JP2002345761A - 赤外線体温計用プローブ - Google Patents

赤外線体温計用プローブ

Info

Publication number
JP2002345761A
JP2002345761A JP2001152411A JP2001152411A JP2002345761A JP 2002345761 A JP2002345761 A JP 2002345761A JP 2001152411 A JP2001152411 A JP 2001152411A JP 2001152411 A JP2001152411 A JP 2001152411A JP 2002345761 A JP2002345761 A JP 2002345761A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared thermometer
thin film
probe
infrared
body portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001152411A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Tabata
信 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2001152411A priority Critical patent/JP2002345761A/ja
Priority to EP02009975A priority patent/EP1260805A1/en
Priority to US10/150,497 priority patent/US7025500B2/en
Priority to KR1020020027661A priority patent/KR20020089168A/ko
Priority to CNB021203229A priority patent/CN1194651C/zh
Publication of JP2002345761A publication Critical patent/JP2002345761A/ja
Priority to KR1020050028492A priority patent/KR100655817B1/ko
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02—Constructional details
    • G01J5/05—Means for preventing contamination of the components of the optical system; Means for preventing obstruction of the radiation path
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/01—Measuring temperature of body parts ; Diagnostic temperature sensing, e.g. for malignant or inflamed tissue
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02—Constructional details
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02—Constructional details
    • G01J5/021—Probe covers for thermometers, e.g. tympanic thermometers; Containers for probe covers; Disposable probes
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02—Constructional details
    • G01J5/04—Casings
    • G—PHYSICS
    • G01—MEASURING; TESTING
    • G01J—MEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00—Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02—Constructional details
    • G01J5/04—Casings
    • G01J5/049—Casings for tympanic thermometers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつ容易に衛生を確保することのできる
赤外線体温計用プローブを提供する。 【解決手段】 剛体で構成される胴体部１１及び赤外線
透過性を有する薄膜部１２は、同一の樹脂材料により一
体成形によって得られるものであり、胴体部１１の外周
表面と、薄膜部１２の外周表面は、外周表面どうしが滑
らかに接続されるように構成され、これらの接続部には
段差や継ぎ目がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鼓膜から放射され
る赤外線を検出して体温を測定する赤外線体温計に設け
られる赤外線体温計用プローブに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の赤外線体温計用プローブ
としては、たとえば、図７〜図９に示すものがある。
【０００３】図７は従来技術に係る赤外線体温計用プロ
ーブの模式的断面図である。
【０００４】図７に示す赤外線体温計用プローブ２００
は、外耳道に挿入するための略円筒形状の胴体部２０１
と、胴体部２０１の中空内部に備えられる赤外線センサ
２０２と、を備える。
【０００５】このように構成された赤外線体温計用プロ
ーブ２００により、胴体部２０１を外耳道に挿入する
と、鼓膜から放射される赤外線が胴体部２０１先端の開
口部から進入し、赤外線センサ２０２によって検知され
る。
【０００６】そして、この赤外線センサ２０２の検知結
果から体温（鼓膜温）を測定するというものである。
【０００７】また、その他の技術として、特開平１０−
１３７１９５号公開公報に開示されたものがあり、図８
を参照して説明する。図８は従来技術に係る赤外線体温
計用プローブの模式的断面図である。
【０００８】図８に示す赤外線体温計用プローブ３００
は、外耳道に挿入するための略円筒形状の胴体部３０１
と、胴体部３０１の中空内部に備えられる赤外線センサ
３０２と、胴体部３０１の先端に設けられるフィルタ３
０３と、を備える。
【０００９】フィルタ３０３は赤外線を透過する性質を
有しているため、上記図７に示す赤外線体温計用プロー
ブ２００の場合と同様に、体温（鼓膜温）を測定するこ
とができる。
【００１０】また、その他の技術として、特公平６−４
２８７２号公開公報に開示されたものがあり、図９を参
照して説明する。図９は従来技術に係る赤外線体温計用
プローブの模式的断面図である。
【００１１】図９に示す赤外線体温計用プローブ４００
は、外耳道に挿入するための略円筒形状の胴体部４０１
と、胴体部４０１の中空内部に備えられる赤外線センサ
４０２と、胴体部４０１全体を覆う使い捨てカバー４０
３と、を備える。
【００１２】カバー４０３は赤外線を透過する性質を有
しているため、上記図７に示す赤外線体温計用プローブ
２００の場合と同様に、体温（鼓膜温）を測定すること
ができる。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【００１４】赤外線体温計用プローブは衛生的に使用さ
れなければならず、使用の際には、汚れ等をふき取り、
かつ殺菌等を行う必要がある。
【００１５】上述した図７に示す赤外線体温計用プロー
ブ２００の場合には、胴体部２０１の内周部Ｘの汚れを
ふき取ったり、殺菌を行ったりするのが困難であり、ま
た、アルコール消毒を行った場合に、内周部Ｘにおいて
は、アルコールが乾きにくく、乾く前に測定を行うと誤
差が生じてしまうという問題があった。
【００１６】図８に示す赤外線体温計用プローブ３００
の場合には、フィルタ３０３によって胴体部３０１の内
周部に汚れ等が付着することはないものの、胴体部３０
１とフィルタ３０３の接合部Ｙには段差や隙間等が生じ
るため、この部分に汚れ等が溜まって掃除しにくいとい
う問題があった。
【００１７】また、フィルタ３０３を固定及び防水する
ための構造を必要とし、また、部品点数の増加を招き、
コストを増加させる原因となり、更に、フィルタ３０３
の素材としてシリコンガラスを用いると、それ自体が高
価であるという問題もあった。
【００１８】図９に示す赤外線体温計用プローブ４００
の場合には、汚れ等の問題はないものの、計測ごとに使
い捨てカバー４０３を交換しなければならないため、面
倒であるだけでなく、コストが高くなってしまうという
問題があった。
【００１９】また、使い捨てカバー４０３の保管や管理
等も面倒であった。
【００２０】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、安価
かつ容易に衛生を確保することのできる赤外線体温計用
プローブを提供することにある。
【００２１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の赤外線体温計用プローブにあっては、鼓膜か
ら放射される赤外線を検出して体温を測定する赤外線体
温計に設けられる赤外線体温計用プローブにおいて、剛
体で構成され、かつ、外耳道に挿入される筒状の胴体部
と、赤外線透過性を有し、かつ、前記筒状の胴体部の先
端を塞ぐ薄膜部と、を備えると共に、前記胴体部と薄膜
部は各々の外周表面が滑らかに接続されるように同一の
樹脂材料で一体成形されていることを特徴とする。
【００２２】ここで、「剛体」とは、一般的には、寸法
や形状が変化しないことを意味するが、ここでは、装置
を使用する場合に、測定に支障のない範囲における多少
の変形等は許容されるものとし、実質的に剛体であれば
良いものとする。
【００２３】また、「外周表面が滑らかに接続」とは、
胴体部の外周表面と薄膜部の外周表面との接続部に段差
や継ぎ目がないことを意味するものである。
【００２４】本発明の構成によれば、胴体部と薄膜部は
各々の外周表面が滑らかに接続されているので、外周表
面の汚れのふき取りや殺菌等を簡単に行うことができ
る。また、胴体部が実質的に剛体であることから、使用
上の問題もない。
【００２５】前記胴体部は、赤外線体温計本体のハウジ
ングに対して直接支持されるとよい。
【００２６】このような構成によれば、胴体部全体を単
一の部材で構成するため、構成の簡略化を図ることがで
きる。
【００２７】前記胴体部は、該胴体部の樹脂素材とは異
なる素材によって形成された第２胴体部に接続されると
共に、該第２胴体部が赤外線体温計本体のハウジングに
対して直接支持されるとよい。
【００２８】このような構成によれば、胴体部の素材は
薄膜部の素材と同一の素材であることから、赤外線を透
過する性質の素材に限定されるのに対して、第２胴体部
は、そのような素材に限定されない。従って、第２胴体
部の素材により、所望の機能性の強化を図ることが可能
となる。例えば、強度や熱的特性に優れた素材を用いる
ことで、強度や耐熱性を強化することが可能となる。
【００２９】前記胴体部の肉厚は０．６〜１．５ｍｍの
範囲で形成され、かつ、薄膜部の厚みは２０〜１００μ
ｍの範囲で形成されるとよい。
【００３０】前記樹脂材料がポリエチレンまたはポリプ
ロピレンであるとよい。
【００３１】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【００３２】図１〜図６を参照して、本発明の実施の形
態に係る赤外線体温計用プローブについて説明する。
【００３３】まず、図１及び図２を参照して、本発明の
実施の形態に係る赤外線体温計用プローブが具備された
赤外線体温計全体の構成等について説明する。図１は本
発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プローブが具備
された赤外線体温計の外観斜視図であり、図２は本発明
の実施の形態に係る赤外線体温計用プローブが具備され
た赤外線体温計の縦断面図である。
【００３４】赤外線体温計１００は、赤外線体温計本体
２と、外耳道に挿入するための本発明の実施の形態に係
る赤外線体温計用プローブ１と、を備える。
【００３５】赤外線体温計本体２の外観を形成する外壁
面は、概略、ハウジンググランド２１及びハウジングフ
ロント２３と、バッテリーを交換するためのバッテリー
カバー２２と、測定を行う際の測定スイッチ２４と、か
ら構成される。
【００３６】赤外線体温計自体については公知技術であ
るので、その詳細な説明は省略するが、電気供給源とな
るバッテリー配置部や、回路基板の他、測定結果を表示
する表示部等が備えられる。
【００３７】なお、測定を行う際には、赤外線体温計本
体２を片手で握りながら、赤外線体温計用プローブ１を
外耳道に挿入し、その状態で、測定スイッチ２４を押下
することにより、短時間で体温（鼓膜温）を測定するこ
とができる。
【００３８】次に、特に図３を参照して、本発明の実施
の形態に係る赤外線体温計用プローブについて更に詳し
く説明する。図３は本発明の実施の形態に係る赤外線体
温計用プローブ付近の拡大断面図である。
【００３９】赤外線体温計用プローブ１は、外耳道に挿
入される筒状（円筒状）の胴体部１１と、胴体部１１の
先端を塞ぐ薄膜部１２と、を備える。
【００４０】胴体部１１は、ハウジンググランド２１に
よって支持される。この胴体部１１は測定の際等に変形
することのないように、実質的に剛体で構成されること
を必要とすることから、その肉厚は十分な厚みを必要と
する。
【００４１】このように実質的に剛体とするためには、
胴体部１１の素材にもよるが、素材としてポリエチレン
やポリプロピレンを用いた場合には、肉厚を０．６〜
１．５ｍｍの範囲の厚みにすることで、剛性を高めるこ
とができ、実質的に必要な剛体とすることが可能とな
る。
【００４２】薄膜部１２は、赤外線透過性を有する。従
って、赤外線体温計用プローブ１を外耳道に挿入した状
態では、鼓膜から放射された赤外線は、薄膜部１２を透
過して筒状の胴体部１１の内部に進入する。
【００４３】ここで、薄膜部１２が、測定に必要な赤外
線を十分に透過させる程度の赤外線透過性を有するよう
にするには、厚みを十分に薄くする必要がある。
【００４４】このような赤外線透過性を有するようにす
るには、薄膜部１２の素材にもよるが、素材としてポリ
エチレンやポリプロピレンを用いた場合には、肉厚を２
０〜１００μｍの範囲の厚みにすることで実現できる。
【００４５】胴体部１１の内部にはセンサホルダ４によ
って支持された赤外線センサ３が備えられている。これ
により、薄膜部１２を透過した赤外線が、赤外線センサ
３によって検出され、この検出結果に基づいて体温（鼓
膜温）が測定される。
【００４６】次に、胴体部と薄膜部について、特に、図
４を参照して詳しく説明する。図４は、本発明の実施の
形態に係る赤外線体温計用プローブを構成する胴体部及
び薄膜部の模式的断面図である。
【００４７】図示のように、薄膜部１２は、胴体部１１
の内部に汚れ等が浸入しないように、その先端を塞ぐも
のである。
【００４８】そして、これら胴体部１１及び薄膜部１２
は、同一の樹脂材料により一体成形によって得られるも
のである。また、図４から明らかなように、胴体部１１
の外周表面と、薄膜部１２の外周表面は、外周表面どう
しが滑らかに接続されるように構成される。すなわち、
これらの接続部には段差や継ぎ目がない。
【００４９】なお、成型方法は、特に限定されるもので
はないが、例えば、射出成型，真空成型あるいは圧縮成
型等によって、好適に成型することができる。
【００５０】以上のように構成された赤外線体温計用プ
ローブ１の場合には、外耳道に接触する可能性のあるの
は、胴体部１１及び薄膜部１２の外周表面のみであり、
これらの外周表面を衛生的にする必要がある。
【００５１】しかし、上述の通り、胴体部１１の外周表
面と、薄膜部１２の外周表面は、外周表面どうしが滑ら
かに接続されているので、汚れが溜まりやすいような場
所はなく、汚れのふき取りや殺菌を簡単に行うことがで
きる。
【００５２】例えば、アルコールで消毒してガーゼ等の
布でふき取れば、汚れを簡単に落とすと共に消毒を行う
ことができる。あるいは、アルコールを染み込ませたガ
ーゼ等の布でふき取ることによっても、汚れを簡単に落
とすと共に消毒を行うことができる。
【００５３】また、薄膜部１２自体の剛性は低いが、薄
膜部１２は、剛体で構成された胴体部１１に一体成形さ
れるため、横方向からは実質的に力を受けない。つま
り、薄膜部１２の平面方向に対して引っ張り力や圧縮力
は作用しない。
【００５４】従って、薄膜部１２自体の剛性が低いこと
は、使用上の問題にはならない。すなわち、赤外線体温
計を使用する場合、赤外線体温計用プローブ１を外耳道
に挿入するが、この際には、胴体部１１と薄膜部１２の
接続部（Ｒ状のエッジの部分）か、あるいは胴体部１１
の外周表面のみが外耳道に接触するため、薄膜部１２に
対してはほとんど力が作用しない。
【００５５】なお、突起状のものが、薄膜部１２に強く
作用した場合には、変形あるいは破損するおそれがある
が、赤外線体温計用プローブ１を外耳道に挿入する動作
によってそのような事態が生じることは通常考えられな
い。
【００５６】ここで、図２〜図４においては、胴体部１
１が赤外線体温計本体のハウジング（ハウジンググラン
ド２１）に直接支持される構成を示した。これにより、
赤外線体温計用プローブの胴体部を単一部材で構成する
ことができ、構成の簡略化を図ることができるという利
点がある。
【００５７】これに対して、胴体部を複数部材で構成す
ることも可能であり、そのような場合の例を図５を参照
して説明する。図５は、本発明の実施の形態に係る赤外
線体温計用プローブを構成する胴体部及び薄膜部（構成
変形例）の模式的断面図である。
【００５８】図５に示す例では、胴体部が上記胴体部１
１に相当する胴体部１１ａと第２胴体部１１ｂとを接合
したもので構成されている。なお、接合は、例えば、超
音波溶着等によって接合することができる。
【００５９】胴体部１１ａ及び薄膜部１２は、上記の場
合と同様に、同一の樹脂材料により一体成形によって得
られるものであり、胴体部１１ａの外周表面と、薄膜部
１２の外周表面は、外周表面どうしが滑らかに接続され
るように構成され、これらの接続部には段差や継ぎ目が
ない。
【００６０】従って、上記の場合と同様の効果を得るこ
とができる。
【００６１】ところで、胴体部１１ａ及び薄膜部１２
は、その素材が同一の樹脂材料であり、薄膜部１２にお
いては、赤外線を透過する必要性があることから、その
樹脂材料は限定されることになる。
【００６２】従って、赤外線透過性の機能以外の機能を
発揮するためには、困難な場合もあり得る。
【００６３】そこで、図５に示す構成によれば、第２胴
体部１１ｂの素材によって、他の機能性を高めることが
可能となる。
【００６４】例えば、胴体部１１ａ及び薄膜部１２の素
材としては、上述のように、ポリエチレン等を用い、第
２胴体部１１ｂの素材として強度や熱特性に優れたＡＢ
Ｓを用いれば寸法安定性の機能を強化することが可能と
なる。
【００６５】ただし、胴体部１１ａと第２胴体部１１ｂ
との接合部分について、段差や継ぎ目を完全になくすの
は技術的に非常に困難である。
【００６６】従って、胴体部１１ａの長さを外耳道に接
触（挿入）され得る長さ以上（一般的には１５ｍｍ以
上）に設定しておく必要がある。
【００６７】このようにすれば、仮に、胴体部１１ａと
第２胴体部１１ｂとの接合部分に汚れ等が付着してふき
取りにくいような場合であっても、この接合部分は外耳
道には触れないため衛生上問題になることはない。
【００６８】図６には構成変形例の一つを示している。
図６は本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロー
ブ付近の拡大断面図（構成変形例）である。
【００６９】上述の図２及び図３に示す構成の場合に
は、赤外線センサ３が胴体部１１の内部領域に配置され
ている構成を示したが、図６においては、赤外線センサ
３が赤外線体温計本体２の内部に設けられている構成を
示す。
【００７０】これらは配置構成が異なるのみで、基本的
な機能が同一であることは言うまでもなく、本発明の実
施の形態の特徴である、胴体部１１及び薄膜部１２が同
一の樹脂材料により一体成形によって得られるものであ
り、胴体部１１の外周表面と、薄膜部１２の外周表面
は、外周表面どうしが滑らかに接続されるように構成さ
れ、これらの接続部には段差や継ぎ目がないことは、図
２及び図３に示す構成と同様である。従って、上記の場
合と同様の効果を得ることができる。
【００７１】以上のように、本実施の形態に係る赤外線
体温計用プローブの場合には、汚れのふき取り及び殺菌
が非常に簡単であり、かつ、使い捨てカバーのようなも
のも必要ないため、コストがかかることもない。
【００７２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、安価か
つ容易に衛生を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブが具備された赤外線体温計の外観斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブが具備された赤外線体温計の縦断面図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブ付近の拡大断面図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブを構成する胴体部及び薄膜部の模式的断面図であ
る。
【図５】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブを構成する胴体部及び薄膜部（構成変形例）の模式
的断面図である。
【図６】本発明の実施の形態に係る赤外線体温計用プロ
ーブ付近の拡大断面図（構成変形例）である。
【図７】従来技術に係る赤外線体温計用プローブの模式
的断面図である。
【図８】従来技術に係る赤外線体温計用プローブの模式
的断面図である。
【図９】従来技術に係る赤外線体温計用プローブの模式
的断面図である。
【符号の説明】
１ 赤外線体温計用プローブ ２ 赤外線体温計本体 ３ 赤外線センサ ４ センサホルダ １１ 胴体部 １１ａ 胴体部 １１ｂ 第２胴体部 １２ 薄膜部 ２１ ハウジンググランド ２２ バッテリーカバー ２３ ハウジングフロント ２４ 測定スイッチ １００ 赤外線体温計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】鼓膜から放射される赤外線を検出して体温
    を測定する赤外線体温計に設けられる赤外線体温計用プ
    ローブにおいて、 剛体で構成され、かつ、外耳道に挿入される筒状の胴体
    部と、 赤外線透過性を有し、かつ、前記筒状の胴体部の先端を
    塞ぐ薄膜部と、を備えると共に、 前記胴体部と薄膜部は各々の外周表面が滑らかに接続さ
    れるように同一の樹脂材料で一体成形されていることを
    特徴とする赤外線体温計用プローブ。
  2. 【請求項２】前記胴体部は、赤外線体温計本体のハウジ
    ングに対して直接支持されることを特徴とする請求項１
    に記載の赤外線体温計用プローブ。
  3. 【請求項３】前記胴体部は、該胴体部の樹脂素材とは異
    なる素材によって形成された第２胴体部に接続されると
    共に、該第２胴体部が赤外線体温計本体のハウジングに
    対して直接支持されることを特徴とする請求項１に記載
    の赤外線体温計用プローブ。
  4. 【請求項４】前記胴体部の肉厚は０．６〜１．５ｍｍの
    範囲で形成され、かつ、薄膜部の厚みは２０〜１００μ
    ｍの範囲で形成されることを特徴とする請求項１，２ま
    たは３に記載の赤外線体温計用プローブ。
  5. 【請求項５】前記樹脂材料がポリエチレンまたはポリプ
    ロピレンであることを特徴とする請求項１〜４のいずれ
    か一つに記載の赤外線体温計用プローブ。
JP2001152411A 2001-05-22 2001-05-22 赤外線体温計用プローブ Pending JP2002345761A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152411A JP2002345761A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 赤外線体温計用プローブ
EP02009975A EP1260805A1 (en) 2001-05-22 2002-05-03 Probe for infrared clinical thermometer
US10/150,497 US7025500B2 (en) 2001-05-22 2002-05-20 Probe for infrared clinical thermometer
KR1020020027661A KR20020089168A (ko) 2001-05-22 2002-05-20 적외선 체온계용 프로브
CNB021203229A CN1194651C (zh) 2001-05-22 2002-05-22 红外线体温计用探头
KR1020050028492A KR100655817B1 (ko) 2001-05-22 2005-04-06 적외선 체온계

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001152411A JP2002345761A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 赤外線体温計用プローブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002345761A true JP2002345761A (ja) 2002-12-03

Family

ID=18997088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001152411A Pending JP2002345761A (ja) 2001-05-22 2001-05-22 赤外線体温計用プローブ

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7025500B2 (ja)
EP (1) EP1260805A1 (ja)
JP (1) JP2002345761A (ja)
KR (2) KR20020089168A (ja)
CN (1) CN1194651C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050928A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 カシオ計算機株式会社 耳式体温計
JP2021050955A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 カシオ計算機株式会社 カバー構造、検出装置、及び検出装置の製造方法

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK1570246T3 (da) * 2002-12-12 2009-04-20 Covidien Ag Spids til et termisk öretermometer
US7354194B2 (en) * 2003-01-06 2008-04-08 Covidien Ag Tympanic thermometer probe cover with film support mechanism
JP4394579B2 (ja) * 2003-01-06 2010-01-06 コヴィディエン アクチェンゲゼルシャフト 鼓膜体温計プローブカバー
US7686506B2 (en) 2003-01-06 2010-03-30 Covidien Ag Stackable tympanic thermometer probe cover cassette
US7478946B2 (en) 2003-01-06 2009-01-20 Covidien Ag Probe cover cassette with improved probe cover support
US20070248141A1 (en) * 2006-04-21 2007-10-25 Sherwood Services Ag Infrared thermometer and probe cover thereof
US7556424B2 (en) 2006-05-19 2009-07-07 Covidien Ag Tympanic thermometer prove cover cassette and holder
KR100819281B1 (ko) * 2006-10-30 2008-04-02 삼성전자주식회사 휴대용 단말기의 배터리 커버 접지 장치
TWI340822B (en) * 2007-11-15 2011-04-21 Actherm Inc Probe cover for an ear thermometer, manufacturing method thereof
WO2013159301A1 (zh) * 2012-04-25 2013-10-31 Zhao Zhigang 一种红外体温计清洁提醒方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4662360A (en) * 1984-10-23 1987-05-05 Intelligent Medical Systems, Inc. Disposable speculum
US5179936A (en) * 1984-10-23 1993-01-19 Intelligent Medical Systems, Inc. Disposable speculum with membrane bonding ring
US4911559A (en) * 1988-11-01 1990-03-27 Diatek, Inc. Disposable probe cover assembly for medical thermometer
US5066142A (en) * 1990-03-08 1991-11-19 Ivac Corporation Protective apparatus for a biomedical probe
US5088834A (en) * 1990-08-24 1992-02-18 Thermoscan Inc. Unitary probe cover
JPH0642872A (ja) 1992-07-27 1994-02-18 Iseki & Co Ltd 穀粒乾燥機の張込穀粒量表示ランプ点灯方式
CN100514012C (zh) * 1995-11-18 2009-07-15 布劳恩股份有限公司 确定红外温度计的信号值的方法及红外温度计
DE19604200A1 (de) * 1996-02-06 1997-08-07 Braun Ag Verfahren zur Herstellung einer Schutzkappe für ein in eine Körperhöhle einbringbares Infrarot-Strahlungsthermometer
TW410272B (en) * 1996-05-07 2000-11-01 Thermoscan Lnc Enhanced protective lens cover
JP3805039B2 (ja) 1996-11-14 2006-08-02 シチズン時計株式会社 放射体温計
US5906437A (en) * 1997-06-10 1999-05-25 Oriental System Technology Inc. Probe cover for a tympanic thermometer
US6347243B1 (en) * 1998-03-05 2002-02-12 Advanced Monitors Corp. Probe cover for infrared thermometer
US6513970B1 (en) * 1998-10-20 2003-02-04 Omron Corporation Infrared thermometer
US6238088B1 (en) * 1999-01-12 2001-05-29 Norm Pacific Automation Corp. Disposable cap for instant thermometer measuring probe
DE19913672A1 (de) * 1999-03-25 2000-11-02 Braun Gmbh Infrarot-Thermometer mit einer beheizbaren Meßspitze und Schutzkappe
US6390671B1 (en) * 2000-04-28 2002-05-21 K-Jump Health Co., Ltd. Probe cover with film insert
US6371639B1 (en) * 2000-10-13 2002-04-16 Radiant Innovation Inc. Probe cover of a tympanic thermometer and method for manufacturing the same
US20020085616A1 (en) * 2001-01-04 2002-07-04 Mesure Technology Co., Ltd. Ear thermometer head

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021050928A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 カシオ計算機株式会社 耳式体温計
JP7031645B2 (ja) 2019-09-20 2022-03-08 カシオ計算機株式会社 耳式体温計
JP2021050955A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 カシオ計算機株式会社 カバー構造、検出装置、及び検出装置の製造方法
JP7031646B2 (ja) 2019-09-24 2022-03-08 カシオ計算機株式会社 検出装置及び検出装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1260805A1 (en) 2002-11-27
US7025500B2 (en) 2006-04-11
CN1387028A (zh) 2002-12-25
CN1194651C (zh) 2005-03-30
US20020176478A1 (en) 2002-11-28
KR20050055639A (ko) 2005-06-13
KR100655817B1 (ko) 2006-12-13
KR20020089168A (ko) 2002-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100655817B1 (ko) 적외선 체온계
EP0445784B1 (en) Protective apparatus for a biomedical probe
KR101553741B1 (ko) 의료 탐침용 삽입 여부 검출기
EP0937972B1 (en) Radiation pyrometer
USRE43745E1 (en) Tympanic thermometer probe cover with film support mechanism
EP3198891B1 (en) An impression-taking pad
US6390671B1 (en) Probe cover with film insert
JP2004105733A (ja) 鼓膜温度計のプローブカバーおよび鼓膜温度計アセンブリ
WO2020192956A1 (en) Custom hearing device equipped with optical sensors for biometrical sensing
JP2008241363A (ja) 耳式体温計
JP2009300310A (ja) 電子体温計
KR200389826Y1 (ko) 적외선 체온계
EP1371959A2 (en) Electronic clinical thermometer
JP3155132U (ja) 電子体温計
JPH10221176A (ja) 電子体温計
JP2012150041A (ja) 電子体温計
JP2020094965A (ja) 耳式体温計
JPH05118929A (ja) 電子体温計
JP7031645B2 (ja) 耳式体温計
JP2000210262A (ja) 放射体温計
JP2000237147A (ja) 放射体温計
KR200251436Y1 (ko) 일회용 프루브 캡
EP1568975A1 (en) A probe assembly for an infrared medical thermometer and an infrared medical thermometer
JPH0984767A (ja) 体温計及びそのアダプタ
JP3069695U (ja) 耳式体温計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070219

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070511