JP2002345636A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2002345636A
JP2002345636A JP2001160325A JP2001160325A JP2002345636A JP 2002345636 A JP2002345636 A JP 2002345636A JP 2001160325 A JP2001160325 A JP 2001160325A JP 2001160325 A JP2001160325 A JP 2001160325A JP 2002345636 A JP2002345636 A JP 2002345636A
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JP
Japan
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rice cooker
inner pot
heat
plate
main body
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Application number
JP2001160325A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyamoto
浩幸 宮本
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を抑制しつつ、高い保温性を発揮さ
せる。 【解決手段】 炊飯器本体に開閉自在に設けた蓋体5に
より、炊飯器本体1に収容される内鍋4の上方開口部を
開閉し、前記蓋体5に設けられ、加熱手段16を有する
放熱板14により、内鍋4内を保温する。前記内鍋4
は、クラッド材7を有底筒状とすることにより形成す
る。このとき、側面部12に空間部13を形成する。ま
た、前記放熱板14の外周部に、前記内鍋4の内側面近
傍に膨出する膨出部15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯後の保温に適
した構成を備える炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、炊飯器では、例えば、ステンレス
板とアルミニウム板との間に銅を介在させた状態でプレ
ス圧着(クラッディング)することにより形成されるク
ラッド材が使用されている。このクラッド材によれば、
有底筒状に深絞り加工することにより、ステンレス板を
誘導加熱することができ、銅を介して高熱伝導性のアル
ミニウム板により内部を均一に加熱することが可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のクラッド材で形成した内鍋では、断熱性能が低く、
特に、アルミニウム板の高熱伝導性が逆に熱損失を増大
させるように作用する。この結果、炊飯完了後の保温時
に放熱量が大きく、加熱手段を底面側及び放熱板のみな
らず、側方にも配設する必要があり、消費電力が増大す
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、消費電力を抑制しつ
つ、高い保温性を発揮する炊飯器を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、炊飯器本体に開閉自在に設け
た蓋体により、炊飯器本体に収容される内鍋の上方開口
部を開閉し、前記蓋体に設けた加熱手段を有する放熱板
により、内鍋内を保温するようにした炊飯器において、
前記内鍋は、2枚の金属製板材を中間金属材料により接
合したクラッド材を、側面部に空間部が位置するように
有底筒状に成形してなり、前記放熱板の外周部に、前記
内鍋の内側面近傍に膨出する膨出部を形成したものであ
る。
【0006】この構成により、内鍋の側面部に真空空間
を設けても、放熱板により、内鍋の内側面を構成する金
属製板材に適切に伝熱させることができ、内部の保温状
態を良好なものとすることが可能となる。
【0007】前記放熱板の膨出部に、前記加熱手段を配
設すると、より適切に内鍋の内側面に伝熱させることが
できる点で好ましい。
【0008】前記放熱板は、前記内鍋の内面を構成する
金属製板材に当接するように、前記蓋体に弾性支持する
と、内鍋の内面を構成する金属製板材を直接加熱するこ
とが可能となる点で好ましい。
【0009】前記内鍋の外面に断熱材を含有する塗装を
施すと、前記真空空間及び前記放熱板の保温効果と相俟
って、より一層保温性を高めることが可能となる点で好
ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面に従って説明する。
【0011】図1は、本実施形態に係る炊飯器の断面図
である。この炊飯器は、大略、炊飯器本体1内に内胴2
及び保護枠3を装着し、保護枠3に内鍋4を取出可能に
収容し、炊飯器本体1の上方開口部を蓋体5で開閉可能
としたものである。
【0012】保護枠3には、内外周2箇所に巻回された
コイル6が配設され、内鍋4を誘導加熱可能である。
【0013】内鍋4は、図2に示す断面構造の板材から
なるクラッド材7を深絞り加工することにより形成され
る。クラッド材7は、磁性板材8と高熱伝導板材9の間
に、中間金属層10と、非導電印刷層11とを介在させ
たものである。磁性板材8は、ステンレス板等を、厚さ
約0.5mm、直径約400mmの円板状に形成したも
のである。高熱伝導板材9は、アルミニウム板、銅板等
を、厚さ約1.2〜3mm、直径約400mmの円板状
に形成したものである。中間金属層10は、銅、銀、白
金、金、アルミニウム等を、磁性板材の対向面の中心部
及び外周部と、高熱伝導板材9の全面とに厚さ5〜20
μmでそれぞれ形成したものである。中間金属層10を
高熱伝導板材9の全面に形成したのは、輻射により熱の
移動を防止するためである。非導電印刷層11は、フッ
素樹脂(例えば、PTFE(四フッ化エチレン樹脂),
PFA(四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシビ
ニルエーテル共重合樹脂)等)やセラミックス(例え
ば、Z,T等)等を、磁性板材8の外周中
間部にドーナツ状に形成したものである。このようなク
ラッド材7では、非導電印刷層11が接合されないた
め、そこに空間部13(図1参照)を形成することがで
きる。したがって、深絞り加工により有底筒状とする
と、その側面部12に空間部13が位置し、断熱性能が
高められる。このため、内胴2の外周面には、従来のよ
うな胴ヒータは不要である。また、胴ヒータを設ける場
合でも、前記空間部13の働きにより、必要な消費電力
を抑制することが可能である。また、前記内鍋4の外面
には、粒状、粉末状等の断熱材(例えば、珪藻土)が塗
布されている。これにより、前記側面部の空間部13と
共に良好な断熱性能を発揮する。
【0014】蓋体5には、放熱板14が装着されてい
る。放熱板14は、アルミ合金等の導電性材料からな
り、外周部には内鍋4内に向かって膨出し、内鍋4の内
側面近傍に位置する膨出部15が形成されている。膨出
部15には、加熱手段である保温ヒータ16が配設さ
れ、内鍋4の内面側を構成する金属製板材を間接的では
あるが、近傍に位置することにより効果的に加熱するこ
とが可能となっている。
【0015】次に、前記構成の炊飯器の保温時の動作に
ついて説明する。
【0016】炊飯が完了して保温状態となると、温度検
出センサでの検出温度に基づいて、従来同様、フィード
バック制御によりコイル6への通電率を調整する。ま
た、放熱板14の膨出部15に設けた保温ヒータ16へ
の通電を開始する。保温ヒータ16への通電により、主
に膨出部15を介して内鍋4の内側面近傍が効果的に加
熱される。このため、保温ヒータ16への通電量を抑制
しても、効果的な保温状態を得ることができる。
【0017】なお、前記実施形態では、放熱板14の外
周部に形成した膨出部15を内鍋4の内側面の近傍に膨
出させることにより、内部を保温するようにしたが、放
熱板14を内鍋4の上方開口縁部(フランジ部)に直接
当接させることにより対応するようにしても構わない。
この場合、放熱板14は蓋体5に弾性支持することによ
り、組立誤差等に拘わらず、蓋体5による閉塞がスムー
ズに行えるようにする必要がある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、内鍋の側面部に空間部を形成し、かつ、放熱
板の外周部に、内鍋の内周面に膨出する膨出部を設ける
ようにしたので、側方に余分な加熱手段が不要となるば
かりか、良好な保温状態を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る炊飯器の断面図である。
【図2】 図1の内鍋に使用されるクラッド材の部分断
面図である。
【符号の説明】
1…炊飯器本体 4…内鍋 5…蓋体 12…側面部 13…空間部 14…放熱板 15…膨出部 16…保温ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA03 AA09 BA23 BA27 CA09 CA21 CB02 CB03 CB17 CC45 DA02 DA04 DA05 DB14 DB22 FB01 FB02 FB05 FB06 FB23 FB36 FC06 FC08 FD03 FD10 FE06 FE10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体に開閉自在に設けた蓋体によ
    り、炊飯器本体に収容される内鍋の上方開口部を開閉
    し、前記蓋体に設けた加熱手段を有する放熱板により、
    内鍋内を保温するようにした炊飯器において、 前記内鍋は、2枚の金属製板材を中間金属材料により接
    合したクラッド材を、側面部に空間部が位置するように
    有底筒状に成形してなり、 前記放熱板の外周部に、前記内鍋の内側面近傍に膨出す
    る膨出部を形成したことを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記放熱板の膨出部に、前記加熱手段を
    配設したことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記放熱板は、前記内鍋の内面を構成す
    る金属製板材に当接するように、前記蓋体に弾性支持し
    たことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  4. 【請求項4】 前記内鍋の外面に断熱材を含有する塗装
    を施したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1項に記載の炊飯器。
JP2001160325A 2001-05-29 2001-05-29 炊飯器 Pending JP2002345636A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008154831A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sanyo Electric Co Ltd 炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008154831A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Sanyo Electric Co Ltd 炊飯器

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