JP2002343155A - 配索時間の予測方法 - Google Patents

配索時間の予測方法

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JP2002343155A JP2001148960A JP2001148960A JP2002343155A JP 2002343155 A JP2002343155 A JP 2002343155A JP 2001148960 A JP2001148960 A JP 2001148960A JP 2001148960 A JP2001148960 A JP 2001148960A JP 2002343155 A JP2002343155 A JP 2002343155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスを布線ボードに配索する際に
かかる所要時間を確実に予測できる配索時間の予測方法
を提供する。 【解決手段】 配索時間の予測方法はワイヤハーネス1
を布線ボード3に配索する際にかかる所要時間(配索時
間)を予測する方法である。ワイヤハーネス1は複数の
サブハーネス2を備えている。サブハーネス2は電線7
とコネクタ6とを備えている。布線ボード3は電線7を
結くことのできる結き具10を備えている。配索時間の
予測方法はワイヤハーネス1のサブハーネス2の総数を
Xとしワイヤハーネス1のコネクタ6の総数をMとした
場合にワイヤハーネス1の配索時間YをY=2.52X
+6.18M+0.2M2-1と予測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス
を、該ワイヤハーネスを組み立てる際に用いられる布線
ボードに配索する際にかかる所要時間を予測するワイヤ
ハーネスの配索時間の予測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、各種のモー
タや各種のランプなどの種々の電子機器が搭載される。
前記自動車は、前記モータやランプなどに電力などを供
給するために、ワイヤハーネスを配索している。
【0003】ワイヤハーネスは、幹線部と複数の枝線部
とからなり、各枝線部の端末にはコネクタが設けられて
いる。このワイヤハーネスは一般に次の工程で製造され
る。 〔前工程〕⇒〔サブアッセンブリ〕⇒〔配索〕⇒〔外装
品、仕上げ〕⇒〔導通検査〕⇒〔外観検査〕
【0004】まず、〔前工程〕では、被覆電線を所定の
長さに切断し、その両端の被覆部を除去(皮剥き)し
て、両端または片端に端子金具を圧着して端子付電線を
製作する。端子付電線には電線の長さ、外被の色、端子
金具の大小、雌端子,雄端子の別といった多くの種類が
あり、数十ないし数百本単位でロット生産する。製作し
た端子付電線はロット毎に後述する電線供給棚に収納し
て、区分しておく。
【0005】この〔前工程〕では、さらに端子付電線の
中間部を皮剥きして、そこに他の端子付電線をジョイン
ト端子により分岐接続を行って、ジョイント電線を製作
する場合もある。
【0006】〔サブアッセンブリ〕では、種々の端子付
電線またはジョイント電線を前記電線供給棚から1本ず
つ取り出して、例えばコネクタ単位で組み合わせ、電線
の端末の端子金具をコネクタハウジングの端子収容室に
挿入する。こうして、上記枝線部に対応するサブハーネ
スを製作する。
【0007】〔配索〕では、布線ボードの複数のフォー
ク状の結き具に上記コネクタ単位で組み合わせて製作し
た複数のサブハーネスを結く。これらのサブハーネスを
布線ボードに自動車における配線形態にほぼ沿うように
二次元的に配設する。
【0008】〔外装品、仕上げ〕では、必要に応じてワ
イヤハーネスを保護するプロテクタや防音防水用のグロ
メットといった外装部品を取付ける。配索したサブハー
ネスの適宜箇所をテープで結んで仮止めする。これらの
上から全体にわたってテープを巻き付け、前記サブハー
ネスを集束する。
【0009】〔導通検査〕では、上記コネクタを導通チ
ェッカー(図示せず)に接続して、断線や端子金具の圧
着不良等を点検し、不良品を選別する。〔外観検査〕で
は完成したワイヤハーネスの全体観察を行って、前記コ
ネクタ群やグロメットなどに外部的欠陥がないかどうか
を点検する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述したワイヤハーネ
スの製造方法では、前記布線ボードに前述したサブハー
ネスを配索する際にかかる所要時間が長くなる傾向であ
った。このため、前記ワイヤハーネスの設計段階などに
おいて、布線ボードに配索する際にかかる所要時間をよ
り短くできるように、該ワイヤハーネスを各サブハーネ
スに分けることが望まれている。
【0011】しかしながら、すべてのサブハーネスを布
線ボードに配索する際にかかる所要時間は、実際にサブ
ハーネスなどを試作するなどして、確認しなければなら
なかった。このため、従来、サブハーネスの試作を十分
に繰り返して、配索時間の短いサブハーネスの構成を導
くためには、前述したワイヤハーネスの試作コストが高
騰するとともに、試作にかかる所要期間が長くなること
が考えられる。このように、試作コストが高騰し試作期
間が長期間化するのは、望ましくない。
【0012】一方、前述したサブハーネスの試作を十分
に繰り返さないと、配索時間の短いサブハーネスの構成
を導くことは困難となる。このため、前述したワイヤハ
ーネスの量産段階において、該ワイヤハーネスの生産に
かかる所要時間が長くなることが考えられる。このよう
に、生産にかかる所要時間が長くなるのは、望ましくな
い。
【0013】したがって、本発明の目的は、ワイヤハー
ネスを布線ボードに配索する際にかかる所要時間を確実
に予測できる配索時間の予測方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の配索時間の予測方法
は、ワイヤハーネスを該ワイヤハーネスを組み立てる際
に用いられる布線ボードに配索する際にかかる配索時間
の予測方法であって、前記ワイヤハーネスはサブハーネ
スを一つ又は複数備えかつ前記サブハーネスは電線と該
電線に取り付けられるコネクタとを備えているととも
に、前記ワイヤハーネスのすべてのサブハーネスを前記
布線ボードに配索する際にかかる配索時間Yを、前記ワ
イヤハーネスのサブハーネスの総数Xと、前記ワイヤハ
ーネスのコネクタの総数Mとで示された関係で予測する
ことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の配索時間の予測方法は、
請求項1に記載の配索時間の予測方法において、前記サ
ブハーネスを前記布線ボードに配索する際にかかる配索
時間yと該サブハーネスのコネクタの数xとの第1の関
係を求め、前記サブハーネス一つあたりのコネクタの数
xとワイヤハーネスのサブハーネスの総数Xとワイヤハ
ーネスのコネクタの総数Mとの第2の関係を求め、前記
第1の関係と前記第2の関係とから一つのサブハーネス
を前記布線ボードに配索する際にかかる配索時間yとワ
イヤハーネスのサブハーネスの総数Xとワイヤハーネス
のコネクタの総数Mとの第3の関係を求め、前記ワイヤ
ハーネスのすべてのサブハーネスを前記布線ボードに配
索する際にかかる配索時間Yは、前記第3の関係から求
められたことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の配索時間の予測方法は、
ワイヤハーネスを、該ワイヤハーネスを組み立てる際に
用いられる布線ボードに配索する際にかかる配索時間の
予測方法であって、前記ワイヤハーネスはサブハーネス
を一つ又は複数備えかつ前記サブハーネスは電線と該電
線に取り付けられるコネクタとを備えているとともに、
前記ワイヤハーネスのサブハーネスの総数をX、前記ワ
イヤハーネスのコネクタの総数をMとした場合に、前記
ワイヤハーネスのすべてのサブハーネスを前記布線ボー
ドに配索する際にかかる配索時間Yを、Y=2.52X
+6.18M+0.2M2/Xと予測することを特徴と
している。
【0017】すなわち、本発明の配索時間の予測方法
は、サブハーネスの数及びコネクタの数が変化しても、
ワイヤハーネスの配索時間を予測できる。
【0018】ワイヤハーネスは、図1に示されたサブハ
ーネス2が一つまたは複数束ねられて得られる。前記サ
ブハーネス2は、図1に示すように、複数の電線7と、
複数のコネクタ6と、を備えている。電線7は、導電性
の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えたいわゆる被覆電線
である。電線7の端部には、端子金具8が取り付けられ
る。コネクタ6は、前述した端子金具8を収容可能な端
子収容室を備えている。
【0019】図1中に実線で示すコネクタ6(以下符号
6aで示す)は、布線ボードに配索される前に、前記端
子金具8を収容して、前記電線7の端部に取り付けられ
る。該コネクタ6aを、以下先はめコネクタと呼ぶ。
【0020】図1中に点線で示すコネクタ6(以下符号
6bで示す)は、布線ボードに配索された後で、かつ前
記ワイヤハーネスを組み立てる際または自動車に配索さ
れる際に、前記端子金具8を収容して、前記電線7の端
部に取り付けられる。該コネクタ6bを、以下後はめコ
ネクタと呼ぶ。
【0021】このため、後はめコネクタ6bは、サブハ
ーネス2が布線ボードに配索される際には取り付けられ
ていない。したがって、後はめコネクタ6bは、別のサ
ブハーネスの先はめコネクタであることが多い。本明細
書では、前記サブハーネス2は、前記電線7と、該電線
7の端部に取り付けられた前記先はめコネクタ6aと、
前記電線7の端部に将来的に取り付けられる前記後はめ
コネクタ6bと、から構成されているものと、定義す
る。
【0022】次に、本発明の発明者らは、前述した先は
めコネクタ6aと後はめコネクタ6bとの和(以下コネ
クタの数と呼ぶ)が互いに異なる種々のサブハーネスを
布線ボードに配索する際にかかった所要時間を、実際に
測定した。測定結果を図4に示す。図4に示す測定結果
から、最小二乗法などを用いて、一つのサブハーネスの
前記コネクタの数xと、一つのサブハーネスの配索する
際にかかる所要時間(以下配索時間と呼ぶ)yと、の関
係を、以下の式1に示すことができる。 y=2.52+6.18x+0.2x2……………式1
【0023】なお、前記式1は、本明細書に記した第1
の関係をなしている。式1は、一つのサブハーネスを布
線ボードに配索する際にかかる配索時間yと、一つのサ
ブハーネスのコネクタの数xと、の関係を示している。
【0024】また、前記ワイヤハーネスのコネクタの総
数が一定である場合には、サブハーネス一つあたりのコ
ネクタの数xと、ワイヤハーネスのサブハーネスの総数
Xと、は以下の式2で求めることができる。ただし、前
記ワイヤハーネスのコネクタの総数を符号Mで示す。な
お、この式2に示すサブハーネス一つあたりのコネクタ
の数xと、ワイヤハーネスのサブハーネスの総数Xと、
の関係を図5に示す。また、図5には、コネクタの総数
Mが互いに異なる車両A用ワイヤハーネスの場合と、車
両B用ワイヤハーネスの場合と、を示している。 x=MX-1……………式2
【0025】なお、前記式2は、本明細書に記した第2
の関係を示している。式2は、サブハーネス一つあたり
のコネクタの数xと、ワイヤハーネスのサブハーネスの
総数Xと、ワイヤハーネスのコネクタの総数Mと、の関
係を示している。
【0026】式1と式2とから一つのサブハーネスの配
索にかかる所要時間(配索時間)yを、以下の式3のよ
うに求めることができる。 y=2.52+6.18MX-1+0.2(MX-12……………式3
【0027】なお、式3は、本明細書に記した第3の関
係を示している。式3は、一つのサブハーネスを布線ボ
ードに配索する際にかかる配索時間yと、ワイヤハーネ
スのサブハーネスの総数Xと、ワイヤハーネスのコネク
タの総数Mと、の関係を示している。
【0028】一方、ワイヤハーネスの配索時間Y(秒)
は、以下の式4で示すことができる。 Y=yX……………式4
【0029】そこで、ワイヤハーネスの配索時間Y
(秒)を、前記式3と式4とから、以下の式5のように
求めることができる。なお、この式5に示す前記ワイヤ
ハーネスの配索時間Yと、ワイヤハーネスのサブハーネ
スの総数Xと、の関係を図6に示す。 Y={2.52+6.18MX-1+0.2(MX-12}X Y=2.52X+6.18M+0.2M2-1……………式5 こうして、前記式5即ちワイヤハーネスの配索時間Y
は、前記式3からワイヤハーネスのすべてのサブハーネ
スを布線ボードに配索する際にかかる配索時間として求
められる。
【0030】このように、式5は、コネクタ6の数が互
いに異なるサブハーネス2を、布線ボード3に配索した
際にかかった所要時間に基づいて得られている。図6に
よれば、ワイヤハーネスのサブハーネスの総数が多くな
ればなるほど、配索時間が短くなることがわかった。ま
た、ワイヤハーネスのコネクタの総数Mの多少によって
変化すると思われるが、サブハーネスの数が30を越え
るあたりから、配索時間Yは少しずつしか短くならない
ことがわかった。このため、ワイヤハーネスの配索時間
を、効率的に短縮できるサブハーネスの数が存在するこ
とが明らかとなった。なお、図6にも、コネクタの総数
Mが互いに異なる車両A用ワイヤハーネスの場合と、車
両B用ワイヤハーネスの場合と、を示している。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
る配索時間の予測方法を図1ないし図3を参照して説明
する。本発明の一実施形態にかかる配索時間の予測方法
は、図2に示すワイヤハーネス1を構成するすべてのサ
ブハーネス2(図1に示す)を、図3に示す布線ボード
3に配索する際にかかる所要時間を予測する方法であ
る。
【0032】ワイヤハーネス1は、図2に示すように、
幹線部4と複数の枝線部5とからなり、各枝線部5の端
末にはコネクタ6が設けられている。この種のワイヤハ
ーネス1は、図1に示すサブハーネス2を一つまたは複
数束ねるなどして形成される。このため、ワイヤハーネ
ス1は、図1に示すサブハーネス2を一つまたは複数備
えている。
【0033】サブハーネス2は、図1に示すように、複
数の電線7と、複数のコネクタ6と、を備えている。電
線7は、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えたい
わゆる被覆電線である。電線7の端部には、端子金具8
が取り付けられる。コネクタ6は、前述した端子金具8
を収容可能な端子収容室を備えている。図1中に実線で
示すコネクタ6(以下符号6aで示す)は、前記布線ボ
ード3に配索される前に、前記端子金具8を収容して、
前記電線7の端部に取り付けられる。該コネクタ6a
を、先はめコネクタと呼ぶ。
【0034】図1中に点線で示すコネクタ6(以下符号
6bで示す)は、前記布線ボード3に配索された後で、
かつ前記ワイヤハーネス1を組み立てる際または自動車
に配索される際に、前記端子金具8を収容して、前記電
線7の端部に取り付けられる。該コネクタ6bを、後は
めコネクタと呼ぶ。
【0035】このため、後はめコネクタ6bは、サブハ
ーネス2が布線ボード3に配索される際には取り付けら
れていない。したがって、後はめコネクタ6bは、別の
サブハーネス2の先はめコネクタ6aであることが多
い。本明細書では、前記サブハーネス2は、前記電線7
と、該電線7の端部に取り付けられた先はめコネクタ6
aと、前記電線7の端部に将来的に取り付けられる後は
めコネクタ6bと、から構成されているものと、定義す
る。
【0036】布線ボード3は、ワイヤハーネス1を組み
立てる際に用いられる。布線ボード3は、図3に示すよ
うに、板状のボード本体9と、該ボード本体9に設置さ
れた結き具10と、コネクタ装着治具11と、を備えて
いる。ボード本体9の表面には、コネクタ6や図示しな
いプロテクタなどの部品や、ワイヤハーネス1の図示し
ない配索パターンなどが描かれている。
【0037】結き具10は、前記ボード本体9の表面に
取り付けられている。結き具10は、それぞれ電線7を
結くことができる。結き具10は、前記ワイヤハーネス
1の配索パターンにしたがって配されている。コネクタ
装着治具11には、前記コネクタ6が着脱自在である。
【0038】コネクタ装着治具11は、コネクタ6を装
着して該コネクタ6を保持する。コネクタ装着治具11
は、前記ワイヤハーネス1のコネクタ6を保持すること
のできる位置に、前記ワイヤハーネス1の配索パターン
にしたがって前記ボード本体9に設置されている。布線
ボード3は、結き具10にサブハーネス2を結くなどし
て、ワイヤハーネス1を配索する。
【0039】本発明の配索時間の予測方法では、前記ワ
イヤハーネス1のコネクタ6の総数がMであり、前記ワ
イヤハーネス1のサブハーネス2の総数がXである場合
に、すべてのサブハーネス2を布線ボード3に結く(配
索する)際にかかる所要時間(配索時間)Yを、前記式
5に基づいて予測する。なお、本明細書では、サブハー
ネス2を結き具10に結くことを、布線ボード3にサブ
ハーネス2及びワイヤハーネス1を配索するという。
【0040】本実施形態によれば、コネクタ6の数が互
いに異なるサブハーネス2を、布線ボード3に配索した
際にかかった種々の所要時間に基づいて、前記式5を得
ている。そして、前記式5に基づいて、ワイヤハーネス
1の配索時間を予測する。このため、ワイヤハーネス1
の配索時間を確実に予測できる。
【0041】したがって、ワイヤハーネス1の設計段階
などにおいて、布線ボード3に配索する際にかかる所要
時間が短くなるように、前記ワイヤハーネス1を複数の
サブハーネス2に分割できる。また、ワイヤハーネス1
の配索時間を予測できるので、該ワイヤハーネス1の試
作段階でのコストの高騰と、試作期間を抑制できる。さ
らに、量産段階においても、ワイヤハーネス1の生産に
かかる所要時間を抑制できる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタの数が互いに異なるサブハーネスを、布線ボー
ドに配索した際にかかった所要時間に基づいて、ワイヤ
ハーネスの配索時間を予測する。このため、ワイヤハー
ネスの配索時間を確実に予測できる。
【0043】したがって、ワイヤハーネスの設計段階な
どにおいて、布線ボードに配索する際にかかる所要時間
が短くなるように、前記ワイヤハーネスをサブハーネス
に分割できる。また、ワイヤハーネスの配索時間を予測
できるので、該ワイヤハーネスの試作段階でのコストの
高騰と、試作期間を抑制できる。さらに、量産段階にお
いても、ワイヤハーネスの生産にかかる所要時間を抑制
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる配索時間の予測方
法で、配索時間が予測されるワイヤハーネスのサブハー
ネスの概要を示す平面図である。
【図2】図1に示されたサブハーネスで構成されるワイ
ヤハーネスの完成した状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示されたサブハーネスで構成されるワイ
ヤハーネスを配索した状態の布線ボードを示す斜視図で
ある。
【図4】種々のサブハーネスを布線ボードに配索した際
にかかった所要時間とサブハーネスのコネクタの数との
関係を示す図である。
【図5】ワイヤハーネスのサブハーネスの総数と一つの
サブハーネスのコネクタの数との関係を示す図である。
【図6】ワイヤハーネスの配索時間とワイヤハーネスの
サブハーネスの総数との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ワイヤハーネス 2 サブハーネス 3 布線ボード 6 コネクタ 7 電線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを、該ワイヤハーネスを
    組み立てる際に用いられる布線ボードに配索する際にか
    かる配索時間の予測方法であって、 前記ワイヤハーネスはサブハーネスを一つ又は複数備
    え、かつ前記サブハーネスは電線と該電線に取り付けら
    れるコネクタとを備えているとともに、 前記ワイヤハーネスのすべてのサブハーネスを前記布線
    ボードに配索する際にかかる配索時間を、前記ワイヤハ
    ーネスのサブハーネスの総数と、前記ワイヤハーネスの
    コネクタの総数とで示された関係で予測することを特徴
    とする配索時間の予測方法。
  2. 【請求項2】 前記サブハーネスを前記布線ボードに配
    索する際にかかる配索時間と該サブハーネスのコネクタ
    の数との第1の関係を求め、 前記サブハーネス一つあたりのコネクタの数とワイヤハ
    ーネスのサブハーネスの総数とワイヤハーネスのコネク
    タの総数との第2の関係を求め、 前記第1の関係と前記第2の関係とから一つのサブハー
    ネスを前記布線ボードに配索する際にかかる配索時間と
    ワイヤハーネスのサブハーネスの総数とワイヤハーネス
    のコネクタの総数との第3の関係を求め、 前記ワイヤハーネスのすべてのサブハーネスを前記布線
    ボードに配索する際にかかる配索時間は、前記第3の関
    係から求められたことを特徴とする請求項1に記載の配
    索時間の予測方法。
  3. 【請求項3】 ワイヤハーネスを、該ワイヤハーネスを
    組み立てる際に用いられる布線ボードに配索する際にか
    かる配索時間の予測方法であって、 前記ワイヤハーネスはサブハーネスを一つ又は複数備
    え、かつ前記サブハーネスは電線と該電線に取り付けら
    れるコネクタとを備えているとともに、 前記ワイヤハーネスのサブハーネスの総数をX、前記ワ
    イヤハーネスのコネクタの総数をMとした場合に、 前記ワイヤハーネスのすべてのサブハーネスを前記布線
    ボードに配索する際にかかる配索時間Yを、 Y=2.52X+6.18M+0.2M2/Xと予測す
    ることを特徴とする配索時間の予測方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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