JP2002279862A - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

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JP2002279862A
JP2002279862A JP2001083009A JP2001083009A JP2002279862A JP 2002279862 A JP2002279862 A JP 2002279862A JP 2001083009 A JP2001083009 A JP 2001083009A JP 2001083009 A JP2001083009 A JP 2001083009A JP 2002279862 A JP2002279862 A JP 2002279862A
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JP
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lever
guide portion
short
circuit
linear guide
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Application number
JP2001083009A
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English (en)
Inventor
Kazumoto Chikada
一元 近田
Hiroki Hirai
宏樹 平井
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主回路が閉じている状態のままで短絡プラグ
が電極対から抜かれるのを防止する。 【解決手段】 主回路を開く際にレバー22を回動させ
ると、被ガイド部27が勢い余って直線状ガイド部17
Aを通過してオーバーストローク部17Cに嵌合し、短
絡プラグ20の離脱が規制されるので、被ガイド部27
が直線状ガイド部17Aに位置するまでレバー22を戻
す必要がある。よって、レバー22の回動によりリレー
回路が開作動を開始してから、短絡プラグ20が電極対
12から抜かれるまでの間の時間が長くかかるので、リ
レー回路の開作動が開始してから主回路が開くまでにタ
イムラグがあっても、主回路が閉じた状態のままで短絡
プラグ20が電極対12から抜かれる虞はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、短絡プラグの抜き
挿しによって主回路を開閉するようにしたブレーカ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】短絡プラグの抜き挿しによって主回路を
開閉するようにしたブレーカ装置としては、従来、主回
路に直列に設けた一対の電極に対して短絡プラグを差し
込むことによりその電極対間を短絡させて主回路を閉じ
た状態とし、短絡プラグを電極対から抜くことによりそ
の電極対間を通電不能として主回路を開くようにした構
造のものがある。
【0003】この種のブレーカ装置が電気自動車の動力
回路の開閉に用いられる場合、動力回路に通電されてい
る状態で短絡プラグを電極対から抜くと、電極と短絡プ
ラグとの間でアークが発生する虞があるため、次のよう
な対策が講じられている。即ち、短絡プラグにレバーを
設けるとともに、ケースには、動力回路を開閉するため
のリレーを動作させるマイクロスイッチを設けた構造と
し、通常は、短絡プラグを差し込むとともにレバーを格
納位置へ倒すことで、動力回路を閉じた状態にしてお
く。この状態から動力回路を開く際には、まず、レバー
を起こすと、そのレバーの動きを検出したマイクロスイ
ッチがリレーを開作動させることによって動力回路が開
いて通電が止まった状態となり、この後に、起こしたレ
バーを摘んで短絡プラグを抜くことによって電極間が通
電不能状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ブレーカ装置で
は、リレーの開作動が開始してから、その開作動が完了
して主回路(動力回路)が開くまでにはタイムラグ(約
150ミリ秒程度)がある。そのため、アークの発生を
回避するためには、リレーの開作動が開始してから、電
極間を通電阻止状態にするための短絡プラグの抜き操作
を行うまでの間に、上記タイムラグよりも長い時間がか
かるようにする必要がある。
【0005】ところが、レバーを起こす第1の操作(即
ち、リレーの開作動を開始させるための操作)と、それ
に引き続いて短絡プラグを抜き取る第2の操作(即ち、
電極間を通電不能状態にするための操作)との2つの操
作を、レバーに指を引っ掛けたままで一連のワンアクシ
ョン操作として行うことができるようになっており、し
かも、この2つの操作における指の移動方向が概ね同じ
方向(上方)となっている。そのため、この2つの操作
が極めて短い時間で一気に行われ、その結果、主回路が
閉じた状態のままであるにも拘わらず電極対から短絡プ
ラグが抜き取られてしまう虞がある。
【0006】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、主
回路が閉じている状態のままで電極対から短絡プラグが
抜かれてしまうのを防止することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、スイ
ッチング手段により開閉される主回路に一対の電極を直
列に設け、その電極対に短絡プラグを抜き差しすること
により前記スイッチング手段の開閉作動とは独立して前
記電極間の通電を許容又は阻止できるようにしたもので
あって、前記短絡プラグにレバーを通電許容姿勢と通電
阻止姿勢との間で回動可能に設けると共に、前記電極対
を収容するケースに前記レバーの回動姿勢を検知する検
知手段を設け、その検知手段により前記レバーが前記通
電許容姿勢にあることを検知して前記主回路の前記スイ
ッチング手段を閉作動させ、前記レバーが通電許容姿勢
から通電阻止姿勢側へ回動したことを検知して前記短絡
プラグが前記電極対間から抜かれるのに先立ち前記スイ
ッチング手段を開作動させるようにしたものにおいて、
前記ケースには、前記電極対に対する前記短絡プラグの
着脱方向と平行な直線状ガイド部と、この直線状ガイド
部から略直交する方向へ延出する弧状ガイド部と、前記
直線状ガイド部における前記弧状ガイド部との連通部か
ら前記弧状ガイド部とは反対側へ延出するオーバースト
ローク部とが形成され、前記レバーには、前記レバーの
回動中心と同心に設けられ、前記電極対に対する前記短
絡プラグの着脱に伴って前記直線状ガイド部に沿って移
動する回動支点部と、この回動支点部から離間した位置
に設けられ、前記短絡プラグが前記電極対に嵌合した状
態では、前記直線状ガイド部に嵌合されている前記回動
支点部を中心として前記レバーが通電許容姿勢と通電阻
止姿勢との間で回動するのに伴って前記弧状ガイド部に
沿って移動するとともに、前記レバーが通電阻止姿勢か
ら通電許容姿勢とは反対側へ回動するのに伴って前記オ
ーバーストローク部に沿って移動する被ガイド部とが設
けられており、前記回動支点部と被ガイド部の双方が前
記直線状ガイド部に嵌合されている状態では、前記短絡
プラグの前記電極対からの離脱が許容されるが、前記被
ガイド部が前記弧状ガイド部又はオーバーストローク部
に嵌合されている状態では、その嵌合作用によって前記
短絡プラグの前記電極対からの離脱が規制される構成と
した。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記レバーに設けられ、そのレバーを通電許容姿勢
から通電阻止姿勢へ変位させるための第1指掛け部と、
前記レバーにおける前記第1指掛け部とは異なる位置に
設けられ、前記短絡プラグを前記ケースから離脱させる
ための第2指掛け部と、前記レバーが通電許容姿勢にあ
る状態では前記第1指掛け部に対する指の引っ掛け動作
を許容するが前記第2指掛け部への指の引っ掛け動作を
規制し、且つ前記レバーが通電阻止姿勢にあって前記短
絡プラグの前記電極対からの離脱が許容されている状態
では前記第2指掛け部への指の引っ掛け動作を許容する
指掛け規制手段とを備えている構成とした。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記直線状ガイド部における前記弧状
ガイド部との連通部分には、その弧状ガイド部から前記
直線状ガイド部側へ突出した形態とされることで、前記
被ガイド部を前記オーバーストローク部側へ誘い込み可
能な誘導部が形成されている構成とした。請求項4の発
明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明におい
て、前記弧状ガイド部における前記直線状ガイド部の近
傍位置には、前記被ガイド部に係止することでこの被ガ
イド部の前記直線状ガイド部側への移動を阻害し、且つ
その係止力を超える操作力を前記レバーに付与すること
で前記被ガイド部を通過させる突起が形成されている構
成とした。
【0010】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]主回路が閉
じている状態では、被ガイド部が弧状ガイド部における
直線状ガイド部から遠い位置に嵌合しているため、短絡
プラグが電極対から抜かれることはない。この状態か
ら、レバーをその回動支点部を中心として通電許容姿勢
から通電阻止姿勢へ回動させて被ガイド部を直線状ガイ
ド部側へ変位させる。すると、このレバーの回動が検知
手段により検知され、スイッチング手段が開作動して主
回路を開く。その後、被ガイド部が直線状ガイド部に位
置する通電阻止姿勢でレバーの回動を止め、短絡プラグ
を電極対から抜く。
【0011】このとき、被ガイド部が直線状ガイド部に
位置する通電阻止姿勢でレバーの回動を止めるために
は、レバーの回動姿勢を調整するために回動操作を比較
的ゆっくりと行う必要がある。したがって、レバーの回
動に伴ってスイッチング手段が主回路を開くための開作
動を開始してから、短絡プラグが電極対から抜かれるま
での間の時間が比較的長くかかることになる。また、レ
バーを勢い良く回動させた場合には、被ガイド部が勢い
余って直線状ガイド部を通過し、オーバーストローク部
に嵌合することになる。この状態では、短絡プラグを電
極対から抜くことが規制されているので、短絡プラグを
抜くためには、被ガイド部が直線状ガイド部に位置する
までレバーを戻す必要がある。したがって、この場合
も、スイッチング手段が開作動を開始してから、短絡プ
ラグが抜かれるまでの間の時間が比較的長くかかること
になる。
【0012】このように、本発明によれば、レバーの操
作が緩急いずれの形態で行われても、スイッチング手段
の開作動が開始してから、短絡プラグが電極対から抜か
れるまでの間に時間がかかるので、スイッチング手段の
開作動が開始してから主回路が止まるまでにタイムラグ
があっても、主回路が開かないうちに短絡プラグが電極
対から抜き取られる虞はない。 [請求項2の発明]短絡プラグを抜く際には、まず、第
1指掛け部に指を引っ掛けてレバーを通電許容姿勢から
通電阻止姿勢側へ変位させることにより主回路を開き、
その後で、通電阻止姿勢となったレバーの第2指掛け部
に指を掛け替えて短絡プラグを電極対から離脱させる。
このように、レバーを通電許容姿勢から通電阻止姿勢へ
変位させた状態から、その後の短絡プラグの抜取り操作
へ移行するときには、指を異なる指掛け部に掛け替える
必要があるので、レバーの操作によりスイッチング手段
の開作動が開始してから、短絡プラグが抜かれるまでの
間に、指の掛け替え分だけ余分に時間がかかる。よっ
て、主回路が開かないうちに短絡プラグが電極対から抜
かれることを防止する機能の信頼性が高い。
【0013】[請求項3の発明]直線状ガイド部側へ向
かって移動した被ガイド部は、誘導部により、直線状ガ
イド部を通過してオーバーストローク部側へ誘い込まれ
るようになっているので、被ガイド部を直線状ガイド部
との嵌合位置に正確に止めることが難しく、短絡プラグ
を電極対から抜くことができるようになるまでに時間が
かかる。 [請求項4の発明]弧状ガイド部に沿って移動する被ガ
イド部は、直線状ガイド部に接近したところで突起に引
っ掛かり、この引っ掛かりによってレバーが抵抗を受け
る。この状態から、レバーに付与する操作力を、突起と
被ガイド部との係止力を超えるまで増大させると、被ガ
イド部が突起を通過し、その瞬間に、レバーが勢い余っ
て大きく回動し、被ガイド部が一気にオーバーストロー
ク部へ嵌合してしまう。このように、本発明によれば、
被ガイド部が必ずオーバーストローク部に嵌合してしま
うので、短絡プラグを抜くためには、被ガイド部を直線
状ガイド部との嵌合位置へ戻す操作が必ず必要となる。
よって、短絡プラグを電極対から抜くことができるよう
になるまでに時間がかかる。
【0014】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図6を参照して説明す
る。本実施形態のブレーカ装置は、図示しないリレー回
路(本発明の構成要件であるスイッチング手段)により
開閉される主回路(図示せず)に一対の電極12を直列
に設け、その電極対12に短絡プラグ20を抜き差しす
ることにより電極12間の通電を許容又は阻止できるよ
うにしたものであって、合成樹脂製のケース10と、こ
のケース10に嵌合される合成樹脂製の短絡プラグ20
と、この短絡プラグ20に取り付けられた合成樹脂製の
レバー22とを供えて構成されている。尚、以下の説明
において、前後方向については、図1における右斜め上
方及び図2〜図6における右方を前方とする。
【0015】ケース10は、その上面が開放されてお
り、前端部には、支柱11の前後両側面に沿った一対の
板状をなす電極12が固定して設けられている。一方、
短絡プラグ20は、下面が開放された箱型をなし、電極
対12に対して上から下方へ移動させつつ差し込まれる
とともに、下から上向きに移動させつつ電極対12から
抜き取られるようになっている。短絡プラグ20の内部
には、短絡端子21が設けられており、短絡プラグ20
を電極対12に嵌合した状態では、短絡端子21が一対
の電極12を短絡させることによりその電極対12の間
が通電を許容された状態となる。また、短絡プラグ20
を電極対12から離脱させた状態では、電極対12の間
が通電を阻止された状態となる。
【0016】さて、本実施形態のブレーカ装置は、電気
自動車の動力回路の開閉に用いられる場合、主回路(動
力回路)が閉じていて通電されている状態のままで短絡
プラグ20を電極対12から抜くと、電極12と短絡端
子21との間でアークが発生するため、その対策とし
て、短絡プラグ20にはレバー22を回動可能に設ける
とともに、ケース10にはレバー22の回動姿勢を検知
するマイクロスイッチ13(本発明の構成要件である検
知手段)を設け、レバー22の回動姿勢に応じて、マイ
クロスイッチ13が切り替わり、リレー回路が、主回路
を閉じた状態にするための閉作動と主回路を開いた状態
にするための開作動とを行うようにしている。
【0017】マイクロスイッチ13は、リレー回路を閉
作動又は開作動せるためのものであり、ケース10内に
おける電極対12よりも後方の位置に設けられていると
ともに、前面に配された固定接点14と、固定接点14
から離間する方向に付勢された弾性接触片15とを有し
ている。かかるマイクロスイッチ13は、弾性接触片1
5が固定接点14に接触することによってオン状態とな
り、この状態では、マイクロスイッチ13からの信号に
よりリレー回路が閉作動を行う。また、弾性接触片15
が固定接点14から離間すると、マイクロスイッチ13
がオフ状態に切り替わってリレー回路が開作動を開始す
る。
【0018】一方、レバー22は、左右方向に細長い第
2指掛け部23の両端から互いに平行な一対の細長いア
ーム部24を突成したものであり、その両アーム部24
の外面には、互いに同軸の円形をなす回動支点部25が
突成されている。この回動支点部25の軸心は、レバー
22を短絡プラグ20に対して回動可能に支持する支持
軸(図示せず)と同軸とされている。尚、第2指掛け部
23の左右方向中央位置には、アーム部24とは反対側
の外面側へ突出する第1指掛け部26が突成されてい
る。第1指掛け部26は、レバー22を、マイクロスイ
ッチ13をオンにしてリレー回路を閉作動させる通電許
容姿勢(図5を参照)から、短絡プラグ20の電極対1
2からの抜取りを許容する通電阻止姿勢(図4を参照)
へ変位させるためのものである。また、第2指掛け部2
3は、短絡プラグ20を電極対12から抜き取る操作を
行うためのものである。
【0019】短絡プラグ20を電極対12に嵌合させた
状態では、その電極対12間が通電許容状態となる。こ
の状態から更に、レバー22を前方に倒して通電許容姿
勢にすと、レバー22のアーム部24の延出端24Aが
弾性接触片15を押して固定接点14に接触させるた
め、マイクロスイッチ13はレバー22が通電許容姿勢
に回動したことを検知してオン状態に切り替わり、リレ
ー回路が閉作動する。このように、電極対12間が通電
許容されるとともにリレー回路が閉作動を行うことによ
り、主回路が閉じた状態となる。この状態からレバー2
2を起立方向(通電阻止姿勢側)へ回動させると、レバ
ー22が僅かに回動したところで、弾性接触片15が固
定接点14から離間してマイクロスイッチ13がレバー
22の回動を検知する。すると、マイクロスイッチ13
はリレー回路に開作動を開始させ、この開作動によって
主回路が開く。そしてこの後に、レバー22の第2指掛
け部23に指を掛けて短絡プラグ20を電極対12から
上方へ離脱させるが、このとき、既に主回路はリレー回
路の開作動により開いて通電を遮断された状態となって
いるので、電極12と短絡端子21との間にアークが発
生することはない。
【0020】さて、上記したようにレバー22を通電許
容姿勢から通電阻止姿勢側回動させてマイクロスイッチ
13をオン状態からオフ状態に切り替えると、主回路を
開くためのリレー回路の開作動が開始するのであるが、
このリレー回路の開作動が開始してから、その開作動が
完了して主回路が開くまでには、約150ミリ秒程度の
時間(タイムラグ)がある。そのため、本実施形態で
は、このタイムラグを考慮し、主回路が閉じた状態のま
まであるにも拘わらず短絡プラグ20が電極対12から
抜き取られてしまうことを防止する手段が講じられてい
る。以下、その構成を説明する。
【0021】ケース10の左右両側壁16Sの内面に
は、上下方向(電極対12に対する短絡プラグ20の抜
き差し方向と平行な方向)に延びる溝状の直線状ガイド
部17Aと、この直線状ガイド部17Aの下端に対して
略直交するように連通するとともに後方から上方へと向
きを変えつつ円弧状に延出する溝状の弧状ガイド部17
Bと、直線状ガイド部17Aの下端(直線状ガイド部1
7Aにおける弧状ガイド部17Bとの連通部であって、
ケース10に対する短絡プラグ20の嵌合方向における
先端位置)から弧状ガイド部17Bとは反対の前側へ弧
状ガイド部17Bと同じ曲率で円弧状に延出する溝状の
オーバーストローク部17Cとが形成されている。この
直線状ガイド部17Aと弧状ガイド部17Bとオーバー
ストローク部17Cは、その溝幅が全て同じ寸法とされ
ている。
【0022】一方、レバー22の両アーム部24には、
両アーム部24の延出端部、即ちアーム部24における
回動支点部25を挟んで第2指掛け部23と反対側の位
置には、互いに同軸の円形をなす被ガイド部27が外向
きに突成されている。この被ガイド部27と回動支点部
25の外径は、互いに同じ寸法である。また、直線状ガ
イド部17A、弧状ガイド部17B及びオーバーストロ
ーク部17Cの溝幅よりも僅かに小さい寸法とされてい
る。
【0023】回動支点部25と被ガイド部27は、レバ
ー22を起立させた通電阻止姿勢にしてケース10に対
して短絡プラグ20を着脱するのに伴い、直線状ガイド
部17Aに沿って移動し得るようになっている。また、
短絡プラグ20がケース10に嵌合した状態では、レバ
ー22が直線状ガイド部17Aの途中の高さに嵌合され
ている回動支点部25を中心として通電許容姿勢と通電
阻止姿勢との間で回動するのに伴い、被ガイド部27は
弧状ガイド部17Bに沿って移動し、また、レバー22
が通電阻止姿勢から通電許容姿勢とは反対側へ後傾する
ように回動するのに伴い、被ガイド部27はオーバース
トローク部17Cに沿って移動する。また、回動支点部
25と被ガイド部27の双方が直線状ガイド部17Aに
嵌合されている状態(レバー22が通電阻止姿勢にある
状態)では、短絡プラグ20の電極対12からの離脱が
許容されるが、被ガイド部27が弧状ガイド部17Bと
オーバーストローク部17Cのいずれかに嵌合されてい
る状態では、その嵌合作用によって短絡プラグ20の電
極対12からの離脱が規制される。
【0024】さらに、ケース10内における電極12よ
りも前方の位置には、ブロック部18(本発明の構成要
件である指掛け規制手段)が形成されている。レバー2
2を通電許容姿勢に倒した状態では、ブロック部18が
レバー22の第2指掛け部23及び両アーム部24の内
面に対して近接して対応するため、第2指掛け部23に
対して内側から指を掛けることができない。また、同じ
くレバー22を通電許容姿勢にした状態では、レバー2
2の第2指掛け部23のうち第1指掛け部26を除いた
領域の外面が、ケース10の前面壁16F(本発明の構
成要件である指掛け規制手段)が近接して対応するた
め、第2指掛け部23に対して外側から指を掛けること
ができないようになっている。但し、第1指掛け部26
は、前面壁16Fに形成した切欠部19からケース10
の前方へ露出するようになっているので、この第1指掛
け部26には外側から指を掛けることができる。また、
この第1指掛け部26に指先を引掛けレバー22を起立
させた状態では、第2指掛け部23がブロック部18と
前面壁16Fに対して上方へ外れるので、この第2指掛
け部23に対しては、指を深く引っ掛けて、短絡プラグ
20の抜取り操作を容易且つ確実に行うことが可能とな
る。
【0025】次に、本実施形態の作用を説明する。主回
路に閉じるためには、まず、レバー22を起立した通電
阻止姿勢にした状態で短絡プラグ20を電極対12に嵌
合させる。尚、この時点では、まだ、主回路は閉じた状
態にはなっていない。このとき、被ガイド部27は直線
状ガイド部17Aの下端に位置しており、この状態か
ら、レバー22を通電許容姿勢側へ回動させると、回動
支点部25の高さは変わらずに、被ガイド部27が弧状
ガイド部17Bに沿って移動し、レバー22が通電許容
姿勢に至る直前まで回動させると、それを検知したマイ
クロスイッチ13がオン状態に切り替わり、リレー回路
が閉作動を行う。このように、電極対12間が短絡プラ
グ20により通電許容状態とされるとともにリレー回路
が閉作動を行うことにより、主回路が閉じた状態(通電
を許容された状態)となる(図5を参照)。この状態で
は、被ガイド部27が弧状ガイド部17Bの終端に対し
て下方から当接しているので、この被ガイド部27と弧
状ガイド部17Bとの嵌合により、短絡プラグ20のケ
ース10からの上方への離脱動作が規制されている。
【0026】この状態から、短絡プラグ20を抜く際に
は、まず、ケース10の前面壁16Fから小さく露出し
ている第1指掛け部26に指先を引っ掛けて、通電許容
姿勢のレバー22をその回動支点部25を中心として起
立させるように通電阻止姿勢側へ向けて、即ち被ガイド
部27を直線状ガイド部17A側へ接近させる方向へ向
けて回動変位させる。すると、レバー22の回動が開始
した直後に、レバー22が弾性接触片15から離間して
マイクロスイッチ13がオフ状態となり(即ち、レバー
22の回動を検知し)、このマイクロスイッチ13から
の信号によりリレー回路が開作動を開始する。開作動が
開始してから、約150ミリ秒の時間が経過した後、開
作動が完了して主回路が開く。そして、被ガイド部27
が直線状ガイド部17Aに位置する通電阻止姿勢(図4
を参照)に達したところで、レバー22の回動を止め、
このレバー22の姿勢を保ったままで、回動支点部25
と被ガイド部27とを直線状ガイド部17Aに沿って上
方へ移動させつつ、短絡プラグ20を電極対12から抜
き取る。この時点では、既にリレー回路の開作動によっ
て主回路が開かれているので、アークは発生しない。
【0027】レバー22を通電許容姿勢から通電阻止姿
勢側へ回動させるとき、被ガイド部27が直線状ガイド
部17Aに位置する通電阻止姿勢でレバー22の回動を
止めるためには、被ガイド部27がオーバーストローク
部17C側へ行き過ぎないようにレバー22の回動姿勢
を調整しつつ、その回動操作を比較的ゆっくりと行う必
要がある。したがって、レバー22を通電阻止姿勢で回
動停止させて短絡プラグ20の抜取りが可能となる時点
では、既に、リレー回路の開作動が完了して主回路が開
いた状態となっている。
【0028】また、レバー22を勢い良く回動させた場
合には、レバー22が通電阻止姿勢を超えて後傾した姿
勢となり、被ガイド部27が勢い余って直線状ガイド部
17Aを通過し、オーバーストローク部17Cに嵌合す
ることになる(図6を参照)。この状態では、被ガイド
部27がオーバーストローク部17Cの内面に対して概
ね下から当接するため、短絡プラグ20を電極対12に
対して上方へ抜き取ることができない。そこで、短絡プ
ラグ20を抜くためには、被ガイド部27が直線状ガイ
ド部17Aに位置する通電阻止姿勢までレバー22を戻
すという余分な操作を行う必要がある。したがって、こ
の場合も、レバー22を通電阻止姿勢で回動停止させて
短絡プラグ20の抜取りが可能となる時点では、既に、
リレー回路の開作動が完了して主回路が開いた状態とな
っている。
【0029】このように、本実施形態によれば、レバー
22の操作が緩急いずれの形態で行われた場合でも、レ
バー22の操作により主回路を開くためのリレー回路の
開作動が開始してから、短絡プラグ20を電極対12か
ら抜き取ることができるようになるまでの間には、リレ
ー回路の開作動が完了するまでのタイムラグよりも長い
時間がかかるようになっているので、主回路が開かない
うちに短絡プラグ20が電極対12から抜き取られる虞
はない。
【0030】また、本実施形態では、指掛け規制手段と
してケース10にブロック部18と前面壁16Fを設け
たことにより、レバー22が通電許容姿勢にある状態で
は第1指掛け部26に対する指の引っ掛け動作を許容す
るが、短絡プラグ20を離脱させるための第2指掛け部
23への指の引っ掛け動作を規制し、且つレバー22が
通電阻止姿勢にある状態では第2指掛け部23への指の
引っ掛け動作を許容している。即ち、短絡プラグ20を
抜く際には、まず、第1指掛け部26に指先を引っ掛け
てレバー22を通電許容姿勢から通電阻止姿勢側へ変位
させることにより主回路を開き、その後で、通電阻止姿
勢となったレバー22の第2指掛け部23に指を掛け替
えて短絡プラグ20を電極対12から離脱させるという
ツーアクションの操作が必要となっている。そのため、
レバー22の操作により主回路の通電を止めるためのリ
レー回路の動作が開始してから、主回路が開かれるまで
の間に、指の掛け替え分だけ余分に時間がかかることに
なる。したがって、主回路が開かないうちに短絡プラグ
20が電極対12から抜かれることを防止する機能の信
頼性が高い。
【0031】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図7を参照して説明する。本実施形態2
は、上記実施形態1のものにおいて、直線状ガイド部1
7Aにおける弧状ガイド部17Bとの連通部分に、その
弧状ガイド部17Bから直線状ガイド部17A側へ突出
した形態とされることで、被ガイド部27をオーバース
トローク部17C側へ誘い込み可能な第1誘導部28A
を形成したものである。さらに、直線状ガイド部17A
におけるオーバーストローク部17Cとの連通部分に
は、オーバーストローク部17C側から直線状ガイド部
17A側へ突出した形態とされることで、直線状ガイド
部17Aと対応する位置に移動した被ガイド部27をオ
ーバーストローク部17C側へ誘い込み可能な第2誘導
部28Bが形成されている。また、直線状ガイド部17
Aの溝幅、即ち被ガイド部27の回動方向における第1
誘導部28Aと第2誘導部28Bとの間隔は、被ガイド
部27の外径よりも小さい寸法とされている。
【0032】弧状ガイド部17Bに沿って直線状ガイド
部17A側へ向かって移動した被ガイド部27は、第1
誘導部28Aと第2誘導部28Bにより、直線状ガイド
部17Aを通過してオーバーストローク部17C側へ誘
い込まれるようになっているので、被ガイド部27を直
線状ガイド部17Aとの嵌合位置に正確に止めることが
難しく、リレー回路の開作動が開始してから、短絡プラ
グ20を電極対12から抜くことが可能になるまでに時
間がかかる。尚、上記以外の構成については上記実施形
態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号
を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
【0033】[実施形態3]次に、本発明を具体化した
実施形態3を図8を参照して説明する。本実施形態3
は、上記実施形態1において、弧状ガイド部17Bにお
ける直線状ガイド部17Aの近傍位置に、弧状ガイド部
17Bに沿って直線状ガイド部17A側へ移動してきた
被ガイド部27を係止させることで、この被ガイド部2
7の直線状ガイド部17A側への移動を阻害し、且つそ
の係止力を超える操作力をレバー22に付与することで
被ガイド部27を通過させる突起29を形成したもので
ある。本実施形態3では、突起29は、弧状ガイド部1
7Bの内側の周面のみに形成されているが、突起は、外
側の周面のみに形成してもよく、内側と外側の両方の周
面に形成してもよい。
【0034】弧状ガイド部17Bに沿って移動してきた
被ガイド部27は、直線状ガイド部17Aに接近したと
ころで突起29に引っ掛かり、この引っ掛かりによって
レバー22が操作方向に抗する抵抗を受ける。そこで、
この状態から、レバー22に付与する操作力を、突起2
9と被ガイド部27との係止力を超えるまで増大させる
と、被ガイド部27が突起29を通過し、その瞬間に、
レバー22が勢い余って大きく回動し、被ガイド部27
が一気にオーバーストローク部17Cへ嵌合してしま
う。つまり、被ガイド部27が必ずオーバーストローク
部17Cに嵌合してしまうので、短絡プラグ20を離脱
させるためには、被ガイド部27を直線状ガイド部17
Aとの対応位置へ戻す操作が必ず必要となり、リレー回
路の開作動が開始してから、短絡プラグ20を電極対1
2から抜くことが可能になるまでに時間がかかる。尚、
上記以外の構成については上記実施形態1と同じである
ため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作
用及び効果の説明は省略する。
【0035】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではレバーが短絡プラグを電極対か
ら抜くときに指を引っ掛けるためのグリップを兼ねてい
る場合について説明したが、本発明によれば、レバー
と、短絡プラグを外すときに指を引っ掛けるためのグリ
ップとを、別体の部品としてもよい。
【0036】(2)上記実施形態では検知手段をマイク
ロスイッチとしたが、本発明によれば、検知手段として
一対の端子金具をケースに設けるとともに、この両端子
金具間を導通・非導通状態に切り替える部材をレバーに
設けるようにしてもよい。 (3)上記実施形態では弧状ガイド部とオーバーハング
部を直線状ガイド部の奥端位置から延出させ、回動支点
部が直線状ガイド部の途中に位置する状態でレバーを回
動させる構成としたが、本発明によれば、弧状ガイド部
とオーバーハング部を直線状ガイド部の途中から延出さ
せ、回動支点部が直線状ガイド部の奥端に位置する状態
でレバーを回動させる構成としてもよい。
【0037】(4)上記実施形態ではレバーの通電許容
姿勢と通電阻止姿勢との間の回動角度を90°とした
が、本発明では、この回動角度は90°より小さい角度
にしてもよく、90°より大きい角度にしてもよい。
尚、この回動角度が大きいほど、リレー回路が開作動を
開始してから、短絡プラグが電極対から抜かれるまでの
間に要する時間を長くすることができる。 (5)上記実施形態ではオーバーストローク部における
被ガイド部の移動角度を約30°としたが、本発明で
は、この変位角度は30°より小さい角度にしてもよ
く、30°より大きい角度にしてもよい。尚、この変位
角度が大きいほど、リレー回路が開作動を開始してか
ら、短絡プラグが電極対から抜かれるまでの間に要する
時間を長くすることができる。
【0038】(6)上記実施形態ではヒューズをケース
に固定したままで短絡プラグのみが電極対に対して着脱
されるようにしたが、本発明によれば、短絡プラグにヒ
ューズを設け、ヒューズが短絡プラグと一体となって電
極対に対して着脱されるようにしてもよい。 (7)上記実施形態ではヒューズを敷設したブレーカ装
置について説明したが、本発明によれば、ヒューズを備
えていないブレーカ装置にも適用することができる。
【0039】(8)上記実施形態2の誘導部を設けた構
成に、実施形態3の突起の構成を組み合わせることもで
きる。 (9)上記実施形態ではスイッチング手段としてリレー
回路を用いたが、本発明によれば、トランジスタなどの
他の手段を用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において短絡プラグを離脱した状態
の斜視図
【図2】短絡プラグを離脱した状態の断面図
【図3】短絡プラグを嵌合した状態の断面図
【図4】レバーが通電阻止姿勢となっている状態の断面
【図5】レバーが通電許容姿勢となっている状態の断面
【図6】被ガイド部がオーバーストローク部に嵌合して
いる状態の断面図
【図7】実施形態2の断面図
【図8】実施形態3の断面図
【符号の説明】
10…ケース 12…電極 13…マイクロスイッチ(検知手段) 16F…前面壁(指掛け規制手段) 17A…直線状ガイド部 17B…弧状ガイド部 17C…オーバーストローク部 18…ブロック部(指掛け規制手段) 20…短絡プラグ 22…レバー 23…第2指掛け部 25…回動支点部 26…第1指掛け部 27…被ガイド部 28A…誘導部 29…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近田 一元 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 平井 宏樹 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G502 AA01 BA04 CC14 FF01 FF10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング手段により開閉される主回
    路に一対の電極を直列に設け、その電極対に短絡プラグ
    を抜き差しすることにより前記スイッチング手段の開閉
    作動とは独立して前記電極間の通電を許容又は阻止でき
    るようにしたものであって、 前記短絡プラグにレバーを通電許容姿勢と通電阻止姿勢
    との間で回動可能に設けると共に、前記電極対を収容す
    るケースに前記レバーの回動姿勢を検知する検知手段を
    設け、その検知手段により前記レバーが前記通電許容姿
    勢にあることを検知して前記主回路の前記スイッチング
    手段を閉作動させ、前記レバーが通電許容姿勢から通電
    阻止姿勢側へ回動したことを検知して前記短絡プラグが
    前記電極対間から抜かれるのに先立ち前記スイッチング
    手段を開作動させるようにしたものにおいて、 前記ケースには、前記電極対に対する前記短絡プラグの
    着脱方向と平行な直線状ガイド部と、この直線状ガイド
    部から略直交する方向へ延出する弧状ガイド部と、前記
    直線状ガイド部における前記弧状ガイド部との連通部か
    ら前記弧状ガイド部とは反対側へ延出するオーバースト
    ローク部とが形成され、 前記レバーには、 前記レバーの回動中心と同心に設けられ、前記電極対に
    対する前記短絡プラグの着脱に伴って前記直線状ガイド
    部に沿って移動する回動支点部と、 この回動支点部から離間した位置に設けられ、前記短絡
    プラグが前記電極対に嵌合した状態では、前記直線状ガ
    イド部に嵌合されている前記回動支点部を中心として前
    記レバーが通電許容姿勢と通電阻止姿勢との間で回動す
    るのに伴って前記弧状ガイド部に沿って移動するととも
    に、前記レバーが通電阻止姿勢から通電許容姿勢とは反
    対側へ回動するのに伴って前記オーバーストローク部に
    沿って移動する被ガイド部とが設けられており、 前記回動支点部と被ガイド部の双方が前記直線状ガイド
    部に嵌合されている状態では、前記短絡プラグの前記電
    極対からの離脱が許容されるが、前記被ガイド部が前記
    弧状ガイド部又はオーバーストローク部に嵌合されてい
    る状態では、その嵌合作用によって前記短絡プラグの前
    記電極対からの離脱が規制される構成としたことを特徴
    とするブレーカ装置。
  2. 【請求項2】 前記レバーに設けられ、そのレバーを通
    電許容姿勢から通電阻止姿勢へ変位させるための第1指
    掛け部と、 前記レバーにおける前記第1指掛け部とは異なる位置に
    設けられ、前記短絡プラグを前記電極対から離脱させる
    ための第2指掛け部と、 前記レバーが通電許容姿勢にある状態では前記第1指掛
    け部に対する指の引っ掛け動作を許容するが前記第2指
    掛け部への指の引っ掛け動作を規制し、且つ前記レバー
    が通電阻止姿勢にあって前記短絡プラグの前記電極対か
    らの離脱が許容されている状態では前記第2指掛け部へ
    の指の引っ掛け動作を許容する指掛け規制手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のブレーカ装置。
  3. 【請求項3】 前記直線状ガイド部における前記弧状ガ
    イド部との連通部分には、その弧状ガイド部から前記直
    線状ガイド部側へ突出した形態とされることで、前記被
    ガイド部を前記オーバーストローク部側へ誘い込み可能
    な誘導部が形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のブレーカ装置。
  4. 【請求項4】 前記弧状ガイド部における前記直線状ガ
    イド部の近傍位置には、前記被ガイド部に係止すること
    でこの被ガイド部の前記直線状ガイド部側への移動を阻
    害し、且つその係止力を超える操作力を前記レバーに付
    与することで前記被ガイド部を通過させる突起が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載のブレーカ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112067928A (zh) * 2020-09-09 2020-12-11 江苏普瑞德智能科技有限公司 一种供电系统监察装置
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