JP2002343198A - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

Info

Publication number
JP2002343198A
JP2002343198A JP2001149664A JP2001149664A JP2002343198A JP 2002343198 A JP2002343198 A JP 2002343198A JP 2001149664 A JP2001149664 A JP 2001149664A JP 2001149664 A JP2001149664 A JP 2001149664A JP 2002343198 A JP2002343198 A JP 2002343198A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
short
displacement
circuit
circuit plug
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001149664A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneji Kihira
宗二 紀平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2001149664A priority Critical patent/JP2002343198A/ja
Publication of JP2002343198A publication Critical patent/JP2002343198A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路が閉じている状態で電極から短絡プラグ
が抜き取られるのを防止する。 【解決手段】 短絡プラグ20を電極13から抜く際に
は、まず、第1レバー23を操作位置へ回動させるてリ
レーを開作動させ、その後、第2レバー30を操作する
ことにより、短絡プラグ20を抜取り可能とする。この
時点ではリレーの開作動が完了して回路が開いている。
よって、リレーの開作動が開始してからその開作動が完
了して回路が開くまでの間にタイムラグがあっても、回
路が閉じた状態のままで電極13から短絡プラグ20が
抜き取られてしまう、ということはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短絡プラグの抜き
挿しによって回路を開閉するようにしたブレーカ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】短絡プラグの抜き挿しによって回路を開
閉するようにしたブレーカ装置としては、従来、回路に
直列に設けた一対の電極に対して短絡プラグを差し込む
ことによりその電極対間を短絡させて回路を閉じた状態
とし、短絡プラグを電極対から抜くことによりその電極
対間を通電不能として回路を開くようにした構造のもの
がある。
【0003】この種のブレーカ装置が電気自動車の動力
回路の開閉に用いられる場合、動力回路に通電されてい
る状態で短絡プラグを電極対から抜くと、電極と短絡プ
ラグとの間でアークが発生する虞があるため、次のよう
な対策が講じられている。即ち、短絡プラグにレバーを
設けるとともに、ケースには、動力回路を開閉するため
のリレーを動作させるマイクロスイッチを設けた構造と
し、通常は、短絡プラグを差し込んで動力回路を閉じる
とともにレバーを倒した状態(レバーによる短絡プラグ
の抜取り操作が不能な状態)にしておく。この状態から
動力回路を開く際には、まず、レバーを起こして短絡プ
ラグの抜取り方向と同じ方向へ立ち上がる状態(レバー
による短絡プラグの抜取り操作が可能な状態)にする
と、そのレバーの動きを検出したマイクロスイッチがリ
レーを開作動させることによって動力回路が開いて通電
が止まった状態となり、この後に、起こしたレバーを摘
んで短絡プラグを抜くことによって電極間が通電不能状
態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ブレーカ装置で
は、リレーの開作動が開始してから、その開作動が完了
して回路(動力回路)が開くまでにはタイムラグがあ
る。そのため、アークの発生を回避するためには、リレ
ーの開作動が開始してから、電極間を通電阻止状態にす
るための短絡プラグの抜き操作を行うまでの間に、上記
タイムラグよりも長い時間がかかるようにする必要があ
る。ところが、レバーを起こす第1の操作(即ち、リレ
ーの開作動を開始させるための操作)と、それに引き続
いて短絡プラグを抜き取る第2の操作(即ち、電極間を
通電不能状態にするための操作)との2つの操作を、レ
バーに指を引っ掛けたままで一連のワンアクション操作
として行うことができるようになっている。そのため、
この2つの操作が極めて短い時間で一気に行われ、その
結果、リレーが開作動を完了して回路が開くよりも前、
即ち回路が閉じた状態のままであるにも拘わらず、電極
間から短絡プラグが抜き取られてしまう虞がある。
【0005】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、回
路が閉じている状態で電極から短絡プラグが抜き取られ
るのを防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチング手段の開閉作動により開閉される回路に一対の
電極を直列に設け、その電極対に対して短絡プラグを抜
き差しすることにより前記スイッチング手段の開閉作動
とは独立して前記電極対の間の通電を許容又は阻止でき
るようにしたものであって、前記短絡プラグに設けら
れ、その短絡プラグの抜取り方向へ立ち上がることでそ
の短絡プラグの抜取り操作を可能とする操作位置と、そ
の短絡プラグの抜取り方向に対して横向きに倒れること
でその短絡プラグの抜取り操作を不能にする格納位置と
の間での回動変位を可能とされた第1レバーと、前記第
1レバーが格納位置へ変位したことを検知して前記スイ
ッチング手段を閉作動させるとともに、前記第1レバー
が格納位置から操作位置側へ変位する過程でその変位を
検知して前記スイッチング手段に開作動を開始させる変
位動作検知手段と、前記短絡プラグに設けられ、その短
絡プラグの抜取り方向へ立ち上がることでその短絡プラ
グの抜取り操作を可能とする操作位置と、その短絡プラ
グの抜取り方向に対して横向きに倒れることでその短絡
プラグの抜取り操作を不能にする待機位置との間での回
動変位を可能とされた第2レバーと、前記第1レバーと
前記第2レバーに設けられ、前記第1レバーが格納位置
にある状態では待機位置にある前記第2レバーの操作位
置への変位を規制し、且つ前記第1レバーが操作位置に
変位した状態では前記第2レバーの操作位置への変位を
許容する変位規制手段と、前記第2レバーが待機位置に
ある状態では前記短絡プラグの抜取り方向への変位を規
制し、前記第2レバーが操作位置に変位した状態では前
記短絡プラグの抜取り方向への変位を許容するロック手
段とを備えている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1レバーに係止することでその第1レバーを
格納位置に保持し、且つ前記第1レバーから外れる方向
への弾性変位を可能とされた第1係止手段を備えている
構成とした。請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記第2レバーに係止することでその
第2レバーを待機位置に保持し、且つ前記第2レバーか
ら外れる方向への弾性変位を可能とされた第2係止手段
を備えている構成とした。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記第1レバーの操作位置
から格納位置への変位方向と前記第2レバーの操作位置
から待機位置への変位方向とを互いに反対の向きとした
構成とした。請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかの発明において、前記第1レバーと前記第2
レバーが操作位置に変位した状態ではその両レバーが互
いに平行に且つ近接して並ぶように位置する構成とし
た。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]短絡プラグ
が電極対に差し込まれるとともに第1レバーが格納位置
に変位した状態では回路が閉じた状態となる。また、こ
の状態では、第2レバーを待機位置で待機させておく。
この状態から、第1レバーを操作位置へ回動変位させる
と、その変位の途中でスイッチング手段が開作動を開始
する。この状態では、第2レバーが待機位置にあるた
め、短絡プラグを電極から抜き取ることはロック手段に
よって規制されている。そこで、第2レバーを操作位置
へ変位させることにより、短絡プラグの電極からの抜き
取りを許容するが、この時点では、スイッチング手段の
開作動が完了して回路が開いた状態となっている。その
後、短絡プラグを電極から外す。短絡プラグを電極対か
ら抜き取ると、電極対の間の通電が阻止されるが、この
とき既に回路はスイッチング手段の開作動によって開い
ているので、電極と短絡プラグとの間にアークが発生す
ることはない。
【0010】短絡プラグを電極から抜く際には、まず、
第1レバーを操作位置へ回動させることによりスイッチ
ング手段を開作動させておき、その後で、第2レバーの
回動操作を行わなければ短絡プラグの抜取りを行うこと
ができないようになっているが、この第2レバーの回動
操作によって、スイッチング手段の開作動が完了するま
でのタイムラグよりも長い時間を稼ぐことができる。ま
た、第1レバーの操作位置への回動操作を行うより前に
は、第2レバーを予め操作位置へ変位させておく、とい
うことができないようになっている。
【0011】つまり、第1レバーの回動操作の次に第2
レバーの回動操作という操作順序が必ず守られ、この順
序で2つのレバーが操作されることで、短絡プラグが抜
取り可能な状態となるより前にスイッチング手段の開作
動が完了して回路が開くようになっている。したがっ
て、スイッチング手段の開作動が開始してからその開作
動が完了して回路が開くまでの間にタイムラグがあって
も、回路が閉じた状態のままであるにも拘わらず電極か
ら短絡プラグが抜き取られてしまう、ということはな
い。
【0012】[請求項2の発明]第1レバーは第1係止
手段によって格納位置に保持されるので、第1レバーが
不用意に操作位置側へ変位することが防止される。 [請求項3の発明]第2レバーを待機位置から操作位置
へ変位させるときには、第2係止手段のロックを解除す
るという余分な操作が必要になるので、その分、第1レ
バーを操作してスイッチング手段の開作動を開始させて
から、短絡プラグが抜き取られるまでに要する時間を稼
ぐことができる。
【0013】[請求項4の発明]短絡プラグを抜き取る
際には、2つのレバーを互いに反対側から変位させるこ
とになるので、片手操作の場合には手を移動させる距離
が大きくなり、その分、スイッチング手段の開作動が開
始してから短絡プラグが抜き取られるまでの間の時間を
稼ぐことができる。 [請求項5の発明]短絡プラグを抜き取る際には、第1
レバーと第2レバーの双方を片手でまとめて掴むことが
できるので、作業性に優れる。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。本実施形態1のブレーカ装置は、リレー(本発明の
構成要件であるスイッチング手段)の開閉作動により開
閉される回路(図示せず)に一対の電極13を直列に設
け、その電極13に短絡プラグ20を抜き差しすること
によりリレーの開閉作動とは独立して電極13の間の通
電を許容又は阻止できるようにしたものである。尚、以
下の説明において、前後方向については図1及び図2に
おける斜め右下方を前方とし、図3〜図7における右方
を前方とする。
【0015】上面が開放された絶縁性のケース10に
は、ヒューズ11が固定されているとともに、支柱12
が立設されていて、その支柱12には前後一対の板状の
電極13が取り付けられている。また、ケース10にお
ける支柱12よりも右方の位置には、マイクロスイッチ
14(本発明の構成要件である変位動作検知手段)が固
定されている。このマイクロスイッチ14はリレーに接
続されており、後述するように第1レバー23によって
マイクロスイッチ14がオン状態に切り替わると、リレ
ーが励磁されて回路を開くための開作動を開始するとと
もに、マイクロスイッチ14がオフ状態に復帰すると、
リレーの励磁が解除されて回路が閉じた状態となる。
【0016】また、ケース10における支柱12よりも
前方の位置には、片持ち状に立ち上がるとともに上端に
前方へ突出する突起15Aを有する第1撓み係止片15
(本発明の構成要件である第1係止手段)が、前後方向
への弾性撓みを可能に形成されている。また、ケース1
0における支柱12よりも後方の位置には、片持ち状に
立ち上がるとともに上端に前方へ突出する突起16Aを
有する第2弾性係止片16(本発明の構成要件である第
2係止手段及びロック手段)が、前後方向への弾性撓み
を可能に形成されている。
【0017】短絡プラグ20は、絶縁性樹脂材料からな
るプラグ本体21と、金属板材を曲げ加工してなる短絡
端子22と、第1レバー23と、第2レバー30とを備
えて構成される。プラグ本体21は、全体として方形箱
状をなすとともに、下面が開放された形態であってその
内部には短絡端子22が収容されている。短絡端子22
は、プラグ本体21の上面壁に固定された固定部22A
の両端から前後一対の弾性接触片22Bを下方へ延出さ
せたものである。
【0018】第1レバー23は、左右方向に細長い指掛
け部24の両端から左右一対のアーム部25を互いに平
行に延出させた形態とされ、その両アーム部25の延出
端部の支軸26がプラグ本体21の左右両側壁の軸受孔
27に嵌合されている。かかる第1レバー23は、支軸
26を支点として、図1及び図3に実線で示すように前
方へ倒れてアーム部25を水平に向けた格納位置(短絡
プラグ20の抜取り方向に対して横向きに倒れることで
その短絡プラグ20の抜取り操作を不能にする位置)
と、図2、図4及び図5に示すように起立してアーム部
25を上下方向に向けた操作位置(短絡プラグ20の抜
取り方向へ立ち上がることでその短絡プラグ20の抜取
り操作を可能とする位置)との間で回動可能となってい
る。第1レバー23が操作位置に変位した状態では、そ
の指掛け部24に指を引っ掛けることにより、短絡プラ
グ20を上方へ持ち上げる操作、即ち短絡プラグ20を
電極13から抜き取る操作を行うことができるようにな
っている。これに対し、第1レバー23が格納位置にあ
る状態では、短絡プラグ20を抜き取る操作を行うこと
はできない。
【0019】短絡プラグ20が電極13に嵌合された状
態で第1レバー23が格納位置に変位すると、右側のア
ーム部25の指掛け部24からの延出端(第1レバー2
3が格納位置にある状態ではアーム部25の後端)に突
成した被検知部28がマイクロスイッチ14の弾性検知
片14Aを押して後方へ変位させる。これにより、マイ
クロスイッチ14がオン状態に切り替わり、リレーが励
磁されて開作動を開始する。また、第1レバー23が格
納位置から操作位置側への回動を開始すると、操作位置
に達する前に、被検知部28が弾性検知片14Aから離
間する。これにより、マイクロスイッチ14がオフ状態
に復帰し、リレーへの励磁が解除され、回路が閉じた状
態となる。尚、プラグ本体21の側面には、第1レバー
23が格納位置に変位したときに、それ以上第1レバー
23が下方へ変位することを規制するための第1ストッ
パ29が突成されている。また、短絡プラグ20が電極
13に嵌合されて第1レバー23が格納位置に変位した
状態では、その指掛け部24が第1撓み係止片15の突
起15Aに対して下方から係止、この係止によって第1
レバー23の上方、即ち操作位置側への変位が規制され
る。
【0020】第2レバー30は、左右方向に細長い指掛
け部31の両端から左右一対のアーム部32を互いに平
行に延出させた形態とされ、その両アーム部32の延出
端部の支軸33がプラグ本体21の左右両側壁の軸受孔
34に嵌合されている。この軸受孔34の位置は、第1
レバー23用の軸受孔27よりも斜め上後方の位置とな
っている。かかる第2レバー30は、支軸33を支点と
して、図1及び図3に示すように後方へ倒れてアーム部
32を水平に向けた待機位置(短絡プラグ20の抜取り
方向に対して横向きに倒れることでその短絡プラグ20
の抜取り操作を不能にする位置)と、図2び図5に示す
ように起立してアーム部32を上下方向に向けた操作位
置(短絡プラグ20の抜取り方向へ立ち上がることでそ
の短絡プラグ20の抜取り操作を可能とする位置)との
間で回動可能となっている。
【0021】第2レバー30が操作位置に変位した状態
では、操作位置に変位した第1レバー23に対してその
後方に近接するように位置し、双方のレバー23,30
の指掛け部24,31同士が同じ高さで並ぶ状態とな
る。かかる状態では、双方のレバー23,30の指掛け
部24,31に指を引っ掛けることにより、短絡プラグ
20を上方へ持ち上げる操作、即ち短絡プラグ20を電
極13から抜き取る操作を行うことができるようになっ
ている。これに対し、第2レバー30が待機位置にある
状態では、短絡プラグ20を抜き取る操作を行うことは
できない。
【0022】短絡プラグ20が電極13に嵌合された状
態において、第2レバー30が待機位置に変位すると、
その指掛け部31が第2弾性係止片16の突起16Aに
対して下方から係止し、この係止によって第2レバー3
0の上方、即ち操作位置側への変位が規制されると同時
に、この第2レバー30の支持母体である短絡プラグ2
0の上方への変位、即ち電極13からの抜取りが規制さ
れる。また、プラグ本体21の側面には、第2レバー3
0が待機位置に変位したときに、それ以上第2レバー3
0が下方へ変位することを規制するための第2ストッパ
35が突成されている。
【0023】第2レバー30のアーム部32の延出端
(第2レバー30が待機位置にある状態ではアーム部3
2の前端部)には、その第2レバー30が待機位置にあ
る姿勢のときにそのアーム部32の下面を、第2レバー
30の支軸33よりも前方へ平面状に延出した形態の規
制用突部36(本発明の構成要件である変位規制手段)
が形成されている。一方、第1レバー23が格納位置に
変位したときのそのアーム部25の上面のうち、待機位
置にある第2レバー30の規制用突部36と対応する領
域は、その規制用突部36の下面に対して近接して且つ
平行に対向する規制用受け面37(本発明の構成要件で
ある変位規制手段)とされている。第1レバー23が格
納位置にある状態では、待機位置にある第2レバー30
が操作位置側へ回動しようとしても、図3に示すように
規制用突部36の下面が規制用受け面37に当接するこ
とにより、第2レバー30の操作位置側への変位が規制
される。また、規制用受け面37は、第1レバー23の
支軸26よりも後方に位置しており、第1レバー23が
格納位置から操作位置側へ回動変位すると、図4に示す
ように、規制用受け面37が待機位置にある第2レバー
30の規制用突部36の下面に対して下方へ退避するよ
うに変位する。したがって、第1レバー23が操作位置
へ変位した状態では、第2レバー30の待機位置から操
作位置への変位が可能となる。尚、第2レバー30が待
機位置にある状態における規制用突部36の前面は、操
作位置に変位した第1レバー23のアーム部25の後面
と干渉しない形態とされている(図4を参照)。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。図5
に示すように、ケース10の上方において短絡プラグ2
0の両レバー23,30を操作位置とし、その短絡プラ
グ20を支柱12及び電極13に対して上から被せるよ
うにして嵌合する。すると、短絡端子22の両弾性接触
片22Bが両電極13に接触し、その両電極13間を導
通可能な状態とする。但し、この時点では回路はまだ閉
じた状態(通電可能な状態)とはなっていない。この
後、第1レバー23を格納位置へ回動変位させるととも
に第2レバー30を待機位置へ回動変位させる。尚、こ
の操作は第1レバー23と第2レバー30のどちらを先
に行っても良い。
【0025】さて、第1レバー23が格納位置に変位す
ると、その被検知部28が弾性検知片14Aを押動する
ことにより、その第1レバー23が格納位置に変位した
ことをマイクロスイッチ14が検知し、リレーが励磁さ
れて開作動を開始する。そして、リレーの開作動が完了
すると、回路が閉じた状態となる。また、格納位置に変
位した第1レバー23は、第1撓み係止片15と第1ス
トッパ29によって格納位置に遊動不能に保持される。
また、待機位置に変位した第2レバー30は、第2弾性
係止片16と第2ストッパ35によって待機位置に遊動
不能に保持される。
【0026】次に、短絡プラグ20がケース10内に格
納されるとともに回路が閉じている状態から、回路を開
く手順について説明する。この状態では、第1レバー2
3が第1撓み係止片15への係止によって格納位置に保
持されているとともに、第2レバー30が第2弾性係止
片16によって待機位置に保持されている。また、第1
レバー23が格納位置のままでは、たとえ第2弾性係止
片16を第2レバー30から外して係止を解除しても、
規制用突部36と規制用受け面37との係止により第2
レバー30の操作位置側への変位が規制されている。
【0027】したがって、まず、第1撓み係止片15を
前方へ弾性撓みさせて第1レバー23から外し、その第
1レバー23を操作位置へ回動操作する。すると、これ
がマイクロスイッチ14によって検知されて、リレーが
開作動を開始する。第1レバー23を操作位置に変位さ
せた状態では、第2弾性係止片16が第2レバー30に
係止することにより、第2レバー30の操作位置側への
変位と、短絡プラグ20の電極13からの抜取り方向で
ある上方への変位が規制されたまである。但し、規制用
突部36と規制用受け面37とによる第2レバー30の
操作位置側への変位規制は解除されている。
【0028】次に、第2弾性係止片16を後方へ弾性撓
みさせて第2レバー30から外し、第2レバー30を操
作位置へ変位させ、その指掛け部31を、既に操作位置
にある第1レバー23の指掛け部24に対して平行に且
つ近接して並ぶようにする。この状態では、第1レバー
23の回動操作によって開始されたリレーの開作動は、
既に完了しており、回路は開いた状態となっている。そ
して、この後、双方の指掛け部24,31に指を引っ掛
けて持ち上げれは、短絡プラグ20が電極13から抜き
取られ、電極13間が導通不能な状態となる。このと
き、回路は既に開いた状態となっているので、短絡端子
22と電極13との間でアークが発生することはない。
【0029】上述のように本実施形態においては、短絡
プラグ20を電極13から抜く際には、まず、第1レバ
ー23を操作位置へ回動させることによりリレーを開作
動させておき、その後で、第2レバー30の操作位置側
への回動操作を行わなければ短絡プラグ20の抜取りを
行うことができないようになっているが、この第2レバ
ー30の回動操作によって、リレーの開作動が完了する
までのタイムラグよりも長い時間を稼ぐようになってい
るる。また、第1レバー23の操作位置への回動操作を
行うより前には、第2レバー30を予め操作位置へ変位
させておく、ということができないようになっている。
【0030】つまり、第1レバー23の回動操作の次に
第2レバー30の回動操作という操作順序が必ず守ら
れ、この順序で2つのレバー23,30が操作されるこ
とで、短絡プラグ20が抜取り可能な状態となるより前
にリレーの開作動が完了して回路が開くようになってい
る。したがって、リレーの開作動が開始してからその開
作動が完了して回路が開くまでの間にタイムラグがあっ
ても、回路が閉じた状態のままであるにも拘わらず電極
13から短絡プラグ20が抜き取られてしまう、という
ことが防止されている。
【0031】また、第1レバー23は第1撓み係止片1
5によって格納位置に保持されるので、第1レバー23
が不用意に操作位置側へ変位することが防止される。ま
た、第2レバー30を待機位置から操作位置へ変位させ
るときには、第2弾性係止片16の係止ロックを解除す
るという余分な操作が必要になるので、その分、第1レ
バー23を操作してリレーの開作動を開始させてから、
短絡プラグ20が抜き取られるまでに要する時間を稼ぐ
ことができる。
【0032】また、第1レバー23の操作位置から格納
位置への変位方向を前方とするのに対し、第2レバー3
0の操作位置から待機位置への変位方向を後方、即ち第
1レバー23の格納位置への変位方向とは反対の向きと
し、短絡プラグ20を抜き取る際には、2つのレバー2
3,30を互いに反対側から変位させて操作位置へ変位
させるようにしている。したがって、片手操作の場合に
は手を前後に大きく移動させなければならず、その分、
リレーの開作動が開始してから短絡プラグ20が抜き取
られるまでの間の時間を稼ぐことができる。
【0033】また、第1レバー23と第2レバー30が
共に操作位置に変位した状態ではその両レバー23、3
0の指掛け部24,31同士が前後に平行に並ぶように
位置するうよにしたので、短絡プラグ20を抜き取る際
には、第1レバー23と第2レバー30の双方を片手で
まとめて掴むことができ、作業性に優れる。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0034】(1)上記実施形態ではロック手段が第2
係止手段を兼用するようにしたが、本発明によれば、第
2係止手段をロック手段とは別個に独立させて設けても
よい。 (2)上記実施形態では第1レバーの操作位置から格納
位置への変位方向と第2レバーの操作位置から待機位置
への変位方向とを互いに反対の向きとしたが、本発明に
よれば、第1レバーの操作位置から格納位置への変位方
向と、第2レバーの操作位置から待機位置への変位方向
とを互いに同じ向きとしてもよい。
【0035】(3)上記実施形態では変位動作検知手段
としてマイクロスイッチを用いたが、これに替えて、ケ
ース側に設けた一対の検知端子を、第1レバーに設けた
短絡端子によって短絡又は短絡解除するようにしてもよ
い。 (4)上記実施形態ではスイッチング手段として励磁に
より開作動を開始するリレーを用いたが、本発明によれ
ば、トランジスタなどの他の手段を用いることもでき
る。 (5)上記実施形態では操作位置の第1レバーと操作位
置の第2レバーとが並んで片手でまとめて掴めるように
したが、本発明によれば、双方のレバーを離間させて、
双方のレバーを両方の手で掴むようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において第1レバーが格納位置にあ
るとともに第2レバーが待機位置にある状態をあらわす
斜視図
【図2】第1レバーと第2レバーが共に操作位置にある
状態をあらわす斜視図
【図3】短絡プラグを電極に差し込んだ状態をあらわす
断面図
【図4】第1レバーと第2レバーが共に操作位置に変位
した状態の断面図
【図5】短絡プラグを電極から抜き取った状態の断面図
【図6】第1レバーが格納位置にあるとともに第2レバ
ーが待機位置にある状態をあらわす平面図
【図7】第1レバーと第2レバーが共に操作位置に変位
した状態の平面図
【符号の説明】
13…電極 14…マイクロスイッチ(変位動作検知手段) 15…第1弾性係止片(第1係止手段) 16…第2弾性係止片(第2係止手段、ロック手段) 20…短絡プラグ 23…第1レバー 30…第2レバー 36…規制用突部(変位規制手段) 37…規制用受け面(変位規制手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紀平 宗二 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G052 AA28 BB10 LA02 LB03 LC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング手段の開閉作動により開閉
    される回路に一対の電極を直列に設け、その電極対に対
    して短絡プラグを抜き差しすることにより前記スイッチ
    ング手段の開閉作動とは独立して前記電極対の間の通電
    を許容又は阻止できるようにしたものであって、 前記短絡プラグに設けられ、その短絡プラグの抜取り方
    向へ立ち上がることでその短絡プラグの抜取り操作を可
    能とする操作位置と、その短絡プラグの抜取り方向に対
    して横向きに倒れることでその短絡プラグの抜取り操作
    を不能にする格納位置との間での回動変位を可能とされ
    た第1レバーと、 前記第1レバーが格納位置へ変位したことを検知して前
    記スイッチング手段を閉作動させるとともに、前記第1
    レバーが格納位置から操作位置側へ変位する過程でその
    変位を検知して前記スイッチング手段に開作動を開始さ
    せる変位動作検知手段と、 前記短絡プラグに設けられ、その短絡プラグの抜取り方
    向へ立ち上がることでその短絡プラグの抜取り操作を可
    能とする操作位置と、その短絡プラグの抜取り方向に対
    して横向きに倒れることでその短絡プラグの抜取り操作
    を不能にする待機位置との間での回動変位を可能とされ
    た第2レバーと、 前記第1レバーと前記第2レバーに設けられ、前記第1
    レバーが格納位置にある状態では待機位置にある前記第
    2レバーの操作位置への変位を規制し、且つ前記第1レ
    バーが操作位置に変位した状態では前記第2レバーの操
    作位置への変位を許容する変位規制手段と、 前記第2レバーが待機位置にある状態では前記短絡プラ
    グの抜取り方向への変位を規制し、前記第2レバーが操
    作位置に変位した状態では前記短絡プラグの抜取り方向
    への変位を許容するロック手段とを備えていることを特
    徴とするブレーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1レバーに係止することでその第
    1レバーを格納位置に保持し、且つ前記第1レバーから
    外れる方向への弾性変位を可能とされた第1係止手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のブレーカ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2レバーに係止することでその第
    2レバーを待機位置に保持し、且つ前記第2レバーから
    外れる方向への弾性変位を可能とされた第2係止手段を
    備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    のブレーカ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1レバーの操作位置から格納位置
    への変位方向と前記第2レバーの操作位置から待機位置
    への変位方向とを互いに反対の向きとしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のブレーカ
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第1レバーと前記第2レバーが操作
    位置に変位した状態ではその両レバーが互いに平行に且
    つ近接して並ぶように位置する構成としたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のブレーカ
    装置。
JP2001149664A 2001-05-18 2001-05-18 ブレーカ装置 Pending JP2002343198A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149664A JP2002343198A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ブレーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001149664A JP2002343198A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ブレーカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002343198A true JP2002343198A (ja) 2002-11-29

Family

ID=18994801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001149664A Pending JP2002343198A (ja) 2001-05-18 2001-05-18 ブレーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002343198A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015162440A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱自動車工業株式会社 サービスプラグ装置
JP5848849B2 (ja) * 2013-02-14 2016-01-27 本田技研工業株式会社 回路遮断装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5848849B2 (ja) * 2013-02-14 2016-01-27 本田技研工業株式会社 回路遮断装置
US9646791B2 (en) 2013-02-14 2017-05-09 Honda Motor Co., Ltd. Circuit breaker device
JP2015162440A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱自動車工業株式会社 サービスプラグ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11859337B2 (en) Tamper resistant appliance latch
US20100163382A1 (en) Switching mechanism capable of indicating contacts status and mold cased circuit breaker having the same mechanism
JP5712418B2 (ja) 充電コネクタ
JP2001511309A (ja) モジュール支持体におけるプリント板の前面着脱システム
US8383969B2 (en) Apparatus including a circuit breaker retaining mechanism for use in withdrawable circuit breakers and method of operating the same
JP5298165B2 (ja) 充電コネクタ
US6456187B2 (en) Breaker apparatus
JP2002343198A (ja) ブレーカ装置
JP2010287427A (ja) 電源回路接続装置
JP3897989B2 (ja) ブレーカ装置
JP5686618B2 (ja) 電気自動車用充電プラグ
JP5424918B2 (ja) 自動車用充電ケーブルのコンセントプラグ
JP3657202B2 (ja) ブレーカ装置
JP3933419B2 (ja) ブレーカ装置
JP4965359B2 (ja) インターロック装置
JP2002298705A (ja) ブレーカ装置
KR200415177Y1 (ko) 고압 전자접촉기의 인터록 장치
JP2002319338A (ja) ブレーカ装置
JP2002245921A (ja) ブレーカ装置
JP2002279862A (ja) ブレーカ装置
JP2004039283A (ja) ブレーカ装置
EP1117112A2 (en) Breaker apparatus
JP2004039268A (ja) ブレーカ装置
JP2002004666A (ja) ロック式の扉を有する電気機器
US1352400A (en) Electric switch