JP2002346828A - セーバソーのブレード着脱機構 - Google Patents

セーバソーのブレード着脱機構

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JP2002346828A JP2001156586A JP2001156586A JP2002346828A JP 2002346828 A JP2002346828 A JP 2002346828A JP 2001156586 A JP2001156586 A JP 2001156586A JP 2001156586 A JP2001156586 A JP 2001156586A JP 2002346828 A JP2002346828 A JP 2002346828A
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俊彦 立花
Kazunobu Yoshimura
和信 吉村
Yoshio Osada
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱作業性がよく、安価で組み立て性のよい
ブレード着脱機構を提供する。 【解決手段】 ブレード27が挿入されるスリット20
d及びスリットが延びる軸方向に直交して少なくともス
リットまで貫通する貫通穴20eを設けた軸方向に沿っ
て往復動可能なプランジャ20、スリットの壁に押圧係
止する係止ピン40、プランジャの先端部にプランジャ
の往復運動方向と概ね直角方向に弾性力をもつ圧縮コイ
ルばね41及びホルダスプリング32を備え、ホルダー
ノブ31を回転させることで、係止ピンを押圧または係
止ピンの押圧を解除することによりブレード27を着脱
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅やビルの建築、
設備、改装、解体工事等において木材、鋼材、パイプ等
を切断するセーバソー等に使用されるブレードを容易に
着脱できるようにしたセーバーソーのブレード着脱機構
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータにより駆動される往復動形式
の切断工具としてセーバソーがある。セーバソーは、周
知の如く、一般に直線のこ刃(以下ブレードという)を
取付けた往復動軸(以下プランジャという)を往復駆動
させブレードによって切断するものである。ブレード
は、プランジャへの取付け端部に係止穴を設けているも
のが一般的である。
【0003】一般に前記プランジャの往復運動量(以下
ストローク量という)は、小さいもので約20mm、大
きいものでも約32mmである。このため、実際の切断
作業ではストローク量の範囲内でブレードの刃部が集中
的に使用されるため、ブレードの消耗が激しく、特に鋼
材の切断作業では頻繁にブレードを交換する必要があっ
た。また、細長いブレードを高速で往復動させて切断す
るため、通常の切断時に発生する反力によってブレード
がプランジャ取付け根元部から折損することがあり、こ
のような場合にもブレードの交換すなわちブレードの着
脱を必要としていた。
【0004】ブレードの係止穴に入る突起部を有するブ
レードホルダを介して、レンチ等の工具を使用して締付
け・緩めを行う止めねじによりブレードをプランジャに
取付ける方法が最も一般的であったが、レンチ等の工具
を使用して行う方法では、着脱に手間がかかり作業能率
が上がらないと共にレンチ等の工具を常に携帯しなくて
はならず、工具を紛失した場合にはブレードの着脱がで
きないという問題があった。
【0005】このため例えば特開2000−19030
1号の如くレンチ等の工具を必要とすることなくブレー
ドの着脱ができるツールレスブレード着脱機構を提案し
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の特開2000−
190301号のツールレス着脱機構は、ブレードが挿
入されるスリット及びスリットが延びる軸方向に直交し
て少なくともスリットまで貫通する貫通穴を設けた軸方
向に沿って往復動可能なプランジャ、スリットの壁に押
圧係止する係止ピン、プランジャの先端部にプランジャ
の軸方向に沿って移動可能に設けられたブレードホルダ
とを備え、ブレードホルダが前進または後退した時係止
ピンを押圧または係止ピンの押圧を解除することにより
ブレードを着脱できるようにしたものである。
【0007】しかし、この従来技術はブレードを押圧係
止する係止ピンの進退を、ブレードホルダを回転させる
ことにより行っているため、ブレード着脱機構が複雑で
組み立て性が悪く高価であった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来のブレード
着脱機構の欠点を解消し、ブレードの固定と着脱が容易
に行える耐久性に優れたセーバソーのブレード着脱機構
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ブレードが
挿入されるスリット及びスリットが延びる軸方向に直交
して少なくともスリットまで貫通する貫通穴を設けた軸
方向に沿って往復動可能なプランジャ、ブレードのプラ
ンジャ軸方向への抜け出しを防止する突起部とブレード
取付け端部側面をスリットの壁に押圧係止する係止面を
有した係止ピン、プランジャの先端部にプランジャの軸
方向と直角方向に変形可能な弾性体とを備え、弾性体の
弾性力により係止ピンを押圧し、弾性体を変形させた時
係止ピンの押圧を解除する構造とすることにより達成さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を一実施形態を示した
図1〜図31を参照して説明する。なお図1において左
側を前方、右側を後方として説明する。 (モータ部)電動モータ1は樹脂製のハウジング2に内
蔵され、ハウジング2の後方にはハンドル3が接続され
ている。ハンドル3には電動モータ1への給電路を開閉
するスイッチ4が内蔵されている。 (減速部)ハウジング2の前方には以下に述べる動力伝
達手段を内蔵するアルミニウム製のインナカバー5及び
ギヤカバー6が接続されている。モータ軸7の先端には
駆動歯車8が形成され、モータ軸7と平行に設けられた
セカンドシャフト9には従動歯車10が取付けられ、こ
れら一対の減速歯車8,10を介して電動モータ1はセ
カンドシャフト9を回転駆動する。セカンドシャフト9
の前方にはセカンドシャフト9の軸芯に対し約14°の
角度で傾斜した傾斜軸部9aが形成され、また先端にセ
カンドシャフト9の軸芯と同芯のサブシャフト11が取
付けられている。 (往復動軸保持部)ギヤカバー6の先端部には図2に示
す如く2個の軸ボルト12が取付けられており、軸ボル
ト12の先端部にはガイドスリーブ13が軸ボルト12
の軸芯を中心として回動自在に取付けられている。ガイ
ドスリーブ13の後端には図1、図3に示す如く方形貫
通穴部14が形成され、インナカバー5を貫通して回動
自在に取付けられたチェンジシャフト15がガイドスリ
ーブ13の方形貫通穴部14を貫通して取付けられてい
る。チェンジシャフト15の中央部にはガイドスリーブ
13の直径より大きい範囲で対称な平面部15aが形成
され、チェンジレバー16によってチェンジシャフト1
5を回転させることにより、ガイドスリーブ13の回動
を選択的に許容または抑止することができるようにして
いる。 (回転−往復動変換部)セカンドシャフト9の傾斜軸部
9aには、2個のベアリング17を介して揺動軸部18
aを有するレシプロプレート18が取付けられている。
揺動軸部18aの先端には球状部18bが形成されてい
る。ガイドスリーブ13の前方内部には軸受メタル19
が圧入されており、軸受メタル19を貫通してプランジ
ャ20が往復動可能に取付けられている。プランジャ2
0はガイドスリーブ13の内周壁とわずかな隙間で摺動
する大径部20aを有し、大径部20aには軸方向と直
角に穴部20bが設けられている。レシプロプレート1
8の揺動軸部18aはプランジャ20を貫通して先端の
球状部18bが穴部20bの内部にわずかな隙間で転動
可能に係合しており、セカンドシャフト9の回転運動を
プランジャ20の往復運動に変換する。 (揺動切断機構部)図4及び図5に示す如く、ガイドス
リーブ13に設けられた長穴部13aとプランジャ20
を貫通してローラーシャフト21が設けられ、その両端
にはスイングローラー22が回動自在に取付けられてい
る。スイングローラー22の上下にはプランジャ20の
軸方向に傾斜面23aを有するスイングレール23がイ
ンナカバ5ー及びギヤカバー6に固定されて設けられ、
チェンジシャフト15を解放位置にセットするとスイン
グローラー22はスイングレール23の傾斜面23aの
上を転動し、これによりプランジャ20は揺動しながら
往復運動を行う。 (本体前方保持部)インナカバー5、ギヤカバー6及び
ハウジング1の一部を内蔵する樹脂製のフロントカバー
24が設けられ、ギヤカバー6の先端部には切断作業時
にセーバソー本体を被切断材に対して安定させるベース
25が固定レバー26を介して取付けられている。 (ブレード着脱機構の構成)図6は最も一般的なブレー
ド27を示す。ブレード27の取付端部27aには係止
穴27bが設けられている。
【0011】図7、図8はプランジャ20先端部のブレ
ード取付端部20cを示す。ブレード取付端部20cに
はブレード27が挿入されるスリット20dと、ブレー
ド取付位置においてブレード27の係止穴27bと同芯
で、かつブレード27側面に直角でブレード取付端部2
0cの外周よりスリット20dを越えて貫通する段付き
貫通穴20eが設けられ、さらに図のように段付き貫通
穴20eの軸に平行なねじ穴20hが設けられている。
ブレード取付端部20cの外周には、ブレード27の取
付端部27aのa寸法より僅かに小さいb寸法で上下に
平面部20fが形成されており、プランジャ20の軸芯
に対し概ね直角に円形溝20gが設けられている。
【0012】図10〜図12はブレード27の上下方向
の切断荷重を支えるブレードホルダ29を示す。ブレー
ドホルダ29は鋼材等の高強度材で形成され、ブレード
ホルダ29は円筒部29a及び突起部29bとから形成
され、円筒部29aの内周はプランジャ20のブレード
取付端部20cの外径より僅かに大きい内径で形成さ
れ、ブレード27の取付端部27aのa寸法より僅かに
大きいc寸法で平面部29cが形成されている。突起部
29bは、被切断材に最も近接した部位にあるため、切
断作業時に被切断材が衝突したり噛み込んだりする危険
性からブレード着脱機構を保護するよう形成されてい
る。円筒部29aの外周には穴29dが形成されてい
る。
【0013】図13〜図17は操作部付近の構成部品で
あり、熱伝導率の小さい部材で形成したアウタースリー
ブ30を示す。アウタースリーブ30は、ブレードホル
ダ29の円筒部29aより僅かに大きい内径30aを有
し、ブレードホルダ29を覆うように形成されており、
外側上面部30bから外側下面部30cに貫通した穴3
0fを有し、外側上面部30bには平面部30gが、外
側下面部30cには平面部30hが形成されている。ま
た、外側側面部30dには、図14に示された形状の穴
30eが設けられている。
【0014】図18〜図20はアウタースリーブ30同
様、操作部付近の構成部品であり、熱伝導率の小さい部
材で形成したホルダノブ31を示す。ホルダノブ31は
円柱部31aと、取っ手部31bから成り、円柱部31a
には平面部31cとトメワ用の溝31dが形成されてい
る。図19に示すように、円柱部31aの軸31eから
距離dの点31fに軸31eを中心として荷重F1を与
えると、図20に示した円柱部31aの外周と平面部3
1cの交わり部31gには、F1×d=F2×e の関係
式よりF2=d/e×F1の荷重が作用し、d>eとする
ことによりF1<F2となる。
【0015】図21〜図24はブレード着脱機構の構成
部品であるホルダスプリング32、リターンスプリング
33を示している。本実施形態ではホルダスプリング3
2、リターンスプリング33共に図のような形状の板バ
ネとし、穴32a,33aを有する。なお、ホルダスプ
リング32及びリターンスプリング33は夫々本発明の
第1弾性体及び第2弾性体を構成する。
【0016】図25〜図27は本発明ブレード着脱機構
のブレード取付前の状態を示している。プランジャ20
の段付き貫通穴20eの内部には、段付きブレード係止
ピン40(以下単に係止ピンという)がプランジャ20
の軸方向と直角の方向に進退可能に設けられている。係
止ピン40により、ブレードホルダ29はプランジャ2
0に対し回転及び軸方向の移動が規制されている。係止
ピン40の先端にはブレード27の係止穴27bに入る
係止突起40aが形成され、後端は常にホルダスプリン
グ32と接触する構造となっている。
【0017】係止ピン40は、一端にブレード27の係
止穴27bを貫通しブレード27の抜け出しを防止する
第1円柱係止突起部40aと、第1円柱係止部40aに
連続して形成され第1円柱係止部40aより大きな直径
を有しブレード27の取付端部27aの側面をプランジ
ャ20のスリット20dの壁に押圧係止する係止面40
eを有した第2円柱部40bと、第2円柱部40bに連
続して形成され第2円柱部40bより大きな直径を有す
る第3円柱部40cにより形成されており、係止ピン4
0の第3円柱部40cとプランジャ20の段付き貫通穴
20eとのスペースには圧縮コイルばね41が設けら
れ、ブレード着脱機構を解放状態とした時に係止ピン4
0をブレード27の係止穴27bから自動的に離脱でき
るよう常時付勢している。
【0018】ホルダノブ31は図のように円柱部31a
がアウタースリーブ30の穴30fを貫通し、かつプラ
ンジャ20の円形溝20gを通して取り付けられてお
り、アウタースリーブ30の平面部30h付近でトメワ
34によりアウタースリーブ30に対し回動可能なよう
に係止されている。従って、アウタースリーブ30はホ
ルダノブ31を介してプランジャ20に係止される。図
26に示すようにアウタースリーブ30の突起部30j
及び30kにより、ホルダノブ31の取っ手部31bの
回動が規制され、ホルダノブ31は矢印の範囲内で回動
可能となる。また、プランジャ20にはホルダスプリン
グ32とリターンスプリング33が対面して、ネジ35
によって固着され、ホルダノブ31の円柱部31a及び
平面部31cがプランジャ20の円筒溝部20gとホル
ダスプリング32及びリターンスプリング33に挟み込
まれる構成となっている。
【0019】以上が本発明ブレード着脱機構の構成であ
るが、図27の状態では係止ピン40先端の第1円柱係
止部40aがプランジャ20のスリット20dの内部に
突き出しているため、ブレード27を固定できる位置ま
でスリット20d内に挿入することはできない。以下本
発明ブレード着脱機構によるブレード27の着脱動作に
ついて説明する。 (ブレード27の装着)図28及び図29はブレード2
7の装着状態を示している。ホルダノブ31の取っ手部
31bを図28の矢印の方向に回転させるとホルダノブ
31の円柱部31aの外周と平面部31cとの交わり部
31gはホルダスプリング32とリターンスプリング3
3を外側に変形され、係止ピン40への押圧が解放さ
れ、圧縮コイルばね41によって変形したホルダスプリ
ング32に沿い係止ピン40は自動的に外側に後退す
る。これにより、ブレード27をプランジャ20のスリ
ット20d内に挿入すなわちブレード27の装着が可能
となる。ホルダノブ31を回しきることにより円柱部3
1aがプランジャ20の円形溝部20gとホルダスプリ
ング32及びリターンスプリング33に挟み込まれホル
ダノブ31はブレード27が装着可能な状態で固定され
る。よって、ブレード27の挿入を片手で容易に行うこ
とができる。 (ブレード27の固定)ブレード27の固定は、図29
の状態でブレード27をプランジャ20のスリット20
d内に入れた後、ホルダノブ31の取っ手部31bを図
30の矢印方向に回転させ、ホルダスプリング32によ
る係止ピン40への押圧が生じることにより自動的に行
われる。すなわち、ホルダスプリング40の弾性力によ
りホルダノブ31が装着時とは逆に回転し、係止ピン4
0もまた、ホルダスプリング32の弾性力により内側に
移動され、係止突起40aがブレード27の係止穴27
bに入ると共にブレード27の取付端部27a側面が係
止面40eによりスリット20dの壁に押し付けられブ
レード27は図31に示す如く固定される。ブレード2
7が挿入された為、ホルダスプリング32は図27の位
置まで戻りきらないが、リターンスプリング33は図2
7の位置まで戻ることが可能であり、ホルダノブ31を
固定する。圧縮コイルばね41の圧縮力は、小さな係止
ピン40を移動させるための強さがあればよく、ホルダ
スプリング32の弾性力に比べて十分小さく設定でき
る。 (ブレード27の取外し)ブレード27の取外しは、ブ
レード27の装着と同様、ホルダノブ31の取っ手部3
1bを図28の矢印方向に回転させることにより、係止
ピン40がブレード27の係止穴27bから自動的に離
脱するようになりブレード27の取外しを容易に行うこ
とができる。
【0020】前記ホルダスプリング32の弾性力(荷
重)はプランジャ20の往復運動方向と概ね直角方向の
為、切断作業時のプランジャ20の高速往復運動により
生ずる加速度による影響は小さい。
【0021】また図31の状態からブレード27を取外
すために、ホルダスプリング32及びリターンスプリン
グ33に抗してホルダノブ31を回転させる必要がある
が、前述したように、ホルダスプリング32によってホ
ルダノブ31が押圧される荷重よりも、操作者がホルダ
ノブ31を回転させる荷重は小さくできるため、ブレー
ド着脱性が良くなる。
【0022】上記実施形態によれば次のような作用効果
を奏し得ることが可能となる。すなわちブレード27を
押圧係止する係止ピン40の進退を、プランジャ20の
往復運動方向と概ね直角方向の圧縮コイルばね41及び
ホルダスプリング32のみにより行うようにしたこと
で、構造が簡単となり、安価で組み立て性が良くなる。
ホルダノブ31をブレード着脱可能位置で保持できるよ
うにしたことで、レンチ等の工具を必要とせずに操作者
が指先で付与できる回転力により容易に片手でブレード
27の着脱及び固定が行なえる。
【0023】またプランジャ20の貫通穴20eの内部
に、ブレード27を押圧係止する係止ピン40を変形可
能なホルダスプリング32に沿って後退させる方向に付
勢する圧縮コイルばね41を設け、ブレード27の取外
し時に係止ピン40が自動的にブレード27の係止穴か
ら離脱できるようにしたので、プランジャ20の先端を
下方に向けるだけで、ブレード27または折損したブレ
ード27の破片を自重により容易に取外すことができ、
操作性に優れたブレード着脱機構とすることができる。
【0024】なお図1の状態おいてはブレードホルダ2
9等がセーバソー本体内にありホルダノブ31を回転移
動させることができない。この場合にはスイッチ4を操
作してホルダノブ31がセーバソー本体外に突出させ、
この状態で着脱すればよい。また図1の状態よりブレー
ド27等が前進しておれば、ブレード27等をつかんで
ブレード27すなわちホルダノブ31を前方に引き出す
ことが可能であり、ブレード27の着脱を容易に行うこ
とができるようになる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ルダノブを回転させるだけの簡単な操作でブレードに触
れることなくブレードを着脱することが可能となり、着
脱作業性を向上できる。また、単純な構造としたことで
複雑な形状の部品製作が不要となり、安価で組み立て・
分解が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ブレード着脱機構を採用したセーバソー
の一実施形態を示す一部断面側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図1のC−C線断面図。
【図5】図1の揺動機構部を示す一部断面側面図。
【図6】本発明着脱機構に採用されるブレードの一例を
示す側面図。
【図7】本発明着脱機構に使用されるプランジャの先端
部を示す側面図。
【図8】図7のD−D線一部断面図。
【図9】図7のE−E線断面図。
【図10】本発明着脱機構に使用されるブレードホルダ
を示す断面側面図。
【図11】図10の左側面図。
【図12】図11のF−F線断面図。
【図13】本発明着脱機構を構成するアウタースリーブ
を示す正面図。
【図14】図10に示すブレードホルダの右側面図。
【図15】図14のG−G線断面図。
【図16】図13の上面図。
【図17】図13の下面図。
【図18】本発明着脱機構を構成するホルダノブを示す
側面図。
【図19】図18の上面図。
【図20】図18のH−H線断面図。
【図21】本発明着脱機構を構成するホルダスプリング
を示す側面。
【図22】図21のJ−J線断面図。
【図23】本発明着脱機構を構成するリターンスプリン
グを示す側面図。
【図24】図21のK−K線断面図。
【図25】本発明着脱機構を構成するプランジャ先端部
を示す側面図。
【図26】図25の上面図。
【図27】図25の拡大断面上面図。
【図28】本発明着脱機構によるブレードの装着可能状
態を示す上面図。
【図29】図28の拡大断面上面図。
【図30】本発明着脱機構によるブレードの固定状態を
示す上面図。
【図31】図30の拡大断面上面図。
【符号の説明】
1は電動モータ、2はハウジング、3はハンドル、4は
スイッチ、5はインナカバー、6はギヤカバー、7はモ
ータ軸、8は駆動歯車、9はセカンドシャフト、10は
従動歯車、11はサブシャフト、12は軸ボルト、13
はガイドスリーブ、14は方形貫通穴、15はチェンジ
シャフト、16はチェンジレバー、17はベアリング、
18はレシプロプレート、19は軸受メタル、20はプ
ランジャ、21はローラーシャフト、22はスイングロ
ーラー、23はスイングレール、24はフロントカバ
ー、25はベース、26は固定レバー、27はブレー
ド、29はブレードホルダ、30はアウタースリーブ、
31はホルダノブ、32はホルダスプリング、33はリ
ターンスプリング、34はトメワ、35はネジ、40は
係止ピン、41は圧縮コイルばねである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に沿って延び、ブレードが挿入さ
    れるスリット及びスリットが延びる方向と直交して設け
    られ、少なくともスリットまで貫通した貫通穴を先端部
    に有し、往復動されるプランジャと、貫通穴内に進退可
    能に設けられ、ブレードをスリットの壁に押圧係止する
    係止ピンと、プランジャの先端部にプランジャの軸方向
    と直角方向に変形可能な第1弾性体とを備え、第1弾性
    体の弾性力によって係止ピンを押圧し、プランジャの軸
    方向と直角方向に第1弾性体を変形させることにより、
    係止ピンの押圧を解除することを特徴とするセーバソー
    のブレード着脱機構。
  2. 【請求項2】 軸方向に沿って延び、ブレードが挿入さ
    れるスリット及びスリットが延びる方向と直交して設け
    られ、少なくともスリットまで貫通した貫通穴を先端部
    に有し、往復駆動されるプランジャと、貫通穴内に進退
    可能に設けられ、ブレードの取付端部に設けられた係止
    穴を貫通する係止突起及びブレードの取付端部側面をス
    リットの壁に押圧係止する係止面を有した係止ピンと、
    プランジャの先端部にプランジャの軸方向と直角方向に
    変形可能な第1弾性体とを備え、第1弾性体の弾性力に
    よって係止ピンを押圧し、プランジャの軸方向と直角方
    向に第1弾性体を変形させた時、係止ピンの押圧を解除
    することを特徴とするセーバーソーのブレード着脱機
    構。
  3. 【請求項3】 前記第1弾性体により係止ピンの抜け出
    しを阻止することを特徴とする請求項1記載のセーバー
    ソーのブレード着脱機構。
  4. 【請求項4】 前記プランジャに第1弾性体を固着する
    ことを特徴とする請求項1記載のセーバーソーのブレー
    ド着脱機構。
  5. 【請求項5】 前記係止ピンを半径方向外側に押圧させ
    る押圧部材をプランジャの貫通穴に設けたことを特徴と
    する請求項1記載のセーバーソーのブレード着脱機構。
  6. 【請求項6】 前記プランジャに回動可能なノブを設
    け、ノブを回動させることにより第1弾性体を変形さ
    せ、係止ピンの押圧を解除することを特徴とする請求項
    1記載のセーバーソーのブレード着脱機構。
  7. 【請求項7】 前記ノブが第1弾性体におよぼす作用点
    と回動の中心である支点との距離が、ノブに及ぼす力点
    と回動の中心である支点との距離より短かくし、力点に
    およぼした力より、大きな力を作用点におよぼすことを
    特徴とする請求項6記載のセーバーソーのブレード着脱
    機構。
  8. 【請求項8】 前記第1弾性体と概ね平行に第2弾性体
    を設けノブの係止を行うことを特徴とする請求項1記載
    のセーバーソーのブレード着脱機構。
  9. 【請求項9】 前記ノブが第1弾性体または第2弾性体
    の弾性力によって、ブレード挿入可能な状態で係止され
    ることを特徴とする請求項6記載のセーバーソーのブレ
    ード着脱機構。
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