JP2002344643A - 施解錠方法および装置 - Google Patents

施解錠方法および装置

Info

Publication number
JP2002344643A
JP2002344643A JP2001147280A JP2001147280A JP2002344643A JP 2002344643 A JP2002344643 A JP 2002344643A JP 2001147280 A JP2001147280 A JP 2001147280A JP 2001147280 A JP2001147280 A JP 2001147280A JP 2002344643 A JP2002344643 A JP 2002344643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
lock
unlocking
signal
incoming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001147280A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Horie
淳一 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AKESESU KK, Axess Corp filed Critical AKESESU KK
Priority to JP2001147280A priority Critical patent/JP2002344643A/ja
Publication of JP2002344643A publication Critical patent/JP2002344643A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機等の電話機からの着信を利用する
ことで、安価、かつ高いセキュリティで錠前の開錠を行
うことができるようにした開錠方法および装置を提供す
る。 【解決手段】 玄関などの開閉ドアに電気錠(54)を
取り付け、特定の開錠許諾者の携帯する携帯電話機(1
0)からの着信に際して、該着信信号に含まれる該携帯
電話機(10)の電話番号を認識し、該認識した電話番
号を電気錠(54)の制御装置(52)に送信し、制御
装置(52)は、該電話番号と予め記憶設定されている
特定の開錠許諾者の携帯する携帯電話機(10)の電話
番号とを比較し、両者が一致した場合は、電気錠(5
4)に対して開錠信号を出力することにより、玄関など
の開閉ドアに取り付けた電気錠(54)を遠隔開錠制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の入口の開
閉ドア等に取り付けられた錠前を遠隔施解錠する施解錠
方法および装置に関し、特に、携帯電話機等の電話機か
らの着信を利用して上記錠前を遠隔施解錠するようにし
た施解錠方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、マンションなどの玄関のドアの錠
前は、ピッキングなどの被害に会うことが多く、これが
社会問題化している。
【0003】また、これを解決するために、従来、 1)各種カードによる識別 2)暗証番号による識別 3)本人の指紋等による識別 を採用してドア解錠に関するセキュリティを向上させた
種々の手法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の手法は、いずれも極めて高価なものが多く、また、
1)の各種カードによる識別を採用する手法は、カード
が紛失してしまうと施解錠できないという問題があり、
また、2)の暗証番号による識別を採用する手法は、暗
証番号を忘れてしまった場合は、同様に施解錠できなく
なり、また、3)の本人の指紋等による識別を採用する
手法は、指の表面変化などによる誤動作が多いという問
題があった。
【0005】そこで、この発明は、携帯電話機等の電話
機からの着信を利用することで、安価、かつ高いセキュ
リティで錠前の施解錠を行うことができるようにした施
解錠方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の請求項1の発明は、所定個所に取り付けられ
た錠前を施錠又解錠する施解錠方法において、上記錠前
に接続された第1の電話機を予め決められた第2の電話
機から呼び出し、上記第2の電話機からの呼出信号に基
づき該呼出信号に含まれる着信符号を認識し、該認識し
た着信符号が予め設定されている着信符号と一致した場
合は上記錠前に対して施錠信号、解錠信号、又は施錠信
号と解錠信号とを交互に出力することを特徴とする。
【0007】ここで、「所定個所」としては、例えば建
物や部屋の出入り口の扉や窓などの一般的に錠前を設置
しうる場所が考えられる。
【0008】そして、このような構成によれば、電話機
からの呼出信号に含まれる着信符号を認識し、予め設定
された着信符号と一致した場合のみ解錠信号を出力する
ため、信頼性とセキュリティ性が高い施解錠方法を提供
することができる。
【0009】本願の請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記錠前は、上記施錠信号又は解錠信号の入
力により該錠前を施錠又は解錠する電気錠からなること
を特徴とする。
【0010】このような構成によれば、錠前として鍵穴
がない電気錠を用いることにより、ピッキング等の不正
操作は不可能となり、被害を未然に防ぐことが可能であ
り、よりセキュリティ性の高い施解錠方法を提供するこ
とができる。
【0011】本願の請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記錠前は、建物の入口の開閉ドアに取り付
けられることを特徴とする請求項1記載の施解錠方法。
【0012】ここで、「建物の入口の開閉ドア」とは、
建物自体の出入り口のみならず、各部屋の出入り口に設
けられた内部ドアをも含む。
【0013】そして、このような構成によれば、ドアか
ら離れた場所でも開閉操作を行うことが可能であり、遠
隔施解錠が可能となる。
【0014】本願の請求項4の発明は、請求項3の発明
において、上記第1の電話機は、上記建物内に設置され
た電話機であり、上記第2の電話機は上記建物の所有者
が携帯する携帯電話機であることを特徴とする。
【0015】ここで、「建物の所有者」とは、建物自体
の所有者の他に、建物を借りている者、建物内の部屋を
借りている者、建物もしくは建物内の部屋を借りている
者の家族や知人など、通常スペアキーを持つ可能性があ
る全ての者を含む。
【0016】そして、このような構成によれば、建物内
に設置された電話機と建物の所有者が携帯する携帯電話
機とを用いることにより、セキュリティ性が高く、しか
も新たに設ける設備が少なく安価である施解錠方法を得
ることができる。
【0017】本願の請求項5の発明は、請求項3の発明
において、上記着信符号は、第2の電話機の電話番号で
あり、上記第1の電話機は、上記着信信号に含まれる発
信者の電話番号を抽出して該第1の電話機でオフフック
する前にディスプレイに表示する着信番号表示機能を有
し、該着信番号表示機能により抽出された発信者の電話
番号を上記着信符号として認識することを特徴とする。
【0018】ここで、「着信番号表示機能」とは、網か
ら相手側の電話機の電話番号の送信を受けて、電話機も
しくは着信番号表示用の端末に相手の電話機の電話番号
を表示させる機能のことである。このような着信番号表
示機能を利用するための着信番号表示サービスとして
は、例えばナンバーディスプレイ(日本電信電話(株)
の商標)サービスなどがある。
【0019】そして、このような構成によれば、オフフ
ックする前に着信符号の認識を行うため、通話料がかか
らずコストが低減される。
【0020】本願の請求項6の発明は、請求項5の発明
において、上記第1の電話機で認識された上記着信符号
は上記錠前の制御手段に伝送され、上記制御手段は、該
着信符号と予め設定されている着信符号とを比較して両
者が一致した場合に上記錠前に上記施錠信号又は解錠信
号を出力することを特徴とする。
【0021】本願の請求項7の発明は、請求項6の発明
において、上記第1の電話機で認識された上記着信符号
は、上記第1の電話機から上記制御手段へ無線で伝送さ
れることを特徴とする。
【0022】このような構成によれば、着信符号は第1
の電話機と制御手段との間は無線で伝送されるため、配
線を設ける場合と比べて安価で済み、また、配線により
建物内の景観が損なわれることがない。
【0023】本願の請求項8の発明は、請求項5の発明
において、上記第1の電話機は、ターミナルアダプタに
接続され、上記ターミナルアダプタは、上記呼出信号に
含まれる着信符号を認識し、該ターミナルアダプタで認
識した着信符号は、上記第1の電話機に接続されている
コンピュータで検出され、上記コンピュータは、該検出
した着信符号を上記錠前の制御手段に伝送し、上記制御
手段は、該着信符号と予め設定されている着信符号とを
比較して両者が一致した場合に上記錠前に上記施錠信号
又は解錠信号を出力することを特徴とする。
【0024】このような構成によれば、着信番号表示機
能を有さない電話機においても、本発明の施解錠方法を
実施することが可能である。
【0025】本願の請求項9の発明は、請求項8の発明
において、上記着信符号は、発信者の電話番号であるこ
とを特徴とする。
【0026】このような構成によれば、着信符号の設定
を行う際に専用のIDや識別番号を付与する必要がな
く、設定作業が容易である。
【0027】本願の請求項10の発明は、請求項8の発
明において、上記着信符号は、上記第1の電話機の呼び
出しに際して上記第2の電話機から送信される呼設定情
報に含まれる発サブアドレス、着サブアドレス、ユーザ
情報の少なくとも1つを含む非公開情報であることを特
徴とする。
【0028】尚、ここで、「発サブアドレス」とは、発
信側である第2の電話機のサブアドレスのことであり、
「着サブアドレス」とは、着信側である第1の電話機の
サブアドレスのことである。
【0029】そして、このような構成によれば、コンピ
ュータを用いた解錠方法において、よりセキュリティ性
の高い施解錠方法を提供することができる。
【0030】本願の請求項11の発明は、請求項6また
は8の発明において、上記制御手段は、上記施解錠信号
の出力を許可する許可時間帯を予め設定し、該許可時間
帯に着信した着信信号に含まれる着信符号が予め設定さ
れている着信符号と一致した場合に上記錠前に対して施
錠信号又は解錠信号を出力することを特徴とする。
【0031】このような構成によれば、例えば、許可さ
れた時間外に建物や部屋に人が入ることを禁じることが
でき、不法侵入などを防止することができる。
【0032】本願の請求項12の発明は、請求項6また
は8の発明において、上記制御手段は、上記施解錠信号
の出力を許可する許可着信回数を予め設定し、上記着信
信号に含まれる着信符号が予め設定されている着信符号
と一致する着信が連続して上記許可着信回数だけあった
場合に上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号を出力す
ることを特徴とする。
【0033】このような構成によれば、例えば、誤って
着信符号を送信してしまった場合には施錠信号又は解錠
信号が出力されず、誤動作を防止できる。
【0034】本願の請求項13の発明は、所定個所に取
り付けられた錠前を施錠又は解錠する施解錠方法におい
て、所定の電子メールアドレス、電話番号、又はパスワ
ードに対応して上記錠前の施錠又は解錠を許可する許可
情報を設定し、上記所定の電子メールアドレス、電話番
号、又はパスワードに対するアクセスに対応して上記錠
前に対して施解錠信号を出力することを特徴とする。
【0035】このような構成によれば、例えば、施解錠
許諾者の携帯電話が盗難された場合においても、電子メ
ールアドレスへのアクセスがなされなければ施解錠操作
が行われず、電話番号のみで高いセキュリティ性が保持
される。
【0036】本願の請求項14の発明は、請求項13の
発明において、上記許可情報は、上記電子メールアドレ
ス、電話番号、又はパスワードを管理するセンタ装置に
設定され、上記施錠信号又は解錠信号は、上記所定の電
子メールアドレス、電話番号、又はパスワードに対する
アクセスによる施錠又は解錠要求より上記センタ装置か
ら公衆回線又は専用回線を介して指示される施錠指示又
は解錠指示に基づき出力されることを特徴とする。
【0037】このような構成によれば、例えば、施解錠
許諾者の携帯電話が盗難された場合においても、電子メ
ールアドレス等のID、パスワードなどを知らなければ
施解錠が許可されず、セキュリティ性の極めて高い施解
錠方法が得られる。
【0038】本願の請求項15の発明は、所定個所に取
り付けられた錠前を施錠又は解錠する施解錠装置におい
て、上記錠前に接続された電話機と、上記電話機に対す
る呼出信号に含まれる着信符号を認識する着信符号認識
手段と、所定の着信符号を予め設定し、上記着信符号認
識手段で認識された着信符号が該設定された着信符号と
一致した場合は上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号
を出力する制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0039】このような構成によれば、請求項1と同様
の効果が得られる。
【0040】本願の請求項16の発明は、請求項15の
発明において、上記錠前は、所定の建物の入口の開閉ド
アに取り付けられ、上記施錠信号又は解錠信号の入力に
より該錠前を施錠又は解錠する電気錠からなることを特
徴とする。
【0041】このような構成によれば、請求項2および
請求項3と同様の効果が得られる。
【0042】本願の請求項17の発明は、請求項15の
発明において、上記着信符号は、所定の携帯電話機の電
話番号であることを特徴とする。
【0043】このような構成によれば、請求項4と同様
の効果が得られる。
【0044】本願の請求項18の発明は、請求項15の
発明において、上記電話機は、上記着信信号に含まれる
発信者の電話番号を抽出して該電話機でオフフックする
前にディスプレイに表示する着信番号表示機能を有し、
上記着信符号認識手段は、上記着信番号表示機能により
抽出された発信者の電話番号を上記着信符号として認識
することを特徴とする。
【0045】このような構成によれば、請求項5と同様
の効果が得られる。
【0046】本願の請求項19の発明は、請求項15の
発明において、上記電話機が接続されるターミナルアダ
プタと、上記ターミナルアダプタに接続されるコンピュ
ータと、を更に具備し、上記着信符号認識手段は、上記
ターミナルアダプタで抽出された上記呼出信号に含まれ
る着信符号を認識し、上記コンピュータは、上記着信符
号認識手段で認識した着信符号を上記制御手段に送信す
ることを特徴とする。
【0047】このような構成によれば、請求項8と同様
の効果が得られる。
【0048】本願の請求項20の発明は、請求項19の
発明において、上記着信符号認識手段で認識した着信符
号は、発信者の電話番号であることを特徴とする。
【0049】このような構成によれば、請求項9と同様
の効果が得られる。
【0050】本願の請求項21の発明は、請求項19の
発明において、上記着信符号認識手段で認識した着信符
号は、呼設定情報に含まれる発サブアドレス、着サブア
ドレス、ユーザ情報の少なくとも1つを含む非公開情報
であることを特徴とする。
【0051】このような構成によれば、請求項10と同
様の効果が得られる。
【0052】本願の請求項22の発明は、請求項15の
発明において、上記制御手段は、上記施錠信号又は解錠
信号の出力を許可する許可時間帯を予め設定する許可時
間帯設定手段、を具備し、該許可時間帯に着信した着信
信号に含まれる着信符号が予め設定されている着信符号
と一致した場合に上記錠前に対して施錠信号又は解錠信
号を出力することを特徴とする。
【0053】このような構成によれば、請求項11と同
様の効果が得られる。
【0054】本願の請求項23の発明は、請求項15の
発明において、上記制御手段は、上記施錠信号又は解錠
信号の出力を許可する許可着信回数を予め設定する許可
着信回数設定手段、を具備し、上記着信信号に含まれる
着信符号が予め設定されている着信符号と一致する着信
が連続して上記許可着信回数だけあった場合に上記錠前
に対して施錠信号又は解錠信号を出力することを特徴と
する。
【0055】このような構成によれば、請求項12と同
様の効果が得られる。
【0056】本願の請求項24の発明は、所定個所に取
り付けられた錠前を施錠又は解錠する施解錠装置におい
て、所定の電子メールアドレス、電話番号、又はパスワ
ードに対応して上記錠前の施錠又は解錠を許可する許可
情報を設定する許可情報設定手段と、上記許可情報設定
手段により設定された所定の電子メールアドレスに対す
るアクセスに対応して上記錠前に対して施錠信号又は解
錠信号を出力する制御手段と、を具備することを特徴と
する。
【0057】このような構成によれば、請求項13と同
様の効果が得られる。
【0058】本願の請求項25の発明は、請求項24の
発明において、上記許可情報設定手段は、上記電子メー
ルアドレス、電話番号、又はパスワードを管理するセン
タ装置に設けられ、上記制御手段は、上記所定の電子メ
ールアドレスに対するアクセスによる施錠又は解錠要求
により上記センタ装置から公衆回線を介して指示される
施錠又は解錠指示に基づき上記錠前に対して施錠信号又
は解錠信号を出力することを特徴とする。
【0059】このような構成によれば、請求項14と同
様の効果が得られる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る施解錠方法
および装置の好ましい実施の形態を、図面に基づいて説
明する。
【0061】図1は、本発明に係る施解錠方法および装
置を適用して構成したセキュリティシステムの全体構成
を示すシステム構成図である。
【0062】このセキュリティシステム100は、施解
錠許諾者の携帯する携帯電話機10からの着信番号を用
いて一般家庭50の玄関のドア53の施解錠を遠隔操作
で行うことができるようにしたものである。
【0063】ここで、一般家庭50とは一戸建ての住宅
でもよいし、マンション等の集合住宅の特定の一室でも
よい。また、玄関のドア53とは、上記一戸建ての住宅
若しくはマンション等の集合住宅の玄関のドアを意味
し、この実施の形態においては、上記玄関のドア53に
は施解錠信号により電気的に玄関のドア53に取り付け
られた錠前を施解錠することができる周知の電気錠54
が設けられている。
【0064】同図において、携帯電話機10とはPHS
等も含む発信に際して自局の電話番号を網に通知する通
常の携帯電話機である。また、施解錠対象となる一般家
庭50に設置された電話機51には、着信に際して相手
側の電話番号を表示する着信番号表示機能を有してい
る。尚、電話機51の着信番号表示機能を利用するため
に電話線加入以外に何らかの契約(例えば着信番号表示
契約など)が必要な場合、別途契約を行う必要がある。
【0065】ここで、施解錠許諾者とは、この一般家庭
50の玄関のドア53の施解錠を許諾されたもので、こ
の一般家庭50の居住者でもよいし、マンション等の集
合住宅の場合は、この集合住宅を管理する管理者でもよ
い。この施解錠許諾者が、自らの携帯する携帯電話機1
0を用いて一般家庭50の玄関のドア53の施解錠を行
う場合は、携帯電話機10から一般家庭50に設置され
た電話機51に電話をかけ、この電話機51を呼び出
す。
【0066】この場合、携帯電話機10からの発呼信号
は、この携帯電話機10の電波を受信可能な携帯電話基
地局20、公衆網30を経由して交換局40に送信され
る。交換局40は、この携帯電話機10からの発呼信号
を受信すると、発呼先である一般家庭50の電話機51
へ、公衆網30を経由して着呼信号を送信する。
【0067】ここで、電話機51は着信番号表示契約が
なされているため、電話機51に送信された着呼信号
(呼出信号)には、携帯電話機10の電話番号が付され
ている。これにより、一般家庭50の電話機51では、
着信信号の受信に応答して呼出音を鳴動させるととも
に、着信信号から発呼元である携帯電話機10の電話番
号を抽出して、この抽出した携帯電話機10の電話番号
を表示器51aに表示する。
【0068】着呼信号を受信した一般家庭50の電話機
51は、着呼信号から抽出した携帯電話機10の電話番
号(以下、着信番号という)を玄関のドア53に取り付
けられた電気錠54の施解錠を制御する制御装置52に
送信する。ここで、電話機51から制御装置52への着
信番号の送信は、電話機51がコードレス電話機である
場合には、アンテナ51bを用いて微弱電波による無線
で行うことができる。
【0069】尚、電話機51から電気錠54の制御装置
52への着信番号の送信は、有線若しくはブルートゥー
ス若しくは赤外線等の他の通信手段を用いて行うように
構成してもよい。
【0070】電気錠54の施解錠を制御する制御装置5
2には、予め施解錠を許諾する施解錠許諾者の電話番号
が記憶設定されており、着信番号を受信すると、受信し
た着信番号と上記予め記憶設定されている施解錠許諾者
の電話番号との比較を行う。受信した着信番号と記憶設
定されている施解錠許諾者の電話番号とが一致すると、
制御装置52は電気錠54に対して施解錠信号を出力
し、これによりドア53の遠隔施解錠がなされる。
【0071】尚、この場合、電話機51でオフフックす
る前に施解錠信号が電気錠54の制御装置52へ送信さ
れるので、携帯電話機10からの発呼に対する通話料は
不要である。また、上記呼出音に応答して電話機51で
オフフックした場合には、上記携帯電話機10と通話が
できることになる。
【0072】次に、図1における一般家庭50内のシス
テム構成の一例が図2に示されている。この例において
は、一般家庭50内に設置される電話機51がコードレ
ス電話機である場合を示している。また、このコードレ
ス電話機51は、着信に際して、相手側の電話機の電話
番号の送信を受けて、この相手側の電話機の電話番号を
表示部51aに表示する着信番号表示契約がされている
ものとする。
【0073】さて、このコードレス電話機51が、回線
55を経由して施解錠許諾者の携帯する携帯電話機10
からの着信を受けると、表示部51aに施解錠許諾者の
携帯する携帯電話機10の電話番号を表示する。それと
ともに、施解錠許諾者の携帯する携帯電話機10の着信
番号をアンテナ51aを介して微弱電波で、玄関のドア
53に取り付けられた電気錠54の施解錠を制御する制
御装置52に送信する。
【0074】制御装置52は、着信番号をアンテナ52
aを介して微弱電波で受信し、受信した着信番号が予め
記憶設定されている電話番号と一致すると、施解錠信号
を玄関のドア53に取り付けられた電気錠54に出力す
る。これにより電気錠54が自動施解錠される。
【0075】本発明に係る施解錠方法及び装置につい
て、一般家庭内のシステム構成は、図2に示された以外
の方法も考えられる。このような、図1における一般家
庭50内のシステム構成の別の一例が図3に示されてい
る。この例では、一般家庭50内に設置された電話機5
1はISDN回線56に接続された電話機であり、か
つ、着信番号表示契約がされている。この場合、電話機
51にはISDN回線56からの着呼に際して、網から
相手先電話番号(発アドレス)だけでなく発サブアドレ
ス、着サブアドレス、ユーザ情報等の呼設定情報も送信
される。
【0076】ここで、電話機51は、ターミナルアダプ
タ57を経由してISDN回線56に接続されている。
上記ISDN回線56からの呼設定情報をターミナルア
ダプタ57に接続されたパーソナルコンピュータ58で
吸い出し、この呼設定情報を用いてドア53に取り付け
られている電気錠53の施解錠を制御する。
【0077】すなわち、ターミナルアダプタ57に接続
されたパーソナルコンピュータ58は、ISDN回線5
6からの着信に際して、上記呼設定情報情報から発アド
レスを抽出して相手先の着信番号を認識し、この認識し
た着信番号を玄関のドア53に取り付けた電気錠54の
施解錠を制御する制御装置52に送信する。
【0078】この場合、制御装置52は、パーソナルコ
ンピュータ58から着信番号を図3に示すように有線で
受信するように構成することができるが、この着信番号
を、有線若しくはブルートゥス若しくは赤外線等を用い
て受信するように構成してもよい。
【0079】制御装置52は、着信番号を受信すると、
受信した着信番号を予め記憶設定されている電話番号と
比較し、受信した着信番号が予め記憶設定されている電
話番号とが一致すると、施解錠信号を玄関のドア53に
取り付けられた電気錠54に出力し、これにより電気錠
54が自動施解錠される。
【0080】なお、上記構成においては、制御装置52
に送信する着信番号に代えて、施解錠許諾者の携帯する
携帯電話機10から入力された発サブアドレス、着サブ
アドレス、ユーザ情報等の情報を用いてもよい。この場
合、制御装置52には、上記施解錠許諾者の携帯する携
帯電話機10の電話番号に代えて、発サブアドレス、着
サブアドレス、ユーザ情報等の情報が記憶設定されるこ
とになる。
【0081】また、この例においてはターミナルアダプ
タ57にはパーソナルコンピュータ58を接続している
が、パーソナルコンピュータ以外の汎用のコンピュータ
を用いてもよい。
【0082】図1乃至図3において示された制御装置5
2および電気錠54の構成の一例を示すブロック図が、
図4に示されている。同図において、制御装置52は、
図2に示したコードレス電話機51若しくは図3に示し
たパーソナルコンピュータ58から着信符号(ここで、
着信符号とは、相手先の電話番号および発サブアドレ
ス、着サブアドレス、ユーザ情報等の情報も含む)を受
信する通信部521、解錠を制御するための固有の着信
符号を設定するための設定部522、設定部522で設
定された固有の着信符号を記憶する記憶部523、通信
部521で受信した着信符号と記憶部523に記憶され
ている固有の着信符号とを比較し、両者が一致すると電
気錠54に解錠信号を出力する比較部524を具備して
構成される。
【0083】尚、図4乃至図6においては、ドア53に
取り付けられた電気錠54を解錠する例を示している
が、更に別のソレノイドを設けることにより、解錠状態
にある電気錠54を施錠することも、当然に可能であ
る。また、このような、解錠状態にある電気錠54を施
錠状態にするソレノイドを設けることにより、予め設定
されている着信符号を認識した場合に、施錠動作と解錠
動作とを交互に繰り返すように設計することも可能であ
る。
【0084】図4に戻り、同図において電気錠54は、
制御装置52から解錠信号を受けると電気錠54のドア
53に対するロックを解錠するロック解錠部542と、
ロック解錠部542を駆動する駆動制御部541とを具
備して構成される。
【0085】尚、上記構成において、制御装置52を電
気錠54の内部に設けて、制御装置52と電気錠54と
を一体化して構成してもよい。
【0086】図4に示した電気錠54のロック解錠部5
42の具体的構成の一例が、図5および図6に示されて
おり、図5は、この電気錠54の施錠状態を示し、図6
は、この電気錠54の解錠状態を示す。
【0087】図5および図6において、この電気錠54
のロック解錠部542は、ドア53のロック用凹部53
aに嵌入するデッドボルト5421、このデッドボルト
5421に回動自在に接続されたボルト開閉レバー54
22、このボルト開閉レバー5422を図5に示すロッ
ク位置でロックするロックレバー5423、このロック
レバー5423を駆動するための吸引ソレノイド(SO
L)5424、ロックレバー5423に対してロック方
向に回動させるように作用するロック用バネ5425、
ボルト開閉レバー5422をロック解除方向に回動させ
るように作用するボルト開用バネ5426を具備して構
成される。
【0088】ここで、図5に示す施錠状態においては、
ボルト開閉レバー5422の先端5422aが、ロック
レバー5423の係止部5423aに係合し、デッドボ
ルト5421は、ドア53のロック用凹部53aに嵌入
してロック状態になっている。
【0089】この状態で、図4に示した駆動制御部54
1の制御により、吸引ソレノイド(SOL)5424を
図6において矢印Aで示される吸引状態に制御すると、
ロックレバー5423は、回動軸5423bを中心に矢
印B方向に回動し、これによりボルト開閉レバー542
2の先端5422aとロックレバー5423の係止部5
423aとの係合は解除され、ボルト開閉レバー542
2は、ボルト開用バネ5426に引っ張られて回動軸5
422bを中心に回動し、これによりデッドボルト54
21を矢印C方向に移動させてデッドボルト5421を
ドア53のロック用凹部53aから引き抜き、この電子
錠54のロック状態は解除、すなわち解錠される。
【0090】図7は、図4に示した制御装置52の初期
設定動作を示すフローチャートである。尚、図7におい
ては、着信符号が相手先の電話番号である場合について
示している。
【0091】同図において、電気錠54の制御装置52
の電源がオン(ON)にされると(ステップ701)、
設定部521からの入力により記憶部522に解錠許可
者の携帯する携帯電話機の電話番号を記憶する(ステッ
プ702)。これによりこの制御装置52の初期設定動
作は終了する。
【0092】図8は、図4に示した制御装置の解錠定動
作を示すフローチャートである。なお、図8において
も、着信符号が相手先の電話番号である場合について示
している。
【0093】図8において、この処理が開始されると、
まず、着信番号受信かを調べる(ステップ801)。こ
こで、着信番号を受信していないと判断されると(ステ
ップ801でNO)、ステップ801へ戻り、着信番号
の受信を待つ。
【0094】しかし、ステップ801で着信番号を受信
したと判断されると(ステップ801でYES)、この
着信番号と制御装置52の記憶部523に記憶されてい
る解錠許諾者の電話番号とを比較する(ステップ80
2)。
【0095】そして、この比較により、着信番号と制御
装置52の記憶部523に記憶されている解錠許諾者の
電話番号とが一致するかを調べ(ステップ803)、こ
こで、両者が一致すると(ステップ803でYES)、
解錠信号を電気錠54に出力し(ステップ804)、こ
の処理を終了する。
【0096】尚、ステップ803において、着信番号が
制御装置52の記憶部523に記憶されている解錠許諾
者の電話番号とが一致しない場合は(ステップ803で
NO)、解錠信号を出力せずにこの処理を終了する。
【0097】なお、この発明で採用する電気錠は、通常
状態では常時開に制御されるもの、常時閉に制御される
もの、一定時間経過すると自動的に閉に制御されるもの
等のいずれの電気錠にも適用可能である。
【0098】また、上記実施の形態においては、解錠の
指示を解錠許諾者の携帯する携帯電話機10からの発呼
に基づき行うように構成したが、この解錠の指示は、解
錠が許諾された解錠許諾者の所有するものであれば、携
帯電話機に限らず一般の電話機から行うように構成して
もよい。
【0099】また、予め上記解錠信号の出力を許可する
時間帯を設定しておき、この時間帯に解錠許諾者からの
着信があった場合にのみ解錠信号を出力するように構成
してもよい。
【0100】また、セキュリティを更に高めるために、
予め上記解錠信号の出力を許可する許可着信回数を設定
しておき、上記着信信号に含まれる着信符号が予め設定
されている着信符号と一致する着信が連続して上記許可
着信回数だけあった場合に上記錠前に対して解錠信号を
出力するように構成してもよい。
【0101】また、解錠許諾者の携帯する携帯電話機1
0がEメール(電子メール)機能を有する場合は、解錠
許諾者の電子メールアドレスを利用して解錠信号を出力
するように構成してもよい。この場合は、所定の電子メ
ールアドレスに対応して上記錠前の解錠を許可する許可
情報を設定し、上記所定の電子メールアドレスに対する
アクセスに対応して上記錠前に対して解錠信号を出力す
るように構成することができる。
【0102】すなわち、この場合、上記許可情報は、上
記電子メールアドレスを管理するセンタ装置に設定し、
上記解錠信号は、上記所定の電子メールアドレスに対す
るアクセスによる解錠要求より上記センタ装置から公衆
回線を介して指示される解錠指示に基づき出力されるよ
うに構成することができる。
【0103】なお、上記解錠の対象は、一般家庭の玄関
のドアの解錠だけでなく、他の特定の個所に取り付けら
れた錠前の解錠であってもよい。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、施解錠許諾者の電話機からの着信符号を用いて、解
錠信号を出力するように構成したので、 1)玄関のドア等の施解錠を電話機を用いて遠隔施解錠
することが可能になる 2)錠前として鍵穴のない電気錠を用いることができる
ので、ピッキング等の不正操作が不可能になり、ピッキ
ング等による被害を確実に防止することができる 3)施解錠許諾者の携帯する電話機を用いるので、セキ
ュリティを格段に高めることができ、また、電話機をキ
ーとして用いるので、通常のキーは不要になり、そのコ
ストも安価に構成することができる 4)電話機を用い解錠するので、錠前から離れた遠距離
からでも遠隔施解錠が可能になる 5)着信を受ける電話機でオフフックする前に解錠信号
が出力されるので、これによる通話料はかからない 等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施解錠方法および装置を適用して
構成したセキュリティシステムの全体構成の一例を示す
システム構成図である。
【図2】図1における一般家庭内のシステム構成の一例
を示す図である。
【図3】図1における一般家庭内のシステム構成の別の
一例を示す図である。
【図4】本発明に係る制御装置及び電気錠の構成の一例
を示すブロック図である。
【図5】電気錠のロック解錠部の具体的構成の一例を示
す図(その1)である。
【図6】電気錠のロック解錠部の具体的構成の一例を示
す図(その2)である。
【図7】図4に示した制御装置の初期設定動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】図4に示した制御装置の解錠定動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10 携帯電話機 20 携帯電話基地局 30 公衆網 40 交換局 50 一般家庭 51 電話機 52 制御装置 53 ドア 54 電気錠 55 回線 56 ISDN回線 57 ターミナルアダプタ 58 パーソナルコンピュータ 100 セキュリティシステム 521 通信部 522 設定部 523 記憶部 524 比較部 541 駆動制御部 542 ロック解錠部 5421 デッドボルト 5422 ボルト開閉レバー 5423 ロックレバー 5424 吸引ソレノイド(SOL) 5425 ロック用バネ 5426 ボルト開用バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA02 AA03 BB08 BB42 BB46 BB53 BB59 CC12 CC25 DD01 DD06 EE02 FF24 FF36 5K048 BA13 BA52 DC07 EA16 EB02 EB06 FB10 HA01 HA02 HA11 5K101 KK02 KK11 LL01

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定個所に取り付けられた錠前を施錠又
    解錠する施解錠方法において、 上記錠前に接続された第1の電話機を予め決められた第
    2の電話機から呼び出し、 上記第2の電話機からの呼出信号に基づき該呼出信号に
    含まれる着信符号を認識し、 該認識した着信符号が予め設定されている着信符号と一
    致した場合は上記錠前に対して施錠信号、解錠信号、又
    は施錠信号と解錠信号とを交互に出力することを特徴と
    する施解錠方法。
  2. 【請求項2】 上記錠前は、上記施錠信号又は解錠信号
    の入力により該錠前を施錠又は解錠する電気錠からなる
    ことを特徴とする請求項1記載の施解錠方法。
  3. 【請求項3】 上記錠前は、建物の入口の開閉ドアに取
    り付けられることを特徴とする請求項1記載の施解錠方
    法。
  4. 【請求項4】 上記第1の電話機は、上記建物内に設置
    された電話機であり、上記第2の電話機は上記建物の所
    有者が携帯する携帯電話機であることを特徴とする請求
    項3記載の施解錠方法。
  5. 【請求項5】 上記着信符号は、第2の電話機の電話番
    号であり、 上記第1の電話機は、上記着信信号に含まれる発信者の
    電話番号を抽出して該第1の電話機でオフフックする前
    にディスプレイに表示する着信番号表示機能を有し、該
    着信番号表示機能により抽出された発信者の電話番号を
    上記着信符号として認識することを特徴とする請求項3
    記載の施解錠方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の電話機で認識された上記着信
    符号は上記錠前の制御手段に伝送され、 上記制御手段は、該着信符号と予め設定されている着信
    符号とを比較して両者が一致した場合に上記錠前に上記
    施錠信号又は解錠信号を出力することを特徴とする請求
    項5記載の施解錠方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の電話機で認識された上記着信
    符号は、上記第1の電話機から上記制御手段へ無線で伝
    送されることを特徴とする請求項6記載の施解錠方法。
  8. 【請求項8】 上記第1の電話機は、ターミナルアダプ
    タに接続され、 上記ターミナルアダプタは、上記呼出信号に含まれる着
    信符号を認識し、 該ターミナルアダプタで認識した着信符号は、上記第1
    の電話機に接続されているコンピュータで検出され、 上記コンピュータは、該検出した着信符号を上記錠前の
    制御手段に伝送し、 上記制御手段は、該着信符号と予め設定されている着信
    符号とを比較して両者が一致した場合に上記錠前に上記
    施錠信号又は解錠信号を出力することを特徴とする請求
    項5記載の施解錠方法。
  9. 【請求項9】 上記着信符号は、発信者の電話番号であ
    ることを特徴とする請求項8記載の施解錠方法。
  10. 【請求項10】 上記着信符号は、上記第1の電話機の
    呼び出しに際して上記第2の電話機から送信される呼設
    定情報に含まれる発サブアドレス、着サブアドレス、ユ
    ーザ情報の少なくとも1つを含む非公開情報であること
    を特徴とする請求項8記載の施解錠方法。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、上記施解錠信号の出
    力を許可する許可時間帯を予め設定し、 該許可時間帯に着信した着信信号に含まれる着信符号が
    予め設定されている着信符号と一致した場合に上記錠前
    に対して施錠信号又は解錠信号を出力することを特徴と
    する請求項6または8記載の施解錠方法。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、上記施解錠信号の出
    力を許可する許可着信回数を予め設定し、 上記着信信号に含まれる着信符号が予め設定されている
    着信符号と一致する着信が連続して上記許可着信回数だ
    けあった場合に上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号
    を出力することを特徴とする請求項6または8記載の施
    解錠方法。
  13. 【請求項13】 所定個所に取り付けられた錠前を施錠
    又は解錠する施解錠方法において、 所定の電子メールアドレス、電話番号、又はパスワード
    に対応して上記錠前の施錠又は解錠を許可する許可情報
    を設定し、 上記所定の電子メールアドレス、電話番号、又はパスワ
    ードに対するアクセスに対応して上記錠前に対して施解
    錠信号を出力することを特徴とする施解錠方法。
  14. 【請求項14】 上記許可情報は、上記電子メールアド
    レス、電話番号、又はパスワードを管理するセンタ装置
    に設定され、 上記施錠信号又は解錠信号は、上記所定の電子メールア
    ドレス、電話番号、又はパスワードに対するアクセスに
    よる施錠又は解錠要求より上記センタ装置から公衆回線
    又は専用回線を介して指示される施錠指示又は解錠指示
    に基づき出力されることを特徴とする請求項13記載の
    施解錠方法。
  15. 【請求項15】 所定個所に取り付けられた錠前を施錠
    又は解錠する施解錠装置において、 上記錠前に接続された電話機と、 上記電話機に対する呼出信号に含まれる着信符号を認識
    する着信符号認識手段と、 所定の着信符号を予め設定し、上記着信符号認識手段で
    認識された着信符号が該設定された着信符号と一致した
    場合は上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号を出力す
    る制御手段と、 を具備することを特徴とする施解錠装置。
  16. 【請求項16】 上記錠前は、所定の建物の入口の開閉
    ドアに取り付けられ、上記施錠信号又は解錠信号の入力
    により該錠前を施錠又は解錠する電気錠からなることを
    特徴とする請求項15記載の施解錠装置。
  17. 【請求項17】 上記着信符号は、所定の携帯電話機の
    電話番号であることを特徴とする請求項15記載の施解
    錠装置。
  18. 【請求項18】 上記電話機は、上記着信信号に含まれ
    る発信者の電話番号を抽出して該電話機でオフフックす
    る前にディスプレイに表示する着信番号表示機能を有
    し、 上記着信符号認識手段は、上記着信番号表示機能により
    抽出された発信者の電話番号を上記着信符号として認識
    することを特徴とする請求項15記載の施解錠装置。
  19. 【請求項19】 上記電話機が接続されるターミナルア
    ダプタと、 上記ターミナルアダプタに接続されるコンピュータと、 を更に具備し、 上記着信符号認識手段は、上記ターミナルアダプタで抽
    出された上記呼出信号に含まれる着信符号を認識し、 上記コンピュータは、上記着信符号認識手段で認識した
    着信符号を上記制御手段に送信することを特徴とする請
    求項15記載の施解錠装置。
  20. 【請求項20】 上記着信符号認識手段で認識した着信
    符号は、発信者の電話番号であることを特徴とする請求
    項19記載の施解錠装置。
  21. 【請求項21】 上記着信符号認識手段で認識した着信
    符号は、呼設定情報に含まれる発サブアドレス、着サブ
    アドレス、ユーザ情報の少なくとも1つを含む非公開情
    報であることを特徴とする請求項19記載の施解錠装
    置。
  22. 【請求項22】 上記制御手段は、上記施錠信号又は解
    錠信号の出力を許可する許可時間帯を予め設定する許可
    時間帯設定手段、 を具備し、 該許可時間帯に着信した着信信号に含まれる着信符号が
    予め設定されている着信符号と一致した場合に上記錠前
    に対して施錠信号又は解錠信号を出力することを特徴と
    する請求項15記載の施解錠装置。
  23. 【請求項23】 上記制御手段は、上記施錠信号又は解
    錠信号の出力を許可する許可着信回数を予め設定する許
    可着信回数設定手段、 を具備し、 上記着信信号に含まれる着信符号が予め設定されている
    着信符号と一致する着信が連続して上記許可着信回数だ
    けあった場合に上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号
    を出力することを特徴とする請求項15記載の施解錠装
    置。
  24. 【請求項24】 所定個所に取り付けられた錠前を施錠
    又は解錠する施解錠装置において、 所定の電子メールアドレス、電話番号、又はパスワード
    に対応して上記錠前の施錠又は解錠を許可する許可情報
    を設定する許可情報設定手段と、 上記許可情報設定手段により設定された所定の電子メー
    ルアドレスに対するアクセスに対応して上記錠前に対し
    て施錠信号又は解錠信号を出力する制御手段と、 を具備することを特徴とする施解錠装置。
  25. 【請求項25】 上記許可情報設定手段は、上記電子メ
    ールアドレス、電話番号、又はパスワードを管理するセ
    ンタ装置に設けられ、 上記制御手段は、上記所定の電子メールアドレスに対す
    るアクセスによる施錠又は解錠要求により上記センタ装
    置から公衆回線を介して指示される施錠又は解錠指示に
    基づき上記錠前に対して施錠信号又は解錠信号を出力す
    ることを特徴とする請求項24記載の施解錠装置。
JP2001147280A 2001-05-17 2001-05-17 施解錠方法および装置 Pending JP2002344643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147280A JP2002344643A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 施解錠方法および装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001147280A JP2002344643A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 施解錠方法および装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002344643A true JP2002344643A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18992792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001147280A Pending JP2002344643A (ja) 2001-05-17 2001-05-17 施解錠方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002344643A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006107137A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Omron Corp 入場管理装置
JP2007009539A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 X Cube:Kk 扉の解錠制御システム
JP2007009538A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 X Cube:Kk 扉の解錠制御装置
JP2007150804A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kyocera Corp 携帯端末装置及び自動ロック装置の制御方法
US8503631B2 (en) * 2003-02-25 2013-08-06 Open Invention Network Llc Methods, systems, and products for locking and unlocking a lock
CN104157028A (zh) * 2013-11-12 2014-11-19 厦门红雏鹰商贸有限公司 基于移动卫星通讯的密码锁
WO2014203533A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 携帯端末の制御方法及びプログラム
JP2017069634A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアホンシステム、ドアホン親機、および通信方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8503631B2 (en) * 2003-02-25 2013-08-06 Open Invention Network Llc Methods, systems, and products for locking and unlocking a lock
JP2006107137A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Omron Corp 入場管理装置
JP2007009539A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 X Cube:Kk 扉の解錠制御システム
JP2007009538A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 X Cube:Kk 扉の解錠制御装置
JP4742703B2 (ja) * 2005-06-30 2011-08-10 株式会社豊田自動織機 扉の解錠制御システム
JP4742702B2 (ja) * 2005-06-30 2011-08-10 株式会社豊田自動織機 扉の解錠制御装置
JP2007150804A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Kyocera Corp 携帯端末装置及び自動ロック装置の制御方法
WO2014203533A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ 携帯端末の制御方法及びプログラム
CN104157028A (zh) * 2013-11-12 2014-11-19 厦门红雏鹰商贸有限公司 基于移动卫星通讯的密码锁
JP2017069634A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドアホンシステム、ドアホン親機、および通信方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10171444B1 (en) Securitization of temporal digital communications via authentication and validation for wireless user and access devices
US20040036573A1 (en) Method and apparatus for providing access to a secure region
CN106652106A (zh) 门锁的控制方法、装置及终端
US7031665B1 (en) Method and device for utilization of mobile radio telephones for surveillance and/or control purposes
JP2002344643A (ja) 施解錠方法および装置
JP4344303B2 (ja) 入退室管理システム
JP4581230B2 (ja) 入退室管理システム及びその制御方法
JP2001140515A (ja) 無線電話機を用いた錠制御方法及び錠制御システム
JP3554156B2 (ja) セキュリティシステム
JP2008057112A (ja) 入退室管理システム及びそのプログラム
KR102343233B1 (ko) 도어락
KR200292172Y1 (ko) 전자도어락
JP2000345747A (ja) 無線電話機を用いた錠制御方法及び錠制御システム
JP2005210422A (ja) 自動制御機能を備える無線通信システムと基地局装置
JP4307621B2 (ja) 入室管理システムとそれにおける認証方法
US10645070B2 (en) Securitization of temporal digital communications via authentication and validation for wireless user and access devices
JP2002300637A (ja) ロック制御システム
JP4321093B2 (ja) 錠制御システム
US20040051626A1 (en) System and method for providing access from a remote location
JP2006188844A (ja) 携帯電話及び電気錠システム
KR100445368B1 (ko) 실시간암호발생기(rtp)를 이용한 도어락 보안장치
JP2002123803A (ja) 個人識別システム
KR102182152B1 (ko) 스마트 단말기의 키 패드를 이용한 디지털 도어락 제어 방법 및 이를 이용한 디지털 도어락 제어 시스템
JP2010109635A (ja) 集合住宅インターホンシステム
JP2006345444A (ja) 施解錠装置およびそれを用いた施解錠システム