JP2003326078A - 洗濯乾燥機および水冷式熱交換器 - Google Patents

洗濯乾燥機および水冷式熱交換器

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JP2003326078A
JP2003326078A JP2002134279A JP2002134279A JP2003326078A JP 2003326078 A JP2003326078 A JP 2003326078A JP 2002134279 A JP2002134279 A JP 2002134279A JP 2002134279 A JP2002134279 A JP 2002134279A JP 2003326078 A JP2003326078 A JP 2003326078A
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water
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cooling
supply pipe
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JP2002134279A
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Keizo Kawamura
圭三 川村
Isao Hiyama
功 桧山
Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
Hideaki Munakata
英明 宗形
Toshiyasu Kamano
年恭 釜野
Hideaki Mori
英明 森
Nobuo Fujieda
信男 藤枝
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Hitachi Home and Life Solutions Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冷却除湿効率の高い水冷式除湿器を実現する。 【解決手段】洗濯乾燥機の水冷式除湿器13における水
冷除湿ダクト14の冷却水供給管16の高さを冷却水1
5の流下領域に設けた突条17の高さ以下にすることに
よって、リントの堆積を防いで水滴の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯乾燥機および
水冷式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】洗濯,脱水および乾燥を行う洗濯乾燥機
は、特開平11−347282号公報に記載されている
ように、送風機によって洗濯槽から吸い出した湿潤空気
を水冷除湿する水冷式除湿器(水冷式熱交換器)と、除
湿した空気を加熱して洗濯槽内に吹き込むヒータを備え
る。前記水冷式除湿器は、洗濯槽から吸い出した湿潤空
気を除湿する除湿ダクト内に冷却水を供給し、除湿ダク
ト内を流れる循環空気の流勢によって冷却水の水滴を跳
ね上げて空気と冷却水の接触による冷却除湿(熱交換)
効率を高めるように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、洗濯乾
燥機においては、水冷式除湿器の下流側に空気を加熱す
るヒータが存在するために、除湿器内で発生した水滴が
循環空気に乗って前記ヒータの位置まで飛翔しないよう
にすることが必要である。また、循環空気に乗って飛翔
する水滴は、気化して循環空気を湿潤させることになる
ので、除湿効率を低下させる。
【0004】除湿器内で発生した水滴を該除湿器内に止
めるために、この除湿器の出口部に水滴を落下させるた
めの部屋を設けると該除湿器が大型化し、また、水滴遮
蔽リブを設けると通風抵抗が増加して通風量が減少して
熱交換効率が低下する問題がある。
【0005】水滴が発生するのを軽減する構成の除湿器
も水滴飛翔を減少する有効な手段であるが、そのように
構成した水冷式除湿器であっても通風路内に付着した繊
維状塵埃が堆積して成長すると、この成長した繊維状塵
埃堆積物が冷却水を多量に含んで水滴の発生を助長する
ようになる。
【0006】本発明の1つの目的は、湿潤空気を冷却し
て除湿する冷却水が水滴となって循環空気に乗って下流
側に飛翔するのを防止すると共に冷却除湿(熱交換)効
率を高めることにある。
【0007】本発明の他の目的は、更に、このような水
冷式除湿器(水冷式熱交換器)を小型に構成することに
ある。
【0008】本発明の他の目的は、更に、このような水
冷式除湿器(水冷式熱交換器)を小さな通風抵抗で実現
することにある。
【0009】本発明の他の目的は、更に、このような水
冷式除湿器(水冷式熱交換器)を備えた小型の洗濯乾燥
機を実現することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を循環さ
せる風路に面する略垂直な壁面の上部に該壁面に冷却水
を流し出して該壁面を伝わせて流下させる冷却水供給管
と、前記壁面の冷却水流下領域に設けた冷却水流下面積
拡大部材を備えた水冷式除湿器(水冷式熱交換器)にお
ける前記風路の壁面や冷却水供給管に繊維状塵埃が付着
して堆積し、これが冷却水を含んで水滴の発生を助長す
るような繊維状堆積物に成長するのを抑制するものであ
り、具体的には、前記水冷式除湿器(水冷式熱交換器)
の壁面から風路に突出する冷却水供給管の高さを該壁面
に設けた冷却水流下面積拡大部材の高さ以下にしたこと
を特徴とし、または、前記壁面は、路内を縦割りに2分
割するように垂直状態に該風路内に設置した熱交換板の
一方の面によって構成し、冷却水供給管は、冷却水を流
下させる前記壁面の反対側の面に設置したことを特徴と
する。
【0011】このように構成した水冷式除湿器(水冷式
熱交換器)は、繊維状塵埃が冷却水供給管に付着して堆
積し、これが冷却水を多量に含んで水滴の発生を助長す
るような繊維状堆積物に成長するのを抑制することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態における洗濯乾燥機の構成を示す模式図である。図2
は、その水冷式除湿器(水冷式熱交換器)を拡大して示
す縦断背面図(a)とそのA−A断面図(b)である。
【0013】この洗濯乾燥機は、衣類投入口1aを外蓋
2によって開閉可能に覆った外枠1内に、上端開口3a
を内蓋4で開閉可能に覆った外槽3を防振支持機構(図
示省略)で懸垂して支持する。
【0014】外槽3内には、洗濯物を入れる洗濯槽5を
回転可能に支持し、洗濯槽5内の底部には洗濯物を撹拌
する撹拌翼6を回転可能に支持する。洗濯槽5は、側壁
に遠心脱水および通風用の多数の小孔5aを設ける。外
槽3の底壁の外側に取り付けた電動駆動装置7は、前記
洗濯槽5および撹拌翼6を回転駆動する。また、外槽3
の底壁に開口した排水口3bは、排水電磁弁8を介して
排水ホース9に接続する。
【0015】洗濯槽5内の洗濯物を乾燥させる乾燥装置
10は、外槽3内の空気を該外槽3の底に近い側壁に設
けた吸い出し口3cから吸い出して水冷除湿し、次いで
加熱した後に吹き込みノズル11から洗濯槽5内に吹き
込むことにより循環空気12を生成して該洗濯槽5内の
洗濯物を乾燥させる。
【0016】循環空気12を水冷除湿する水冷式除湿器
(熱交換器)13は、外槽3に形成した吸い出し口3c
から連ねて該外槽3の側壁の背面に沿って略垂直立ち上
がる姿勢に該外槽3と一体的に成形した水冷除湿ダクト
14と、この水冷除湿ダクト14における空気循環の下
流側である上部の壁面に冷却水15を流し出す冷却水流
出口16aを有する冷却水供給管16と、壁面の冷却水
流下領域に設けた冷却水流下面積拡大部材としての複数
段の突条17を備える。
【0017】図1においては、突条17を水冷除湿ダク
ト14の端面に図示しているが、実際には、図2に示す
ように、前後の広い側壁面に位置して循環通風路に対面
するように設ける。この水冷除湿ダクト14は、外槽3
の背面に沿って外枠1との間の狭い空間に設置すること
になるので、その通風路の断面形状は、奥行きを狭くし
た幅広の薄型形状に構成する。具体的には、水冷除湿ダ
クト14は、奥行き寸法が30mm程度、幅寸法が13
0mm程度、長さ寸法が500mm程度である。従っ
て、冷却水は、循環空気12との接触面積を多くするた
めに、幅(面積)の広い前後の壁面に沿って流下させる
ように流し出す。
【0018】そして、複数段の突条17は、通風抵抗の
増加を軽減するために3mm程度の高さ寸法で水冷除湿
ダクト14の前後の壁面に略水平方向に伸びるようにジ
グザグに配置し、循環空気12の流れに対して突条17
の高さ以下の高さに収まるように設置した冷却水供給管
16の冷却水流出口16aから壁面に沿うように流し出
した冷却水15を該壁面に沿って且つ突条17によって
水平方向にジグザグに案内しながら該壁面を伝って流下
させる。
【0019】そして、水冷除湿ダクト14の上端(下
流)部には循環空気を生成する送風機18を設置し、こ
の送風機18から送り出された循環空気12を加熱して
前記吹き込みノズル11に送り込むヒータ19を設け
る。
【0020】このように構成した洗濯乾燥機は、洗濯工
程においては、洗濯槽5内に洗濯物を投入し、排水電磁
弁8を閉じた状態で給水して外槽3に洗濯水を溜め、撹
拌翼6を回転させて洗濯物を洗濯する。また、脱水工程
においては、排水電磁弁8を開いて外槽3内の洗濯水を
排水し、洗濯槽5を回転させて遠心脱水する。
【0021】そして、乾燥工程では、排水電磁弁8を開
いた状態で洗濯槽3および撹拌翼6を回転させると共
に、あるいは排水電磁弁8を開いた状態で洗濯槽5また
は撹拌翼6を回転させると共に、送風機18を運転して
外槽3内の空気を吸い出し口3cから吸い出して水冷除
湿ダクト14内を通過させて水冷除湿した後にヒータ1
9で加熱して吹き込みノズル11から洗濯槽5内の洗濯
物に向けて吹き込む循環空気12を生成する。
【0022】洗濯槽5内で洗濯物から水分を奪って湿潤
して水冷除湿ダクト14内を通過する循環空気12の水
冷除湿は、冷却水供給管16の冷却水流出口16aから
水冷除湿ダクト14の壁面に流れ出た冷却水15を該壁
面を伝わせて且つ突条17によって水平方向にジグザグ
状態に案内して該壁面の広い範囲に広げて流下させる
(該壁面の略垂直な距離より長い距離を流下させる)こ
とにより、循環空気12が水冷除湿ダクト14内を通過
するときに該水冷除湿ダクト14の壁面を伝って流下す
る冷却水15に広い面積で触れさせることにより実現す
る。
【0023】循環空気12は、洗濯物のリント(繊維状
塵埃)を含み、水冷除湿ダクト14内を上昇しているの
で、水冷除湿ダクト14内に大きな突起があるとその突
起にリントが付着し堆積する。特に冷却水15が流下す
る壁面側の冷却水供給管16にリントが堆積して該リン
ト堆積物が冷却水流出口16aを覆うように成長する
と、冷却水流出口16aから出た冷却水15がリント堆
積物によって吸い上げられ循環空気12に乗って下流側
に飛翔する水滴を発生する。また、発生した水滴を水冷
除湿ダクト14内に止めるために該水冷除湿ダクト14
の出口部に水滴を落下させるための部屋を設けると水冷
式除湿器13が大型化し、水滴遮蔽リブを設けると通風
抵抗が増加して通風量が減少して熱交換効率が低下す
る。
【0024】このような事態になるのを避けるために、
この実施の形態では、図2に示すように、冷却水供給管
16の壁面からの高さを突条17の高さ以下に納めて該
冷却水供給管16へのリントの付着および堆積物の成長
を抑制することにより、水滴の発生を防止し、冷却除湿
効率の低下と水冷式除湿器13の大型化および通風抵抗
の増加による熱交換効率の低下を防止するようにしてい
る。
【0025】このような水冷式除湿器13によれば、水
冷除湿ダクト14は、内壁面に沿って且つ突条17によ
って水平方向にジグザグ状態に案内されながら該壁面を
伝って流下する冷却水15に広い範囲で循環空気12を
良く触れさせて熱交換し、効率良く冷却除湿することが
できる。水冷除湿ダクト17の内壁面に設ける突条17
は、この内壁面を流下する冷却水15の流れを案内する
背丈の低いものであり、かつ、付着したリントは洗濯工
程で洗濯水に浸って洗い落されて堆積することがなく、
また、冷却水供給管16の高さも突条17以下であるの
で、通風抵抗の増加を軽減しながら冷却水供給管16へ
のリントの付着および堆積物の成長を防止することがで
き、下流側に飛翔するような水滴の発生を防ぎ冷却除湿
(熱交換)効率の低下を抑制することができる。従っ
て、水冷式除湿器13の大型化も避けることができ洗濯
乾燥機の小型化が図れる。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態を図3を
参照して説明する。図3は、この第2の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦
断背面図(a)とそのA−A断面図(b)である。この
第2の実施の形態は、第1の実施の形態の冷却水供給管
を水冷除湿ダクトの壁の中に配設した構成に特徴があ
る。第1の実施の形態と共通する構成部品については、
同一の参照符号を付して重複する説明を省略する。
【0027】この第2の実施の形態における水冷式除湿
器13は、水冷除湿ダクト14の前後の壁の中に冷却水
供給管16を設置し、冷却水流出口16aのみを水冷除
湿ダクト14内に下向きに開口するように突出させ、冷
却水15を該壁面に沿って且つ突条17によって水平方
向にジグザグ状態に案内しながら該壁面を伝って流下さ
せる構成である。
【0028】このような水冷式除湿器13は、前述した
実施の形態と同様な作用効果が得られると共に、水冷除
湿ダクト14内に冷却水供給管16が突出していないこ
とから該冷却水供給管16にリントが付着堆積して冷却
水流出口16aを覆うように成長することがなくなり、
従って、下流側に飛翔するような水滴の発生を防ぐ効果
が一層顕著になる。
【0029】次に、本発明の第3の実施の形態を図4を
参照して説明する。図4は、この第3の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦
断背面図(a)とそのA−A断面図(b)である。この
第3の実施の形態は、水冷除湿ダクト内に風路に沿って
熱交換板を設置し、この熱交換板の表面に冷却水供給管
および突条を設けた構成に特徴がある。前述した実施の
形態と共通する構成部品については、同一の参照符号を
付して重複する説明を省略する。
【0030】この第3の実施の形態における水冷式除湿
器13は、水冷除湿ダクト14内の前後方向の略中間位
置に金属製の熱交換板25を垂直状態に設置し、水冷除
湿ダクト14内を前後に2分割するように縦割りしてい
る。この熱交換板25は、後側(図中右側)の壁面に前
述した第1の実施の形態と同様に突条17を設け、熱交
換板25の下流側である上部に冷却水15を流し出す冷
却水流出口16aを有する冷却水供給管16を設ける。
【0031】このような水冷式除湿器13は、循環空気
12を熱交換板25によって前後の流路に分流させる。
そして、後側の流路に分流した循環空気12は、前述し
た実施の形態における循環空気12と同様に、突条17
に沿って流下する冷却水15と該冷却水15によって冷
却された熱交換板25に触れて冷却除湿する。また、前
側の流路に分流した循環空気12は、冷却水15によっ
て冷却された熱交換板25に触れて冷却除湿する。
【0032】このような構成にすることにより、前述し
た実施の形態と同様な作用効果が得られると共に、冷却
水15を流下させる壁面を別部材として水冷除湿ダクト
14内に装着することができ、組立性が向上する効果が
得られる。
【0033】次に、本発明の第4の実施の形態を図5を
参照して説明する。図5は、この第4の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦
断背面図(a)とそのA−A断面図(b)である。この
第4の実施の形態は、第3の実施の形態における冷却水
供給管を熱交換板の前側(突条と反対側)の壁面に設け
た構成に特徴がある。前述した実施の形態と共通する構
成部品については、同一の参照符号を付して重複する説
明を省略する。
【0034】この第4の実施の形態における水冷式除湿
器13は、水冷除湿ダクト14内の熱交換板25の前側
の壁面に冷却水供給管16を設置し、冷却水流出口16
aのみを冷却水15を流下させる後側の壁面に設け、冷
却水15を該壁面に沿って且つ突条17によって水平方
向にジグザグ状態に案内しながら該壁面を伝って流下さ
せる構成である。
【0035】このような水冷式除湿器13は、第3の実
施の形態と同様、冷却水15が流下する壁面を別部材と
して水冷除湿ダクト14内に装着できることから組立性
が向上すると共に、第2の実施の形態と同様に、冷却水
15が流下する壁面に冷却水供給管16が突出していな
いため該冷却水供給管16に堆積したリント堆積物が冷
却水流出口16aを覆うことが少なくなり、リント堆積
物から下流側に飛翔するような水滴を発生させることが
なくなる効果が得られる。
【0036】次に、本発明の第5の実施の形態を図6を
参照して説明する。図6は、この第5の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)の一部を拡大して
示す縦断背面図(a)とそのA−A断面図(b)であ
る。この第5の実施の形態は、水冷除湿ダクトの壁面に
多段に設ける突条を3列に且つ傾斜させて配列した構成
に特徴がある。前述した実施の形態と共通する構成部品
については、同一の参照符号を付して重複する説明を省
略する。
【0037】この実施の形態における水冷式除湿器13
は、水冷除湿ダクト14内の熱交換板25の壁面に水平
方向に対して約20度の角度で傾斜して伸びる突条17
を3列にジグザグ状態に多段に配置し、熱交換板25の
前側の壁面に設置した冷却水供給管16の冷却水流出口
16a,16b,16cから各列の壁面に沿うように流
し出した冷却水15を該壁面に沿って且つ突条17によ
って斜めにジグザグ状態に案内しながら該壁面を伝って
流下させる構成である。また、各列の突条17は、隣の
列の突条17の傾斜によって開いた領域に各列の閉じる
ように傾斜した側を入り込むように配列して突条17の
配列密度を高めるようにしている。
【0038】このような水冷式除湿器13は、第4の実
施の形態と同様に機能する他に、突条17に沿った冷却
水15の流下路が3系統となるので、流下させる冷却水
15の総量が同一であれば、各流下路に流す冷却水15
の流量を1/3にすることができ、しかも、傾斜した突
条17は冷却水15が流下し易いことから、各突条17
の背丈を更に低くして通風抵抗の増加を大幅に軽減する
ことができる効果が得られる。しかも、突条17が傾斜
していることから該突条17の下流に発生する乱流が縦
長の渦となることから、通風抵抗が一層小さくなる効果
も得られる。また、各列の突条17は、互いに入り組む
ように配列したことによって配列密度が高くなり、冷却
水15の流下面積が広がって冷却除湿(熱交換)効率を
一層高めることができる効果が得られる。
【0039】次に、本発明の第6の実施の形態を図7を
参照して説明する。図7は、この第6の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)の一部を拡大して
示す縦断背面図(a)とそのA−A断面図である。この
第6の実施の形態は、第5の実施の形態における冷却水
流出口を熱交換板の切り起こしにより下向き開口に覆っ
たことに特徴がある。前述した実施の形態と共通する構
成部品については、同一参照符号を付して重複する説明
を省略する。
【0040】この実施の形態における水冷式除湿器13
は、冷却水流出口16a,16b,16cを熱交換板2
5に下向き開口形状に切り起こした切り起こし25a,
25b,25cによって覆っている。従って、切り起こ
し25a〜25cは、冷却水供給管16から吐出した冷
却水15の流れを下向きに曲げて突条17に流下させ
る。
【0041】このような構成は、前述した第5の実施の
形態と同様な作用効果が得られると共に、冷却水供給管
16の冷却水流出口16a,16b,16cと熱交換板
25の切り起こし25a〜25cは別部品の構成となる
ことから、冷却水供給管16を樹脂などの成型で容易に
製作することができ、また、切り起こし25a〜25c
は、熱交換板25のプレス加工によって容易に製作する
ことができる効果が得られる。
【0042】次に、本発明の第7の実施の形態を図8を
参照して説明する。図8は、この第7の実施の形態にお
ける水冷式除湿器(水冷式熱交換器)の一部を拡大して
示す縦断背面図(a)とそのA−A断面図(b)であ
る。この第7の実施の形態は、水冷除湿ダクト内に風路
に沿って熱交換板を設置し、この熱交換板の表面に垂直
方向に伸びる複数の突条を横方向に並べて配置した構成
に特徴がある。前述した実施の形態と共通する構成部品
については、同一の参照符号を付して重複する説明を省
略する。
【0043】この実施の形態における水冷式除湿器13
は、熱交換板25の表面に略垂直方向に伸びる複数本の
突条17を間隔をあけて横方向に並べて設置し、各突条
17の間に熱交換板25の前側壁面に設置した冷却水供
給管16の複数の冷却水流出口16a,16b…を後側
壁面に突出させ、この冷却水流出口16a,16b…か
ら後側壁面に冷却水15を流下させる構成である。
【0044】この実施の形態における水冷式除湿器13
は、各冷却水流出口16a,16b…から流出した冷却
水15が片寄って合流することにより流下面積が減少し
てしまうのを突条17によって阻止する構成であり、従
って、冷却水流出口16a,16b…と突条17の数を
多くすことによって冷却水15と循環空気12の接触面
積を大きくして熱交換性能を高めることができる。
【0045】この実施の形態における水冷式除湿器13
も前述した実施の形態と同様な作用効果が得られると共
に、突条17による通風抵抗を一層軽減することができ
る効果が得られる。
【0046】前述した各実施の形態における突条17
は、これと同様な水路を構成する凹条に代えることもで
きる。
【0047】また、熱交換板25の両面に突条17また
は凹条を設けて冷却水15と循環空気12の接触面積を
更に大きくすることもできる。
【0048】また、熱交換板25の表面に細かな凹凸や
多孔性の面を設けることにより、冷却水15の濡れ拡が
りを拡大させ、循環空気12との接触面積を大きくする
こともできる。
【0049】なお、熱交換板25および突条17は、熱
抵抗にならないように、熱伝導性に優れた金属とするこ
とが望ましいが、コストや錆等の問題がある場合には、
樹脂等の素材で実施することができる。
【0050】また、前述した各実施の形態における冷却
水供給管16の冷却水流出口16aからの冷却水15の
吐出方向は冷却水供給管16の真下方向より水冷除湿ダ
クト14の内壁側あるいは熱交換板25側に向けて吐出
させる構成とすることにより、循環空気12に吹き上げ
られて水滴が飛翔するのを防止する効果を一層高めるこ
とができる。
【0051】そして、このような水冷式除湿器(水冷式
熱交換器)は、衣類乾燥機や食器洗浄乾燥機や生ゴミ処
理機等に用いることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、水冷式除湿器の冷却水流下壁
面から風路に突出する冷却水供給管の高さを該壁面に設
けた冷却水流下面積拡大部材の高さ以下にし、または、
冷却水供給管を前記流下壁内に設置し、または、反対側
の壁面に設置することにより、リントなどの繊維状塵埃
の付着および堆積を軽減あるいは防止したことにより、
繊維状塵埃の堆積物が多量に水を含んで水滴を発生する
のを防止し、冷却除湿または熱交換効率の低下と熱交換
器の大型化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機
の構成を示す模式図である。
【図2】図1に示した洗濯乾燥機の水冷式除湿器(水冷
式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)とそのA
−A断面図(b)である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【図5】本発明の第4の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【図6】本発明の第5の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【図7】本発明の第6の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【図8】本発明の第7の実施の形態における水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)を拡大して示す縦断背面図(a)
とそのA−A断面図(b)である。
【符号の説明】
3…外槽、5…洗濯槽、6…撹拌翼、13…水冷式除湿
器(水冷式熱交換器)、14…水冷除湿ダクト、15…
冷却水、16…冷却水供給管、17…突条、25…熱交
換板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桧山 功 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立ホーム・アンド・ライフ・ソリューショ ン株式会社多賀事業所内 (72)発明者 小松 常利 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立ホーム・アンド・ライフ・ソリューショ ン株式会社多賀事業所内 (72)発明者 宗形 英明 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立ホーム・アンド・ライフ・ソリューショ ン株式会社多賀事業所内 (72)発明者 釜野 年恭 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 日 立ホーム・アンド・ライフ・ソリューショ ン株式会社多賀事業所内 (72)発明者 森 英明 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 藤枝 信男 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 3B155 AA16 BB15 BB18 CA06 CA16 CB07 CB49 CB53 CB55 MA01 MA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気を循環させる風路に面する略垂直な壁
    面の上部に該壁面に冷却水を流し出して該壁面を伝わせ
    て流下させる冷却水供給管と、前記壁面の冷却水流下領
    域に設けた冷却水流下面積拡大部材を備えた水冷式除湿
    器に洗濯槽内の空気を循環させて冷却除湿することによ
    り該洗濯槽内の洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機におい
    て、 前記水冷式除湿器の前記壁面から風路に突出する冷却水
    供給管の高さを該壁面に設けた前記冷却水流下面積拡大
    部材の高さ以下にしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】空気を循環させる風路に面する略垂直な壁
    面の上部に該壁面に冷却水を流し出して該壁面を伝わせ
    て流下させる冷却水供給管と、前記壁面の冷却水流下領
    域に設けた冷却水流下面積拡大部材を備えた水冷式除湿
    器に洗濯槽内の空気を循環させて冷却除湿することによ
    り該洗濯槽内の洗濯物を乾燥させる洗濯乾燥機におい
    て、 前記壁面は、前記風路内を縦割りに2分割するように垂
    直状態に該風路内に設置した熱交換板の一方の面によっ
    て構成し、前記冷却水供給管は、前記冷却水を流下させ
    る前記壁面の反対側の面に設置したことを特徴とする洗
    濯乾燥機。
  3. 【請求項3】空気を循環させる風路に面する略垂直な壁
    面の上部に該壁面に冷却水を流し出して該壁面を伝わせ
    て流下させる冷却水供給管と、前記壁面の冷却水流下領
    域に設けた冷却水流下面積拡大部材を備えた水冷式熱交
    換器において、 前記壁面から風路に突出する冷却水供給管の高さを該壁
    面に設けた前記冷却水流下面積拡大部材の高さ以下にし
    たことを特徴とする水冷式熱交換器。
  4. 【請求項4】空気を循環させる風路に面する略垂直な壁
    面の上部に該壁面に冷却水を流し出して該壁面を伝わせ
    て流下させる冷却水供給管と、前記壁面の冷却水流下領
    域に設けた冷却水流下面積拡大部材を備えた水冷式熱交
    換器において、 前記壁面は、前記風路内を縦割りに2分割するように垂
    直状態に該風路内に設置した熱交換板の一方の面によっ
    て構成し、前記冷却水供給管は、前記冷却水を流下させ
    る前記壁面の反対側の面に設置したことを特徴とする水
    冷式熱交換器。
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JP2008086423A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Sanyo Electric Co Ltd 洗濯乾燥機
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