を移動しないように固定す
ることにより、アンカーボルトのナットが緩んでもスプ
リングピンが取付部材に作用する荷重を支え、アンカー
ボルトと取付部材との位置関係が変化しないので、敷居
部材及び取付部材が降下せず、溶接を施工することなく
取付部材をコンクリート床に確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるエレベータ乗場
の敷居装置を示す正面図である。
【図2】図2は図1のエレベータ乗場の敷居装置を示す
側断面図である。
【図3】図3は従来のエレベータ乗場の敷居装置を示す
正面図である。
【図4】図4は図3のエレベータ乗場の敷居装置を示す
側断面図である。
【符号の説明】
1 敷居部材 2 敷居板 3 取付部材 3a 水平面 3b 長孔 3c 鉛直面 3d 長孔 4 ボルト 5 ナット 6 アンカーボルト 7 ナット 8 座金 8a リーマ孔 8b 小孔 9 スプリングピン 10 コンクリート床

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 敷居部材と、 前記敷居部材を載置する水平面とエレベータ乗場のコン
    クリート床の取付面に当接される鉛直面とで略L字形状
    をなし、前記水平面に穿設された敷居部材固定用の長孔
    及び前記鉛直面に穿設されたアンカーボルト挿通用の鉛
    直方向の長孔を有する取付部材と、 前記取付部材の鉛直面に穿設された長孔を被覆可能な略
    長方形状をなし、前記アンカーボルトの径に対応するリ
    ーマ孔及びスプリングピンの挿通が可能な所定の小孔を
    有する座金と、 前記座金が取付部材上を移動しないように固定するアン
    カーボルト、ナット、及びスプリングピンとを具備する
    ことを特徴とするエレベータ乗場の敷居装置。
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