JP2002343301A - 高演色メタルハライドランプ - Google Patents
高演色メタルハライドランプInfo
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Abstract
やかに再現しかつ、水草以外の被照射物を効果的に演出
することができる高演色メタルハライドランプを提供す
る。 【解決手段】 両端部に電極を備えた発光管内に、始
動用希ガスと、水銀と、2種類のヨウ化物の混晶体を封
入し、色温度を7000K〜8000K、黒体放射(B
BL)からのずれ(DUV)を+0.015〜+0.0
20、平均演色評価数(Ra)を90以上としたことを特
徴とする。
Description
して使用される高演色メタルハライドランプに関する。
は、蛍光灯が使用されていたが、蛍光灯は光束が低く、
水面を照らしても、照射光は水槽上部のところで乱反射
してしまい、水槽中央部から下部への照射が十分にでき
なかった。近年、光束が12000lm、色温度が520
0K、平均演色評価数(Ra)が80、黒体放射(BB
L)の上に沿った図6に示す分光分布特性を有する一般
照明用のメタルハライドランプが使用されている。この
ランプは、水深1mの水槽でも照射光は十分に水槽下部
まで行き届くようになり、従来の蛍光灯では再現出来な
かった水面のゆらぎも演出出来るようになった。
般照明用のメタルハライドランプでは、水槽内の水草を
鮮やかに再現しかつ、水草以外の被照射物を効果的に演
出する照明は得られなかった。また、色温度が7000
K以上のメタルハライドランプは、図7に示すような分
光分布になっていて、光束が7000lmと低いうえ、
特殊演色評価数(R14)が84と低く、平均演色評価数
(Ra)も85となっているため演色性が悪く、水槽内の
水草及び水草以外の被照射物、例えば熱帯魚等の美しい
色彩を鮮やかに効果的に演出する事ができないという問
題があった。
実験の結果、水槽内の水草を鮮やかに再現しかつ、水草
以外の被照射物を効果的に演出する照明を得るには、色
温度が7000K〜8000K、黒体放射(BBL)か
らのずれ(DUV)が+0.015〜+0.020、平
均演色評価数(Ra)が90以上必要であることを見出し
た。
されたものであり、光束が十分にあり、水槽内の水草を
鮮やかに再現しかつ、水草以外の被照射物を効果的に演
出することができる高演色メタルハライドランプを提供
することを目的とする。
めに請求項1は、両端部に電極を備えた発光管内に、始
動用希ガスと、水銀と、2種類のハロゲン化物の混晶体
を封入し、色温度を7000K〜8000K、黒体放射
(BBL)からのずれ(DUV)を+0.015〜+
0.020、平均演色評価数(Ra)を90以上としたこ
とを特徴とする。
ゲン化物(ハロゲンをXと記載する)の混晶体は、DyX、
CsX、NdXで構成されるa群と、TlX、InXで
構成されるb群であり、a群とb群との重量比が、1.
8≦a群/b群≦3.0の範囲で封入されていることを
特徴とする。
ランプ電力に関係なく、光束が十分にあり、水槽内の水
草を鮮やかに再現しかつ、水草以外の熱帯魚等の美しい
色彩の被照射物を効果的に演出できる水槽用照明光源で
ある高演色メタルハライドランプが得られる。
説明する。図1は、本発明の一実施例を示すランプ電力
が150Wの高演色メタルハライドランプの概略構成図
である。内容積2ccの石英製発光管1の両端には一対
の電極2が封止されている。同発光管1内には、DyI
3、CsI、NdI3のヨウ化物の混晶体a群が2.97
μmolとTlI、InIのヨウ化物の混晶体b群が
1.31μmol、水銀が7mg、アルゴンガスが66
50Pa封入されている。
U字形補助材3によって保持され、発光管1とともに、
石英製外管4内に組み込まれる。石英製外管4の両端に
は、セラミックス製の口金5が取り付けられている。6
は保温膜、7はジルコニウムとアルミニウムの混晶体ゲ
ッタ−である。
タルハライドランプにTlI、InIで構成されるヨウ
化物の混晶体b群を封入した際の黒体放射(BBL)か
らのずれ(DUV)および平均演色評価数(Ra)を測定
した結果である。図2および図3から、黒体放射(BB
L)からのずれ(DUV)を+0.015〜+0.02
0、平均演色評価数(Ra)を90以上にするためには、
ヨウ化物の混晶体b群の封入量は、0.3mg〜0.5
mg(0.99μmol〜1.65μmol)でなければ
ならないことがわかる。
ある。発光管1内にDyI3、CsI、NdI3で構成さ
れるヨウ化物の混晶体a群と、TlI、InIで構成さ
れるヨウ化物の混晶体b群とのモル比を、1.8≦a群
/b群≦3.0の範囲で封入すれば、色度座標(x,y)
が(0.300,0.350)、 (0.286,0.334)、
(0.302,0.342) 、(0.288,0.326)の4
頂点で囲まれた図中Bの範囲内に入り、色温度が700
0K〜8000K、黒体放射(BBL)からのずれ(D
UV)が+0.015〜+0.020になる。また、平
均演色評価数(Ra)は90以上になる。Bの範囲内で
あれば、水槽内の水草を鮮やかに再現しかつ、水草以外
の熱帯魚等の美しい色彩の被照射物を効果的に演出でき
る。
イドランプである。色度座標(x,y)が(0.333,0.
344)で、色温度が5475K、黒体放射(BBL)か
らのずれ(DUV)は+0.001とずれ幅が小さい
が、赤色が濃くなり、平均演色評価数(Ra)が80と低
くなって演色性が悪くなっている。このため、水槽内の
水草を鮮やかに再現しかつ、水草以外の熱帯魚等の美し
い色彩の被照射物を効果的に演出できない。
266,0.258)で、色温度が16000K、黒体放射
(BBL)からのずれ(DUV)は−0.006のメタ
ルハライドランプであり、青色が濃くなって緑色が薄く
なり、平均演色評価数(Ra)が85なので、水槽内の水
草を鮮やかに再現しかつ、水草以外の熱帯魚等の美しい
色彩の被照射物を効果的に演出できない。
成されるヨウ化物の混晶体a群と、TlI、InIで構
成されるヨウ化物の混晶体b群とのモル比を、1.8≦
a群/b群≦3.0とすることによって、可視光の全波
長帯域に発光するDyが活性化され、色温度が7000
K〜8000Kで、平均演色評価数(Ra)との相関が高
い特殊演色評価数R9(赤)、R11(緑)、R12(青)、が
大きくなり、平均演色評価数(Ra)が90以上のランプ
が得られる。
0Wの高演色メタルハライドランプの分光分布特性図で
あり、光束が12000lm、色温度が7044K、Ra
が90、黒体放射(BBL)からのずれ(DUV)が+
0.016となっている。従来ランプの図6と図7の分
光分布と比較すると、図4の方が可視光の全波長帯域に
わたって発光していることがわかる。なお、本実施例で
はハロゲン化物をヨウ化物で記載したが、ハロゲン化物
は臭化物やその他であっても、同様の特性が得られた。
水槽内の水草及び熱帯魚等の美しい色彩を鮮やかに再現
することができ、自然な観賞に適した水槽用照明光源と
なる高演色メタルハライドランプが得られる。
例を示す概略構成図である。
混晶体b群を封入した際のDUVを測定した図である。
混晶体b群を封入した際のRaを測定した図である。
ランプの分光分布特性図である。
特性図である。
の分光分布特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】両端部に電極を備えた発光管内に、始動用
希ガスと、水銀と、2種類のハロゲン化物の混晶体を封
入し、色温度を7000K〜8000K、黒体放射(B
BL)からのずれ(DUV)を+0.015〜+0.0
20、平均演色評価数(Ra)を90以上としたことを特
徴とする高演色メタルハライドランプ。 - 【請求項2】前記発光管内の2種類のハロゲン化物(ハ
ロゲンをXと記載する)の混晶体は、DyX、CsX、Nd
Xで構成されるa群と、TlX、InXで構成されるb
群であり、a群とb群とのモル比が、1.8≦a群/b
群≦3.0の範囲で封入されていることを特徴とする請
求項1記載の高演色メタルハライドランプ。
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JP2001152137A JP4805476B2 (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 高演色メタルハライドランプ |
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- 2001-05-22 JP JP2001152137A patent/JP4805476B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8847507B2 (en) | 2007-11-12 | 2014-09-30 | Mitsubishi Chemical Corporation | Illuminating device |
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