JP2002345936A - 消臭材料及びその製造方法並びに消臭部材 - Google Patents

消臭材料及びその製造方法並びに消臭部材

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JP2002345936A
JP2002345936A JP2001158173A JP2001158173A JP2002345936A JP 2002345936 A JP2002345936 A JP 2002345936A JP 2001158173 A JP2001158173 A JP 2001158173A JP 2001158173 A JP2001158173 A JP 2001158173A JP 2002345936 A JP2002345936 A JP 2002345936A
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phthalocyanine
metal complex
carrier
aqueous solution
deodorant
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JP2001158173A
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English (en)
Inventor
Takafumi Nagai
隆文 永井
Kazuhisa Fujii
和久 藤井
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硫黄系化合物の除去能力が極めて高く、業務
用空調機器や空気清浄機等にも利用することができる消
臭材料を提供する。 【解決手段】 消臭材料を、フタロシアニン金属錯体を
アルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に混
合した後、そのフタロシアニン金属錯体を乾燥させて生
成したものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消臭材料及びその
製造方法並びに消臭部材に関する。
【0002】
【従来の技術】フタロシアニン金属錯体を消臭材料とし
て使用することは公知である。
【0003】特開昭56−63355号公報には、フタ
ロシアニン金属錯体等の金属ポルフィリン及び/又は金
属ポルフィラジンを含有する消臭材が開示されている。
【0004】特開昭62−162083号公報には、担
持用基材表面に予めキトサンを沈着させた後、それをフ
タロシアニン誘導体の粉末あるいは分散液に接触させる
フタロシアニン誘導体の定着方法が開示されており、こ
のようにすることにより、高価なフタロシアニン錯体誘
導体がキトサン被膜表面に選択的に沈着されるため、沈
着率が高く経済的に有利であり、また、得られる消臭材
料の消臭ガス減少効果が著しく高くなり、さらに、フタ
ロシアニン錯体の担持用基材表面への固定が堅牢とな
る、との内容が記載されている。
【0005】特開平8−295740号公報には、金属
フタロシアニンポリカルボン酸が0.1〜50質量%ア
ニオン交換樹脂粒に吸着された粒状または粉末状消臭
剤、及びその製造方法として、金属フタロシアニンポリ
カルボン酸とアニオン交換樹脂とをアルカリ水溶液中で
混合した後、沈殿する固形成分を濾別し、水洗いしてか
ら乾燥することが開示されており、かかる構成によれ
ば、金属フタロシアニンポリカルボン酸のカルボキシル
基とアニオン交換樹脂のアニオン交換基とが化学結合す
るため、一旦吸着された金属フタロシアニンポリカルボ
ン酸は、水洗いされても脱離して流出することがなく、
消臭効果が高いものとなる、との内容が記載されてい
る。また、金属フタロシアニンポリカルボン酸が0.1
〜10質量%ケイ酸アルカリ塩粉に吸着された粒状また
は粉末状消臭剤、及びその製造方法として、金属フタロ
シアニンポリカルボン酸とケイ酸アルカリ塩粉とをアル
カリ水溶液中で混合し、混合液をフィルムに塗布し薄膜
化して乾燥した後、薄膜を酸性水溶液中で中和し、沈殿
する固形成分を濾別し、水洗いしてから乾燥すること、
が開示されており、かかる構成によれば、ケイ酸アルカ
リ塩水溶液はアルカリ性であるので、金属フタロシアニ
ンポリカルボン酸を効率よく吸着させることができ、酸
で中和することによりガラス状となり、一旦吸着された
金属フタロシアニンポリカルボン酸は、水洗いされても
脱離して流出することがなく、消臭効果が高いものとな
る、との内容が記載されている。
【0006】特開平11−200295号公報には、酸
基を有するフタロシアニン金属錯体の酸基の50モル%
以下をアルカリ金属塩とした一部置換フタロシアニン金
属錯体を繊維に定着し、所定の形状に成形した消臭性繊
維成形物、及びその製造方法として、繊維に、酸基を有
するフタロシアニン金属錯体の酸基の50モル%以下を
アルカリ金属塩とした一部置換フタロシアニン金属錯体
の水溶液を加え、予め一部置換フタロシアニン金属錯体
を繊維に定着した繊維分散液を調整し、その水素イオン
濃度(pH)を2〜6の範囲に調整し、さらに繊維分散
液を抄紙法又は型成形法により所定の形状に形成し、乾
燥することが開示されており、かかる構成によれば、塩
基性と酸性との両方の悪臭原因物質と反応して、消臭効
果を良好に発揮させることができる、との内容が記載さ
れている。
【0007】ところで、硫黄系化合物は、アンモニアや
アルデヒドなどの化合物に比較して人体がその悪臭を高
い感度で感知するものである。また、硫黄系化合物に
は、硫化水素といった毒性の非常に高いものがある。そ
して、かかる硫黄系化合物を除去すべく、種々の方法が
提案されて実用化されており、その中には、消臭機能が
触媒的であるため消臭材料が少量で済み、しかも、熱や
光などの外からのエネルギーを加える必要もないことか
ら、フタロシアニン金属錯体を用いたものがあり、これ
まで多くの報告例が存在する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フタロシアニン金属錯体を用いた消臭材料では、多量の
硫化水素等の悪臭成分を迅速に処理するには消臭速度が
遅く、業務用空調機器や空気清浄機等に利用するには十
分でないということが指摘されている。この問題を克服
するため、適当なフタロシアニン金属錯体を合成するこ
とはもとより、担体に高吸水性材料やイオン交換樹脂材
料を適用すること、あるいは活性炭を併用することなど
が検討されてきているが、いずれによっても未だに十分
な機能を有するものが得られていない。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、硫黄系化合物の除去
能力が極めて高く、業務用空調機器や空気清浄機等にも
利用することができる消臭材料及びその製造方法並びに
消臭部材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本出願の発明は、消臭材
料であって、フタロシアニン金属錯体をアルカリ金属又
はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に混合した後、その
フタロシアニン金属錯体を乾燥させて生成したことを特
徴とする。
【0011】上記の構成によれば、以下の実施例で示す
ように、従来のフタロシアニン金属錯体による消臭材料
に比較してその硫黄系化合物の消臭性能を大幅に向上さ
せることができ、しかも、消臭速度が速いので、業務用
空調機器や空気清浄機等にも十分利用することができ
る。かかる製法により得られたフタロシアニン金属錯体
の消臭材料が高い硫黄系化合物の消臭性能を示す理由に
ついては明らかではないが、アルカリ金属又はアルカリ
土類金属の弱酸塩の存在によってアルカリ雰囲気が形成
されるのに加え、フタロシアニン金属錯体への硫黄系化
合物のイオンの配位が容易化されるものと推測される。
【0012】また、フタロシアニン金属錯体の量が少量
であっても高い消臭効果を得ることができるので、装置
機器の低価格化、小型軽量化及び消費電力の低減を図る
ことができる。
【0013】さらに、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属の弱酸塩水溶液は弱アルカリ性であることから、取り
扱いやすく、消臭材料の製造後の廃液処理を比較的容易
に行うことができ、また、消臭材料が劣化した際の再生
処理を容易に行うことができる。
【0014】ここで、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属の弱酸塩水溶液で処理したフタロシアニン金属錯体の
消臭材料はそれをそのまま使用してもよいが、担体に担
持させて消臭材料を構成してもよい。その際、固体のフ
タロシアニン金属錯体を担体に担持させるようにして
も、また、フタロシアニン金属錯体担体を含むアルカリ
金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液によるウォッ
シュコートによりフタロシアニン金属錯体を担体に担持
させるようにしてもよい。さらに、フタロシアニン金属
錯体を担体に担持させ、そのフタロシアニン金属錯体を
担持した担体をアルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱
酸塩水溶液に所定時間浸漬した後、フタロシアニン金属
錯体を担持した担体を乾燥させることにより消臭材料を
生成させることができる。また、フタロシアニン金属錯
体を混合することによって懸濁させたアルカリ金属又は
アルカリ土類金属の弱酸塩水溶液を調整し、その弱酸塩
水溶液に担体を所定時間浸漬して担体にフタロシアニン
金属錯体を担持させた後、そのフタロシアニン金属錯体
を担持した担体を乾燥させることによっても消臭材料を
生成させることができる。
【0015】また、本出願の他の発明は、フタロシアニ
ン金属錯体と、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱
酸塩とを単に混合してなる消臭材料である。
【0016】上記の構成によっても、上記と同様に従来
のフタロシアニン金属錯体による消臭材料に比較してそ
の硫黄系化合物の消臭性能を大幅に向上させることがで
きる。
【0017】以上において、フタロシアニン金属錯体と
しては、例えば、下記の構造式1(化1)に示すコバル
トフタロシアニンテトラカルボン酸、下記の構造式2
(化2)に示す鉄フタロシアニンオクタカルボン酸を挙
げることができるが、特に限定されるものではなく、如
何なるフタロシアニン金属錯体であってもよい。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】アルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱酸
塩としては、特に限定されるものではなく、炭酸水素リ
チウム、炭酸水素ナトリウム(重曹)、炭酸水素カリウ
ム、炭酸水素ルビジウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ルビジウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウ
ム、リン酸水素リチウム、リン酸水素ナトリウム、リン
酸水素カリウム、リン酸水素ルビジウム、リン酸リチウ
ム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸ルビジ
ウム、ホウ酸リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリ
ウム、ホウ酸ルビジウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸
カルシウム、ホウ酸ストロンチウム、ホウ酸バリウム、
酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ル
ビジウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸ス
トロンチウム、酢酸バリウム等を挙げることができ、こ
れらのうち、炭酸水素ナトリウム(重曹)又は炭酸水素
カリウムが入手容易であることから好適である。
【0021】フタロシアニン金属錯体を担持させる担体
としては、特に限定されるものではなく、ゼオライト、
スポンジ等の多孔質体、繊維で形成されたもの等を挙げ
ることができ、これらのうち、繊維で形成されたものが
軽量であり好適である。また、担体を形成する繊維とし
ては、特に限定されるものではなく、ナイロン繊維等の
合成繊維、レーヨン等の再生繊維、脱脂綿などの天然セ
ルロース繊維等の天然繊維のいずれであってもよいが、
これらのうち、天然繊維がフタロシアニン金属錯体の高
吸着能を有し好適である。天然繊維が合成繊維等に比べ
てフタロシアニン金属錯体の吸着性能が高いのは、合成
繊維や再生繊維では繊維表面が微細な凹凸を有し、その
凹部に吸着したフタロシアニン金属錯体が表面に露出し
得ないのに対し、天然繊維では繊維表面が平滑であり、
吸着したフタロシアニン金属錯体の露出度が合成繊維や
再生繊維よりも高くなるためであると考えられる。担体
の形態は、特に限定されるものではなく、繊維で形成さ
れた担体の場合、織布、不織布、天然セルロース繊維の
パルプ(ケナフ等)、ヤーン、ミルドファイバー等を挙
げることができる。
【0022】そして、以上のような消臭材料は、通常、
その材料同士が複合されてフィルタ等の消臭部材を構成
して装置機器に組み込まれることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の発明及び
他の発明によれば、従来のフタロシアニン金属錯体によ
る消臭材料に比較してその硫黄系化合物の消臭性能を大
幅に向上させることができる。また、業務用空調機器や
空気清浄機等にも十分利用することができる。また、装
置機器の低価格化、小型軽量化及び消費電力の低減を図
ることができる。
【0024】さらに、本出願の発明によれば、消臭材料
の製造後の廃液処理を比較的容易に行うことができる。
また、消臭材料が劣化した際の再生処理を容易に行うこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0026】(実施形態1) −製造方法− 本発明の実施形態1に係る消臭材料の製造方法について
説明する。
【0027】<材料準備工程>粉状乃至粒状のコバルト
フタロシアニンテトラカルボン酸と、炭酸水素ナトリウ
ムの飽和水溶液と、を準備する。
【0028】カルボキシル基を有しないフタロシアニン
金属錯体は、図1に示すように、ダイマーやオリゴマー
を形成しやすく、かかるダイマーやオリゴマーが形成さ
れるとその消臭機能が消失されるところ、コバルトフタ
ロシアニンテトラカルボン酸はカルボキシル基を有して
おり、その静電反発によりダイマーやオリゴマーの形成
が困難なものである。
【0029】<炭酸水素ナトリウム水溶液処理工程>コ
バルトフタロシアニンテトラカルボン酸を炭酸水素ナト
リウム飽和水溶液に混合して攪拌し、室温で所定時間
(例えば2時間)その状態を保持する。
【0030】次に、溶液からコバルトフタロシアニンテ
トラカルボン酸を抽出し、それを水で洗浄する。
【0031】次いで、水洗したコバルトフタロシアニン
テトラカルボン酸を所定温度(例えば90℃)で減圧乾
燥する。
【0032】以上のようにして、炭酸水素ナトリウムの
飽和水溶液で処理したコバルトフタロシアニンテトラカ
ルボン酸からなる消臭材料が製造される。
【0033】製造した固体状の消臭材料は担体に担持さ
せ、フィルター等の消臭部材を構成して使用される。
【0034】−消臭メカニズム− コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸の硫化水素の
消臭メカニズムについて説明する。
【0035】硫化水素では下記式(化3)の平衡が保た
れるが、アルカリ雰囲気では硫化水素が解離する方向に
平衡が移行する。
【0036】
【化3】
【0037】硫化水素が解離して生成した硫化水素イオ
ンは、図2に示すように、平面構造を有するコバルトフ
タロシアニンテトラカルボン酸の中心にあるコバルト原
子の上下のいずれかに配位する。
【0038】そして、図2に示すように、硫化水素イオ
ンが配位したコバルト原子に硫化水素イオンの反対側か
ら酸素分子が接近すると、硫化水素イオンの1つの電子
が酸素分子側に引き寄せられて硫化水素ラジカルが生成
する。
【0039】硫化水素ラジカルは極めて不安定であるた
め、他の硫化水素ラジカルと結合し、さらに、それが再
酸化されて硫黄となる。
【0040】すなわち、下記式(化4)に示すように、
硫化水素イオンの硫黄原子が硫黄まで酸化されることに
より、硫化水素の消臭が営まれる。
【0041】
【化4】
【0042】同様に、メチルメルカプタンでは、下記式
(化5)に示すように、ジスルフィドとなるまで硫黄原
子が酸化される。
【0043】
【化5】
【0044】−作用・効果− 上記構成の消臭材料によれば、従来のコバルトフタロシ
アニンテトラカルボン酸による消臭材料に比較してその
硫黄系化合物の消臭性能を大幅に向上させることがで
き、しかも、消臭速度が速いので、業務用空調機器や空
気清浄機等にも十分利用することができる。
【0045】また、フタロシアニン金属錯体の量が少量
であっても高い消臭効果を得ることができるので、装置
機器の低価格化、小型軽量化及び消費電力の低減を図る
ことができる。
【0046】さらに、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液は
弱アルカリ性であることから、取り扱いやすく、消臭材
料の製造後の廃液処理を比較的容易に行うことができ、
また、消臭材料が劣化した際の再生処理を容易に行うこ
とができる。
【0047】(実施形態2) −製造方法− 本発明の実施形態2に係る消臭材料の製造方法について
説明する。
【0048】<材料準備工程>粉状乃至粒状のコバルト
フタロシアニンテトラカルボン酸と、所定のpHに調整
された水酸化カリウム水溶液(例えばpH=12)と、
担体としての所定量の脱脂綿と、所定濃度に調整された
希塩酸と、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液と、を準備
する。
【0049】<担持工程>水酸化カリウム水溶液にコバ
ルトフタロシアニンテトラカルボン酸を加えて溶解させ
る。
【0050】次に、この溶液に脱脂綿を浸漬し、室温で
所定時間(例えば24時間)その状態を保持する。この
とき、カルボキシル基がカルボキシイオンをなってその
極性作用によってコバルトフタロシアニンテトラカルボ
ン酸が脱脂綿に吸着する。
【0051】次いで、溶液から脱脂綿を取り出し、それ
を所定温度(例えば90℃)で減圧乾燥する。
【0052】続いて、乾燥させた脱脂綿を希塩酸に浸漬
する。これによって、カルボキシルイオンがカルボキシ
ル基になり、図3に示すように、コバルトフタロシアニ
ンテトラカルボン酸のカルボキシル基と脱脂綿を構成す
る天然セルロース繊維の水酸基とのイオン性相互作用に
よりコバルトフタロシアニンテトラカルボン酸が脱脂綿
に固定される。
【0053】そして、希塩酸から脱脂綿を取り出し、そ
れを水で洗浄する。
【0054】<炭酸水素ナトリウム水溶液処理工程>水
洗した脱脂綿を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液に浸漬
し、室温で所定時間(例えば2時間)その状態を保持す
る。これによって、カルボキシル基が再びカルボキシル
イオンとなる。
【0055】次に、溶液から脱脂綿を取り出し、それを
軽く水で洗浄する。
【0056】次いで、水洗した脱脂綿を所定温度(例え
ば90℃)で減圧乾燥する。
【0057】以上のようにして、コバルトフタロシアニ
ンテトラカルボン酸を担体である脱脂綿に担持した消臭
材料が製造される。
【0058】製造した消臭材料は、相互に複合してフィ
ルタ等の消臭部材を構成して使用される。
【0059】−作用・効果− 上記構成の消臭材料によれば、天然セルロース繊維から
なる脱脂綿を担体としているので、極めて高い硫黄系化
合物の消臭性能を得ることができる。
【0060】消臭メカニズム及びその他の作用・効果は
実施形態1と同一である。
【0061】(実施形態3) −製造方法− 本発明の実施形態3に係る消臭材料の製造方法について
説明する。
【0062】<材料準備工程>粉状乃至粒状のコバルト
フタロシアニンテトラカルボン酸と、担体としての所定
量の脱脂綿と、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液と、を
準備する。
【0063】<担持・炭酸水素ナトリウム水溶液処理工
程>コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸を炭酸水
素ナトリウム飽和水溶液に混合して懸濁溶液とする。
【0064】次に、この溶液に脱脂綿を浸漬し、室温で
所定時間(例えば24時間)その状態を保持する。この
とき、カルボキシル基の極性作用によってコバルトフタ
ロシアニンテトラカルボン酸が脱脂綿に吸着する。
【0065】そして、溶液から脱脂綿を取り出し、それ
を所定温度(例えば90℃)で減圧乾燥する。
【0066】以上のようにして、コバルトフタロシアニ
ンテトラカルボン酸を担体である脱脂綿に担持した消臭
材料が製造される。
【0067】製造した消臭材料は、相互に複合してフィ
ルタ等の消臭部材を構成して使用される。
【0068】消臭メカニズム及び作用・効果は実施形態
2と同一である。
【0069】(その他の実施形態)上記実施形態1〜3
では、フタロシアニン金属錯体としてコバルトフタロシ
アニンテトラカルボン酸を用いたが、特にこれに限定さ
れるものではなく、鉄フタロシアニンオクタカルボン酸
等他のフタロシアニン金属錯体であってもよい。
【0070】また、上記実施形態1〜3では、炭酸水素
ナトリウムを使用したが特にこれに限定されるものでは
なく、炭酸水素リチウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
ルビジウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸ルビジウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム、リン酸水素
リチウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウ
ム、リン酸水素ルビジウム、リン酸リチウム、リン酸ナ
トリウム、リン酸カリウム、リン酸ルビジウム、ホウ酸
リチウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸
ルビジウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸カルシウム、
ホウ酸ストロンチウム、ホウ酸バリウム、酢酸リチウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸ルビジウム、
酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウ
ム、酢酸バリウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の弱酸塩を用いてもよい。
【0071】また、上記実施形態1では、固体状の消臭
材料を担体に担持させたが、特にこれに限定されるもの
ではなく、コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸を
含む炭酸水素ナトリウム飽和水溶液によるウォッシュコ
ートにより消臭材料を担体に担持させてもよい。
【0072】また、上記実施形態2及び3では、フタロ
シアニン金属錯体を担持させる担体として天然セルロー
ス繊維である脱脂綿を用いたが、特にこれに限定される
ものではなく、レーヨン等の再生繊維、ナイロン繊維等
の合成繊維であってもよく、また、ゼオライトやスポン
ジ等の多孔質体等であってもよい。
【0073】また、上記実施形態1〜3では、フタロシ
アニン金属錯体をアルカリ金属又はアルカリ土類金属の
弱酸塩水溶液に浸漬することにより消臭材料を生成した
が、フタロシアニン金属錯体と、アルカリ金属又はアル
カリ土類金属の弱酸塩とを単に混合したものを消臭材料
としてもよい。
【0074】
【実施例】(試験評価サンプル)以下の各実施例及び比
較例に係る消臭材料の試験評価サンプルを準備した。ま
た、各実施例及び比較例の担体の構成を表1に示す。
【0075】−実施例1− コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸(オリエント
化学工業株式会社製商品名:DEORASE CPC−
4)1gをpH12に調整した水酸化カリウム水溶液1
50mlに溶解させた。
【0076】次に、この水酸化カリウム水溶液にレーヨ
ン綿(1.5デニール)0.1gを浸漬し、室温で24
時間保持した後、水酸化カリウム水溶液からレーヨン綿
を取り出して90℃で減圧乾燥した。
【0077】次いで、乾燥させたレーヨン綿を0.02
規定の塩酸に浸漬してコバルトフタロシアニンテトラカ
ルボン酸を固定した後、水で洗浄した。
【0078】そして、洗浄したレーヨン綿を炭酸水素ナ
トリウム水溶液に浸漬し、室温で2時間保持した後、炭
酸水素ナトリウム水溶液からレーヨン綿を取り出し、軽
く水で洗浄してから90℃で減圧乾燥した。
【0079】以上のようにして製造した消臭材料を実施
例1とした。
【0080】−実施例2− レーヨン綿の代わりに脱脂綿を用いたことを除いては、
実施例1と同一の方法により製造した消臭材料を実施例
2とした。
【0081】−実施例3− レーヨン綿の代わりに50g/m2のレーヨン不織布を
用いたことを除いては、実施例1と同一の方法により製
造した消臭材料を実施例3とした。
【0082】−実施例4− レーヨン綿の代わりに40g/m2のパルプ不織布を用
いたことを除いては、実施例1と同一の方法により製造
した消臭材料を実施例4とした。
【0083】−実施例5− レーヨン綿の代わりに50g/m2のパルプ不織布を用
いたことを除いては、実施例1と同一の方法により製造
した消臭材料を実施例5とした。
【0084】−実施例6− レーヨン綿の代わりに脱脂綿成形体を用いたことを除い
ては、実施例1と同一の方法により製造した消臭材料を
実施例6とした。
【0085】−比較例1− コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸(オリエント
化学工業株式会社製商品名:DEORASE CPC−
4)1gをpH12に調整した水酸化カリウム水溶液1
50mlに溶解させた。
【0086】次に、この水酸化カリウム水溶液にレーヨ
ン綿(1.5デニール)0.1gを浸漬し、室温で24
時間保持した後、水酸化カリウム水溶液からレーヨン綿
を取り出して90℃で減圧乾燥した。
【0087】以上のようにして製造した消臭材料を比較
例1とした。すなわち、比較例1は実施例1において炭
酸水素ナトリウム水溶液による処理を行わなかったもの
である。
【0088】−比較例2− レーヨン綿の代わりに脱脂綿を用いたことを除いては、
比較例1と同一の方法により製造した消臭材料を比較例
2とした。すなわち、比較例2は実施例2において炭酸
水素ナトリウム水溶液による処理を行わなかったもので
ある。
【0089】−比較例3− レーヨン綿の代わりに50g/m2のレーヨン不織布を
用いたことを除いては、比較例1と同一の方法により製
造した消臭材料を比較例3とした。すなわち、比較例3
は実施例3において炭酸水素ナトリウム水溶液による処
理を行わなかったものである。
【0090】−比較例4− レーヨン綿の代わりに40g/m2のパルプ不織布を用
いたことを除いては、比較例1と同一の方法により製造
した消臭材料を比較例4とした。すなわち、比較例4は
実施例4において炭酸水素ナトリウム水溶液による処理
を行わなかったものである。
【0091】−比較例5− レーヨン綿の代わりに50g/m2のパルプ不織布を用
いたことを除いては、比較例1と同一の方法により製造
した消臭材料を比較例5とした。すなわち、比較例5は
実施例5において炭酸水素ナトリウム水溶液による処理
を行わなかったものである。
【0092】−比較例6− レーヨン綿の代わりに脱脂綿成形体を用いたことを除い
ては、比較例1と同一の方法により製造した消臭材料を
比較例6とした。すなわち、比較例6は実施例6におい
て炭酸水素ナトリウム水溶液による処理を行わなかった
ものである。
【0093】
【表1】
【0094】(試験評価方法)図4は、消臭材料の消臭
性能を試験評価する装置を示す。
【0095】この装置は、サンプルガスが貯蔵される容
量5Lのガス貯蔵袋1と、ガス貯蔵袋1を開閉する第1
三方コック2と、サンプルガスを送る送風機3と、サン
プルガスの流量を調節するニードルバルブ4と、試験評
価サンプルを配置するガラス管5と、ガラス管5を通過
したサンプルガスを採取する容量5Lのガス採取袋6
と、ガス採取袋6を開閉する第2三方コック7とを備え
る。
【0096】そして、試験評価は、以下のようにして行
ったガス貯蔵袋1にサンプルガス(50ppmの硫化水
素を含んだ湿った空気)を貯蔵すると共にガラス管5に
試験評価する消臭材料のサンプルを配置した。
【0097】次に、第1三方コック2をガス貯蔵袋1と
送風機3とが連通するように開くと共に第2三方コック
7をガラス管5とガス採取袋6とが連通するように開い
た。
【0098】次いで、送風機3を運転し、ガス貯蔵袋1
に貯蔵されたサンプルガスをガラス管5に流入させた。
このときガラス管5に流入するサンプルガスが0.5L
/minとなるようにニードルバルブ4でガス流量を調
節した。
【0099】続いて、ガラス管5を流通したサンプルガ
スをガス採取袋6に採取した。
【0100】そして、ガス採取袋6で採取したサンプル
ガスを検知管に採り、その硫化水素の残留濃度を測定し
消臭率を算出した。消臭率は、下記数式1よって求め
た。
【0101】
【数1】
【0102】なお、実施例1、2及び比較例1、2で
は、試験評価サンプルを内径10mmで長さ30mmの
ガラス管内に配置して試験評価を行った。実施例3〜6
及び比較例比較例3〜6では、試験評価サンプルを20
mm×20mmの正方形の通気口を設けた外径40mm
の円盤状の樹脂製ホルダーに固定し、それを内径40m
mで長さ30mmのガラス管内に配置して試験評価を行
った。
【0103】(試験評価結果)試験評価結果を表2に示
す。
【0104】
【表2】
【0105】表2によれば、本発明の方法で製造した実
施例の消臭材料は、それに対応する比較例の消臭材料に
比べて最低でも10倍以上の消臭率を示すことが分か
る。すなわち、炭酸水素ナトリウムの存在によりコバル
トフタロシアニンテトラカルボン酸の消臭活性が飛躍的
に向上するということが確認された。しかも、この効果
は、担体の種類によらない。この理由については明らか
ではないが、炭酸水素ナトリウムの存在によってアルカ
リ雰囲気が形成されるのに加え、コバルトフタロシアニ
ンテトラカルボン酸への硫化水素イオンの配位が容易化
されるものと推測される。
【0106】また、実施例1と実施例2との比較、及び
実施例3と実施例4〜6との比較によれば、担体として
レーヨンを使用するよりも脱脂綿やパルプを使用した方
が消臭率が高いことが分かる。すなわち、同量のセルロ
ース繊維を担体としても、レーヨン等の再生セルロース
繊維を用いたものよりも天然セルロース繊維を用いたも
のの方が消臭材料の消臭能力が高くなるということが確
認された。これは、再生繊維であるレーヨンでは繊維表
面が微細な凹凸を有し、その凹部に吸着したコバルトフ
タロシアニンテトラカルボン酸が表面に露出し得ないの
に対し、天然繊維である脱脂綿やパルプは繊維表面が平
滑であり、吸着したコバルトフタロシアニンテトラカル
ボン酸の露出度がレーヨンよりも高いためであると考え
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フタロシアニン金属錯体のダイマー又はオリゴ
マー形成を示す説明図である。
【図2】コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸によ
る硫化水素の消臭メカニズムを示す説明図である。
【図3】コバルトフタロシアニンテトラカルボン酸のセ
ルロース繊維への担持状態を示す説明図である。
【図4】消臭材料の消臭性能を試験評価する装置を示す
構成図である。
【符号の説明】
1 ガス貯蔵袋 2 第1三方コック 3 送風機 4 ニードルバルブ 5 ガラス管 6 ガス採取袋 7 第2三方コック M 金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C080 AA06 BB02 CC04 CC05 HH05 HH09 JJ03 JJ04 JJ05 JJ06 KK08 LL03 LL10 MM19 NN01 NN24 QQ03 4G069 AA03 AA08 BA07A BA21A BA27A BA27B BA29A BA42A BB05A BB14A BB16A BB16B BC01A BC02A BC02B BC03A BC03B BC04A BC05A BC06A BC08A BC09A BC10A BC12A BC13A BC66A BC67A BC67B BD01A BD01B BE08A BE19A BE19B BE39A BE39B CA17 EA03X EA03Y EA10 EB11 FA02 FB05 FB14 FB19 FB57

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フタロシアニン金属錯体をアルカリ金属
    又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に混合した後、該
    フタロシアニン金属錯体を乾燥させて生成したことを特
    徴とする消臭材料。
  2. 【請求項2】 フタロシアニン金属錯体を担体に担持さ
    せ、該フタロシアニン金属錯体を担持した担体をアルカ
    リ金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に所定時間
    浸漬した後、該フタロシアニン金属錯体を担持した担体
    を乾燥させて生成したことを特徴とする消臭材料。
  3. 【請求項3】 フタロシアニン金属錯体を混合すること
    によって懸濁させたアルカリ金属又はアルカリ土類金属
    の弱酸塩水溶液を調整し、該弱酸塩水溶液に担体を所定
    時間浸漬して該担体にフタロシアニン金属錯体を担持さ
    せた後、該フタロシアニン金属錯体を担持した担体を乾
    燥させて生成したことを特徴とする消臭材料。
  4. 【請求項4】 フタロシアニン金属錯体と、アルカリ金
    属又はアルカリ土類金属の弱酸塩とを混合してなること
    を特徴とする消臭材料。
  5. 【請求項5】 上記弱酸塩水溶液は、炭酸水素ナトリウ
    ム水溶液であることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか一に記載の消臭材料。
  6. 【請求項6】 上記担体は、天然繊維により形成されて
    いることを特徴とする請求項2又は3に記載の消臭材
    料。
  7. 【請求項7】 上記天然繊維は、天然セルロース繊維で
    あることを特徴とする請求項6に記載の消臭材料。
  8. 【請求項8】 上記担体は、パルプであることを特徴と
    する請求項7に記載の消臭材料。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一に記載の消
    臭材料を複合してなることを特徴とする消臭部材。
  10. 【請求項10】 フタロシアニン金属錯体をアルカリ金
    属又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に混合した後、
    該フタロシアニン金属錯体を乾燥させることを特徴とす
    る消臭材料の製造方法。
  11. 【請求項11】 フタロシアニン金属錯体を担体に担持
    させ、該フタロシアニン金属錯体を担持した担体をアル
    カリ金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩水溶液に所定時
    間浸漬した後、該フタロシアニン金属錯体を担持した担
    体を乾燥させることを特徴とする消臭材料の製造方法。
  12. 【請求項12】 フタロシアニン金属錯体を混合するこ
    とによって懸濁させたアルカリ金属又はアルカリ土類金
    属の弱酸塩水溶液を調整し、該弱酸塩水溶液に担体を所
    定時間浸漬して該担体にフタロシアニン金属錯体を担持
    させた後、該フタロシアニン金属錯体を担持した担体を
    乾燥させることを特徴とする消臭材料の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280487A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Suminoe Textile Co Ltd 消臭フィルター
US7575507B2 (en) 2002-12-03 2009-08-18 Seafood Innovations Pty Ltd Fish stunning apparatus

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