JP2002347499A - 作業車両のフロアマット - Google Patents
作業車両のフロアマットInfo
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- JP2002347499A JP2002347499A JP2001156802A JP2001156802A JP2002347499A JP 2002347499 A JP2002347499 A JP 2002347499A JP 2001156802 A JP2001156802 A JP 2001156802A JP 2001156802 A JP2001156802 A JP 2001156802A JP 2002347499 A JP2002347499 A JP 2002347499A
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- seat
- floor
- mat
- floor mat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 着座時や乗降時の滑り止め機能を十分に備え
つつ、補助苗の補給時等には補給姿勢に容易に足を運ぶ
ことができる作業車両のフロアマットを提供することを
課題としている。 【解決手段】 乗降口22から座席12の前方側に至る
フロア14上に配されるフロアマットにおいて、オペレ
ータの足の滑り止めを行う表面の凹凸部27の凸部2
8,29を平面視で斜め後方に向けて配列し、凹部3
2,34を凸部28,29に沿った斜め後方に向かって
延びる溝とした
つつ、補助苗の補給時等には補給姿勢に容易に足を運ぶ
ことができる作業車両のフロアマットを提供することを
課題としている。 【解決手段】 乗降口22から座席12の前方側に至る
フロア14上に配されるフロアマットにおいて、オペレ
ータの足の滑り止めを行う表面の凹凸部27の凸部2
8,29を平面視で斜め後方に向けて配列し、凹部3
2,34を凸部28,29に沿った斜め後方に向かって
延びる溝とした
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は乗降口から座席の
前方に至るフロア上に配置される作業車両のフロアマッ
ト。
前方に至るフロア上に配置される作業車両のフロアマッ
ト。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来乗用
田植機等の作業車両には走行機体の略中央に座席が備え
られており、座席の側方側には乗降口が備えられてい
る。そして作業者(オペレータ)は、乗降口から座席の
前方に至るフロアをアプローチとして座席に向かい、座
席に着座することができるようになっている。このとき
上記乗降口から座席の前方に至るフロアには、運転席の
左右側に滑り止め用のフロアマットが敷かれており、オ
ペレータは該マットと足との間に発生するグリップ力に
よって足を滑らせることなく、マットを介して座席への
乗り込みや、座席から降りることが可能となっている。
田植機等の作業車両には走行機体の略中央に座席が備え
られており、座席の側方側には乗降口が備えられてい
る。そして作業者(オペレータ)は、乗降口から座席の
前方に至るフロアをアプローチとして座席に向かい、座
席に着座することができるようになっている。このとき
上記乗降口から座席の前方に至るフロアには、運転席の
左右側に滑り止め用のフロアマットが敷かれており、オ
ペレータは該マットと足との間に発生するグリップ力に
よって足を滑らせることなく、マットを介して座席への
乗り込みや、座席から降りることが可能となっている。
【0003】一方オペレータは座席に着座して走行機体
を操作する以外に、座席後方を向いてマットを介してフ
ロア上に立ち、機体前方の補助苗載せ台から補助苗を取
り出し、苗載せ台に補助苗を補給する等の作業を行うこ
ともあり、この場合フロア上で足を移動させる必要があ
る。このため着座時や乗降時の滑り止め機能を十分に備
えつつ、補助苗の補給時等には補給姿勢に容易に足を運
ぶことができる作業車両のフロアマットが望まれてい
た。
を操作する以外に、座席後方を向いてマットを介してフ
ロア上に立ち、機体前方の補助苗載せ台から補助苗を取
り出し、苗載せ台に補助苗を補給する等の作業を行うこ
ともあり、この場合フロア上で足を移動させる必要があ
る。このため着座時や乗降時の滑り止め機能を十分に備
えつつ、補助苗の補給時等には補給姿勢に容易に足を運
ぶことができる作業車両のフロアマットが望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の作業車両のフロアマットは、乗降口22から
座席12の前方側に至るフロア14上に配され、表面に
滑り止めを行う凹凸部27を設けたフロアマットにおい
て、凸部28,29を平面視で斜め後方に向けて配列
し、凹部32,34を凸部28,29に沿った斜め後方
に向かって延びる溝としたことを第1の特徴としてい
る。
の本発明の作業車両のフロアマットは、乗降口22から
座席12の前方側に至るフロア14上に配され、表面に
滑り止めを行う凹凸部27を設けたフロアマットにおい
て、凸部28,29を平面視で斜め後方に向けて配列
し、凹部32,34を凸部28,29に沿った斜め後方
に向かって延びる溝としたことを第1の特徴としてい
る。
【0005】また凹凸部27からなる平面模様のサイズ
を、内側に比較して外側を小さくしたことを第2の特徴
としている。
を、内側に比較して外側を小さくしたことを第2の特徴
としている。
【0006】さらに凸部28,29の配置密度を、マッ
トの内側に比較して外側を高くしたことを第3の特徴と
している。
トの内側に比較して外側を高くしたことを第3の特徴と
している。
【0007】
【発明の実施の形態】図1,図2には本発明のフロアマ
ットを配した乗用田植機の側面図及び平面図であり、前
後の車輪1,2に走行機体3が支持されており、該走行
機体3の後方には昇降リンク機構4を介して植え付け用
の植付作業機6が連結された構造となっている。
ットを配した乗用田植機の側面図及び平面図であり、前
後の車輪1,2に走行機体3が支持されており、該走行
機体3の後方には昇降リンク機構4を介して植え付け用
の植付作業機6が連結された構造となっている。
【0008】このとき植付作業機6は従来同様、走行機
体3側に傾斜した苗載せ台7から苗(マット苗)を掻き
取り、圃場に植え付けるように構成されている。また走
行機体3の前方側、ボンネット8の左右には苗載せ台7
に補給する補助苗を予め載置しておく補助苗載せ台9が
設けられている。
体3側に傾斜した苗載せ台7から苗(マット苗)を掻き
取り、圃場に植え付けるように構成されている。また走
行機体3の前方側、ボンネット8の左右には苗載せ台7
に補給する補助苗を予め載置しておく補助苗載せ台9が
設けられている。
【0009】また走行機体3にはボンネット7の後方に
運転席11が設けられており、該運転席11にはオペレ
ータ(作業者)の着座用の座席12が備えられている。
このとき座席12は後輪2のフェンダー13の上に配置
されており、機体フレーム側に固定されて座席12の前
方に設けられるフロア14より一段高位置に位置する。
運転席11が設けられており、該運転席11にはオペレ
ータ(作業者)の着座用の座席12が備えられている。
このとき座席12は後輪2のフェンダー13の上に配置
されており、機体フレーム側に固定されて座席12の前
方に設けられるフロア14より一段高位置に位置する。
【0010】そして運転席11内において、座席12の
前方にはステアリングハンドル16やフロント操作パネ
ル17が、座席12の側方側には乗用田植機の操作用の
レバー19等を備えた側方操作部18が、座席12の前
方側のフロア14からは乗用田植機の操作用のペダル2
1等が各配されており、オペレータが上記各部等を操作
することにより、乗用田植機の運転操作を行うことがで
きるように構成されている。
前方にはステアリングハンドル16やフロント操作パネ
ル17が、座席12の側方側には乗用田植機の操作用の
レバー19等を備えた側方操作部18が、座席12の前
方側のフロア14からは乗用田植機の操作用のペダル2
1等が各配されており、オペレータが上記各部等を操作
することにより、乗用田植機の運転操作を行うことがで
きるように構成されている。
【0011】例えば従来同様、植付作業機6を圃場面上
に接地させるように下降させて走行機体3を圃場内で走
行させ、植付作業機6を駆動することによって、苗載せ
台7から圃場への苗の植え付け作業を行うことができ、
また植付作業機6を上昇させて走行機体3を路上等で走
行させることができる。なお座席12はフロア14より
一段高い位置に配置されているため、オペレータは着座
姿勢においてフロア14上に足を置き、足によるペダル
21の操作等が容易となっている。
に接地させるように下降させて走行機体3を圃場内で走
行させ、植付作業機6を駆動することによって、苗載せ
台7から圃場への苗の植え付け作業を行うことができ、
また植付作業機6を上昇させて走行機体3を路上等で走
行させることができる。なお座席12はフロア14より
一段高い位置に配置されているため、オペレータは着座
姿勢においてフロア14上に足を置き、足によるペダル
21の操作等が容易となっている。
【0012】一方運転席11のフロア14は前述のよう
に座席12の前方に設けられているが、該フロア14は
座席12より左右方向に突出しており、フロア14の側
方は、運転席11(座席12)への乗降口22となって
いる。換言するとフロア14は乗降口22から座席12
の前方側に至り配されているということもできる。
に座席12の前方に設けられているが、該フロア14は
座席12より左右方向に突出しており、フロア14の側
方は、運転席11(座席12)への乗降口22となって
いる。換言するとフロア14は乗降口22から座席12
の前方側に至り配されているということもできる。
【0013】そしてフロア14の側方には座席12の側
方に位置するように乗降用のステップ23が設けられて
おり、オペレータはステップ23から乗降口22を介し
てフロア14に足を載せ運転席11(座席12)にアプ
ローチして容易に座席12に到達(着席)することがで
きる。このときフロア14上には座席12を中心(セン
タ)として左右に、表面がオペレータの足の滑り止めを
行うフロアマット24が敷かれている。
方に位置するように乗降用のステップ23が設けられて
おり、オペレータはステップ23から乗降口22を介し
てフロア14に足を載せ運転席11(座席12)にアプ
ローチして容易に座席12に到達(着席)することがで
きる。このときフロア14上には座席12を中心(セン
タ)として左右に、表面がオペレータの足の滑り止めを
行うフロアマット24が敷かれている。
【0014】なおフロアマット24の外端部はフロア1
4の端部にまで至り、フロア14の側端面も覆ってお
り、またフロアマット24におけるペダル21に対応す
る部分はペダル21を避けるように切欠形成されてい
る。また座席12後方の左右には、フェンダー13の上
に滑り止めが施された後方ステップ26が設けられてお
り、後方ステップ26に足を載せることによって苗載せ
台7に対する作業(補助苗の供給等)を容易に行うこと
も可能となっている。
4の端部にまで至り、フロア14の側端面も覆ってお
り、またフロアマット24におけるペダル21に対応す
る部分はペダル21を避けるように切欠形成されてい
る。また座席12後方の左右には、フェンダー13の上
に滑り止めが施された後方ステップ26が設けられてお
り、後方ステップ26に足を載せることによって苗載せ
台7に対する作業(補助苗の供給等)を容易に行うこと
も可能となっている。
【0015】一方上記フロアマット14は、図3〜図5
に示されるように、ゴム板等の板状部材が凹凸状に形成
された構造となっており、該凹凸部27によって表面に
滑り止めが形成されている。なお図3〜図5は右側のフ
ロアマット14の図面であり、図5(C)は図3(B)
のA−A断面図である。
に示されるように、ゴム板等の板状部材が凹凸状に形成
された構造となっており、該凹凸部27によって表面に
滑り止めが形成されている。なお図3〜図5は右側のフ
ロアマット14の図面であり、図5(C)は図3(B)
のA−A断面図である。
【0016】このときフロアマット24の平面図である
図3(B)に示されるように凸部は、平面視で円形又は
円の一部を有する形状をなす独立した単独のセンタ凸部
28と、該センタ凸部28の外周側を囲むアウタ凸部2
9とから構成されており、センタ凸部とアウタ凸部との
間は凹部となっている。
図3(B)に示されるように凸部は、平面視で円形又は
円の一部を有する形状をなす独立した単独のセンタ凸部
28と、該センタ凸部28の外周側を囲むアウタ凸部2
9とから構成されており、センタ凸部とアウタ凸部との
間は凹部となっている。
【0017】また図3(A),(C)のフロアマット2
4の左右側面図に示されるようにフロア14の側端面も
覆う端面カバー部31がフロアマットの側面から下方
(裏面側)に突出して設けられている。
4の左右側面図に示されるようにフロア14の側端面も
覆う端面カバー部31がフロアマットの側面から下方
(裏面側)に突出して設けられている。
【0018】そしてセンタ凸部28は平面視で斜め後方
に向けて前後方向に複数列配列されており、アウタ凸部
29もセンタ凸部28に沿って平面視で斜め後方に向け
て配列されている。これにより1列のセンタ凸部28
と、当該列の各センタ凸部28を囲むアウタ凸部29
と、当該センタ凸部28とアウタ凸部29との間の中間
凹部32により1列の凹凸部列33が形成され、すなわ
ち該凹凸部列33が平面視で斜め後方に向けて複数列配
列されている。
に向けて前後方向に複数列配列されており、アウタ凸部
29もセンタ凸部28に沿って平面視で斜め後方に向け
て配列されている。これにより1列のセンタ凸部28
と、当該列の各センタ凸部28を囲むアウタ凸部29
と、当該センタ凸部28とアウタ凸部29との間の中間
凹部32により1列の凹凸部列33が形成され、すなわ
ち該凹凸部列33が平面視で斜め後方に向けて複数列配
列されている。
【0019】なお各凹凸部列33の間は境界凹部34と
なっており、これにより各凹部32,33はセンタ凸部
28又は凹凸部列33に沿った斜め後方に向かって延び
る溝として形成されている。なお図4に示されるように
フロアマット24の裏面は表面の凹凸とは逆の凹凸36
が形成されており、図4及び図5(A),(B)に示さ
れるように頂部にフロア14とのズレを防止する位置決
め突起37が突設されている。これによりフロアマット
24はフロア14上にズレを防止されて配置されてい
る。
なっており、これにより各凹部32,33はセンタ凸部
28又は凹凸部列33に沿った斜め後方に向かって延び
る溝として形成されている。なお図4に示されるように
フロアマット24の裏面は表面の凹凸とは逆の凹凸36
が形成されており、図4及び図5(A),(B)に示さ
れるように頂部にフロア14とのズレを防止する位置決
め突起37が突設されている。これによりフロアマット
24はフロア14上にズレを防止されて配置されてい
る。
【0020】一方上記センタ凸部28はマット24の内
側(座席側)に比較して外側が小径となっており、アウ
タ凸部29もセンタ凸部28に対応してマット24の内
側に比較して外側が小さくなっている。これにより各凹
凸列部33は後方側(外側)に進むに従って細くなって
おり、凹凸部27からなる平面模様のサイズは内側に比
較して外側が小さく、且つ内側に比較して外側の方が凸
部(センタ凸部28及びアウタ凸部29)の配列密度が
高く(所定の単位面積あたりの凸部の数が多く)なって
いる。
側(座席側)に比較して外側が小径となっており、アウ
タ凸部29もセンタ凸部28に対応してマット24の内
側に比較して外側が小さくなっている。これにより各凹
凸列部33は後方側(外側)に進むに従って細くなって
おり、凹凸部27からなる平面模様のサイズは内側に比
較して外側が小さく、且つ内側に比較して外側の方が凸
部(センタ凸部28及びアウタ凸部29)の配列密度が
高く(所定の単位面積あたりの凸部の数が多く)なって
いる。
【0021】また各凹凸部列33において、マット24
の内側の複数のセンタ凸部28に対応するアウタ凸部2
9が一体的(連続的)に形成されているとともに、マッ
ト24の外側のアウタ凸部29は独立して単独で形成さ
れており、以上により上記平面模様は、フロアマット2
4の内側が粗く、外側が細かい目となっている。
の内側の複数のセンタ凸部28に対応するアウタ凸部2
9が一体的(連続的)に形成されているとともに、マッ
ト24の外側のアウタ凸部29は独立して単独で形成さ
れており、以上により上記平面模様は、フロアマット2
4の内側が粗く、外側が細かい目となっている。
【0022】フロアマット24は上記のように構成され
ており、マット24の滑り止めである凹凸部27は、複
数の凹凸部列33により平面視で斜め後方に翼状に広が
る流れを持ち、且つ凹凸部27からなる平面模様はマッ
ト24の内側が粗く、外側が細かい目となる。そして平
面模様が上記のように形成されているため、結果的にマ
ット24における座席12に近い側(内側)は凹凸部列
33(平面模様)の上記流れの方向性が明確化され、マ
ット24における座席12から遠い外側は凹凸部列33
の上記流れの方向性が不明確となる。
ており、マット24の滑り止めである凹凸部27は、複
数の凹凸部列33により平面視で斜め後方に翼状に広が
る流れを持ち、且つ凹凸部27からなる平面模様はマッ
ト24の内側が粗く、外側が細かい目となる。そして平
面模様が上記のように形成されているため、結果的にマ
ット24における座席12に近い側(内側)は凹凸部列
33(平面模様)の上記流れの方向性が明確化され、マ
ット24における座席12から遠い外側は凹凸部列33
の上記流れの方向性が不明確となる。
【0023】これにより座席12上のオペレータは、特
にフロアマット24の内側においてはマット24上で滑
ることなく、明確な凹凸部列33の流れ(凹凸部27の
配置)に沿って足を運ぶことができ、例えば座席12後
方を向き補助苗の補給作業等を容易に行うことができ
る。
にフロアマット24の内側においてはマット24上で滑
ることなく、明確な凹凸部列33の流れ(凹凸部27の
配置)に沿って足を運ぶことができ、例えば座席12後
方を向き補助苗の補給作業等を容易に行うことができ
る。
【0024】つまり座席12に着席した状態において
は、足が凹凸部27の流れと交差する方向に向かって置
かれ、これによりフロアマット24(凹凸部27)のグ
リップ力は大きく、マット24上の足の滑りが防止さ
れ、安定操作等を行うことができる、さらにこの状態か
らオペレータが立ち上がり後方を向く場合は、足を凹凸
部列33の流れに沿って運ぶことによりオペレータが後
方を向くように足の配置を容易に変更することができ、
上記補給作業等を容易に行うことができる。
は、足が凹凸部27の流れと交差する方向に向かって置
かれ、これによりフロアマット24(凹凸部27)のグ
リップ力は大きく、マット24上の足の滑りが防止さ
れ、安定操作等を行うことができる、さらにこの状態か
らオペレータが立ち上がり後方を向く場合は、足を凹凸
部列33の流れに沿って運ぶことによりオペレータが後
方を向くように足の配置を容易に変更することができ、
上記補給作業等を容易に行うことができる。
【0025】一方フロアマット24における座席から遠
い外側においては、凹凸部27からなる平面模様の目が
細かくなり、凹凸部列33の上記流れの方向性が不明確
となるため、足をいずれの方向に向けても大きなグリッ
プ力が発生する。これにより例えば前述の座席12への
乗降時には乗降口22を介してフロアマット24の外側
に最初に足を置き座席12側にアプローチするため、上
記マット24の外側のグリップ力によって乗降時の足の
滑りが防止され、座席12に対する乗降を安定して容易
に行うことができる。
い外側においては、凹凸部27からなる平面模様の目が
細かくなり、凹凸部列33の上記流れの方向性が不明確
となるため、足をいずれの方向に向けても大きなグリッ
プ力が発生する。これにより例えば前述の座席12への
乗降時には乗降口22を介してフロアマット24の外側
に最初に足を置き座席12側にアプローチするため、上
記マット24の外側のグリップ力によって乗降時の足の
滑りが防止され、座席12に対する乗降を安定して容易
に行うことができる。
【0026】なお本実施形態においてはフロアマット2
4は座席12を中心に左右にそれぞれ配置されている
が、左右のフロアマット24が繋がった(一体的に形成
された)ものとしても良く、この場合は座席12に近い
内側はマットの中央側となる。
4は座席12を中心に左右にそれぞれ配置されている
が、左右のフロアマット24が繋がった(一体的に形成
された)ものとしても良く、この場合は座席12に近い
内側はマットの中央側となる。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、マットの滑り止めである凹凸部が平面視で斜め
後方に広がることとなり、座席上のオペレータは、マッ
ト上で滑ることなく凹凸部の流れ(配置)に沿って足を
運ぶことができ、これにより座席後方を向き補助苗の補
給作業等を容易に行うことができるという効果がある。
よれば、マットの滑り止めである凹凸部が平面視で斜め
後方に広がることとなり、座席上のオペレータは、マッ
ト上で滑ることなく凹凸部の流れ(配置)に沿って足を
運ぶことができ、これにより座席後方を向き補助苗の補
給作業等を容易に行うことができるという効果がある。
【0028】一方凹凸部の平面模様のサイズを、内側に
比較して外側を小さくすることにより、マットにおいて
運転席から遠い外側は平面模様の上記方向性が不明確と
なり、すなわち足をいずれの方向に向けても大きなグリ
ップが発生し、座席への乗降を安定して行うことができ
る。
比較して外側を小さくすることにより、マットにおいて
運転席から遠い外側は平面模様の上記方向性が不明確と
なり、すなわち足をいずれの方向に向けても大きなグリ
ップが発生し、座席への乗降を安定して行うことができ
る。
【0029】また凸部の配置密度を、マットの内側に比
較して外側を高くすることにより、マットの座席に近い
側は凹凸模様の方向性が明確化され、且つマットの座席
から遠い側の凹凸模様の方向性が不明瞭化されることと
なり、座席に近いマットの内側における凹凸部の流れ
(配置)に沿った円滑な足の運びと、座席から遠いマッ
トの外側における座席への乗降性の安定化を明確に両立
させることができるという効果がある。
較して外側を高くすることにより、マットの座席に近い
側は凹凸模様の方向性が明確化され、且つマットの座席
から遠い側の凹凸模様の方向性が不明瞭化されることと
なり、座席に近いマットの内側における凹凸部の流れ
(配置)に沿った円滑な足の運びと、座席から遠いマッ
トの外側における座席への乗降性の安定化を明確に両立
させることができるという効果がある。
【図1】乗用田植機の側面図である。
【図2】乗用田植機の平面図である。
【図3】(A),(B),(C)は、右側のフロアマッ
トの左側面図,平面図,右側面図である。
トの左側面図,平面図,右側面図である。
【図4】右側のフロアマットの裏側の平面図である。
【図5】(A),(B),(C)は、右側のフロアマッ
トの正面図,背面図,図3(B)のA−A断面図であ
る。
トの正面図,背面図,図3(B)のA−A断面図であ
る。
12 座席 14 フロア 22 乗降口 27 凹凸部 28 センタ凸部(凸部) 29 アウタ凸部(凸部) 32 中間凹部(凹部) 34 境界凹部(凹部)
Claims (3)
- 【請求項1】 乗降口(22)から座席(12)の前方
側に至るフロア(14)上に配され、表面に滑り止めを
行う凹凸部(27)を設けたフロアマットにおいて、凸
部(28),(29)を平面視で斜め後方に向けて配列
し、凹部(32),(34)を凸部(28),(29)
に沿った斜め後方に向かって延びる溝とした作業車両の
フロアマット。 - 【請求項2】 凹凸部(27)からなる平面模様のサイ
ズを、内側に比較して外側を小さくした請求項1の作業
車両のフロアマット。 - 【請求項3】 凸部(28),(29)の配置密度を、
マットの内側に比較して外側を高くした請求項1又は2
の作業車両のフロアマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156802A JP2002347499A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 作業車両のフロアマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001156802A JP2002347499A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 作業車両のフロアマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002347499A true JP2002347499A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=19000756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001156802A Pending JP2002347499A (ja) | 2001-05-25 | 2001-05-25 | 作業車両のフロアマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002347499A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014090712A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 乗用型田植機のフロアステップ構造 |
JP2014093964A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 作業車両 |
-
2001
- 2001-05-25 JP JP2001156802A patent/JP2002347499A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014090712A (ja) * | 2012-11-07 | 2014-05-19 | Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd | 乗用型田植機のフロアステップ構造 |
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