JP2002347200A - 絵柄印刷フィルムのラミネート方法 - Google Patents

絵柄印刷フィルムのラミネート方法

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JP2002347200A
JP2002347200A JP2001159954A JP2001159954A JP2002347200A JP 2002347200 A JP2002347200 A JP 2002347200A JP 2001159954 A JP2001159954 A JP 2001159954A JP 2001159954 A JP2001159954 A JP 2001159954A JP 2002347200 A JP2002347200 A JP 2002347200A
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laminating
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JP2001159954A
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Tsukasa Ogura
司 小倉
Hitoshi Kuriaki
仁 栗秋
Wataru Tanaka
田中  渉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂基材シート上に絵柄を付与する際に、形
状精度良く、しかも、しわや密着不良などの発生がな
く、歩留まり良く熱圧着することができる絵柄印刷フィ
ルムのラミネート方法を提供するものである。 【解決手段】 絵柄印刷フィルム13を樹脂基材シート
12上に熱圧着する際に、少なくとも一対の熱圧着ロー
ル10a、10bにより、ロール表面温度160〜18
0℃に加熱し、加圧力2〜4kNで加圧するとともに、
張力ロール16a、16bにて付加されるしわ取り張力
2〜10Nで引張りながら、送り速度0.2〜0.6m
/minで貼付加工し、上記樹脂基材シート12上に絵
柄を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、絵柄印刷フィルム
のラミネート方法に関するものであり、具体的には、樹
脂基材シートに対して、絵柄の位置と形状を正確に再現
する必要のある熱圧着用の絵柄印刷フィルムなどに有用
な絵柄印刷フィルムのラミネート方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂基材シートへの絵柄印刷フィ
ルムの貼付としては、例えば、絵柄の位置と形状を正確
に再現する必要の無い連続模様や、透明無地、単色地な
どで行われていたものであった。
【0003】そこで、従来の絵柄印刷フィルムのラミネ
ート方法としては、しわを抑えるにはしわ取り張力を強
くすることで対応していたものであり、絵柄の伸縮によ
って外観品質が左右される場合もなく、しわを抑えるに
はしわ取り張力を強くすることで対応が可能なものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絵柄印刷フ
ィルムを加熱加圧ロールで、樹脂基材シート上に熱圧着
するような場合であると、外観品質確保のために、しわ
取り張力が必要となるものであるが、このような従来の
絵柄印刷フィルムのラミネート方法においては、しわ取
り張力によって絵柄が伸びてしまい、所定の形状を再現
することができないという問題があった。
【0005】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、樹脂基材シート
上に絵柄を付与する際に、形状精度良く、しかも、しわ
や密着不良などの発生がなく、歩留まり良く熱圧着する
ことができる絵柄印刷フィルムのラミネート方法を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
絵柄印刷フィルムのラミネート方法は、絵柄印刷フィル
ムを樹脂基材シート上に熱圧着する際に、少なくとも一
対の熱圧着ロールにより、ロール表面温度160〜18
0℃に加熱し、加圧力2〜4kNで加圧するとともに、
張力ロールにて付加されるしわ取り張力2〜10Nで引
張りながら、送り速度0.2〜0.6m/minで貼付
加工し、上記樹脂基材シート上に絵柄を付与することを
特徴とする。
【0007】このような絵柄印刷フィルムのラミネート
方法をとることによって、絵柄印刷フィルムのしわ取り
張力を低く抑えても外観品質を確保しながら、所定の絵
柄形状を再現することが可能となるものである。
【0008】本発明の請求項2に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記絵柄印刷フィルムを樹脂基材
シート上に熱圧着する際に、同絵柄印刷フィルムのたる
みを防止するたるみ防止機構を少なくとも1ヶ所以上設
けていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項3に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記たるみ防止機構が、アイドラ
であることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項4に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記絵柄印刷フィルムを上記張力
ロール外周面に対して少なくとも15度以上の角度で巻
きかけたことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項5に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記絵柄印刷フィルムが挿入され
る方向が、挟み込んで加圧して熱圧着させる上下式熱圧
着ロールの外接点を含む水平面に対してなす角度2〜1
0度の範囲に設定することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項6に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜1
0%縮尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを使用
することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項7に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜1
0%倍尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを使用
することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項8に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム供給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄を均
一に1〜10%縮尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィ
ルムを使用することを特徴とする。
【0015】本発明の請求項9に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法は、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム供給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄を均
一に1〜10%倍尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィ
ルムを使用することを特徴とする。
【0016】本発明の請求項10に係る絵柄印刷フィル
ムのラミネート方法は、上記張力ロールが、トルク調整
可能なモータによりしわ取り張力を設定しているもので
あることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係るそ
れぞれの図面に基いて詳しく説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施形態に係る絵柄印
刷フィルムのラミネート方法に用いられるラミネート装
置の構成を示した側面図である。
【0019】この図1に示すごとく、熱圧着ロール10
a、10bと、引張りロール11a、11bと、樹脂基
材シート12と絵柄印刷フィルム13と、たるみ防止機
構7であるアイドラ14、たるみ防止機構7であるアイ
ドラ15と、張力ロール16a、16bと、たるみ防止
機構7であるアイドラ17で構成されているものであ
る。
【0020】このようなラミネート装置としては、図1
に示すごとく、絵柄印刷フィルム13のしわ取り張力を
低く抑えても外観品質の確保ができるたるみ防止機構7
を備えているものである。
【0021】上記熱圧着ロール10a、10bは、金属
ロールに樹脂やゴムをライニングしたロールが使用さ
れ、内部にロールの温度を調節する発熱体を有し、16
0〜180℃に加熱されるものである。また、この熱圧
着ロール10a、10bは直径100mmで、エアシリ
ンダにより、開閉可能であり、供給エア圧力の調整によ
り、加圧力は2〜4kNに調整されるものである。
【0022】上記引張りロール11a、11bは、金属
ロールに樹脂やゴムをライニングしたロールが使用され
るものである。また、この引張りロール11a、11b
は直径60mmで、エアシリンダにより、開閉可能であ
り、供給エア圧力の調整により、加圧力は0.2kNに
調整されるものである。
【0023】上記熱圧着ロール10bと引張りロール1
1bはモータにより駆動され、周速が同じくなるように
同期運転され、その速度は0.2〜0.6m/minに
調整されるものである。
【0024】樹脂基材シート12は、人手により熱圧着
ロール10a、10bの開口部に供給され、絵柄印刷フ
ィルム13と重ねあわせた状態で熱圧着ロール10a、
10bを閉じて、加熱加圧し、熱圧着を行なうものであ
る。
【0025】また、樹脂基材シート12と絵柄印刷フィ
ルム13が一体となって、熱圧着ロール10a、10b
から一定速度で排出されるが、引き続いて引張りロール
11a、11bが上記の熱圧着された樹脂基材シート1
2と絵柄印刷フィルム13を挟んでラミネート装置の外
までの排出を行なうものである。
【0026】また、上記絵柄印刷フィルム13は、ロー
ル状態で供給され、アイドラ14、15を経由し、張力
ロール16a、16bでしわ取り張力を付加され、アイ
ドラ17を経て、熱圧着ロール10a、10bの加熱加
圧部に案内されるものである。
【0027】そして、上記アイドラ15は、張力ロール
16aに対して、絵柄印刷フィルム13の巻きかけ角度
を調整することができ、絵柄印刷フィルム13のたるみ
をおこりにくくしているものである。
【0028】上記張力ロール16a、16bとしては、
金属ロールに樹脂やゴムをライニングしたロールが使用
されているものであり、直径35mmで、トルク調整可
能なモータによりしわ取り張力を任意に、容易に設定す
ることができるものである。しかも、エアシリンダによ
り、開閉可能なものであり、供給エア圧力の調整によ
り、加圧力は0.2kNに調整されるものである。
【0029】上記絵柄印刷フィルム13をラミネート装
置に取り付ける場合や上記絵柄印刷フィルム13にたる
みやしわが生じた際に開いて、それらの異常を除去する
ことができるものである。
【0030】上記アイドラ17は、上下に移動可能とな
っており、熱圧着ロール10a、10bへの挿入角度と
しては2〜10度に調整されるものである。
【0031】図2は、本発明の絵柄印刷フィルムのラミ
ネート方法に用いられる一実施形態に係る絵柄印刷フィ
ルムを示す構成図である。
【0032】この図2に示すごとく、熱圧着時のフィル
ム供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜10
%縮尺して絵柄印刷が行われているものである。熱圧着
時のしわ取り張力により、絵柄が引き伸ばされて、樹脂
基材シート上で所定の形状に再現されているものであ
る。
【0033】本発明の絵柄印刷フィルムは、厚み25〜
100μmの透明地に3色グラビア印刷が施されてお
り、一定間隔毎に明確に現れる同じ絵柄が連続した帯状
をしており、紙管4に巻かれており、ロール状態の絵柄
印刷フィルム3としてラミネート装置に供給されている
ものである。
【0034】図3は、本発明の絵柄印刷フィルムのラミ
ネート方法に用いられる他の一実施形態に係る絵柄印刷
フィルムを示す構成図である。
【0035】この図3に示すごとく、熱圧着時のフィル
ム供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜10
%倍尺して絵柄印刷が行われているものである。熱圧着
時のしわ取り張力により、絵柄が引き伸ばされる量より
も、絵柄印刷フィルムの収縮が大きい場合に有効であ
り、樹脂基材シート上で所定の形状に再現されているも
のである。
【0036】本発明の絵柄印刷フィルムは、厚み25〜
100μmの透明地に3色グラビア印刷が施されてお
り、一定間隔毎に明確に現れる同じ絵柄が連続した帯状
をしており、紙管4に巻かれており、ロール状態の絵柄
印刷フィルム3としてラミネート装置に供給されている
ものである。
【0037】図4は、本発明の一実施例に係る絵柄印刷
フィルムが熱圧着された樹脂基材シートを示す構成図で
ある。
【0038】上述した図2または図3の絵柄印刷フィル
ムを、樹脂基材シート5(アクリル系樹脂板、□500
〜600mm、板厚2mm)上に熱圧着し、所定形状に
なった円形状絵柄6(直径500〜600mm)の外観
を示しているものである。このような絵柄印刷フィルム
が熱圧着された樹脂基材シートでは、絵柄を形状精度良
く再現することができるものである。また、しわや密着
不良等の発生も抑えることができるものである。
【0039】そして、図5は、本発明の絵柄印刷フィル
ムのラミネート方法に係る湾曲丸棒によるたるみ防止機
構を示す構成図である。
【0040】上記アイドラ15において形成されてお
り、中央部に湾曲部分を持ち、その頂点が絵柄印刷フィ
ルムに対して接触することによってフィルム中央部のた
るみを吸収して、しわの発生を抑制しているものであ
る。アイドラ15の湾曲部分の曲率半径としては、10
〜20mである。
【0041】以上、上述したように、本発明の絵柄印刷
フィルムのラミネート方法によると、図1に示すごと
く、絵柄印刷フィルム13を樹脂基材シート12上に熱
圧着する際に、少なくとも一対の熱圧着ロール10a、
10bにより、ロール表面温度160〜180℃に加熱
し、加圧力2〜4kNで加圧するとともに、張力ロール
16a、16bにて付加されるしわ取り張力2〜10N
で引張りながら、送り速度0.2〜0.6m/minで
貼付加工し、上記樹脂基材シート12上に絵柄を付与す
るので、このような適度な値をとる少なくとも一対の熱
圧着ロール10a、10bや張力ロール16a、16b
により、絵柄印刷フィルム13のしわ取り張力を低く抑
えても外観品質を確保しながら、所定の絵柄形状を再現
することが可能となるものである。
【0042】すなわち、本発明は、樹脂基材シート12
上に絵柄を付与する際に、形状精度良く、しかも、しわ
や密着不良などの発生がなく、歩留まり良く熱圧着する
ことができるものとなる。
【0043】また、図1に示すごとく、上記絵柄印刷フ
ィルム13を樹脂基材シート12上に熱圧着する際に、
同絵柄印刷フィルム13のたるみを防止するたるみ防止
機構7を少なくとも1ヶ所以上設けているものである
と、樹脂基材シート12上に絵柄を付与する際に、この
ような少なくとも1ヶ所以上設けたたるみ防止機構7に
より、形状精度良く、しかも、しわや密着不良などの発
生がなく、歩留まり良く熱圧着することが確実にできる
ものである。よって、簡易な装置を使用してしわの発生
を確実に抑えることができるものとなる。
【0044】さらに、図1に示すごとく、上記たるみ防
止機構7が、アイドラであると、このようなアイドラで
あるたるみ防止機構7にて絵柄印刷フィルム13のたる
みをより一層確実に抑えて、たるみを確実におこりにく
くすることができるものである。
【0045】そして、図1に示すごとく、上記絵柄印刷
フィルム13を上記張力ロール16a外周面に対して少
なくとも15度以上の角度で巻きかけているものである
と、このような張力ロール16a外周面に対して少なく
とも15度以上の角度での巻きかけにより、絵柄印刷フ
ィルム13のたるみを確実に抑えて、たるみをおこりに
くくすることができるものである。
【0046】同様に、図1に示すごとく、上記絵柄印刷
フィルム13が挿入される方向が、挟み込んで加圧して
熱圧着させる上下式熱圧着ロール10a、10bの外接
点を含む水平面に対してなす角度2〜10度の範囲に設
定しているものであると、このような絵柄印刷フィルム
13の挿入角度にて絵柄印刷フィルム13のたるみを確
実に抑えて、たるみをおこりにくくすることができるも
のである。
【0047】また、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィル
ム13供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜
10%縮尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルム13
を使用しているものであると、熱圧着時のしわ取り張力
により、絵柄が引き伸ばされる場合に有効なものであ
り、樹脂基材シート12上で所定の形状に絵柄が確実に
再現されるものとなる。
【0048】なお、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィル
ム13供給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜
10%倍尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルム13
を使用しているものであると、熱圧着時のしわ取り張力
により、絵柄が引き伸ばされる量よりも、絵柄印刷フィ
ルム13の収縮が大きい場合に有効であり、樹脂基材シ
ート12上で所定の形状に絵柄が再現されるものとな
る。
【0049】そして、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム13供給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄
を均一に1〜10%縮尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷
フィルム13を使用しているものであると、絵柄印刷フ
ィルム13が供給方向と直角方向(短手方向)に伸びや
すい場合などに有効なものであり、樹脂基材シート12
上で所定の形状に絵柄が確実に再現されるものとなる。
【0050】しかも、上記熱圧着する際の絵柄印刷フィ
ルム13供給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄
を均一に1〜10%倍尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷
フィルム13を使用しているものであると、絵柄印刷フ
ィルム13が供給方向と直角方向(短手方向)に縮みや
すい場合などに有効なものであり、樹脂基材シート12
上で所定の形状に絵柄が確実に再現されているものであ
る。
【0051】そして、上記張力ロール16a、16b
が、トルク調整可能なモータによりしわ取り張力を設定
しているものであると、このようなトルク調整可能なモ
ータによりしわ取り張力を設定している張力ロール16
a、16bにてしわ取り張力の大きさとしては一層確
実、かつ、任意に、容易に設定することができるものと
なる。
【0052】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る絵柄印刷フィル
ムのラミネート方法によると、絵柄印刷フィルム13の
しわ取り張力を低く抑えても外観品質を確保しながら、
所定の絵柄形状を再現することが可能となるものであ
る。
【0053】すなわち、本発明は、樹脂基材シート12
上に絵柄を付与する際に、形状精度良く、しかも、しわ
や密着不良などの発生がなく、歩留まり良く熱圧着する
ことができるものとなる。
【0054】本発明の請求項2に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1記載の場合に加え
て、樹脂基材シート12上に絵柄を付与する際に、この
ような少なくとも1ヶ所以上設けたたるみ防止機構7に
より、形状精度良く、しかも、しわや密着不良などの発
生がなく、歩留まり良く熱圧着することが確実にできる
ものである。よって、簡易な装置を使用してしわの発生
を確実に抑えることができるものとなる。
【0055】本発明の請求項3に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項2記載の場合に加え
て、このようなアイドラであるたるみ防止機構7にて絵
柄印刷フィルム13のたるみをより一層確実に抑えて、
たるみを確実におこりにくくすることができるものであ
る。
【0056】本発明の請求項4に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項3い
ずれか記載の場合に加えて、このような張力ロール16
a外周面に対して少なくとも15度以上の角度での巻き
かけにより、絵柄印刷フィルム13のたるみを確実に抑
えて、たるみをおこりにくくすることができるものであ
る。
【0057】本発明の請求項5に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項4い
ずれか記載の場合に加えて、このような絵柄印刷フィル
ム13の挿入角度にて絵柄印刷フィルム13のたるみを
確実に抑えて、たるみをおこりにくくすることができる
ものである。
【0058】本発明の請求項6に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項5い
ずれか記載の場合に加えて、熱圧着時のしわ取り張力に
より、絵柄が引き伸ばされる場合に有効なものであり、
樹脂基材シート12上で所定の形状に絵柄が確実に再現
されるものとなる。
【0059】本発明の請求項7に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項5い
ずれか記載の場合に加えて、熱圧着時のしわ取り張力に
より、絵柄が引き伸ばされる量よりも、絵柄印刷フィル
ム13の収縮が大きい場合に有効であり、樹脂基材シー
ト12上で所定の形状に絵柄が再現されるものとなる。
【0060】本発明の請求項8に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項5い
ずれか記載の場合に加えて、絵柄印刷フィルム13が供
給方向と直角方向(短手方向)に伸びやすい場合などに
有効なものであり、樹脂基材シート12上で所定の形状
に絵柄が確実に再現されるものとなる。
【0061】本発明の請求項9に係る絵柄印刷フィルム
のラミネート方法によると、請求項1ないし請求項5い
ずれか記載の場合に加えて、絵柄印刷フィルム13が供
給方向と直角方向(短手方向)に縮みやすい場合などに
有効なものであり、樹脂基材シート12上で所定の形状
に絵柄が確実に再現されるものとなる。
【0062】本発明の請求項10に係る絵柄印刷フィル
ムのラミネート方法によると、請求項1ないし請求項9
いずれか記載の場合に加えて、このようなトルク調整可
能なモータによりしわ取り張力を設定している張力ロー
ル16a、16bにてしわ取り張力の大きさとしては一
層確実、かつ、任意に、容易に設定することができるも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る絵柄印刷フィルムの
ラミネート方法に用いられるラミネート装置の構成を示
した側面図である。
【図2】本発明の絵柄印刷フィルムのラミネート方法に
用いられる一実施形態に係る絵柄印刷フィルムを示す構
成図である。
【図3】本発明の絵柄印刷フィルムのラミネート方法に
用いられる他の一実施形態に係る絵柄印刷フィルムを示
す構成図である。
【図4】本発明の一実施例に係る絵柄印刷フィルムが熱
圧着された樹脂基材シートを示す構成図である。
【図5】本発明の絵柄印刷フィルムのラミネート方法に
係る湾曲丸棒によるたるみ防止機構を示す構成図であ
る。
【符号の説明】 1 縮尺された円形状絵柄 2 倍尺された円形状絵柄 3 ロール状態の絵柄印刷フィルム 4 紙管 5 絵柄印刷フィルムを熱圧着した樹脂基材シート 6 熱圧着により所定形状になった円形状絵柄 7 たるみ防止機構 10a 熱圧着ロール 10b 熱圧着ロール 11a 引張ロール 11b 引張ロール 12 樹脂基材シート 13 絵柄印刷フィルム 14 アイドラ 15 アイドラ 16a 張力ロール 16b 張力ロール 17 アイドラ 20 アイドラ15の詳細図(湾曲丸棒によるたるみ
防止機構) θ 絵柄印刷フィルムの張力ロール外周面に対する
巻きかけ角度 φ 絵柄印刷フィルムの挿入角度(上下式熱圧着ロ
ール10a、10bの外接点を含む水平面に対してなす
角度)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 渉 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4F100 AR00A AT00B BA02 BA10A BA10B EC03 EJ192 EK03 HB00A HB31A JL02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絵柄印刷フィルムを樹脂基材シート上に
    熱圧着する際に、少なくとも一対の熱圧着ロールによ
    り、ロール表面温度160〜180℃に加熱し、加圧力
    2〜4kNで加圧するとともに、張力ロールにて付加さ
    れるしわ取り張力2〜10Nで引張りながら、送り速度
    0.2〜0.6m/minで貼付加工し、上記樹脂基材
    シート上に絵柄を付与することを特徴とする絵柄印刷フ
    ィルムのラミネート方法。
  2. 【請求項2】 上記絵柄印刷フィルムを樹脂基材シート
    上に熱圧着する際に、同絵柄印刷フィルムのたるみを防
    止するたるみ防止機構を少なくとも1ヶ所以上設けてい
    ることを特徴とする請求項1記載の絵柄印刷フィルムの
    ラミネート方法。
  3. 【請求項3】 上記たるみ防止機構が、アイドラである
    ことを特徴とする請求項2記載の絵柄印刷フィルムのラ
    ミネート方法。
  4. 【請求項4】 上記絵柄印刷フィルムを上記張力ロール
    外周面に対して少なくとも15度以上の角度で巻きかけ
    たことを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記
    載の絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  5. 【請求項5】 上記絵柄印刷フィルムが挿入される方向
    が、挟み込んで加圧して熱圧着させる上下式熱圧着ロー
    ルの外接点を含む水平面に対してなす角度2〜10度の
    範囲に設定することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4いずれか記載の絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  6. 【請求項6】 上記熱圧着する際の絵柄印刷フィルム供
    給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜10%縮
    尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを使用するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  7. 【請求項7】 上記熱圧着する際の絵柄印刷フィルム供
    給方向(長手方向)に、予め絵柄を均一に1〜10%倍
    尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを使用するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項5いずれか記載の
    絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  8. 【請求項8】 上記熱圧着する際の絵柄印刷フィルム供
    給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄を均一に1
    〜10%縮尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを
    使用することを特徴とする請求項1ないし請求項5いず
    れか記載の絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  9. 【請求項9】 上記熱圧着する際の絵柄印刷フィルム供
    給方向と直角方向(短手方向)に、予め絵柄を均一に1
    〜10%倍尺して絵柄印刷を行った絵柄印刷フィルムを
    使用することを特徴とする請求項1ないし請求項5いず
    れか記載の絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
  10. 【請求項10】 上記張力ロールが、トルク調整可能な
    モータによりしわ取り張力を設定しているものであるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項9いずれか記載の
    絵柄印刷フィルムのラミネート方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8351346B2 (en) 2007-12-07 2013-01-08 Allied Telesis Holdings K.K. Communication device
CN103832062A (zh) * 2014-03-13 2014-06-04 冯超 一种包覆膜压紧装置
CN104441905A (zh) * 2014-11-27 2015-03-25 海宁帝龙永孚新材料有限公司 一种pvc薄膜贴合机及pvc薄膜贴合的方法

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