JP2015104472A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥性能を低下させることなく、高い水冷除湿効率を得ることが可能な洗濯乾燥機を提供する。【解決手段】外槽3の下部に形成された吸気口から上方に延び、吸気口から吸い出した空気を水冷除湿する流路となる除湿ダクト5と、除湿ダクト5からの空気を加熱して内槽内に送る送風手段と、を備えた洗濯乾燥機において、除湿ダクト5の壁面5aに形成された窪み部5bと、窪み部5bに配置され、底面21aに形成された複数の貫通孔21bから水を供給する冷却水供給部20と、を有し、複数の貫通孔21bから水を窪み部5bの水平面5b2に供給することで、複数の貫通孔21bから水平面5b2に供給された水が、除湿ダクト5の壁面5aに沿って広がって流れ落ちるようにした。【選択図】図6

Description

本発明は、水冷除湿機構を備えた洗濯乾燥機に関する。
洗濯乾燥機では、乾燥運転時に冷却水を用いて除湿する水冷除湿機構を備えたものが種々提案されている。このような水冷除湿機構としては、除湿風路(除湿ダクト)の下部に水飛散部を設けて除湿効率を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。また、その他の水冷除湿機構としては、除湿風路に冷却水を流す冷却板を設け、冷却板に冷却水を蛇行させる複数のリブを形成して、冷却板に対する冷却水の接触面積を増加させることで除湿効率を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−93779号公報 特開平11−347282号公報 特許第3877052号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の水飛散部を設ける技術では、冷却水を巻き上げてしまい、除湿風路の上部(下流側)に設けられているフィルタやヒータに水が接触して、乾燥性能を著しく低下させる問題がある。
また、特許文献3に記載の冷却板を設ける技術では、冷却板のリブに埃が付着し易く、またリブが除湿風路を通る空気の抵抗となる問題があった。
本発明は前記した従来の問題を解決するものであり、乾燥性能を低下させることなく、高い水冷除湿効率を得ることが可能な洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
本発明は、内部が洗濯室および乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する内槽と、前記外槽の下部に形成された吸気口から上方に延び、前記吸気口から吸い出した空気を水冷除湿する流路となる除湿ダクトと、前記除湿ダクトからの空気を加熱して前記内槽内に送る送風手段と、を備えた洗濯乾燥機において、前記除湿ダクトの壁面に形成された窪み部と、前記窪み部に配置され、底面に形成された複数の貫通孔から冷却水を供給する冷却水供給部と、を有し、前記複数の貫通孔から冷却水を前記窪み部の内壁面に供給することで、前記複数の貫通孔から前記内壁面に供給された冷却水が、前記除湿ダクトの壁面に沿って広がって流れ落ちるように構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、乾燥性能を低下させることなく、高い水冷除湿効率を得ることが可能な洗濯乾燥機を提供できる。
本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機の内部構造を示す側面図である。 除湿ダクトおよび送風手段を示す断面斜視図である。 図2のA部拡大図であり、空気の循環経路を示す断面斜視図である。 冷却水供給部を外槽から取り外した状態を示す外観斜視図である。 冷却水供給部を貫通孔側から見たときの外観斜視図である。 図3のB部拡大図である。 冷却水の流れを示す図3のC−C線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、いわゆる縦型の洗濯乾燥機を例に挙げて説明するが、これに限定されるものではなく、ドラム式の洗濯乾燥機など他のすべての乾燥機能を有する洗濯機に適用することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1を示す縦断面図である。
図1に示すように、洗濯乾燥機1は、筐体2内に、外槽3、内槽4、除湿ダクト5、送風手段6などを有して構成されている。
筐体2は、上部に外蓋2aを有し、上面視で四角形の筒形状をしている。また、筐体2内には、懸架手段2bと外槽3が設けられている。
外槽3は、洗濯室および乾燥室として機能するものであり、筐体2から吊るされた懸架手段2bによって懸架されている。懸架手段2bは、外槽3または筐体2に生じた振動によって伸縮し、その振動の運動エネルギを熱エネルギに変換し、その振動を制振させることができる。なお、図1では、懸架手段2bを2本設けた場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではなく、3本乃至4本以上設けてもよい。
また、外槽3は、合成樹脂で成形された有底円筒形状であり、上部開口を覆う槽カバー3aを備えている。槽カバー3aには、略半円形状の開口部3a1が形成されている。槽カバー3aは、開口部3a1を開閉可能な内蓋3bを備えている。内蓋3bを閉めることで外槽3が密閉可能になっている。
また、外槽3の底には、モータ10とクラッチ10aが設けられている。モータ10は、同軸で異径(大径と小径)の回転軸を有している。クラッチ10aによって、少なくとも一方の回転軸を回転させることができる。
また、外槽3の底には、排水口3cが設けられている。排水口3cには、排水管13が接続されている。排水管13には、バルブ11が設けられている。洗い運転やすすぎ運転において、バルブ11を閉じることで外槽3に水を溜めることができる。また、バルブ11を開くことで外槽3に溜めた水を排水することができる。
内槽4は、有底の円筒形状をしており、外槽3内に設けられている。内槽4の側壁と底には、複数の貫通孔4aが設けられている。内槽4の側壁の上部には、環状の流体バランサ4bが設けられている。内槽4は、その底部において、モータ10の大径の回転軸に支持されることで、回転自在になっている。これにより、脱水時に、内槽4を回転させて洗濯物を脱水することができる。
内槽4内の底部には、回転翼(パルセータともいう)9が設けられている。この回転翼9には、上下に貫通する貫通孔9aが複数設けられている。また、回転翼9は、モータ10の小径の回転軸に支持されることで、回転自在になっている。これにより、洗濯やすすぎ時に、回転翼9を回転させて水を洗濯物ごと攪拌することができる。
また、洗濯乾燥機1は、外蓋2aの後方に給水ユニット15が設けられている。この給水ユニット15には、水道の蛇口等に接続される給水ポート15a、外槽3内に給水する給水口3fに接続される給水管16などが接続されている。給水管16は、蛇腹管17を介して外槽3内と連通するように外槽カバー3aと接続されている。給水ユニット15は、給水ポート15aから入った水を、給水管16または冷却水供給部20に流したり、止めたりする。また、図示していないが、洗濯乾燥機1には、洗剤や仕上剤を投入する投入装置が設けられ、給水ユニット15と投入装置とを接続する投入ホースにより、洗剤や仕上剤が外槽3と内槽4の間に投入される。
図2は、除湿ダクトおよび送風手段を示す断面斜視図である。なお、図2は、外槽3から、内蓋3b、内槽4、回転翼9などを取り外した状態を図示している。
図2に示すように、除湿ダクト5は、外槽3と一体に形成されている。すなわち、除湿ダクト5は、合成樹脂材料を所定の金型を用いて外槽3と一体ものとして一緒に成型したものである。また、除湿ダクト5が位置する外槽3の側壁3dは、除湿ダクト5の一部を兼ねている。また、除湿ダクト5の下端は、外槽3の下端部に形成された吸気口3eと接続されている。
また、除湿ダクト5は、外槽3の後方に位置し、吸気口3eから外槽3の側壁3dに沿って鉛直方向上方へ延び、外槽3の上端と略同じ高さ位置まで延びている(図4参照)。このように外槽3と除湿ダクト5とを一体に形成することにより、部品点数を削減できるとともに、製造工程を簡略化することが可能になる。
図3は、図2のA部拡大図であり、空気の循環経路を示す断面斜視図である。
図3に示すように、除湿ダクト5の上端は、蛇腹管7を介してフィルタケース14と接続されている。フィルタケース14は、リント(糸屑等)を除去するフィルタ14a(フィルタそのものの図示については省略)を備えている。フィルタ14aは、フィルタケース14に収容され、フィルタケース14に対して前側から抜き差し可能に構成されている。フィルタケース14の天井面14bには、送風手段6と連通する連通孔14cが形成されている。
送風手段6は、風を発生させるファン6aと、そのファン6aを収納するファンケース6bと、ファン6aを回転させるモータ6cと、ファンケース6bから出る空気(風)を温めるヒータ(PTCヒータ)6dと、そのヒータ6dを収納するヒータケース6eと、を備えている。なお、ファンケース6bとヒータケース6eとは、一体ものの合成樹脂製のケースで構成されている。
このように構成された送風手段6では、図3において矢印で示すように、ファン6aが回転することで、外槽3内の空気が吸気口3e(図2参照)から除湿ダクト5を介して吸い込まれ、フィルタ14aによって空気からリントが取り除かれる。そして、ファン6aから吐出された空気は、ヒータ6dによって温められ、ヒータケース6eと槽カバー3aとを接続する蛇腹管8を介して内槽4内に送り込まれる。
図4は、冷却水供給部を外槽から取り外した状態を示す外観斜視図である。
図4に示すように、除湿ダクト5上端部には、壁面5aに対して凹み形状の窪み部5bが形成されている。この窪み部5bは、外槽3を構成する側壁3dと対向する壁面5a側に形成されている。換言すると、窪み部5bは、吸気口3e(図2参照)が形成される側壁3dと対向する壁面5aに形成されている。これにより、吸気口3eから導入された空気が、窪み部5bが形成された壁面5aに沿って上昇する。このように、吸気口3eと対向する壁面5aに窪み部5bを形成して、窪み部5bに冷却水供給部20を嵌め込んで、壁面5aに冷却水を流すことで、吸気口3e側の側壁3dに冷却水を流す場合よりも、水冷除湿効率を向上させることができる。
また、窪み部5bは、壁面5aと平行に延びる垂直面5b1と、垂直面5b1(壁面5a)に対して直交する水平面5b2(内壁面)とを有している。また、水平面5b2は、除湿ダクト5の幅方向(左右方向)に細長く延びて形成されている。このように、除湿ダクト5は、壁面5aと水平面5b2と垂直面5b1とが階段状に連続した形状となっている。
冷却水供給部20は、合成樹脂製のものであり、上ケース20aと下ケース20bとを組み合わせて構成されている。また冷却水供給部20は、冷却水を溜めて除湿ダクト5に供給する水溜め部21と、給水ユニット15(図1参照)からの冷却水を導入する導入口22と、導入口22から水溜め部21に冷却水を導入する導入部23と、を備えている。
水溜め部21は、除湿ダクト5の壁面5aに沿って形成される略四角扁平形状であり、窪み部5b内に配置される。また、水溜め部21は、外槽3の側壁3dと対向する側壁面21eを有している。この側壁面21eは、除湿ダクト5の壁面5aよりも側壁3d側に突出している(図6参照)。
導入口22は、水溜め部21の側方に位置し、円筒形状の開口が上ケース20aに上向きとなるように形成されている。また、導入口22は、水溜め部21の下ケース20bよりも上側に位置している。
導入部23は、水溜め部21の高さ方向の略中央部よりも上部に接続されている。また、導入部23の内部の底面は、導入口22から水溜め部21に向けて下降するように傾斜し、水が流れ易くなっている。
外槽3には、側壁3dよりも径方向外側に、冷却水供給部20を上方から挿入して設置する空間Qが形成されている。また、冷却水供給部20の上方からは、冷却水供給部20を外槽3と挟んで固定するカバー部材30が設けられている。このカバー部材30は、冷却水供給部20がねじ挿通孔24(図5参照)を介してねじ固定されている。
カバー部材30には、除湿ダクト5と蛇腹管7とを接続する接続口31と、導入口22と蛇腹管33(図1、図3参照)とを接続する接続口32と、が形成されている。接続口32に接続される蛇腹管33は、給水ユニット15(図1参照)と接続され、給水ユニット15から冷却水供給部20に水道水(清水)が供給されるようになっている。
図5は、冷却水供給部を貫通孔側から見たときの外観斜視図である。
図5に示すように、水溜め部21の底面(底板)21aには、4つの貫通孔21bが、窪み部5bの水平面5b2(図4参照)の長手方向に沿って間隔を置いて形成されている。また、各貫通孔21bは、窪み部5bの奥行方向(深さ方向)の中央よりも側壁3d側(手前側)に片寄って形成されている。
また、水溜め部21の底面21aには、窪み部5bの奥行方向の中央に貫通孔21bの並び方向に沿って延びる突条部21cが突出して形成されている。この突条部21cは、貫通孔21bよりも窪み部5bの奥側(図4の垂直面5b1側)に位置している。
図6は、図3のB部拡大図である。
図6に示すように、冷却水供給部20は、貫通孔21bが窪み部5bの水平面5b2(上面)と対向するように、窪み部5bに配置される。なお、貫通孔21bは、除湿ダクト5の壁面5aよりも流路内側に飛び出さないように位置決めされる。つまり、貫通孔21bから冷却水Wが供給されたときに、冷却水Wが壁面5aに直接に供給されるのではなく、冷却水Wが一旦水平面5b2に落下して溜まった後に、除湿ダクト5の壁面5aに沿って流れ落ちることになる。
また、水溜め部21の底面21aに形成された突条部21cは、水平面5b2に当接して、貫通孔21bと水平面5b2との間が離間するようになっている。また、突条部21cが水平面5b2に当接することで、貫通孔21bから供給された冷却水が、窪み部5bの奥側に流れ込むのを防止することができ、貫通孔21bから供給された冷却水を、水平面5b2から壁面5aに確実に導入することができる。
また、図6に示すように、冷却水供給部20の水溜め部21の側壁面21eは、除湿ダクト5の壁面5aよりも側壁3d側(図4参照)に突出している。つまり、水溜め部21の底面21aは、壁面5aから除湿ダクト5の流路側に突出している。
図7は、図3のC−C線断面図である。
図7に示すように、冷却水供給部20の水溜め部21は、隣り合う貫通孔21b間に、底面21aから所定の高さHの仕切板21dが形成されている。それぞれの(3枚の)仕切板21dの底面21aからの高さHはすべて同じに形成されている。また、冷却水Wを供給する場合には、仕切板21dよりも高い水位Hwに設定する。このように、仕切板21dを設けて、各貫通孔21bに対する水位を同じに設定することで、各貫通孔21bに対する圧力を均等にすることができ、各貫通孔21bから均等に安定して冷却水Wを供給することができる。各貫通孔21bから冷却水Wが均等に供給されることで、除湿ダクト5の壁面5a全体に均等に冷却水Wが流れるようになる。なお、仕切板21dの枚数は、貫通孔21bの数に応じて適宜変更することができ、貫通孔21bが2つで仕切板21dが1枚であってもよく、貫通孔21bが5つ以上で仕切板21dが5枚以上であってもよい。
ところで、冷却水Wを壁面5aに直接に供給すると、冷却水Wが壁面5aに沿って線状にしか流れ落ちない。しかし、本実施形態のように、冷却水Wを一旦水平面5b2に接触させてから壁面5aに流すことで、各貫通孔21bから供給された冷却水Wが壁面5aを幅方向(図4の左右方向)に広がりながら流れ落ち、隣り合う貫通孔21bから流れ落ちる冷却水Wと接触し、その後、壁面5aに沿って面状に流れ落ちる。換言すると壁面5aの全体を覆いながら冷却水が流れ落ちる。
これにより、洗濯乾燥機1(図1参照)の乾燥運転において、ファン6a(図3参照)およびヒータ6d(図3参照)を作動させることによって、送風手段6から蛇腹管8を経由して外槽3内の上部に空気(温風)が送られる。その空気(温風)は、図1に示すように、内槽4内の上部から内槽4内に送られ、洗濯物と接触することで、洗濯物から水分を奪い取る。そして、洗濯物から水分を奪い取った空気は、貫通孔4aから出て外槽3の下部にある吸気口3eから外槽3を出て除湿ダクト5に入る。そして、空気は、除湿ダクト5内を上昇しながら、壁面5aを流れ落ちる冷却水Wと接触しながら冷却されて水分が奪われ(除湿され)、除湿ダクト5の上部から蛇腹管7を経由して、送風手段6に戻る。このように、空気は、密閉された経路(密閉循環経路)を循環しながら、内槽4内で洗濯物から水分を奪い、除湿ダクト5内で水分が奪われることで、洗濯物を乾燥させている。
以上説明したように、本実施形態に係る洗濯乾燥機1によれば、図6に示すように、除湿ダクト5の壁面5aに形成された窪み部5bに、底面21aに形成された複数の貫通孔21bが形成された冷却水供給部20を、複数の貫通孔21bから冷却水Wが窪み部5bの水平面5b2に供給されるように配置する。これにより、複数の貫通孔21bから水平面5b2に一旦供給された冷却水Wが、除湿ダクト5の壁面5aに沿って流れ落ちる際に、図7に示すように、除湿ダクト5を幅方向に広がりながら流れ落ちるようになる。このように、除湿ダクト5の壁面5aに面状に(壁面5aの全体に渡って)冷却水Wが流れ落ちるので(図7参照)、除湿ダクト5を上昇する空気と冷却水との接触面積が拡大して、水冷除湿効率を向上させることができる。水冷除湿効率を向上できることで、乾燥時間を短くすることができ、その結果、運転時間を短縮することが可能になる。
また、本実施形態によれば、冷却水Wが凹凸の無い平らな壁面5aを流れるだけであるので、風路抵抗の上昇を抑えることができ、省エネルギ化を図ることができる。これにより、モータ6cの回転速度を下げることができたり、または、出力の小さいモータ6cに置き換えることなどもできるため、消費電力の削減が可能になる。
ところで、従来のようにステンレス製の板を除湿ダクト5内に挿入することで冷却効率を向上させることができるが、このようなものを用いなくても同等の除湿性能を得ることが可能になる。また、ステンレス製の板の表面にリブを配置して冷却水が流れる表面積を増加させて除湿効率を向上させることができるが、このようなリブを配置しなくても同等の除湿性能を得ることが可能になる。このように、リブなどの突起部を除湿ダクト5内に設ける必要がないので、前記したように、風路抵抗を低減することができ、省エネルギ化を図ることが可能になる。
また、本実施形態では、冷却水供給部20の側壁面21eが除湿ダクト5の壁面5aから突出する構成にしたことで(図6参照)、冷却水Wが水平面5b2から上方に巻き上げられるのを抑制することができる。これにより、冷却水Wが除湿ダクト5の上方(下流側)に設けられたフィルタ14aを目詰まりさせたり、またヒータ6dの性能が低下するといった不具合を防止することができる。また、フィルタ14aやヒータ6dに水が付着したまま放置するとカビの発生原因となって臭いのもとになるが、本実施形態では、冷却水供給部20の側壁面21eを流路側に突出させる配置によって、フィルタ14aやヒータ6dへの水の付着を抑制でき、カビの発生を抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、除湿ダクト5が外槽3と一体に形成されているので(図2参照、部品点数を削減できるとともに、製造工程の簡略化を図ることができ、コストダウンを図ることが可能になる。
また、本実施形態では、冷却水供給部20において、隣り合う貫通孔21b間に底面21aから所定高さの仕切板21dを備えることで、各貫通孔21bに対して同じ圧力(水圧)を付与することができ、各貫通孔21bから冷却水Wを均等に供給することができる。よって、除湿ダクト5の壁面5a全体に均等に冷却水を流すことができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更することができる。例えば、本実施形態では、窪み部5bに水平面5b2を形成した場合を例に挙げて説明したが、水平面5b2に限定されるものではなく、例えば、水平面5b2に冷却水が溜まる窪みを設けてもよく、または壁面5a側から奥側に向けて鉛直方向下方に傾斜する傾斜面としてもよい。これにより、貫通孔21bから供給された冷却水が、窪みや傾斜面によって形成される凹みに一旦溜めてから壁面5aに流すことができる。
また、壁面5aのみに冷却水が流れる場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、壁面5aに加えて他の面(1面ないし3面)に冷却水を供給するようにしてもよい。
1 洗濯乾燥機
2 筐体
3 外槽
4 内槽
5 除湿ダクト
5a 壁面
5b 窪み部
5b2 水平面(内壁面)
6 送風手段
20 冷却水供給部
21a 底面
21b 貫通孔
21d 仕切板
21e 側壁面
W 冷却水

Claims (4)

  1. 内部が洗濯室および乾燥室となる外槽と、
    前記外槽内に回転自在に支持され、洗濯物を収容する内槽と、
    前記外槽の下部に形成された吸気口から上方に延び、前記吸気口から吸い出した空気を水冷除湿する流路となる除湿ダクトと、
    前記除湿ダクトからの空気を加熱して前記内槽内に送る送風手段と、を備えた洗濯乾燥機において、
    前記除湿ダクトの壁面に形成された窪み部と、
    前記窪み部に配置され、底面に形成された複数の貫通孔から冷却水を供給する冷却水供給部と、を有し、
    前記複数の貫通孔から冷却水を前記窪み部の内壁面に供給することで、前記複数の貫通孔から前記内壁面に供給された冷却水が、前記除湿ダクトの壁面に沿って広がって流れ落ちるように構成にしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 前記冷却水供給部の前記流路側の側壁は、前記壁面から突出していることを特徴とする請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記除湿ダクトは、前記外槽と一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記冷却水供給部は、隣り合う前記貫通孔間に前記底面から所定高さの仕切板を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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