JP2002346274A - 除湿器およびそれを用いた洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】水滴の飛散がなく、通風抵抗が小さく高効率の
水冷除湿を実現する。 【解決手段】水冷除湿ダクト８に冷却水を供給する給水
管１１の出水口１１ａに該出水口を覆う出水口カバー１
２を設置して該出水口から流出する冷却水を水冷除湿ダ
クトの側壁面に導いて該側壁面を伝って流下するように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、除湿器および洗濯
乾燥機に関する。

【０００２】

【従来の技術】洗濯乾燥機における湿潤空気を水冷によ
って除湿する除湿器は、加熱した空気を洗濯兼脱水槽内
に吹き込み、外槽から吸い出した空気を水冷除湿した後
に再度加熱して洗濯兼脱水槽内に吹き込む循環風路を備
える。このような洗濯乾燥機の除湿器は、幾つか提案さ
れており、その一例が特開平１１−３４７２８２号公報
に記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような水冷による
除湿器は、湿潤した循環空気を水冷して除湿し、その後
にヒータによって加熱する構成であるために、冷却水の
水滴が循環空気に乗って下流に飛翔して送風機やヒータ
に付着すると、これらを湿潤して漏電や故障の原因とな
ることから、送風機やヒータの防湿機構が複雑になる。

【０００４】また、循環空気を少ない抵抗（風損）で循
環させるためには、冷却水による通風抵抗の増加を抑制
することにより、循環風路内の通風抵抗を小さくするこ
とが必要である。しかしながら、通風路の途中に水滴捕
集手段を設置すると、通風抵抗が増加することになる。

【０００５】本発明の１つの目的は、冷却水の水滴が循
環空気に乗って飛翔して下流の送風機やヒータに付着す
るのを防止することができる高効率の除湿器および洗濯
乾燥機を提案することにある。

【０００６】本発明の他の目的は、通風抵抗の増加を抑
制することにより、循環風路内の通風抵抗を小さくする
ことができる高効率の除湿器および洗濯乾燥機を提案す
ることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の除湿器は、水冷
により冷却除湿を行う除湿ダクトを備えた除湿器におい
て、前記除湿ダクトに冷却水を供給する給水管の出水口
に該出水口を覆う出水口カバーを設置して該出水口から
流出する冷却水を除湿ダクトの側壁面に導くようにした
ことを特徴とする。

【０００８】また、本発明の洗濯乾燥機は、筐体と、こ
の筐体内に支持した外槽と、この外槽内に配置した内槽
と、この内槽に温風を供給するヒータおよび送風機と、
前記外槽に連通させて設置して該外槽内の温風を通すこ
とにより水冷して除湿する除湿ダクトを備えた洗濯乾燥
機において、前記除湿ダクトに冷却水を供給する給水管
の出水口に該出水口を覆う出水口カバーを設置して該出
水口から流出する冷却水を除湿ダクトの側壁面に導くよ
うにしたことを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。

【００１０】図１は、本発明になる洗濯乾燥機の全体構
成を示す模式図である。この洗濯乾燥機は、筐体１に支
持した外槽２と、この外槽２内に設置して洗濯物を洗
濯，脱水および乾燥するための遠心脱水および通気用の
小穴３ａを有する内槽３および撹拌翼４と、この内槽３
および撹拌翼４を回転させる回転駆動装置５と、乾燥時
に前記内槽３内に温風を供給するための送風機６および
ヒータ７と、外槽２の底近くの側壁に形成した吸い出し
口２ａから吸い出した循環空気を水冷除湿した後に前記
送風機６およびヒータ７を通して内槽３内に吹き込む空
気循環水冷除湿機構を備える。

【００１１】この空気循環水冷除湿機構は、前記外槽２
の吸い出し口２ａから該外槽２の外側の側壁に沿って上
方に略垂直状態に伸びる水冷除湿ダクト８と、この水冷
除湿ダクト８の上端部から折り返して外槽２の下側に伸
びて該部に設置した前記送風機６の吸い込み口に接続す
る通風ダクト９と、この送風機６の吐出口から外槽２の
上側に伸びて該部に位置するヒータ７を内包し、内槽３
に向けて温風を吹き込むように開口する通風ダクト１０
を備える。そして、前記水冷除湿ダクト８の上部には、
給水管１１の出水口１１ａを開口させ、この出水口１１
ａを覆うように流線型に湾曲した出水口カバー１２を設
置して該出水口１１ａに循環空気が勢い良く衝突するの
を防ぐと共に前記出水口１１ａから流出する冷却水を前
記水冷除湿ダクト８の側壁面に導くように構成する。

【００１２】この洗濯乾燥機は、従来の一般的な洗濯機
と同様に洗濯および脱水工程を終了すると、乾燥工程に
入る。

【００１３】この乾燥工程においては、送風機６を運転
することにより、外槽２内の湿潤空気を吸い出し口２ａ
から８内に吸い出し、水冷除湿ダクト８内で水冷除湿し
た後に通風ダクト９を介して送風機６に吸い込ませ、こ
の送風機６から送り出した空気を通風ダクト１０を通し
てヒータ７で加熱して温風として内槽３内に吹き出させ
る。この温風は、内槽３内において洗濯物から水分を蒸
発させて湿潤し、内槽３の小穴３ａから外槽２内に出て
吸い出し口２ａから水冷湿ダクト８に吸い出される循環
空気１３となる。

【００１４】水冷除湿ダクト８内における水冷除湿にお
いて、給水管１１の出水口１１ａから流出する冷却水は
出水口カバー１２によって水冷除湿ダクト８の側壁面に
導いて該側壁面を伝わせて層状に流下させる。そして、
湿潤した循環空気１３は、水冷除湿ダクト８内を上昇す
るときにこの冷却水の層に触れて冷却除湿される。

【００１５】循環空気１３は、水冷除湿ダクト８内を高
速で循環するが、配水管１１の出水口１１ａは、出水口
カバー１２によって覆って高速の循環空気１３に曝され
ないようにしているので、出水口１１ａから流出する冷
却水が循環空気１３に吹き上げられて下流まで飛翔する
水滴の発生を防止することができる。従って、水冷除湿
ダクト８の下流側に格別な水滴捕集手段を設ける必要が
なくなる。

【００１６】図２は、本発明の第１の実施の形態である
洗濯乾燥機の縦断側面図、図３は、筐体を切り欠いて示
す同洗濯乾燥機の背面図である。図４は、水冷除湿ダク
ト８の上部を切り欠いて示す斜視図である。図１に示し
た洗濯乾燥機と同一の構成部品には同一の参照符号を付
して重複する説明は省略する。

【００１７】空気循環水冷除湿機構における水冷除湿ダ
クト８と通風ダクト９，１０は、外槽２の側壁の後側の
外壁面と筐体１の後側の内壁面の間に水冷除湿ダクト８
を中央にしてその両側に横並びに設置する。そして、給
水管１１の出水口１１ａは、水冷除湿ダクト８と通風ダ
クト９を仕切る側壁８ａに開口させ、この出水口１１ａ
を覆うように流線型に湾曲した出水口カバー１２を設
け、この出水口カバー１２の下縁を水冷除湿ダクト８の
側壁８ａに微小間隙を介在させて対向させた構成であ
る。この微小間隙は、出水口１１ａから流れ出た冷却水
を側壁面８ａの前幅に広げて流下させることができるよ
うに設定することが望ましい。出水口１１ａを開口させ
る側壁面および出水口カバー１２は、冷却効率を高める
観点からは、面積の広い他の壁面に設けることもでき
る。

【００１８】このような洗濯乾燥機によれば、給水管１
１の出水口１１ａから水冷除湿ダクト８内に流出する冷
却水は、出水口カバー１２によって受け止められて該出
水口カバー１２の下縁と水冷除湿ダクト８の側壁面８ａ
の間の微小間隙から該側壁面８ａを伝って層状に流下す
るように流し出され、循環空気１３は、水冷除湿ダクト
８の側壁面８ａを伝って流下する冷却水の層に触れて冷
却除湿される。また、給水管１１の出水口１１ａを覆う
出水口カバー１２は、出水口１１ａから流出する冷却水
が高速の循環空気１３に吹き上げられて下流側に飛翔す
る水滴となるのを防止することができる。

【００１９】本発明の第２の実施の形態を図５を参照し
て説明する。この実施の形態は、出水口カバーの下縁部
を水平に折り曲げてその先端を側壁面に当接し、折り曲
げた水平部分に複数の開口を設けて冷却水を分散して側
壁面に供給して流下させるようにした構成に特徴があ
る。図５は、水冷除湿ダクトと給水管と出水口カバーを
示す斜視図であり、その他の構成は、前述した実施の形
態と同様であるので図示説明を省略する。

【００２０】図５において、水冷冷却ダクト８の側壁８
ａに開口した給水管１１の出水口１１ａを覆うように流
線型に湾曲した出水口カバー１２は、下縁部を水平に折
り曲げてその先端を側壁面８ａに当接し、折り曲げた水
平部分１２ａに複数の開口１２ｂを設けて冷却水を分散
して側壁面８ａに供給して流下させるようにした構成で
ある。開口１２ｂの形状は、円形に限らず他の形状でも
良い。

【００２１】このような構成によれば、給水管１１の出
水口１１ａから水冷除湿ダクト８内に流出した冷却水
は、側壁面８ａおよび出水口カバー１２伝って流下する
が、出水口カバー１２の下縁部の水平部分１２ａに堰き
止められて滞留して幅方向に広がり、複数の開口１２ｂ
から分散して側壁面８ａに流出する。開口１２ｂから側
壁面８ａを伝って流下する複数条の冷却水は、側壁面８
ａを伝って更に幅方向に広がって流下する層流となるた
めに、水冷冷却ダクト８内を通過する循環空気を広範囲
で冷却水の層と接触させ効率良く冷却除湿することがで
きる。

【００２２】本発明の第３の実施の形態を図６を参照し
て説明する。この実施の形態は、前述した第２の実施の
形態における出水口カバーの複数の開口の開口面積を変
えることによって冷却水を均一に分散して側壁面に供給
して流下させるようにした構成に特徴がある。図６は、
水冷除湿ダクトと給水管と出水口カバーを示す斜視図で
あり、その他の構成は、前述した実施の形態と同様であ
るので図示説明を省略する。

【００２３】図６において、給水管１１は、通風ダクト
９の通風抵抗の増加を抑制するために該通風ダクト９の
端部を貫通させ、側壁面８ａの側端部に位置させて出水
口１１ａを開口させている。そして、出水口カバー１２
の下縁部の水平部分１２ａに設けた開口１２ｂは、その
開口面積を、給水管１１の出水口１１ａの下側で小さく
し、幅方向に遠い位置のものほど大きくなるように形成
している。

【００２４】このような構成によれば、給水管１１の出
水口１１ａから水冷除湿ダクト８内に流出した冷却水
は、側壁面８ａおよび出水口カバー１２伝って真下に向
かって流下するが、出水口カバー１２の下縁部の水平部
分１２ａに堰き止められて滞留して幅方向に広がり、複
数の開口１２ｂから分散して側壁面８ａに流出する。こ
のとき、水平部分１２ａ上の冷却水の水圧（水量）は、
出水口１１ａの真下の位置で高くなり、幅方向に遠くな
るに従って低くなる。しかしながら、開口１２ｂの開口
面積を前述したように設定しているので、各開口１２ｂ
から側壁面８ａを伝って流下する複数条の冷却水の流量
は均一化されるようになり、側壁面８ａを伝って更に幅
方向に広がって均一に流下する層流となるために、水冷
冷却ダクト８内を通過する循環空気を広範囲で冷却水の
層と接触させ効率良く冷却除湿することができる。

【００２５】本発明の第４の実施の形態を図７を参照し
て説明する。この実施の形態は、前述した第２の実施の
形態における出水口カバーの複数の開口を設けた水平部
分を幅方向に傾斜させることによって冷却水を均一に分
散して側壁面に供給して流下させるようにした構成に特
徴がある。図７は、水冷除湿ダクトと給水管と出水口カ
バーを示す斜視図であり、その他の構成は、前述した実
施の形態と同様であるので図示説明を省略する。

【００２６】図７において、給水管１１は、通風ダクト
９の通風抵抗の増加を抑制するために該通風ダクト９の
側端部を貫通させ、側壁面８ａの側端部に位置させて出
水口１１ａを開口させている。そして、出水口カバー１
２の下縁部の水平部分１２ａは、給水管１１の出水口１
１ａの下側で高く、幅方向に遠い位置で低く位置するよ
うに幅方向に傾斜させている。

【００２７】このような構成によれば、給水管１１の出
水口１１ａから水冷除湿ダクト８内に流出した冷却水
は、側壁面８ａおよび出水口カバー１２伝って真下に向
かって流下するが、出水口カバー１２の下縁部の水平部
分１２ａに堰き止められて滞留して幅方向に広がり、複
数の開口１２ｂから分散して側壁面８ａに流出する。こ
のとき、出水口１１ａから流下する冷却水は、出水口１
１ａの真下の位置で水平部分１２ａに到達するが、この
水平部分１２ａは幅方向に遠くなるに従って低くなるよ
うに傾斜しているので、出水口１１ａの真下部分から遠
ざかるように水平部分１２ａを流れ落ち、各開口１２ｂ
から側壁面８ａを伝って流下する複数条の冷却水の流量
は均一化されるようになり、側壁面８ａを伝って更に幅
方向に広がって均一に流下する層流となるために、水冷
冷却ダクト８内を通過する循環空気を広範囲で冷却水の
層と接触させ効率良く冷却除湿することができる。

【００２８】本発明の第５の実施の形態を図８を参照し
て説明する。この実施の形態は、前述した第２の実施の
形態における出水口カバーの複数の開口の下側に側壁面
に沿って縦長の整流リブを設けた構成に特徴がある。図
８は、水冷除湿ダクトと給水管と出水口カバーを示す斜
視図であり、その他の構成は、前述した実施の形態と同
様であるので図示説明を省略する。

【００２９】図８において、水冷除湿ダクト８の出水口
カバー１２より下側の側壁面８ａには、出水口カバー１
２の各開口１２ｂの間の位置から垂直方向に伸びる縦長
の整流リブ１４を設置している。この整流リブ１４は、
出水口カバー１２の各開口１２ｂから側壁面８ａに沿っ
て流下する冷却水の拡散を制限することにより片寄った
分布で流下するのを防止するように機能させる。

【００３０】出水口カバー１２の開口１２ｂから側壁面
８ａを伝って重力で流下する冷却水は、側壁面８ａの表
面の状態によって片寄った方向に流下すると該側壁面８
ａ上に均一な流層を形成することができなくなり、循環
空気の冷却除湿効率が低下する。整流リブ１４は、側壁
面８ａを伝って流下する冷却水の片寄りを制限して該側
壁面８ａに冷却水の均一な流層を形成することにより冷
除湿却効率を高めるように機能する。

【００３１】図９は、出水口カバー１２の一例を示す側
面図である。出水口カバー１２は、水冷除湿ダクト８と
一体的に成形することが困難であり、水冷除湿ダクト８
とは別部品として形成して該水冷除湿ダクト８に組付け
る構成とすることが望ましい。この実施の形態における
出水口カバー１２は、前述した第１の実施の形態におけ
る出水口カバー１２に相応する形態であり、水冷除湿ダ
クト８内への組付けを容易にするために、水冷除湿ダク
ト８の側壁８ａの上端から該側壁縁部を弾性的に挟み込
むように嵌着するための嵌着片１２ｃと、この嵌着片１
２ｃから給水管の出水口を覆うように流線型に湾曲して
伸び、その先端を側壁に微小間隙で対向させるカバー部
１２ｄを備えた構成である。

【００３２】第２〜第５の実施の形態における出水口カ
バー１２に適用するときには、カバー部１２ｄの下端部
を折り曲げて水平部分を形成し、この水平部分に開口を
形成するように構成する。

【００３３】前述した水冷除湿ダクト８と、この水冷除
湿ダクト８の壁面に出水口１１ａを開口させた給水管１
１と、出水口カバー１２は、除湿器を構成し、衣類乾燥
機や食器洗浄機に適用することができる。

【００３４】

【発明の効果】本発明は、除湿ダクトに冷却水を供給す
る給水管の出水口に該出水口を覆う出水口カバーを設置
して該出水口から流出する冷却水を除湿ダクトの側壁面
に導くようにしたことにより、冷却水の水滴が循環空気
に乗って飛翔して下流の送風機やヒータに付着するのを
防止することができる。

【００３５】また、冷却水が水冷除湿ダクトの側壁面を
伝って広い面積で流下して飛散が抑制されることから、
通風抵抗の増加を抑制して循環風路内の通風抵抗を小さ
くすることができ、高効率の水冷除湿を実現することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明になる洗濯乾燥機の全体構成を示す模式
図である。

【図２】本発明の第１の実施の形態である洗濯乾燥機の
縦断側面図である。

【図３】図２に示した洗濯乾燥機の筐体を切り欠いて示
す背面図である。

【図４】図２に示した洗濯乾燥機の水冷除湿ダクトの上
部を切り欠いて示す斜視図である。

【図５】本発明の第２の実施の形態における水冷除湿ダ
クトと給水管と出水口カバーを示す斜視図である。

【図６】本発明の第３の実施の形態における水冷除湿ダ
クトと給水管と出水口カバーを示す斜視図である。

【図７】本発明の第４の実施の形態における水冷除湿ダ
クトと給水管と出水口カバーを示す斜視図である。

【図８】本発明の第５の実施の形態における水冷除湿ダ
クトと給水管と出水口カバーを示す斜視図である。

【図９】図２〜図４に示した洗濯乾燥機における出水口
カバーの一例を示す側面図である。

【符号の説明】

１…筐体、２…外槽、３…洗濯槽、６…送風機、７…ヒ
ータ、８…水冷除湿ダクト、８ａ…側壁、９，１０…通
風ダクト、１１…給水管、１１ａ…出水口、１２…出水
口カバー。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 常利 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 宗形 英明 茨城県日立市東多賀町一丁目１番１号 株 式会社日立多賀エレクトロニクス内 (72)発明者 佐々木 直哉 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Ｆターム(参考） 3B155 AA16 BB00 CA06 CA16 CB07 CB52 CB55 CB57 FA06 FA14 MA01 MA02

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】水冷により冷却除湿を行う除湿ダクトを備
   えた除湿器において、 前記除湿ダクトに冷却水を供給する給水管の出水口に該
   出水口を覆う出水口カバーを設置して該出水口から流出
   する冷却水を除湿ダクトの側壁面に導くようにしたこと
   を特徴とする除湿器。
2. 【請求項２】請求項１において、前記出水口カバーは、
   除湿ダクトの側壁の縁部に弾性的に嵌着する嵌着片を備
   えたことを特徴とする除湿器。
3. 【請求項３】筐体と、この筐体内に支持した外槽と、こ
   の外槽内に配置した内槽と、この内槽に温風を供給する
   ヒータおよび送風機と、前記外槽に連通させて設置して
   該外槽内の温風を通すことにより水冷して除湿する除湿
   ダクトを備えた洗濯乾燥機において、 前記除湿ダクトに冷却水を供給する給水管の出水口に該
   出水口を覆う出水口カバーを設置して該出水口から流出
   する冷却水を除湿ダクトの側壁面に導くようにしたこと
   を特徴とする洗濯乾燥機。
4. 【請求項４】請求項３において、前記出水口カバーは、
   複数の開口を備え、冷却水を複数箇所から除湿ダクトの
   側壁面に供給するようにこたことを特徴とする洗濯乾燥
   機。
5. 【請求項５】請求項３または４において、前記出水口カ
   バーは、除湿ダクトの側壁の縁部に弾性的に嵌着する嵌
   着片を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。