JPH0984767A - 体温計及びそのアダプタ - Google Patents

体温計及びそのアダプタ

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JPH0984767A
JPH0984767A JP7245855A JP24585595A JPH0984767A JP H0984767 A JPH0984767 A JP H0984767A JP 7245855 A JP7245855 A JP 7245855A JP 24585595 A JP24585595 A JP 24585595A JP H0984767 A JPH0984767 A JP H0984767A
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JP
Japan
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probe
thermometer
adapter
adaptor
clinical thermometer
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Application number
JP7245855A
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English (en)
Inventor
Takashi Watanabe
剛史 渡辺
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細長い形状のプローブを、そのまま小児など
ように、外耳道の短い人に使用すると、外耳道や鼓膜を
傷つけてしまう虞がある。そのため被検者には、体温測
定のために高度な技術や細心の注意が必要とされた。 【解決手段】 体温計100のプローブ部分204にア
ダプタ401を装着して使用する。このアダプタ401
は、体温計本体の凹部405と係合してアダプタ401
が装着された状態を保持するための突起部403と、鼓
膜よりの赤外光を入射するためのプローブ204の先端
に設けられた先端窓201を露出させるための開口40
2を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は体温計とそのアダプ
タに係わり、特に鼓膜を対象とした体温を測定するため
に、体温計のプローブ部分を外耳道に挿入して測定する
体温計とそのアダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】体温計測の分野において、従来の腋下、
口中検温に使用される接触式体温計に代わり、人体から
放射される熱、即ち赤外線の内、特に鼓膜から放射され
る赤外線に基づいて体温を、被測定部と非接触で測定す
る赤外線式体温計が知られている。このような赤外線式
体温計は、従来の接触式体温計と比較すると、被検者の
体温を精度良く、しかも高速に測定できるなどの利点が
ある。このような赤外線式体温計を使用する際には、体
温計本体から伸びるプローブの先端部分の内部に赤外線
センサを設け、この先端部分を外耳道に挿入して、内蔵
の赤外線センサ部分を鼓膜及び鼓膜周辺部に指向させて
測定が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このプローブ
が挿入される外耳道内部の形状はS字状様の屈曲部を有
し、この屈曲の程度や外耳道の長さは個人差が大きく、
また年齢によっても大きく異なる。ところが、このよう
な赤外線式体温計のプローブは、成人の比較的、平均的
な外耳道の形状に基づいて設計されているため、そのプ
ローブ形状は、成人の鼓膜の温度を測定するのに十分な
位置まで滑らかに挿入することができる様な長さを有
し、かつその先端が細くなっている。従って、この様な
形状のプローブを、そのまま小児などように、外耳道の
短い人に使用すると、外耳道や鼓膜を傷つけてしまう虞
がある。そのため被検者には、体温測定のために高度な
技術や細心の注意が必要とされた。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、体温計にアダプタを付けることにより、外耳道への
プローブの挿入長さを調整できる体温計とそのアダプタ
を提供することを目的とする。
【0005】また本発明の他の目的は、小児等の外耳道
の短い人にも安心して使用できる体温計とそのアダプタ
を提供することにある。
【0006】また本発明の目的は、容易に体温計よりア
ダプタの脱着ができるようにした体温計とそのアダプタ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の体温計は以下のような構成を備える。即ち、
鼓膜及びその近傍の外耳道、即ち、実質的な鼓膜から放
射される赤外線を測定して体温測定を行う体温計におい
て、外耳道に挿入され、内部に赤外線センサを備えたプ
ローブ部と、前記プローブ部をほぼ覆うアダプタの係止
部と係合してアダプタを装着するための装着部とを有す
る。
【0008】また本発明の体温計のアダプタは以下のよ
うな構成を備える。即ち、体温計に装着されて使用され
るアダプタであって、体温計のプローブとほぼ同じ形状
の本体部と、少なくとも体温計のプローブ先端に設けら
れた先端窓を露出させるための開口部と、体温計本体の
係合部と係合して前記アダプタを体温計本体に装着した
状態を維持するための係止部とを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】図1は、本実施の形態の体温計100の外
観図で、図1(A)は上面図、図1(B)は左側面図で
ある。
【0011】図1において、102は測定開始を指示す
る測定スイッチ、103は液晶等で構成された表示部
で、測温された温度値やエラー表示等が行われる。10
9は電源スイッチ、120は電池を収容する部分を覆う
ための電池蓋である。
【0012】図2は、図1(B)の方向から見た側断面
図である。
【0013】図2において、201は先端窓で、鼓膜よ
りの赤外光を入射するための窓である。202はライト
ガイドで、先端窓201より入射された赤外光を赤外線
センサの1つであるサーモパイル105に伝達してい
る。204は、これらを収容しているプローブ部であ
る。108は電池で、本実施の形態の体温計では単3電
池2本を使用している。205は後述する制御部を構成
する回路や信号処理回路などが搭載されたメイン基板で
ある。尚、赤外線センサとしてボロメータを用いた場
合、プローブ204の先端窓201の近傍のプローブ内
部201aに赤外線センサを設けることができ、ライト
ガイド202を設ける必要がなく、被測定部に対する指
向性が向上する。
【0014】図3は、本実施の形態の体温計100の構
成を示すブロック図で、前述の図面と共通する部分は同
じ番号で示している。
【0015】101は制御部で、この体温計における測
温処理や、表示部103への測温結果の表示制御、エラ
ー発生時のブザー音の発生等の制御を行っている。10
2は測温開始を指示するための測温スイッチ、103は
表示部である。104はエラー発生時に鳴音してエラー
の発生を知らせるとともに、測温終了などの報知にも使
用されるブザー(スピーカ)である。110は測温対象
となる人体の鼓膜、105は赤外線センサ、106は赤
外線センサ105よりの信号を増幅するための増幅器、
107はその増幅されたアナログ信号をデジタル信号に
変換するためのA/D変換器である。
【0016】以上の構成における体温計100の動作を
説明する。電源スイッチ109がオンされると電池10
8よりの電力が赤外線センサ105及びメイン基板20
5に供給される。そしてプローブ204が被検者の外耳
道に挿入され、測定スイッチ102が押下されると、赤
外線センサ105で検出された赤外線に応じた信号がセ
ンサ105より出力される。この信号は増幅器106で
増幅された後、A/D変換器107でデジタル信号に変
換されて制御部101に入力される。制御部101のC
PUは、このデジタル信号に基づいて測定された温度を
決定し、その温度値を表示部103に表示する。また、
何等のエラーが発生したときは、ブザー104を鳴音し
て被検者にエラーが発生したことを報知する。
【0017】図4は、本発明の一実施の形態の体温計1
00のプローブ204に取り付けられるアダプタ401
の外観斜視図である。
【0018】このアダプタ401は、プローブ204と
ほぼ同様に、外耳道に略合致した形状になっており、そ
の先端部分には、プローブ204の先端窓201を有す
る部分の径とほぼ同じか、或はそれよりもやや大きい径
の開口402が設けられている。403はプローブの側
面に設けられたアダプタ装着部としての凹部405(図
1参照)と係合してアダプタ401を固定するために内
側に向かって突出した、係合部としての、対向する1対
の突起部である。尚、この突起部は1対に限らず、複数
対の突起部としても良い。この場合、凹部も複数対形成
される。また以上とは逆に、凹部405を突起部として
形成し、突起部401を凹部として形成しても良い。更
に、プローブ204の材質としては、耐衝撃性のある熱
可塑性樹脂、例えばABS(アクリロニトル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体)樹脂が用いられる。またアダプ
タ401も、プローブ204の材質と同様のものが用い
られ、肉厚としては1.0〜2.0mm程度のものが用
いられる。
【0019】図5(A)(B)は、アダプタ401をプ
ローブ204に取り付けた状態を示す図である。また図
6は、アダプタ401をプローブ204に取り付けた状
態を示す側面図である。
【0020】アダプタ401の先端の開口402にプロ
ーブ204の先端窓201が設けられた部分が隙間なく
はまり込み、プローブ204の付け根近くにある凹部4
05に、アダプタ401の突起部403が嵌合して固定
される。また、この状態では、プローブ204とアダプ
タ401の境界部分には薄い空気層206が形成されて
いる。
【0021】図7(A)(B)は、プローブ204の形
状に沿った開口704を有するプローブ受け707にプ
ローブ204を挿入して、粘着材付きのプローブカバー
708を取付ける状態を示す図である。
【0022】図8(A)(B)は、図7と同様に、プロ
ーブ受け707にプローブ204を挿入して、粘着材付
きのプローブカバー708を取付ける状態を示す図であ
るが、ここではアダプタ401が装着された状態で、プ
ローブ受け707に挿入して、粘着材付きのプローブカ
バー708を取付けている。
【0023】このように本実施の形態のアダプタ401
を使用すれば、プローブ204にアダプタ401を取り
付けた状態でも、プローブカバー708を付けることが
できる。
【0024】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、そのプローブ204に取り付けるアダプタ401
が、プローブ204と同様に外耳道にほぼ合致した形状
であるため、アダプタ401を取り付けて外耳道に合致
した形状のまま挿入長さを短くすることができる。これ
により、小児等の外耳道の短い人に使用したとき外耳道
や鼓膜を傷つけることなく、滑らかに挿入できるという
効果がある。
【0025】また、アダプタ401を装着した状態で
も、プローブカバー708を簡単に装着でき、またアダ
プタ401のプローブへの脱着も容易にできるという効
果がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
温計にアダプタを付けることにより、プローブの挿入長
さを調整できる。
【0027】また本発明によれば、小児等の外耳道の短
い人にも安心して使用できるという効果がある。
【0028】また本発明によれば、容易にアダプタを体
温計より脱着できるという効果がある。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る体温計のアダプタ
形状を示した外観斜視図で、(A)は上面図、(B)は
左側面図である。
【図2】本実施の形態の体温計の断面図である。
【図3】本実施の形態の体温計の構成を示すブロック図
である。
【図4】本実施の形態のアダプタの外観斜視図である。
【図5】本実施の形態の体温計のプローブにアダプタを
取り付けた状態を示す図である。
【図6】本実施の形態の体温計のプローブにアダプタを
取り付けた状態を示す側面図である。
【図7】本実施の形態の体温計の先端部分にプローブに
カバーを付ける際の状態を説明する図である。
【図8】本実施の形態の体温計の先端部分にアダプタを
装着した状態でカバーを付ける際の状態を説明する図で
ある。
【符号の説明】
101 制御部 102 測定スイッチ 103 表示部 105 赤外センサ 108 電池 109 電源スイッチ 201 先端窓 202 ライトガイド 204 プローブ 205 メイン基板 401 アダプタ 402 開口 403 突起部(凸部) 405 凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鼓膜から放射される赤外線を測定して体
    温測定を行う体温計において、 外耳道に挿入され、内部に赤外線センサを備えたプロー
    ブ部と、 前記プローブ部をほぼ覆うアダプタの係止部と係合して
    アダプタを装着するための装着部と、を有することを特
    徴とする体温計。
  2. 【請求項2】 体温計に装着されて使用されるアダプタ
    であって、 体温計のプローブとほぼ同じ形状の本体部と、 少なくとも体温計のプローブ先端に設けられた先端窓を
    露出させるための開口部と、 前記体温計本体の係合部と係合して前記アダプタを体温
    計本体に装着した状態を維持するための係止部と、を有
    することを特徴とするアダプタ。
JP7245855A 1995-09-25 1995-09-25 体温計及びそのアダプタ Pending JPH0984767A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386757B1 (en) * 1997-07-16 2002-05-14 Terumo Kabushiki Kaisha Ear type clinical thermometer
CN100402999C (zh) * 2001-05-22 2008-07-16 麽他特区有限公司 红外线体温计

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