JP2002347805A - 蓋の開閉機構 - Google Patents

蓋の開閉機構

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JP2002347805A
JP2002347805A JP2001156362A JP2001156362A JP2002347805A JP 2002347805 A JP2002347805 A JP 2002347805A JP 2001156362 A JP2001156362 A JP 2001156362A JP 2001156362 A JP2001156362 A JP 2001156362A JP 2002347805 A JP2002347805 A JP 2002347805A
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JP
Japan
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lid
fitting
closing mechanism
opening
elastic member
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JP2001156362A
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English (en)
Inventor
Takayuki Goto
孝之 後藤
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体2上面に開閉可能且つ閉状態での係止を可
能に設けた蓋体3を、常時開方向へ付勢させる付勢手段
4を備えてなる蓋の開閉機構であって、極めて簡単な構
造で蓋体3の開方向への付勢を行えるとともに、分別処
理の必要もなく、また、組み立ても容易で充分な開方向
への付勢力を発揮できる蓋の開閉機構を提案する。 【解決手段】本体2後部上に両端を固定してアーチ状に
設けた弾性材5の上部を、蓋体後部下面に、前方へ屈曲
した状態で且つ抜け出しを防止して嵌合させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓋の開閉機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】蓋の開閉機構として、例えば容器本体等
の本体上面に開閉可能に蓋体を設けたものがあり、蓋体
を閉状態で係止可能に構成するとともに、常時開方向へ
付勢させて、蓋体の係止を解除させた際に自動的に開蓋
する如く構成したものが知られている。従来のこの種の
開閉機構では蓋体の軸着部分にトーションバネ等を装着
して常時開方向へ蓋体を付勢することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トーションバネ等は部
材として細かく、その組付け操作が面倒である。また、
一般に金属で形成しているため、合成樹脂製の容器体及
び蓋体等からなる蓋の開閉機構に使用する場合には、昨
今の分別処理を伴う廃棄の際に不都合である。
【0004】本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、極めて簡単な構造で蓋体の開方向への付勢を行える
とともに、金属を使用しなくて分別処理の必要もなく、
また、組み立ても容易でしかも充分な開方向ヘの付勢力
を発揮できる蓋の開閉機構を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本請求項1発明の蓋の開
閉機構は、上記課題を解決するため、本体2上面に開閉
可能且つ閉状態での係止を可能に設けた蓋体3を、常時
開方向へ付勢させる付勢手段4を備えてなる蓋の開閉機
構であって、上記付勢手段4は、本体2後部上に両端を
固定してアーチ状に設けた弾性材5の上部を、蓋体3後
部下面に、前方へ屈曲した状態で且つ抜け出しを防止し
て嵌合させてなることを特徴とする蓋の開閉機構として
構成した。
【0006】また、請求項2発明の蓋の開閉機構は、上
記弾性材5が、本体2後部上面に所定間隔をあけて設け
た一対の嵌合穴7内に両端部を嵌着固定してなる弾性材
5である請求項1記載の蓋の開閉機構として構成した。
【0007】また、請求項3発明の蓋の開閉機構は、上
記弾性材5上部の前方への屈曲部5aの嵌合が、蓋体3後
部下面に設けた嵌合凹部6内への嵌合であり、上記抜け
出しの防止手段が、嵌合凹部6内周下端縁に突設した係
止突起8を屈曲部5a周縁下端縁に係合させてなる抜け出
し防止手段である請求項1記載の蓋の開閉機構として構
成した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図面に示す如く、本発明の蓋の開閉機構A
は、本体2上を開閉可能に且つ閉状態での係止が可能に
設けた蓋体3を、常時開方向へ付勢させる付勢手段4を
備えている。従って、蓋体3の係止を解除させれば、付
勢手段4の作用で自動的に開蓋する如く構成したもので
ある。本体2及び蓋体3は合成樹脂等により形成された
もので、上記した要件を備えていれば種々の形態を採る
ことができる。
【0010】蓋体3の閉状態での本体2への係止手段は
種々の手段を採用することができ、図示例の如く、双方
から突設した筒を嵌合させることによる手段、或いは、
一方のフックを他方の係止突起に乗越え係合させること
により蓋体を係止する手段、その他従来から使用されて
いる係止手段を採用することができる。その場合の係止
解除の手段としても、使用者の指で指掛け用突起を掴ん
で蓋体を開くことにより係合部分を解除する方法や、押
釦等を介して係合部分の解除を行う等公知手段を採用す
ることができる。
【0011】本発明に於いて付勢手段4は、本体2後部
上に両側を固定してアーチ状に設けた弾性材5上部を、
蓋体3後部下面に、前方へ屈曲した状態で且つ抜け出し
を防止して嵌合させてなるものであり、例えば、図1に
示す如く、蓋体3後部下面に設けた嵌合凹部6内へ抜け
出しを防止して嵌合させている。
【0012】弾性材5はエラストマー等の弾力性に富む
材質で形成されたもので、例えば、図4に示す如き棒状
のもの或いは図示しない筒状のものを図2に示す如くア
ーチ状に湾曲させて固定した後、嵌合凹部6内へ嵌合さ
せる。或いは予めアーチ状に形成された棒状或いは筒状
のものを図2に示す如く固定した後嵌合凹部6内へ嵌合
させても良い。また、その外周面形状も図示例の如き円
形に限らず多角形その他種々選択できる。本体2への固
定手段としては、図3に示す如く、本体2に所定間隔を
あけて設けた嵌合穴7に下端を嵌着させて固定する手段
の他、接着材による接着,或いは溶着或いはこれらの併
用等種々の手段を採ることができる。また、弾性材5の
設置位置は、上記した上部を前方へ屈折した状態で嵌合
させた際に、蓋体3を開方向へ付勢させることができる
位置であればその位置は問わないが、図示例の如き蓋体
3の枢着軸の中心線上に屈曲部5a基端の屈曲点が位置す
る如く構成すると約90°の開蓋が行えて好ましい。
【0013】蓋体3後部下面への具体的嵌合形態は上記
した条件を満たせば種々の形態を採用することができる
が、図示例の如き嵌合凹部6を設けて嵌合させると組み
立て時に容易となる。嵌合凹部6は、弾性材5上部の前
方への屈曲部5aを嵌合することが出来れば具体的形状は
種々採用でき、図示例の如き横長矩形状に限らず種々の
凹部形状を採用できる。また、抜け出しを防止する手段
としては、図示例の如き嵌合凹部6の側壁所定位置に係
止突起8を突設し、嵌合した屈曲部5aの下面縁部に当接
係止させたものに限らず、嵌合凹部の前部下縁に係止板
を横設する等種々の形態を採用できる。
【0014】以下、図示例について詳細に説明する。図
示例に於いて本体2は、周壁9上端縁より頂壁10を延設
するとともに、下端縁より底壁11を延設している。ま
た、頂壁10前部中央に設けた押釦嵌合用の第1凹部12
と、該凹部と連続して頂壁10中央部に凹設した蓋体嵌合
用の第2凹部13と、該凹部と連続して頂壁10後部中央に
凹設した付勢手段嵌合用の第3凹部14とを備えている。
【0015】第1凹部12内には押釦15を上下揺動可能に
嵌着している。押釦15は、天板16下面両側より垂設した
一対の垂板17両側下部より突設した回動軸18を第1凹部
12両側壁に設けた軸穴19に嵌合させて上下揺動可能に構
成しており、天板16後端縁より垂設した後板20より後方
へ押上板21を突設して構成している。
【0016】第2凹部13は後部中央がやや後方へ突出し
た横長矩形状で且つ後部両側より後方へ一対の枢着用凹
部13a を延設しており、各枢着用凹部13a の両側壁面に
軸穴22を凹設している。また、第2凹部13内には蓋体3
を係止するための係止筒23を一体に立設しており、その
内方を更に凹ませ、この凹んだ部分の中央部に取出口24
を穿設している。
【0017】第3凹部14は、各枢着用凹部13a の間に於
いて第2凹部13の後縁より連続して形成した横長矩形状
をなし、前部両側には、弾性材5を嵌合させるための嵌
合穴7を画成している。
【0018】蓋体3は、第2凹部13内に嵌合した周壁25
の上端縁より頂壁26を延設するとともに、周壁25後面よ
り突設した一対の突起27外面より回動軸28をそれぞれ突
設し、枢着用凹部13a の軸穴22に回動可能に嵌合させて
開閉可能に設けている。また、周壁25内周に、周壁25と
所定間隔をあけて嵌合筒29を垂設し、該筒を係止筒23内
面に密嵌させて、弾性材5の開方向付勢力に抗して閉蓋
状態を維持できる如く構成している。更に、周壁25前部
をやや後方へ凹ませて、この部分を押釦15の押上板21上
に当接させ、押釦15の作用で押上板21が周壁25下面を押
し上げ、蓋体3の係止が解除される如く構成している。
【0019】また、周壁25の後部中央部分を貫通して下
端開口の矩形状筒により画成した嵌合凹部6を設けてい
る。この嵌合凹部6内には弾性材5上部の前方への屈曲
部5aを嵌合させており、係止突起8により屈曲部5a下面
を当接係止させている。また、嵌合凹部6を画成する矩
形状筒の後部両側には切欠部30を設けている。これら切
欠部30は、開蓋する際に嵌合孔7を形成した筒部を逃げ
るためのものである。屈曲部5aの嵌合凹部6内への嵌合
は種々の方法で行えるが、例えば、図3の状態から嵌合
凹部6の後部を弾性材5の上方よりやや角度をもって嵌
合させ、弾性材5の先端を嵌合凹部6上面をスライドさ
せつつ前方へ移行させ、図1の状態の如く嵌合させる。
その際、各回動軸28を軸穴22にそれぞれ枢着させる。但
し、この方法に限らない。
【0020】上記の如き蓋の開閉機構は、図1の状態か
ら押釦15を押し下げると押上板21が蓋体周壁25前部を押
し上げて係止筒23と嵌合筒29との係合を外すと、弾性材
5の弾性復元力により蓋体3が開く。蓋体3を閉じる際
はその頂壁26を押して係止筒23と嵌合筒29とを係合させ
ることにより行える。
【0021】
【発明の効果】以上説明した如く本請求項1発明の蓋の
開閉機構は、既述構成としたことにより、極めて簡単な
構造で蓋の開方向への付勢力を充分発揮することがで
き、しかも、本体2に固定したアーチ状の弾性材5上部
を、蓋体3後部下面へ、前方へ屈曲した状態で且つ抜け
出しを防止して嵌合させているため、蓋体3の本体2へ
の組付けも容易に行えるものである。また、本体2及び
蓋体3が合成樹脂製の場合には、従来品の如き金属製の
バネ等を使用しないで済むため、合成樹脂と金属との分
別処理を考える必要もない。
【0022】また、請求項2発明の蓋の開閉機構は、弾
性材5の両端部を嵌合穴7内に嵌着固定するだけで本体
2に弾性材5を固定することができるため、本体2への
弾性材5の取付けが極めて容易となる。
【0023】また、請求項3発明の蓋の開閉機構は、弾
性材5の屈曲部5aを蓋体3後部下面に設けた嵌合凹部6
内へ嵌合し、嵌合凹部6内周下端縁に突設した係止突起
8を屈曲部5a周縁下端縁に係合させて抜け出しを防止し
ているので、弾性材5の上部を蓋体3下面に嵌着させる
のが更に容易に行える利点を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
【図2】同実施形態の要部拡大断面図である。
【図3】同実施形態の分解斜視図である。
【図4】同実施形態に於ける取付け前の弾性材を示す斜
視図である。
【符号の説明】
2…本体,3…蓋体,4…付勢手段,5…弾性材,5a…
屈曲部,6…嵌合凹部,7…嵌合穴,8…係止突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体2上面に開閉可能且つ閉状態での係止
    を可能に設けた蓋体3を、常時開方向へ付勢させる付勢
    手段4を備えてなる蓋の開閉機構であって、上記付勢手
    段4は、本体2後部上に両端を固定してアーチ状に設け
    た弾性材5の上部を、蓋体3後部下面に、前方へ屈曲し
    た状態で且つ抜け出しを防止して嵌合させてなることを
    特徴とする蓋の開閉機構。
  2. 【請求項2】上記弾性材5が、本体2後部上面に所定間
    隔をあけて設けた一対の嵌合穴7内に両端部を嵌着固定
    してなる弾性材5である請求項1記載の蓋の開閉機構。
  3. 【請求項3】上記弾性材5上部の前方への屈曲部5aの嵌
    合が、蓋体3後部下面に設けた嵌合凹部6内への嵌合で
    あり、上記抜け出しの防止手段が、嵌合凹部6内周下端
    縁に突設した係止突起8を屈曲部5a周縁下端縁に係合さ
    せてなる抜け出し防止手段である請求項1記載の蓋の開
    閉機構。
JP2001156362A 2001-05-25 2001-05-25 蓋の開閉機構 Pending JP2002347805A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008142425A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Thermos Kk 飲料用容器の栓体
JP2011098781A (ja) * 2010-12-20 2011-05-19 Thermos Kk 飲料用容器の栓体

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